説明

足場部材付き電柱及び足場部材を用いた電柱の設置状況表示方法

【課題】 電柱設置後における新たな電柱に関する作業を行う場合に、簡単かつ明確に当該電柱の設置状況を確認することを可能にすること。
【解決手段】 電柱に設置される足場部材14の少なくとも何れか1個に、電柱設置時における設置状況に応じた視覚認識可能な形態、例えば色彩などを施したことを特徴とする。これにより、作業者は、視覚認識可能な形態を有する足場部材、例えば、電柱足場ボルトの形態を見ることのみによって、簡単且つ的確に当該作業対象の電柱の設置状況を把握することが可能となる。したがって、電柱の根入れ部分を掘り起こし、深さやその箇所の土質のチェックを新たな作業として行う必要がなくなり、電柱に対する作業を迅速に開始することが可能となり、作業の効率化が図られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足場部材付き電柱及び足場部材を用いた電柱の設置状況表示方法、特に、架空線路における支持部を構成する電柱であって足場部材が所定箇所に設けられた電柱及び足場部材を用いて種々異なる電柱の設置状況を認識するための電柱の設置状況を表示する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、架空線路構造物、すなわち、架空線路の支持物として使用される電柱の主な種別としては、コンクリート柱や鋼管柱が存在する。そして、それぞれの材質、経済性,作業性および社会的要請を考慮して適用領域が決定されている。
【0003】
また、電柱の設置に関する安全性の確保のためには、電柱の地際の直径や根入れの深さ、更に、設置される箇所の土質等を考慮する必要があり、電気設備に関する技術基準を定める省令に関して定められた電気設備の技術基準の解釈58条などにおいて種々定められている。
【0004】
すなわち、電柱の倒壊を防止するためには、電柱に対する水平荷重による曲げモーメントに対して、電柱の設置地盤が十分な抵抗モーメントを有することが考慮されなければならない。このために電柱の設置の際には的確な根入れ長さが確保されなければならない。具体的には、水平荷重により生じる回転中心におけるモーメントに対して、設置箇所の地盤の支持力で抵抗しなければならない。そして、その許容抵抗モーメントは、土質によって異なり、同一の土質であれば、電柱の根入れ長さが深いほど大きくなる。したがって、電柱の強度計算をする際には、電柱を設置する現場の土質種別が考慮されている。
【0005】
この様に設置状態の安全性を考慮しつつ電柱の設置が行われているが、電柱は様々な性質の地域に設置されることから、設置の現場毎に的確な対応作業を行わなければならない。すなわち、土質の安定性が比較的低い場合、例えば、固まっている土ではなく、流砂や水分を多く含んだ土のような場合、また、根入れ長さを十分に確保できないような場合、その現場毎に適切な付加的作業が行われている。例えば、コンクリートを打つなどの根固め作業などが行われる。
【0006】
また、電柱には電柱上での作業に用いられる足場部材、例えば、作業用の電柱足場ボルトが設置されるが、例えば、特許文献1には、既設又は新設の電柱に、足場ボルトを容易に着脱できる様にした技術が開示されている。すなわち、電柱のに形成される挿入孔、該挿入孔に装着されるソケット、更に足場ボルトの溝部や係止体等を形成することで足場ボルトの着脱を容易にした技術が開示されている。
また、特許文献2には、足場ボルトが電柱とは異なる部材であることを容易に識別可能にすることにより、不注意による足場ボルトへの接触を少なくするとともに、その位置を容易に認識可能な安価で使い勝手のよい足場ボルト用カバーが開示されている。すなわち、当該足場ボルト用カバーは、足場ボルトに簡易に装着可能で、装着状態で足場ボルトのレンチなどを係合させる係合部から先端側のナットまでを覆うことができ、かつ弾性変形可能で電柱と明確に識別可能な色の樹脂材料により一体成形されている。また、このカバー本体部には広告表示部を設けることも可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許公開2008−75296
【特許文献2】特許公開2006−257784
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述のように、電柱は種々の異なった設置箇所条件で設置が行われている。そして、電柱の設置後において、架空線路に関する設置状態の変更がなされる場合があり、その様な状況では、電柱に対する架設線路や他の設置物の交換、更には新たな設置物の追加などの作業の必要性が生じる。
【0009】
しかしながら、その様な新たな作業においては、基本的に電柱の下端部の所定範囲が埋められた状態にあることから、現場においてその地盤の状況を把握することは困難である。また、電柱の設置後相当の時間が経過していること、更に、緊急の状況で作業が行われる場合も有ること等から、電柱の設置作業を行った者とは異なる者が作業を行うことが通常であり、当該電柱の設置時の状況を短時間でかつ簡単に把握することは困難である。
【0010】
上記特許文献1に開示された技術は、電柱足場ボルトの設置の容易化を図る構造を開示するものであり、上述の様な電柱の設置状況の把握に対する貢献は何ら有していない。また、特許文献2に開示された技術は、足場ボルトに作業者の作業時の足場という機能以外の機能を持たせてはいるが、電柱の設置場所によって種々異なっている設置状況の認識への考慮はなされていない。
【0011】
したがって、現状では、電柱に関する新たな作業、例えば、現状の荷重状況よりも大きな荷重が付加される様な作業が行われる際に、その現場においてその安全性を確認するための作業は非常に困難なものとなっている。すなわち、電柱の根入れ状態を確認する作業や土質を調べる作業を行って安全性を確認しなければならず、実際の作業を始める前に煩雑な作業を強いられることとなっている。
【0012】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電柱設置後における新たな電柱に関する作業を行う場合に、簡単かつ明確に当該電柱の設置状況を確認することのできる電柱足場ボルト付き電柱及び電柱足場ボルトを用いた電柱の設置状況表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、請求項1に係る足場部材付き電柱は、
一端部側に電柱への固定のための固定部を有し、他端部側に足場用領域の形成された足場部材が、所定間隔をおいて固定された足場部材付き電柱において、
前記足場部材の少なくとも何れか1個に、当該電柱設置時における設置状況に応じた視覚認識可能な形態を施したことを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、現場において電柱に対して新たな作業を行おうとしている作業者は、視覚認識可能な形態を有する足場部材、例えば、電柱足場ボルトの形態を見ることのみによって、簡単且つ的確に当該作業対象の電柱の設置状況を把握することが可能となる。したがって、電柱の根入れ部分を掘り起こし、深さやその箇所の土質のチェックを新たな作業として行う必要がなくなり、電柱に対する作業を迅速に開始することが可能となり、作業の効率化が図られる。更には、新たな作業後における架空線路の設置状況の信頼性も向上する。なお、取り付けられる足場部材の全てに上記視覚認識可能な形態を施工することも何れか1個又は全体の中の所定の複数個に設けることも可能である。
【0015】
請求項2に係る足場部材付き電柱は、請求項1の足場部材付き電柱において、 前記電柱設置時における設置状況として、電柱の根入れ長さ、電柱設置箇所の土質状況を含むことを特徴とする。この構成によれば、設置されている電柱の現状の設置状況における安全性の状況を把握するための重要な情報を的確に得ることができ、上記請求項1に係る構成による作用をより的確なものとすることができる。
【0016】
請求項3に係る足場部材付き電柱は、請求項1又は2の何れか1項の足場部材付き電柱において、
視覚認識可能な形態が、前記電柱の設置状況に応じて設定された色であることを特徴とする。この様に、視覚認識可能な形態として「色」を用いることにより、設置状況の認識を容易に行うことができる。すなわち、各「色」の意味する設置状況の確認し色を見分けるだけで当該電柱の設置状況を認識することが可能である。また、「色」による識別としたことにより、文字などの認識とは異なり、現場において足場部材に近接した位置まで近づくことなく、色の認識できる位置から簡単に認識することが可能である。
【0017】
請求項4に係る電柱の設置状況表示方法は、
電柱の設置時において、
当該電柱の設置箇所の状況を認識する設置箇所状況認識工程と、該認識した電柱の設置状況に応じて、取り付ける足場部材に対して当該設置状況の内容を示す視覚認識可能な形態を施す形態施工工程と、該形態施工工程の前又は後に行われる前記足場部材を前記電柱の所定箇所に固定する足場取付工程と、前記設置箇所状況認識工程の後、前記形態施工工程及び前記足場取付工程の前又は後に行われる前記電柱をその下端部を埋設することで設置する電柱設置工程と、含むことを特徴とする。
【0018】
この構成により、現場における電柱設置作業を複雑化することなく、簡単且つ的確に電柱設置状況の事後的な把握が可能となる。これにより、上記請求項1の電柱による作用と同様の作用効果を奏することが可能である。なお、形態施工工程は、現場にて行う必要はなく、予め、足場ボルトなどの足場部材の向上における製造段階で施工しておくことが可能である。例えば、向上段階で種々の色を施しておき、現場において、認識した設置箇所の状況に応じて、その色を選択して電柱に取り付けることでもよい。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明に係る、足場部材付き電柱及び電柱の設置状況表示方法によれば、電柱設置後における新たな電柱に関する作業を行う場合に、簡単かつ明確に当該電柱の設置状況を確認することが可能となる。すなわち、視覚認識可能な形態を有する足場部材を「見る」動作のみによって、簡単且つ的確に当該作業対象である電柱の設置状況を把握することが可能となり、別途設置状態の確認作業を行う必要がなく、電柱に対する新たな作業の効率化が達成される。また、作業終了後における架空線路の設置状況の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施の形態に係る足場部材付き電柱の説明図である。
【図2】図1に示した実施の形態に用いた足場部材の構成説明図である。
【図3】実施の形態に係る足場部材付き電柱を用いた電柱設置状態の表示方法を示す説明図である。
【図4】足場部材に施される視覚認識可能な形態としての色の例を示す説明表を示している。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は実施の形態に係る足場部材付き電柱10の全体構成を示す説明図であり、図示のように、架空線路の支持体としての電柱12には、所定間隔毎に足場部材が取り付けられている。本実施の形態では、ボルト状の形態を有する電柱足場ボルト14が取り付けられている。
【0022】
図2は、電柱足場ボルト14の構成例を示している。図示のように、一端部側に電柱12への固定のためのねじ切りされた固定部14aが設けられており、この固定部14aを電柱12側に予め形成されているねじ切りされた凹部に螺入することで固定取り付けされるものである。そして、他端部側には足場用領域14bが形成されている。すなわち、他端側の先端には拡径部14cが形成され、固定部14aによる取り付けがなされた状態で、外部に露出する部分が足場用領域14bとなっている。
【0023】
そして、特徴的なことは、少なくとも取り付け状態で外部に露出する足場用領域に、視覚認識可能な形態が施されていることである。本実施の形態では、視覚認識可能な形態として所定の「色」が施されている。この色は、当該電柱を設置する際に、その設置状況を確認し、その設置状況に応じて、予め定められている色が施されている。
【0024】
なお、この着色工程は、現場にて行うことも可能であるが、予め足場ボルトの製造過程において行っておくことが好適である。また、この様な視覚認識可能な形態としての着色は、取り付けられる全ての電柱足場ボルト14に対して行う必要はなく、視覚的に認識することのできる何れか1本に施工することで足りる。
【0025】
図3及び図4に基づいて、実際に本発明に係る足場部材付き電柱10を用いて電柱の設置状況の表示を行う具体的手法及びその足場部材付き電柱10に基づいて、電柱の設置状況の確認を行う手法について説明する。図3は、足場部材付き電柱10が地盤100に設置されている状態が示されている。図示のように、電柱10は、基端側が所定長さ地面に根入れされており、電柱足場ボルト14は所定高さ位置から上方へ所定間隔をあけて複数取り付け固定されている。本実施の形態では、「色」付きの電柱足場ボルト14は、最も下側に設置される足場ボルト14−1ではなく、下から2本目の足場ボルトとして色付きの電柱足場ボルト14−2を取り付けている。最下方の足場ボルトは設置現場の状況やその後に生じた事情により、取り外されることもあることから、最下方から2本目を表示用の足場部材としているものである。
【0026】
本実施の形態における足場部材付き電柱10では、その設置時において、まず、当該電柱12の設置箇所の状況を認識する作業が行われる(設置箇所状況認識工程)。そして、認識した電柱12の設置状況に応じて、取り付ける足場部材に対してその設置状況の内容を示す色を選択し、その色の着色又は既にその色の着色された電柱足場ボルト14が選択され、電柱12の下から2本目の足場部材(14−2)として取り付け固定される(形態施工工程及び足場取付工程)。
【0027】
図4は、電柱12の設置現場の状況と設定された「色」との関係の一例を示す表が示されている。図示のように、設置箇所の土質の種別としては、電柱12に対して通常の地盤支持力を発揮することのできる「普通土質」(例えば、固まっている土や多数の砂利、石塊入りの土など)、そして、「普通土質」よりも支持力の弱い「軟質土質」が示され、「軟質土質」は、土が混じらない「流砂」、この流砂よりも更に支持力の弱い「水分の多い粘土、腐蝕土などの軟弱土」が挙げられている。なお、「軟質土質」について表示されている土質係数は、上述の電気設備の技術基準の解釈等で設置されているもので、各土質の支持力に応じて設定されている。
【0028】
本実施の形態では、まず、「普通土質」に関しては、根入れの深さが規定以上、例えば、電柱長の6分の1以上確保されているもの(A種柱)と、規定に達していない根入れ不足のもの(B種柱)とに分けている。そして、根入れ長が規定以上のものについては、白色とし、根入れが不足しているものについては黄色を着色することとしている。なお、着色しない電柱足場ボルト14の地色を何れかの状況のものとして用いることも可能であるが、本発明に係る表示方法が採用されていることを明確に確認できるようにするためには、何らかの着色を行うことが好適である。
【0029】
次に、「軟質土質」の「流砂」に関して、根入れ長が規定以上のものについては、薄緑色とし、根入れが不足しているものについては深緑色としている。また、「水分の多い粘土、腐蝕土などの軟弱土」については、根入れ長が規定以上のものについては、水色とし、根入れが不足しているものについては紺色として設定している。
【0030】
なお、上述の根入れの不足している状況は、その現場の地盤の状況によって十分な根入れ長さが取れない状況を意味し、その状況では根入れ不足を補填する何らかの付加的な補強作業が行われていることを意味しているものである。すなわち、設置された電柱の状況において外観的には理解できない状況である。
【0031】
以上の様な色の設定に基づいて、上記確認された設置箇所の地盤の状況に応じた足場ボルトが選択されるものである。そして、最終的に電柱12の下端部を埋設することで設置が行われるものである(電柱設置工程)。
【0032】
なお、着色などの形態施工工程は、電柱足場ボルト14の製造段階で行う場合に限られず、電柱12に電柱足場ボルト14を取り付けた後に行うことも可能である。したがって、既設の足場部材付き電柱に対してその足場部材に色彩付与などの施工を行うことで、本発明を適用することが可能である。
【0033】
また、電柱足場ボルト14の着色は、風雨にさらされても容易にはがれないように耐用年数に配慮する必要があり、例えば、赤外線焼き付け塗装や粉体塗装により着色することが好適である。
【0034】
上記実施の形態に係る電柱足場ボルト14付き電柱10及び電柱足場ボルト14を用いた電柱の設置状況表示方法によれば、現場において電柱10に対して新たな部材の付加などの作業を行おうとしている作業者は、決められた位置の電柱足場ボルト14を見ることで、その電柱10が設置際の設置状況を知ることができる。例えば、上記「黄色」の電柱足場ボルト14が使用されている場合は、その設置箇所は、普通土質であるが、何らかの事情で根入れ長さは十分に確保されていないことが確認される。したがって、その状況に応じた作業計画を設定することが可能となる。すなわち、再度、電柱の設置箇所を掘り起こすなどして電柱10の設置状況を確認するような作業は不要となり、新たな電柱に関する作業の迅速化が図られる。また、これにより、不十分な確認状況で新たな作業が行われることが回避され、作業終了後の架空線路の設置状況の信頼性も向上する。
【0035】
なお、本発明は上記実施の形態に係る構成に限られるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、足場部材に施される視覚認識可能な形態は、「色」だけに限定されるものではなく、文字の記載や足場部材の形状そのものに変化を与えるようなものでも良い。また、視覚的認識用の形態の付加を行った足場部材の各電柱への取り付け個数は、1個に限られるものではなく、複数個ずつ設置することも可能である。
【符号の説明】
【0036】
10 足場部材付き電柱
12 電柱
14 電柱足場ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端部側に電柱への固定のための固定部を有し、他端部側に足場用領域の形成された足場部材が、所定間隔をおいて固定された足場部材付き電柱において、
前記電柱に設置される足場部材の少なくとも何れか1個には、当該電柱設置時における設置状況に応じた視覚認識可能な形態が施されることを特徴とする足場部材付き電柱。
【請求項2】
前記電柱設置時における設置状況の判断要素として、電柱の根入れ長さ及び電柱設置箇所の土質状況を含むことを特徴とする請求項1に係る足場部材付き電柱。
【請求項3】
前記視覚認識可能な形態が、前記電柱の設置状況に応じて設定された色であることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の足場部材付き電柱。
【請求項4】
電柱の設置時において、
当該電柱の設置箇所の状況を認識する設置箇所状況認識工程と、
該認識した電柱の設置状況に応じて、取り付ける足場部材に対して当該設置状況の内容を示す視覚認識可能な形態を施す形態施工工程と、
該形態施工工程の前又は後に行われる前記足場部材を前記電柱の所定箇所に固定する足場取付工程と、
前記設置箇所状況認識工程の後、前記形態施工工程及び前記足場取付工程の前又は後に行われる前記電柱をその下端部を埋設することで設置する電柱設置工程と、
を含むことを特徴とする足場部材を用いた電柱の設置状況表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−252440(P2010−252440A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−96903(P2009−96903)
【出願日】平成21年4月13日(2009.4.13)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】