説明

車両用灯具

【課題】発光素子を光源とし、放熱性に優れ、構成の簡潔な車両用灯具を提供する。
【解決手段】透光カバー4とランプボディ2で画成された灯室S内に、金属製ベースとフレキシブル回路基板を一体化し可撓性を備えながら所定の立体形状を維持するメタルベースFPC60を用いて、その一方の面61a1に光源である発光素子10を実装し、係る素子実装面61a1に発光素子10の光を所定方向に反射させる反射処理を施した。これにより、素子実装面61a1がリフレクタとして機能して発光素子10の出射光が所定方向に反射されるとともに、点灯に伴う発光素子10からの発熱はメタルベースFPC60の金属ベース部で放熱される。即ち、メタルベースFPC60が反射光形成部と放熱部を兼ねるので、別途リフレクタや放熱部材(ヒートシンク等)を設ける必要がなく、部品点数が大幅に削減される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、発光素子を光源とし、係る光源光を所定方向に反射させるとともに、発光素子の点灯に伴う発熱の放熱性を備えた車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体発光素子を光源とする車両用灯具の開発が盛んに行われている。発光素子は、電流を供給すると発熱して発光効率が低下すること、出射光に指向性がある(拡散角が狭い)ため、照射範囲を広げるには出射光を所定方向へ反射させる必要があることが知られている。
【0003】
このことから、例えば特許文献1のように、フレキシブル基板(以下、FPCという)の端部に光源である発光素子を実装し、これとは別にリフレクタ部を一体形成したアルミプレートを用意して、係るアルミプレートを発光素子実装部に組み付けることで、出射光を所定方向に反射させるとともに放熱性を確保したものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−227081号公報(段落番号0019、0027、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、リフレクタ部を備えた放熱部材が、発光素子が実装されたFPCと別体であるため、部品点数が多く、その分光源ユニットも大型化した。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、発光素子を光源とし、放熱性に優れ、かつ構成の簡潔な車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、請求項1に係る車両用灯具においては、透光カバーとランプボディで画成された灯室内に、金属製ベースとフレキシブル回路基板を一体化し、可撓性を備えながら所定の立体形状を維持するメタルベースFPCと、前記メタルベースFPCの一方の面に実装された光源である発光素子と、を備えた車両用灯具において、前記素子実装面に、前記発光素子の光を所定方向に反射させる反射処理を施して、リフレクタとして機能するように構成した。
【0008】
(作用)メタルベースFPCの素子実装面に反射処理を施したことで、該素子実装面が発光素子の出射光を所定方向に反射させる。また、点灯に伴う発光素子からの発熱は、メタルベースFPCの金属ベース部で放熱される。即ち、発光素子が実装されたメタルベースFPCが反射光形成部と放熱部を兼ねるので、別途リフレクタや放熱部材(ヒートシンク等)を設ける必要がなく、部品点数が大幅に削減できる。
【0009】
請求項2においては、請求項1に記載の車両用灯具において、前記素子実装面と反対側の面に、前記発光素子の点灯制御回路を実装した。
【0010】
(作用)メタルベースFPCの発光素子実装面と反対側の面(裏面)に点灯制御回路が設けられたことで、リフレクタと光源及びその点灯制御回路が一体化(ユニット化)する。また、発光素子だけでなく、その点灯制御回路からの発熱も金属製ベース部によって放熱できる。さらに、点灯制御回路を発光素子近傍を避けた位置(発光素子から遠ざけた位置に)に実装すれば、点灯制御回路と発光素子が離間する分、それぞれの発熱を灯室内空間に広く効率良く放熱できる。
【0011】
請求項3においては、請求項1または請求項2に記載の車両用灯具において、前記メタルベースFPCを、前記ランプボディにカシメにより固定した。
【0012】
(作用)例えば、ランプボディ側に突出ピンを設け、メタルベースFPC側にその係合孔を設けて両者を係合し、孔から突出する突出ピンの先端部をカシメることで、簡単にメタルベースFPCを灯室内に固定することができる。
【0013】
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具において、前記メタルベースFPCの周縁部を、前記発光素子の光が灯具前方に向けて出射するように折り曲げた。
【0014】
(作用)発光素子の出射光は指向性を有するものの、若干拡散傾向を持つものもあるので、これを考慮した光制御をするために、メタルベースFPCの周縁部を発光素子の光が灯具前方に向けて出射されるように折り曲げたことで、漏光が防止される。さらに、折り曲げの角度を調節することによって、所定の配光を取ることが出来る。また、折り曲げによってメタルベースFPCの周縁部にリブが形成される。
【発明の効果】
【0015】
以上より、請求項1に係る発明によれば、部品点数が少ないため、その分光源ユニットが小型化・軽量化する。また、発光素子が実装されたメタルベースFPCに、別途リフレクタや放熱部材を組み付ける必要が無いので、作業工数が減り、低コスト化を実現できる。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、リフレクタと光源及びその点灯制御回路が一体化した分、光源ユニットがさらに小型化する。また、放熱効率が高い分、発光素子の発光効率の低下が抑制されて、長期にわたり車両用灯具における所定の光量が保障される。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、灯室内へのメタルベースFPCの組み付けが容易である。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、発光素子の光を無駄なく有効に利用することができる。また、周縁部にリブを形成したことで、メタルベースFPCの強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1及び第2の実施例に係るランプを一体に収容する車両用灯具の正面図。
【図2】第1の実施例に係るターンシグナルランプの断面図(図1示す線II−IIに沿う断面図)。
【図3】同ランプをランプボディに固定する前の状態の斜視図。
【図4】第2の実施例に係るバックアップランプの断面図(図1示す線IV−IVに沿う断面図)。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の第1及び第2の実施例に係るランプを一体に収容する車両用灯具1の正面図である。なお、図1では透光カバー4を介してぼやけて見える灯室S内を実線で示している。
【0021】
車両用灯具1は、車両後部左右に設けられるリアコンビネーションランプであって、車両後方から見て右側に設けられたものである。符号Sは、ランプボディ2と透明な透光カバー4で画成された車両用灯具1の灯室である。透光カバー4の内面全体には拡散ステップ4aが設けられている。ランプボディ2及び透光カバー4は、車体の流線形状に倣って三次元的に湾曲に形成されている。灯室S内には、下方から順に、テール&ストップランプB、その上方の車両中央部側に第2の実施例に係るバックアップランプA、車両側方側に第1の実施例に係るターンシグナルランプC、さらにその上方にテールランプDが収容されている。テール&ストップランプB及びテールランプDは、横断面略円形の透明な合成樹脂をライン形状に成型した導光体であって、その両端部に配置された発光素子の光が導光されることで導光体前面全体が発光するものである。
【0022】
図2、図3は、本発明の第1の実施例に係るターンシグナルランプCを示し、図2はランプCの断面図(図1示す線II−IIに沿う断面図)、図3はランプCをランプボディに固定する前の状態の斜視図である。
【0023】
図1〜3において、第1の実施例に係るターンシグナルランプCは、ドーム形状のメタルベースFPC30の内側に光源である発光素子10が配置された光源ユニットU1からなる。以下、詳細に説明する。
【0024】
本実施例で用いられているメタルベースFPCとは、厚銅箔と樹脂基板とをサンドイッチ構造にした金属ベース部の上に銅箔パターンを形成し、その上に絶縁層を真空引きして一体にしたことで、金属ベース部とFPC部が一体化した全体の厚みが280〜300μmの基板である。即ち、FPC部により既存のFPCと同様の立体配線が可能であり、金属ベース部があることで可撓性を備えながら所定の立体形状を維持することができるとともに、放熱性も兼ね備えた基板である。
【0025】
ランプCでは、略円形のメタルベースFPC30の一方の面31aに、発光素子10の点灯回路33(図示せず)である銅箔パターンが形成されている。面31aの反対側の面31aには、発光素子10の点灯制御回路34である銅箔パターンが後述箇所に形成されており、係るメタルベースFPC30の円周縁部30bを除く部分に絞り加工を施すことで、面31aを内側とする半球状のドーム部30aが形成されている。
【0026】
絞り加工により内側となった面31aには、表面にアルミ蒸着塗装が施され、面31aの中央部(ドーム頂部)の点灯回路33上に発光素子10がハンダ付けされている。発光素子10はメタルベースFPC30の金属ベース部の強度により内面31aに確実に固定保持されている。以下、面31aを素子実装面31aという。また、点灯制御回路34は、発光素子10の近傍を避け極力遠ざけた位置に形成されている。なお、点灯制御回路34上にはコンデンサや抵抗等の電子部品35がハンダ付けされている。また、ドーム部30aには点灯回路33と点灯制御回路34を電気的に接触する金属配線体39が配設されている。
【0027】
円周縁部30bには、周方向等間隔3箇所に、後述するランプボディ2に設けられた突出ピン2aと係合する固定孔37が設けられている。また、円周縁部30bにおいて配線体39が通る箇所は、電源コネクタ20に電気的に接続可能な端子形状に加工され、コネクタ端子38が形成されている。コネクタ端子38に電源コネクタ20が接続されることで、発光素子10に給電される。なお、素子実装面31aの反対側の面31aを熱伝導性を備えた絶縁層で覆えば、放熱性を確保したまま保護層が形成できる。
【0028】
以上より、ランプCは、メタルベースFPC30の素子実装面31a上に光源,反対側の面31aに点灯制御回路34が一体化(ユニット化)した光源ユニットU1となっている。
【0029】
ランプボディ2は、ランプCが配設される部分が灯具後方へドーム部30aよりも一回り大きく窪んでいる。また、電源コネクタ20が配設される部分も同様に灯具後方へ窪んでいるため、係る窪み部2bに、ランプC及び電源コネクタ20が収容可能となっている。また、窪み部2bのランプC収容部分の周縁部には、メタルベースFPC30の固定孔37に対応する位置に突出ピン2aが形成されている。そして、メタルベースFPC30を、コネクタ端子38が灯具1の下方となる位置で、固定孔37に突出ピン2aを係合させ、突出ピン2aの先端部をカシメれば、簡単にメタルベースFPC30がランプボディ2に固定されるので、光源ユニットU1は灯室S内に極めて簡単に組み付けられる。
【0030】
また、メタルベースFPC30の透光カバー4側には配光形成部材50が配設されている。配光形成部材50は、全体形状はメタルベースFPC30よりも小さい椀形状であって、その椀底部は光をそのまま透過させる透光領域51となっており、透光領域51の周縁部から周方向に延出した椀側壁部分は前記透過光以外の光を反射して素子実装面31aに導くように配光するサブリフレクタ部52となっている。係る配光形成部材50は、配光形成部材50の湾曲がメタルベースFPC30の湾曲に倣う形態で、かつ発光素子10と対峙する位置に透光領域51が配置されるように灯室S内に固定されている。
【0031】
上記構成により、発光素子10の光は、発光素子10の出射軸上にある透光領域51からは出射光がそのまま透過して灯具前方に出射し、前記透過光とならなかった光はサブリフレクタ部52で第1反射されて素子実装面31aに導かれ、素子実装面31aで第2反射されて灯具前方に出射されるので、素子実装面31a全体から光が出射し、かつ透光カバー4の拡散ステップ4aで上下左右に光が拡散されてランプC全体が略均一に発光する。即ち、素子実装面31aが発光素子10の光を灯具前方へ反射させるリフレクタとして機能している。
【0032】
また、発光素子10は点灯に伴って発熱し、電流が流れることで点灯制御回路34も発熱するが、メタルベースFPC30の金属ベース部により灯室S空間に放熱される。なお、発光素子10及びその点灯制御回路34からの発熱は、仮に発光素子10と点灯制御回路34が近接配置されていると放熱効率が悪くなるが、本実施例では、点灯制御回路34を発光素子10から遠ざけた位置に実装したため、点灯制御回路34と発光素子10が離間した分、それぞれの発熱は灯室S空間に広く効率良く放熱されるようになっている。
【0033】
また、従来から、発光素子を光源とする場合には、発光素子は出射光に指向性がある(拡散角が狭い)ため、リフレクタ等の光学部材を用いて照射範囲を広げる必要があることが知られている。また、発光素子の点灯に伴う発熱により発光効率が低下するのを防止するために、例えば光源ユニットの支持部材として熱伝導性の高いアルミダイキャストからなる金属ブラケット(ヒートシンク)を設けるものが知られている。例えば特許文献1では、FPCの端部に光源である発光素子を実装し、これとは別にリフレクタ部を一体形成したアルミプレートをヒートシンク(放熱部材)として用いて、係るアルミプレートを発光素子実装部に組み付けることで、出射光を所定方向に反射させるとともに放熱性を確保している。しかし、リフレクタ部を備えた放熱部材が発光素子が実装されたFPCと別体であるため、部品点数が多く、その分光源ユニットが大型である。
【0034】
対して、光源ユニットU1は、素子実装面31aに反射塗装を施すだけでリフレクタが形成され、金属ベース部が放熱性能を有するため、メタルベースFPC30が光学部材と放熱部材を兼ね備えている。よって、メタルベースFPC30に別途リフレクタやヒートシンクを設ける必要がないため、部品点数が大幅に削減されている。そして、部品点数が非常に少ない分、光源ユニットU1は従来に比して大幅に小型かつ軽量である。また、メタルベースFPC30の一部でコネクタ端子38が形成されたことで、給電部材を別途に設ける必要もない。
【0035】
また、メタルベースFPC30に、別途リフレクタや放熱部材を組み付ける必要が無いことから、作業工数が大幅に減少する点でも低コスト化が実現される。
【0036】
図4は、本願発明の第2の実施例に係るバックアップランプAの断面図(図1示す線IV−IVに沿う断面図)である。
【0037】
第2の実施例は、灯具1のバックアップランプAに係るものである。ランプAは、第1実施例と同様、その一方の面41a(素子実装面41a)に発光素子10の点灯回路43、反対側の面(裏面)41aの後述箇所に発光素子10の点灯制御回路44が形成された矩形状のメタルベースFPC40を、素子実装面41aが内側となるようにその四方周縁部を折り曲げて箱形に加工したものである。
【0038】
素子実装面41aは表面にアルミ蒸着塗装が施されており、箱の底板部40a中央部の点灯回路43上には発光素子10がハンダ付けされている。底板部40aの四隅部には、ランプボディ2に設けられた突出ピン2Aと係合する固定孔47が設けられている。
【0039】
点灯制御回路44は、箱の側板部40bのいずれか1枚の裏面41aに形成されており、回路44上にコンデンサ、抵抗等の電子部品45がハンダ付けされている。なお、側板部40bは、底板部40aと側板部40bとがなす角度が90度となるように折り曲げられている。
【0040】
以上より、ランプAは、第1実施例と同様に、メタルベースFPC40の素子実装面41a上に光源,反対側の面(裏面)41aに点灯制御回路44が一体化した光源ユニットU2となっている。
【0041】
ランプボディ2は、ランプAが配設される部分で、メタルベースFPC40の固定孔47に対応する箇所に、固定孔47に係合する突出ピン2Aが形成されている。そして、点灯制御回路44が実装された側板部40bが灯具1の車両中央部側となる位置で、固定孔47に突出ピン2Aを係合させ、突出ピン2Aの先端部をカシメれば、第1実施例と同様、光源ユニットU2は灯室S内に簡単に組み付けられる。
【0042】
上記構成により、発光素子10の光のうち、略出射軸方向の出射光はそのまま灯具前方に出射する。そして、出射軸と略垂直方向の出射光は側板部40bの素子実装面41aで反射されて、素子実装面41aから略45度の方向に配光されて灯具前方に出射し、拡散ステップ4aにより光が上下左右に拡散される。即ち、メタルベースFPC40に反射塗装を施してその周縁部を折り曲げるだけで、側板部40bが配光形成のためのリフレクタとして機能するとともに、側板部40bが立壁となって出射軸と略垂直方向の発光素子10の光が灯室S内へ漏光するのを防ぎ、光源光が有効に利用されている。
【0043】
また、第1実施例と同様に、発光素子10及び点灯制御回路44からの発熱は、メタルベースFPC40の金属ベース部により灯室S空間に効率よく放熱される。即ち、メタルベースFPC40が折り曲げられ、発光素子10は底板部40a、点灯制御回路44は側板部40bに配置されたことで、点灯制御回路44と発光素子10が離間したため、それぞれの発熱は灯室S空間に広く放熱される。
【0044】
そして、第1実施例と同様に、メタルベースFPC40が光学部材と放熱部材を兼ね備えているため、光源ユニットU2も、従来に比して部品点数が非常に少なく、小型かつ軽量である。
【0045】
また、側板部40bを折り曲げたことでメタルベースFPC40周縁部にリブが形成された形態となり、メタルベースFPC40(光源ユニットU2)の強度も保障されている。
【0046】
なお、第2実施例において、メタルベースFPC40の周縁部の折り曲げ角度(底板部40aと側板部40bとがなす角度)を90度に形成したが、係る折り曲げ角度を調節することによって配光を調整することができる。
【0047】
なお、第1及び第2実施例において、反射処理として素子実装面31a、41aの表面にアルミ蒸着塗装を施したが、例えば反射テープ等、発光素子10の光を灯具前方へ反射させる処理であればよく、実施例の形態に限られるものではない。
【0048】
なお、第1及び第2実施例においては、カシメる方法の中でも熱カシメする方法を採用している。
【符号の説明】
【0049】
1 車両用灯具
2 ランプボディ
2a、2A 突出ピン
4 透光カバー
10 発光素子
30、40 メタルベースFPC
31a、41a素子実装面
31a、41a素子実装面と反対側の面
33、43 LED点灯回路
34、44 点灯制御回路
37、47 熱カシメ用固定孔
50 配光形成部材
U1、U2 光源ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透光カバーとランプボディで画成された灯室内に、
金属製ベースとフレキシブル回路基板を一体化し、可撓性を備えながら所定の立体形状を維持するメタルベースFPCと、
前記メタルベースFPCの一方の面に実装された光源である発光素子と、
を備えた車両用灯具において、
前記素子実装面は、前記発光素子の光を所定方向に反射させる反射処理が施されリフレクタとして機能することを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記素子実装面と反対側の面には、前記発光素子の点灯制御回路が実装されたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記メタルベースFPCは、前記ランプボディにカシメにより固定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記メタルベースFPCの周縁部は、前記発光素子の光が灯具前方に向けて出射されるように折り曲げられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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