説明

車載用オーディオ機器

【課題】美観を損ねることなく携帯型オーディオ機器を利用して良好な音質の音響を再生できる車載用オーディオ機器を提供する。
【解決手段】携帯型オーディオ機器を収容体16に入れ、音声信号出力コネクタに筐体側コネクタ20を結合する。収容体16を筐体12の内方に押し込みロック機構によって収容体16が収納室に収納された状態を保持させる。これにより、収納室内において、携帯型オーディオ機器および筐体側コネクタ20、ケーブル20Aが閉塞空間内に収容される。操作部110の電源スイッチを操作して電源を投入し、ソース切り換えスイッチによって携帯型オーディオ機器を選択する。携帯型オーディオ機器から出力された音声信号が制御部、音声出力部を介してスピーカーに供給され音響が車室内に出力される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車載用オーディオ機器に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車に装備される車載用オーディオ機器の多くは、従来、AM、FMのラジオ放送を受信するチューナー部と、CDやDVDなどを再生するプレーヤー部とを備え、チューナー部とプレーヤー部との何れか一方からのソース(音源)を選択して車室内のスピーカーから音響を出力させるものであった。
一方、近年では、種々の携帯型オーディオ機器が提供されている。
したがって、このような携帯型オーディオ機器を車室内のスピーカーを利用して使用できると便利となる。
このようなことを実現するため、車室内に空間を確保し、この空間に筐体を設け、この筐体に携帯型オーディオ機器を収容して車室内のスピーカーを利用して使用できるようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−332433公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術では、携帯型オーディオ機器専用の筐体を車室内に設けなければならず、このような筐体は車室内の限られたスペースを占有して邪魔になることが多い。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、その目的は、従来から車室内に設置される車載用オーディオ機器の筐体を利用することで、この筐体に携帯型オーディオ機器を収納し、美観を損ねることなく携帯型オーディオ機器を利用して良好な音質の音響を再生できる車載用オーディオ機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するため、本発明の車載用オーディオ機器は、車室内に設置される筐体と、筐体に設けられたチューナー部と、筐体に設けられた収納室と、筐体の前面に設けられた収納室の開口と、携帯型オーディオ機器が収容され開口から収納室に装脱される携帯型オーディオ機器用の収容体と、収容体が収納室に収納された状態の保持とその保持の解除を可能としたロック機構と、筐体に設けられチューナー部および収容体に収容される携帯型オーディオ機器を制御する制御部と、制御部に電気的に接続されて収容体に配置され携帯型オーディオ機器のデータ通信コネクタに係脱可能な筐体側コネクタと、筐体に設けられ、制御部がチューナー部又は携帯型オーディオ機器のどちらを制御するか選択する切換部と、筐体に設けられ、切換部によりチューナー部を制御する選択がされたときは制御部にチューナー部を制御するための制御信号を送信するとともに、携帯型オーディオ機器を制御する選択がされたときは制御部に携帯型オーディオ機器を制御するための制御信号を送信する操作部と、切換部により選択されたチューナー部又は携帯型オーディオ機器のどちらか一方から供給される音声信号を増幅して出力する音声出力部とを具えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、車室内に設置される車載用オーディオ機器を利用し、車載用オーディオ機器に電気的に接続した状態で携帯型オーディオ機器が車載用オーディオ機器の筐体に収納される。
したがって、車室内のスピーカーを利用して携帯型オーディオ機器から良好な音質の音響を再生することができ、また、携帯型オーディオ機器やケーブルなどが車載用オーディオ機器の筐体の内部に収納されるため、携帯型オーディオ機器やケーブルが車室内の限られたスペースを占有して邪魔になることがなく、しかも、車室内の美観を向上させる上で有利となる。
特に、車載用オーディオ機器を設置するスペース以外に余分なスペースがない場合であっても、本実施の形態では、車室内に設置される車載用オーディオ機器の筐体を利用して携帯型オーディオ機器を収納し、かつ、携帯型オーディオ機器を利用して良好な音質の音響を再生できるので、車載用オーディオ機器の実用的価値を高める上で有利となる。
さらに、走行時の振動や衝撃によって携帯型オーディオ機器が収容体の内部で不用意に移動して収容体の底板や筐体の上板にぶつかったとしても、衝撃緩衝材によって衝撃が緩和されるため、携帯型オーディオ機器の動作の安定性の向上および耐久性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】車載用オーディオ機器10が車室内に設置された状態を示す説明図である。
【図2】車載用オーディオ機器10の斜視図である。
【図3】筐体12の上板を取り除いた車載用オーディオ機器10の斜視図である。
【図4】筐体12の上板を取り除いた状態で収容体16が引き出された状態の車載用オーディオ機器10の斜視図である。
【図5】引き出された収容体16に携帯用オーディオ機器50が収容された状態を示す斜視図である。
【図6】携帯用オーディオ機器50が収容された収容体16が収納された状態で筐体12の上板を取り除いた状態の斜視図である。
【図7】ロック機構18の説明図である。
【図8】車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施の形態の車載用オーディオ機器10の断面図である。
【図10】第3の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
【図11】アクチュエータにより収容体16を移動させる構成を示す説明図である。
【図12】第3の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図13】第4の実施の形態の車載用オーディオ機器10の収容体16を引き出した状態の斜視図である。
【図14】第4の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図15】第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
【図16】第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の筐体12の前面を示す正面図である。
【図17】第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図18】第6の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
【図19】第7の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
【図20】第7の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施の形態)
次に本実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は車載用オーディオ機器10が車室内に設置された状態を示す説明図、図2は車載用オーディオ機器10の斜視図、図3は筐体12の上板を取り除いた車載用オーディオ機器10の斜視図、図4は筐体12の上板を取り除いた状態で収容体16が引き出された状態の車載用オーディオ機器10の斜視図、図5は引き出された収容体16に携帯用オーディオ機器50が収容された状態を示す斜視図、図6は携帯用オーディオ機器50が収容された収容体16が収納された状態で筐体12の上板を取り除いた状態の斜視図、図7はロック機構18の説明図、図8は車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、本実施の形態の車載用オーディオ機器10は、携帯型オーディオ機器50(図8参照)の音声出力を、車内に備えたスピーカー120(図8参照)から出力させるようにしたものである。
このような携帯型オーディオ機器50は、CDやMDやDVDなどのディスク状記録媒体(光ディスク)を利用するオーディプレーヤーや、内蔵メモリ、メモリカード、ハードディスク装置などを利用するオーディプレーヤーなど従来公知の様々なものを含むものである。
携帯型オーディオ機器50は、前記のディスク状記録媒体や内蔵メモリ、メモリカード、ハードディスク装置に記録されている音楽コンテンツなどのデータを再生して音声信号(オーディオ信号)を出力する機能を有している。
図5に示すように、携帯型オーディオ機器50は、その筐体5002の表面に、電源スイッチ、再生ボタン、曲送りボタン、停止ボタン、音量調整ボタンなどの操作部材5004が設けられている。
【0009】
車載用オーディオ機器10は、図3に示すように、筐体12と、チューナー部102(図8参照)と、音声出力部106(図8参照)と、収納室14と、収容体16と、ロック機構18(図7参照)と、筐体側コネクタ20などを含んでいる。
筐体12は、図1に示すように、車室2内に位置するダッシュボード2Aやセンターコンソールパネル2Bなどの車体の箇所に組み込まれ、筐体12の前面は車室2内に臨んでいる。
【0010】
図8に示すように、車載用オーディオ機器10の主要部は、チューナー部102、制御部104、音声出力部106、表示部108、操作部110などを含んで構成されている。
チューナー部102は、ラジオ放送局から送信されるAM波やFM波の電波を受信して音声信号を出力するものである。
音声出力部106は、制御部104を介して供給される音声信号に対して増幅を含む所定の信号処理を行い車室2内に組み込まれたスピーカー120に供給することで、スピーカー120から音響を発生させるものである。
具体的には、音声出力部106は、制御部104を介してチューナー部102と携帯型オーディオ機器50に接続され、チューナー部102や携帯型オーディオ機器50からの音声信号に基づいてスピーカー120から音響を発生させる。
制御部104と携帯型オーディオ機器50は、携帯型オーディオ機器50の音声信号出力コネクタ5006が、筐体側コネクタ20に装脱可能に結合されることでケーブル20Aを介して制御部104に電気的に接続される。なお、音声信号出力コネクタ5006は、例えばヘッドホン接続用コネクタであり、左右2チャンネルの音声信号を伝達するステレオミニジャックなどで構成されている。
表示部108は、制御部104の制御に基づいて、チューナー部102、音声出力部106などの動作状態を文字や記号、アイコン、あるいは、画像などで表示するものである。
操作部110は、チューナー部102、音声出力部106の動作を指令するために操作されるものであり、操作部110に対してなされた操作に応じた制御信号を制御部104に供給するものである。
制御部104は、チューナー部102、音声出力部106、表示部108、操作部110の制御を司るものである。
【0011】
図2、図3に示すように、筐体12は矩形板状を呈している。
筐体12の内部には、チューナー部102、制御部104、音声出力部106を構成する各種電子部品が実装された種々の基板22が設けられている。
また、図4に示すように、筐体12の内部には、収容体16を前後に案内するガイド1602が設けられ、ガイド1602の前端寄りの箇所にはストッパ1602Aが設けられている。
図2に示すように、操作部110と表示部108は筐体12の前面の左側部に設けられている。
操作部110を構成する操作部材として、車載用オーディオ機器10によって音声を再生する音源(ソース)の選択を行うためのソース切り換えスイッチ110A、チューナー部102によって受信する放送局の選局を行うための選局スイッチ110B、電源スイッチ110C、再生音量を調整するためのボリューム摘み110Dなどがある。
なお、本実施の形態では、ソース切り換えスイッチ110Aを操作する毎に、チューナー部102の受信帯域(AMおよびFM)と、携帯型オーディオ機器50とが順次選択されるように制御部104によって制御がなされる。
【0012】
図4に示すように、収納室14は、筐体12の右側部に設けられ、収納室14の開口1402が筐体12の前面の右側部に形成されている。
収納室14には、収容体16が装脱可能に収容される。
図3乃至図6に示すように、収容体16は、携帯型オーディオ機器50を収容するものであり、収容体16を引き出した状態で携帯型オーディオ機器50を出し入れできるように少なくとも上部が開放されている。
収容体16は、本実施の形態では、前後に横長の底板1620と、底板1620の前縁から起立する前板1622と、底板1620の左右の縁から起立する側板1624と、底板1620の後縁から起立する後板1626とを備えている。
そして、収容体16が収納室14に収納された状態で、収納室14内において、携帯型オーディオ機器50を収納するための閉塞空間S(図3参照)が筐体12と収容体16とにより形成され、本実施の形態では、開口1402が前板1622により塞がれ、したがって、閉塞空間Sが筐体12と前板1622とにより構成される。
【0013】
図6に示すように、収容体16には、携帯型オーディオ機器50を収容体16内で移動不能に保持する保持部材24が設けられている。
本実施の形態では、保持部材24は、長手方向の一部が収容体16に取着された帯状の面ファスナで構成され、保持部材24により携帯型オーディオ機器50が収容体16内で移動不能に保持されることで、走行時の振動や衝撃によって携帯型オーディオ機器50が収容体16の内部で不用意に移動して収容体16の内面や筐体12の内部にぶつかることが防止され、携帯型オーディオ機器50の動作の安定性の向上および耐久性の向上が図られる。
【0014】
図7に示すように、ロック機構18は、走行時の振動や衝撃などに対して収容体16が収納室14に収納された状態を安定して保持し、また、収容体16に対して携帯型オーディオ機器50を出し入れできるようにその保持の解除を可能としたものである。
ロック機構18は、例えば、収容体16の係止溝1610に係合可能な係止爪1802と、係止爪1802を係止溝1610に係止する方向に付勢し、かつ、ロック解除ボタン1804を突出する方向に付勢するスプリング1806と、収容体16を開口1402から突出する方向に付勢するスプリング1808とを備えている。
そして、収容体16を開口1402から押し込み収納室14に収容すると、係止爪1802が係止溝1610に係止して収容体16が収納室14に収容された状態(収容体16が収納位置に位置した状態)が保持され、ロック解除ボタン1804を押すと、係止爪1802が係止溝1804から外れスプリング1808の弾性力により収容体16が前方に移動し前板1622を把持できる程度に開口1402から突出した突出位置に位置するように設けられており、このようなロック機構18には従来公知の様々な構成が採用可能である。
なお、図4において符号1630は、ストッパ1602Aに当接し、収容体16が開口1402から最も前方に引き出された収容体16の前方限界位置を決定する突起を示し、携帯型オーディオ機器50の収容体16への出し入れはこの前方限界位置で行われる。
【0015】
図3に示すように、筐体側コネクタ20は、後板1626を挿通するケーブル20Aの先端に取着されており、収容体16内に位置しており、収容体16の前後移動の際に筐体側コネクタ20が収容体16に追従して移動できるようになっている。
【0016】
次に、車載用オーディオ機器10を用いて携帯型オーディオ機器50の音楽コンテンツの再生を行う場合について説明する。
まず、ロック機構18による収容体16の保持を解除し、突出位置となった前板1622を把持して収容体16を前方に引き出し、図4に示すように、収容体16を前方限界位置とする。
次に、図5に示すように、携帯型オーディオ機器50を収容体16に入れ、音声信号出力コネクタ5006に筐体側コネクタ20を結合し、保持部材24(図6参照)によって携帯型オーディオ機器50を収容体16に対して移動不能に固定する。
次いで、図6に示すように、収容体16を筐体12の内方に押し込みロック機構18によって収容体16が収納室14に収納された状態(収容体16が収納位置に位置した状態)を保持させる。これにより、収納室14内において、携帯型オーディオ機器50および筐体側コネクタ20、ケーブル20Aが閉塞空間S内に収容され、携帯型オーディオ機器50および筐体12の内部は塵埃から保護される。
なお、収容体16を筐体12の内方に押し込む前に、携帯型オーディオ機器50の操作部材5004を操作することで音楽コンテンツの再生を実行させる。また、操作部110の電源スイッチ110Cを操作して電源を投入し、ソース切り換えスイッチ110Aによって携帯型オーディオ機器50を選択する。
これにより、携帯型オーディオ機器50から出力された音声信号が制御部104、音声出力部106を介してスピーカー120に供給され音響が車室2内に出力される。この際、ボリューム摘み110Dを調整することで出力される音響の大きさが調整される。
【0017】
本実施の形態によれば、車室2内に設置される車載用オーディオ機器10を利用し、車載用オーディオ機器10に電気的に接続した状態で携帯型オーディオ機器50が車載用オーディオ機器10の筐体12に収納される。
したがって、携帯型オーディオ機器50から供給される音声信号をFMトランスミッターなどの手段を介さず直接車載用オーディオ機器10に伝達するため、いったん音声信号をFM信号などに変換することによる音声信号の劣化がなく、携帯型オーディオ機器50から良好な音質の音響を再生することができることは無論のこと、携帯型オーディオ機器50やケーブル20Aなどが車載用オーディオ機器10の筐体12の内部に収納されるため、携帯型オーディオ機器50やケーブル20Aが車室2内の限られたスペースを占有して邪魔になることがなく、しかも、車室2内の美観を向上させる上で有利となる。
特に、車室2内に位置するダッシュボード2Aやセンターコンソールパネル2Bなどの車体の箇所において、車載用オーディオ機器10を設置するスペース以外に余分なスペースがない場合であっても、本実施の形態では、車室2内に設置される車載用オーディオ機器10の筐体12を利用して携帯型オーディオ機器50を収納し、かつ、携帯型オーディオ機器50を利用して良好な音質の音響を再生できるので、美観を損ねることなく車載用オーディオ機器10の実用的価値を高める上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、携帯型オーディオ機器50が収容体16に収容される大きさであれば、機種などを問わずに車載用オーディオ機器10を用いて音楽コンテンツなどを再生することができるため、汎用性を確保する上で有利となる。
【0018】
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
図9は第2の実施の形態の車載用オーディオ機器10の断面図である。
なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同一または同様の箇所、部材には同一の符号を付して説明する。
第2の実施の形態は、収容体16に収容された携帯型オーディオ機器50に対する走行時の振動や衝撃の緩和を図ったものである。
図9に示すように、収容体16の底板1620の上面のほぼ全域に薄板状の衝撃を緩和するスポンジなどのクッション材(衝撃緩衝材)17が設けられるとともに、収容体16が収納室14に収納された状態で携帯型オーディオ機器50に臨む収納室14の上壁に(筐体12の上板の下面に)にもクッション材17が設けられている。
したがって、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果を奏することは無論のこと、走行時の振動や衝撃によって携帯型オーディオ機器50が収容体16の内部で不用意に移動して収容体16の底板1620や筐体12の上板にぶつかったとしても、クッション材17によって衝撃が緩和されるため、携帯型オーディオ機器50の動作の安定性の向上および耐久性の向上が図られる。
なお、このようにクッション材17を設けた場合には前記の保持部材24を省略してもよく、また、クッション材17は、前板1622の後面、左右の側板1624の内面、後板1626の前面にも設けるようにしてもよく、このようにクッション材17を設ける箇所を増やすと、携帯型オーディオ機器50の動作の安定性の向上および耐久性の向上を図る上でより有利となる。
【0019】
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
図10は第3の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図、図11はアクチュエータにより収容体16を移動させる構成を示す説明図、図12は第3の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同一または同様の箇所、部材には同一の符号を付して説明する。
第3の実施の形態は、収容体16をアクチュエータを用いて収納室14に対して装脱させるようにしたものである。
すなわち、図10、図11に示すように、アクチュエータとしてモータ28が用いられ、収容体16の側板1624の外面には前後に延在するラック26が設けられ、また、このラック26に臨む筐体12の箇所にモータ28が配置され、さらに、収容体16の収納位置と前方限界位置を検出する検出スイッチ30(図12参照)が設けられ、モータ28の動力により歯車機構32を介してラック26を駆動し、収容体16が収納位置と前方限界位置との間で前後に移動される。
操作部110には収容体16を収納位置と前方限界位置とに移動させるための操作スイッチ111(図10参照)が設けられ、この操作スイッチ111は例えば前板1622に配置される。
【0020】
このような構成によれば、図12に示すように、操作スイッチ111の操作に応じて制御部104がモータ28を正転させることで歯車機構32を介してラック26が駆動され収容体16が収納位置から前方限界位置に向けて移動され、制御部104は検出スイッチ30の検出動作によりモータ28の回転を停止させることによって収容体16は前方限界位置に保持される。
操作スイッチ111の再度の操作に応じて制御部104がモータ28を逆転させることで歯車機構32を介してラック26が駆動され収容体16が前方限界位置から収納位置に向けて移動され、制御部104は検出スイッチ30の検出動作によりモータ28の回転を停止させることによって収容体16は収納位置に保持される。
このような第3の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
なお、第3の実施の形態では、モータ、歯車機構、ラックを用いて収容体16を収納位置と前方限界位置との間で移動させる場合について説明したが、収容体16の移動機構は従来公知の様々な移動機構を採用可能である。
【0021】
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について説明する。
図13は第4の実施の形態の車載用オーディオ機器10の収容体16を引き出した状態の斜視図、図14は第4の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態は、携帯用オーディオ機器50が音楽コンテンツに加えて、映像コンテンツ(動画データ、静止画データの何れかまたは双方)の再生が可能に構成されており、音声信号(オーディオ信号)に加えて映像信号(ビデオ信号)を出力可能な場合に、その映像信号を車載用オーディオ機器10に電気的に接続されたディスプレイに供給して画像を表示させるようにしたものである。
図14に示すように、携帯用オーディオ機器50は左右2チャンネルの音声信号および映像信号の双方を出力する単一の音声信号/映像信号出力コネクタ5010を備えている。
筐体側コネクタ20(図13参照)は、音声信号/映像信号出力コネクタ5010に結合されることで、左右2チャンネルの音声信号と映像信号の3つの信号の伝達をケーブル20Aを介して制御部104に供給するように構成されている。すなわち、本実施の形態では、筐体側コネクタ20は映像用筐体側コネクタと一体に形成されている。
図14に示すように、車載用オーディオ機器10は映像出力部112を有している。
映像出力部112は、制御部104を介して供給される映像信号に対して所定の信号処理を行い車室2内に組み込まれたディスプレイ122に供給することで、ディスプレイ122に画像を表示させるものである。ディスプレイ122はディスプレイ単体として設けられていてもよいし、カーナビゲーション装置のディスプレイであってもよく、カーナビゲーション装置のディスプレイの多くは、車室2内に位置するダッシュボード2A上に組み付けられ、あるいは、センターコンソールパネル2Bなどの車体の箇所に組み込まれている。
このような第4の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
なお、第4の実施の形態では、音声信号出力コネクタおよび映像信号出力コネクタが一体に形成されることで単一の音声信号/映像信号出力コネクタ5010が構成され、この単一の音声信号/映像信号出力コネクタ5010に対応して、単一の筐体側コネクタ20が設けられている場合について説明した。
しかしながら、携帯用オーディオ機器50の音声信号出力コネクタおよび映像信号出力コネクタが別体に構成されている場合には、それに対応して筐体側コネクタ20が音声信号出力用の筐体側コネクタと、映像信号出力用の映像用筐体側コネクタとにそれぞれ分離され別体に構成されていればよい。
【0022】
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について説明する。
図15は第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図、図16は第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の筐体12の前面を示す正面図、図17は第5の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図である。
第5の実施の形態は、車載用オーディオ機器10の操作部110によって携帯用オーディオ機器50の操作を行えるようにしたものである。
図17に示すように、携帯用オーディオ機器50はデータ通信コネクタ5020を有し、データ通信コネクタ5020を介してコンピュータなどの外部装置との間でデジタル信号の通信が可能に構成されている。本実施の形態では、携帯用オーディオ機器50によるデータ通信がUSB(Universal Serial Bus)によってなされる。
したがって、携帯用オーディオ機器50は、データ通信コネクタ5020を携帯用オーディオ機器50の記録媒体に記録されている音楽コンテンツの音声データを外部装置との間で双方向に通信可能である。
また、携帯用オーディオ機器50は、データ通信コネクタ5020を介して外部装置から供給される制御コマンド(制御信号)に基づいてその動作、例えば、音楽の再生の開始、停止、一時停止、早送り、早戻しなどの動作が制御されるように構成されている。
【0023】
車載用オーディオ機器10の筐体側コネクタ20は、携帯用オーディオ機器50のデータ通信コネクタ5020に接続されるように構成されている。
また、車載用オーディオ機器10にはインターフェース部114が設けられている。インターフェース部114は、制御部104と筐体側コネクタ20との間に設けられ、制御部104と、筐体側コネクタ20に接続された携帯用オーディオ機器50との間でのデータ通信を司るものであり、制御部104の制御に基づいて動作する。
また、車載用オーディオ機器10の操作部110は、図16に示すように、第1の実施の形態と同様に、ソース切り換えスイッチ110A、電源スイッチ110C、ボリューム摘み110Dが設けられており、それらに加えて、携帯用オーディオ機器50を操作するための操作部材が設けられている。
前記操作部材としては、音楽コンテンツの再生動作に関わる操作を行うものであり、例えば、再生ボタン110E、早送りボタン110F、早戻しボタン110G、停止ボタン110H、一時停止(ポーズ)ボタン110Iなどがある。
また、ソース切り換えスイッチ110Aによってチューナー部102が選択された場合には、前記携帯用オーディオ機器50を操作するための操作部材の一部が選局ボタンとして機能するように構成されている。
【0024】
車載用オーディオ機器10を用いて携帯用オーディオ機器50から音楽コンテンツの再生を行う場合について説明する。
車載用オーディオ機器10の筐体側コネクタ20を携帯用オーディオ機器50のデータ通信コネクタ5020に接続し、携帯用オーディオ機器50が収容された収容体16を収納室14に収納する。
そして、ソース切り換えスイッチ110Aによって携帯型オーディオ機器50を選択すると、制御部104は、インターフェース部114を介して携帯型オーディオ機器50との間でデータ通信が可能な状態とする。
ユーザーが操作部110の再生ボタン110Eを操作すると、制御部104は再生を要求する制御コマンドを携帯型オーディオ機器50に送出し、これにより携帯型オーディオ機器50が再生動作を実行し再生された音声データ(デジタル信号)を車載用オーディオ機器10に供給する。
制御部104は供給された音声データ(デジタル信号)を音声出力部106に供給し、音声出力部106は音声データに対して所定の信号処理を行い、アナログ信号に変換して増幅するなどしてスピーカー120に供給し、音響を出力させる。
さらに、ユーザーが操作部110の早送りボタン110F、早戻しボタン110G、停止ボタン110H、一時停止(ポーズ)ボタン110Iをそれぞれ操作すると、制御部104は各ボタンに対応した制御コマンドを携帯型オーディオ機器50に送出し、これにより携帯型オーディオ機器50が前記各ボタンに対応した動作を実行する。
【0025】
第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することは無論のこと、携帯型オーディオ機器50の操作を行うにあたって、携帯型オーディオ機器50を収容した収容体16を収納室14に収納させたままで、車載用オーディオ機器10の操作部110を用いて携帯型オーディオ機器50を操作することができるため、第1乃至第4の実施の形態に比較して操作性の向上を図る上で有利となる。
なお、本実施の形態では、車載用オーディオ機器10と携帯用オーディオ機器50との間のデータ通信をUSBで行うものとしたが、データ通信の形式は従来公知の様々なものを用いることができる。
また、本実施の形態では、音声データと制御コマンドの双方をデータ通信によって通信したが、制御コマンドをデータ通信によって車載用オーディオ機器10から携帯用オーディオ機器50に供給し、音声信号をアナログ信号として携帯用オーディオ機器50から車載用オーディオ機器10に供給するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、携帯用オーディオ機器50から車載用オーディオ機器10に供給するデータとして音声データを用いた場合を説明したが、映像データである場合にも無論適用可能である。
【0026】
(第6の実施の形態)
次に第6の実施の形態について説明する。
図18は第6の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
第6の実施の形態は、第5の実施の形態の筐体側コネクタ20を収容体16の後板1626に固定し、筐体側コネクタ20にデータ通信コネクタ5020を結合することで、携帯用オーディオ機器50が収容体16内で移動不能に支持されるようにしたものである。
このような第6の実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様な効果が奏されることは無論のこと、保持部材24を省略し部品点数を削減することが可能となる。
【0027】
(第7の実施の形態)
次に第7の実施の形態について説明する。
図19は第7の実施の形態の車載用オーディオ機器10の制御系の構成を示すブロック図、図20は第7の実施の形態の車載用オーディオ機器10の内部を示す斜視図である。
第7の実施の形態は、リモコン装置(リモートコントロール装置)60によって遠隔操作可能な携帯型オーディオ機器50を用いることができるようにしたものである。
図19、図20に示すように、携帯用オーディオ機器50はその筐体の外面に臨ませて受信部5030を備えている。
そして、リモコン装置60に設けられた種々の操作部材を操作することによって該リモコン装置60から送信される赤外線による制御信号(制御コマンド)Scを受信部5030で受信することにより、携帯用オーディオ機器50は前記制御信号に応じた動作(例えば、再生、早送り、早戻し、停止、一時停止など)を実行するように構成されている。
図16を流用して説明すると、前板1622のうち、収容体16に収容された携帯用オーディオ機器50に臨む箇所には、赤外線が透過可能な窓部1630が設けられている。
したがって、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することは無論のこと、受信部5030が窓部1630に臨むように携帯用オーディオ機器50を収容体16に収容することにより、リモコン装置60から送信された制御信号が窓部1630を透過して受信部5030に受信されるため、リモコン装置60を用いて携帯用オーディオ機器50を遠隔制御でき、使い勝手を向上させる上で有利となる。
なお、本実施の形態では、受信部5030が携帯用オーディオ機器50と一体的に構成されている場合について説明したが、受信部5030が携帯用オーディオ機器50に対して装脱可能に設けられていてもよいことは無論である。
【0028】
なお、上述の実施の形態では、収容体16の上部が開放されている場合について説明したが、収容体16は携帯型オーディオ機器50が単に載置される矩形枠状のものであってもよく、あるいは、収容体16は内部に閉塞空間を有する箱体で形成され、この箱体の一部が前記閉塞空間を閉塞する蓋体となっているような場合でもよく、このように収容体16の構成は種々考えられるが、実施の形態のような上部が開放された構造にすると、携帯型オーディオ機器50を収容体16に対して簡単に出し入れする上で有利となる。
また、実施の形態では、収容体16が収納室14に対して装脱可能に構成されている場合について説明したが、収容体16を設ける代わりに、筐体12に外方に開放された収容凹部を設けるとともに、収容凹部が外方に臨む開口に蓋体を開閉可能に設け、携帯型オーディオ機器50を開口1402を介して前記収容凹部に出し入れするようにしてもよいが、実施の形態のように構成すると、携帯型オーディオ機器50の出し入れ操作がやりやすくなる点において有利である。
また、本実施の形態では、車載用オーディオ機器10によって使用される携帯型オーディオ機器50がディスク状記録媒体や内蔵メモリ、メモリカード、ハードディスク装置に記録されている音楽コンテンツや映像コンテンツなどのデータを再生するものとして説明したが、携帯型オーディオ機器はこれに限定されるものではなく、内蔵メモリ、メモリカード、ハードディスク装置などを備えることで音楽再生機能を奏する、いわゆる、音楽プレーヤー機能付の携帯電話機などの種々の携帯型電子機器を用いることができることは無論である。
【符号の説明】
【0029】
10……車載用オーディオ機器、12……筐体、14……収納室、1402……開口、16……収容体、18……ロック機構、20……筐体側コネクタ、102……チューナー部、104……制御部、106……音声出力部、110……操作部、50……携帯型オーディオ機器、5006……音声信号出力コネクタ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内に設置される筐体と、
前記筐体に設けられたチューナー部と、
前記筐体に設けられた収納室と、
前記筐体の前面に設けられた前記収納室の開口と、
携帯型オーディオ機器が収容され前記開口から前記収納室に装脱される携帯型オーディオ機器用の収容体と、
前記収容体が前記収納室に収納された状態の保持とその保持の解除を可能としたロック機構と、
前記筐体に設けられ前記チューナー部および前記収容体に収容される前記携帯型オーディオ機器を制御する制御部と、
前記制御部に電気的に接続されて前記収容体に配置され前記携帯型オーディオ機器のデータ通信コネクタに係脱可能な筐体側コネクタと、
前記筐体に設けられ、前記制御部が前記チューナー部又は前記携帯型オーディオ機器のどちらを制御するか選択する切換部と、
前記筐体に設けられ、前記切換部により前記チューナー部を制御する選択がされたときは前記制御部に前記チューナー部を制御するための制御信号を送信するとともに、前記携帯型オーディオ機器を制御する選択がされたときは前記制御部に前記携帯型オーディオ機器を制御するための制御信号を送信する操作部と、
前記切換部により選択された前記チューナー部又は前記携帯型オーディオ機器のどちらか一方から供給される音声信号を増幅して出力する音声出力部と
を有する車載用オーディオ機器。
【請求項2】
前記携帯型オーディオ機器を前記収容体内で保持する保持部材が前記収容体に設けられている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項3】
前記収容体は帯状の前記保持部材を具え、前記収容体に収容できる大きさの複数機種の携帯型オーディオ機器を収容し、前記保持部材で保持する
請求項2記載の車載用オーディオ機器。
【請求項4】
前記保持部材は、一部が前記収容体に取着された帯状の面ファスナで構成され、前記携帯型オーディオ機器の上面及び側面を包囲する
請求項2記載の車載用オーディオ機器。
【請求項5】
前記操作部は、前記チューナー部を操作する機能と前記携帯型オーディオ機器を操作する機能とを兼用する
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項6】
前記操作部は、前記携帯型オーディオ機器に前記データ通信コネクタを介して音楽の開始、停止、一時停止、早送り及び早戻しの動作を制御する
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項7】
前記筐体側コネクタは、前記携帯型オーディオ機器がコンピュータと接続するために具えるデータ通信コネクタに係脱可能である
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項8】
前記筐体側コネクタは、携帯電話機能を有する前記携帯型オーディオ機器に係脱可能である
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項9】
前記携帯型オーディオ機器は、内蔵メモリ、メモリカード、又はハードディスクを具える
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項10】
前記携帯型オーディオ機器は、映像信号を出力する映像信号出力コネクタを有し、
前記制御部には映像信号を出力する映像出力部が接続され、
前記映像出力部に電気的に接続されて前記収容体に配置され前記携帯型オーディオ機器の映像信号出力コネクタに係脱可能な映像用筐体側コネクタが設けられている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項11】
前記音声出力部に電気的に接続された前記筐体側コネクタと前記映像用筐体側コネクタとは一体に形成され、
前記携帯型オーディオ機器の前記音声信号出力コネクタと前記映像信号出力コネクタとは一体に形成されている
請求項10記載の車載用オーディオ機器。
【請求項12】
前記携帯型オーディオ機器は、制御信号を送信するリモコン装置により遠隔操作されるものであり、
前記収容体は前記開口を開閉する前板を有し、
前記前板の一部は前記制御信号が透過可能な透過窓を有している
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項13】
前記筐体側コネクタは、前記収容体を構成する壁部に固定して設けられ、前記携帯型オーディオ機器は前記筐体側コネクタに結合されることで、前記携帯型オーディオ機器は前記収容体内で移動不能に支持される、
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項14】
前記収容体は底板を有して上部が開放されて形成され、
前記底板に、前記筐体が受ける衝撃や振動を緩和する薄板状の衝撃緩衝材が設けられ、前記携帯型オーディオ機器は前記衝撃緩衝材の上に収容され、
前記収容体が前記収納室に収納された状態で前記携帯型オーディオ機器に臨む前記収納室の上壁に、前記筐体が受ける衝撃や振動を緩和する衝撃緩衝材が設けられる
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項15】
前記収容体は、前記底板の前縁から起立する前板と、前記底板の左右の縁から起立する側板と、前記底板の後縁から起立する後板とを有し、
前記衝撃緩衝材は、前記前板の後面、左右の前記側板の内面、前記後板の前面に設けられる
請求項14記載の車載用オーディオ機器。
【請求項16】
前記操作部は前記筐体の前面に設けられている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項17】
前記収容体は少なくとも上部が開放されている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項18】
前記収容体が前記収納室に収納された状態で、前記収納室内において、前記携帯型オーディオ機器を収納するための閉塞空間が前記筐体と前記収容体とにより形成される
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項19】
前記収納室に、前記収容体を装脱可能に案内するガイドが設けられている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。
【請求項20】
前記収容体を前記収納室に装脱させるアクチュエータが設けられている
請求項1記載の車載用オーディオ機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−140126(P2012−140126A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−63814(P2012−63814)
【出願日】平成24年3月21日(2012.3.21)
【分割の表示】特願2006−202005(P2006−202005)の分割
【原出願日】平成18年7月25日(2006.7.25)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】