説明

超低周波音低減装置及び低減方法

【課題】伝搬経路において超低周波音を低減させて周辺への伝搬を抑制する。
【解決手段】枠体12内に2つの吸音材11をはめ込んで、超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有する吸音パネル10を形成する。枠体12に固定した吊り下げ部材20により、吸音パネル10を超低周波音の伝搬経路に吊り下げる。伝搬経路には、複数の吊り下げられた吸音パネル10を、伝搬経路に沿って順に並べて、かつ、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り配置し、超低周波音に対して吸音パネル10を共振させ、超低周波音のエネルギーと音圧レベルを低減させる。低減すべき超低周波音の周波数に応じて、吸音パネル10を配置する長さを変更し、各低周波音を共振により低減させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音源から発生する超低周波音を、その伝搬経路において低減させる超低周波音低減装置と超低周波音低減方法に関する。
【背景技術】
【0002】
換気塔や工場施設等の騒音源からは、人が認識できる可聴音に加えて、可聴音域よりも周波数が低い20Hz以下の超低周波音が発生することがある。このような超低周波音は、通常、人の聴覚では認識できないものの、場合によっては、気分が悪くなる、不快感を覚えるといった心理的障害や、睡眠が妨害されるといった生理的障害の原因になる虞がある。また、家屋の戸袋や建具の固有振動数は超低周波域(例えば5〜20Hz)にあることが多く、入射する超低周波音の周波数が建具類の固有振動数に一致したときには、建具類が超低周波音に共振(共鳴)することがある。この場合には、超低周波音は、比較的低い音圧レベルであっても、空気圧力変動によらずに共振により建具類を振動させて、がたつきや窓枠との接触により可聴音を発生させることがある。
【0003】
これに対し、従来、吸音板や吸音体を天井から吊り下げ、それらにより騒音を吸音して低減させる装置が知られている(特許文献1、2参照)。
しかしながら、これら従来の装置では、可聴音は吸音により低減できるものの、超低周波音を低減できず、その周辺への伝搬を抑制して上記各問題に対処する観点から、更なる改良が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−299120号公報
【特許文献2】特開2006−219932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、超低周波音(本発明では、周波数が20Hz以下の音のことをいう)の伝搬経路において超低周波音を効果的に低減させ、超低周波音の伝搬を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、超低周波音の伝搬経路に設けられる超低周波音低減装置であって、超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有する吸音パネルと、吸音パネルを吊り下げて超低周波音の伝搬経路に沿って並べて配置する配置手段と、を備え、配置手段により、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り吸音パネルを配置することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された超低周波音低減装置において、配置手段が、吊り下げた吸音パネルへの振動の伝達を遮断する振動遮断部材を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された超低周波音低減装置において、吸音パネルが、吸音材を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、超低周波音の伝搬経路で超低周波音を低減させる超低周波音低減方法であって、超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有する吸音パネルを吊り下げて、超低周波音の伝搬経路に沿って並べて、かつ、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り配置して超低周波音を低減させることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載された超低周波音低減方法において、低減させる超低周波音の波長に応じて、吸音パネルを配置する長さを変更することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載された超低周波音低減方法において、吸音パネルが、吸音材を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、超低周波音の伝搬経路において超低周波音を効果的に低減させることができ、超低周波音の伝搬を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態の超低周波音低減装置が備える吸音パネルを示す正面図である。
【図2】図1のX−X線矢視断面図である。
【図3】本実施形態の超低周波音低減装置の概略構成を示す要部配置図である。
【図4】超低周波音の測定試験の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の超低周波音低減装置と超低周波音低減方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の超低周波音低減装置(以下、低減装置という)は、所定の音源から発生して伝搬する超低周波音の伝搬経路、例えば、トンネルに設置される換気塔内の給排気路や、工場や発電所に設置される通風路内、又は、各種のダクト内に設けられて、超低周波音を低減させる。その際、この低減装置は、吸音パネルにより、空気等の気体中を伝搬する所定の超低周波音の音圧(音圧レベル)や音のエネルギーを減少させて、超低周波音を低減させるとともに、可聴音も吸音して一般的な騒音も低減させる。
【0010】
図1は、本実施形態の低減装置が備える吸音パネルを示す正面図であり、図2は、図1のX−X線矢視断面図である。
吸音パネル10は、図示のように、2つの吸音材11と、吸音材11がはめ込まれた枠体(保持枠)12と、枠体12を吊り下げるための一対の吊り下げ部材20とを備え、それらが一体化されてパネルユニットを構成している。
【0011】
吸音材11は、騒音を吸音可能な材料により所定厚さの矩形板状に形成され、ここでは、厚さ50mmの剛体多孔質吸音材であるセメント系多孔質吸音材からなる。セメント系多孔質吸音材は、セメントを主成分として多孔質に形成された、例えば相互に連通する直径0.1〜1mm程度の小さな気孔が全体積の85%以上を占める発泡コンクリートであり、気孔による通気性を利用して音のエネルギーを吸収等して吸音する。また、この吸音材11は、超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有し、伝搬する超低周波音に共振することで、超低周波音のエネルギーを吸収して減衰させ、その音圧レベルを低減させて吸音する。本実施形態では、吸音材11は、低減すべき超低周波音に共振可能な、その周波数に応じた所定の共振周波数を有するように、厚さを含む寸法や形状、気孔率、材質等が設定され、気孔による吸音に加えて、共振により各超低周波音を低減させる。
【0012】
枠体12は、金属(ここでは、ステンレス鋼等の鉄系の材料)からなり、2つの吸音材11を上下に並べて互いに独立に、かつ、それらの表裏両面を露出させた状態で、その各4つの周面を囲んで保持する。また、枠体12は、複数の溝形鋼12Aを、それぞれ溝面(図2参照)を内側に向けて矩形状に組み合わせることで、各吸音材11がはめ込まれる2つの空所(窓部)が形成される。枠体12は、これら各空所の溝形鋼12Aの溝内に吸音材11が挿入され、溝形鋼12Aにより吸音材11を縁部に沿って支持する。加えて、この枠体12は、各溝形鋼12Aの溝内に、所定厚さ(ここでは10mm)の緩衝材13(例えば共重合体である合成ゴムを発泡させた共重合発泡ゴム)が、吸音材11との間に挟み込まれて全体に亘って配置されている。枠体12は、この緩衝材13を介して吸音材11を共振可能に支持するとともに、吸音材11との間の隙間を緩衝材13で埋めて吸音材11を確実に保持し、かつ、吸音材11に伝達する衝撃も緩和する。
【0013】
一対の吊り下げ部材20は、吸音パネル10を天井や支持部材等に吊り下げて配置するためのハンガーやフックであり、枠体12の上面の両端部(図1参照)に取り付けられ、その上方の部材に引っ掛けられる等して、吸音パネル10を下方向に吊り下げる。ここでは、吊り下げ部材20(図2参照)は、枠体12に上方に突出して固定された板状の固定部材21と、上方部が屈曲した側面視逆L字状のかぎ状部材22と、それらの間に配置されて両部材21、22を連結するブロック状の防振ゴム23とからなる。吊り下げ部材20は、かぎ状部材22が、吸音パネル10の配置位置に設けられた係止部(図示せず)に引っ掛けられて係止され、その下方に、防振ゴム23を介して、吸音パネル10を垂直に吊り下げて支持する。
【0014】
その際、防振ゴム23は、吊り下げた吸音パネル10及び吸音材11への振動の伝達を遮断する振動遮断部材として機能し、かぎ状部材22を通して吸音パネル10に外部の振動が伝達するのを遮断する。これにより、外部の振動の影響を受けずに、吸音パネル10に、主に伝搬する超低周波音を作用させ、上記のように吸音材11を超低周波音に共振させる。また、この吸音パネル10は、枠体12内の各部からなる全体として、超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有するように形成され、全体として、吸音材11とは異なる所定の周波数の超低周波音に共振する。このように、吸音パネル10は、超低周波音の周波数帯域において、全体と吸音材11とによる2つの共振周波数を有し、各周波数の超低周波音に共振して、上記した吸音材11と同様に超低周波音を低減させる。
【0015】
なお、吸音パネル10は、各共振周波数と一致する周波数の超低周波音だけでなく、共振周波数を中心とした、その前後の周波数帯の超低周波音にもある程度共振し、それらのエネルギーを吸収して超低周波音を低減する。また、吸音パネル10により、主に2つの周波数(例えば8Hzと6Hz)付近の超低周波音を低減したいときには、一方の周波数に吸音材11単体の共振周波数を、他方の周波数に吸音パネル10全体の共振周波数を設定することで、重点的に各周波数付近の超低周波音を低減できる。
【0016】
次に、この吸音パネル10を備えた低減装置の全体構成について、低減装置を、トンネルに設置される換気塔内の供気路又は排気路(以下、これらをまとめて給排気路という)に設ける場合を例に採り説明する。
図3は、低減装置1の概略構成を示す要部配置図であり、低減装置1を設けた付近の換気塔30の一部も模式的に示している。また、図3Aは換気塔30を透視して示す低減装置1の側面図、図3Bは図3AのY−Y線矢視断面図である。
【0017】
この換気塔30には、図示のように、上下左右に配置された4つの区画面31、32、33、34により区画されて、トンネルの内外を連通させる給排気路35が直線的に、又は湾曲や屈曲して延びるように形成されている。給排気路35は、供風機や排風機(図示せず)により送られる風が流通する風洞であると同時に、それらが音源となり発生する可聴音や超低周波音が伝搬する伝搬経路Kでもあり、トンネル側から外部への開放口側に向かって騒音が伝搬(図3の矢印T)する。低減装置1は、この伝搬経路K(給排気路35)内の所定範囲に配置される。
【0018】
低減装置1は、上方の区画面31(図3A参照)に取り付けられた支持部材2と、複数の吸音パネル10とを備えている。支持部材2は、長尺なレール状をなし、区画面31の下面に沿って、伝搬経路Kの幅方向の中央部(図3Bの上下方向中央部)に配置され、複数形成された係止部(図示せず)に吸音パネル10の吊り下げ部材20を係止して、複数の吸音パネル10を吊り下げて支持する。これにより、複数の吸音パネル10は、互いに近接(接触又は所定間隔を開けた状態)して順に並べて、かつ、両面が超低周波音の伝搬方向Tに沿うように、両側の区画面33、34から所定距離を隔てて配置される。また、吸音パネル10は、それぞれ伝搬方向Tに平行な状態で、伝搬経路Kの上下方向の全体に亘って配置され、配置範囲の伝搬経路Kを遮断せずに幅方向に仕切り、両側に風が流通可能な通路を区画する。
【0019】
ここで、超低周波音は、伝搬経路Kの気体(ここでは空気)を媒質として伝搬する縦波の疎密波であり、そのエネルギーを効果的に吸収して低減させるためには、音波の密な部分やその周辺に吸音パネル10を配置する必要がある。しかしながら、伝搬経路Kに沿うどの位置に音波の密な部分ができるのかを判別するのは極めて困難である。そのため、この低減装置1では、支持部材2や吊り下げ部材20により吸音パネル10の配置手段を構成し、この配置手段により、吸音パネル10を吊り下げて超低周波音の伝搬経路Kに沿って順に並べて、かつ、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り配置する。これにより、1波長中に含まれる音波の密な部分を、その位置の変動に関わらず、いずれかの吸音パネル10の範囲に必ず位置させ、その位置や周辺の吸音パネル10を中心に、上記のようにエネルギーを吸収して超低周波音を低減させる。
【0020】
このように、低減装置1は、複数の吸音パネル10を、超低周波音の各周波数に応じた所定長さ以上に配置し、吸音材11により吸音しつつ、吸音パネル10を超低周波音に共振させて、その伝搬経路Kで超低周波音を低減させる。その際、低減させる超低周波音の波長に応じて、吸音パネル10を配置する長さ(図3BのL)を変更する。例えば、音速を340(m/秒)とすると、伝搬音に含まれる超低周波音の周波数が8Hz付近であれば約43mになり、それ以上の長さが必要となる。また、複数の周波数の超低周波音を同時に低減させるときには、最も低い周波数に対して設定される長さ以上の長さに亘って吸音パネル10を配置することで、全ての超低周波音を低減できる。
【0021】
従って、本実施形態によれば、超低周波音の伝搬経路Kにおいて超低周波音を効果的に低減させることができ、超低周波音の伝搬を抑制することができる。そのため、超低周波音を給排気路35の開放口に達するまでに換気塔30内で低減でき、音源から大きく広がる前に超低周波音を伝搬経路K内で低減して、その周辺への拡散を抑制できる。これに伴い、上記した超低周波音に起因する人の心理的障害や生理的障害を解消(又は緩和)できるとともに、家屋の建具類等に生じる共振を低減させて、がたつきや可聴音の発生も抑制できる。また、吸音パネル10を、音源を囲んで密閉(遮音)することなく、伝搬経路Kに沿って配置することで、充分な超低周波音の低減効果が得られるため、装置全体が大型化せずに比較的簡易な構成で実現できる。同時に、伝搬経路Kを塞がないため、伝搬経路Kに必要な機能(例えば、風の流通機能)を維持することもできる。
【0022】
また、吸音パネル10を振動遮断部材である防振ゴム23を介して吊り下げるため、吸音パネル10が不要に振動するのを抑制しつつ、その共振周波数が変化するのを防止でき、吸音パネル10を超低周波音により確実に共振させることができる。更に、低減させる超低周波音の波長に応じて、吸音パネル10を配置する長さを変更することで、様々な周波数の超低周波音に対応でき、低減装置1を設置する施設の状況や周辺環境等に適切に対処できる。加えて、この低減装置1では、吸音材11を設けた吸音パネル10により、低周波音から高周波音までの広範囲の可聴音も吸音して、一般的な騒音も同時に低減できる。その際、吸音パネル10を吊り下げるため、その両面を吸音面として利用でき、1面を壁面や天井に固定する場合に比べて、より広い吸音面を確保して吸音力を大きくできる。
【0023】
なお、本実施形態では、吸音パネル10を吸音材11と枠体12とにより形成したが、吸音パネル10は吸音材11のみにより構成してもよく、この場合には、吸音材11を上記と同様に吊り下げて伝搬経路Kに配置する。また、吸音材11には、セメント系多孔質吸音材以外に、例えば繊維系吸音材であるグラスウールやロックウール、合成樹脂系吸音材であるウレタンフォーム等、他の公知の吸音材を使用してもよい。同様に、吸音パネル10に対する振動遮断部材は、防振ゴム23に替えて、バネや発泡ゴム等の防振部材や振動を遮断可能な他の部材を使用することもできる。更に、吸音パネル10は、伝搬経路Kの高さに応じて、下方に向かって順に連結して縦方向に並べて配置してもよく、伝搬経路Kの幅によっては、幅方向に複数列配置してもよい。
【0024】
(超低周波音の低減確認試験)
本発明の効果を確認するため、以上説明した低減装置1を、実際に超低周波音を発生する換気塔30に設置し、換気塔30の外部への開放口において、低減装置1を設置する前後の超低周波音を同じ条件で測定した。その際、超低周波音の音圧レベルを測定する測定装置を、低減装置1の設置前後で同じ場所に設けて、それぞれ複数周波数の超低周波音の音圧レベルを測定した。
【0025】
図4は、この超低周波音の測定試験の結果を示す図(折れ線グラフ)であり、横軸が周波数(Hz)、縦軸が音圧レベルdB(F)である。
低減装置1の設置前(図4の折れ線Z1)は、8Hzの超低周波音をピークに、各周波数で比較的高い音圧レベルの超低周波音が測定された。一方、低減装置1の設置後(図4の折れ線Z2)に測定したところ、全ての周波数において超低周波音の音圧レベルが低減し、特に、8Hzの超低周波音の音圧レベルが大幅に低くなっていた。これより、本発明により、超低周波音の伝搬経路Kにおいて超低周波音を効果的に低減させることができ、超低周波音の伝搬を抑制できることが証明された。
【符号の説明】
【0026】
1・・・超低周波音低減装置、2・・・支持部材、10・・・吸音パネル、11・・・吸音材、12・・・枠体、13・・・緩衝材、20・・・吊り下げ部材、21・・・固定部材、22・・・かぎ状部材、23・・・防振ゴム、30・・・換気塔、K・・・伝搬経路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
超低周波音の伝搬経路に設けられる超低周波音低減装置であって、
超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有する吸音パネルと、
吸音パネルを吊り下げて超低周波音の伝搬経路に沿って並べて配置する配置手段と、を備え、
配置手段により、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り吸音パネルを配置することを特徴とする超低周波音低減装置。
【請求項2】
請求項1に記載された超低周波音低減装置において、
配置手段が、吊り下げた吸音パネルへの振動の伝達を遮断する振動遮断部材を有することを特徴とする超低周波音低減装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された超低周波音低減装置において、
吸音パネルが、吸音材を有することを特徴とする超低周波音低減装置。
【請求項4】
超低周波音の伝搬経路で超低周波音を低減させる超低周波音低減方法であって、
超低周波音の周波数帯域の共振周波数を有する吸音パネルを吊り下げて、超低周波音の伝搬経路に沿って並べて、かつ、低減させる超低周波音の波長以上の長さに亘り配置して超低周波音を低減させることを特徴とする超低周波音低減方法。
【請求項5】
請求項4に記載された超低周波音低減方法において、
低減させる超低周波音の波長に応じて、吸音パネルを配置する長さを変更することを特徴とする超低周波音低減方法。
【請求項6】
請求項4又は5に記載された超低周波音低減方法において、
吸音パネルが、吸音材を有することを特徴とする超低周波音低減方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−8196(P2011−8196A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−154219(P2009−154219)
【出願日】平成21年6月29日(2009.6.29)
【出願人】(505408686)ジャパンパイル株式会社 (67)
【Fターム(参考)】