説明

調理台

【課題】調理板の交換並びに清掃処理の簡略化を図ることができる調理台を提供する。
【解決手段】基台12の上面に媒体通路17を有する板状の温度調節器14を設け、かつ、温度調節器14上に調理板16を配置して該調理板16上で調理可能とするとともに、温度調節器14をヒートポンプに連結してなる調理台において、温度調節器14の上面に調理板16を交換可能に設けた調理台。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は食材を調理・加工する調理台に関するものであり、特に、温度調節器を組み込み、調理・加工する食材を加温あるいは冷却することができるようにした調理台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
食材の調理・加工をする生鮮食品加工工場、レストラン、学校給食センター、ホテル厨房等に設置される調理台は、衛生的であることが不可欠である。したがって、調理に使用するまな板(以下、「調理板」という)は、一般に、ステンレスや樹脂等の耐食性材料を用いて構成される。
【0003】
しかし、冷凍・冷蔵食品、生魚・生肉、刺身等の食材を、夏場にこのような調理板で調理すると、食材は調理板や周囲空気から吸熱して鮮度が損なわれるという問題があった。このような食材の鮮度維持の課題に対しては、調理板を冷却することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1で提案されている構造は、冷媒液化装置に接続された温度調節器を調理台に組み込み、該温度調節器で調理板の調理面を冷却あるいは加温する構造になっている。また、調理板は簡単に脱着して清掃あるは交換できる構造にはなっていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−282926号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、一般に調理板の調理面は包丁等で傷つき易いので、定期的に取り替えをする必要が生じるが、上述した調理台は、調理板を簡単に脱着して清掃あるいは交換できる構造になっていなかった。このため、調理板における調理面の清掃処理が煩雑で、雑菌の繁殖を完全に防ぐ処理を行うには作業性が悪いという問題点があった。また、使用する洗浄剤や強力な殺菌剤が調理面に残留し易く、この残留した洗剤・殺菌剤等が食品に悪い影響を与えるという問題等もあった。
【0007】
そこで、調理板の交換並びに清掃処理の簡略化を図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、基台の上面に媒体通路を有する板状の温度調節器を設け、かつ、該温度調節器上に調理板を配置して該調理板上で調理可能とするとともに、前記温度調節器の媒体通路をヒートポンプに連結してなる調理台において、前記温度調節器の上面に前記調理板を交換可能に設けた調理台を提供する。
【0009】
この構成によれば、調理面が包丁等で傷つき易い調理板を交換可能に設けているので、清掃処理時等、必要に応じて簡単に交換できる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の調理台において、上記調理板は、上記温度調節器上に着脱自在に取り付けてなる調理台を提供する。
【0011】
この構成によれば、調理板は、清掃処理時等、必要に応じて脱着して交換することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の調理台において、上記調理板は、エンドレスベルト状に形成されて上記温度調節器上と上記基台下を通って循環移動可能に配設され、前記調理板の交換を該循環移動で行う調理台を提供する。
【0013】
この構成によれば、エンドレスベルト状に形成された調理板を循環移動させることにより、調理面を簡単に交換することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の調理台において、上記基台下に、該基台下を通過する上記調理板の調理面を洗浄処理する洗浄装置と、該調理面を殺菌処理する殺菌装置と、前記洗浄及び殺菌処理された調理面の水切り・乾燥処理を行う水切り・乾燥装置を設けた調理台を提供する。
【0015】
この構成によれば、エンドレスベルト状をした調理板を循環移動させると、その循環移動の途中で洗浄装置による調理面の洗浄処理と、殺菌装置による調理面の殺菌処理、及び、水切り・乾燥装置による調理面の水切り・乾燥処理が順に行われ、その後、該調理面を温度調節器上に再び戻すことができる。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項3または4に記載の調理台において、上記基台の一端部に、上記調理板の循環移動時に該調理板上から排出される食廃材を受けるダストボックスを設けてなる調理台を提供する。
【0017】
この構成によれば、エンドレスベルト状をした調理板を循環移動させると、その循環移動の途中で調理板の調理面上にある食廃材をダストボックス内に排出させて該食廃材の廃棄処理を行うことができる。
【0018】
請求項6記載の発明は、上記洗浄装置に用いられる温水や殺菌装置に用いられる蒸気は、ヒートポンプにて製造するように構成されたことを特徴とする請求項4記載の調理台
を提供する。
【0019】
この構成によれば、洗浄装置に用いられる温水及び殺菌装置に用いられる蒸気はヒートポンプから供給する。
【発明の効果】
【0020】
請求項1記載の発明は、調理板の調理面が包丁等で傷がついたとき、あるいは、清掃処理等を行うとき等に、調理板を簡単に交換処理することができるので、交換処理作業の簡略化が図れる。また、調理板の調理面を食材の最適な温度で調理・加工することができるので、食材等の鮮度低下を防止することができる。さらに温度調節器の冷・温熱源としてヒートポンプシステムを使用しているので、環境に配慮して地球温暖化防止や、省エネルギー化等に寄与できる。
【0021】
請求項2記載の発明は、調理板は、清掃処理時等、必要に応じて脱着交換することができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、調理板の交換作業がさらに簡略化する効果が期待できる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、調理板をエンドレスベルト状にし、このエンドレスベルト状の調理板を循環移動させることにより、調理面を交換するようにしているので、請求項1記載の発明の効果に加えて、調理板の交換作業がさらに簡略化する効果が期待できる。
【0023】
請求項4記載の発明は、エンドレスベルト状の調理板を循環移動させる途中で、調理面の洗浄、殺菌、水切り・乾燥の一連の処理を順に行えるので、請求項3記載の発明の効果に加えて、食中毒菌の殺菌や増殖を抑える等、調理板に対する衛生面での処理が簡単、かつ、確実に行われる効果が期待できる。
【0024】
請求項5記載の発明は、エンドレスベルト状の調理板を循環移動させる途中で、調理表面の食廃材をダストボックス内に落下させて処理することができるので、請求項3または4に記載の発明の効果に加えて、該食廃材の処理が簡単になるという効果が期待できる。
【0025】
請求項6記載の発明は、洗浄装置に用いられる温水及び殺菌装置に用いられる蒸気は調理板用のヒートポンプ又は別のヒートポンプによって製造されるので、調理板の洗浄及び殺菌操作が容易に実施される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施例に係る調理台の正面図。
【図2】同調理台の上面図。
【図3】同調理台の要部の模式断面図。
【図4】同調理台における調理板の下面図。
【図5】本発明の他の実施例に係る調理台正面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明は、調理板の交換並びに清掃処理の簡略化を図るという目的を達成するために、基台の上面に媒体通路を有する板状の温度調節器を設け、かつ、該温度調節器上に調理板を配置して該調理板上で調理可能とするとともに、前記温度調節器の媒体通路をヒートポンプに連結してなる調理台において、前記温度調節器の上面に前記調理板を交換可能に設けたことにより実現した。
【実施例】
【0028】
以下、本発明の調理台について、好適な実施例を添付図面を参照しつつ説明する。図1〜図4は本発明に係る調理台を示すもので、図1はその全体正面図、図2はその上面図、図3はその調理台の一部を拡大した断面図、図4はその調理台における調理板の下面図である。
【0029】
図1〜図4において、調理台10は、4本の脚11,11,11,11(図1では手前の2本の脚11,11だけが見えている)により支えられている矩形平板状の基台12を備えている。該基台12及び脚11,11,11,11は、ステンレス等の耐腐食性に優れた金属材料で各々形成されている。
【0030】
図3に示すように前記基台12の上面には断熱材13を介して熱交換板(以下、「温度調節器」という)14が設けられ、該温度調節器14の上面には温度調節器カバー15を介して調理板16が脱着交換可能に設けられている。
【0031】
前記断熱材13は、グラスウールや発泡スチロール等からなり、基台12の上面に固着されている。
【0032】
前記温度調節器カバー15は、熱伝導性に優れたステンレスや銅の薄板等が用いられ、表面が平面に形成されている。該温度調節器カバー15は、周縁が下側に屈曲され、基台12の側面にボルト等で固着されている。一方、温度調節器カバー15の上面の4隅にはそれぞれ脱着用の例えば永久磁石から成るマグネットM1,M1,M1,M1が固着されている。
【0033】
前記調理板16は、図4に示すように温度調節器カバー15のほぼ上面全体を覆って配置される大きさをした平板で、また、上面が調理面をなすものであり、ステンレスあるいは硬質樹脂材により形成されている。該調理板16の下面4隅には、前記温度調節器カバー15側の脱着用のマグネットM1,M1,M1,M1にそれぞれ対応して脱着用マグネットM2,M2,M2,M2が固着されている。そして、該調理板16は、温度調節器カバー15の上に重ねられると、前記脱着用のマグネットM1,M1,M1,M1と脱着用のマグネットM2,M2,M2,M2が互いに吸着し合って保持される。また、反対に、吸着し合っている状態から該マグネットM1,M1,M1,M1及び該マグネットM2,M2,M2,M2の吸着をそれぞれ分離させることにより、該調理板16を温度調節器カバー15から容易に取り外すことができる。なお、図1の2点鎖線で示す調理板16は、温度調節器カバー15から取り外した状態を示している。
【0034】
前記温度調節器14は、図2及び図3に示すように断熱材13の上面に銅パイプ17(以下、「媒体通路17」という)を屈曲させて配管し、そして該媒体通路17は断熱材13と温度調節器カバー15の間に配設されている。該媒体通路17は、端部が配管19,20を介してヒートポンプユニット18に連結されている。
【0035】
前記ヒートポンプユニット18は、媒体としてフロン冷媒等が用いられ、そして膨張弁21、凝縮器22、切替弁23、及び、圧縮機24から成る。膨張弁21は前記媒体通路17の一端に配管19を介して接続されるとともに、圧縮機24は前記媒体通路17の他端と配管20を介して接続されており、これによって前記温度調節器14が蒸発器として機能するように構成されている。
【0036】
この実施例の調理台10では、調理をする際、温度調節器カバー15の上面に調理板16をマグネットM1,M1,M1,M1とマグネットM2,M2,M2,M2の吸着力で固定し、該調理板16上で調理を行う。また、調理時に温度調節器14の媒体通路17にフロン冷媒等を循環させ、該温度調節器14の冷却を介して調理板16が冷却される。このため、調理に際して、調理板16上の食材等の鮮度が損なわれるのを防止でき、また、雑菌の繁殖も有効に抑制できる。
【0037】
なお、この実施例においては、ヒートポンプユニット18にフロン冷媒の切替弁23を設け、該切替弁23によりフロン冷媒の流れ方向を切り換えて温度調節器14を凝縮器22として用いることも可能である。すなわち、フロン冷媒の流れ方向を切替弁23で切り換えて調理板16を加温し、温めた食材が冷めることを防止するようにしたり、洗浄後乾燥殺菌することも可能である。
【0038】
また、調理が終了し、調理板16を清掃する場合は、マグネットマグネットM1,M1,M1,M1とマグネットM2,M2,M2,M2相互を分離させることにより、調理板16を温度調節器カバー15上から容易に取り外し、この取り外した該調理板16を洗浄剤による洗浄、及び、殺菌剤による殺菌を行い、その後、再び温度調節器カバー15上にセットすることができる。また、調理板16を取り替える場合や修理をする場合も、同様にして脱着して行うことができる。
【0039】
したがって、この実施例の調理台10においては、調理面が包丁等で傷つき易い調理板16を清掃処理するとき等には、マグネットM1,M1,M1,M1とマグネットM2,M2,M2,M2相互の脱着作用によって簡単に交換することができるので、交換処理作業の簡略化が図れる。また、調理板16の調理面を食材の最適な温度で調理・加工することができるので、食材等の鮮度低下を防止することができる。
【0040】
さらに、温度調節器14の冷・温熱源としてヒートポンプユニット18を使用しているので、環境に配慮して地球温暖化防止や、省エネルギー化等に寄与できる。また、ヒートポンプユニット18を使用して、温度調節器14で調理面の温度を調節可能であるため、設置環境の気温が高く、あるいは操業率が高くて該調理面が所定の温度まで下がらない場合に、該調理面を急速に冷却または強く冷却することができる。反対に、設置環境の気温が低く、あるいは操業率が低くて温度調節器14をそれほど稼働させる必要がない場合は、温度調節器14の稼働を抑えることができる。すなわち、調理板16の調理面を食材の最適な温度で調理・加工することができる。さらに、温度調節器14の冷・温熱源としてヒートポンプユニット18を使用することにより省エネルギー化と環境に配慮した調理器が提供できる。
【0041】
なお、この実施例では、調理板16を温度調節器用カバー15上に脱着可能に配設してなる構造を開示したが、温度調節器用カバー15を使用しない場合は、温度調節器14上に脱着用のマグネットM1,M1,M1,M1を設け、該温度調節器14上に直接取り付けてもよい。
【0042】
図5は本発明の調理台に係る他の実施例を示すものである。なお、この実施例において、上述した実施例と同一の部分には同一の符号を付して一部の図示と説明を省略する。
【0043】
この実施例の調理台40は、調理板25として、エンドレスベルト状をしたステンレスや銅製の調理板を用いる。該調理板25は、ローラ27a,27b,27c,27d,27e,27f,27gの案内で、温度調整器カバー15で覆われた温度調節器14上と基台12下を通って循環移動可能に配設されており、該温度調節器14上に配置されている上面を調理面として使用する。調理板は、温度調節器上のレールや油等によりスムーズに移動可能となっている。
【0044】
前記基台12の下面側において、調理板25の下側には、洗浄装置27と、殺菌装置28と、水切り・乾燥装置29が設けられている。また、調理板25の折り返し端側には、該調理板25の循環移動時に該調理板25上から食廃材をはぎ取るスクレーパー30と、該スクレーパー30ではぎ取った食廃材を受けるダストボックス31が配設されている。
【0045】
前記洗浄装置27は、基台12の下面を通過する調理板25の調理面を洗浄処理するもので、ヒートポンプ32で生成された高温水のシャワーを該調理面に高圧で吹き付けるノズル27a,27aを設けている。
【0046】
前記殺菌装置28は、該調理板25の調理面を殺菌処理するもので、前記ヒートポンプ32で生成された高温蒸気を該調理面に高圧で吹き付けるノズル28a,28aを設けている。
【0047】
前記水切り・乾燥装置29は、洗浄処理された調理板25の調理面における水切り・乾燥処理をするもので、前記ヒートポンプ32または、ブロアーとヒーターで生成された高温空気を該調理面に高圧で吹き付けるノズル29a,29bを設けている。
【0048】
この実施例の調理台40では、調理をする際、温度調節器カバー15上を通る調理板25の上面である調理面を用いて食材の調理を行う。また、調理時に温度調節器14の媒体通路17にフロン冷媒等を循環させ、該温度調節器14の冷却を介して該温度調節器14上の調理板25が冷却される。このため、調理に際して、調理板25上の食材等の鮮度が損なわれるのを防止でき、また、雑菌の繁殖も有効に抑制できる。
【0049】
また、基台12の下側では、洗浄装置27と殺菌装置28と水切り・乾燥装置29により、洗浄、殺菌、水切り・乾燥の処理が順に適宜の時間行われる。
【0050】
さらに、調理が終了し、調理板25を清掃する場合は、ローラ27a,27b,27c,27d,27e,27f,27gをそれぞれ同方向に回転させ、調理板25を矢印方向に循環移動させる。該調理板25の循環移動時、該調理板25上に放置されている食廃材は調理板25の端に移動されると、スクレーパー30によりはぎ取られ、該はぎ取られた食廃材がダストボックス30内に落下されて収容破棄される。また、該調理板25の循環移動により、該基台12の下側から新たな調理板25の一部が現れて温度調節器カバー15上に配置され、これによって調理面の交換が行われる。その循環移動で基台12の下側から現れた新たな調理面は、洗浄、殺菌、水切り・乾燥の処理が済んだものである。
【0051】
したがって、この実施例の構造では、調理板25をエンドレスベルト状にし、該エンドレスベルト状の調理板25を循環移動させることにより、調理面が交換できるようにしているので、調理板25の交換作業を簡略化することができる。
【0052】
また、エンドレスベルト状の調理板25を循環移動させる途中において、調理表面の洗浄、殺菌、水切り・乾燥の一連の処理を行うことができるので、食中毒菌の殺菌や増殖を抑える等、調理板25に対する衛生面での処理を簡単、かつ、確実に行うことができる。
【0053】
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。たとえば洗浄、殺菌、水切り、乾燥の何れかを省略する場合がある。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は食材の調理・加工をする食品・水産・食肉加工工場、レストラン、学校給食センター、ホテル厨房等に設置される調理台について説明したが、これ以外の調理台にも応用できる。
【符号の説明】
【0055】
10 調理台
11 脚
12 基台
13 断熱材
14 温度調節器
15 温度調整器カバー
16 調理板
17 銅パイプ(媒体通路)
18 ヒートポンプユニット(熱交換ユニット)
19 配管
20 配管
21 膨張弁
22 凝縮器
23 切替弁
24 圧縮機
25 調理板
27 洗浄装置
28 殺菌装置
29 水切り・乾燥装置
30 スクレーパー
31 ダストボックス
32 ヒートポンプ
40 調理台
M1,M2 脱着用のマグネット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台の上面に媒体通路を有する板状の温度調節器を設け、かつ、該温度調節器上に調理板を配置して該調理板上で調理可能とするとともに、前記温度調節器の媒体通路をヒートポンプに連結してなる調理台において、
前記温度調節器の上面に前記調理板を交換可能に設けたことを特徴とする調理台。
【請求項2】
上記調理板は、上記温度調節器上に着脱自在に取り付けてなることを特徴とする請求項1記載の調理台。
【請求項3】
上記調理板は、エンドレスベルト状に形成されて上記温度調節器上と上記基台下を通って循環移動可能に配設され、前記調理板の交換を該循環移動で行うことを特徴とする請求項1に記載の調理台。
【請求項4】
上記基台下に、該基台下を通過する上記調理板の調理面を洗浄処理する洗浄装置と、該調理面を殺菌処理する殺菌装置と、前記洗浄及び殺菌処理された調理面の水切り・乾燥処理を行う水切り・乾燥装置を設けたことを特徴とする請求項3に記載の調理台。
【請求項5】
上記基台の一端部に、上記調理板の循環移動時に該調理板上から排出される食廃材を受けるダストボックスを設けてなることを特徴とする請求項3または4に記載の調理台。
【請求項6】
上記洗浄装置に用いられる温水や殺菌装置に用いられる蒸気は、ヒートポンプにて製造するように構成されたことを特徴とする請求項4記載の調理台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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