説明

車両用燃料電池の電池ケース

【課題】車体部品から衝撃荷重を受けたときに、ケース本体内の流体を車両内の好ましい位置において瞬時に外部に排出することのできる車両用燃料電池の電池ケースを提供する。
【解決手段】ケース本体13内の上部空間16に臨む上壁14にボス部17を設け、ボス部17にガス導入溝21を形成する。ボス部17には、回転によってボス部17に破断荷重を付与するボルト本体22と、ラジエータから衝撃荷重を受けてボルト本体22を回転させるレバー部23とを備えた破断誘起ボルト18を取り付ける。ラジエータからレバー部23に衝撃荷重が入力されると、ボルト本体22が回転して、ボス部17が付根部から破断し、ケース本体13の上壁14に気体排出用の開口24が造形される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両に搭載される燃料電池を密閉状態で覆う車両用燃料電池の電池ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両に燃料電池を搭載する場合、外部から水滴が燃料電池に飛散するのを防止するために、燃料電池の外側が電池ケースによって覆われることがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
引用文献1に記載の電池ケースは、水滴の浸入を防止するために燃料電池の外側を密閉状態で覆うものであるが、燃料電池から漏出する可能性の考えられる微量の気体を外部に排出するため、上壁部分に換気口が設けられ、その換気口に、液体の流通を阻止し気体の透過を許容する気体透過膜が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−367647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、この従来の車両用燃料電池の電池ケースの場合、通常使用時に電池ケースのケース本体内で発生した気体をゆっくりと外部に排出するものであるため、ケース本体が車体部品から衝撃荷重を受けた場合に、ケース本体内の流体を好ましい位置から瞬時に外部に排出することができない。
つまり、電池ケースのケース本体内で発生した流体(気体、若しくは、液体)は、衝撃荷重の入力時に車両内の最も好ましい位置において瞬時に外部に排出できることが望ましいが、上記の従来の電池ケースにおいては、気体透過膜が装着された換気口から瞬時に流体を排出することが難しいうえ、万が一、ケース本体の予測しない部分が先に破断した場合には、ケース本体内の流体が望まない部位から外部に流出する可能性が考えられる。
【0006】
そこでこの発明は、車体部品から衝撃荷重を受けたときに、ケース本体内の流体を車両内の好ましい位置において瞬時に外部に排出することのできる車両用燃料電池の電池ケースを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る車両用燃料電池の電池ケースでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、車両に搭載される燃料電池を密閉状態で覆う車両用燃料電池の電池ケースであって、ケース本体(例えば、実施形態のケース本体13)内の流体滞留部(例えば、実施形態の上部空間16)に臨む壁(例えば、実施形態の上壁14)に、流体排出用の開口(例えば、実施形態の開口24)を造形可能な開口造形部(例えば、実施形態のボス部17)が設けられるとともに、車体部品(例えば、実施形態のラジエータ4)から衝撃荷重を受けたときに、その衝撃荷重を前記開口を造形するための荷重として前記開口造形部に集中させる荷重集中機構(例えば、実施形態の破断誘起ボルト18)が設けられていることを特徴とするものである。
これにより、車体部品から荷重集中機構に衝撃荷重が入力されると、ケース本体の開口造形部に荷重が集中してケース本体の流体滞留部に臨む壁に流体排出用の開口が造形されるようになる。この結果、ケース本体内で発生した流体は所望の位置に設けられた開口を通して外部に排出される。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用燃料電池の電池ケースにおいて、前記開口造形部は、内部が前記ケース本体の流体滞留部に導通するボス部(例えば、実施形態のボス部17)によって構成され、前記荷重集中機構は、回転によって前記ボス部に破断荷重を付与する軸部(例えば、実施形態のボルト本体22)と、車体部品から衝撃荷重を受けて前記軸部を回転させるレバー部(例えば、実施形態のレバー部23)と、を備えていることを特徴とするものである。
これにより、車体部品から衝撃荷重がレバー部に入力されると、そのレバーが軸部を回転させてボス部を破断する。この結果、ボス部に流体排出用の開口が造形され、ケース本体内の流体が外部に排出されるようになる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の車両用燃料電池の電池ケースにおいて、前記開口造形部は、前記ケース本体の上壁(例えば、実施形態の上壁14)の上方膨出部(例えば、実施形態の上方膨出部15)に設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ケース本体内の上部に溜まった気体は、開口造形部に形成された開口を通して外部に排出されるようになる。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の車両用燃料電池の電池ケースにおいて、前記開口造形部は、前記ケース本体の下壁(例えば、実施形態の下壁30)の下方膨出部(例えば、実施形態の下方膨出部31)に設けられていることを特徴とするものである。
これにより、ケース本体内の底部に溜まった液体は、開口造形部に形成された開口を通して外部に排出されるようになる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、ケース本体内の流体滞留部に臨む壁に、流体排出用の開口を造形可能な開口造形部が設けられるとともに、車体部品からの衝撃荷重を受け止めて開口造形部に荷重を集中させる荷重集中機構が設けられているため、車体部品からの衝撃荷重の入力時にケース本体の所望の位置に開口を形成し、ケース本体内の流体を車両内の好ましい位置において瞬時に外部に排出することができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、内部がケース本体の流体滞留部と導通するボス部によって開口造形部が構成され、荷重集中機構が、回転によってボス部に破断荷重を付与する軸部と、車体部品から衝撃荷重を受けて軸部を回転させるレバー部と、を備えた構成とされているため、製造の容易な極めて簡単な構造でありながら、衝撃荷重の入力時にケース本体の所望位置において流体を外部に確実に排出することができる。
【0013】
請求項3に係る発明によれば、開口造形部がケース本体の上壁の上方膨出部に設けられているため、ケース本体内の上部に溜まった気体を衝撃荷重の入力時に確実に外部に排出することができる。
【0014】
請求項4に係る発明によれば、開口造形部がケース本体の下壁の下方膨出部に設けられているため、ケース本体内の下部に溜まった水等の液体を衝撃荷重の入力時に確実に外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の一実施形態の燃料電池を搭載した車両の模式的な側面図である。
【図2】この発明の一実施形態の電池ケースの模式的な側面図である。
【図3】この発明の一実施形態の電池ケースの斜視図である。
【図4】この発明の一実施形態の電池ケースの図3のA−A断面に沿う断面図である。
【図5】この発明の一実施形態の電池ケースの上壁を破断して図4のB方向から見た図である。
【図6】この発明の一実施形態の電池ケースの平面図である。
【図7】この発明の一実施形態の電池ケースの図3のA−A断面に沿う断面図である。
【図8】この発明の他の実施形態の電池ケースの模式的な側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。なお、図面において、矢印FFとFRは、それぞれ車両の前方と後方を指し、矢印RHとLHは、それぞれ車両の右側方と左側方を指すものとする。
図1は、燃料電池10を搭載した車両1を示す図である。この車両1は、モータ2を駆動源とする車両であり、燃料電池10の電力がPDU(Power Drive Unit)3によって制御されてモータ2に供給されるようになっている。図1中4は、車両の前部に設置され、走行風によって車両で用いる冷却水を冷却するためのラジエータである。
【0017】
この実施形態の場合、モータ2は運転席の前方のモータルームに配置されており、PDU3はモータ2の上部に配置され、燃料電池10はPDU3のさらに上部に配置されている。そして、燃料電池10は、モータ2とPDU3とともに、ラジエータ4の後方に近接して配置されている。なお、この実施形態においては、衝撃荷重の入力時に燃料電池10に荷重を付与する車体部品の一例としてラジエータ4を挙げて説明するが、燃料電池10に荷重を付与する車体部品としては、車体フレームや、車室内とその前方のモータルームを仕切るバルクヘッド等であっても良い。
【0018】
図2は、燃料電池10をラジエータ4とともに示した図である。燃料電池10は、水素を含む燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスが供給されて発電を行うものであり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)をセパレータ(図示しない)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。
燃料電池10は、その外側を電池ケース12によって密閉状態で覆われており、外部からの水滴の飛散を電池ケース12によって防止するようになっている。
【0019】
図3〜図7は、電池ケース12の詳細を示す図である。なお、以下の説明において、電池ケース12の「幅方向」とは、車両1に搭載したときに車幅方向に沿う方向を意味し、「前」「後」は、車両1に搭載したときの車両1の前後と合致する側を意味するものとする。
電池ケース12のケース本体13は樹脂材料によって直方体状に形成され、その上壁14の幅方向の中央には、図3に示すように、前後方向に沿って上方膨出部15が設けられている。上壁14の下面は、図2に示すように、ケース本体13内の上部空間16(流体滞留部)に臨み、ケース本体13内の気体に接するようになっている。上方膨出部15の前端部の近傍には、上方に突出する略円柱状のボス部17が突設され、そのボス部17に、後に詳述する破断誘起ボルト18が取り付けられている。
【0020】
ボス部17は、図4に示すように、上面中央にボルト挿入穴19が形成され、そのボルト挿入穴19の開口寄り部分にインサートナット20が埋設されている。また、上壁14の上方膨出部15の下面には、図4,図5に示すように、ボス部17の付根部側の周壁に達する円弧状断面の複数のガス導入溝21が形成されている。この複数のガス導入溝21は、ボス部17と同心の円周上に当間隔が設けられている。この複数のガス導入溝21は、ボス部17の付根部とボルト挿入穴19の底面19aよりも上方側に達する位置まで延出している。
【0021】
一方、破断誘起ボルト18は、雄ねじ部22aと頭部22bを有するボルト本体22(軸部)と、ボルト本体22の頭部22bから径方向外側に延出するレバー部23とを備え、ボルト本体22の雄ねじ部22aがボス部17のインサートナット20に螺合されている。レバー部23はボルト本体22の頭部22bから延出した先端部に球状の荷重入力部23a(図2,図3,図6参照)が設けら、車両前方からの衝撃荷重の入力によってラジエータ4が車両後方側に変位したときに、ラジエータ4が荷重入力部23aに当接するようになっている。
【0022】
具体的には、破断誘起ボルト18は、車両搭載時には、雄ねじ部22aの先端部がボルト挿入穴19の底面19aに応力を生じさせずに底づきするように、インサートナット20に螺合される。そして、この状態ではレバー部23の先端部側は、図2,図3に示すように、例えば、ケース本体13の前端面から右側斜め前方に突出し、ラジエータ4が車両後方側に変位したときに、ラジエータ4の後面が図2に示すようにレバー部23の荷重入力部23aに当接するようになっている。レバー部23は、こうしてラジエータ4から衝撃荷重が入力されると、図6に示すように、ボルト本体22の頭部22bを所定方向に回転させる。このボルト本体22の回転方向は、ボルト本体22がインサートナット20に締め込まれる方向(雄ねじ部22aがボルト挿入穴19の底面を押圧する方向)とされている。
【0023】
図7は、ラジエータ4から破断誘起ボルト18のレバー部23に衝撃荷重が入力されたときの破断誘起ボルト18とケース本体13のボス部17の挙動を示した図である。
同図に示すように、レバー部23に前方から衝撃荷重が入力され、破断誘起ボルト18のボルト本体22に瞬時に大きな回転トルクが作用すると、ボルト本体22の雄ねじ部22aがボルト挿入穴19の底面19a(ボス部17の底面)を下方に押圧しつつボス部17に対して回転する。こうして、ボルト本体22が回転すると、ボス部17には、捩じられながら上方に押し上げられる反力がインサートナット20を介して瞬時に作用し、その結果、ボス部17が同図に示すように付根部から破断することになる。
こうしてボス部17が付根部から破断すると、ケース本体13の上壁14からボス部17に跨って形成されていたガス導入溝21が深さ方向の途中で破断され、このときケース本体13の上壁14側に残ったガス導入溝21の一部が、ケース本体13内の上部空間15を外部に連通させる開口24を成すことになる。
なお、この実施形態では、ボス部17が開口造形部を構成し、破断誘起ボルト18が荷重集中機構を構成している。
【0024】
以上の構成において、車両の前部から衝撃荷重が入力されて、図1中の破線で示すようにラジエータ4が後方に変位すると、ラジエータ4が電池ケース12の破断誘起ボルト18の荷重入力部23a(レバー部23)に前方側から衝突する。このとき、破断誘起ボルト18はレバー部23がケース本体13の前面よりも前方側に突出しているため、破断誘起ボルト18にはレバー部23を通して衝撃荷重が入力される。この結果、ボス部17が前述のような原理によって付根部から破断し、ケース本体13の上壁14の上方膨出部15の所定位置に開口24が造形されることになる。
したがって、これによりケース本体13内の上部空間16に滞留していた気体(不測の事態によって上部空間16に水素等の気体が流入した場合にはその気体も含む)が開口24を通して車両内の好ましい位置から外部に排出されることになる。
【0025】
この燃料電池10の電池ケース12においては、ケース本体13内の上部空間16に臨む上壁14にボス部17が設けられ、そのボス部17に、前方のラジエータ4から衝撃荷重が入力されたときに、その荷重をボス部17に集中させて上壁14に開口24を形成する破断誘起ボルト18が設けられているため、ラジエータ4からの衝撃荷重の入力時にケース本体13の上壁14の所望位置に確実に開口24を形成して、ケース本体13内の滞留気体を車両内の好ましい位置において瞬時に外部に排出することができる。
【0026】
また、ケース本体13に設ける開口造形部や荷重集中機構は、この実施形態のものに限るものではないが、この実施形態のように、内部がガス導入溝21によってケース本体13内の上部空間16と導通するボス部17によって開口造形部を構成し、荷重集中機構を、回転によってボス部17に破断荷重を付与するボルト本体22と、ラジエータ4から衝撃荷重を受けてボルト本体22を回転させるレバー部23とを備えた破断誘起ボルト18によって構成した場合には、製造の容易な極めて簡単な構造によって衝撃荷重の入力時に所望位置から気体を外部に排出することができる。
【0027】
さらに、この実施形態の電池ケース12においては、開口造形部であるボス部17がケース本体13の上壁14の上方膨出部15に設けられているため、ケース本体13内の上部空間16に溜まった気体、特に、水素等の比重の軽い気体を効率良く確実に外部に排出することができる。
【0028】
また、この実施形態においては、車体前部に配置される大型部品であるラジエータ4の後部に電池ケース12が近接して配置されているため、車両前部からの衝撃荷重の入力時にラジエータ4によって破断誘起ボルト18を確実に回転させ、ケース本体13の所望位置から内部の滞留気体を外部に排出させることができる。
【0029】
図8は、この発明の他の実施形態を示すものである。この実施形態の電池ケース112は、ケース本体113内の下方空間32(流体滞留部)に臨む下壁30の下方膨出部31に、上記の実施形態と同様の開口造形部(ボス部17)と、荷重集中機構(破断誘起ボルト18)が設けられ、ラジエータ4から衝撃荷重が入力されたときに上記の実施形態と同様の原理によってケース本体113の下壁30の所望位置に確実に開口が造形されるようになっている。なお、開口造形部(ボス部17)と、荷重集中機構(破断誘起ボルト18)は上記の実施形態と同様の構成であるため、対応部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
【0030】
この実施形態の電池ケース112においては、ケース本体113内の下部空間32に臨む下壁30にボス部17が設けられ、そのボス部17に、ラジエータ4から入力されたと衝撃荷重をボス部17に集中させて下壁30に開口を形成する破断誘起ボルト18が設けられているため、ラジエータ4からの衝撃荷重の入力時にケース本体13の下壁30の所望位置に確実に開口を形成して、ケース本体13内に滞留した水等の液体を車両内の好ましい位置において瞬時に外部に排出することができる。
【0031】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【符号の説明】
【0032】
4…ラジエータ(車体部品)
10…燃料電池
12,112…電池ケース
13,113…ケース本体
14…上壁(壁)
15…上方膨出部
16…上部空間(流体滞留部)
17…ボス部(開口造形部)
18…破断誘起ボルト(荷重集中機構)
22…ボルト本体(軸部)
23…レバー部
24…開口
30…下壁
31…下方膨出部
32…流体滞留部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される燃料電池を密閉状態で覆う車両用燃料電池の電池ケースであって、
ケース本体内の流体滞留部に臨む壁に、流体排出用の開口を造形可能な開口造形部が設けられるとともに、
車体部品から衝撃荷重を受けたときに、その衝撃荷重を前記開口を造形するための荷重として前記開口造形部に集中させる荷重集中機構が設けられていることを特徴とする車両用燃料電池の電池ケース。
【請求項2】
前記開口造形部は、内部が前記ケース本体の流体滞留部に導通するボス部によって構成され、
前記荷重集中機構は、回転によって前記ボス部に破断荷重を付与する軸部と、車体部品から衝撃荷重を受けて前記軸部を回転させるレバー部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料電池の電池ケース。
【請求項3】
前記開口造形部は、前記ケース本体の上壁の上方膨出部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用燃料電池の電池ケース。
【請求項4】
前記開口造形部は、前記ケース本体の下壁の下方膨出部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用燃料電池の電池ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−252956(P2012−252956A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−126529(P2011−126529)
【出願日】平成23年6月6日(2011.6.6)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】