説明

車両用室内灯

【課題】透光導電膜からノイズが発生した場合でも、シールド部で当該ノイズを吸収することにより他の電子部品などが当該ノイズの影響を受けるのを防ぐことができるとともに、外部からのノイズが透光導電膜で拾われるのを防ぐことができる。
【解決手段】車室に固定された灯具ボディ100と、前記灯具ボディ100内に設けられた光源と、前記光源から前記車室内に向けて出射される光を透光する透光部210を有し、前記透光部210の少なくとも一部に透光導電膜が形成された透光カバー200と、前記透光導電膜に接続され、接触体が前記透光部210の車室側の面に接触することによる前記透光導電膜と前記接触体との間に形成される静電容量の変化を検知することによって前記光源の点灯状態を制御する点灯状態制御部400と、前記透光導電膜の周囲に設けられ、グランドに接地されているシールド部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用室内灯に関する。より具体的には、車室の天井のオーバーヘッドコンソールなどに固定される灯具ボディ内に設けられた光源から車室内に向けて光を照射するともに、光源を覆う透光カバーの表面に人の指などを接触させることにより光源のオンまたはオフなどの操作が可能な車両用室内灯に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車室の天井面などには、車室内を照明するための室内灯が設けられている。従来の室内灯では、点灯および消灯などの操作は、照射面の近傍に設けられたプッシュスイッチなどの切替スイッチを操作することにより行われる。しかしながら、このような室内灯では、消灯状態から点灯操作を行う場合などに、暗い車室内で切替スイッチを探さなければならないことが課題であった。
【0003】
そこで、透光カバーの透光面の一部にタッチセンサを設けることで、透光面に指で触れるだけで点灯および消灯の切替が可能な車室内用照明装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。このようなタッチセンサ方式の室内灯は、タッチセンサの電極として機能する導電膜が形成された透光カバーなどに指で触れることで導電膜に人体の静電容量が加わると、電極に印加されたパルス電圧の周波数が変化し、これを検出することでタッチ操作の有無を検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−230450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようなタッチセンサ方式の室内灯では、タッチセンサの電極に印加しているパルス電圧に由来するノイズが周囲に輻射し、他の車載電装品などに誤動作などの悪影響を及ぼす可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、車室に固定された灯具ボディと、前記灯具ボディ内に設けられた光源と、前記光源を覆うように配されて前記光源から前記車室内に向けて出射される光を透光する透光部を有し、前記透光部の少なくとも一部に透光導電膜が形成された透光カバーと、前記透光導電膜に接続され、接触体が前記透光部の車室側の面に接触することによる前記透光導電膜と前記接触体との間に形成される静電容量の変化を検知することによって前記光源の点灯状態を制御する点灯状態制御部と、前記透光導電膜の周囲に設けられ、グランドに接地されているシールド部と、を備えることを特徴とする車両用室内灯を提供する。
【0007】
このような車両用室内灯によれば、透光カバーにおける裏側に透光導電膜が形成された部分(タッチ操作面)を指で触れるだけで点灯や光量調整などの操作を行うことができるので、プッシュボタンや調整つまみを操作する場合と比べて特に暗い車室内での操作性が向上する。また、透光導電膜からノイズが発生した場合でも、シールド部で当該ノイズを吸収することにより灯具内外における他の電子部品などが当該ノイズの影響を受けるのを防ぐことができる。また、これと併せて、外部からのノイズが透光導電膜で拾われるのを防ぐことができる。
【0008】
また、上記車両用室内灯において、前記点灯状態制御部は、前記透光カバーの近傍に設けられ、前記シールド部は、前記点灯状態制御部に設けられた接地電位のグランド端子に電気的に接続されていることが好ましい。
【0009】
これにより、透光導電膜から発生したノイズをシールド部でより効果的に除去することができる。また、例えばボディアースでシールド部を接地させる場合と比べてシールド部の電位を接地電位付近で安定させることができる。
【0010】
また、上記車両用室内灯において、前記シールド部は、前記透光導電膜を囲むように環状に設けられていることが好ましい。
【0011】
これにより、透光導電膜からのノイズおよび外部からのノイズをより効果的に除去することができる。
【0012】
また、上記車両用室内灯において、前記シールド部は、前記透光導電膜と同じ透光性の導電材料により前記透光カバーに形成されていることが好ましい。
【0013】
これにより、シールド部と透光導電膜とを同じ形成方法を用いて透光カバーに併せて形成することができるので、透光導電膜の周囲に容易にシールド部を形成することができる。
【0014】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用室内灯10の正面図を示す。
【図2】図1に示す車両用室内灯10のA−A断面矢視図を示す。
【図3】図1に示す車両用室内灯10のB−B断面矢視図を示す。
【図4】透光カバー200の背面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係る車両用室内灯10の正面図を示す。また、図2は、図1に示す車両用室内灯10のA−A断面矢視図を、図3は、図1に示す車両用室内灯10のB−B断面矢視図を、それぞれ示す。また、図4は、透光カバー200の背面図を示す。
【0018】
本実施形態に係る車両用室内灯10は、例えば自動車の車内の天井面に取り付けられて車室内を照明するために用いられるものであり、灯具ボディ100、透光カバー200、光源311,312,313、点灯状態制御部400、インナーレンズ500などを備える。本例では、車両用室内灯10は、車体1100とオーバーヘッドコンソール1000との間の空間に配されて、開口部1010を通じて車室内を照明する。
【0019】
なお、本明細書において、「車室側」とは、例えば図2および図3における透光カバー200よりも上方を意味する。また、「灯室側」とは、透光カバー200に対して上記車室内と反対の方向(図2および図3における透光カバー200よりも下方)を意味する。また、「側方」とは、車両用室内灯10における車体1100およびオーバーヘッドコンソール1000に沿った方向を意味する。
【0020】
灯具ボディ100は、例えば樹脂により一体成型された部材であり、車室側に開いた凹部110,111が設けられている。そして、凹部110の内側には、光源311,312,313が固定されており、凹部111の内側には、点灯状態制御部400が固定されている。また、灯具ボディ100の外周には、ネジ穴が形成された複数の固定座130が設けられており、灯具ボディ100は、この固定座130を介してオーバーヘッドコンソール1000にネジ留めされることで、車室に対して固定される。
【0021】
透光カバー200は、例えば透明あるいは半透明な樹脂により形成されて光源311,312,313から車室内に向けて出射される光を透光する透光部210と、透光部210の周縁部から透光部210の内外面(透光面)に対して略垂直に延びる周壁部220を有する。また、周壁部220には、ネジ穴が形成された複数の固定座230や、係合穴240および係合爪241が設けられており、透光カバー200は、これらの固定座230、係合穴240、および係合爪241を介して灯具ボディ100のネジ穴や係合爪などにネジ留めあるいは係合されることで、灯具ボディ100に固定される。
【0022】
この透光カバー200は、図1から図3に示すように、灯具ボディ100の凹部110における車室側の開口を覆うように配され、灯具ボディ100の凹部110と透光カバー200によって灯室が形成される。また、透光カバー200の透光部210は、車両用室内灯10を車室側から見たときに光源311,312,313を覆う位置に配される。
【0023】
また、透光カバー200の透光部210における灯室側の面(内面)には、透光導電膜251および透光導電膜252の2つの独立した薄膜電極が形成されている。本例では、例えば図4に示すように、透光導電膜251は、透光部210の内面の中央部に形成されており、透光導電膜252は、透光部210の内面の周縁部に透光導電膜251を囲むように形成されている。これらの透光導電膜251および透光導電膜252は、いずれも例えばスパッタリングによって形成されるITO(Indium Tin Oxide)膜であってよい。
【0024】
また、透光カバー200の透光部210における透光導電膜251および透光導電膜252が形成されている部分には、それぞれ、一端にコネクタ267,268,269が設けられた導線264,265,266の他端が固定された端子261,262,263が取り付けられている。具体的には、図4に示すように、透光部210における透光導電膜251が形成された部分には端子261が取り付けられており、この端子261は、先端にコネクタ267が設けられた導線264が取り付けられている。
【0025】
また、透光部210における透光導電膜252が形成された部分には端子262,263が取り付けられており、この端子262,263は、先端にコネクタ268,269が設けられた導線265,266が取り付けられている。そして、透光導電膜251は、端子261および導線264を介してコネクタ267と電気的に接続されており、透光導電膜252は、端子262,263および導線265,266を介してコネクタ268,269と電気的に接続されている。
【0026】
なお、これらの端子261,262,263は、例えば図3に示すように、車両用室内灯10を車室側から見たときにオーバーヘッドコンソール1000で隠れる位置に設けられており、車両用室内灯10の外観を損ねることがない。
【0027】
光源311,312,313は、図2に示すように、それぞれ、灯室内の異なる位置に配されている。より具体的には、光源312は、図2および図3に示すように、灯室内の略中央に配されて光源保持部270によって保持されている。そして、光源311および光源313は、光源312を挟んで両側に配されている。なお、本例では、光源311,312,313は、例えばハロゲンバルブなどのバルブ光源が用いられるが、光源の種類はこれに限られない。
【0028】
それぞれの光源311,312,313に対して透光カバー200と反対側には、光源311,312,313からの光を車室側へ反射する反射部材151,152,153が設けられている。また、透光カバー200における透光部210の内面には、例えば図2にその一部を拡大して示すように、光源311,312,313からの光が所定に拡散するようにレンズステップが設けられている。このレンズステップの形成位置やステップの形状等は、例えば車両用室内灯10による配光パターンをより美しく見せるためなどの目的により所望に設定される。
【0029】
点灯状態制御部400は、回路基板410、制御回路部420、コネクタ収容部431,432,433、グランド端子435,436を有する。回路基板410は、例えば所定の回路パターンが形成されたプリント配線基板であり、灯具ボディ100における凹部111の内側に設けられた複数のランス140によって凹部110内に保持されている。
【0030】
制御回路部420、コネクタ収容部431,432,433、およびグランド端子435,436は、回路基板410に固定されている。これらのうち、コネクタ収容部431は、制御回路部420と電気的に接続し、コネクタ収容部432,433は、それぞれ、グランド端子435,436と電気的に接続する。そして、これらのコネクタ収容部431,432,433には、透光カバー200に取り付けられた端子261,262,263から伸びる導線264,265,266の先端に設けられたコネクタ267,268,269が嵌め込まれる。
【0031】
したがって、透光カバー200の透光部210における透光導電膜251は、制御回路部420と電気的に接続し、透光導電膜252は、グランド端子435,436と電気的に接続する。
【0032】
透光導電膜252と電気的に接続するグランド端子435,436は、例えば回路基板410の接地パターンに電気的に接続されることによりグランド接地されており、接地電位に保たれている。したがって、透光カバー200の透光部210における透光導電膜251の周囲に設けられた透光導電膜252は、透光導電膜251に上記パルス電圧が印加されることにより透光導電膜251から発生する電磁ノイズを吸収する電磁シールド(シールド部)として機能する。
【0033】
したがって、透光導電膜251からノイズが発生した場合でも、透光導電膜252で当該ノイズを吸収することにより車両用室内灯10の内外における他の電子部品などが当該ノイズの影響を受けるのを防ぐことができる。また、これと併せて、他の様々な車載機器から発生する電磁ノイズなどの外部ノイズが透光導電膜251で拾われるのを防ぐことができる。なお、本例では、シールド部として機能する透光導電膜252を、後述の様々なタッチ操作のための電極として機能する透光導電膜251と同じ材料かつ同じ方法で形成しているので、シールドの形成に特別な装置や工程を要しない。なお、透光導電膜251の周囲に設ける上記シールド部は、本例のような透光性の導電膜に限られず、例えば、周壁部220などに導体を巻き付けてもよい。
【0034】
また、本例では、上記のように、透光導電膜252が点灯状態制御部400の回路基板410に設けられたグランド端子435,436によって接地されている。したがって、透光導電膜251にパルス電圧を印加する制御回路部420の近傍に、透光導電膜252の接地を担うグランド端子435,436が設けられているので、透光導電膜251から発生するノイズをより効果的に除去することができるとともに、例えば透光導電膜252を車体1100と繋ぐことによりボディアースで接地させる場合と比べて透光導電膜252の電位を接地電位付近で安定させることができる。
【0035】
また、本例では、透光導電膜251の周囲の一部ではなく全体を囲むように透光導電膜252を設けているので、透光導電膜251からのノイズおよび外部からのノイズをより確実に遮断することができる。
【0036】
制御回路部420は、透光導電膜251に対して、所定の周波数のパルス電圧を印加する。そして、人の指などの接触体が透光部210の外面(車室側の面)に接触すると、透光導電膜251と接触体との間に形成される静電容量の影響により、上記パルス電圧の周波数が変化する。制御回路部420は、この変化を検知することにより、接触体の接触回数や接触時間などを判定し、予め設定された制御プログラムに従って光源311,312,313の点灯状態を制御する。
【0037】
例えば、制御回路部420は、指が透光部210の外面における内側に透光導電膜251が形成された部位(タッチ操作面)に触れる度に所定の段階で光源駆動回路(不図示)が光源311,312,313に対して供給する電流の大きさを制御してもよい。より具体的には、制御回路部420は、光源311,312,313が最も明るく点灯しているときに上記光源駆動回路が光源311,312,313に対して供給している電流の大きさを100としたときに、例えば、指が上記部位に触れる度に、当該電流の大きさを0(非点灯)、20、40、60、80、100(最大光量で点灯)と5段階で順次に大きくなるように上記光源駆動回路を制御しても良い。
【0038】
また、この場合、上記制御回路は、光源311,312,313が最も明るく点灯しているとき(上記光源駆動回路が光源311,312,313に対して供給している電流の大きさが最大(100)のとき)に指が上記部位に触れたことを検出すると、上記光源駆動回路による光源311への電流の供給を停止させて光源311,312,313を消灯しても良い。
【0039】
また、これに替えて、上記タッチ操作面に指が連続で触れている時間をカウントするタイマー回路を制御回路部420に設けても良い。この場合、制御回路部420は、上記タッチ操作面に指が連続で触れている時間の長さに応じて上記光源駆動回路が光源311,312,313に対して供給している電流の大きさを調整しても良い。また、これに替えて、制御回路部420は、指が上記部位に触れる度に、光源311,312,313のうちのいずれかを消灯あるいは点灯させて光量を調整してもよい。
【0040】
インナーレンズ500は、例えば半透明な樹脂により形成されており、透光カバー200のすぐ内側(灯具ボディ100の凹部110と透光カバー200によって形成される灯室内における透光カバー200寄り)に配される。本例では、図2および図3に示すように、インナーレンズ500が透光部210の裏側全体に設けられているので、透光カバー200を透明な素材で形成した場合でも、車室内側から車両用室内灯10を見たときに、灯室内の様々な部材などが見えない。これにより、灯室内における光源311,312,313や反射部材151,152,153の形状や配置などに制約が少なく意匠性に優れる。
【0041】
また、インナーレンズ500は、光源311,312,313の点灯に伴い発生する熱が透光カバー200に伝わりにくくする役割も担う。これにより、透光カバー200の透光部210における上記タッチ操作面が熱くなりにくいので、指で触れたときに火傷をする虞がない。なお、インナーレンズ500は、二色成形しても良い。より具体的には、例えば、光源311,312,313からの光を出射する部分を透明な樹脂で成形し、それ以外の部分を非透明な(有色の)樹脂により形成することにより、車室内からの見栄えが良くなる。
【0042】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることは当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0043】
10…車両用室内灯
100…灯具ボディ
110,111…凹部
130…固定座
140…ランス
151,152,153…反射部材
200…透光カバー
210…透光部
220…周壁部
230…固定座
240…係合穴
241…係合爪
251,252,253…透光導電膜
261,262,263…端子
264,265,266…導線
267,268,269…コネクタ
270…光源保持部
311,312,313…光源
400…点灯状態制御部
410…回路基板
420…制御回路部
431,432,433…コネクタ収容部
435,436…グランド端子
500…インナーレンズ
1000…オーバーヘッドコンソール
1010…開口部
1100…車体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室に固定された灯具ボディと、
前記灯具ボディ内に設けられた光源と、
前記光源を覆うように配されて前記光源から前記車室内に向けて出射される光を透光する透光部を有し、前記透光部の少なくとも一部に透光導電膜が形成された透光カバーと、
前記透光導電膜に接続され、接触体が前記透光部の車室側の面に接触することによる前記透光導電膜と前記接触体との間に形成される静電容量の変化を検知することによって前記光源の点灯状態を制御する点灯状態制御部と、
前記透光導電膜の周囲に設けられ、グランドに接地されているシールド部と、
を備えることを特徴とする車両用室内灯。
【請求項2】
前記点灯状態制御部は、前記透光カバーの近傍に設けられ、
前記シールド部は、前記点灯状態制御部に設けられた接地電位のグランド端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用室内灯。
【請求項3】
前記シールド部は、前記透光導電膜を囲むように環状に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用室内灯。
【請求項4】
前記シールド部は、前記透光導電膜と同じ透光性の導電材料により前記透光カバーに形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用室内灯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−40970(P2012−40970A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184699(P2010−184699)
【出願日】平成22年8月20日(2010.8.20)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】