説明

身体マッサージ具

【課題】小型で持ち運びが可能で、種々の使用形態に対応でき、且つモータへの負担が小さく、マッサージ効果の高いマグネット式の身体マッサージ具を提供する。
【解決手段】本発明の身体マッサージ具1は、本体ケーシング3と、上記本体ケーシング3の先端部5に遊転可能な状態で設けられる鋼製の指圧球7と、上記本体ケーシング3の基部9側において固定状態で設けられる固定マグネット11と、上記固定マグネット11と対向する離間位置に設けられ、上記指圧球7と一体に叩打方向Dに往復移動可能な可動マグネット13と、上記固定マグネット11と可動マグネット13の中間部に設けられる回転体15と、上記回転体15を回転させるモータ17と、を具備し、上記可動マグネット13を固定マグネット11に対して磁力が反発する向きに設け、上記回転体15の一部に上記可動マグネット13と吸着する磁性材51を設けたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型で持ち運びが可能な身体マッサージ具に係り、特に、モータへの負荷が小さく、マッサージ効果の高いマグネット式の身体マッサージ具に関する。
【背景技術】
【0002】
小型で持ち運びが可能なマグネット式の身体マッサージ具としては、下記の特許文献1、2、3に示すように種々の構造のものが提案されている。
特許文献1では、モータとモータの回転を往復運動に変換する動力変換機構とを備えた把持部と、内部に永久磁石を固定状態で備え、先端部に上記永久磁石によって吸着された状態の鋼球を備えた可動式のホルダとが直線状に配置されたハンディータイプの電動マッサージ器が開示されている。
【0003】
特許文献2では、モータと、モータの出力軸に設けられる回転マグネットと、上記回転マグネットの回転によって上記モータの出力軸と直交する方向に往復移動するスライドバーと、スライドバーの先端部に設けられる叩部とを備えた、側面視L字形のハンディータイプのマッサージ器が開示されている。
特許文献3では、モータと、モータの出力軸に設けられる回転マグネットと、上記回転マグネットの回転によって上記モータの出力軸と直交する方向に往復移動するマグネットピンとを備えた、側面視L字形のハンディータイプの磁気指圧器が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平7−51393号公報
【特許文献2】実開昭57−34219号公報
【特許文献3】実開昭57−7541号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の身体マッサージ具によると、次のような問題があった。まず、特許文献1に係る電動マッサージ器は直棒状の形状をしているため、手で持っての使用に限定され、床面や椅子の座面あるいは背もたれに設置しての使用は不可能である。また、鋼球の出没方向がモータの軸方向と一致しており、叩打時に鋼球にかかる負荷が直接、モータの出力軸に対して軸方向に作用する構造になっていた。
【0006】
特許文献2に係るマッサージ器と、特許文献3に係る磁気指圧器は、ともに側面視L字形をしており、主に肩叩き用に使用される構造になっており、上記特許文献1の場合と同様、用途に限定がある。
また、両者は駆動側のマグネットの回転を利用して従動側のマグネットの吸着方向を直接、切り替えるという構造を採用しているため、叩打時にかかる負荷がモータの出力軸に対して曲げ方向に作用する構造になっていた。
【0007】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、小型で持ち運びが可能で、種々の使用形態に対応でき、且つ、モータへの負荷が小さく、マッサージ効果の高いマグネット式の身体マッサージ具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による身体マッサージ具は、本体ケーシングと、上記本体ケーシングの先端部において遊転可能な状態で設けられる鋼製の指圧球と、上記本体ケーシングの基部側において固定状態で設けられる固定マグネットと、上記固定マグネットと対向する離間位置に設けられ、上記指圧球と一体に叩打方向に往復移動可能な状態で設けられる可動マグネットと、上記固定マグネットと可動マグネットの中間部に設けられる回転体と、上記回転体を回転させるモータと、を具備し上記可動マグネットは固定マグネットに対して磁力が反発する向きで設けられており、上記回転体の一部には上記可動マグネットと吸着する磁性材が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2による身体マッサージ具は、請求項1記載の身体マッサージ具において、上記磁性材は上記回転体の外周面から退去した位置に設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3による身体マッサージ具は、請求項1〜2のいずれかに記載の身体マッサージ具において、上記本体ケーシング内には上記可動マグネットと回転体との当接状態を回避するストッパが設けられていることを特徴とするものである。
【0011】
そして、上記手段によって以下のような作用が得られる。まず、ユーザが直接、手で保持したり、平面部に設置した状態で使用可能な本体ケーシングの採用によって、ユーザが直接、手で持って使用する他、床面に設置したり、座席の座面や背もたれ等に設置して使用することが可能になる。
また、鋼球の指圧球の採用によって当接部位の円滑な移動と、当接部位に優しいマッサージ効果が得られ、指圧球からの磁力線の作用で、当接部位の血行の促進が図られる。
【0012】
また、可動マグネットと固定マグネットとの反発力によって指圧球の突出状態が形成され、一方のマグネットを固定マグネットとしたことによって可動マグネットの可動範囲が拡大する。
【0013】
また、回転体の一部に設けた磁性材が可動マグネットと対向することによって可動マグネットを吸着する吸着力が発生し、指圧球の退去状態が形成される。
また、指圧球を当接部位に強く押し当てることによって可動マグネットと、該可動マグネットに当接する回転体とを固定マグネット側に移動させようとする力が発生するが、回転体と固定マグネットとの間のクリアランスは極めて小さく設定されているから、回転体に作用する力は固定マグネットに当接することによって吸収され、モータの出力軸に作用する負荷はごく僅かである。また、可動マグネットと固定マグネットとの反発力によって指圧球が突出状態となっているので、クッション作用が働いて、可動マグネットと、該可動マグネットに当接する回転体とを固定マグネット側に移動させようとする力を吸収するからモータの出力軸に作用する負荷はごく僅かである。さらに、回転体の外周面の一部に上面が臨んでいる磁性材を設けたから、モータの出力軸に偏心荷重がかからず、よって、モータの出力軸に作用する負荷はごく僅かである。したがって、モータへの負荷をごく小さくすることができる。
【0014】
また、上記磁性材を回転体の外周面から退去した位置に設けた場合には、磁性材に吸着した状態の可動マグネットを磁性材から引き離す際に要する力が小さくて済む。また、可動マグネットと磁性材は常時、非接触状態になるため、磁性材の摩耗等が防止される。
【0015】
また、本体ケーシング内に可動マグネットと回転体との当接状態を回避するストッパを設けた場合には、指圧球を当接部位に強く押し当てることによって可動マグネットを固定マグネット側に移動させようとする力が発生しても、発生した当該力は上記ストッパによって吸収されるため回転体やモータの出力軸には上記力は作用しない。従って、モータの寿命を一層長くすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の身体マッサージ具によると、小型で持ち運びが可能で、種々の使用状態に対応でき、且つ、モータへの負荷が小さいことに伴ってモータの寿命を長くしたり、小型モータの採用を可能にする。また、指圧球の突出、退去のストロークが長くなるため、叩打作用が高まってマッサージ効果を増大させ、鋼製の指圧球の採用によって磁力線によるマッサージ効果も得られるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図示の実施の形態を例にとって、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の身体マッサージ具の外観を示す斜視図、図2は本発明の身体マッサージ具の内部構造を示す指圧球が退去状態の側断面図、図3は同上、指圧球が突出状態の側断面図、図4は図2中のA−A線における断面図、図5は図2中のB−B線における断面図である。
【0018】
本発明の身体マッサージ具1は、ユーザAが直接、手Bで保持したり、平面部Cに設置した状態で使用可能な本体ケーシング3と、上記本体ケーシング3の先端部5において遊転可能な状態で設けられる鋼製の指圧球7と、上記本体ケーシング3の基部9側において固定状態で設けられる固定マグネット11と、上記固定マグネット11と対向する離間位置に設けられ、上記指圧球7と一体に叩打方向Dに往復移動可能な状態で設けられる可動マグネット13と、上記固定マグネット11と可動マグネット13の中間部に設けられる回転体15と、上記回転体15を回転させるモータ17と、を具備している。
【0019】
本体ケーシング3は先端部5に指圧球7を受け入れる穴部19が形成されている円錐台形状の本体部21と、該本体部21の基端側に取り付けられる蓋様の基部9を備えることによって構成されている。
本体部21の傾斜した外周面の一部にはモータ17を起動するためのスイッチ23の操作部24が設けられており、本体部21の内部には上記指圧球7を叩打方向Dに往復移動させるための駆動装置の収容空間25が一例として上記穴部19と連通するように形成されている。
【0020】
一方、基部9は上記本体部21の収容空間25の基端側の開口部に一例としてねじ込みにより閉塞する蓋状の部材で、基部9の下面にはゴムまたはスポンジ等の弾性材料製のクッション材27が装着されている。因みにクッション材27を装着することによって、本発明の身体マッサージ具1を床や畳等の平面部Cに設置して使用する場合や椅子Eに座った姿勢で足の裏、背中、腰あるいは大腿部等のマッサージをする場合に身体マッサージ具1の滑りを防止できる。
また、基部9の上面側には上記本体部21の基端側に設けられている凸部22を受け入れる凹部29が形成されており、該凹部29の中心に固定マグネット11を固定状態で保持するマグネットホルダ31が設けられている。
【0021】
指圧球7はユーザAがマッサージを行いたい当接部位に押し当てられてマッサージ作用を直接行う球体形状の部材である。そして、指圧球7は上記穴部19からその一部が突出した遊転可能な状態で設けられている。尚、上記指圧球7は鋼性であり、後述する可動マグネット13のN極側である上面33に常時吸着し、可動マグネット13と一体になって叩打方向Dに往復移動できるようになっている。
固定マグネット11は上述したマグネットホルダ31によって固定状態で保持される一例として短寸円柱形状のマグネットであり、指圧球7の所望の往復動作を実行するに足りる磁力を備えた種々のタイプの磁石が適用可能である。また、本実施の形態では固定マグネット11の上面37にS極、下面39にN極を配置している。
【0022】
可動マグネット13は上記収容空間25の上部において、指圧球7の叩打方向Dに往復移動可能な状態で設けられている、一例として短寸円柱形状のマグネットである。また、可動マグネット13に使用するマグネットは上記固定マグネット11を同様、指圧球7の所望の往復動作を実行するに足りる磁力を備えた種々のタイプの磁石が適用可能である。
また、本実施の形態では可動マグネット13の上面33に上述したようにN極、そして下面35にS極がそれぞれ配置されており、可動マグネット13が磁石の反発によって対向する固定マグネット11から離反する方向に常時力を受け、指圧球7が無負荷状態で突出方向に位置するように構成されている。
【0023】
また、上記可動マグネット13は一例として樹脂製で円環状のガイドリング41によって外周部が一体に保持されており、該ガイドリング41の上面側の周縁が上記穴部19と収容空間25との間に形成されている段差部43に当接することによって可動マグネット13の突出方向の移動量が規制されている。
【0024】
回転体15は一例として樹脂製の短寸円柱形状をした部材であり、その中心にはモータ17の出力軸45を受け入れる孔部47が刻設されている。また、上記回転体15の外周面の一部には上記孔部47に貫通する半径方向に延びる取付け穴部49が形成されており、該取付け穴部49には上記可動マグネット13の下面35に吸着する一例として鉄材によって形成されている磁性材51が挿嵌されている。
尚、上記磁性材51は細径丸棒状の部材であり、その上部53は上記回転体15の外周面から0.5〜1mm程度退去した位置に設けられている。
この他、本体ケーシング3の本体部21における収容空間25内には、上記スイッチ23からの指令に基づいて上記モータ17に電力を供給するバッテリー55等が設けられている。
【0025】
以上の構成を基に本発明の身体マッサージ具1の作用を説明する。
図6は本発明の身体マッサージ具を手で保持して使用する場合を示す側面図、図7は同上、床に設置して椅子に腰掛けた姿勢で足裏のマッサージに使用する場合を示す側面図、図8は同上、床に設置して仰むけに寝た姿勢で背中のマッサージに使用する場合を示す側面図、図9は同上、椅子に設置して椅子に腰掛けた姿勢で腰のマッサージに使用する場合を示す側面図である。
最初に図6に示すように本発明の身体マッサージ具1を手Bで保持して使用する場合について説明する。
【0026】
この場合には、ユーザAは図6に示すように基部9を手のひらで覆うようにして身体マッサージ具1を掴み、指でスイッチ23の操作部24を操作してモータ17を回転させる。
ユーザAはマッサージを行いたい部位に指圧球7を押し当て、適宜、当接部位に沿って身体マッサージ具1をスライドさせることによって、身体の硬直部分等のマッサージを行う。
【0027】
モータ17の出力軸45の回転は回転体15に伝達され、回転体15は所定の回転数で回転するようになる。そして、回転体15の外周面の一部に上面53が臨んでいる磁性材51が可動マグネット13の下面35と対向した時に可動マグネット13が磁性材51に吸着されて図2に示す退去状態になり、その他の位置関係の時には固定マグネット11と可動マグネット13間の磁力の反発によって可動マグネット13は突出状態となる。
以下、上記の作用を繰り返すことによってユーザAの当接部位に押し当てられている指圧球7による叩打作用が実行され、指圧球7自体の磁力線効果が加わって所望のマッサージ効果が得られるようになる。
【0028】
また、指圧球7は遊転状態で設けられているため、指圧球7が適宜、回転することによって身体に対する当接部位を、上記叩打作用を実行しながらスライド方向に移動させることが可能になっている。
また、指圧球7を当接部位に強く押し当てると、可動マグネット13を固定マグネット11側に移動させようとする力が可動マグネット13に作用するが、可動マグネット13と固定マグネット11間に位置している回転体15の存在によって、モータ17の出力軸45には動作に支障を来すような負荷がかからないようになっている。また、可動マグネット13と固定マグネット11との反発力によって指圧球7が突出状態となっているので、クッション作用が働いて、可動マグネット13と、該可動マグネット13に当接する回転体15とを固定マグネット11側に移動させようとする力を吸収するからモータ17の出力軸45に作用する負荷はごく僅かである。さらに、回転体15の外周面の一部に上面が臨んでいる磁性材51を設けたから、モータ17の出力軸45に偏心荷重がかからず、よって、モータ17の出力軸45に作用する負荷はごく僅かである。
【0029】
次に、図7に示すように身体マッサージ具1を床上面の平面部Cに設置して、椅子Eに腰掛けた姿勢で足裏のマッサージを行う場合について説明する。この場合には、足裏の硬直部分を指圧球7に押し当てた状態で足をスライド方向に移動させることによってマッサージを行う。
この時、基部9の下面にはクッション材27が設けられているので、身体マッサージ具1の床面上の滑りが防止されている。また、上記クッション材27のクッション作用によって足裏にかかる衝撃が和らげられる。
【0030】
また、図8に示すように身体マッサージ具1を床上面の平面部Cに設置して、ユーザAが仰むけに寝た状態で背中のマッサージを行う場合や、図9に示すように身体マッサージ具1を椅子Eの背もたれの下部に設置して、ユーザAが椅子Eに腰掛けた姿勢で腰のマッサージを行う場合には、上記と同様の作用に加えて、ユーザAの上半身の体重による指圧効果が加わって、より効果的なマッサージが実行されるようになる。
【0031】
尚、本発明の身体マッサージ具1は上記の形態に限定されず、その発明の要旨内での変更が可能である。例えば、本体ケーシング3の形状は図示の実施の形態のものに限らず、把手や操作杆が付いているもの等種々の形状のものが採用可能である。
また、指圧球7はその全てが鋼製である他、同様の作用が発揮される範囲でその一部を他の材料によって形成した複合材料や合金等でも構わない。
【0032】
また、固定マグネット11と可動マグネット13の形状は短寸円柱形状に限らず短寸の矩形ブロック状の形状等、種々の形状が採用可能である。また、本体ケーシング3内に可動マグネット13と回転体15との当接状態を回避するストッパ59等を図10に示すように設けることが可能である。因みに上記のようなストッパ59を設けた場合には、可動マグネット13が回転体15の外周面に当接することはないから、上記磁性材51の上面53の位置を回転体15の外周面と同じレベルに設定することが可能となる。
そして、上記図10に示す身体マッサージ具1Aを使用した場合にも図1〜図9に示す身体マッサージ具1と同様の作用、効果が発揮される。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、家庭や職場あるいは宿泊先や交通機関等を利用して移動している場合等、種々の環境で使用することができる持ち運びが可能な身体マッサージ具の分野で利用でき、特にモータへの負荷を小さくしてマッサージ効果を上げたい場合に利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具の内部構造を示す指圧球が退去状態の側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具の内部構造を示す指圧球が突出状態の側断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す図で、図2中のA−A線における断面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す図で、図2中のB−B線における断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具を手で保持して使用する場合を示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具を床に設置して椅子に腰掛けた姿勢で足裏のマッサージに使用する場合を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具を床に設置して仰むけに寝た姿勢で背中のマッサージに使用する場合を示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す図で、身体マッサージ具を椅子に設置して椅子に腰掛けた姿勢で腰のマッサージに使用する場合を示す側面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す図で、本体ケーシング内にストッパを設けた身体マッサージ具を示す側断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 身体マッサージ具
3 本体ケーシング
5 先端部
7 指圧球
9 基部
11 固定マグネット
13 可動マグネット
15 回転体
17 モータ
19 穴部
21 本体部
22 凸部
23 スイッチ
24 操作部
25 収容空間
27 クッション材
29 凹部
31 マグネットホルダ
33 上面
35 下面
37 上面
39 下面
41 ガイドリング
43 段差部
45 出力軸
47 孔部
49 取付け穴部
51 磁性材
53 上面
55 バッテリー
57 絶縁シート
59 ストッパ
A ユーザ
B 手
C 平面部
D 叩打方向
E 椅子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ケーシングと、
上記本体ケーシングの先端部において遊転可能な状態で設けられる鋼製の指圧球と、
上記本体ケーシングの基部側において固定状態で設けられる固定マグネットと、
上記固定マグネットと対向する離間位置に設けられ、上記指圧球と一体に叩打方向に往
復移動可能な状態で設けられる可動マグネットと、
上記固定マグネットと可動マグネットの中間部に設けられる回転体と、
上記回転体を回転させるモータと、を具備し
上記可動マグネットは固定マグネットに対して磁力が反発する向きで設けられており、
上記回転体の一部には上記可動マグネットと吸着する磁性材が設けられていることを特徴とする身体マッサージ具。
【請求項2】
磁性材は上記回転体の外周面から退去した位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の身体マッサージ具。
【請求項3】
本体ケーシング内には上記可動マグネットと回転体との当接状態を回避するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の身体マッサージ具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−291451(P2009−291451A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−148820(P2008−148820)
【出願日】平成20年6月6日(2008.6.6)
【出願人】(590000101)
【Fターム(参考)】