説明

車両情報の伝送及び受信の方法とシステム

【課題】車両情報の伝送及び受信の方法とシステムの提供。
【解決手段】車両情報の伝送及び受信の方法とシステムは、処理コンピューター20、車両21を備え、車両21内には、無線伝送及び受信装置27、及び車両21に関する第一情報を記録する自動車コンピューター25を備え、拠点22内に処理コンピューター20を設置し、車両21が拠点22に入ると、無線伝送の方式により、第一情報を処理コンピューター20へと伝送し、最後に処理コンピューター20はある時間点において、無線伝送の方式により、第二情報を、車両21の自動車コンピューター25に伝送し、無線方式を利用して、第一情報の伝送と更新を行うことができ、これによりメンテナンスと管理を待つための時間を節約することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報伝送方式に関し、特に無線伝送の方式を利用し、車両と拠点のコンピューターに、コミュニケーションをとらせる車両情報の伝送及び受信の方法とシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両のメンテナンスと管理は、現代的な経営方式において、欠くべからざるものである。
コンピューターテクノロジーの進歩に従い、現在車両の多くには自動車コンピューターが搭載されており、車両に関する情報を統合、管理している。
自動車コンピューター内に記録されている情報は、車両管理と整備などの関連手順の執行に用いることができる。
【0003】
従来の車両情報伝送方式の表示図である図1に示すように、従来の技術において、車両内には、自動車コンピューター100を設置する。
さらに、自動車コンピューター100と電気的に連接する自己診断及び記録装置101を設置し、各種のセンサーを備え、車両のブレーキ、潤滑油量、ラジエーターの水量、排出する排気、或いは点火状態に対して感知を行い、感知した結果を自動車コンピューター100内に記録する。
車両を修理工場に預けた後は、修理工場の人員は、手動方式で伝送線を利用し、工場内の処理コンピューター102を自動車コンピューター100の接続端と接続し、自動車コンピューター100内に記録された情報を読み取る。
【0004】
続いて、修理工場の人員は、自動車コンピューター100内に記録された情報、及び運転者から提供された関連する情報に基づき、車両に対して検査とメンテナンスを行う。
メンテナンス終了後は、再び伝送線を利用し、自動車コンピューター100と接続し、次にデータを自動車コンピューター100に伝送し、記録と更新を行う。
従来の技術は、メンテナンス前とメンテナンス後に、関連データの読み取りと更新を行うことはできるが、有線の方式を利用して、データ伝送を行うため、両者をデータ伝送線で接続しなければならず、メンテナンス人員、及びメンテナンスの終了を待つ運転者にとっては、時間の無駄である。
【0005】
特許文献1が開示する自動車用無線通信システムは、車両に緊急事態が発生すると、無線通信の方式を利用して車両の所在地を掲示する。
特許文献2が開示する自動車用通信システムは、RFIDを利用し、リモートエンドのコンピューターにより通信を制御することができる。
特許文献3が開示する情報伝送技術は、インターネット(internet)と車両とを接続することで、運転者は自動車の位置、付近のホテル、ガソリンスタンド、商店などの情報を知ることができる。
本発明は、従来の車両情報の伝送及び受信の方法とシステムの上記した欠点に鑑みてなされたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許公示第US.Pat.No.6,917,306号明細書
【特許文献2】米国特許公示第US.Pat.No.6,894,601号明細書
【特許文献3】米国特許公示第US.Pat.No.6,754,485号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、無線伝送の方式により、車両内の情報を、拠点内のコンピューターに伝送でき、拠点内のコンピューターも無線伝送の方式により、情報を車両内に伝送し、更新、保存、或いは運転者とのコミュニケーションをとることができ、これによりメンテナンスと管理を待つための時間を節約することができる車両情報の伝送及び受信の方法とシステムを提供したことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は下記の車両情報の伝送及び受信の方法とシステムを提供する。
車両情報の伝送及び受信の方法とシステムの第一実施例は、以下のステップを含み、
車両を提供し、該車両は、無線伝送及び受信装置を備え、自動車コンピューターは、該車両に関する第一情報を記録し、
該車両が拠点に入ると、該車両は無線伝送の方式で、該第一情報を、処理コンピューターに伝送し、
該処理コンピューターは、ある時間点において、無線伝送の方式により、第二情報を、該車両の自動車コンピューターに伝送し、
車両情報の伝送及び受信の方法とシステムの第二実施例は、さらに処理コンピューター、車両を備え、
該処理コンピューターは、拠点内に設置し、
該車両内には、自動車コンピューター、及び無線伝送及び受信装置を備え、該自動車コンピューターは、該車両の第一情報を記録し、該車両が、該拠点に入ると、該無線伝送及び受信装置により該第一情報を該処理コンピューターへと伝送し、
該処理コンピューターは、ある時間点において、無線伝送の方式により、第二情報を、該車両の自動車コンピューターに伝送する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車両情報の伝送及び受信の方法とシステムは、無線伝送の方式により、車両内の情報を、拠点内のコンピューターに伝送でき、拠点内のコンピューターも無線伝送の方式により、情報を車両内に伝送し、更新、保存、或いは運転者とのコミュニケーションをとることができ、これによりメンテナンスと管理を待つための時間を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】従来の車両情報伝送方式の表示図である。
【図2】本発明の車両情報の伝送及び受信システム第一実施例の表示図である。
【図3】本発明の車両情報の伝送及び受信システム第二実施例の表示図である。
【図4】本発明の車両情報の伝送及び受信システム第三実施例の表示図である。
【図5】本発明の車両情報の伝送及び受信方法のフローチャートである。
【図6】本発明の車両情報の伝送及び受信方法を、路線バス或いは観光バスシステムに応用するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0012】
本発明の車両情報の伝送及び受信システムの表示図である図2に示すように、システム2は、処理コンピューター20、車両21を備える。
処理コンピューター20は、拠点22内に設置する。
処理コンピューター20は、無線伝送及び受信装置23に接続する。
拠点22内には、車両感知装置24を備える。
車両感知装置24は、処理コンピューター20と電気的に連接し、拠点22内に入る車両を感知する。
車両感知装置24は、映像読み取り装置と映像識別ユニットとの組合せで、或いは光センサーを利用して探知するものである。
拠点22は、自動車修理工場、或いは自動車サービスステーションである。
車両感知装置24は、必須の部品ではなく、該項技術の習熟者が必要に応じて設置し、或いは人為識別としても良い。
この他、本発明の自動車サービスステーションとは、路線バスの車庫、或いは観光バスの車庫など、車両にサービスを提供する管理ステーションである。
つまり、自動車サービスステーション内には、複数の車両が駐車されており、各車両は、行程或いは路線に応じて、旅客輸送サービスを提供する。
【0013】
車両21内には、自動車コンピューター25を備える。
自動車コンピューター25は、自己診断及び記録装置26、無線伝送及び受信装置27と接続する。
自己診断及び記録装置26は、さまざまなセンサーを備え、車両の走行過程において、ブレーキ、潤滑油量、潤滑性能、ラジエーターの水量、点火状態、排気、温度、発電機の発電量、バッテリーの蓄電量、或いは各種ライトの状態などに対して感知を行う。
感知後は、感知の結果を、自動車コンピューター25内に記録する。
自動車コンピューター25は、車両21に関する第一情報を記録する。
第一情報は、自己診断及び記録装置26の診断により発生した、検査情報、車両登録情報、車両のメンテナンス記録などを含む。
内、車両登録情報は、ナンバープレート、所有者、出荷時期時間、メーカー、車種、或いは保険などの情報を含むが、これに限定するものではない。
車両のメンテナンス記録は、これまで車両のメンテナンスを行った際の記録を含む。
自動車コンピューター25は、処理コンピューター20が発するリクエスト信号の内容に基づき、無線伝送及び受信装置27、及びアンテナにより、自動車コンピューター25内に記録する情報を、処理コンピューター20に伝送する。
無線伝送及び受信装置23、27が使用する通信プロトコルは、IEEE802シリーズのWi-Fi或いはZigBee、ウルトラワイドバンド(ultra wide-band、UWD)、汎用パケット無線システム (General Packet Radio Service、GPRS)、ブルートゥース(Bluetooth)などであるが、これに限定するものではない。
【0014】
本発明車両情報の伝送及び受信システム第二実施例の表示図である図3に示すように、本実施例のシステムは、基本的には図2に示す第一実施例と類似している。
両者の差異は、本実施例の車両21内にはさらに、ディスプレー28を備え、ディスプレー28は自動車コンピューター25と電気的に連接する点である。
ディスプレー28は、自動車コンピューター25内に記録する関連情報を表示し、リモートエンドのコンピューター(処理コンピューター20など)により伝送された関連情報を表示する。
本発明車両情報の伝送及び受信システム第三実施例の表示図である図4に示すように、本実施例のシステムは、基本的には図2に示す第一実施例と類似している。
両者の差異は、本実施例の自動車コンピューター25はさらに、パスワード受け取り装置29を接続する点である。
パスワード受け取り装置29は、パスワードを識別し、処理コンピューター20との間で情報を接続し、パスワードを受け取れないことで、メンテナンス工場が車両21と接続できないという事態の発生を回避する。
同パスワードは、1回毎に変更でき、或いは使用者が変更のタイミングを決定することができる。
【0015】
続いて、本発明システムを利用して構築する車両情報の伝送と受信方法について説明する。
本発明車両情報の伝送及び受信方法のフローチャートである図5に示すように、図5に示すプロセスは、図4に示すシステムに応用される。
先ずは、ステップ30において、車両がメンテナンス工場に入ると、メンテナンス工場の車両感知装置は、車両の進入を感知する。
この時、ステップ31を執行し、車両21は、無線伝送及び受信装置27により、車両登録情報とパスワードを、拠点22内の処理コンピューター20に伝送する。
ステップ31において、伝送のメカニズムをスタートし、車両21により主動的に伝送し、或いは車両の運転者が、車両21内のコントロールボタンを押して伝送する。
コントロールボタンを押す時機は、車両21が拠点22に到達すると、メンテナンス工場はライトにより表示し、運転者に情報伝送のコントロールボタンを押すよう示した時である。
ステップ31の、伝送メカニズムのスタートには、多種の実施方式があり、上記に限定するものではない。
さらに、パスワードの提供方式も、ステップ31に示す方式に限定するものではなく、使用者が先に、自動車オーナーの同意を得て、パスワードを知る方式などが可能である。
【0016】
ステップ32を執行する。
メンテナンス工場の処理コンピューター20は、受信した車両登録データに基づき、車両21の基本データとメンテナンス記録を読み取る。
基本データは、車両21が使用する部品の型番号、交換が必要な潤滑油の種類などを含む。
メンテナンス記録は、車両21がこれまで受けたメンテナンス、及び交換した部品の記録を含む。
一実施例では、メンテナンス記録は、前回のメンテナンス及び交換部品の記録である。
ステップ33を執行する。
処理コンピューター20は、自動車コンピューター25に対して、リクエスト信号及びパスワード情報を発する。
これにより、自動車コンピューター25内に存在する自己診断記録を伝送し、記録データを検索するよう車両21に請求する。
車両21の自動車コンピューター25は、リクエスト信号とパスワードを受信すると、ステップ34により、パスワードに対して確認を行う。
確認の結果、パスワードが正しければ、ステップ35により、リクエスト信号が伝送するよう請求する自己診断記録とメンテナンス記録を、無線伝送の方式を通じて、処理コンピューター20に伝送する。
この時、自動車コンピューター25と接続するパスワード受け取り装置29は、パスワードの変更を行い、次回の使用に備える。
反対に、パスワードが正しくなかった場合には、後続の動作を行わない。
パスワードの発送と確認の方式は、従来の技術中に多種の方式があり、本発明の実施例はその内の一つに過ぎない。
よって、実際に実施する際のパスワードメカニズムの応用は、本発明の実施例に限定するものではない。
【0017】
処理コンピューター20は、自動車コンピューター25から伝送された関連情報を受信すると、ステップ36を執行する。
処理コンピューター20は、自己診断記録の情報とメンテナンス記録とを総合して判断し、第二情報を発し、自動車コンピューター25に伝送する。
本ステップにおける第二情報は、処理コンピューター20が車両21から伝送された情報に基づき判断後に得られた今回メンテナンスが必要な項目、内容、交換が必要なオイルと部品の情報、必要な費用である。
第二情報は、車両21内のディスプレー28上に表示でき、運転者は第二情報を直ちに知ることができる。
ディスプレー28が、第二情報を表示すると、運転者は、ステップ37を利用して、ディスプレー28上の情報に基づき、処理コンピューター20とコミュニケーションを行う。
コミュニケーションの方式は、以下の通りである。
運転者は、ディスプレー28が表示した情報に基づき選択を行い、不要なメンテナンス、交換する必要のない部品などを削除する。
次に、削除、選択後の項目を、無線方式により処理コンピューター20に伝送する。
ステップ37の方式は、ディスプレー28が表示する情報に基づき、運転者がメンテナンス人員と直接コミュニケーションをとる方式により確認することもできる。
運転者はそれぞれ、好みのオイルや部品ブランドなどがあるだろうため、ステップ37の目的は、運転者が自ら交換する部品やオイルを決定可能とすることである。
【0018】
続いて、運転者は車両21を離れ、メンテナンス工場内の人員が車両21に対して整備を行う。
メンテナンス完了後、処理コンピューター20は、データに対して整理と更新を行う。
その後、ステップ38を執行し、処理コンピューター20は第二信号を発し、車両21上の自動車コンピューター25に伝送する。
本ステップにおいて、第二情報は通知メッセージで、今回のメンテナンスで交換した部品、オイルの情報、今回行ったメンテナンス作業の情報(冷却水追加、損耗状態の検査などの動作)、費用の合計、走行距離或いは次にメンテナンスすべき時期などの次回メンテナンスの時機を含む。
ステップ38の情報は、自動車コンピューター25内に保存され、データは更新される。
本発明が提出する情報伝送の方式を、車両のメンテナンスに応用することで、情報のやりとりを自動化でき、しかもメンテナンス工場は、車両21の情報をリアルタイムで把握でき、運転者は情報交換に必要な待ち時間を節約することができる。
図5に示すプロセスは、図4に示すシステムを実施例とするが、図2、3に示すシステムに実施することもできる。
但し、図2、3に示すシステムはディスプレー28、或いはパスワード受け取り装置29の機能を備えないだけで、本発明プロセス全体の無線伝送には影響を与えない。
【0019】
本発明の車両情報伝送及び受信方法を、路線バス或いは観光バスシステムに応用するフローチャートである図6に示すように、同方法は、図2、3、4に示すシステムに応用することができる。
同方法は、以下のステップを含む。
ステップ40では、車両21は拠点22に入る。
拠点22は、路線バス、或いは観光バスの営業拠点である。
拠点22内の車両感知装置24が車両21を感知すると、車両21に情報を伝送するよう要求するリクエストを発する。
車両21は情報伝送の要求を受信すると、ステップ41を執行し、無線伝送の方式により、車両登録データ、車両走行過程記録、車両自己診断記録、メンテナンス記録などの第一情報を、拠点22内の処理コンピューター20に伝送する。
本ステップ中では、走行過程記録は、車両21が営業走行した路線中の速度の変化、出発から拠点22に戻るまでに経過した時間などの情報を含む。
もし、ハンドル上に、バイオ情報センサーを設置していれば、運転者のバイオ信号を走行過程記録内に記録することができる。
これにより、運転者の生理状態をモニターすることができ、運転者の身体状態の不良が、車上の乗客の安全を脅かすことがないようにすることができる。
【0020】
処理コンピューター20が第一情報を受信すると、ステップ42により、受信した情報に対して、運転者がスピード違反していないか、運転者のバイオ信号に異常がないか、車両自己診断記録中に異常な情報がないかなどの判断を行い、必要に応じて即時に反応、処理を行う。
例えば、運転者のスピード違反を発見したなら、処罰する旨のメッセージを発し、車両21に異常があることを発見したなら、車両21を整備工場で検査するよう要求し、運転者のバイオ信号に異常があることを発見したなら、運転者に検査を受けるよう通知することができる。
最後に、その車両21が再度出発する場合には、処理コンピューター20は、ステップ43により、新たな走行任務に基づき、第二情報を車両21の自動車コンピューター25に伝送する。
ステップ43中では、第二情報は、車両の走行ルート、各路線における制限速度、各停留所の情報である。
【0021】
上記の本発明名称と内容は、本発明技術内容の説明に用いたのみで、本発明を限定するものではない。本発明の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本発明の保護範囲に含むものとする。
【符号の説明】
【0022】
100 自動車コンピューター
101 自己診断及び記録装置
102 処理コンピューター
2 車両情報伝送及び受信システム
20 処理コンピューター
21 車両
22 拠点
23 無線伝送及び受信装置
24 車両感知装置
25 自動車コンピューター
26 自己診断及び記録装置
27 無線伝送及び受信装置
28 ディスプレー
29 パスワード受け取り装置
3 車両情報伝送及び受信方法
30〜38 ステップ
4 車両情報伝送及び受信方法
40〜43 ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両情報の伝送及び受信の方法において、以下のステップを含み、
車両を提供し、前記車両は、無線伝送及び受信装置を備え、自動車コンピューターは、前記車両に関する第一情報を記録し、
前記車両がメンテナンス工場に入ると、前記車両は無線伝送の方式で、前記第一情報を、処理コンピューターに伝送し、
前記処理コンピューターは、ある時間点において、無線伝送の方式により、第二情報を、前記車両の自動車コンピューターに伝送することを特徴とする車両情報の伝送及び受信の方法。
【請求項2】
前記第一情報は、車両登録情報、車両自己診断記録、パスワード、或いはメンテナンス記録を含み、
前記車両はさらに、ディスプレーを備え、前記第二情報を表示し、
前記時間点は、前記車両に対してメンテナンスを行う前の時間点で、
前記第二情報は、今回のメンテナンスで交換が必要な部品情報、費用、メンテナンス作業に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両情報の伝送及び受信の方法。
【請求項3】
前記車両情報の伝送及び受信の方法はさらに、前記第二情報に基づき、前記処理コンピューターとコミュニケーションを行うステップを含み、
前記コミュニケーションステップでは、前記第二情報が含む交換が必要な部品情報に対して、選択、削除の動作を行い、無線伝送の方式を通して、選択、削除済みの結果を、前記処理コンピューターに伝送することを特徴とする請求項1に記載の車両情報の伝送及び受信の方法。
【請求項4】
前記時間点は、前記車両のメンテナンス完了後の時間点で、
前記処理コンピューターから伝送された前記第二情報中にはさらに、通知メッセージを含み、それは交換した部品情報、費用に関する情報、次回メンテナンスの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両情報の伝送及び受信の方法。
【請求項5】
前記伝送した第一情報の内容が、車両自己診断記録、車両登録データ、或いはメンテナンス記録である時、前記処理コンピューターに伝送する前にさらに、前記処理コンピューターが伝送するリクエスト信号及びパスワードを受信し、
前記パスワードが正しければ、前記第一情報を、前記処理コンピューターに伝送することを特徴とする請求項1に記載の車両情報の伝送及び受信の方法。
【請求項6】
車両情報の伝送及び受信のシステムにおいて、処理コンピューター、車両を備え、
前記処理コンピューターは、車両メンテナンス工場内に設置し、
前記車両内には、自動車コンピューター、及び無線伝送及び受信装置を備え、前記自動車コンピューターは、前記車両の第一情報を記録し、前記車両が、前記車両メンテナンス工場に入ると、前記無線伝送及び受信装置により前記第一情報を前記処理コンピューターへと伝送し、
前記処理コンピューターは、ある時間点において、無線伝送の方式により、第二情報を、前記車両の自動車コンピューターに伝送することを特徴とする車両情報の伝送及び受信のシステム。
【請求項7】
前記第一情報は、車両登録情報、車両自己診断記録、パスワード、或いはメンテナンス記録を含むことを特徴とする請求項6に記載の車両情報の伝送及び受信のシステム。
【請求項8】
前記車両はさらに、ディスプレーを備え、前記第二情報を表示し、
前記時間点は、前記車両に対してメンテナンスを行う前の時間点で、
前記第二情報は、今回のメンテナンスで交換が必要な部品情報、費用、メンテナンス作業に関する情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の車両情報の伝送及び受信のシステム。
【請求項9】
前記時間点は、前記車両のメンテナンス完了後の時間点で、
前記処理コンピューターから伝送された前記第二情報中にはさらに、通知メッセージを含み、それは交換した部品情報、費用に関する情報、次回メンテナンスの情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の車両情報の伝送及び受信のシステム。
【請求項10】
前記自動車コンピューターはさらに、パスワード受け取り装置を接続し、前記パスワード受け取り装置は、パスワードを提供し、パスワードを識別し、
前記処理コンピューターはさらに、車両感知装置を接続し、前記車両感知装置は、拠点に設置し、車両が存在するか否かを探知することを特徴とする請求項6に記載の車両情報の伝送及び受信のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−1197(P2012−1197A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−164801(P2010−164801)
【出願日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.Bluetooth
【出願人】(598139748)國立交通大學 (92)
【Fターム(参考)】