説明

赤外線通信端末用ホルダ

【課題】赤外線通信端末同士の間隔を一定に保持し、且つ赤外線ポート間の空間を遮蔽して外乱を防ぐような手段としての赤外線通信端末用ホルダを提供することである。また、赤外線通信端末同士が通信中にその内蔵電池が容量不足を起こし、赤外線通信端末がシャットダウンしてしまうという問題を防止可能な手段を提供することである。
【解決手段】赤外線通信端末用ホルダが、互いの赤外線通信ポート同士が対面するように第1の赤外線通信端末のケースと第2の赤外線通信端末のケースとを連結するための連結部材と、連結部材の表面に形成され、第1の赤外線通信端末を連結部材に取り付けた時に第1の赤外線通信端末の充電用ポートと連結されるようになっている第1の充電用コネクタと、第1の充電用コネクタと接続され、第1の充電用コネクタを介して第1の赤外線通信端末に内蔵された充電池を充電するための電力を供給する内蔵電池と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの赤外線通信端末を保持して、この赤外線通信端末同士の赤外線通信ポート同士の相対位置を一定に保つ、赤外線通信端末用ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話といった携帯型電子機器が広く利用されている。これらの携帯型電子機器の多くは、IrDA規格に準拠した赤外線通信用ポートを備えている。
【0003】
これらの赤外線通信ポートを備えた電子機器同士(以下、赤外線通信端末と称す)を近接させることによって、両者間での通信が可能となる。この通信によって、例えば携帯電話に保存されたアドレスデータを他の機器に転送したり、特許文献1の構成のようにPDAに保存されている文書データを赤外線通信対応のプリンタから印刷させたりすることができる。
【特許文献1】特開平8−300772号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に赤外線通信ポートから出力される赤外線信号の有効到達範囲は数10センチメートル程度であり、通信中に上記赤外線通信端末同士の間隔が有効到達範囲以上になると、通信が切断される。或いは、異物が赤外線通信ポート間の空間に入り込む、或いは通信に使用される赤外線と同波長の赤外線が外部から入力される等の外乱によって、通信状態が切断される場合がある。例えば特許文献1の構成において、印刷中に通信が切断された場合、用紙に形成される画像が崩れる等の不具合が発生する可能性がある。
【0005】
上記不具合を防ぐために、赤外線通信端末同士の間隔を一定に保持し、且つ赤外線ポート間の空間を遮蔽して外乱を防ぐような手段が望まれていた。また、PDAから赤外線通信で数10ページにも渡る印刷データをプリンタに送るような、通信が長時間に渡るような場合、赤外線通信端末の内蔵電池が容量不足を起こし、赤外線通信端末がシャットダウンしてしまい、赤外線通信の目的(印刷、ファイル転送等)を達成できなくなる可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の問題を解決するため、本発明によれば、互いの赤外線通信ポート同士が対面するように第1の赤外線通信端末のケースと第2の赤外線通信端末のケースとを連結するための連結部材と、連結部材の表面に形成され、第1の赤外線通信端末を連結部材に取り付けた時に第1の赤外線通信端末の充電用ポートと連結されるようになっている第1の充電用コネクタと、第1の充電用コネクタと接続され、第1の充電用コネクタを介して第1の赤外線通信端末に内蔵された充電池を充電するための電力を供給する内蔵電池と、を有する赤外線通信端末用ホルダが提供される。
【0007】
上記のように、本発明の赤外線通信端末用ホルダは、電池を内蔵しており、この電池から供給される電力によって第1の赤外線通信端末、例えばプリンタ等に内蔵された充電池を充電可能である。また、第1の赤外線通信端末を赤外線通信端末用ホルダに取り付けることによって、充電のための第1の充電用コネクタが第1の赤外線通信端末に接続されるようになっており、充電用ケーブルを赤外線通信端末に接続するといった作業を別途行うことなく充電を開始可能である。
【0008】
第1の充電用コネクタとしては、例えばUSBコネクタが考えられる。
【0009】
また、赤外線通信端末用ホルダが第2の充電用コネクタを備えた構成として、このコネクタを介して第2の赤外線通信端末(例えばPDA)の内蔵電池を充電可能としてもよい。さらに、内蔵電池と第2の充電用コネクタとの間にDC−DCコンバータを設けることによって、第2の充電用コネクタを介して供給される電力の電圧を調整可能としてもよい。これによって、第1の赤外線通信端末用の充電用電源の電圧と、第2の赤外線通信端末の用の充電用電源の電圧とが異なる場合であっても、第1の赤外線通信端末の充電池と第2の赤外線通信端末の充電池の双方を充電可能である。
【0010】
また、赤外線通信端末用ホルダの連結部材が、第1面と第2面とを備えた板状の第1プレートであって第1の赤外線通信端末の赤外線通信ポートを含む面が第1面に当接し且つ第2の赤外線通信端末の赤外線通信ポートを含む面が第2面に当接するようになっているものと、第1プレートと略垂直に連結する第2プレートであって第2の赤外線通信端末の下面がその上に載置されるようになっているものと、第1プレートと略平行となる状態を維持しながら第2プレート上をスライド可能に構成された第3プレートであって第2プレート上に載置された第2の赤外線通信端末を第1プレートとの間で挟持するようになっているものと、を有する構成としてもよい。
【0011】
上記構成によれば、第1および第2の赤外線通信端末の通信ポート同士が第1プレートを介して近接した状態で、第2の赤外線通信端末が第1プレートと第3プレートに挟持されることによって、赤外線通信端末用ホルダに固定されることになる。ここで、第1プレートに窓を設ける等の手段によって、赤外線通信端末同士の通信が可能となる。この構成によって、第1の赤外線通信端末が第2の赤外線通信端末から不意に離れて通信が切断されるといった障害が避けられる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明によれば、赤外線通信端末同士の間隔を一定に保持し、且つ赤外線ポート間の空間を遮蔽して外乱を防ぐことの可能であり、かつ赤外線通信端末の充電池を充電可能な、赤外線通信端末用ホルダが実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による赤外線通信端末用ホルダの構成につき説明する。図1は、本発明の実施形態の赤外線通信端末用ホルダ200の分解図である。赤外線通信端末用ホルダ200は、プリンタPとPDA等の携帯情報端末Tとを連結させる際に使用される。図示されているように、赤外線通信端末用ホルダ200は、その上に携帯情報端末が載置されるベース部210と、ベース部210に対してスライド可能に構成されたスライド部220とを備える。
【0014】
ベース部210は、板状のベースプレート211と、ベースプレート211の一端の略中央部から鉛直方向に延びる固定プレート216から構成される。ベースプレート211の固定プレート幅方向(図中左上−右下方向)両端には、固定プレート216の面に垂直な方向(図中左下−右上方向)に向かって延びる一対の溝212L、212Rが形成されている。また、固定プレート216の溝212L、212Rと交差する部分は切りかかれている。なお、以下の説明では、ベースプレート211の上面と向き合っていない側の固定プレート216の一面を第1面216a、第1面216aの反対側の面(すなわちベースプレート211の上面と向き合っている側の面)を第2面216bと定義する。
【0015】
一方、スライド部220は鉛直方向に屹立するスライドプレート221と、スライドプレート221の下部幅方向両端から水平方向に延びる一対のアーム222L、222Rとから構成されている。なおアーム222L、Rの延伸方向は、スライドプレート221の面方向に垂直な方向である(すなわち、アーム222L、Rは互いに平行である)。
【0016】
また、アーム222L、Rの間隔は、溝212L、Rの間隔よりもわずかに広くなっており、アーム222L、Rをそれぞれ溝212L、R内に嵌め込むことができるようになっている。また、また固定プレートの切欠き部217の高さは、アーム222L、Rを溝212L、R内に嵌め込んだ時のアームの高さよりもわずかに高くなっており、アーム222L、Rを溝212L、R内に嵌め込んだ状態でアームを固定プレート216の面に垂直な方向にスライドさせることができるようになっている(以下、この方向をスライド方向と定義する)。
【0017】
図2は、ベース部210とスライド部220が組み立てられた状態を示す斜視図である。図示されているように、アーム222L、Rの先端には、鉛直上向きに突出して形成されたストッパ223L、223Rが設けられている。ベース部210とスライド部220が組み立てられた状態では、ストッパ223L、Rがそれぞれ固定プレート216の第1面216aから突出するようになっており、これによって、ベース部210からスライド部220が不意に分離しないようになっている。なお、スライド部220をベース部210に取り付ける際には、スライドプレート221の下端がストッパ223L、Rよりも高くなるようにスライド部220を傾けた状態で、アーム222L、Rを第2面216b側から切欠き217に差し込み、ストッパ223L、Rを第1面216aから充分に突出させる。次いで、アーム222L、Rが水平になるようにスライド部220の傾きを除く。以上の手順によって、スライド部220はベース部210に取り付けられる。
【0018】
本実施形態においては、上記のごとく構成されたスライド部220をベース部210に対してスライド方向に進退させることによって、固定プレート216とスライドプレート221との間隔を調整可能となっている。ベースプレート211上の、固定プレート216とスライドプレート221との間の部分には携帯情報端末Tが配置されるようになっている。また、固定プレート216の第1面216a上には、プリンタPが固定されるようになっている。
【0019】
図1、2に示されているように、ベースプレート211の内部にはバッテリー110が埋め込まれている。バッテリー110は約5Vの電力を供給するものである。このバッテリー110と固定プレート216の第1面216aに設けられたUSBコネクタ215のバスパワー供給ラインとは接続されている。このため、USBレセプタを備えた端末(本実施形態においてはプリンタP)のUSBレセプタにこのUSBコネクタ215が差し込まれるように、端末の一側面を第1面216aに当接させることによって、この端末に内蔵された充電池が充電される。固定プレート216の第1面216に当接させることによって、また、ベースプレート211の後端(図中右上)から延びるケーブル112の先端に形成された電源供給コネクタ114とバッテリー110とは、DC−DCコンバータ116を介して接続されている。
【0020】
図3は、バッテリー110、電源供給コネクタ114、DC−DCコンバータ116、USBコネクタ215の電気的な接続状態を示す回路図である。図示されているように、バッテリー110のプラス端子110aはUSBコネクタ215のプラス端子215aおよびDC−DCコンバータ116の入力端子116cと並列接続されている。また、DC−DCコンバータのプラス出力端子116aは電源供給コネクタ114のプラス端子114に接続されている。バッテリー110のマイナス端子110b、電源供給コネクタ114のマイナス端子114b、DC−DCコンバータ116のマイナス出力端子116b、およびUSBコネクタ215のマイナス端子215bのそれぞれは、接地されている。
【0021】
DC−DCコンバータ116は、入力端子116cに入力された5Vの直流電流を3Vに降圧し、プラス出力端子116aに出力するものである。従って、本実施形態においては、3Vの直流電流で内蔵電池の充電を行うタイプの端末にこの電源供給コネクタを接続することによって、この内蔵電池の充電をバッテリー110から行うことができる。
【0022】
なお、本実施形態では、バッテリー110によって供給される電流の電圧を5Vとし、これをDC−DCコンバータ116で3Vに降圧しているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、バッテリー110によって供給される電流の電圧を3Vとし、このバッテリー110と電源供給コネクタ114が直接接続されるようにすると共に、DC−DCコンバータ116を介してバッテリー110とUSBコネクタ215を接続する構成としてもよい。この場合、DC−DCコンバータは、3Vの直流電流を5Vに昇圧する機能を有する。この構成によっても、USBコネクタ215と接続される端末の充電池と電源供給コネクタ114に接続される端末の充電池の双方を充電可能であるが、バッテリー110の効率上、本実施形態の構成の方が望ましい。
【0023】
図4は、赤外線通信端末用ホルダ200にプリンタPおよび携帯情報端末Tが取り付けられた状態を示す斜視図である。図示されているように、プリンタPはその一面が固定プレート216の第1面216aが当接するように固定されている。また、携帯情報端末Tは固定プレート216とスライドプレート221との間に挟まれた状態で、ベースプレート上に載置されている。この状態で、ゴムベルト等の拘束手段を赤外線通信端末用ホルダ200と携帯情報端末TとプリンタPとに掛け渡すことによって、携帯情報端末TとプリンタPは赤外線通信端末用ホルダ200に固定される。
【0024】
固定プレート216には、第1面216aから第2面216bに渡って貫通形成された窓214が設けられている。窓214には赤外光を中心とする所定波長範囲の電磁波をよく透過し、それ以外の波長の電磁波を遮断するフィルタ214Fが嵌め込まれている。本実施形態においては、携帯情報端末TのIrDA通信ポートTpは、携帯情報端末Tの一側面(図中左下)に設けられており、IrDA通信ポートTpが窓214と向かい合った状態で、携帯情報端末Tは固定されている。なお、フィルタ214Fを窓214に嵌め込む代わりに、固定プレート216をフィルタ214Fと同等の光学特性を有する材料で構成してもよい。この場合、窓214は不要である。
【0025】
固定プレート216の第1面216aに当接するプリンタの一面Pには、USBレセプタPuおよびIrDA通信ポートPpが形成されている。前述のように第1面216aにはUSBコネクタ215が設けられており、このUSBコネクタ215がUSBレセプタPuに差し込まれた時にIrDA通信ポートPPが窓214と向かい合うように位置決めされる。また、USBコネクタ215とUSBレセプタPuとが接続されることによって、プリンタPに内蔵されている図示しない充電池が充電される。
【0026】
以上のように、図4に示した状態では、携帯情報端末TのIrDA通信ポートTpとプリンタPのIrDA通信ポートPpとが、窓214に密着した状態で、互いに近接して向かい合うようになっている。従って、異物や外部からの赤外光が通信ポート間に入ることによって発生しうる通信障害を防止可能である。
【0027】
また、電源供給コネクタ114は、携帯情報端末Tの充電用ポートと接続されており、これによって、携帯情報端末Tに内蔵されている図示しない充電電池が充電されている。
【0028】
以上のように、本実施形態によれば、赤外線通信端末用ホルダにプリンタPと携帯情報端末Tを取り付け、携帯情報端末Tから赤外線通信にて印刷データを送ってプリンタPに印刷を実行させる場合において、プリンタPと携帯情報端末Tの双方の充電池がバッテリー110からの電力供給によって充電されるようになっている。従って、印刷中にプリンタPと携帯情報端末のいずれか一方または双方が電池切れを起こし、印刷が停止してしまう、用紙に形成される画像が崩れるといった不具合を防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施形態の赤外線通信端末用ホルダの分解図である。
【図2】本発明の実施形態による、赤外線通信端末用ホルダの全体図を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態の赤外線通信端末用ホルダのバッテリー回りの電気的な接続状態を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態の赤外線通信端末用ホルダにプリンタPおよび携帯情報端末Tが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
110 バッテリー
112 ケーブル
114 電源供給コネクタ
116 DC−DCコンバータ
200 赤外線通信端末用ホルダ
210 ベース部
211 ベースプレート
212L、212R 溝
213 吸盤
214 窓
214F フィルタ
215 USBコネクタ
216 固定プレート
216a 固定プレート第1面
216b 固定プレート第2面
220 スライド部
221 スライドプレート
222L、222R アーム
P プリンタ
T 携帯情報端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いの赤外線通信ポート同士が対面するように第1の赤外線通信端末のケースと第2の赤外線通信端末のケースとを連結するための連結部材と、
前記連結部材の表面に形成され、該第1の赤外線通信端末を前記連結部材に取り付けた時に該第1の赤外線通信端末の充電用ポートと連結されるようになっている第1の充電用コネクタと、
前記第1の充電用コネクタと接続され、前記第1の充電用コネクタを介して該第1の赤外線通信端末に内蔵された充電池を充電するための電力を供給する内蔵電池と、
を有すること、を特徴とする赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項2】
前記第1の充電用コネクタがUSBコネクタであること、を特徴とする請求項1に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項3】
該第2の赤外線通信端末の充電用ポートと連結されるようになっている第2の充電用コネクタをさらに有し、
該第2の赤外線通信端末の充電電池は、前記内蔵電池から前記第2の充電用コネクタを介して供給される電力によって充電されるようになっていること、
を特徴とする請求項1または2に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項4】
前記内蔵電池と前記第2の充電用コネクタとの間にはDC−DCコンバータが設けられていること、を特徴とする請求項3に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項5】
前記赤外線通信端末用ホルダは、前記連結部材と該第1及び/または第2の赤外線通信端末とを連結するためのベルト部材をさらに有する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項6】
前記連結部材が、
第1面と第2面とを備えた板状の第1プレートであって、該第1の赤外線通信端末の赤外線通信ポートを含む面が該第1面に当接し、且つ該第2の赤外線通信端末の赤外線通信ポートを含む面が該第2面に当接するようになっているものと、
前記第1プレートと略垂直に連結する第2プレートであって、該第2の赤外線通信端末がその上に載置されるようになっているものと、
前記第1プレートと略平行となる状態を維持しながら、前記第2プレート上をスライド可能に構成された第3プレートであって、前記第2プレート上に載置された該第2の赤外線通信端末を前記第1プレートとの間で挟持するようになっているものと、
をさらに有し有すること、を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項7】
前記第1プレートには、該第1の赤外線端末の赤外線通信ポートと、該第2の赤外線通信端末の赤外線通信ポートとの間で赤外線を伝送可能とする窓が設けられていること、を特徴とする請求項6に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項8】
前記窓には、赤外線以外の所定波長範囲の電磁波の透過率が赤外線の透過率に比べて充分に低くなるような、フィルタが設けられていること、を特徴とする請求項7に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項9】
前記第1プレートは、赤外線以外の所定波長範囲の電磁波の透過率が赤外線の透過率に比べて充分に低くなるような材料によって形成されていること、を特徴とする請求項6に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項10】
前記第2プレートの上面の、前記第1プレートの幅方向に沿った両端には、前記第1プレートの厚さ方向に延びる一対の溝が形成されており、
前記第3プレートには、前記一対の溝と係合する一対の係合部材が設けられており、
前記一対の溝と前記一対の係合部材との係合によって、前記第3プレートのスライド方向が前記一対の溝の伸長方向に限定されること、
を特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項11】
前記第1プレートの第1面には、該第1の赤外線通信端末の赤外線通信ポートを前記窓の位置に位置決めするための位置決め部材が設けられていること、を特徴とする請求項8または9に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項12】
前記位置決め部材が前記第1の充電用コネクタであること、を特徴とする請求項11に記載の赤外線通信端末用ホルダ。
【請求項13】
前記内蔵電池が、前記第2プレート内に埋め込まれていること、を特徴とする請求項6から12のいずれかに記載の赤外線通信端末用ホルダ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−26920(P2007−26920A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−208264(P2005−208264)
【出願日】平成17年7月19日(2005.7.19)
【出願人】(000000527)ペンタックス株式会社 (1,878)
【Fターム(参考)】