説明

送信装置、送信方法および受信装置

【課題】レガシーの2D対応の受信装置の受信処理の妨げとならないように視差情報の送信を行う。
【解決手段】多重化データストリームに、重畳情報のデータおよび視差情報を含むプライベートデータストリームを持たせる。このプライベートデータストリームにおいて、重畳情報のデータおよび視差情報には、それぞれ、別個のサービスであることを示すサービス識別情報が付加されている。受信側のレガシーの2D対応の受信装置では、サービス識別情報に基づき、プライベートデータストリームから重畳情報のデータのみを良好に取得することが可能となる。つまり、レガシーの2D対応の受信装置は、このサービス識別情報に基づいて視差情報を読み飛ばすことが可能となり、視差情報の送信がレガシーの2D対応の受信装置の受信処理の妨げとなることを防止できる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
立体画像を構成する左眼画像データおよび右眼画像データを出力する画像データ出力部と、
上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報のデータを出力する重畳情報データ出力部と、
上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報をシフトさせて視差を付与するための視差情報を出力する視差情報出力部と、
上記画像データを含むビデオデータストリームと、上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を含むプライベートデータストリームとを有する多重化データストリームを送信するデータ送信部とを備え、
上記プライベートデータストリームにおいて、上記重畳情報のデータおよび上記視差情報には、それぞれ、別個のサービスであることを示すサービス識別情報が付加されている
送信装置。
【請求項2】
上記重畳情報のデータに付加されている第1の上記サービス識別情報と上記視差情報に付加されている第2の上記サービス識別情報とは固有の関係を持ち、
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記第1のサービス識別情報に対応した識別情報が記述され、上記第2のサービス識別情報に対応した識別情報は記述されていない
請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
上記重畳情報のデータは、DVB方式のサブタイトルデータであり、
上記デスクリプタは、サブタイトル・デスクリプタであり、
上記第1のサービス識別情報に対応した識別情報は、コンポジション・ページIDである
請求項2に記載の送信装置。
【請求項4】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記重畳情報のデータに付加されている第1の上記サービス識別情報に対応した第1の識別情報が記述されると共に、上記視差情報に付加されている第2の上記サービス識別情報に対応した第2の識別情報が上記第1の識別情報と区別されて記述されている
請求項1に記載の送信装置。
【請求項5】
上記重畳情報のデータは、DVB方式のサブタイトルデータであり、
上記デスクリプタは、サブタイトル・デスクリプタであり、
上記第1の識別情報はコンポジション・ページIDであり、上記第2の識別情報はアンシラリ・ページIDである
請求項4に記載の送信装置。
【請求項6】
上記重畳情報のデータは、DVB方式のサブタイトルデータであり、
上記デスクリプタは、サブタイトル・デスクリプタであり、
上記第1の識別情報および上記第2の識別情報はコンポジション・ページIDである
請求項4に記載の送信装置。
【請求項7】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記プライベートデータストリームにおいて上記重畳情報のデータに付加されている第1のサービス識別情報に対応させて上記重畳情報のデータの情報タイプが第1のタイプであることを示す第1のタイプ情報が記述されると共に、上記プライベートデータストリームにおいて上記視差情報に付加されている第2のサービス識別情報に対応させて上記視差情報の情報タイプが上記第1のタイプとは異なる第2のタイプであることを示すタイプ情報が記述される
請求項1に記載の送信装置。
【請求項8】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記プライベートデータストリームにおいて上記重畳情報のデータに付加されている第1のサービス識別情報に対応させて所定の言語を示す第1の言語情報が記述されると共に、上記プライベートデータストリームにおいて上記視差情報に付加されている第2のサービス識別情報に対応させて非言語を示す第2の言語情報が記述される
請求項1に記載の送信装置。
【請求項9】
上記重畳情報のデータは、DVB方式のサブタイトルデータであり、
上記プライベートデータストリームにおいて上記重畳情報のデータが含まれる第1のセグメントには上記サービス識別情報として第1のページIDが付され、
上記プライベートデータストリームにおいて上記視差情報が含まれる第2のセグメントには上記サービス識別情報として第2のページIDが付される
請求項1に記載の送信装置。
【請求項10】
上記第2のページIDの値は、上記第1のページIDの値に予め決定された所定値が加算された値とされる
請求項9に記載の送信装置。
【請求項11】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したサブタイトル・デスクリプタが挿入されており、
上記サブタイトル・デスクリプタには、上記第1のページIDに対応させて第1のタイプを示す第1のサブタイトルタイプ情報が記述されると共に、上記第2のページIDに対応させて上記第1のタイプとは異なる第2のタイプを示す第2のサブタイトルタイプ情報が記述される
請求項9に記載の送信装置。
【請求項12】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したサブタイトル・デスクリプタが挿入されており、
上記サブタイトル・デスクリプタには、上記第1のページIDに対応させて所定の言語を示す第1の言語情報が記述されると共に、上記第2のページIDに対応させて非言語を示す第2の言語情報が記述される
請求項9に記載の送信装置。
【請求項13】
上記多重化データストリームは、単一の言語サービスに対応した上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を含む上記プライベートデータストリームを複数有する
請求項1に記載の送信装置。
【請求項14】
上記多重化データストリームは、複数の言語サービスにそれぞれ対応した上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を含むプライベートデータストリームを有する
請求項1に記載の送信装置。
【請求項15】
上記複数の言語サービスに対応した上記視差情報は共有化される
請求項14に記載の送信装置。
【請求項16】
上記重畳情報のデータはDVB方式のサブタイトルデータであり、
上記複数の言語サービスに対応した上記視差情報をアンシラリ・ページとして運用する
請求項15に記載の送信装置。
【請求項17】
立体画像を構成する左眼画像データおよび右眼画像データを出力する画像データ出力ステップと、
上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報のデータを出力する重畳情報データ出力ステップと、
上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報をシフトさせて視差を付与するための視差情報を出力する視差情報出力ステップと、
上記画像データを含むビデオデータストリームと、上記重畳情報のデータおよび視差情報を含むプライベートデータストリームとを有する多重化データストリームを送信するデータ送信ステップとを備え、
上記プライベートデータストリームにおいて、上記重畳情報のデータおよび上記視差情報には、それぞれ、別個のサービスであることを示すサービス識別情報が付加されている
送信方法。
【請求項18】
立体画像を構成する左眼画像データおよび右眼画像データを含むビデオデータストリームと、上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報のデータおよび上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報をシフトさせて視差を付与するための視差情報を含むプライベートデータストリームとを有する多重化データストリームを受信するデータ受信部と、
上記多重化データストリームから上記ビデオデータストリームを抽出してデコードする第1のデコード部と、
上記多重化データストリームから上記プライベートデータストリームを抽出してデコードする第2のデコード部とを備え、
上記プライベートデータストリームにおいて、上記重畳情報のデータおよび上記視差情報には、それぞれ、別個のサービスであることを示すサービス識別情報が付加されており、
上記第2のデコード部は、上記サービス識別情報に基づいて、上記プライベートデータストリームから上記重畳情報のデータ、あるいは上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を取得する
受信装置。
【請求項19】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記プライベートデータストリームにおいて上記重畳情報のデータに付加されている第1のサービス識別情報に対応させて上記重畳情報のデータの情報タイプが第1のタイプであることを示す第1のタイプ情報が記述されると共に、上記プライベートデータストリームにおいて上記視差情報に付加されている第2のサービス識別情報に対応させて上記視差情報の情報タイプが上記第1のタイプとは異なる第2のタイプであることを示すタイプ情報が記述され、
上記第2のデコード部は、上記サービス識別情報の他に上記タイプ情報に基づいて、上記プライベートデータストリームから上記重畳情報のデータ、あるいは上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を取得する
請求項18に記載の受信装置。
【請求項20】
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記プライベートデータストリームにおいて上記重畳情報のデータに付加されている第1のサービス識別情報に対応させて所定の言語を示す第1の言語情報が記述されると共に、上記プライベートデータストリームにおいて上記視差情報に付加されている第2のサービス識別情報に対応させて非言語を示す第2の言語情報が記述され、
上記第2のデコード部は、上記サービス識別情報の他に上記言語情報に基づいて、上記プライベートデータストリームから上記重畳情報のデータ、あるいは上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を取得する
請求項18に記載の受信装置。
【請求項21】
立体画像を構成する左眼画像データおよび右眼画像データを含むビデオデータストリームと、上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報のデータおよび上記左眼画像データおよび上記右眼画像データによる画像に重畳する重畳情報をシフトさせて視差を付与するための視差情報を含むプライベートデータストリームとを有する多重化データストリームを受信するデータ受信部と、
上記多重化データストリームから上記ビデオデータストリームを抽出してデコードする第1のデコード部と、
上記多重化データストリームから上記プライベートデータストリームを抽出してデコードする第2のデコード部とを備え、
上記プライベートデータストリームにおいて、上記重畳情報のデータおよび上記視差情報には、それぞれ、別個のサービスであることを示すサービス識別情報が付加されており、
上記重畳情報のデータに付加されている第1の上記サービス識別情報と上記視差情報に付加されている第2の上記サービス識別情報とは固有の関係を持ち、
上記多重化データストリームには、上記プライベートデータストリームに対応したデスクリプタが挿入されており、
上記デスクリプタには、上記第1のサービス識別情報に対応した識別情報が記述され、上記第2のサービス識別情報に対応した識別情報は記述されておらず、
上記第2のデコード部は、上記デスクリプタに記述される上記第1のサービス識別情報に対応した識別情報と上記固有の関係に基づいて、上記プライベートデータストリームから上記重畳情報のデータおよび上記視差情報を取得する
受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図7】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2013−66075(P2013−66075A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203833(P2011−203833)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】