説明

車両用空調装置

【課題】車両用空調装置において、実際にフロントガラスが曇った場合を正確に判定し、防曇性と省燃費性とを確保可能にすることにある。
【解決手段】制御手段(30)の空調用制御手段(32)は、フロントガラス(2)近傍の車室内の空気温度を算出するガラス近傍温度算出手段(41)と、フロントガラス(2)近傍の車室内の空気温度と相対湿度とに基づいてフロントガラス(2)近傍の車室内空気の露点温度を算出するガラス近傍露点温度算出手段(42)と、フロントガラス温度を算出するフロントガラス温度算出手段(43)と、フロントガラス(2)近傍の車室内空気の露点温度とフロントガラス温度とに基づいてフロントガラス(2)の車室(3)内の曇り状態を判定する窓曇り判定手段(44)とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用空調装置に係り、特に車室内の除湿暖房を行って車室内を空調制御する車両用空調装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、燃費性能に焦点を当てた自動車として、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の電動車両(以下「車両」という)の開発が増加している。そして、このような車両の空調装置においては、十分に快適な空調状態であれば、燃費向上のために、空調用コンプレッサの駆動の停止、及び、ヒータコアの熱源供給の停止(例えば、アイドリングストップ)等の制御を行うことが可能である。
また、防曇性の観点からフロントガラスの内面に曇り(以下「窓曇り」という)が有る場合は、快適な空調状態であっても、車室内の空気の除湿(空調用コンプレッサの駆動)及びフロントガラスの加熱(ヒータコアによる熱源確保)により窓曇りを晴らすべきである。
上記の説明からして、省燃費性、防曇性の確保のため、窓曇り状態を空調制御により判別する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3633034号公報
【特許文献2】特開平9−118118号公報
【0004】
特許文献1に係る車両用空調装置は、車室内空気の露点温度とフロントガラス温度との温度差により窓曇りを判別するものであって、露点温度を空気温度と相対湿度とにより算出することを可能とし、露点温度を内気温度検出手段により検出した車室内の空気温度及び内気相対湿度により算出している。
特許文献2に係る自動車用空調装置は、内気温度検出手段で検出したガラス近傍内気温度を基にガラス近傍露点温度を算出するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来、上記の特許文献1では、図9に示すように、インストルメントパネル101に内気温度検出手段102と内気湿度検出手段103とを設置しておき、内気温度検出手段102で検出された内気温度と、車内(車室104)と車外の境界であるフロントガラス105の内面近傍(領域Rで示す)の空気温度(フロントガラス105近傍の空気温度)とに温度差があり、内気露点温度とフロントガラス105の内面近傍の空気露点温度(ガラス近傍露点温度)とが同じ値とならず、このため、窓曇り予測と実際の窓曇り挙動とに誤差が生ずるため、防曇性、省燃費性の確保ができなかった。なお、図9においては、106はステアリングホイール、107は車内ミラーである。
即ち、上記の特許文献1では、窓曇りを、Trd−Tw≧αで判別している。
ここで、Trdは、内気露点温度であって、インストルメントパネル101の内気温度検出手段102が検出した内気温度と内気湿度検出手段103が検出した内気相対温度とにより算出される。Twは、フロントガラス温度であり、外気温度、車速等から推定して算出される。αは、定数値(実験データを基に数値を決定)である。
そして、Trd−Tw≧αが「真」であれば、窓曇りが有る(除湿等の空調制御実施)と判定し、Trd−Tw≧αが「偽」であれば、窓曇りが無しと判定する。
一方、窓曇りは、フロントガラス104の内面近傍の空気の露点温度(ガラス近傍露点温度)とフロントガラス温度との温度差で決まり、Tnd>Twが「真」であれば、窓曇りが発生する。
ここで、Tndは、ガラス近傍露点温度である。Twは、フロントガラス温度である。
しかしながら、インストルメントパネル101の内気温度検出手段102の空気温度(内気温度)と、車内と車外の境界であるフロントガラス内面近傍の空気温度(ガラス近傍温度)とは温度差があり、内気露点温度(Trd)とガラス近傍露点温度(Tnd)とは同じ値とならない(この場合、内気相対湿度は、車室内で一定であると仮定する。)。このため、Trd−Tw≧αが「真」であっても、Tnd>Twが「偽」となるような、窓曇り判定と実際の窓曇り挙動とが一致しない場合が存在するおそれがあった(図10参照)。
【0006】
また、上記の特許文献2では、フロントガラス内面近傍の温度を検出するのに、温度センサ、設置場所の確保、空調用制御手段との接続をするハーネスが必要となり、構成が複雑で、コスト高となる不都合があった。
【0007】
そこで、この発明の目的は、実際にフロントガラスが曇った場合の判定精度の向上により、防曇性と省燃費性とを確保可能にする車両用空調装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、車室内の空気温度と相対湿度とに基づいて除湿暖房を行って車室内を空調制御する車両用空調装置において、車室内の相対湿度を検出する内気相対湿度検出手段を設け、フロントガラス近傍の車室内の空気温度を算出するガラス近傍温度算出手段と、このガラス近傍温度算出手段により算出されたフロントガラス近傍の車室内の空気温度と前記内気相対湿度検出手段により検出された車室内の相対湿度とに基づいてフロントガラス近傍の車室内空気の露点温度を算出するガラス近傍露点温度算出手段と、フロントガラス温度を算出するフロントガラス温度算出手段と、前記ガラス近傍露点温度算出手段により算出されたフロントガラス近傍の車室内空気の露点温度と前記フロントガラス温度算出手段により算出されたフロントガラス温度とに基づいてフロントガラスの車室内の曇り状態を判定する窓曇り判定手段とを備えた制御手段を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明の車両用空調装置は、実際にフロントガラスが曇った場合の判定精度の向上により、防曇性と省燃費性とを確保可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は車両用空調装置の制御ブロック図である。(実施例)
【図2】図2は車両用空調装置のシステム構成図である。(実施例)
【図3】図3はフロントガラス温度の算出方法のフローチャートである。(実施例)
【図4】図4は吹出し口(MODE)によるβを算出する図である。(実施例)
【図5】図5は風量によるγを算出する図である。(実施例)
【図6】図6はフロントガラス近傍の露点温度の算出方法のフローチャートである。(実施例)
【図7】図7は窓曇りの判定方法のフローチャートである。(実施例)
【図8】図8は従来と比較した本発明の窓曇り判定精度状態を説明する図である。(実施例)
【図9】図9は従来において各検出手段の位置と窓曇りの発生位置とを説明する図である。(従来例)
【図10】図10は従来において窓曇り判定状態を説明する図である。(従来例)
【発明を実施するための形態】
【0011】
この発明は、実際にフロントガラスが曇った場合の判定精度の向上により、防曇性と省燃費性とを確保可能にする目的を、フロントガラス近傍の車室内空気の露点温度とフロントガラス温度とに基づいてフロントガラスの車室内の曇り状態を判定して実現するものである。
【実施例】
【0012】
図1〜図8は、この発明の実施例を示すものである。
図2において、1はエンジンや電動機が備えられた車両、2はこの車両1のフロントガラス、3は車室、4は車両1に搭載される車両用空調装置(エアコン:HVACユニット)である。
車両用空調装置4は、車室3内の空気温度と相対湿度とに基づいて除湿暖房を行って車室3を空調制御するものであって、空気流通通路5を形成する通路形成体6を備えている。
この通路形成体6には、上流側となる一端で外気導入ダクト7が接続する外気導入口8と内気導入ダクト9が接続する内気導入口10とを切り替えるように内部側に揺動する内外気切替ダンパ11と、この内外気切替ダンパ11を作動する吸込口アクチュエータ12と、下流側となる他端でデフロスタダクト13に接続するデフロスタ吹出口14とベントダクト15に接続するベント吹出口16とを切り替えるように内部側に揺動する第1吹出口切替ダンパ17と、この第1吹出口切替ダンパ17を作動する第1モードアクチュエータ18と、また、下流側となる他端でフットダクト19に接続するフット吹出口20を開閉するように内部側に揺動する第2吹出口切替ダンパ21と、この第2吹出口切替ダンパ21を作動する第2モードアクチュエータ22とが設けられている。
【0013】
また、通路形成体6内には、内外気切替ダンパ11の直下流側で送風ファン23と、この送風ファン23よりも下流側でエバポレータ24と、このエバポレータ24よりも下流側でヒータコア25と、このヒータコア25への空気流量を調整するように空気流通通路5内で揺動するエアミックスダンパ26と、このエアミックスダンパ26を作動するAMアクチュエータ27とが備えられている。
送風ファン23は、この送風ファン23を駆動するファンモータ28を備えて、冷却された空気を車室3内に送給するものである。ヒータコア25は、車室3内を暖房するために駆動されるものである。
車両用空調装置4には、電気又はエンジンにより駆動して車室3内の冷房に用いられる空調用コンプレッサ29が設けられている。この空調用コンプレッサ29は、ユーザーによるマニュアル操作される場合に用いられるものであって、除湿を目的に駆動されるものである。
【0014】
また、車両用空調装置4には、各種操作状態、各種検出手段からの信号によって空調制御を行う制御手段(ECU)30が設けられている。
この制御手段30は、エンジン用制御手段31と空調用制御手段32とからなる。
エンジン用制御手段31は、空調用コンプレッサ29に連絡するとともに、CAN通信等の通信手段33を介して空調用制御手段32に連絡している。
空調用制御手段32は、図1に示すように、入力側で、外気温度を検出する外気温度検出手段34と、車室3内の空気温度を検出する内気温度検出手段35と、日射量を検出する日射量検出手段36と、車両1の速度を検出する車速検出手段37と、車室3内の相対湿度を検出する内気相対湿度検出手段38と、車両1のワイパの作動状態を検出するワイパ作動検出手段39と、各種スイッチ類を備えた空調操作パネル40とに連絡し、また、出力側で、吸込口アクチュエータ12と、第1モードアクチュエータ18と、第2モードアクチュエータ22と、AMアクチュエータ27と、送風ファン23のファンモータ28とに連絡している。
【0015】
また、空調用制御手段32は、図1に示すように、フロントガラス2近傍の車室3内の空気温度を算出するガラス近傍温度算出手段41と、このガラス近傍温度算出手段41により算出されたフロントガラス2近傍の車室3内の空気温度と内気相対湿度検出手段38により検出された車室3内の相対湿度とに基づいてフロントガラス2近傍の車室内空気の露点温度を算出するガラス近傍露点温度算出手段42と、フロントガラス2の温度を算出するフロントガラス温度算出手段43と、ガラス近傍露点温度算出手段42により算出されたフロントガラス2近傍の車室内空気の露点温度とフロントガラス温度算出手段43により算出されたフロントガラス温度とに基づいてフロントガラス2の車室3内の曇り状態の有無を判定する窓曇り判定手段44と、この窓曇り判定手段44で判定した窓曇り状態の有無を決定する曇り状態決定手段45とを備える。
また、空調用制御手段32は、フロントガラス温度算出手段43に連絡して、吹出し温度記憶部46と、吹出し口(MODE)記憶部47と、風量記憶部48とを備える。
【0016】
また、ガラス近傍温度算出手段41は、車室3内の空気温度を検出する内気温度検出手段35に連絡し、この内気温度検出手段35により検出された車室3内の空気温度とフロントガラス温度算出手段43により算出されたフロントガラス温度とに基づいてフロントガラス2近傍の車室3内の空気温度を算出する。
これにより、フロントガラス2近傍の車室3内に別途に温度センサを追加することなく、一般の車両に搭載されている検出手段を利用して、フロントガラス2近傍の車室内空気温度を得ることができる。
【0017】
次いで、フロントガラス温度算出手段43におけるフロントガラス温度の算出方法について説明する。
図3に示すように、プログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、温度1を算出する(ステップA02)。この温度1は、外気温度検出手段34等の各検出手段からの信号による回帰分析等の演算によって算出される。
つまり、温度1は、
温度1=f(外気温度、内気温度、車速、日射量)
で求められる。
そして、ワイパが作動してワイパ作動検出手段39がオンしたか否かを判断する(ステップA03)。
このステップA03がYESの場合には、温度2をα(℃)とする(温度2=α(℃))(ステップA04)。この温度2は、雨天時のフロントガラス2の温度の低下を想定したものであって、ワイパ作動検出手段39のオン時(ワイパの駆動中)の場合、α(α<0(℃))に設定される。
しかし、このステップA03がNOの場合には、温度2を0(℃)とする(温度2=0(℃)))(ステップA05)。
このステップA04の処理後、又はステップA05の処理後は、温度3を、温度1に温度2を加算した値(温度3=温度1+温度2)として算出する(ステップA06)。
そして、フロントガラス温度算出手段43でフロントガラス温度を算出する(ステップA07)。
このステップA07におけるフロントガラス温度は、温度1、温度2及び各吹出し口からの吹出し温度を基に算出されるものであって、温度3(温度1+温度2)と吹出し温度との中間値であるため、以下のように算出される。
フロントガラス温度=温度3+(吹出し温度−温度3)×β×γ
ここで、βは、吹出し口(MODE)により設定される値である(図4参照)。γは、風量により設定される値である(図5参照)。そして、このβ、γは、0〜1の範囲で変動する。βは、例えば、図4に示すように、各吹出し口に応じて算出され、フロントガラス2への配風率が高い吹出し口ほど、大きく設定される。γは、図5に示すように、風量に応じて設定されるものであって、0≦γ≦1の範囲で変動する。
上記のフロントガラス温度の算出では、吹出し温度、吹出し口、風量は、空調制御を行うにあたり、一般的な制御算出項目である。
そして、このステップA07の処理後は、プログラムをリターンする(ステップA08)。
【0018】
次いで、ガラス近傍露点温度算出手段42におけるフロントガラス近傍露点温度の算出方法について説明する。
図6に示すように、プログラムがスタートすると(ステップB01)、先ず、フロントガラス近傍温度を算出する(ステップB02)。
このステップB02におけるフロントガラス近傍温度は、上記の図3で算出されたフロントガラス温度、及び内気温度から回帰分析等によりの算出される。
つまり、フロントガラス近傍温度は、
フロントガラス近傍温度=f(フロントガラス温度、内気温度)
で算出される。
そして、ガラス近傍露点温度算出手段42でフロントガラス近傍露点温度を算出する(ステップB03)。
このステップB03におけるフロントガラス近傍露点温度は、フロントガラス近傍温度と内気相対湿度(内気湿度検出手段38より検出)(内気相対湿度は車室内で一定であると仮定する)から、湿り空気線図を基に算出される。この湿り空気線図は、空調制御分野では、一般的に使用されているものである。
そして、このステップB03の処理後は、プログラムをリターンする(ステップB04)。
【0019】
次いで、窓曇り判定手段44における窓曇りの有無の判定方法について説明する。
図7に示すように、プログラムがスタートすると(ステップC01)、先ず、温度差を、
温度差=フロントガラス近傍露点温度−フロントガラス温度
で算出する(ステップC02)。
そして、温度差≧αか否かを判定する(ステップC03)。
このステップC03がYESの場合には、窓曇りが有るとして(ステップC04)、窓曇りを晴らすための空調制御として、空調用コンプレッサ29の駆動、アイドルストップからのエンジンの駆動(ヒータコア25による熱源確保)等の制御を実施する。
しかし、このステップC03がNOの場合には、窓曇りが無いとして(ステップC05)、その制御を実施しない。
このステップC04の処理後、又はステップC05の処理後は、プログラムをリターンする(ステップC06)。
この実施例(本発明)における実際の窓曇りの判定精度は、図8に示すように、従来に比べて改善されていることが明確である。
【0020】
この結果、この実施例においては、実際にフロントガラス2が曇った場合の判定精度を向上させることができ、そして、この曇り判定により、曇り除去機能をおとすことなく、車両用空調装置4の稼働時間を節約できるので、防曇性と省燃費性とを確保可能となる。
【0021】
なお、この発明においては、フロントガラス温度を、フロントガラスの表面に温度センサを設置して、この温度センサで検出することも可能である。
また、フロントガラス近傍温度を、回帰分析の他に、適合試験で決定したマップデータよって算出することも可能である。
更に、数値流体解析等の机上計算から、フロントガラス近傍温度の算出式を得ることも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0022】
この発明に係る車両用空調装置を、電気自動車やハイブリッド車等の電動車両や、各種車両に適用可能である。
【符号の説明】
【0023】
1 車両
2 フロントガラス
3 車室
4 車両用空調装置
5 空気流通通路
23 送風ファン
25 ヒータコア
29 空調用コンプレッサ
30 制御手段
31 エンジン用制御手段
32 空調用制御手段
34 外気温度検出手段
35 内気温度検出手段
36 日射量検出手段
37 車速検出手段
38 内気相対湿度検出手段
39 ワイパ作動検出手段
40 空調操作パネル
41 ガラス近傍温度算出手段
42 ガラス近傍露点温度算出手段
43 フロントガラス温度算出手段
44 窓曇り判定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内の空気温度と相対湿度とに基づいて除湿暖房を行って車室内を空調制御する車両用空調装置において、車室内の相対湿度を検出する内気相対湿度検出手段を設け、フロントガラス近傍の車室内の空気温度を算出するガラス近傍温度算出手段と、このガラス近傍温度算出手段により算出されたフロントガラス近傍の車室内の空気温度と前記内気相対湿度検出手段により検出された車室内の相対湿度とに基づいてフロントガラス近傍の車室内空気の露点温度を算出するガラス近傍露点温度算出手段と、フロントガラス温度を算出するフロントガラス温度算出手段と、前記ガラス近傍露点温度算出手段により算出されたフロントガラス近傍の車室内空気の露点温度と前記フロントガラス温度算出手段により算出されたフロントガラス温度とに基づいてフロントガラスの車室内の曇り状態を判定する窓曇り判定手段とを備えた制御手段を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
【請求項2】
前記ガラス近傍温度算出手段は、車室内の空気温度を検出する内気温度検出手段に連絡し、この内気温度検出手段により検出された車室内の空気温度と前記フロントガラス温度算出手段により算出されたフロントガラス温度とに基づいてフロントガラス近傍の車室内の空気温度を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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