説明

課金システム

【課題】網ユーザがプロファイルを入力することなくコンテンツを利用でき、しかも、課金元を集約できる課金システムを提供する。
【解決手段】課金サーバ4は、ユーザ端末1からコンテンツIDが送信された場合(S4)に、ユーザ端末1に網ユーザIDとパスワードを要求し(S5)、網ユーザIDとパスワードが送信された場合(S7)に、網ユーザIDを含むレコードに含まれた利用料金に、コンテンツIDのコンテンツの利用料金を加算し(S15)、網ユーザIDとコンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し、課金支援サーバ3に送信し(S17)、課金支援サーバ3は、暗号化コードならびにコンテンツIDをコンテンツサーバ2に送信し(S19)、ユーザ端末1にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDをコンテンツサーバに送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、網ユーザがプロファイルを入力することなくコンテンツを利用でき、しかも、課金元を集約できる課金システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年においては、インターネット内のコンテンツサーバがコンテンツをユーザ端末に送信し利用させることが頻繁に行われている。その一方で、インターネットではない網内のコンテンツ(網コンテンツ)についても同様な利用形態が採用されている。
【特許文献1】特許第3598436号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
網コンテンツのユーザ(網ユーザ)がコンテンツサーバ内のコンテンツを利用する場合には、コンテンツのユーザ(コンテンツユーザ)としての利用契約がなされる。その際には、ユーザは、自身のプロファイル(住所氏名、生年月日、金融機関口座の口座番号等)をコンテンツサーバなどに入力しなければならない。また、利用料金の引き落としが、網コンテンツの提供者ならびにコンテンツサーバ内のコンテンツの提供者の両方から行われる。そのため、網ユーザが、コンテンツサーバ内のコンテンツ利用を躊躇する可能性がある。逆に、プロファイル入力しなくてもコンテンツサーバ内のコンテンツを利用でき、しかも、課金元が集約されれば、網ユーザとなるメリットが増え、これにより、コンテンツの提供者は、網ユーザの多数獲得を期待できる。
【0004】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、網ユーザがプロファイルを入力することなくコンテンツを利用でき、しかも、課金元を網コンテンツの提供者に一元化できる課金システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、コンテンツを備えかつ、該コンテンツの利用に際し生成される暗号化コードならびに有効値または無効値となる有効無効フラグとを含むレコードが生成される利用可否データベースを備えかつ、当該コンテンツのユーザであるコンテンツユーザのデータベースであるコンテンツユーザデータベースを備えるコンテンツサーバであって、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードならびに有効値である有効無効フラグとを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースに生成し、当該暗号化コードならびに当該コンテンツサーバに送信される当該コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツユーザIDを含むレコードを前記コンテンツユーザデータベースに生成し、当該コンテンツの利用に際して送信されるコンテンツユーザIDを含むレコードを当該コンテンツユーザデータベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードから暗号化コードを読み出し当該暗号化コードを含むレコードを当該コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードの有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し有効値である場合に当該コンテンツユーザIDの送信元に当該コンテンツを送信するコンテンツサーバ、並びに当該コンテンツサーバが設けられた網とは異なる網のユーザである網ユーザに利用されるユーザ端末、とともに用いられる課金サーバおよび課金支援サーバからなる課金システムであって、前記課金サーバは、前記網ユーザの網ユーザIDと当該網の利用料金とを含むレコードを有する網料金データベースと、前記コンテンツのコンテンツIDならびに当該コンテンツの利用料金を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースとを備え、前記課金支援サーバは、前記コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツ名を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースを備え、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させるとともに当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードならびに前記読み出したコンテンツIDを前記コンテンツサーバに送信し、前記ユーザ端末にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDを前記コンテンツサーバに送信することを特徴とする課金システムをもって解決手段とする。
【0006】
請求項2の本発明は、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、有効値である場合は無効値に変更するものであり、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金から当該読み出した利用料金を減算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信することを特徴とする請求項1記載の課金システムをもって解決手段とする。
【0007】
請求項3の本発明は、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、無効値である場合は有効値に変更し、前記コンテンツユーザデータベースから当該暗号化コードを含むレコードを検索し、当該レコードからコンテンツユーザIDを読み出し課金支援サーバに送信するするものであり、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信し、当該コンテンツサーバからのコンテンツユーザIDの送信により、前記ユーザ端末へのコンテンツユーザIDの要求を取りやめることを特徴とする請求項1または2記載の課金システムをもって解決手段とする。
【0008】
請求項4の本発明は、前記網料金データベースは前記網ユーザIDを含むレコードを月別に有し、前記課金サーバは、前記利用料金加算を当月以降の各月のレコードに対して行い、前記利用料金減算を翌月以降の各月のレコードに対して行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の課金システムをもって解決手段とする。
【0009】
請求項5の本発明は、コンテンツを備えかつ、該コンテンツの利用に際し生成される暗号化コードならびに有効値または無効値となる有効無効フラグとを含むレコードが生成される利用可否データベースを備えかつ、当該コンテンツのユーザであるコンテンツユーザのデータベースであるコンテンツユーザデータベースを備えるコンテンツサーバであって、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードならびに有効値である有効無効フラグとを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースに生成し、当該暗号化コードならびに当該コンテンツサーバに送信される当該コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツユーザIDを含むレコードを前記コンテンツユーザデータベースに生成し、当該コンテンツの利用に際して送信されるコンテンツユーザIDを含むレコードを当該コンテンツユーザデータベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードから暗号化コードを読み出し当該暗号化コードを含むレコードを当該コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードの有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し有効値である場合に当該コンテンツユーザIDの送信元に当該コンテンツを送信するコンテンツサーバ、並びに当該コンテンツサーバが設けられた網とは異なる網のユーザである網ユーザに利用されるユーザ端末、とともに用いられる課金サーバが、前記網ユーザの網ユーザIDと当該網の利用料金とを含むレコードを有する網料金データベースと、前記コンテンツのコンテンツIDならびに当該コンテンツの利用料金を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースとを備え、前記コンテンツサーバおよびユーザ端末とともに用いられる課金支援サーバが、前記コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツ名を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースを備えるときの課金方法であって、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させるとともに当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードならびに前記読み出したコンテンツIDを前記コンテンツサーバに送信し、前記ユーザ端末にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDを前記コンテンツサーバに送信することを特徴とする課金方法をもって解決手段とする。
【0010】
請求項6の本発明は、請求項5記載の課金方法が行われ、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、有効値である場合は無効値に変更するものであるとき課金取り消し方法であって、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金から当該読み出した利用料金を減算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信することを特徴とする課金取り消し方法をもって解決手段とする。
【0011】
請求項7の本発明は、請求項6記載の課金取り消し方法が行われ、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、無効値である場合は有効値に変更し、前記コンテンツユーザデータベースから当該暗号化コードを含むレコードを検索し、当該レコードからコンテンツユーザIDを読み出し課金支援サーバに送信するするものであるときの課金方法であって、前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信し、当該コンテンツサーバからのコンテンツユーザIDの送信により、前記ユーザ端末へのコンテンツユーザIDの要求を取りやめることを特徴とする課金方法をもって解決手段とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられたコンテンツ情報データベースのレコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名をユーザ端末に表示させるとともに当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、課金サーバは、ユーザ端末に課金支援サーバから送信されたコンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードをコンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し課金支援サーバに送信し、課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードならびに読み出したコンテンツIDをコンテンツサーバに送信し、ユーザ端末にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDをコンテンツサーバに送信することで、コンテンツサーバが暗号化コードならびに有効値である有効無効フラグとを含むレコードをコンテンツ利用可否データベースに生成し、当該暗号化コードならびに当該コンテンツサーバに送信される当該コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツユーザIDを含むレコードをコンテンツユーザデータベースに生成し、当該コンテンツの利用に際して送信されるコンテンツユーザIDを含むレコードを当該コンテンツユーザデータベースから検索し、ここでは、該当のレコードがあるので、当該レコードから暗号化コードを読み出し当該暗号化コードを含むレコードを当該コンテンツ利用可否データベースから検索し、ここでは、該当のレコードがあるので、当該レコードの有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し、ここでは有効値であるので、当該コンテンツユーザIDの送信元に当該コンテンツを送信することとなり、よって、網ユーザがユーザ端末にプロファイルを入力しなくても、ユーザ端末がコンテンツユーザIDをコンテンツサーバに送信しさえすれば、コンテンツサーバからコンテンツが送信され、網ユーザによるユーザ端末での利用が可能となり、しかも、コンテンツの利用料金を含めた網の利用料金が課金されるので、課金元を網コンテンツの提供者に一元化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明に係る課金システム、課金方法および課金取り消し方法の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本実施の形態に係る課金システムを含んだシステム構成を示す図である。
【0015】
ユーザ端末1は、網N1内にあるコンテンツ(網コンテンツという)を利用可能な網ユーザの一人であるユーザUに利用される端末であり、接続された図示しない表示装置に対し、送信されてくるファイルによりページを表示させるブラウザ11を備え、また、網コンテンツならびにインターネットN2内のコンテンツサーバ内のコンテンツ(単にコンテンツという)が送信されたときにはそれを利用できるようになっている。また、ユーザ端末1には、図示しないマウス、キーボードが接続されている。
【0016】
インターネットN2内にはコンテンツサーバ2や他の図示しないコンテンツサーバが設けられている。また、インターネットN2に接続された網N1内には、網ユーザに対するコンテンツについての課金を支援する課金支援サーバ3と、実際に課金を行う課金サーバ4とが設けられ、これら2つのサーバで課金システムが構成されている。
【0017】
コンテンツサーバ2は、図示しないコンテンツ提供者(コンテンツ提供者CCという)により管理されるコンテンツ(単にコンテンツという)を記憶し、その1つであるコンテンツCや他のコンテンツをユーザ端末1などに送信するサーバである。コンテンツCは、月ごとの利用契約が自動更新され、解約した日を含む月(解約月)は課金がされ、翌月から課金が中止されるものである。
【0018】
コンテンツサーバ2は、1つのコンテンツの利用契約を1回以上を行ったユーザ(コンテンツユーザ)による当該コンテンツの利用が現在可能か否か示すデータベース(以下データベースをDBという)であるコンテンツ利用可否DB21と、コンテンツユーザのDBであるコンテンツユーザDB22と、これらデータベース内の情報を用いた判定などを行う制御部23を備える。
【0019】
図2は、コンテンツ利用可否DB21とコンテンツユーザDB22に記憶された内容を示す図である。
【0020】
図2(a)のように、コンテンツ利用可否DB21内には、網ユーザとしてのユーザUの識別情報(ID)である網ユーザIDおよびパスワードならびにコンテンツIDを1つに暗号化して生成される暗号化コード、コンテンツCが利用可能なときに有効値となる一方、コンテンツCが利用不可能なときに無効値となる有効無効フラグ(以下単に有効無効フラグ)を含むレコード211が生成され、有効無効フラグが適宜更新されることとなるが、ここでは、レコード211が生成されていないこととする。
【0021】
図2(b)のように、コンテンツユーザDB22内には、コンテンツCのIDであるコンテンツID、ユーザUのコンテンツユーザとしてのIDであるコンテンツユーザIDおよびパスワードならびにレコード211に含まれた暗号化コードを含むレコード221が生成されることとなるが、ここでは、レコード221が生成されていないこととする。
【0022】
図1に戻り、課金支援サーバ3は、コンテンツ関連の情報のDBであるコンテンツ情報DB31と、ユーザ端末1などに表示されることとなるページを構成するテンプレートファイルが記憶されたファイルDB32と、そのページのファイルをユーザ端末1などに送信してページを表示させることや種々の判定や情報の送受信を行う制御部33とを備える。
【0023】
図3は、コンテンツ情報DB31に記憶された内容を示す図である。
【0024】
図3のように、コンテンツ情報DB31は、コンテンツCのコンテンツIDおよびコンテンツ名(ここでは「対戦ゲーム」とする)とを含むレコード311と同様な他のコンテンツについてのレコードを有する。
【0025】
課金サーバ4は、網ユーザへの課金を行う課金部41と、網ユーザのDBである網ユーザDB42と、網ユーザ別および月別の網コンテンツおよびコンテンツの利用契約料金が記録される網ユーザ別月別利用契約料金DB43(網料金データベース)と、コンテンツ関連の情報のDBであるコンテンツ情報DB44と、コンテンツ提供者のDBであるコンテンツ提供者DB45、月別およびコンテンツ別の利用契約料金を示す月別コンテンツ別利用契約料金DB46と、ユーザ端末1などに表示されることとなるページを構成するテンプレートファイルが記憶されたファイルDB47と、そのページのファイルをユーザ端末1などに送信してページを表示させることや種々の判定や情報の送受信を行う制御部48とを備える。
【0026】
図4は、網ユーザDB42に記憶された内容を示す図である。
【0027】
図4のように、網ユーザDB42は、例えば、ユーザUの網ユーザIDおよびパスワード、1以上の網コンテンツをユーザUが同一月に利用できるように契約したときの合計の利用契約料金の上限を示す上限料金、ユーザUが現在契約している全てのコンテンツのコンテンツID、ユーザUがもっている金融機関口座の口座番号や請求書の送付先などを含むレコード421ならびに他のユーザについての同様のレコードを有する。レコード421には、コンテンツCのコンテンツIDが含まれていないこととする。
【0028】
図5は、網ユーザ別月別利用契約料金DB43に記憶された内容を示す図である。
【0029】
図5のように、網ユーザ別月別利用契約料金DB43は、当月のIDである月ID、ユーザUの網ユーザIDを含むレコード431、ならびに、当該網ユーザIDを含みかつ月IDを翌月以降のものとした各レコードを有し、ユーザUが、例えば、月ごとの利用契約が自動更新される網コンテンツの利用契約を当月以前におこなったことで、これらレコード431などには、その網コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金が記憶されている。また、ユーザUが、月ごとの利用契約が自動更新されるコンテンツの利用契約を当月以前におこなったことで、これらレコード431などは、そのコンテンツの1ヶ月分の利用契約料金が記憶されている。なお、網ユーザ別月別利用契約料金DB43は、他のユーザについての同様のレコードを有する。
【0030】
図6は、コンテンツ情報DB44に記憶された内容を示す図である。
【0031】
図6のように、コンテンツ情報DB44は、コンテンツCのコンテンツID、コンテンツCのコンテンツ名、コンテンツCの月額利用料金(ここでは「1000円」とする)を含むレコード441ならびに他のコンテンツについての同様なレコードを有している。
【0032】
図7は、コンテンツ提供者DB45に記憶された内容を示す図である。
【0033】
図7のように、コンテンツ提供者DB45は、コンテンツ提供者CCのIDであるコンテンツ提供者ID、コンテンツ提供者CCの金融機関口座の口座番号を含むレコード451ならびに他のコンテンツ提供者についての同様なレコードを有する。
【0034】
図8は、月別コンテンツ別利用契約料金DB46に記憶された内容を示す図である。
【0035】
図8のように、月別コンテンツ別利用契約料金DB46は、当月のIDである月ID、コンテンツ提供者CCのコンテンツ提供者ID、コンテンツCのコンテンツID、当月のコンテンツCの合計の利用契約料金である合計利用契約料金を含むレコード461ならびに他の月および他のコンテンツについての同様のレコードを有する。レコード461の合計利用契約料金には、ユーザUについての利用契約料金は加算されていないこととする。(本実施の形態の動作)
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0036】
(初回の利用契約)
まず、初回の利用契約の動作を説明する。
【0037】
図9、10、11は、利用契約の動作のシーケンス図である。
【0038】
図9において、ユーザ端末1がユーザUに操作されて、課金支援サーバ3のトップページ等のURLを与えられるとブラウザ11は、そのURLを元に課金支援サーバ3にアクセスする(S1)。課金支援サーバ3の制御部33は、ユーザUの操作に応じて動作するブラウザ11とのやりとりを通じて、コンテンツ名などをキーにして、コンテンツ情報DB31からレコード311を検索し、レコード311からコンテンツ名「対戦ゲーム」を読み出し、ファイルDB32から後述するページP31のテンプレートファイルを読み出し、これらを用いて、当該コンテンツ名と、このコンテンツ名のコンテンツが利用契約可能である旨の内容と、利用契約のためのボタンであって課金サーバ4のアドレスとコンテンツCのコンテンツIDとが埋め込まれたボタンB31を含むページP31のファイルを生成し、これをユーザ端末1のブラウザ11に送信して、ページP31を表示させる(S3)。
【0039】
ブラウザ11に最初に与えられたURLがページP31のURLでそれでアクセスされたときには、課金支援サーバ3はページP31を直接表示させる。
【0040】
このボタンB31上にマウスカーソルがあるときのマウスクリック(ボタン押下)をブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、当該ボタンに埋め込まれたアドレスにより、課金サーバ4にアクセスし、当該ボタンに埋め込まれたコンテンツIDを課金サーバ4に送信する(S4)。
【0041】
ブラウザ11にアクセスされた課金サーバ4の制御部48は、コンテンツCのコンテンツIDを送信されたので、コンテンツ情報DB44から、当該コンテンツIDを含むレコード441を検索し、そのレコード441からコンテンツ名「対戦ゲーム」および月額利用料金「1000円」を読み出し、ファイルDB47から後述するページP41のテンプレートファイルを読み出し、これらを用いて、コンテンツ名および月額利用料金と、網ユーザIDとパスワードの入力操作を促す内容と、その完了の際に押下されるボタンB41を含むページP41をユーザ端末1に表示させる(S5)。
【0042】
ページP41の表示後、ユーザUの操作によりユーザUの網ユーザIDおよびパスワードとがユーザ端末1に入力され、ボタンB41が押下されたことをブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、当該網ユーザIDおよびパスワードを課金サーバ4に送信する(S7)。
【0043】
網ユーザIDおよびパスワードを送信された課金サーバ4の制御部48は、網ユーザDB42から、送信された網ユーザIDおよびパスワードを含むレコードを検索する(S9)。
【0044】
ここでは、該当のレコード421があるので、その場合は、制御部48は、そのレコード421にコンテンツCのコンテンツIDが含まれているか否かを判定する(S11)。
【0045】
ここでは、含まれていないので、その場合は、制御部48は、先ず、レコード421にコンテンツCのコンテンツIDを記憶させる(S12)。そして、網ユーザ別月別利用契約料金DB43から、当月の月IDと当該網ユーザIDを含むレコードを検索する。ここでは、該当のレコード431があるので、この場合は、コンテンツ情報DB44内のコンテンツCのコンテンツIDを含むレコード441から月額利用料金「1000円」を読み出し、検索したレコード431内のコンテンツの1ヶ月分の利用契約料金を読み出す。そして、当該利用契約料金に当該月額利用料金を加算し、加算後の料金が、レコード421内の上限料金を超過しているか否かを判定する(S13)。
【0046】
ユーザUは、網N1のユーザであるので、レコードの検索(S9)では、該当のレコードがあるが、ここまでの処理が網N1のユーザではないユーザによりなされたとき、あるいは、網ユーザIDまたはパスワードが間違っていたときは、該当のレコードがないので、この場合は、制御部48は、ブラウザ11をして、入力された網ユーザIDまたはパスワードが間違っている旨をユーザ端末に表示させ、例えば、再びページP41を表示させる。
【0047】
続く判定(S11)でYES(コンテンツIDあり)と判定された場合、課金サーバ4は、ブラウザ11をして、既にコンテンツCが利用可能である旨をユーザ端末1に表示させ、処理を終える。
【0048】
続く判定で(S13)YES(上限料金を超過)と判定された場合は、課金サーバ4は、利用料金が上限料金を超過しているのでコンテンツCが利用出来ない旨をユーザ端末に表示させ、処理を終える。
【0049】
一方、この判定(S13)でNO(上限料金以下)と判定された場合は、課金サーバ4の課金部41は、課金のためのデータベース処理を行う(S15)。
【0050】
先ず、網ユーザ別月別利用契約料金DB43から、翌月以降の月の月IDと送信された網ユーザIDとを含むレコードを検索する。ここでは、該当の各レコードがあるので、レコード441から読み出した月額利用料金「1000円」を、前記検索した当月の月IDを含むレコード431および今回検索した翌月以降の月IDを含むレコードの、網コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金と、コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金とに加算する。そして、月別コンテンツ別利用契約料金DB46から、当月以降の各月の月IDとコンテンツCのコンテンツIDを含むレコードを検索する。ここでは、該当のレコード461などがあるので、これら各レコードの合計利用契約料金に、レコード441から読み出した月額利用料金「1000円」を加算する。
【0051】
そして、レコード421内の網ユーザIDおよびパスワードならびにコンテンツCのコンテンツIDを所定の暗号化鍵で暗号化して暗号化コードを生成し、この暗号化コードを課金支援サーバ3へ送信する(S17)。
【0052】
暗号化コードを送信された課金支援サーバ3の制御部33は、この暗号化コードをコンテンツサーバ2に転送するとともに、検索したレコード311からコンテンツCのコンテンツIDを読み出し、これをコンテンツサーバ2に送信する(S19)。また、制御部33は、自身によりユーザ端末1に表示されることとなるページP32のURLを課金サーバ4に送信する(S21)。
【0053】
図10に移り、暗号化コードとコンテンツCのコンテンツIDを送信されたコンテンツサーバ2の制御部23は、コンテンツ利用可否DB21から当該送信された暗号化コードを含むレコードを検索する(S23)。
【0054】
ここでは、該当のレコードがないので、この場合は、コンテンツサーバ2の制御部23は、コンテンツ利用可否DB21内に、送信された暗号化コード、有効値である有効無効フラグを含むレコード211を生成する(S25)。
【0055】
ページP32のURLを送信された課金サーバ4の制御部48は、前記説明と同様に、テンプレートファイルを用いて、コンテンツ名および月額利用料金と、利用契約が完了したことを示す内容とを含むページP42をユーザ端末1に表示させ(S27)、このとき、暗号化コードと、ページP32のURLとを(暗号化コードはクッキー(Cookie)として)ブラウザ11に送信する。
【0056】
暗号化コードとページP32のURLを送信されたブラウザ11は、暗号化コードをユーザ端末1内に記憶させ、送信されたページP32のURLで課金支援サーバ3にアクセスする(S29)。
【0057】
ページP32のURLでアクセスされた課金支援サーバ3の制御部33は、ページP32をユーザ端末1に表示させる。ページP32の内容およびその後の動作は、この時点でユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワードが既にコンテンツサーバ2から課金支援サーバ3に送信されている否かにより異なる。
【0058】
ここでは、送信されてないので、この場合、ページP32には、レコード311から読み出したコンテンツ名「対戦ゲーム」と、ユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワードとして希望のものがあれば入力するよう促す内容とが含まれ、コンテンツサーバ2は、ページP32をユーザ端末1に表示させ(S31)、ユーザ端末1からの応答を待機する。
【0059】
ページP32の表示後、ユーザUの操作によりユーザUの希望するコンテンツユーザIDおよびパスワードがユーザ端末1に入力されたことをブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、暗号化コードを読み出し、これと当該コンテンツユーザIDおよびパスワードとを課金支援サーバ3に送信する(S33)。
【0060】
暗号化コード、コンテンツユーザIDおよびパスワードを送信された課金支援サーバ3の制御部33は、これらをコンテンツサーバ2に転送する(S35)。
【0061】
図11に移り、暗号化コード、コンテンツユーザIDおよびパスワードを送信されたコンテンツサーバ2の制御部23は、コンテンツユーザDB22から、コンテンツCのコンテンツIDおよび当該コンテンツユーザIDおよびパスワードを含むレコードを検索する(S37)。
【0062】
ここでは、該当のレコード221がまだ生成されていないので、コンテンツサーバ2は、コンテンツユーザDB22内に、コンテンツCのコンテンツID、当該ユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワード、当該暗号化コードを含むレコード221を生成し(S39)、その旨を課金支援サーバ3に通知する(S41)。
【0063】
通知を受けた課金支援サーバ3の制御部33は、読み出したコンテンツ名と、送信されたコンテンツユーザIDおよびパスワードと、コンテンツCの利用契約が完了したことを示すページP33をユーザ端末1に表示させる(S43)。
【0064】
(利用)
次に、コンテンツ利用時の動作を説明する。
【0065】
図12は、コンテンツ利用時の動作のシーケンス図である。
【0066】
ユーザ端末1が、コンテンツサーバ2にアクセスすると、ユーザUの操作に応じて動作するブラウザ11とのやりとりを通じて、コンテンツサーバ2の制御部23は、コンテンツ名「対戦ゲーム」と、コンテンツユーザIDおよびパスワードの入力操作を促す内容とを含むページP21をユーザ端末1に表示させる(S51)。
【0067】
ページP21の表示後、ユーザUの操作によりユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワードがユーザ端末1に入力されたことをブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、当該コンテンツユーザIDおよびパスワードをコンテンツサーバ2に送信する(S53)。
【0068】
コンテンツユーザIDおよびパスワードを送信されたコンテンツサーバ2は、コンテンツユーザDB22から、当該コンテンツユーザIDおよびパスワードを含むレコードを検索する(S55)。
【0069】
ここでは、該当レコード221があるので、そのレコード221内の暗号化コードを読み出し、コンテンツ利用可否DB21から当該暗号化コードを含むレコードを検索し、該当のレコードがあれば、当該レコード内の有効無効フラグが有効値であるか否かを判定する(S57)。
【0070】
ここでは、該当のレコードがあり、有効無効フラグが有効値であるので、その場合、コンテンツサーバ2は、ユーザ端末1にコンテンツCを送信する(S59)。これにより、ユーザ端末1でコンテンツCが利用可能となる(S61)。
【0071】
(当月の課金)
次に、当月の課金の動作について説明する。
【0072】
図13は、課金の動作のフローチャートである。
【0073】
なお、かかる月は、課金の際には、過去のもの(当月でなくなっている)となっていることがあるので、ここでは、課金月という。
【0074】
課金サーバ4の課金部41は、網ユーザDB42からユーザUのレコード421を検索し、そのレコード421内の網ユーザIDおよび口座番号や請求書の送付先などを読み出す(S71)。また、網ユーザ別月別利用契約料金DB43から、課金月の月IDおよび網ユーザIDを含むレコード431を検索する(S73)。そして、このレコード431の、網コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金、つまり、コンテンツCの月額利用料金「1000円」が加算された利用契約料金を読み出す。そして、この利用契約料金と別途計算したユーザUの網の利用料金の合算料金を、読み出した口座番号の金融機関口座から引き落とす(S75)。または、読み出した送付先に送付すべく、かかる合算料金の請求書を作成する(S75)。
【0075】
また、課金部41は、月別コンテンツ別利用契約料金DB46から、課金月の月IDおよびコンテンツCのコンテンツIDを含むレコード461を検索する(S77)。そして、このレコード461からコンテンツ提供者IDならびに合計利用契約料金、つまり当該「1000円」を加算された合計利用契約料金を読み出す(S79)。なお、課金部41は、当該コンテンツ提供者IDと当該月IDを含むレコードからも合計利用契約料金も読み出す。そして、コンテンツ提供者DB45から、読み出したコンテンツ提供者IDを含むレコード451を検索し、このレコード451から口座番号を読み出す(S81)。そして、読み出した合計利用契約料金から、網コンテンツの提供者の課金手数料を控除し、控除後の料金を、読み出した口座番号の金融機関口座へ振り込み(S83)、処理を終える。
【0076】
(解約)
次に、解約の動作を説明する。
【0077】
図14、15は、解約の動作のシーケンス図である。
【0078】
初回の利用契約のときと同様に、ユーザ端末1のブラウザ11は、課金支援サーバ3にアクセスし(図14、S101)、課金支援サーバ3の制御部33は、レコード311から読み出したコンテンツ名と、このコンテンツ名のコンテンツが解約可能である旨の内容と、解約のためのボタンB35が含まれたページP35をユーザ端末1に表示させる(S103)。
【0079】
ボタンB35が押下されたことをブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、当該ボタンに埋め込まれた課金サーバ4のアドレスで課金サーバ4にアクセスし、コンテンツCのコンテンツIDを送信する(S104)。
【0080】
ブラウザ11にアクセスされた課金サーバ4の制御部48は、コンテンツCのコンテンツIDを送信されたので、コンテンツ情報DB44から、当該コンテンツIDを含むレコード441を検索し、そのレコード441からコンテンツ名「対戦ゲーム」および月額利用料金「1000円」を読み出し、前記説明と同様に、テンプレートファイルを用いて、コンテンツ名および月額利用料金と、網ユーザIDとパスワードの入力操作を促す内容と、その完了の際に押下されるボタンB45を含むページP45をユーザ端末1に表示させる(S105)。
【0081】
ページP45の表示後、ユーザUの操作によりユーザUの網ユーザIDおよびパスワードとがユーザ端末1に入力され、ボタンB45が押下されたことをブラウザ11が検知すると、ブラウザ11は、当該網ユーザIDおよびパスワードを課金サーバ4に送信する(S107)。
【0082】
網ユーザIDおよびパスワードを送信された課金サーバ4の制御部48は、網ユーザDB42から、送信された網ユーザIDおよびパスワードを含むレコードを検索する(S109)。
【0083】
ここでは、該当のレコード421があるので、レコード421内に、コンテンツCのコンテンツIDが含まれているか否かを判定する(S111)。
【0084】
ここでは、含まれているので、その場合は、先ず、レコード421からコンテンツCのコンテンツIDを削除する(S112)。
【0085】
そして、課金サーバ4の課金部41は、コンテンツCが、翌月から課金が中止されるものなので、翌月からの課金を抑制するためのデータベース処理を行う(S115)。先ず、網ユーザ別月別利用契約料金DB43から、翌月以降の各月の月IDと送信された網ユーザIDとを含む各レコードを検索する。ここでは、該当のレコードがあるので、この場合、コンテンツ情報DB44内のコンテンツCのコンテンツIDを含むレコード441から月額利用料金「1000円」を読み出し、これを当該各レコードの、網コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金と、コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金とから減算する。
【0086】
そして、月別コンテンツ別利用契約料金DB46から、翌月以降の各月の月IDを含むレコードを検索する。ここでは、該当のレコードがあるので、これら各レコードの合計利用契約料金から、レコード441から読み出した月額利用料金「1000円」を減算する。
【0087】
そして、レコード421内の網ユーザIDおよびパスワードならびにコンテンツCのコンテンツIDを所定の暗号化鍵で暗号化して暗号化コードを生成し、この暗号化コードを課金支援サーバ3へ送信する(S117)。
【0088】
暗号化コードを送信された課金支援サーバ3の制御部33は、この暗号化コードをコンテンツサーバ2に転送し(S119)、その旨を課金サーバ4に通知する(S121)。
【0089】
図15に移り、暗号化コードとコンテンツCのコンテンツIDを送信されたコンテンツサーバ2の制御部23は、コンテンツ利用可否DB21から当該送信された暗号化コードを含むレコードを検索する(S123)。
【0090】
ここでは、該当のレコード211があり、この場合、このレコード211の有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し、この場合は有効値であるので、コンテンツサーバ2は、有効無効フラグを無効値に変更する(S125)。
【0091】
課金支援サーバ3から通知を受けた課金サーバ4の制御部48は、前記説明と同様に、テンプレートファイルを用いて、コンテンツ名および月額利用料金と、解約が完了したことを示す内容とを含むページP46をユーザ端末1に表示させ(S127)、処理を終える。
【0092】
(利用拒否)
次に、コンテンツC1の利用拒否されるときの動作を説明する。
【0093】
図15のステップS127の後、図12を用いた説明のステップS57までが行われると、このステップS57での判定対象である有効無効フラグは無効値であるので、その場合、コンテンツサーバ2は、ユーザ端末1へのコンテンツCの送信を取りやめる。これにより、ユーザ端末1でのコンテンツCの利用が拒否される。
【0094】
(解約月の翌月の課金)
次に、解約月の翌月の課金について説明する。
【0095】
なお、かかる月(翌月)を、ここでは、課金月という。
【0096】
図15のステップS127の後、課金サーバ4の課金部41は、図13の各ステップを行う。
【0097】
その中にあって、ステップS75では、このレコード431の、網コンテンツの1ヶ月分の利用契約料金、つまり、コンテンツCの月額利用料金「1000円」が加算されていない利用契約料金を読み出し、この利用契約料金を、読み出した口座番号の金融機関口座から引き落とす、または請求書を作成する。
【0098】
また、ステップS79では、レコード461からコンテンツ提供者IDならびに合計利用契約料金、つまり当該「1000円」が加算されていない合計利用契約料金を読み出し、ステップS83では、この合計利用契約料金から網コンテンツの提供者の課金手数料を控除し、控除後の料金を口座に振り込む。
【0099】
これにより、コンテンツCについての課金を翌月から取り消すことができる。
【0100】
(解約後の利用契約)
次に、解約後の利用契約の動作を説明する。
【0101】
図16は、解約後の利用契約の動作のシーケンスの一部を示す図である。
【0102】
図15のステップS127の後、図9、10を用いた説明のステップS23までが行われ、このステップS23では、該当のレコード211があり、この場合、このレコード211の有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し、この場合は無効値であるので、コンテンツサーバ2は、有効無効フラグを有効値に変更し、さらにコンテンツユーザDB22から当該暗号化コードを含むレコード221を検索し、レコード221からコンテンツユーザIDおよびパスワードを読み出し、これらを課金支援サーバ3に送信する(図16、S131)。
【0103】
ページP32のURLを送信された課金サーバ4の制御部48は、前記説明と同様にページP42をユーザ端末1に表示させ(S133)、このとき、暗号化コードと、ページP32のURLとをブラウザ11に送信する。
【0104】
暗号化コードとページP32のURLを送信されたブラウザ11は、暗号化コードをユーザ端末1内に記憶させ、送信されたページP32のURLで課金支援サーバ3にアクセスする(S135)。
【0105】
この時点で、ユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワードが、ステップS131で、既にコンテンツサーバ2から課金支援サーバ3に送信されているので、ページP32には、ステップS3の際に、レコード311から読み出したコンテンツ名「対戦ゲーム」と、ユーザUのコンテンツユーザIDおよびパスワードと、このコンテンツユーザIDおよびパスワードが既に使用可能となっている旨を示す内容とが含まれ、コンテンツサーバ2は、ページP32をユーザ端末1に表示させ(S137)、処理を終える。
【0106】
これにより、前述したように、再びコンテンツCが利用可能となる。
【0107】
以上、本実施の形態の構成および動作を説明したが、下記のような態様で発明を実施してもよい。
【0108】
先ず、月ごとの利用契約が自動更新されないコンテンツについての利用契約の際は、網ユーザ別月別利用契約料金DB43と月別コンテンツ別利用契約料金DB46の当月のレコードだけを更新すればよい。
【0109】
また、月ごとの利用契約が自動更新されるか否かによらず、いわゆる日割り計算を行い、解約月の課金の料金を低減させてもよい。
【0110】
また、上限料金を設定せず、それを超過したか否かの判定を行わなくてもよい。
【0111】
また、上記説明した処理を実行させるコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】本実施の形態に係る課金システムを含んだシステム構成を示す図である。
【図2】コンテンツ利用可否DB21とコンテンツユーザDB22に記憶された内容を示す図である。
【図3】コンテンツ情報DB31に記憶された内容を示す図である。
【図4】網ユーザDB42に記憶された内容を示す図である。
【図5】網ユーザ別月別利用契約料金DB43に記憶された内容を示す図である。
【図6】コンテンツ情報DB44に記憶された内容を示す図である。
【図7】コンテンツ提供者DB45に記憶された内容を示す図である。
【図8】月別コンテンツ別利用契約料金DB46に記憶された内容を示す図である。
【図9】利用契約の動作のシーケンス図である。
【図10】利用契約の動作のシーケンス図である。
【図11】利用契約の動作のシーケンス図である。
【図12】コンテンツ利用時の動作のシーケンス図である。
【図13】課金の動作のフローチャートである。
【図14】解約の動作のシーケンス図である。
【図15】解約の動作のシーケンス図である。
【図16】解約後の利用契約の動作のシーケンスの一部を示す図である。
【符号の説明】
【0113】
1…ユーザ端末
2…コンテンツサーバ
3…課金支援サーバ
4…課金サーバ
11…ブラウザ
21…コンテンツ利用可否データベース
22…コンテンツユーザデータベース
23,33,48…制御部
31…コンテンツ情報データベース
32…ファイルデータベース
41…課金部
42…網ユーザデータベース
43…網ユーザ別月別利用契約料金データベース
44…コンテンツ情報データベース
45…コンテンツ提供者データベース
46…月別コンテンツ別利用契約料金データベース
47…ファイルデータベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを備えかつ、該コンテンツの利用に際し生成される暗号化コードならびに有効値または無効値となる有効無効フラグとを含むレコードが生成される利用可否データベースを備えかつ、当該コンテンツのユーザであるコンテンツユーザのデータベースであるコンテンツユーザデータベースを備えるコンテンツサーバであって、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードならびに有効値である有効無効フラグとを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースに生成し、当該暗号化コードならびに当該コンテンツサーバに送信される当該コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツユーザIDを含むレコードを前記コンテンツユーザデータベースに生成し、当該コンテンツの利用に際して送信されるコンテンツユーザIDを含むレコードを当該コンテンツユーザデータベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードから暗号化コードを読み出し当該暗号化コードを含むレコードを当該コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードの有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し有効値である場合に当該コンテンツユーザIDの送信元に当該コンテンツを送信するコンテンツサーバ、並びに当該コンテンツサーバが設けられた網とは異なる網のユーザである網ユーザに利用されるユーザ端末、とともに用いられる課金サーバおよび課金支援サーバからなる課金システムであって、
前記課金サーバは、前記網ユーザの網ユーザIDと当該網の利用料金とを含むレコードを有する網料金データベースと、前記コンテンツのコンテンツIDならびに当該コンテンツの利用料金を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースとを備え、
前記課金支援サーバは、前記コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツ名を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースを備え、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させるとともに当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードならびに前記読み出したコンテンツIDを前記コンテンツサーバに送信し、前記ユーザ端末にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDを前記コンテンツサーバに送信する
ことを特徴とする課金システム。
【請求項2】
前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、有効値である場合は無効値に変更するものであり、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金から当該読み出した利用料金を減算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信する
ことを特徴とする請求項1記載の課金システム。
【請求項3】
前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、無効値である場合は有効値に変更し、前記コンテンツユーザデータベースから当該暗号化コードを含むレコードを検索し、当該レコードからコンテンツユーザIDを読み出し課金支援サーバに送信するするものであり、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信し、当該コンテンツサーバからのコンテンツユーザIDの送信により、前記ユーザ端末へのコンテンツユーザIDの要求を取りやめる
ことを特徴とする請求項1または2記載の課金システム。
【請求項4】
前記網料金データベースは前記網ユーザIDを含むレコードを月別に有し、
前記課金サーバは、前記利用料金加算を当月以降の各月のレコードに対して行い、前記利用料金減算を翌月以降の各月のレコードに対して行う
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の課金システム。
【請求項5】
コンテンツを備えかつ、該コンテンツの利用に際し生成される暗号化コードならびに有効値または無効値となる有効無効フラグとを含むレコードが生成される利用可否データベースを備えかつ、当該コンテンツのユーザであるコンテンツユーザのデータベースであるコンテンツユーザデータベースを備えるコンテンツサーバであって、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードならびに有効値である有効無効フラグとを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースに生成し、当該暗号化コードならびに当該コンテンツサーバに送信される当該コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツユーザIDを含むレコードを前記コンテンツユーザデータベースに生成し、当該コンテンツの利用に際して送信されるコンテンツユーザIDを含むレコードを当該コンテンツユーザデータベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードから暗号化コードを読み出し当該暗号化コードを含むレコードを当該コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがあれば当該レコードの有効無効フラグが有効値であるか否かを判定し有効値である場合に当該コンテンツユーザIDの送信元に当該コンテンツを送信するコンテンツサーバ、並びに当該コンテンツサーバが設けられた網とは異なる網のユーザである網ユーザに利用されるユーザ端末、とともに用いられる課金サーバが、前記網ユーザの網ユーザIDと当該網の利用料金とを含むレコードを有する網料金データベースと、前記コンテンツのコンテンツIDならびに当該コンテンツの利用料金を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースとを備え、前記コンテンツサーバおよびユーザ端末とともに用いられる課金支援サーバが、前記コンテンツのコンテンツIDおよびコンテンツ名を含むレコードを有するコンテンツ情報データベースを備えるときの課金方法であって、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させるとともに当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードならびに前記読み出したコンテンツIDを前記コンテンツサーバに送信し、前記ユーザ端末にコンテンツユーザIDを要求し、当該コンテンツユーザIDが送信された場合に当該コンテンツユーザIDを前記コンテンツサーバに送信する
ことを特徴とする課金方法。
【請求項6】
請求項5記載の課金方法が行われ、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、有効値である場合は無効値に変更するものであるとき課金取り消し方法であって、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金から当該読み出した利用料金を減算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信する
ことを特徴とする課金取り消し方法。
【請求項7】
請求項6記載の課金取り消し方法が行われ、前記コンテンツサーバが、該コンテンツサーバに送信される暗号化コードを含むレコードを前記コンテンツ利用可否データベースから検索し、該当のレコードがある場合、当該レコードの有効無効フラグが有効値となっているか否かを判定し、無効値である場合は有効値に変更し、前記コンテンツユーザデータベースから当該暗号化コードを含むレコードを検索し、当該レコードからコンテンツユーザIDを読み出し課金支援サーバに送信するするものであるときの課金方法であって、
前記課金支援サーバは、該課金支援サーバに備えられた前記コンテンツ情報データベースの前記レコードからコンテンツIDとコンテンツ名を読み出し、当該コンテンツ名を前記ユーザ端末に表示させ、当該コンテンツのコンテンツIDとをユーザ端末に送信し、
前記課金サーバは、前記ユーザ端末に前記課金支援サーバから送信された前記コンテンツIDが当該ユーザ端末から送信された場合に当該ユーザ端末に網ユーザIDを要求し、当該網ユーザIDが送信された場合に、当該送信されたコンテンツIDを含むレコードを前記コンテンツ情報データベースから検索し当該レコードから利用料金を読み出し前記網料金データベースから当該送信された網ユーザIDを含むレコードを検索し当該レコードに含まれた利用料金に当該読み出した利用料金を加算し当該網ユーザIDと当該コンテンツIDとを用いて暗号化コードを生成し前記課金支援サーバに送信し、
前記課金支援サーバは、当該送信された暗号化コードを前記コンテンツサーバに送信し、当該コンテンツサーバからのコンテンツユーザIDの送信により、前記ユーザ端末へのコンテンツユーザIDの要求を取りやめる
ことを特徴とする課金方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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