説明

車両

【課題】通信機への水素ガスの影響を抑制することができる車両を課題とする。
【解決手段】車両3は、水素充填の際に充填ノズル23が接続されるレセプタクル12を備え、レセプタクル12は、充填ノズル23からの水素ガスが流れるガス流路50を有する。車両3側の情報を送信する通信機17を、ガス流路50における充填ノズル側の開口端部50aよりも鉛直方向の下方に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば水素ステーションなどから水素ガスを充填される車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両は、水素ガスの充填口にレセプタクルを備えており、このレセプタクルに水素ステーションの充填ノズルを接続し、車両に搭載された水素タンク内へ充填ノズルからの水素ガスを送り込むようになっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−69327
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水素充填中の水素タンク内では、充填に伴う温度上昇及び圧力上昇が起きることが知られている。このため、水素ステーションでは、水素充填中の水素タンク内の温度等を把握できることが望ましい。そのための方法として、例えば、レセプタクル側の通信機から水素ステーションに水素タンク内の温度等の情報を送信することが考えられる。
しかし、水素充填時の水素漏れなどにより生じた水素ガスが、通信機の回路に接触すると、回路の故障などが発生するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、通信機への水素ガスの影響を抑制することができる車両を提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の車両は、水素充填の際に充填ノズルが接続されるレセプタクルであって、充填ノズルから供給される水素ガスが流れるガス流路を有するレセプタクルを備えたものにおいて、車両側の情報を送信する通信機を、ガス流路における充填ノズル側の開口端部よりも鉛直方向の下方に設けたものである。
【0007】
本発明によれば、レセプタクルの開口端部から水素ガスが漏洩したとしても、空気より比重が軽い水素ガスは開口端部の鉛直上方へと導かれる。このため、開口端部よりも鉛直下方にある通信機には、開口端部から漏洩した水素ガスが導かれることが抑制される。よって、漏れた水素ガスを取り除くための吸引装置を別途設けるような複雑な構造をとることなく、通信機への水素ガスの影響を抑制することができる。
【0008】
好ましくは、レセプタクルは、開口端部が斜め上方を向くように設けられるとよい。
【0009】
この構成によれば、水素ガスがレセプタクルの開口端部から漏洩する際、斜め上方に指向されて漏洩する。これにより、漏洩した水素ガスが通信機に接触することがより一層抑制される。また、レセプタクルの開口端部が斜め上方を向いているため、レセプタクルへの充填ノズルの接続作業もし易くなる。
【0010】
好ましくは、通信機は、レセプタクルが固定される車両のボデーに設けられるとよい。
【0011】
この構成によれば、レセプタクルを固定する車両のボデーを有効に利用して、通信機を設けることができる。
【0012】
別の好ましい一態様によれば、レセプタクルは、ガス流路が内部に形成された本体部を有しており、通信機は、本体部に設けられるとよい。
【0013】
この構成によれば、レセプタクルと通信機とを一体化することができると共に、レセプタクルの近傍に通信機が設け易くなる。
【0014】
好ましくは、レセプタクルは、ガス流路における充填ノズル側とは反対側の開口端部に充填配管が接続されており、通信機は、レセプタクルと充填配管との接続箇所よりも鉛直方向の下方に設けられるとよい。
【0015】
こうすることで、接続箇所から水素ガスが漏洩したとしても、この漏洩した水素ガスが通信機に導かれることを抑制することができる。
【0016】
別の好ましい一態様によれば、レセプタクルは、ガス流路における充填ノズル側とは反対側の開口端部に充填配管が接続されており、ガス流路における上記二つの開口端部は、それぞれが存在する空間が仕切り部によって互いに仕切られるように位置すると共に、仕切り部は、この両空間を互いに連通する連通部を有するとよい。そして、通信機は、ガス流路における充填ノズル側の開口端部が存在する空間に位置すると共に、連通部よりも鉛直方向の下方に設けられるとよい。
【0017】
この構成によれば、レセプタクルと充填配管との接続箇所が通信機の鉛直下方にある場合であっても、この接続箇所から漏洩した水素ガスが通信機に接触することを抑制することができる。なぜなら、接続箇所から漏れた水素ガスは、仕切り部の連通部から通信機側の空間に侵入し得るが、その侵入した水素ガスは、軽いために上昇して、連通部の鉛直下方の通信機に導かれることが抑制されるからである。なお、仕切り部は、車両のボデーの一部により構成することができる。
【0018】
好ましくは、通信機は、充填ノズルがレセプタクルに接続された状態において、充填ノズル側の通信機と通信するものであるとよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施形態に係る車両を水素ステーションと共に示す水素充填システムの概略図である。
【図2】実施形態に係る車両のリッドボックスまわりの構成を示す概略図であり、通信機を車両ボデーに設けた例を示す図である。
【図3】実施形態に係る車両のレセプタクルの構造を模式的に示す断面図であり、図2に示す通信機の配置例に代えて、通信機をレセプタクルに設けた配置例を示す図である。
【図4】実施形態の変形例に係る車両を図2と同様に示す概略図であり、リッドボックスの底部に連通部を形成した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係る車両について説明する。ここでは、燃料電池システムを搭載した燃料電池車両を例に説明する。なお、燃料電池システムは、公知のとおり、燃料ガスとしての水素ガスと酸化ガス(例えば空気)の電気化学反応によって発電する燃料電池などを備えるものである。
【0021】
図1に示すように、水素充填システム1は、例えば水素ステーションなどの水素充填装置2と、水素ガスを用いて走行する燃料電池車両3と、を備える。
【0022】
水素充填装置2は、水素ガスを送り出すディスペンサ21を備え、ディスペンサ21には、充填ホース22が接続される。充填ホース22の途中には、プレクーラ24が備えられ、プレクーラ24によって、ディスペンサ21から送り出される水素ガスが所定の低温(例えば約−20℃程度)に冷却される。充填ホース22の端部には、充填カップリングとも称される充填ノズル23が取り付けられており、充填ノズル23は、水素ガスの充填の際に燃料電池車両3に接続される。充填ノズル23の先端部には、燃料電池車両3に対して各種情報を送受信する通信機25が設けられる。なお、水素ガスの充填とは、水素ガスを水素充填装置2から燃料電池車両3の水素タンク10に供給する態様の一つをいう。
【0023】
水素タンク10は、燃料電池への水素ガス供給源であり、例えば35MPa又は70MPaの水素ガスを貯留可能な高圧タンクである。水素タンク10内の水素ガスは、図示省略した供給配管を介して燃料電池に供給される。一方、水素タンク10への水素ガスの供給は、水素充填装置2からレセプタクル12及び充填配管14を介して行われる。レセプタクル12は、水素充填の際に充填ノズル23が接続される部分である。充填配管14は、レセプタクル12から水素タンク10に向けて水素ガスを流すための流路を構成する。充填配管14には、例えば、水素ガスの逆流を防止するための逆止弁15が設けられる。また、レセプタクル12の近傍には、充填ノズル23側の通信機25と通信するための通信機17が設けられる。
【0024】
燃料電池車両3は、車体3aに充填口用のリッドボックス30を備える。リッドボックス30は、車体3aを構成するボデーなどに形成された車体側面の有底開口部であり、車体側面に一端が連結されたリッド32によって開閉可能に構成される。リッド32を閉じた状態では、リッドボックス30の内部空間34は、車両外側の空間に対して閉じられた空間となる。リッド32を開くことで、内部空間34は、車両外側の空間に対して広く開かれた空間となり、充填作業者は充填ノズル23をレセプタクル12に接続することが可能となる。この接続が完了した状態になると、通信機17−通信機25間において通信が可能な状態が確立される。
【0025】
ここで、通信機17,25は、互いに対応した形式のものであり、例えば、赤外線通信等の無線通信を行う通信インターフェースを有する。図示省略したが、燃料電池車両3には、水素タンク10内の温度及び圧力(以下、タンク温度等という。)を検出する温度センサ及び圧力センサが設けられる。例えば水素充填の際にタンク温度等が検出され、その検出された情報が通信機17−通信機25間の通信により燃料電池車両3側から水素充填装置2側へと送信される。これにより、水素充填装置2は、水素充填中のタンク温度等を把握しながらディスペンサ21の運転(例えば充填速度)を制御する。なお、通信機17が通信機25との間で送受信する情報は、タンク温度等のほかに、水素タンク10の仕様(放熱特性など)などが挙げられる。
【0026】
続いて、図2を参照して説明する。
図2に示すように、リッドボックス30は、車両3のボデーの一部である壁部40,41,42によって内部空間34を構成しており、壁部40が、壁部41,42を連結するリッドボックス30の底壁となっている。この底壁40は、重力方向(鉛直方向)に対して、上部が下部よりも車両内側に位置するように、斜めに傾斜する。内部空間34には、レセプタクル12の先端部側が配置されると共に、レセプタクル12の近傍に通信機17が配置される。
【0027】
レセプタクル12は、ガス流路50を内部に形成した本体部51を有する。ガス流路50は、充填ノズル23から供給される水素ガスが流れる流路であり、充填ノズル23内と充填配管14内とを連通可能に構成される。つまり、ガス流路50は、充填ノズル23側の開口端部50aと、これと反対側である充填配管14側の開口端部50bとを有しており、これら開口端部50a、50bの間を水素ガスが流動可能となるように本体部51を軸方向に貫通形成される。
【0028】
本体部51は、水素脆化に強い材料(例えばSUS316Lなど)を用いて形成されており、先端側から順に、接続部52、フランジ部54及び連結部56を具備する。接続部52は、内部空間34に位置し、フランジ部54及び連結部56は、内部空間34よりも車両内側の空間36に位置する。内部空間34と空間36とは、リッドボックス30の底壁40によって互いに仕切られる。
【0029】
接続部52は、先端側の外周面にボールロック溝58が形成された筒状部分である。また、接続部52は、先端面にガス流路50の開口端部50aを形成しており、充填ノズル23が嵌合されるように接続される。接続部52は、その内部に弁機構(図示略)が構成されており、先端側から充填ノズル23が接続されると、接続部52内の弁機構が開き、充填ノズル23からの水素ガスの充填が可能とされる。この接続状態では、充填ノズル23側のボールがボールロック溝58に入り込み、充填ノズル23とレセプタクル12とが接続された状態にロックされる。
【0030】
フランジ部54は、接続部52及び連結部56よりも大径からなる薄板状部分である。フランジ部54は、レセプタクル12をリッドボックス30に固定する際に用いられる部分であり、リッドボックス30の底壁40に直接又はブラケットを介してボルト60で固定される。これにより、レセプタクル12がリッドボックス30に搭載される。なお、図3に示すように、フランジ部54を内部空間34に位置させて、同様にボルト60で固定するようにしてもよい。
【0031】
連結部56は、充填配管14側の端面にガス流路50の開口端部50bを形成しており、この開口端部50bに充填配管14を接続されている。詳細には、連結部56の端部の外周面にはおねじ62(図3にのみ図示する。)が形成されており、おねじ62が充填配管14の端部にあるめねじ(締結ナット)に連結される。このおねじ62とめねじとにより、レセプタクル12と充填配管14とをつなぐ継手部64が構成される。継手部64としては、ねじ込み型や差込み型など各種のタイプで構成することができる。例えば、ワンタッチジョイントを介して、連結部56と充填配管14とを接続した場合には、ワンタッチジョイント、連結部56及び充填配管14により継手部64が構成される。
【0032】
通信機17は、レセプタクル12のリッドボックス30内にある部分12aよりも、下側に位置する。通信機17の構造は、公知のものを適用することができる。例えば、通信機17は、図3に示すように、送信素子及び受信素子を含む素子部80と、素子部80に接続された回路部82と、を備える。素子部80の送信素子と受信素子とは、それぞれ例えば赤外発光ダイオードとフォトダイオードとで構成され、充填ノズル23の先端部23aにある通信機25に対向するように位置する。
【0033】
回路部82は、素子部80の送受信信号に基づいて通信を制御する通信制御部などを有する基板であり、一対のボルト86(固定具)によってフランジ部54に固定される。これにより、通信機17はレセプタクル12と一体に設けられる。ただし、別の実施態様では、図2に示すように、通信機17の回路部82を底壁40に直接又はブラケットを介して固定することで、通信機17を車両3のボデーに設けてもよい。
【0034】
ここで、通信機17は、図2に示す配置例及び図3に示す配置例のいずれの場合であっても、レセプタクル12に対する重力方向の位置関係は同様となる。具体的には、図2に示すように、通信機17は、レセプタクル12の開口端部50aよりも下方に設けられる。好ましくは、通信機17は、開口端部50aの下端の高さレベルH1よりも下方に設けられるとよい。また、通信機17は、レセプタクル12と充填配管14との接続箇所である継手部64よりも下方に設けられる。この場合も、好ましくは、通信機17は、継手部64の下端の高さレベルH2よりも下方に設けられるとよい。
【0035】
また、通信機17は、開口端部50aの直下でなく、開口端部50aよりも車両内側に寄った位置に設けられる。さらに、レセプタクル12は、開口端部50aが斜め上方を向くように傾斜して設けられる。より詳細には、レセプタクル12は、リッドボックス30の底壁40の傾斜に倣ってこれに取り付けられるため、開口端部50aを含む接続部52がリッドボックス30内で斜め上方を向いて配置される。このため、レセプタクル12への充填ノズル23の接続作業がし易くなっている。
【0036】
以上説明した本実施形態の作用効果を説明する。
レセプタクル12内の弁機構(例えば逆止弁)の故障などにより、開口端部50からリッドボックス30内に水素ガスが漏洩した場合、水素ガスは空気より比重が軽いため、上方向に出ていく。この点、本実施形態では、通信機17をレセプタクル12の開口端部50の鉛直下方に設けているので、漏洩した水素ガスが通信機17に導かれることを抑制できる。
【0037】
しかも、レセプタクル12の開口端部50aが斜め上方を向いているので、開口端部50aからの漏洩が起きる際、水素ガスは斜め上方に指向されて漏洩する。このため、漏洩した水素ガスが通信機17に導かれることをより一層抑制できる。
【0038】
したがって、充填時に開口端部50aからの漏洩が生じても、漏洩した水素ガスが通信機17の回路部82に接触して悪影響を及ぼすことを抑制できる。また、充填後、リッド32を閉じた状態で漏洩が生じても、漏洩した水素ガスはリッドボックス30内の上方の空間に溜まるので、その空間に配置されていない通信機17への水素ガスの接触を適切に抑制できる。
【0039】
また、本実施形態によれば、通信機17を継手部64の鉛直下方に設けている。これにより、継手部64から水素ガスが漏洩し、この水素ガスが、継手部64と同じ高さレベルからリッドボックス30内に侵入する場合についても、通信機17への水素ガスの影響を抑制できる。
【0040】
ただし、継手部64から漏洩した水素ガスがリッドボックス30内に容易に侵入し得ない場合、例えば、リッドボックス30の壁部40〜42に穴等があいていない場合には、通信機17を継手部64の鉛直上方に設けてもよい。
【0041】
<変形例>
図4に示すように、リッドボックス30の壁部40に穴70が形成されている場合、この穴70は空間36と内部空間34とを連通する連通部として機能する。この場合、空間36と内部空間34とは底壁40(仕切り部)によって互いに仕切られているが、継手部64から漏洩した場合の水素ガスは、穴70を通って空間36から内部空間34へと侵入し得る。
【0042】
このように、空間36からの水素ガスの侵入経路(穴70)が特定されるような車両3のボデー構造である場合には、通信機17を侵入経路(穴70)よりも鉛直下方に設けるとよい。こうすることで、穴70を通って内部空間34に侵入した水素ガスが、穴70よりも鉛直下方の通信機17に導かれることを抑制できる。このような構成は、継手部64が通信機17の鉛直下方にある場合に(図4に示す構成とは逆の構成である。)、継手部64から漏洩した水素ガスが通信機17に接触することを好適に抑制できる点で有用である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の車両は、水素ガスを燃料として走行するものであれば、上記した燃料電池車両3に限られない。また、車両のほかに、航空機、船舶、ロボットなど、外部から充填される水素ガスを燃料とする移動体にも、レセプタクル12に対する通信機17の配置を適用することができる。さらには、定置型の燃料電池システムを備えた設備にも適用することができる。
【符号の説明】
【0044】
2:水素充填装置、3:車両(燃料電池車両)、10:水素タンク、12:レセプタクル、14:充填配管、17:通信機、23:充填ノズル、25:充填ノズル側の通信機、30:リッドボックス、40:壁部(車両のボデー、仕切り部)、50:ガス流路、50a:開口端部、50b:開口端部、51:本体部、52:接続部、70:穴(連通部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水素充填の際に充填ノズルが接続されるレセプタクルを備え、当該レセプタクルが、前記充填ノズルから供給される水素ガスが流れるガス流路を有する車両において、
当該車両側の情報を送信する通信機を、前記ガス流路における充填ノズル側の開口端部よりも鉛直方向の下方に設けた、車両。
【請求項2】
前記レセプタクルは、前記開口端部が斜め上方を向くように設けられている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記通信機は、前記レセプタクルが固定される当該車両のボデーに設けられている、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項4】
前記レセプタクルは、前記ガス流路が内部に形成された本体部を有しており、
前記通信機は、前記本体部に設けられている、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項5】
前記レセプタクルは、前記ガス流路における充填ノズル側とは反対側の開口端部に、充填配管が接続されており、
前記通信機は、前記レセプタクルと前記充填配管との接続箇所よりも鉛直方向の下方に設けられている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両。
【請求項6】
前記レセプタクルは、前記ガス流路における充填ノズル側とは反対側の開口端部に、充填配管が接続されており、
前記ガス流路における上記二つの開口端部は、それぞれが存在する空間が仕切り部によって互いに仕切られるように位置すると共に、前記仕切り部は、前記の両空間を互いに連通する連通部を有しており、
前記通信機は、前記ガス流路における充填ノズル側の開口端部が存在する空間に位置すると共に、前記連通部よりも鉛直方向の下方に設けられている、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車両。
【請求項7】
前記通信機は、前記充填ノズルが前記レセプタクルに接続された状態において、前記充填ノズル側の通信機と通信するものである、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の車両。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−156896(P2011−156896A)
【公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−18084(P2010−18084)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】