説明

貯蔵物の仕分け方法と仕分け装置、およびそれを制御するためのプログラム

【課題】 使用する格納容器を節約することができる、貯蔵物の仕分け方法と仕分け装置、およびそれを制御するためのプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】 検査後にカセットA、Bへ収容されたディスプレイパネル8の種別データを、オペレータが入力装置2からコントローラ3に入力する。コントローラ3は、入力された仕分け前の種別データに基づき、カセットA、BのスロットA1〜A7、B1〜B7間において、収容されているそれぞれのディスプレイパネル8の入換え先を決定する。コントローラ3によって決定されたディスプレイパネル8の入換え先はモニター22に表示され、これに対して問題がなければ、オペレータの入力装置2に対する操作によって、パネル搬送ローダ5が作動され、カセットA、B間において、ディスプレイパネル8の入換えが行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、格納容器に入れられた貯蔵物を、その種別ごとに仕分けする貯蔵物の仕分け方法と仕分け装置、およびそれを制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、工場ラインにおいて製造されたものを、検査工程を通過させることにより、規格合格品、要修正品、および廃棄品といった複数の種別に仕分け、それぞれごとに、別々の後工程へと送る必要があった。ディスプレイ用のディスプレイパネルの仕分け装置に関する従来技術として、ディスプレイパネルが格納されたカセットのIDプレートに書き込まれた検査結果に基づいて、ディスプレイパネルを仕分け、新たな空のカセットにディスプレイパネルを収容していくものがあった(例えば、特許文献1参照)。これによれば、オペレータの手を煩わすことなく、移動元のカセット内のディスプレイパネルを、移動先のカセットに自動的に振り分けることができ、当該従来技術によるものは、製造、検査工程において、その生産性を高めるために有用であった。
【特許文献1】特開2001−163416公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した従来技術による仕分け装置においては、移動元のカセットに収容されたディスプレイパネルを、新たな移動先のカセットに移動させるものであって、ディスプレイパネルを仕分けるために、ディスプレイパネルを収容するのに要する以上の数のカセットを必要とし、当該カセットを準備するために要するコスト、およびそれらを載置するライン上のスペースの増大が避けられなかった。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、使用する格納容器を節約することができる、貯蔵物の仕分け方法と仕分け装置、およびそれを制御するためのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、その種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け装置において、複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を有し、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データが入力され、この種別データに基づいて、複数の前記格納容器間における、前記貯蔵物の入換え先となる前記収容部を決める収容部決定手段と、前記収容部決定手段によって決められた前記収容部に基づいて、前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換える移動手段を備えることを特徴とする貯蔵物の仕分け装置とした。
【0005】
請求項2の発明は、前記収容部決定手段は、入力された前記種別データを記憶する種別データ記憶手段と、各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別を決定する格納容器決定手段と、前記種別データに基づき、仕分け前に前記収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別手段と、前記格納容器決定手段によって決定された各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別と、前記貯蔵物判別手段によって判別されたそれぞれの貯蔵物の種別とから、前記種別データに基づいて、それぞれの前記貯蔵物について入換え先となる前記収容部を決定する入換え先決定手段とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵物の仕分け装置とした。
【0006】
請求項3の発明は、前記格納容器決定手段は、前記種別データに基づき、入換え前に、前記格納容器ごとに、収容された前記貯蔵物の各種別の数を比較する種別比較手段と、この種別比較手段によって、最も多くの前記貯蔵物の種別を収容した前記格納容器を、当該種別の入換え先と決定する貯蔵物固定手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貯蔵物の仕分け装置とした。
【0007】
請求項4の発明は、前記貯蔵物はディスプレイを構成するディスプレイパネルであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の貯蔵物の仕分け装置とした。
【0008】
請求項5の発明は、格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、その種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け方法において、複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を備え、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データが記憶され、記憶された前記種別データに基づいて、複数の前記格納容器間における、前記貯蔵物の入換え先となる前記収容部を決定し、決められた前記収容部に基づいて、前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換えることを特徴とする貯蔵物の仕分け方法とした。
【0009】
請求項6の発明は、格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、搬送機によってその種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け装置を制御するためのプログラムにおいて、複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を有し、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データを記憶する種別データ記憶ステップ、各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別を決定する格納容器決定ステップ、前記種別データに基づき、仕分け前に前記収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別ステップ、決定された各々の前記格納容器に収容する前記貯蔵物の種別と、判別されたそれぞれの前記貯蔵物の種別とから、前記種別データに基づいて、それぞれの前記貯蔵物について入換え先となる前記収容部を決定し、入換え先データを形成する入換え先決定ステップ、および前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換えるために、前記入換え先決定ステップにおいて形成された入換え先データに基づいて、前記搬送機に駆動信号を送信する移動ステップとを備えることを特徴とする貯蔵物の仕分け装置を制御するためのプログラムとした。
【発明の効果】
【0010】
<請求項1の発明>
その仕分け前に、収容部内に入れられた貯蔵物の種別が、格納容器ごとに収容部と対応付けて形成された種別データが入力され、この種別データに基づいて、複数の格納容器間における、貯蔵物の入換え先となる収容部を決める収容部決定手段と、収容部決定手段によって決められた収容部に基づいて、貯蔵物を格納容器間で互いに入れ換える移動手段を備えることにより、仕分けした貯蔵物を収容するのに必要とする格納容器のみで仕分けすることができ、仕分けのための格納容器を節約することが可能な仕分け装置にすることができる。
【0011】
<請求項2の発明>
収容部決定手段は、入力された種別データを記憶する種別データ記憶手段と、各々の格納容器に収容する貯蔵物の種別を決定する格納容器決定手段と、種別データに基づき、仕分け前に収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別手段と、格納容器決定手段によって決定された各々の格納容器に収容する貯蔵物の種別と、貯蔵物判別手段によって判別されたそれぞれの貯蔵物の種別とから、種別データに基づいて、それぞれの貯蔵物について入換え先となる収容部を決定する入換え先決定手段とによって構成されていることにより、貯蔵物を種別ごとに、複数の格納容器に確実に仕分けすることが可能となる。
【0012】
<請求項3の発明>
格納容器決定手段は、種別データに基づき、入換え前に、格納容器ごとに、収容された貯蔵物の各種別の数を比較する種別比較手段と、この種別比較手段によって、最も多くの貯蔵物の種別を収容した格納容器を、当該種別の入換え先と決定する貯蔵物固定手段を備えることにより、格納容器間の入換えをできるだけ少なくすることができ、仕分けのための時間を節約することが可能となる。
【0013】
<請求項4の発明>
貯蔵物はディスプレイを構成するディスプレイパネルであることにより、広大なディスプレイパネルを収容する格納容器を節約することが可能となり、格納容器の載置スペースを大幅に節約することができる。
【0014】
<請求項5の発明>
その仕分け前に、収容部内に入れられた貯蔵物の種別が、格納容器ごとに収容部と対応付けて形成された種別データが記憶され、記憶された種別データに基づいて、複数の格納容器間における、貯蔵物の入換え先となる収容部を決定し、決められた収容部に基づいて、貯蔵物を格納容器間で互いに入れ換えることにより、仕分けした貯蔵物を収容するのに必要とする格納容器のみで仕分けすることができ、格納容器を節約することが可能な仕分け方法にすることができる。
【0015】
<請求項6の発明>
その仕分け前に、収容部内に入れられた貯蔵物の種別が、格納容器ごとに収容部と対応付けて形成された種別データを記憶する種別データ記憶ステップ、各々の格納容器に収容する貯蔵物の種別を決定する格納容器決定ステップ、種別データに基づき、仕分け前に収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別ステップ、決定された各々の格納容器に収容する貯蔵物の種別と、判別されたそれぞれの貯蔵物の種別とから、種別データに基づいて、それぞれの貯蔵物について入換え先となる収容部を決定し、入換え先データを形成する入換え先決定ステップ、および貯蔵物を格納容器間で互いに入れ換えるために、入換え先決定ステップにおいて形成された入換え先データに基づいて、搬送機に駆動信号を送信する移動ステップとを備えることにより、仕分けした貯蔵物を収容するのに必要とする格納容器のみで仕分けすることができ、格納容器を節約することが可能な仕分け装置を制御するためのプログラムにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施形態を図1乃至図13によって説明する。図1に示すように、本実施形態による仕分け装置1を構成する入力装置2は、仕分け前に、オペレータが操作して、ディスプレイパネル8(本発明の貯蔵物に該当する)の種別データを入力する入力操作部21と、その上方に配置されたモニター22を有している。コントローラ3は本発明の収容部決定手段に該当し、入力装置2から送信されたディスプレイパネル8の種別データに基づいて、ディスプレイパネル8を収容したカセット7(本発明の格納容器に該当する)間のディスプレイパネル8の入換え先データを形成し、その結果を入力装置2のモニター22に表示させる。パネル搬送ローダ5は本発明の移動手段あるいは搬送機に該当し、駆動回路4を介してコントローラ3と接続されており、コントローラ3からの駆動信号によって作動し、コントローラ3の形成した入換え先データに基づいて、ディスプレイパネル8をカセット7間において入換えを行い、種別ごとに複数のカセット7への仕分けを行う。
【0017】
コントローラ3について詳述すると、コントローラ3は制御プログラムによって動作し、入力された種別データを記憶する種別データ記憶手段31と、種別データ記憶手段31に記憶された種別データに基づいて、各々のカセット7に収容するディスプレイパネル8の種別を決定するカセット決定手段32(本発明の格納容器決定手段に該当する)と、種別データに基づき、仕分け前にカセット7に入れられた各々のディスプレイパネル8ごとに、その種別を判別するディスプレイパネル判別手段33(本発明の貯蔵物判別手段に該当する)と、カセット決定手段32によって決定された各々のカセット7に収容するディスプレイパネル8の種別と、ディスプレイパネル判別手段33によって判別された、それぞれのディスプレイパネル8の種別とから、種別データに基づいて、それぞれのディスプレイパネル8について入換え先となるカセット7のスロット(後述する)を決定する収容スロット決定手段34(本発明の入換え先決定手段に該当する)と、収容スロット決定手段34によって形成された入換え先データを記憶する入換え先データ記憶手段35とによって構成されている。尚、収容スロット決定手段34は、入換え先データを形成する過程において、種別データ記憶手段31のメモリ中の種別データを書き換えていく。
【0018】
図2に示すように、ディスプレイパネル貯蔵基6の長く延在した編成台61上には、複数の編成ポート62が並置されており、各々の編成ポート62上には、カセット7が載置可能とされている。各々のカセットの側柱71には、その上下方向に、図示しない複数の桟が形成されており、これによりカセット7内には複数のスロット(本発明の収容部に該当する)が、上下方向に重ねて形成されている。両端部を桟に載置することにより、それぞれのスロットにディスプレイパネル8を入れ、カセット7内には複数のディスプレイパネル8が、互いに所定間隔を有しながら収容される。ディスプレイパネル8はディスプレイを構成するもので、コンピュータ統合生産システム(CIMシステム)によって製造管理され、TFT(Thin-Film-Transistor)工程を完了した状態で、検査装置(図示せず)による検査を終了した後、カセット7に収容されている。
【0019】
パネル搬送ローダ5は、伸縮自在の一対のロボットアーム51を備え、このロボットアーム51は上下方向にも移動可能であることから、その先端にある保持部52が3次元的に移動可能とされている。パネル搬送ローダ5は移動レール63上を移動可能とされており、仕分けを必要とするカセット7の前方に移動し、ロボットアーム51を作動させて、入換えるディスプレイパネル8の下方に、保持部52を進入させ、ディスプレイパネル8を下面から持ち上げてカセット7から抜き取って入換えを行う。
【0020】
次に、図3乃至図13に基づいて、本実施形態のコントローラ3による、カセットA、B間における、ディスプレイパネル8の仕分け方法について説明する。図12のUPに示すように、第1ポートおよび第2ポート上に、それぞれカセットAおよびカセットBが載置されており、それぞれのカセットA、B内には7つのスロットA1〜A7、B1〜B7が形成されている。また、各スロットA1〜A7、B1〜B7内には、図にあるように、TFT工程を完了した時点での検査結果の良品とされたディスプレイパネル8(図12において○にて示す)と、検査の結果、要修正品とされたディスプレイパネル8(図12において△にて示す)とが混在して収容されている。図12に示したカセットA、Bは、最上段UPのものがTFT工程を完了した後、カセットA、Bに収容された直後の状態を示し、最下段LOのものが仕分けを完了した状態を示しており、双方の間SN、TDのものは、その途中段階を示している。
【0021】
TFT工程の完了後、最初に、オペレータがCIMシステムの端末機器を操作して、カセットA、Bの各スロットごとに、収容されたディスプレイパネル8の種別(良品○か、要修正品△か)を知り、入力装置2を用いてコントローラ3に、その種別データ(どのカセットのどのスロットに、どの種別のディスプレイパネル8が収容されているかということを対応付けて示すデータ)を入力し、これをメモリに記憶させる(種別データ記憶ステップ)。図3に示したように、ステップS301において、入力装置2からの入力があったことを検出すると、ディスプレイパネル8のうち、同一種別のものを最も多く収容するカセット内に、同一種別のディスプレイパネル8を集めるように、ステップS302において、カセットA内の良品の数(P1)が、カセットB内の良品の数(P2)、カセットA内の要修正品の数(N1)、およびカセットB内の要修正品の数(N2)のいずれに対しても、それ以上であるか否かを判定する(後述するステップS305とともに、本発明の種別比較手段に該当する)。
【0022】
図12に示すように、カセットA内の良品の数P1は4であって、P2(=2)、N1(=2)、N2(=3)よりも大きいため、カセットA内の良品は入換えを行わないことを決定し(本発明の貯蔵物固定手段、格納容器決定ステップに該当する)、次に、ステップS303において、カセットAおよびカセットB内の良品の数の和が、7以下であるか否かを判定する。カセットAおよびカセットB内の良品の数の和は6であって、7以下であるため、カセットAに、良品をすべて収容することが可能と判定し、更に、ステップS304において、カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和が、7以下であるか否かが判定される。カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和は5であって、7以下であるため、カセットBに、要修正品をすべて収容することが可能と判定し、ステップS308へと進み、カセットA中に良品を収容し、カセットB中に要修正品を収容するように入換えを行う。
【0023】
ステップS303において、カセットAおよびカセットB内の良品の数の和が、7より大きい場合、カセットAに良品が収容しきれないと判定され、ステップS401(図4示)へと進み、カセットA中に良品を収容し、カセットB中に残りの良品と要修正品を収容するように入換えを行う。また、ステップS304において、カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和が、7より大きい場合は、カセットBに要修正品が収容しきれないと判定され、ステップS501(図5示)へと進み、カセットB中に要修正品を収容し、カセットA中に残りの要修正品と良品を収容するように入換えを行う。
【0024】
一方、ステップS302において、カセットA内の良品の数P1が、カセットB内の良品の数P2、カセットA内の要修正品の数N1、およびカセットB内の要修正品の数N2のいずれかよりも小さいと判定されると、ステップS305へと進み、カセットB内の要修正品の数N2が、カセットB内の良品の数P2、カセットA内の要修正品の数N1の双方以上であるか否かが判定される。カセットB内の要修正品の数N2が、カセットB内の良品の数P2、カセットA内の要修正品の数N1の双方以上であると判定された時は、カセットB中の要修正品の入換えは行わないと決定し、ステップS303へと進む。
【0025】
ステップS305において、カセットB内の要修正品の数N2が、カセットB内の良品の数P2、カセットA内の要修正品の数N1のいずれかよりも小さいと判定されると、カセットB内の良品の数P2、またはカセットA内の要修正品の数N1が最も多いと考えられ、ステップS306へと進んで、ステップS303と同様に、カセットAおよびカセットB内の良品の数の和が、7以下であるか否かが判定される。ステップS306において、カセットAおよびカセットB内の良品の数の和が、7以下であると判定されると、ステップS307へと進み、ステップS304と同様に、カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和が、7以下であるか否かが判定される。ステップS307において、カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和が、7以下と判定された場合、ステップS309へと進み、カセットB中に良品を収容し、カセットA中に要修正品を収容するように入換えを行う。
【0026】
また、ステップS306において、カセットAおよびカセットB内の良品の数の和が7より大きい場合、カセットBに良品が収容しきれないと判定され、ステップS601(図6示)へと進み、カセットB中に良品を収容し、カセットA中に残りの良品と要修正品を収容するように入換えを行う。また、ステップS307において、カセットAおよびカセットB内の要修正品の数の和が7より大きい場合、カセットAに要修正品が収容しきれないと判定され、ステップS701(図7示)へと進み、カセットA中に要修正品を収容し、カセットB中に残りの要修正品と良品を収容するように入換えを行う。
【0027】
ステップS308において、コントローラ3がカセットA中に良品を収容し、カセットB中に要修正品を収容するような入換え先データを形成すると、ステップS310へと進み、コントローラ3によって決定されたカセットA、B間のディスプレイパネル8の入換え先データが、モニター22に表示される。モニター22を見たオペレータが、コントローラ3による入換え先データが問題ないと判断して、入力操作部21の入換え了解スイッチを操作すると(ステップS311)、コントローラ3は、駆動回路4に向けて駆動信号を送信してこれを励磁し、パネル搬送ローダ5を作動させる(ステップS312:移動ステップ)。
【0028】
上述したように、パネル搬送ローダ5の作動により、カセットA、B間のディスプレイパネル8を互いに入換えて、カセットA内にディスプレイパネル8の良品をまとめ、カセットB内にディスプレイパネル8の要修正品をまとめて収容する(図12においてLOに示す)。この後、第1ポート上のカセットAは液晶工程へと搬送され、第2ポート上のカセットBは修正工程へと搬送される。モニター22を見たオペレータが、コントローラ3による入換え先データに対して、修正が必要と判断した場合、入力操作部21を操作して、ディスプレイパネル8の入換え先データを変更する(ステップS313)。変更された入換え先データはモニター22に表示され、再び、オペレータが見ることができる(ステップS310)。
【0029】
次に、図8、図9および図12に基づいて、ステップS308内のプロセスについて詳述する。図8および図9は、ステップS308内のルーチンを示している。ステップS308に進むと、最初に、ステップS801においてm=1、n=1と初期設定される。次に、ステップS802において、カセットAのスロットA1が空か否かが判定される。スロットA1には良品a1が収容されており、入換えの必要がないため、ステップS803(貯蔵物判別ステップ)を経て、ステップS809へと進む。ステップS809において、mが1つだけインクリメントされた後、ステップS810において、mが7以下と判定され、再びステップS802へと戻る。
【0030】
ステップS802を経て、ステップS803において、スロットA2に要修正品a2が収容されていると判定されると、ステップS804において、カセットBのスロットB1が空か否かが判定される。スロットB1には良品b1が収容されており、入換えの必要があるため、ステップS805を経て、ステップS807(入換え先決定ステップ)へと進む。ステップS807において、スロットA2中の要修正品a2と、スロットB1中の良品b1が、データ上において互いに入換えられ(図12においてSNに示す)、入換えられた種別データは、ステップS808において、メモリの上書きがされる。その後、一巡目と同様に、ステップS809において、mが1つだけインクリメントされた後、ステップS810を経由して、再びステップS802へと戻る。
【0031】
スロットA3には良品a3が収容されているため、ステップS803を経由してステップS809において、更にmが1つだけインクリメントされた後、ステップS810を経由して、再びステップS802へと戻る。スロットA4は空であるため、ステップS802からステップS901(図9)へと進み、スロットB1が空か否かが判定される。スロットB1には要修正品a2が収容されているため、ステップS902を経てステップ906において、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS907において、nが7以下と判定され、再びステップS901へと戻る。
【0032】
ステップS901を経由して、ステップS902において、スロットB2に要修正品b2が収容されていると判定されると、ステップS906において、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS907を経て、再びステップS901へと戻る。次に、スロットB3は空であるため、更にステップS906において、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS907を経て、再度ステップS901へと戻る。次に、ステップS901を経て、ステップS902において、スロットB4に良品b3が収容されていると判定されると、ステップS903へと進み、データ上において、スロットB4中の良品b3をスロットA4中に収容する(図12においてTDに示す)。入換えられた種別データは、ステップS904において、メモリの上書きがされる。その後、ステップS905においてn=1とされ、再びステップS809へと戻り(図8示)、mが1つだけインクリメントされた後、ステップS810を経由して、再びステップS802へと戻る。
【0033】
ステップS802を経由した後、ステップS803において、スロットA5に要修正品a4が収容されていると判定され、ステップS804を経由して、ステップS805において、スロットB1に要修正品a2が収容されていると判定されると、ステップS806において、nが1つだけインクリメントされ、再びステップS804へと進む。次に、ステップS804を経由して、ステップS805において、スロットB2に要修正品b2が収容されていると判定されると、ステップS806において、nが1つだけインクリメントされ、再度ステップS804へと進む。
【0034】
ステップS804を経由して、ステップS805において、スロットB3が空であると判定されると、ステップS908へと進み(図9示)、データ上において、スロットA5中の要修正品a4をスロットB3中に収容する(図12においてLOに示す)。入換えられた種別データは、ステップS909において、メモリの上書きがされる。その後、ステップS906においてnが1つだけインクリメントされた後、ステップS907を経由して、再びステップS901へと戻る。これ以降、スロットB4〜B7には良品が収容されておらず、要修正品a4を抜き取った後の、空のスロットA5中に収容するディスプレイパネル8がないため、ステップS901あるいはS902を経由して、ステップ906において、nが1つずつインクリメントされる。
【0035】
スロットB7までについての種別データの精査が終了すると、ステップS907において、nが7より大きいと判定され、ステップS905においてn=1とされた後、再びステップS809(図8示)へと戻り、mが1つだけインクリメントされる。これ以降、カセットAについてスロットA6、A7についての種別データの精査が行われるが、それぞれ良品a5、a6が収容されており、入換えの必要がないため、スロットA7についての種別データの精査後、ステップS810において、mが7より大きいと判定され、ステップS308による仕分けが終了し、コントローラ3は入換え先データを形成する。
【0036】
次に、図6、図10、図11および図13に基づいて、上述したステップS601(図6示)内のプロセスについて詳述する。図10および図11は、ステップS601内のルーチンを示している。ステップ601へと進むと、最初に、ステップS1001(図10示)においてm=1、n=1と初期設定される。次に、ステップS1002において、カセットBのスロットB1が空か否かが判定される。スロットB1には良品b1が収容されており、入換えの必要がないため、ステップS1003を経て、ステップS1009へと進む。ステップS1009において、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS1010において、nが7以下と判定され、再びステップS1002へと戻る。
【0037】
スロットB2にも良品b2が収容されているため、ステップS1002、ステップ1003を経由して、再びステップS1009へと進み、nが更に1つだけインクリメントされた後、ステップS1010を経由して、再度ステップS1002へと戻る。次に、ステップS1002を経由して、ステップS1003において、スロットB3に要修正品b3が収容されていると判定された後、ステップS1004を経由して、ステップS1005において、カセットAのスロットA1に要修正品a1が収容されていると判定されると、ステップS1006において、mが1つだけインクリメントされ、再びステップS1004へと戻る。
【0038】
ステップS1004を経由して、ステップS1005において、スロットA2に良品a2が収容されていると判定されると、ステップS1007へと進み、データ上において、スロットA2中の良品a2とスロットB3中の要修正品b3とを入換える(図13においてMIDに示す)。入換えられた種別データは、ステップS1008において、メモリの上書きがされた後、ステップS1009においてnが1つだけインクリメントされ、ステップS1010において、nが7以下であると判定された後、再びステップS1002へと戻る。
【0039】
次に、ステップS1002を経由して、ステップS1003において、スロットB4に良品b4が収容されていると判定されると、ステップS1009へと進み、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS1010を経由して、再びステップS1002へと戻る。次に、ステップS1002において、スロットB5が空であると判定されると、ステップS1101(図11示)へと進み、ステップS1101を経由してステップ1102において、スロットA2に要修正品b3が収容されていると判定され、ステップS1106においてmが1つだけインクリメントされた後、再び、ステップS1101へと進む。
【0040】
次に、ステップ1101において、スロットA3が空であると判定されると、再度ステップS1106においてmが1つだけインクリメントされた後、再び、ステップS1101へと進み、ステップS1101を経由してステップS1102において、スロットA4に良品a3が収容されていると判定されると、ステップS1103へと進み、データ上において、スロットA3中の良品a3をスロットB5中に収容する(図13においてLOに示す)。入換えられた種別データは、ステップS1104において、メモリの上書きがされた後、ステップS1105においてm=1とされ、ステップS1009へと進む。その後、nが1つだけインクリメントされた後、ステップS1010を経由して、再びステップS1002へと戻る。
【0041】
これ以降、カセットBについて、スロットB6、B7についての種別データの精査が行われるが、それぞれ良品b5、b6が収容されており、入換えの必要がないため、スロットB7についての種別データの精査後、ステップS1010において、nが7より大きいと判定され、ステップS601による仕分けが終了し、コントローラ3による入換え先データの形成が行われる。この後、パネル搬送ローダ5によって、実際にディスプレイパネル8の仕分けが実行された後、第2ポート上のカセットBは液晶工程へと搬送され、第1ポート上のカセットAは、TFT工程後の検査を終了した新たなカセットC(図13においてBLに示す)との間で、上述したのと同様の方法によって、ディスプレイパネル8の入換えを行い、カセットAに要修正品をまとめ(図13においてBMに示す)、カセットCに良品をまとめるように仕分けを行う(図13においてBRに示す)。尚、ステップS309、ステップS401、ステップS501およびステップS701についても、上述したステップS308あるいはステップS601と同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0042】
本実施形態によれば、仕分け前に、スロット内に入れられたディスプレイパネル8の種別データが入力され、この種別データに基づいて、カセット7間における、ディスプレイパネル8の入換え先を決めるコントローラ3と、コントローラ3によって決められたディスプレイパネル8の入換え先に基づいて、ディスプレイパネル8をカセット7間で互いに入れ換えるパネル搬送ローダ5を備えることにより、仕分けしたディスプレイパネル8を収容するのに必要とするカセット7のみで仕分けすることができ、仕分けのためのカセット7を節約することが可能で、カセット7を載置するためのスペースも節約可能な仕分け装置1にすることができる。
【0043】
また、コントローラ3は、入力された種別データを記憶する種別データ記憶手段31と、各々のカセット7に収容するディスプレイパネル8の種別を決定するカセット決定手段32と、種別データに基づき、仕分け前にスロットに入れられた個々のディスプレイパネル8ごとに、その種別を判別するディスプレイパネル判別手段33と、カセット決定手段32によって決定された、各々のカセット7に収容するディスプレイパネル8の種別と、ディスプレイパネル判別手段33によって判別された、それぞれのディスプレイ8の種別とから、種別データに基づいて、それぞれのディスプレイ8について入換え先となるスロットを決定する収容スロット決定手段34とによって構成されていることにより、ディスプレイ8を種別ごとに、複数のカセット7に確実に仕分けすることが可能となる。
【0044】
また、コントローラ3は、入換え前に、各カセット7ごとに収容されたディスプレイパネル8の種別の数を比較し、この比較によって、最も多くのディスプレイパネル8の種別を収容したカセット7を、その種別の入換え先と決めることにより、同一種別のものを最も多く収容するカセット7内に、当該種別のディスプレイパネル8を集めることになるため、カセット間の入換えをできるだけ少なくすることができ、仕分けのための時間を節約することが可能となる。
【0045】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)コントローラをCIMシステムと接続し、ディスプレイパネルの種別データをCIMシステムからコントローラへ取り込むようにすれば、オペレータがコントローラへ種別データを入力する手間を省くことができる。
(2)ディスプレイパネルを互いに入換えるカセットの数は、3つ以上あってもよい。また、各カセットのスロットの数は、7より多くても、少なくてもよい。
(3)仕分けを行う貯蔵物は、ディスプレイ用のディスプレイパネルに限られるものではなく、自動車用部品、または建築資材もしくは衣料品といった、分野を問わずあらゆるものに適用可能である。
(4)本発明においては、貯蔵物を様々な種別に基づいて仕分けすることが可能である。
(5)良品、要修正品を収容するカセットの決定方法は、上述した方法でなくとも、種別データにかかわらず、第1ポート上のカセットに良品、第2ポート上のカセットに要修正品を入れるというように決定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施形態による仕分け装置のシステム図である。
【図2】パネル搬送ローダによるディスプレイパネルの入換え方法を示す斜視図である。
【図3】本実施形態によるディスプレイパネルの仕分け方法のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図3に示したメインルーチンの一部を構成するステップS401を示すフローチャートである。
【図5】図3に示したメインルーチンの一部を構成するステップS501を示すフローチャートである。
【図6】図3に示したメインルーチンの一部を構成するステップS601を示すフローチャートである。
【図7】図3に示したメインルーチンの一部を構成するステップS701を示すフローチャートである。
【図8】図3に示したステップS308の詳細を示すフローチャートである。
【図9】図8とともに、図3に示したステップS308を構成するフローチャートである。
【図10】図6に示したステップS601の詳細を示すフローチャートである。
【図11】図10とともに、図6に示したステップS601を構成するフローチャートである。
【図12】図3に示したステップS308による仕分け方法を説明するために、ディスプレイパネルの状態を示したカセットの簡略図である。
【図13】図6に示したステップS601による仕分け方法を説明するために、ディスプレイパネルの状態を示したカセットの簡略図である。
【符号の説明】
【0047】
1…仕分け装置
2…入力装置
3…コントローラ
5…パネル搬送ローダ
7…カセット
8…ディスプレイパネル
31…種別データ記憶手段
32…カセット決定手段
33…ディスプレイパネル判別手段
34…収容スロット決定手段
A1〜A7…カセットAのスロット
B1〜B7…カセットBのスロット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、その種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け装置において、
複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を有し、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データが入力され、この種別データに基づいて、複数の前記格納容器間における、前記貯蔵物の入換え先となる前記収容部を決める収容部決定手段と、
前記収容部決定手段によって決められた前記収容部に基づいて、前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換える移動手段を備えることを特徴とする貯蔵物の仕分け装置。
【請求項2】
前記収容部決定手段は、入力された前記種別データを記憶する種別データ記憶手段と、各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別を決定する格納容器決定手段と、前記種別データに基づき、仕分け前に前記収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別手段と、前記格納容器決定手段によって決定された各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別と、前記貯蔵物判別手段によって判別されたそれぞれの貯蔵物の種別とから、前記種別データに基づいて、それぞれの前記貯蔵物について入換え先となる前記収容部を決定する入換え先決定手段とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵物の仕分け装置。
【請求項3】
前記格納容器決定手段は、前記種別データに基づき、入換え前に、前記格納容器ごとに、収容された前記貯蔵物の各種別の数を比較する種別比較手段と、この種別比較手段によって、最も多くの前記貯蔵物の種別を収容した前記格納容器を、当該種別の入換え先と決定する貯蔵物固定手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貯蔵物の仕分け装置。
【請求項4】
前記貯蔵物はディスプレイを構成するディスプレイパネルであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の貯蔵物の仕分け装置。
【請求項5】
格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、その種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け方法において、
複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を備え、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データが記憶され、
記憶された前記種別データに基づいて、複数の前記格納容器間における、前記貯蔵物の入換え先となる前記収容部を決定し、
決められた前記収容部に基づいて、前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換えることを特徴とする貯蔵物の仕分け方法。
【請求項6】
格納容器に混在して入れられた複数の貯蔵物を、搬送機によってその種別ごとに複数の前記格納容器に仕分けする貯蔵物の仕分け装置を制御するためのプログラムにおいて、
複数の前記格納容器がそれぞれ複数の収容部を有し、その仕分け前に、前記収容部内に入れられた前記貯蔵物の種別が、前記格納容器ごとに前記収容部と対応付けて形成された種別データを記憶する種別データ記憶ステップ、
各々の格納容器に収容する前記貯蔵物の種別を決定する格納容器決定ステップ、
前記種別データに基づき、仕分け前に前記収容部に入れられた個々の貯蔵物ごとにその種別を判別する貯蔵物判別ステップ、
決定された各々の前記格納容器に収容する前記貯蔵物の種別と、判別されたそれぞれの前記貯蔵物の種別とから、前記種別データに基づいて、それぞれの前記貯蔵物について入換え先となる前記収容部を決定し、入換え先データを形成する入換え先決定ステップ、および
前記貯蔵物を前記格納容器間で互いに入れ換えるために、前記入換え先決定ステップにおいて形成された入換え先データに基づいて、前記搬送機に駆動信号を送信する移動ステップとを備えることを特徴とする貯蔵物の仕分け装置を制御するためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−298634(P2006−298634A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−126446(P2005−126446)
【出願日】平成17年4月25日(2005.4.25)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】