説明

超音波診断装置およびプログラム

【課題】画像診断に有益な情報を得ることができる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】操作者は、操作部を操作し、超音波画像G0の中で、拡大して表示させたい領域を、関心領域ROIとして指定する。そして、操作者が、関心領域ROIを拡大するための拡大ボタン6aをクリックすると、拡大画像表示制御部が、関心領域ROIを拡大して表示し、拡大画像IEが得られる。その後、操作者が、拡大画像IEに対してフィルタ処理を施すと判断した場合、フィルタ処理ボタン6bをクリックすることによって、拡大画像処理部は、拡大画像IEに対してフィルタ処理を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の所定の部位をスキャンし、超音波画像を得る超音波診断装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、超音波画像の中の一部の領域を拡大して表示する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-117739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、静止画として表示されている超音波画像に対して、操作者が関心のある領域を拡大することができる。しかし、特許文献1では、超音波画像が動画の場合には対応していない。超音波画像で診断を行う場合、動画で表示されている超音波画像を参照することも多いので、動画で表示されている超音波画像の一部の領域を拡大して表示できることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様は、被検体の所定の部位をスキャンし、超音波画像を得る超音波診断装置であって、
表示部と、
前記超音波画像の動画を前記表示部に表示させる超音波画像表示制御部と、
前記超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を前記表示部に表示させる拡大画像表示制御部と、
を有する超音波診断装置である。
【0006】
本発明の第2の態様は、被検体の所定の部位をスキャンし、超音波画像を得る超音波診断装置のプログラムであって、
前記超音波画像の動画を表示部に表示させる超音波画像表示制御処理と、
前記超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を前記表示部に表示させる拡大画像表示制御処理と、
を計算機に実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を表示部に表示させることができるので、医学的な診断に有効な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1の実施形態の超音波診断装置100のブロック図である。
【図2】超音波診断装置100の表示制御部5の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】表示部6に表示された超音波画像の動画の一例を示す図である。
【図4】操作者が被検体の画像診断に必要な情報を得るときのフローの一例を示す図である。
【図5】超音波画像G0の中に関心領域ROIが表示されたときの画面を示す図である。
【図6】関心領域ROIが拡大されたときの画面を示す図である。
【図7】拡大画像にフィルタ処理が実行された後の画面を示す図である。
【図8】フィルタ処理される前の拡大画像IEと、フィルタ処理された後の拡大画像IE′との両方が表示された場合の画面を示す図である。
【図9】第2の実施形態の超音波診断装置における表示制御部のブロック図である。
【図10】内中膜複合体厚IMTの計測位置を指定し、計測を行うときのフローの一例を示す図である。
【図11】超音波画像G0の中に関心領域ROIが表示されたときの画面を示す図である。
【図12】関心領域ROIが拡大されたときの画面を示す図である。
【図13】拡大画像IE上に指定された計測位置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
【0010】
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態の超音波診断装置100のブロック図、図2は、超音波診断装置100の表示制御部5の詳細構成を示すブロック図である。
【0011】
超音波診断装置100は、超音波プローブ2、送受信部3、エコーデータ処理部4、表示制御部5、表示部6、操作部7、制御部8、およびHDD(ハードディスクドライブ:Hard Disk Drive)9を有している。
【0012】
超音波プローブ2は、アレイ状に配置された複数の超音波振動子(図示省略)を有している。超音波プローブ2は、超音波振動子によって被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。
【0013】
送受信部3は、制御部8からの制御信号に応答して、超音波プローブ2を所定の送信条件で駆動させ、スキャン面をスキャンさせる。また、送受信部3は、超音波プローブ2で得られたエコー信号について、整相加算処理等の信号処理を行ない、信号処理後のエコーデータをエコーデータ処理部4へ出力する。
【0014】
エコーデータ処理部4は、送受信部3から出力されたエコーデータに対し、対数圧縮処理、包絡線検波処理等の所定の処理を行う。
【0015】
表示制御部5は、図2に示すように、超音波画像データ作成部51、メモリ52、超音波画像表示制御部53、拡大画像表示制御部54、および拡大画像処理部55を有する。
【0016】
超音波画像データ作成部51は、エコーデータ処理部4から出力されたエコーデータを、スキャンコンバータ(Scan Converter)によって超音波画像データに変換する。
【0017】
メモリ52は、例えば、RAM(Random
Access Memory)やROM(Read Only
Memory)などの半導体メモリ(Memory)で構成される。メモリ52には、例えば、エコーデータ処理部4から出力されたエコーデータや、超音波画像データ作成部51で作成された超音波画像データが記憶される。
【0018】
超音波画像表示制御部53は、超音波画像データ作成部51で作成された超音波画像データが表す超音波画像の動画や、HDD9に記憶された超音波画像データが表す超音波画像の動画を、表示部6に表示させる。
【0019】
拡大画像表示制御部54は、超音波画像表示制御部53によって表示部6に表示された超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を表示部6に表示させる。また、拡大画像表示制御部54は、後述する拡大画像処理部55でフィルタ処理された後の拡大画像も表示部6に表示させる。
【0020】
拡大画像処理部55は、拡大画像表示制御部54によって表示部6に表示された拡大画像に対してフィルタ処理を実行する。
【0021】
表示部6は、LCD(Liquid
Crystal Display)やCRT(Cathode
Ray Tube)などで構成される。操作部7は、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード及びポインティングデバイス(図示省略)などを有している。
【0022】
制御部8は、HDD9に記憶された制御プログラムを読み出し、超音波診断装置100の各部における機能を実行させる。
【0023】
HDD9は、制御プログラムや、後述する拡大画像IE、フィルタ処理後の拡大画像IE′などを記憶する。HDD9は、本発明の記憶部の一例である。
【0024】
超音波診断装置100は、上記のように構成されている。次に、超音波診断装置100の動作について説明する。尚、以下の説明では、頚動脈をスキャンする場合を取り上げて、超音波診断装置100の動作について説明するが、スキャン領域は、頚動脈に限定されることはない。
【0025】
先ず、操作者は、超音波プローブ2を用いて、被検体の頚動脈をスキャンし、エコー信号を取得する。エコー信号が取得されると、エコーデータ処理部4(図1参照)は、エコーデータに所定の処理を行う。超音波画像データ作成部51(図2参照)は、エコーデータ処理部4から出力されたエコーデータを、超音波画像データに変換する。超音波画像表示制御部53は、超音波画像データが表す超音波画像の動画を表示部6に表示させる(図3参照)。
【0026】
図3は、表示部6に表示された超音波画像の動画の一例を示す図である。
表示部6に表示されている超音波画像G0はB/カラーフローモードの画像であるが、別のモードの画像であってもよい。超音波画像G0は、所定のフレームレートFで表示部6に表示される動画である。操作者は、表示部6に表示されている超音波画像G0の動画を参照しながら、被検体の画像診断に必要な情報を得ている。以下に、操作者が被検体の画像診断に必要な情報を得るときのフローについて説明する。
【0027】
図4は、操作者が被検体の画像診断に必要な情報を得るときのフローの一例を示す図である。
【0028】
ステップST1では、操作者は、超音波画像G0を参照し、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在するかどうかを確認する。操作者が、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在しないと判断した場合、フローを終了する。一方、操作者が、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在すると判断した場合、ステップST2に進む。
【0029】
ステップST2では、操作者は、操作部7を操作し、超音波画像G0の中で、拡大して表示させたい領域を、関心領域ROI(Region Of Interest)として指定する。
【0030】
図5は、超音波画像G0の中に関心領域ROIが表示されたときの画面を示す図である。
操作者は、関心領域ROIを表示させた後、関心領域ROIを拡大するための拡大ボタン6aをクリックする。拡大ボタン6aがクリックされると、拡大画像表示制御部54(図2参照)が、関心領域ROIを拡大して表示する(図6参照)。
【0031】
図6は、関心領域ROIが拡大されたときの画面を示す図である。
表示部6には、関心領域ROIの拡大画像IEが表示される。拡大画像IEは、超音波画像G0と同様に、所定のフレームレートFで表示部6に表示される動画である。関心領域ROIの拡大画像IEは、超音波画像G0に重ねて表示させているが、超音波画像G0の外側に表示するようにしてもよい。拡大画像IEを表示させた後、ステップST3に進む。
【0032】
ステップST3では、操作者は、拡大画像IEに対してフィルタ処理を施すか否かを判断する。操作者が拡大画像IEに対してフィルタ処理を施さない判断した場合、フローを終了する。一方、操作者が拡大画像IEに対してフィルタ処理を施すと判断した場合、ステップST4に進む。
【0033】
ステップST4では、操作者は、拡大画像IEに対してフィルタ処理を施すためのフィルタ処理ボタン6bをクリックする。フィルタ処理ボタン6bがクリックされると、拡大画像処理部55(図2参照)は、拡大画像IEに対してフィルタ処理を実行する。そして、拡大画像表示制御部54は、フィルタ処理された後の拡大画像を表示部6に表示させる(図7参照)。
【0034】
図7は、拡大画像にフィルタ処理された後の画面を示す図である。
操作者は、画面を通じて、フィルタ処理された後の拡大画像IE′を視覚的に認識することができる。フィルタ処理を終了した後、フローを終了する。
【0035】
第1の実施形態では、超音波画像G0の一部の領域を拡大して表示部6に表示させる拡大画像表示制御部54を備えている。したがって、操作者は、超音波画像G0の中の関心領域ROIを拡大することができるので、関心領域ROIを視覚的に見やすくすることができ、画像診断に有益な情報を得ることができる。
【0036】
また、第1の実施形態では、拡大画像IEに対してフィルタ処理を実行する拡大画像処理部55を備えている。したがって、拡大画像IEだけでなく、フィルタ処理の後の拡大画像IE′も参考にすることができるので、画像診断に有益な情報を更に得ることができる。
【0037】
尚、図7では、表示部6には、フィルタ処理された後の拡大画像IE′は表示されているが、フィルタ処理される前の拡大画像IEは表示されていない。しかし、図8に示すように、フィルタ処理される前の拡大画像IEと、フィルタ処理された後の拡大画像IE′との両方が表示されるようにしてもよい。両方の拡大画像IEおよびIE′を表示することによって、操作者は、フィルタ処理される前の拡大画像IEと、フィルタ処理された後の拡大画像IE′との比較を容易にすることができる。
【0038】
また、操作者は、フィルタ処理される前の拡大画像IEと、フィルタ処理された後の拡大画像IE′とのうちの一方の拡大画像、又は両方の拡大画像を保存してもよい。一方の拡大画像又は両方の拡大画像を保存する場合、操作者は、操作部7を操作して、保存命令を入力する。保存命令が入力されると、一方の拡大画像又は両方の拡大画像は、HDD9に記憶される。一方の拡大画像又は両方の拡大画像をHDD9に記憶しておくことにより、操作者は、必要に応じて、関心領域ROIの過去の画像を確認することができる。
【0039】
また、第1の実施形態では、拡大画像処理55は、拡大画像IEに対してフィルタ処理を実行しているが、色変更処理など、フィルタ処理とは別の画像処理を行うようにしてもよい。
【0040】
(2)第2の実施形態
第2の実施形態の超音波診断装置は、第1の実施形態の超音波診断装置と比較すると、表示制御部が異なるが、その他の構成要素は同じであるので、第2の実施形態の超音波診断装置については、主に、表示制御部について説明する。
【0041】
図9は、第2の実施形態の超音波診断装置における表示制御部のブロック図である。
表示制御部は、超音波画像データ作成部51〜計測部58を有している。
超音波画像データ作成部51〜拡大画像表示制御部54は、第1の実施形態と同じであるので説明は省略する。
【0042】
画像静止部56は、表示部6に表示された拡大画像を静止させる。
マーカ設定部57は、画像静止部56によって静止した拡大画像上に、所定の計測項目の計測位置を指定するためのマーカMを設定する。
計測部58は、拡大画像上に設定されたマーカMに従って、所定の計測項目(例えば、内中膜複合体厚IMT(Intima Media Thickness))を計測する。
【0043】
次に、第2の実施形態の超音波診断装置の動作について説明する。尚、以下の説明では、計測項目が頚動脈の内中膜複合体厚IMTの場合を取り上げて、第2の実施形態の超音波診断装置の動作を説明するが、計測項目は、内中膜複合体厚IMTに限定されることはなく、腫瘍の大きさ、胎児の大きさなどを計測項目としてもよい。
【0044】
先ず、操作者は、超音波プローブ2を用いて、被検体の頚動脈をスキャンし、第1の実施形態と同様の手順で、図3に示すように、超音波画像の動画を表示部6に表示させる。操作者は、表示部6に表示されている超音波画像G0の動画を参照しながら、内中膜複合体厚IMTの計測位置を指定する。その後、内中膜複合体厚IMTの計測が行われる。以下に、内中膜複合体厚IMTの計測位置を指定し、計測を行うときのフローについて説明する。
【0045】
図10は、内中膜複合体厚IMTの計測位置を指定し、計測を行うときのフローの一例を示す図である。
【0046】
ステップST1では、操作者は、超音波画像G0(図3参照)を参照し、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在するかどうかを確認する。操作者が、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在しないと判断した場合、フローを終了する。一方、操作者が、超音波画像G0の中に、特に拡大して表示させたい領域が存在すると判断した場合、ステップST2に進む。
【0047】
ステップST2では、操作者は、操作部7を操作し、超音波画像G0の中で、拡大して表示させたい領域を、関心領域ROIとして指定する。
【0048】
図11は、超音波画像G0の中に関心領域ROIが表示されたときの画面を示す図である。
【0049】
操作者は、関心領域ROIを表示させた後、関心領域ROIを拡大するための拡大ボタン6aをクリックする。拡大ボタン6aがクリックされると、拡大画像表示制御部54が、関心領域ROIを拡大して表示する(図12参照)。
【0050】
図12は、関心領域ROIが拡大されたときの画面を示す図である。
表示部6には、関心領域ROIの拡大画像IEが表示される。拡大画像IEは、超音波画像G0と同様に、一定のフレームレートFで表示部6に表示される動画である。関心領域ROIの拡大画像IEは、超音波画像G0に重ねて表示させているが、超音波画像G0の外側に表示するようにしてもよい。拡大画像IEを表示させた後、ステップST3に進む。
【0051】
ステップST3では、操作者は、拡大画像IEを静止させる。このため、操作者は、操作部7を操作して、拡大画像IEを静止させるための静止命令を入力する。静止命令が入力されると、拡大画像IEは静止し、静止画として表示される。拡大画像IEを静止させた後、ステップST4に進む。
【0052】
ステップST4では、拡大画像IE上に、内中膜複合体厚IMTを計測するときの計測位置が指定される(図13参照)。
【0053】
図13は、拡大画像IE上に指定された計測位置を示す図である。
操作者は、静止画として表示されている拡大画像IE上に、内中膜複合体厚IMTを計測するときの計測位置を指定する。計測位置を指定するために、操作者は、操作部7を操作し、計測位置を指定するための命令を入力する。この命令が入力されると、マーカ設定部57は、拡大画像IE上に、内中膜複合体厚IMTを計測するときの計測位置を指定するためのマーカMを設定する。マーカMが設定されたら、ステップST5に進む。
【0054】
ステップST5では、操作者が、計測ボタン6cをクリックする。計測ボタン6cがクリックされると、計測部58が、マーカMで決められた厚さを、内中膜複合体厚IMTとして計測する。計測値は、HDD9(図1参照)に記憶され、フローを終了する。
【0055】
第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様に、超音波画像G0の一部の領域を拡大して表示部6に表示させている。したがって、操作者は、超音波画像G0の中の関心領域ROIを拡大することができるので、関心領域ROIを視覚的に見やすくすることができ、画像診断に有益な情報を得ることができる。
【0056】
また、第2の実施形態では、関心領域ROIの拡大画像IEの動画(図12参照)を参照し、内中膜複合体厚IMTを計測するときのマーカMを指定する場合に、拡大画像IEを静止させている。したがって、マーカMを、内中膜複合体厚IMTの計測に適した位置に容易に位置決めすることができる。
【符号の説明】
【0057】
2 超音波プローブ
3 送受信部
4 エコーデータ処理部
5 表示制御部
6 表示部
7 操作部
8 制御部
9 HDD
51 画像データ作成部
52 メモリ
53 超音波画像表示制御部
54 拡大画像表示制御部
55 拡大画像処理部
56 画像静止部
57 マーカ設定部
58 計測部
100 超音波診断装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体の所定の部位をスキャンし、超音波画像を得る超音波診断装置であって、
表示部と、
前記超音波画像の動画を前記表示部に表示させる超音波画像表示制御部と、
前記超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を前記表示部に表示させる拡大画像表示制御部と、
を有する、超音波診断装置。
【請求項2】
前記拡大画像に対して画像処理を実行する拡大画像処理部を有する、請求項1に記載の超音波診断装置。
【請求項3】
前記拡大画像表示制御部は、
前記拡大画像処理部によって画像処理された後の拡大画像を前記表示部に表示させる、請求項2に記載の超音波診断装置。
【請求項4】
前記拡大画像表示制御部は、
画像処理される前の前記拡大画像と、画像処理された後の前記拡大画像との両方を、前記表示部に表示させる、請求項3に記載の超音波診断装置。
【請求項5】
画像処理される前の前記拡大画像と、画像処理された後の前記拡大画像とのうちの少なくともいずれか一方の拡大画像を記憶する記憶部を有する、請求項2〜4のうちのいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項6】
前記画像処理は、フィルタ処理又は色変更処理である、請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項7】
前記拡大画像を静止させる画像静止部と、
前記画像静止部によって静止した前記拡大画像上に、前記所定の計測項目の計測位置を指定するためのマーカを設定するマーカ設定部と、
前記マーカに従って、前記所定の計測項目を計測する計測部と、
を有する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の超音波診断装置。
【請求項8】
前記所定の計測項目の計測位置を指定するための命令を入力する操作部を有し、
前記マーカ設定部は、
前記命令が入力されると、前記マーカを設定する、請求項7に記載の超音波診断装置。
【請求項9】
被検体の所定の部位をスキャンし、超音波画像を得る超音波診断装置のプログラムであって、
前記超音波画像の動画を表示部に表示させる超音波画像表示制御処理と、
前記超音波画像の一部の領域の拡大画像の動画を前記表示部に表示させる拡大画像表示制御処理と、
を計算機に実行させるプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図9】
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【図10】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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