説明

識別データの入力システム

【解決手段】識別データが付された物品21を搬送するための搬送路4と、搬送路4に沿って設けられた複数の表示器と、物品21に付された識別データの入力装置19と、搬送路上の位置と、入力された識別データとを、物品毎に把握する装置20とを設けて、物品21の位置と識別データの有無とに従って、識別データを入力済みの物品21と未入力の物品21とで、異なる表示を表示器6に表示させる。
【効果】省スペースでかつ作業者の数を柔軟に変更できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は物品の識別データの入力に関し、特に1つのラインで作業する作業者の数を適宜に増減できるようにすることに関する。
【背景技術】
【0002】
識別データの入力システムでは、コンベヤで搬送されてくる物品に対し、仕分け先を記載したラベル,あるいは物品のIDを記載したバーコードデータもしくはRFIDデータなどを読み取る。そしてこれらの識別データを自動的に読み取ることに失敗すると、人手でデータを読み取るために専用のコンベヤへ分岐させる。ところで人手での読み取りラインでは、作業者毎に1台のコンベヤを設ける必要がある。これは、複数の作業者を同じコンベヤに配置した場合、どの物品が読み取り済みでどの物品が未読み取りかを識別するのが難しいためである。作業者毎にコンベヤを配置すると、広いスペースが必要で、またコンベヤ等のコストも嵩む。
【0003】
この点に付いて、特許文献1:JPH11−124226Aは1台のコンベヤの左右に物品を振り分けるようにして、コンベヤの左右両側に1人ずつ作業者を配置することを提案している。しかしこの場合でも、1台のコンベヤの上流側と下流側とに作業者を配置することはできないし、振り分け型のコンベヤは通常のコンベヤよりも幅が広い。
【特許文献1】特開平11−124226
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の課題は、省スペースでかつ作業者の数を柔軟に変更できる、識別データの入力システムを提供することにある。
この発明での追加の課題は、搬送路のどの位置に識別データを入力すべき物品があるのかをより簡明に表示でき、かつどの物品に対して識別データを入力したのかをより簡単かつ確実に入力できるようにすることにある。
この発明での他の追加の課題は、どの物品の識別データを入力すべきかをより簡明に表示することにある。
この発明でのさらに他の追加の課題は、搬送路の途中で物品を抜き取っても、エラーが生じないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、作業者が人手で識別データを入力するためのシステムであって、
識別データが付された物品を搬送するための搬送路と、
搬送路に沿って設けられ、搬送路上の物品の位置に合わせて表示が移り変わる表示器と、
物品に付された識別データを作業者が入力するための入力手段と、
前記搬送路上の位置と入力された識別データとを、物品毎に把握するための把握手段と、
前記把握手段で把握した、物品の位置と識別データの有無とに従って、識別データを入力済みの物品と未入力の物品とで、異なる表示を前記表示器に表示させるための制御手段とを備えたものである。識別データは、物品の仕分け先やID、品番などのデータである。
【0006】
この発明では、表示器でどの物品が識別データを未入力であるかを表示するので、搬送路に沿った各位置から識別データを入力でき、かつ1つの搬送路に対して複数の作業者が同時に作業できる。従って省スペースでコンパクトであり、かつ作業量の変動に柔軟に対応できるシステムが得られる。
【0007】
好ましくは、前記表示器は搬送路に沿って列状に複数個設けられ、
さらに前記搬送路に沿って列状に設けられた複数のスイッチを設けて、
前記把握手段は、入力された識別データと操作されたスイッチとの組み合わせから、どの物品の識別データであるかを把握するように構成されている。このようにすると、どの物品に識別データが入力されたのかを、簡単かつ確実に把握できる。
【0008】
より好ましくは、物品のサイズを把握するための手段をさらに設けて、前記制御手段は、物品のサイズに応じた個数の表示器を動作させるように構成されている。このようにすると動作している表示器の数が物品の大きさに対応し、スイッチの操作間違いを減らすことができる。
【0009】
好ましくは、前記表示器は少なくとも2色に点灯自在で、前記制御手段は、識別データが入力済みの物品に対して第1色で表示器を点灯させ、識別データが未入力の物品に対して第2色で表示器を点灯させるように構成されている。このようにすると、どの物品に対して識別データを入力する必要があるのかが、一目瞭然となる。
【0010】
また好ましくは、搬送路の入口側に設けた物品センサと、出口側に設けた物品センサとをさらに設け、
前記把握手段は、入口側の物品センサの信号から物品が投入されたことを把握して、搬送路上の物品の移動に従って物品の位置を変更し、把握手段のデータ上は出口側の物品センサに物品が達したが、出口側の物品センサが物品を検出しない場合、把握手段から検出されなかった物品のデータを抹消するように構成されている。
搬送路の途中で物品が取り去られた場合、把握手段のデータと整合しなくなるが、その多くは他のラインなどで物品を処理するためで、どのシステムで物品を処理するかは、下流側には影響しない。そこでこのような場合に、無駄なエラーが生じることを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
【実施例】
【0012】
図1〜図6に、実施例のデータ入力システム2とその変形を示す。各図において4はローラコンベヤやベルトコンベヤなどのコンベヤで、6,7はスイッチアレイで、コンベヤ4の長手方向に沿って左右両側に配置され、それぞれ複数個のボタンスイッチ8が1列に配置されている。ボタンスイッチ8は、図1の下部に示すように、スイッチ24と赤色と青色などの例えば2色のLED25,26で構成され、物品が存在する位置でいずれかのLEDが発光し、識別データが入力済みか否かで発光する色を変えている。そしてスイッチ24のデータにより、どの物品に対して識別データが入力されたかのかを定める。10は表示コントローラで、スイッチアレイ6,7の表示を制御すると共に、どのボタンスイッチ8がタッチされたかを、位置データとしてトラッキング部20へ出力する。
【0013】
コンベヤ4の入口側には入口センサ12を設け、出口側には出口センサ14を設ける。センサ12,14は例えば光電センサの受光端で構成され、13,15は投光端である。なおコンベヤ4の上流側には、図示しない仕分け装置と他のコンベヤとがあり、上流側の他のコンベヤで物品の識別データを読み取ることに失敗した場合、図示しない仕分け装置により、物品がコンベヤ4へ搬入される。またコンベヤ4の下流側にも、図示しない仕分け装置があり、物品の識別データに従って仕分けが行われる。
【0014】
18は作業者で、1台のコンベヤ4に対して、例えば1人〜4人までの範囲で作業者の数を変更できる。20はトラッキング部で、コンベヤ4上の物品の位置並びにその識別データを管理する。21はコンベヤ4上の物品で、例えば図1の左から右側に搬送され、物品21には、例えばラベル22により仕分けデータなどの識別データが記載されている。なおラベル22に代えて、バーコードやRFIDタグなどを物品21に取り付け、作業者18が、図示しないバーコードリーダやRFIDリーダなどにより、これらの識別データを読み取っても良い。
【0015】
入口センサ12で物品を検出することにより、物品の最初の位置をトラッキング部20で記憶する。この時入口センサ12がオンしてからオフするまでの時間などにより、物品21の搬送方向に沿ったサイズを求めることができる。そして好ましくはトラッキング部20は物品の位置の他にサイズを記憶する。物品21がコンベヤ4によって搬送され、コンベヤ4の搬送速度はパルスジェネレータ16から出力される移動量により判明する。そこで物品の初期位置に対して、パルスジェネレータ16で求めた移動量を加算することにより、コンベヤ4上の各物品の位置を求めることができる。
【0016】
トラッキング部20は、各物品21に対してコンベヤ4上の位置とサイズの他に、識別データを記憶する。そして表示制御データを表示コントローラ10へ供給し、物品21が存在する位置で、物品のサイズに応じた個数のボタンスイッチ8を点灯させる。ボタンスイッチ8は例えば2色のLEDを備えており、識別データを入力済みの物品と未入力の物品とで、異なるLEDを点灯させる。また物品がない区間では、LED25,26をオフする。なおボタンスイッチ8に例えば3色のLEDを設けて、識別データを入力済みの物品がある区間と、識別データ未入力の物品がある区間、並びに物品の無い区間とで3色の表示を行っても良いが、物品のない区間に対してLEDが点灯すると、作業者の注意がそがれやすい。
【0017】
作業者18は、目視で物品21に付されたラベル22を読み取り、例えばヘッドセット19から音声で入力する。ヘッドセット19はマイクロフォンとスピーカとが一体のセットで、スピーカは作業者18への指示に用い、ヘッドセット19に代えて単純なマイクロフォンを用いてもよい。ヘッドセット19は無線もしくは有線でトラッキング部20に接続され、音声入力された識別データがトラッキング部20へ入力される。作業者18は、識別データをヘッドセット19に入力するのと同時に、あるいは入力の前後に、データを入力した物品に対応する位置のボタンスイッチ8にタッチする。表示コントローラ10は、タッチされたボタンスイッチ8の位置データを、トラッキング部20へ入力する。
【0018】
トラッキング部20は、コンベヤ4上の物品の位置を管理しているので、表示コントローラ10からの位置データを元に、どの物品に識別データが入力されたかを定め、ヘッドセット19からの音声データに従って、物品の識別データを記憶する。なおバーコードやRFIDタグなどに識別データが記載されている場合、作業者18はバーコードリーダやRFIDリーダなどにより識別データを読み取り、読み取り結果は無線や有線などでトラッキング部20へ入力される。この場合も、作業者は識別データを読み取った物品に対応する位置のボタンスイッチ8にタッチする。
【0019】
物品21がコンベヤ4の出口側でセンサ14により検出されると、トラッキング部20はその位置にある物品の識別データを、仕分けデータとして下流側の仕分け装置へ出力する。また図示しない地上側のコンピュータに、読み取った識別データを出力する。センサ14で物品を検出した際に、識別データが未入力であると、コンベヤ4は例えば一旦停止し、ヘッドセットから作業者18に識別データの入力を要求する。
【0020】
図2にトラッキング部20の構成を示す。30はトラッキングテーブル記憶部である。上書部32は、表示コントローラからの位置データとヘッドセットからの識別データとに従って、トラッキングテーブルのデータを上書きする。またデータシフタ34はパルスジェネレータからのデータに従って、トラッキングテーブルのデータ上での、物品の位置をシフトさせる。検査部36は出口側のセンサの信号によって、物品が出口に到着したことを検出し、出口位置にある物品の識別データを読み出し、識別データが記載されている場合、このデータに従って仕分け先を決定して、仕分けデータとして出力する。また識別データ自体を図示しないコンピュータへ出力する。その後、物品の識別データはログメモリファイル38に移され、トラッキングテーブルから抹消される。
【0021】
出口に物品が存在するものの、識別データが未入力の場合、エラーとしてコンベヤを停止させ、ヘッドセットなどから作業者に警告する。またトラッキングテーブルのデータ上は出口位置に物品が存在するが、出口側のセンサが物品を検出しない場合、コンベヤ4から物品が取り去られたものとして、トラッキングテーブルから該当する物品のデータを抹消する。
【0022】
トラッキングテーブルには、入口側のセンサでの物品の検出信号により、物品の初期位置が記載され、表示コントローラに対して、物品の位置と仕分け済みか未仕分けか、並びに物品のサイズを出力する。作業者が複数いる場合、どの作業者からの入力とどのボタンスイッチからの入力とが対応するかを定めるため、例えば人体センサなどにより作業者の位置を求め、あるいはディップスイッチなどにより作業者の位置を入力する。さらにボタンスイッチ8に特定のパターンでタッチすることにより、作業者の位置を指定しても良い。
【0023】
図3,図4に、実施例でのデータ入力方法を示す。パルスジェネレータからのコンベヤの移動パルスに従って、トラッキングテーブル上の物品の位置データを搬送方向に沿ってシフトさせる。また入口側のセンサからの信号に従って、トラッキングテーブルに物品が発生したことを記載する。この際の物品の位置は、入口側のセンサの位置であり、この時物品の位置のみでなく、物品の搬送方向に沿ったサイズもトラッキングテーブルに記載する。データ入力用のボタンスイッチがオンすると、オンしたスイッチの位置でトラッキングテーブル上に物品が存在し、かつヘッドセットなどから識別データが入力された場合に、トラッキングテーブルの該当する位置の物品に識別データを書き込む。そして物品の位置とサイズ、及び識別データが入力済みか否かに応じて、ボタンスイッチを点灯させ、点灯させるボタンスイッチの個数は物品のサイズに比例したものとする。
【0024】
図4にアルゴリズムの後半を示す。出口側のセンサがオンした際に、その位置の物品に識別データが記載されていると、下流側の仕分け装置などに仕分け用のデータを出力すると共に、図示しないコンピュータなどに識別データを出力する。物品が出口に達しているものの識別データが未入力の場合、トラッキングテーブルに未入力エラーを書き込み、コンベヤを一時停止させると共に、ヘッドセットから警報を伝え、あるいは表示ボタンを点滅させて警報を表示する。これに対して作業者が識別データを入力し、ボタンスイッチをオンさせると、コンベヤの停止を解除すると共に警報を解除する。そしてこのため、スイッチアレイ6,7は出口センサ14の付近まで設けることが好ましい。
【0025】
実施例のコンベヤシステム2の運用例を図5に示し、例えばコンベヤ4の左右両側にスイッチアレイ6,7を設ける場合、例えば4人の作業者が同時に作業できる。これは下流側の作業者は、どの物品が識別データを未入力であるかを、ボタンスイッチの表示から目視できるためである。そして作業者の数は3人あるいは2人とし、また1人とすることもできる。コンベヤ4が充分長い場合、1台のコンベヤの例えば上流側から下流側に左右それぞれ3人ずつ、合計6人を配置することもできる。なおスイッチアレイ7を設けず、スイッチアレイ6のみを設ける場合、作業者の数は1人あるいは2人に変更できる。これらのため、省スペースでかつ作業者の数を柔軟に変更できる。
【0026】
実施例ではボタンスイッチ8を設けて、どの物品に対する識別データを入力したのかを入力するようにした。しかしながらコンベヤ4上に1〜10などの番地を設けて、作業者がヘッドセットに対して物品の位置を番地で入力し、識別データを入力してもよい。またスイッチアレイ6に代えて、長尺状のタッチパネルをコンベヤ4に沿って設けると、構造上は1個の表示器と1個のスイッチということもできる。
【0027】
図6に変形例を示し、入口センサに代えてカメラ60を設けて、コンベヤ4の上流側で物品21を撮像する。撮像したデータを例えば画像メモリ64に保存する。またコンベヤ4に沿って複数個のタッチパネル62を設け、タッチパネル62は例えば少なくとも2色のカラーパネルとし、物品が所在する位置と、識別データを入力済みか未入力かを表示する。なお画像メモリから読み出す範囲を、コンベヤの動作に応じて制御し、各タッチパネル62に付近の物品の画像を表示する。そして作業者がタッチパネル62上に表示された物品にタッチすることにより、どの物品に対して識別データが入力されたかを決定する。また識別データの入力自体は、ヘッドセットやバーコードリーダ、RFIDリーダ、テンキーなどを用い、他の点では図1〜図5の実施例と同様である。
【0028】
実施例では以下の効果が得られる。
(1) 1台のコンベヤ4に対し、1人〜複数人の作業者を配置でき、省スペースで、かつ作業者の配置を柔軟に変更できる。
(2) コンベヤ4にそって列状に配置された、ボタンスイッチから物品を指定するので、どの位置でも入力できる。
(3) どの物品に対して識別データが入力されたのかを、ボタンスイッチのデータにより求めることができる。
(4) 荷物のサイズに応じて点灯させるボタンスイッチの数を変更するので、どのボタンが物品に対応するのかを直感的に分かる。
(5) 物品に対応するボタンスイッチのみが点灯し、入力済みと未入力とで色を変えるので、どの物品に対して識別データを入力すればよいのかが容易に分かる。
(6) 出口側センサの位置で識別データが未入力の場合、コンベヤを一旦停止させて識別データを確実に入力できる。
(7) コンベヤに物品が投入されたものの、出口に達する前に物品が持ち去られることがある。物品が出口センサで検出されるはずの位置で検出されないと、物品が持ち去られたものとして、トラッキングテーブルからその物品に関するデータを抹消する。従ってコンベヤ上の物品に対して他のラインで処理するなどのために、物品を持ち去ってもエラーが生じない。

【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】実施例のデータ入力システムを示す、要部平面図
【図2】実施例のデータ入力システムでのトラッキングテーブルを示す図
【図3】実施例での識別データの入力方法を示すフローチャート
【図4】図3に続くフローチャートで、出口センサで物品を検出した際の処理を示す
【図5】データ入力システムの運用例を示す図
【図6】変形例のデータ入力システムの要部平面図
【符号の説明】
【0030】
2 データ入力システム
4 コンベヤ
6,7 スイッチアレイ
8 ボタンスイッチ
10 表示コントローラ
12 入口センサ
14 出口センサ
13,15 投光端
16 パルスジェネレータ
18 作業者
19 ヘッドセット
20 トラッキング部
21 物品
22 ラベル
24 スイッチ
25,26 LED
30 トラッキングテーブル記憶部
32 上書部
34 データシフタ
36 検査部
38 ログメモリファイル
60 カメラ
61 撮像範囲
62 タッチパネル
64 画像メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業者が人手で識別データを入力するためのシステムであって、
識別データが付された物品を搬送するための搬送路と、
搬送路に沿って設けられ、かつ搬送路上の物品の位置に合わせて表示が移り変わる表示器と、
物品に付された識別データを作業者が入力するための入力手段と、
前記搬送路上の位置と入力された識別データとを、物品毎に把握するための把握手段と、
前記把握手段で把握した、物品の位置と識別データの有無とに従って、識別データを入力済みの物品と未入力の物品とで、異なる表示を前記表示器に表示させるための制御手段とを備えた、識別データの入力システム。
【請求項2】
前記表示器は搬送路に沿って列状に複数個設けられ、
さらに前記搬送路に沿って列状に設けられた複数のスイッチを設けて、
前記把握手段は、入力された識別データと操作されたスイッチとの組み合わせから、どの物品の識別データであるかを把握するように構成されている、請求項1に記載の識別データの入力システム。
【請求項3】
物品のサイズを把握するための手段をさらに設けて、前記制御手段は、物品のサイズに応じた個数の表示器を動作させるように構成されている、請求項2に記載の識別データの入力システム。
【請求項4】
前記表示器は少なくとも2色に点灯自在で、前記制御手段は、識別データが入力済みの物品に対して第1色で表示器を点灯させ、識別データが未入力の物品に対して第2色で表示器を点灯させるように構成されている、請求項2または3に記載の識別データの入力システム。
【請求項5】
搬送路の入口側に設けた物品センサと、出口側に設けた物品センサとをさらに設け、
前記把握手段は、入口側の物品センサの信号から物品が投入されたことを把握して、搬送路上の物品の移動に従って物品の位置を変更し、把握手段のデータ上は出口側の物品センサに物品が達したが、出口側の物品センサが物品を検出しない場合、把握手段から検出されなかった物品のデータを抹消するように構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の識別データの入力システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−132375(P2010−132375A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−307483(P2008−307483)
【出願日】平成20年12月2日(2008.12.2)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】