説明

貼り薬製造装置

【課題】2種類以上の貼り薬を貼り付けなければならず、また、貼り薬の大きさ及び形状を加工しなければならなかった。
【解決手段】貼り薬に含まれるべき複数の薬の基になる複数の薬剤が充填されている複数の薬剤カートリッジが着脱自在な貼り薬製造装置であって、シール部材と、前記複数の薬剤を、患者の病気を治療するのに必要な量だけ前記シール部材に吐出する吐出部と、を含むことを特徴とする貼り薬製造装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚に貼り付けることにより皮膚を通して薬物を吸収させる経皮吸収型製剤である貼り薬を製造する貼り薬製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1に記載されている吸入装置が、利用者(患者)に向けて薬剤の微小液滴を吐出することにより当該患者に前記薬剤を吸入させるという「患者による薬の吸収」に関連して、従来、患者は、病院で診察を受け、処方箋を受け取り、また、薬局で前記処方箋により指示された薬、例えば、貼り薬を手渡され、当該貼り薬を持ち帰って当該患者の身体の皮膚に貼り付ける。
【0003】
【特許文献1】特開2002−165882号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記患者は、2種類以上の病気を患っている場合、当該2種類以上の病気に対応する2種類以上の貼り薬を貼り付けなければならないという煩雑さがあった。
【0005】
また、貼り薬は、一般に、標準的な人間の体型を基準に作成されており、他方で、前記患者が、1種類の病気のみを患っている場合であって、1種類の貼り薬を貼り付ければ足りるときであっても、前記患者の体型が、標準的な体型に比して極めて大きく又は極めて小さいことに起因して、前記1種類の貼り薬が、当該患者の貼り付ける部位の大きさや形状に合致しておらず、それにより、前記患者が、前記貼り薬を貼り付ける前に、当該貼り薬の大きさや形状を例えばハサミ等を用いて加工しなければならないという煩雑さがあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記した課題を解決すべく、以下の適用例により実現される。
【0007】
[適用例1]
貼り薬に含まれるべき複数の薬の基になる複数の薬剤が充填されている複数の薬剤カートリッジが着脱自在な貼り薬製造装置であって、シール部材と、前記複数の薬剤を、患者の病気を治療するのに必要な量だけ前記シール部材に吐出する吐出部と、を含むことを特徴とする貼り薬製造装置。
【0008】
適用例1の貼り薬製造装置では、前記吐出部は、前記シール部材に、前記複数の薬剤カートリッジに収納されている前記複数の薬剤を、前記患者の病気を治療するのに必要な量だけ吐出することにより、前記複数の薬が含まれる前記貼り薬を製造することから、前記患者は、従来と異なり、2種類以上の病気を治療すべく、2種類以上の貼り薬を貼らなければならないという煩雑さを回避することが可能となる。換言すれば、たとえ1種類の病気を治療するときであっても、適切な量(例えば、20mg)の薬を得るべく2枚以上の貼り薬(例えば、10mgの貼り薬を2枚)を貼り付けなければならない煩雑さをも回避することが可能となる。
【0009】
[適用例2]
上記適用例にかかる貼り薬製造装置において、処方箋データを読み出す読出部と、前記読出部により読み出された前記処方箋データの内容に従って、前記吐出部から吐出させるべき薬剤の量及び吐出位置等を制御する制御部と、を更に含んでも良い。
【0010】
[適用例3]
貼り薬に含まれるべき薬の基になる薬剤が充填されている複数の薬剤カートリッジが着脱自在な貼り薬製造装置であって、シール部材と、前記薬剤を、患者の体型に合わせて前記シール部材に吐出する吐出部と、を含むことを特徴とする貼り薬製造装置。
【0011】
適用例3の貼り薬製造装置によれば、前記吐出部は、前記患者の体型に合わせて前記薬剤を吐出することから、たとえ、患者の体型が標準的な人の体型と少なからず異なっていても、前記患者は、当該貼り薬製造装置により製造された貼り薬をそのまま貼り付ければ足り、これにより、従来のような、貼り薬の大きさや形状等を加工するという煩雑さを回避することが可能となる。
【0012】
[適用例4]
上記適用例にかかる貼り薬製造装置において、処方箋データを読み出す読出部と、前記読出部により読み出された前記処方箋データの内容に従って、前記吐出部から吐出させるべき薬剤の量及び吐出位置等を制御する制御部と、を更に含んでも良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
《実施例》
実施例1の貼り薬製造装置について図面を参照して説明する。
【0014】
〈構成〉
図1は、実施例の貼り薬製造装置の構成を示し、図2は、実施例の薬剤カートリッジを示す。
【0015】
実施例の貼り薬製造装置Dは、患者CL(図6に図示。)がいる家庭FM(図6に図示。)に設置されており、図1に示されるように、例えば、粘着性を有する「シール部材」であるプラスチックフィルム等の媒体F1、F2、F3のうちの媒体F1に、当該貼り薬製造装置Dに着脱可能な状態で搭載されている複数の薬剤カートリッジC1〜C5(図2に図示。)に充填されている複数の薬剤Z1〜Z5を吐出することにより、複数の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造する。
【0016】
図3は、実施例の貼り薬の構成を示す。例えば、貼り薬M1は、図3に示されるように、媒体F1の一部である基材bと、複数の薬剤Z1〜Z5が混合された混合薬mとからなる。ここで、混合薬mは、複数の薬剤Z1〜Z5の混合により、2種類以上の病気を治療するための成分を含むことになる。
【0017】
図4は、実施例の吐出ヘッドを示す。貼り薬製造装置Dは、上記した貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造すべく、図4に示されるように複数の吐出ヘッドH1〜H5を有する。
【0018】
前記複数の吐出ヘッドH1〜H5は、上記した複数の薬剤カートリッジC1〜C5に対応する。より具体的には、吐出ヘッドH1は、薬剤カートリッジC1内の薬剤Z1を吐出し、吐出ヘッドH2は、薬剤カートリッジC2内の薬剤Z2を吐出し、吐出ヘッドH3は、薬剤カートリッジC3内の薬剤Z3を吐出し、吐出ヘッドH4は、薬剤カートリッジC4内の薬剤Z4を吐出し、吐出ヘッドH5は、薬剤カートリッジC5内の薬剤Z5を吐出する。
【0019】
前記複数の吐出ヘッドH1〜H5は、媒体送りローラ(図示せず。)により媒体F1が送られる方向である副走査方向SSに対し垂直な方向である主走査方向MSに移動可能である。複数の吐出ヘッドH1〜H5が主走査方向MSに移動しつつ薬剤Z1〜Z5の吐出を行い、かつ、媒体F1が副走査方向SSに搬送されることにより、媒体F1の全体に亘って貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造する。
【0020】
図5は、実施例の吐出ヘッドの構成を示す。吐出ヘッドH1〜H5は、それぞれ、複数のノズルN1〜N6を有する。例えば、吐出ヘッドH1は、当該吐出ヘッドH1に設けられているノズルN1〜N6から、上記した薬剤Z1を媒体F1に向けて吐出する。他の吐出ヘッドH2〜H5も同様にして、吐出ヘッドH2〜H5に設けられているノズルN1〜N6から、薬剤Z2〜Z5をそれぞれ、媒体F1に向けて吐出する。
【0021】
図6は、実施例の処方箋、処方箋データ、薬剤カートリッジの入手経路を示す。貼り薬製造装置Dの動作に関連する処方箋P、処方箋データPD、及び薬剤カートリッジC1〜C5については、家庭FMにおける患者CLは、病院HSで医師(図示せず。)による診察を受け、その診察結果に基づき前記医師が作成する処方箋Pを受け取る。患者CLは、当該処方箋Pを持参して薬局MDへ赴く。患者CLは、当該薬局MDで、前記処方箋Pに従って薬剤師(図示せず。)が用意した複数の薬剤カートリッジC1〜C5、及び、貼り薬M1、M2、M3、M4を製造すべく当該複数の薬剤カートリッジC1〜C5内の薬剤Z1〜Z5を吐出する量、形状、大きさを規定する処方箋データPDが記憶されている、フラッシュメモリ等の記憶媒体MEを受け取り、家庭FMに持ち帰る。
【0022】
図7は、実施例の処方箋データの内容を示す。処方箋データPDは、貼り薬M1、M2、M3、M4、...の混合薬mが、図7に示されるような、薬A(例えば、気道を拡張する効果を有する。)及び薬B(例えば、炎症を抑える効果を有する。)からなる場合に、薬Aを製造するには、薬剤Z1を10mg使用し、薬剤Z2を30mg使用し、薬剤Z3を20mg使用することが必要であり、また、薬Bを製造するには、薬剤Z4を15mg使用し、薬剤Z5を5mg使用することが必要である旨を規定している。ここで、「mg」は、重量及び容量(吐出する量)の両方を意味するものとする。
【0023】
処方箋データPDは、また、貼り薬M1、M2、M3、M4、...の混合薬mの形状が、「正方形」であり、また、混合薬mの大きさが、「30mm×30mm」である旨を規定している。
【0024】
図8は、実施例の貼り薬製造装置の機能ブロックを示す。貼り薬製造装置Dは、図8に示されるように、薬局MDから持ち帰った、記憶媒体MEに記憶されている処方箋データPDに従って薬剤カートリッジC1〜C5を用いることにより、貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造すべく、読出部RDと、制御部CTと、ヘッド駆動部HDと、吐出ヘッドH1〜H5と、を含む。
【0025】
読出部RDは、前記記憶媒体MEから、当該記憶媒体MEに記憶されている処方箋データPDを読み出す。
【0026】
制御部CTは、読出部RDにより読み出された処方箋データPDの内容に従って、吐出ヘッドH1〜H5から吐出させるべき薬剤Z1〜Z5の量及び吐出位置等を制御するよう、ヘッド駆動部HDに指示する。
【0027】
ヘッド駆動部HDは、前記制御部CTからの指示に従って、吐出ヘッドH1〜H5の各々のノズルN1〜N6の吐出動作を制御する。これにより、吐出ヘッドH1〜H5から吐出される薬剤Z1〜Z5により形成される混合薬mに含まれる薬剤Z1〜Z5の重量(容積)は、図7に示される値(10mg、30mg等)になり、また、当該混合薬mの形状は、図7に示される「正方形」になり、当該混合薬mの大きさは、図7に示される「30mm×30mm」となる。
【0028】
吐出ヘッドH1〜H5は、各々、ヘッド駆動部HDにより駆動され、薬剤カートリッジC1〜C5から供給される薬剤Z1〜Z5を、処方箋データPDにより規定される量及び吐出位置等に従って、ノズルN1〜N6から媒体F1に向けて吐出する。これにより、貼り薬M1、M2、M3、M4、...が製造される。
【0029】
〈動作〉
図9は、実施例の貼り薬製造装置の動作を示すフローチャートである。以下、実施例の貼り薬製造装置の動作について図9のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
ステップS1:図6に示されるように、患者CLは、家庭FMから病院HSに行き、当該病院HSで医者の診察を受け、当該医者は、診察の結果に基づき、薬A及び薬Bからなる混合薬m(図3に図示。)を当該患者CLに投与すべく、処方箋P(図6に図示。)を作成する。前記患者CLは、当該処方箋Pを持って薬局MDに向かい、当該薬局MDでは、薬剤師から、前記処方箋Pにより規定された薬剤Z1〜Z5が充填されている薬剤カートリッジC1〜C5、及び、図7に図示された、混合薬mを含む貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造するために使用すべき薬剤Z1〜Z5の量及び吐出位置等を規定する処方箋データPDが記憶されている記憶媒体MEを家庭FMに持ち帰る。
【0031】
ステップS2:患者CLは、貼り薬製造装置Dに、前記薬剤カートリッジC1〜C5、及び、前記処方箋データPDが記憶された記憶媒体MEをセットし、更に、媒体F1〜F3(図1に図示。)もセットする。
【0032】
ステップS3:前記セットが完了すると、貼り薬製造装置Dでは、読出部RDは、前記記憶媒体MEから、前記処方箋データPDを読み出す。
【0033】
ステップS4:制御部CTは、当該処方箋データPDに従って吐出ヘッドH1〜H5の吐出動作を制御すべき旨を指示する。
【0034】
ステップS5:ヘッド駆動部HDは、制御部CTから前記指示を受けると、処方箋データPDに従って、吐出ヘッドH1〜H5のノズルN1〜N6の吐出動作を制御することにより、薬剤カートリッジC1〜C5内の薬剤Z1〜Z5を、前記処方箋データPDにより規定される量及び吐出位置等に従って媒体F1に吐出する。これにより、媒体F1には、例えば、10mgの薬剤Z1、30mgの薬剤Z2、20mgの薬剤Z3、15mgの薬剤Z4、及び、5mgの薬剤Z5からなる混合薬mであって「30mm×30mm」の「正方形」である混合薬mが形成されている貼り薬M1が製造される。
【0035】
同様にして、ヘッド駆動部HDは、処方箋データPDに従って、吐出ヘッドH1〜H5の吐出動作を駆動することにより、貼り薬M1と同様な、貼り薬M2、M3、M4、...が製造される。
【0036】
〈効果〉
上述したように、実施例の貼り薬製造装置Dでは、ヘッド駆動部HDは、処方箋データPDに従って、吐出ヘッドH1〜H5のノズルN1〜N6による薬剤Z1〜Z5の吐出動作を制御することによって、薬A及び薬Bの両方が形成されている貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造する。これにより、患者CLは、例えば、1つの貼り薬M1のみを貼れば足り、換言すれば、従来のような複数の貼り薬、即ち、薬Aが塗布されている貼り薬と、薬Bが塗布されている貼り薬という2つの貼り薬を貼らなければならないという煩雑さを回避することが可能となる。
【0037】
《変形例1》
変形例1の貼り薬製造装置について説明する。
【0038】
図10は、変形例1の貼り薬製造装置を示し、図11は、変形例1の処方箋データを示す。
【0039】
変形例1の貼り薬製造装置D1は、当該変形例1の貼り薬製造装置D1を示す図10と、実施例の貼り薬製造装置Dを示す図1との比較から明らかなように、実施例の貼り薬M1、M2、M3、M4、...と同じ形状であるものの、一回り小さい変形例1の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造する。変形例1の貼り薬製造装置D1は、当該製造を、図11に図示された処方箋データPDに従って、吐出ヘッドH1〜H5から吐出する薬剤Z1〜Z5の量及び吐出位置等を制御することにより行う。変形例1の処方箋データPDは、実施例の処方箋データPDと比較して、変形例1の混合薬mが、形状「正方形」の点で共通するものの、約半分の大きさ(面積)であり、その結果、薬剤Z1〜Z5の使用量もまた約半分であることを示す。
【0040】
上記したように、変形例1の貼り薬製造装置D1は、実施例の貼り薬M1、M2、M3、M4、...より小さい、変形例1の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造することから、患者CLは、その体型が、標準的な体型に比して小さくても、当該患者CLの貼り付ける部位の大きさに対応する、変形例1の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を貼り付けるだけで足り、従来のようなハサミ等で大きさを加工する等の煩雑さを回避することが可能となる。
【0041】
《変形例2》
変形例2の貼り薬製造装置について説明する。
【0042】
図12は、変形例2の貼り薬製造装置を示し、図13は、変形例2の処方箋データを示す。
【0043】
変形例2の貼り薬製造装置D2は、当該変形例2の貼り薬製造装置D2を示す図12と、実施例の貼り薬製造装置Dを示す図1との比較から明らかなように、実施例の貼り薬M1、M2、M3、M4、...の形状(正方形)と異なる形状(長方形)を有する変形例2の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造する。変形例2の貼り薬製造装置D2は、当該製造を、図13に図示された処方箋データPDに従って、吐出ヘッドH1〜H5から吐出する薬剤Z1〜Z5の量及び吐出位置等を制御することにより行う。
変形例2の処方箋データPDは、実施例の処方箋データPDと比較して、変形例2の混合薬mが、形状の点で相違するものの、大きさ(面積)の点で共通であり、その結果、薬剤Z1〜Z5の使用量も同一である旨を示す。
【0044】
上記したように、変形例2の貼り薬製造装置D2では、実施例の貼り薬M1、M2、M3、M4、...と異なる形状の変形例2の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を製造することから、患者CLは、その貼り付ける部位の形状が、標準的な形状と異なっていても、当該患者CLの貼り付ける部位の形状に対応する、変形例2の貼り薬M1、M2、M3、M4、...を貼り付けるだけで足り、従来のようなハサミ等で形状を加工する等の煩雑さを回避することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】実施例の貼り薬製造装置の構成を示す。
【図2】実施例の薬剤カートリッジを示す。
【図3】実施例の貼り薬を示す。
【図4】実施例の吐出ヘッドの配置を示す。
【図5】実施例の吐出ヘッドの構成を示す。
【図6】実施例の処方箋、処方箋データ、薬剤カートリッジの入手経路を示す。
【図7】実施例の処方箋データの内容を示す。
【図8】実施例の貼り薬製造装置の機能ブロックを示す。
【図9】実施例の貼り薬製造装置の動作を示すフローチャート。
【図10】変形例1の貼り薬製造装置を示す。
【図11】変形例1の処方箋データを示す。
【図12】変形例2の貼り薬製造装置を示す。
【図13】変形例2の処方箋データを示す。
【符号の説明】
【0046】
D…貼り薬製造装置、F1〜F3…媒体、M1〜M4…貼り薬。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
貼り薬に含まれるべき複数の薬の基になる複数の薬剤が充填されている複数の薬剤カートリッジが着脱自在な貼り薬製造装置であって、
シール部材と、
前記複数の薬剤を、患者の病気を治療するのに必要な量だけ前記シール部材に吐出する吐出部と、を含むことを特徴とする貼り薬製造装置。
【請求項2】
請求項1に記載の貼り薬製造装置において、
処方箋データを読み出す読出部と、
前記読出部により読み出された前記処方箋データの内容に従って、前記吐出部から吐出させるべき薬剤の量及び吐出位置等を制御する制御部と、を更に含むことを特徴とする貼り薬製造装置。
【請求項3】
貼り薬に含まれるべき薬の基になる薬剤が充填されている複数の薬剤カートリッジが着脱自在な貼り薬製造装置であって、
シール部材と、
前記薬剤を、患者の体型に合わせて前記シール部材に吐出する吐出部と、を含むことを特徴とする貼り薬製造装置。
【請求項4】
請求項3に記載の貼り薬製造装置において、
処方箋データを読み出す読出部と、
前記読出部により読み出された前記処方箋データの内容に従って、前記吐出部から吐出させるべき薬剤の量及び吐出位置等を制御する制御部と、を更に含むことを特徴とする貼り薬製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−29249(P2010−29249A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−191795(P2008−191795)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】