説明

車両用灯具

【課題】ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具において、その透光カバーが曲面形状に沿って延びるように形成されている場合であっても、意匠性を損なうことなくかつ低コストで所要の接合強度を確保可能とする。
【解決手段】透光カバー14の後面14aにおける振動溶着時の振動方向の一端部(右端部)に、断面略楔形の凸条部14bを形成する。この凸条部14bは、その後面14b1の、透光カバー14の溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が、上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるように形成する。これにより、透光カバー14の成形にスライド金型を用いる必要をなくした上で、その溶着対象面が上記振動方向に対して大きく傾斜した面とならないようにする。そしてこれにより、振動溶着時の摺動抵抗が大きくなってしまうのを未然に防止し、振動溶着が適正に行われるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両用灯具は、ランプボディの前端開口部に透光カバーが略全周にわたって接合された構成となっているが、その接合方法の1つとして振動溶着が知られている。
【0003】
この振動溶着においては、ランプボディと透光カバーとを互いに押圧した状態で、その一方を押圧方向と直交する方向に直線往復動させることにより、両者間に摩擦熱を生じさせ、これにより両者を溶融させて接合するようになっている。
【0004】
従来、このような振動溶着を用いて製造された車両用灯具は、例えば「特許文献1」に記載されているように、透光カバーの後面に脚部が形成された構成となっており、その脚部の先端面が溶着対象面として設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−176204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このように透光カバーの溶着対象面が、その脚部の先端面で構成された車両用灯具においては、次のような問題がある。
【0007】
すなわち、近年の車両用灯具は、その透光カバーが曲面形状に沿って延びるように形成されることが多いが、その際、透光カバーに脚部が形成されていると、この脚部の向きはその周方向の位置によって異なったものとなる。
【0008】
したがって、スライド金型を用いて透光カバーの成形を行うことが必要となり、このため透光カバーの製造コストが高くついてしまう、という問題がある。また、スライド金型と固定金型との境界線が、透光カバーの後面にスライドラインとして形成されてしまうので、意匠上の観点から好ましくない、という問題もある。
【0009】
一方、透光カバーを曲面形状に沿って延びる板状部材として形成すれば、このような問題点を解決することが可能となる。しかしながら、単にこのような構成を採用しただけでは、次のような問題がある。
【0010】
すなわち、透光カバーの溶着対象面は、少なくともその一部が振動溶着時の振動方向に対して大きく傾斜した面となるので、振動溶着時におけるランプボディの溶着対象面との摺動抵抗が大きなものとなってしまう。このため振動溶着が適正に行われなくなり、所要の接合強度を確保することができなくなってしまう、という問題がある。
【0011】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具において、その透光カバーが曲面形状に沿って延びるように形成されている場合であっても、意匠性を損なうことなくかつ低コストで所要の接合強度を確保することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願発明は、透光カバーの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0013】
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具において、
上記透光カバーが、曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されており、
上記透光カバーの後面における上記振動溶着時の振動方向の両端部に位置する部分の少なくとも一部に、該透光カバーの溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるようにするための、断面略楔形の凸条部が形成されている、ことを特徴とするものである。
【0014】
上記「透光カバー」は、曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されたものであれば、その具体的な形状は特に限定されるものではない。
【0015】
上記「溶着対象面」とは、振動溶着時に相手側部材と摺動する面を意味するものであり、この「溶着対象面」の全領域または一部領域が相手側部材と溶着することとなる。
【0016】
上記「凸条部」は、透光カバーの後面における振動溶着時の振動方向の両端部に位置する部分を、透光カバーの溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるようにすることを実現し得る範囲にわたって形成されていれば、上記振動方向の両端部の双方に形成されていてもよいし、そのいずれか一方にのみ形成されていてもよく、さらに、これら各端部の全領域に形成されていてもよいし、その一部領域にのみ形成されていれていてもよい。
【0017】
上記「上記振動方向に延びる直線と略同一の直線」とは、上記振動方向に延びる直線に対して10°以下の傾斜角となる角度範囲内の方向に延びる直線を意味するものである。
【発明の効果】
【0018】
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合された構成となっているが、透光カバーは曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されており、また、その後面における振動溶着時の振動方向の両端部に位置する部分の少なくとも一部に、断面略楔形の凸条部が形成されており、これにより透光カバーの溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、透光カバーに脚部が形成されていないので、その成形にスライド金型を用いる必要をなくすことができ、これにより透光カバーの製造コストを低減することができる。またこれにより、透光カバーの後面にスライドラインが形成されないようにすることができるので、灯具の意匠性を高めることができる。
【0020】
また、本願発明に係る車両用灯具は、透光カバーの後面における振動溶着時の振動方向の両端部に位置する部分の少なくとも一部に、断面略楔形の凸条部が形成されているので、透光カバーの溶着対象面が、振動溶着時の振動方向に対して大きく傾斜した面とならないようにすることができる。したがって、ランプボディの溶着対象面もこれに対応した面として形成しておくことにより、振動溶着時の摺動抵抗が大きくなってしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより振動溶着が適正に行われるようにすることができるので、所要の接合強度を確保することができる。
【0021】
このように本願発明によれば、ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具において、その透光カバーが曲面形状に沿って延びるように形成されている場合であっても、意匠性を損なうことなくかつ低コストで所要の接合強度を確保することができる。
【0022】
上記構成において、ランプボディの溶着対象面における、透光カバーの凸条部の後面と対向する部分に関しては、その具体的な構成は特に限定されるものではないが、この部分を、ランプボディの前端開口部に沿って延びるように形成されたリブの先端面により構成されたものとすれば、その先端面の角度を適当に調整することにより、ランプボディの溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状を、上記振動方向に延びる直線と略同一の直線とすることが容易に可能となる。
【0023】
なお、この場合において、ランプボディの溶着対象面における上記部分以外の部分については、リブの先端面により構成されていてもよいし構成されていなくてもよい。
【0024】
上記構成において、透光カバーの凸条部の後面の上記振動方向の幅を、ランプボディのリブの先端面の上記振動方向の幅よりも大きい値に設定しておくようにすれば、振動溶着時に、リブの先端面と凸条部の後面との摩擦を略常に生じさせることが可能となり、振動溶着を効率良く行うことができる。また、このような構成を採用することにより、振動溶着に伴ってリブの先端面の両側に発生する溶融バリが、透光カバーの凸条部の後面からはみ出してしまうのを未然に防止すること、あるいはこれを最小限に抑えることができる。
【0025】
この場合において、透光カバーの凸条部の後面の上記振動方向の幅の具体的な値としては、例えば、ランプボディのリブの先端面の上記振動方向の幅に対して1mm以上大きい値に設定することが好ましく、1.5mm以上大きい値に設定することがより好ましく、2mm以上大きい値に設定することがさらに好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図
【図2】図1のII−II線断面詳細図であって、上記車両用灯具の要部を、同図(a)は未完成状態で、同図(b)は完成状態で示す図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0028】
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を、車両後方から見て示す正面図である。また、図2は、図1のII−II線断面詳細図であって、車両用灯具10の要部を、同図(a)は未完成状態で、同図(b)は完成状態で示す図である。
【0029】
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両後端部に配置されるリヤコンビネーションランプであって、ランプボディ12と、このランプボディの前端開口部12aに接合された透光カバー14とを備えた構成となっており、その内部に灯室16が形成されるようになっている。
【0030】
ランプボディ12の前端開口部12aと透光カバー14との接合は、振動溶着により、ランプボディ12の前端開口部12aの全周にわたって行われている。この振動溶着は、ランプボディ12と透光カバー14とを、それぞれ治具に保持した状態で、灯具前後方向(すなわち車両前後方向)に互いに押圧し、この状態で、透光カバー14(またはランプボディ12)を、図2(a)において矢印で示す方向(すなわち押圧方向と直交する車幅方向)に、240Hz程度の振動数でかつ0.75mm程度の振幅で(すなわち全体としては1.5mm程度の変動幅で)、直線往復動させることにより行われるようになっている。
【0031】
透光カバー14は、熱可塑性樹脂製(例えばアクリル(PMMA)樹脂製)のの部材であって、曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されている。そして、この透光カバー14は、その後面14aの外周縁部が、振動溶着の際の溶着対象面として設定されている。
【0032】
この透光カバー14は、その左端部から右端部へかけて灯具後方側(すなわち車両前方側)へ大きく傾斜している。そして、この透光カバー14の後面14aの外周縁部のうち、透光カバー14の右端部に位置する部分には、その全長にわたって断面略楔形の凸条部14bが形成されている、
その際、この凸条部14bの後面14b1は、上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に略沿った直線となるように形成されている。具体的には、この後面14b1の断面形状を構成する直線が上記振動方向となす角度θが、θ=10°以下の値(より好ましくはθ=5°以下の値)となるように設定されている。
【0033】
そしてこれにより、透光カバー14は、その溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が、該透光カバー14の左右両端部のいずれにおいても、上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるように形成されている。
【0034】
一方、ランプボディ12は、熱可塑性樹脂製(例えばABS樹脂製)の部材であって、その前端開口部12aには、その全周にわたって灯具前方側へ突出するリブ12bが形成されている。そして、このランプボディ12においては、そのリブ12bの先端面12b1が、振動溶着の際の溶着対象面として設定されている。
【0035】
その際、ランプボディ12のリブ12bは、前端開口部12aの右端部においては、灯具前方に対してやや右側に傾斜した方向に延びているが、その先端面12b1は、上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に略沿った直線となるように形成されている。このリブ12bにおける先端面12b1の上記振動方向の幅W2は、W2=2mm程度の値に設定されている。
【0036】
透光カバー14の凸条部14bは、その後面14b1の上記振動方向の幅W1が、ランプボディ12のリブ12bにおける先端面12b1の上記振動方向の幅W2よりも大きい値に設定されている。具体的には、W1=W2+2.5mm程度の値に設定されている。
【0037】
そしてこれにより、振動溶着の際、透光カバー14が0.75mm程度の振幅で直線往復動したとき、その凸条部14bの後面14b1をリブ12bの先端面12b1と常に摺接させて、摩擦熱を効率良く発生させるようになっている。
【0038】
また、上記振動溶着に伴ってリブ12bの先端面12b1の両側には溶融バリBが発生することとなるが、W1=W2+2.5mm程度の値に設定されていることにより、溶融バリBが透光カバー14の凸条部14bの後面14b1からはみ出してしまうのを未然に防止するようになっている。
【0039】
さらに、仮に幅W1がW1≦W2+1.5mm(=振幅×2)の値に設定されているとした場合には、溶融バリBが透光カバー14の外側端面や凸条部14bの内側端面に付着してしまう可能性があるが、W1=W2+2.5mm程度の値(すなわちW1>W2+1.5mm)に設定されていることにより、溶融バリBが透光カバー14の外側端面や凸条部14bの内側端面に不用意に付着してしまうのを未然に防止するようになっている。
【0040】
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用灯具10は、ランプボディ12の前端開口部12aに、透光カバー14が、振動溶着により全周にわたって接合された構成となっているが、透光カバー14は曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されており、また、その後面14aの右端部(すなわち振動溶着時の振動方向の一端部)には、その全長にわたって断面略楔形の凸条部14bが形成されており、これにより透光カバー14の溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0041】
すなわち、本実施形態に係る車両用灯具10は、透光カバー14に脚部が形成されていないので、その成形にスライド金型を用いる必要をなくすことができ、これにより透光カバー14の製造コストを低減することができる。またこれにより、透光カバー14の後面14aにスライドラインが形成されないようにすることができるので、灯具の意匠性を高めることができる。
【0042】
また、本実施形態に係る車両用灯具10は、透光カバー14の後面14aの右端部(すなわち振動溶着時の振動方向の一端部)に、断面略楔形の凸条部14bが形成されているので、透光カバー14が左端部から右端部へかけて灯具後方側へ大きく傾斜しているにもかかわらず、透光カバー14の溶着対象面が、振動溶着時の振動方向に対して大きく傾斜した面とならないようにすることができる。そして、ランプボディ12の溶着対象面も上記振動方向に略沿った面として形成されているので、振動溶着時の摺動抵抗が大きくなってしまうのを未然に防止することができる。そしてこれにより振動溶着が適正に行われるようにすることができるので、所要の接合強度を確保することができる。
【0043】
このように本実施形態によれば、ランプボディ12の前端開口部12aに、透光カバー14が、振動溶着により全周にわたって接合されてなる車両用灯具10において、その透光カバー14が曲面形状に沿って延びるように形成されている場合であっても、意匠性を損なうことなくかつ低コストで所要の接合強度を確保することができる。
【0044】
また本実施形態においては、ランプボディ12の溶着対象面における、透光カバー14の凸条部14bの後面14b1と対向する部分が、ランプボディ12の前端開口部12aに沿って延びるように形成されたリブ12bの先端面12b1により構成されているので、その先端面12b1の角度を適当に調整することにより、ランプボディ12の溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状を、上記振動方向に延びる直線と略同一の直線とすることが容易に可能となる。
【0045】
本実施形態においては、透光カバー14の凸条部14bの後面14b1の上記振動方向の幅が、ランプボディ12のリブ12bの先端面12b1の上記振動方向の幅に対して大きい値に設定されているので、振動溶着時に、リブ12bの先端面12b1と凸条部14bの後面14b1との摩擦を略常に生じさせることが可能となり、これにより振動溶着を効率良く行うことができ、また、上記振動溶着に伴ってリブ12bの先端面12b1の両側に発生する溶融バリBが、透光カバー14の凸条部14bの後面14b1からはみ出してしまうのを未然に防止すること、あるいはこれを最小限に抑えることができる。
【0046】
特に本実施形態においては、透光カバー14の凸条部14bにおける後面14b1の上記振動方向の幅W1が、ランプボディ12のリブ12bにおける先端面12b1の上記振動方向の幅W2に対して、W1>W2+1.5mmの値に設定されているので、溶融バリBが透光カバー14の凸条部14bの後面14b1からはみ出してしまうのを確実に防止することができ、かつ、溶融バリBが透光カバー14の外側端面や凸条部14bの内側端面に不用意に付着してしまうのを未然に防止することができる。
【0047】
上記実施形態においては、ランプボディ12の前端開口部12aに、透光カバー14が、振動溶着により全周にわたって接合されているものとして説明したが、その一部が例えば通気孔等の存在により接合されていない構成となっている場合であっても、上記実施形態の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0048】
また、上記実施形態においては、ランプボディ12の溶着対象面が、その全周にわたってリブ12bの先端面12b1により構成されているものとして説明したが、透光カバー14の凸条部14bの後面14b1と対向する部分以外の部分については、必ずしもリブ12bの先端面12b1により構成されていなくてもよい。
【0049】
さらに、上記実施形態においては、振動溶着時の振動方向が車幅方向であるものとして説明したが、これ以外の方向である場合においても、上記実施形態の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0050】
なお、上記実施形態において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
【符号の説明】
【0051】
10 車両用灯具
12 ランプボディ
12a 前端開口部
12b リブ
12b1 先端面(溶着対象面)
14 透光カバー
14a 後面
14b 凸条部
14b1 後面(溶着対象面)
16 灯室
B 溶融バリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランプボディの前端開口部に、透光カバーが、振動溶着により略全周にわたって接合されてなる車両用灯具において、
上記透光カバーが、曲面形状に沿って延びる板状部材として形成されており、
上記透光カバーの後面における上記振動溶着時の振動方向の両端部に位置する部分の少なくとも一部に、該透光カバーの溶着対象面の上記振動方向に沿った断面形状が上記振動方向に延びる直線と略同一の直線となるようにするための、断面略楔形の凸条部が形成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
上記ランプボディの溶着対象面における、上記凸条部の後面と対向する部分が、該ランプボディの前端開口部に沿って延びるように形成されたリブの先端面により構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
上記凸条部の後面の上記振動方向の幅が、上記リブの先端面の上記振動方向の幅よりも大きい値に設定されている、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−146279(P2011−146279A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−6745(P2010−6745)
【出願日】平成22年1月15日(2010.1.15)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】