説明

通信システムおよび携帯端末装置

【課題】携帯端末装置の機能と車載装置の機能とを連携させ、車両にはGセンサ等を備えたりすることなく車両は低コストにして当該車両の傾きを検出する。
【解決手段】携帯端末装置4と車載カメラ2(または車載カメラ3)を含む車載装置との無線または有線の通信により、携帯端末装置4、車載装置のいずれかにおいて、抽出部9により、記憶装置8に記憶されているGPS受信部6が取得した位置情報の位置の周囲風景のデータベース画像を抽出し、検出部10により、車載カメラ2(または車載カメラ3)車載カメラが撮影した周囲風景と抽出部10が抽出したその位置のデータベース画像との風景のずれから車両1の傾きを検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯端末装置の機能と車載装置の機能とを連携させた通信システムおよび携帯端末装置に関し、詳しくは、従来にはない車両の傾きの検出に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の通信システムの分野において、携帯電話端末やスマートフォン端末のような携帯端末装置と、車載装置とをブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信機能で連携させ、携帯端末装置側の機能を車載装置側で利用したりすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
なお、前記の近距離無線通信機能がない場合でも、例えばケーブルによる有線接続で連携すれば、携帯端末装置側の機能を車載装置側で利用することが可能である。
【0004】
そして、近年の携帯端末装置は、衛星を用いて位置情報を取得するGPS(Global Positioning System)の位置認識の機能等を備えるようになってきている。また、とくにスマートフォン端末の携帯端末装置においては、種々のアプリケーションプログラムをダウンロード等して実行することができ、種々の機能をソフトウェア処理で追加して実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−130669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この種の通信システムにおいて、前記連携を利用し、車両側のコストを抑えて車両の傾きを検出し、例えば転倒した場合に救助の通報が行えるようにしたいという要望があるが、そのための具体的な構成は発明されていない。
【0007】
具体的には、例えば経済性が高い1人乗りの車両として、近年、コミューターカーや近隣用電気輸送機器(Neighborhood Electric Vehicle)等と呼ばれる超小型自動車が提供されているが、このような超小型自動車は、エアバッグを搭載しておらず、エアバックを作動するための加速度センサ(Gセンサ)を備えていない。そのため、Gセンサで車両の傾きを検出できない。そのため、転倒(横転)を検出することができず、転倒した場合の救助の自動通報等は実現されていない。
【0008】
本発明は、携帯端末装置の機能と車載装置の機能とを連携させ、車両にはGセンサ等を備えたりすることなく車両は低コストにして当該車両の傾きを検出できるようにすることを目的とし、さらには、転倒した場合の救助の自動通報を可能にすることも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明の通信システムは、衛星を用いて位置情報を取得する位置情報取得手段を備える携帯端末装置と、車両の周囲風景を撮影する車載カメラを含む車載装置とが通信する通信システムであって、前記車載カメラの視線で撮影される周囲風景の画像をデータベース画像として予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各データベース画像の中から前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する抽出手段と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置で前記車載カメラにより撮影された周囲風景と前記抽出手段が抽出したデータベース画像との画像のずれから車両の傾きを検出する検出手段とを備えたことを特徴としている(請求項1)。
【0010】
また、本発明の通信システムは、前記記憶手段は前記携帯端末装置の記憶装置により形成され、前記携帯端末装置が前記抽出手段および前記検出手段のアプリケーションプログラムの実行手段を備えることを特徴としている(請求項2)。
【0011】
また、本発明の通信システムは、前記検出手段により車両の所定以上の傾きを検出した場合に車両の転倒を外部通報する通報手段をさらに備えることを特徴としている(請求項3)。
【0012】
さらに、本発明の携帯端末装置は、車両の周囲風景を撮影する車載カメラを含む車載装置と通信する携帯端末装置であって、衛星を用いて位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記車載カメラの視線で撮影される周囲風景の画像をデータベース画像として予め記憶する記憶手段の各データベース画像の中から前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する抽出手段と、前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置で前記車載カメラにより撮影された周囲風景と前記抽出手段が抽出したデータベース画像との画像のずれから車両の傾きを検出する検出手段とを備えたことを特徴としている(請求項4)。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る本発明の通信システムの場合、車両に携帯端末装置を持ち込むことにより、携帯端末装置の位置情報取得手段が衛星を用いて車両の位置情報を取得する。また、車載装置の車載カメラが車両の周囲風景を撮影する。さらに、携帯端末装置と車載装置の無線または有線の通信により、車載装置の車載カメラが撮影した車両の周囲風景の画像(または携帯端末装置の位置情報取得手段が取得した位置情報)が、携帯端末装置(または車載装置)に送られる。
【0014】
そして、携帯端末装置、車載装置のいずれかにおいて、抽出手段により、記憶手段に記憶されている各データベース画像から、位置情報取得手段が取得した位置情報の位置の風景のデータベース画像が抽出される。抽出されたデータベース画像の風景は、車両の正常姿勢時のその位置での車載カメラの視線で撮影される風景であり、車両が傾いてその姿勢がずれると、車載カメラが撮影する周囲風景は抽出されたデータベース画像の風景からずれる。
【0015】
そこで、検出手段により、前記位置情報取得手段が取得した位置情報の位置の車載カメラが撮影する周囲風景と前記抽出手段が抽出したその位置のデータベース画像との画像のずれから車両の傾きを検出する。
【0016】
したがって、車両がエアバッグを搭載しておらず、エアバックを作動するための加速度センサ(Gセンサ)を備えていなくても、携帯端末装置の機能と車載装置の機能との連携により車両の傾きを検出できる。
【0017】
すなわち、請求項1に係る本発明の通信システムは、近年の携帯端末装置が位置情報取得手段を備えていることに着目し、これを利用して携帯端末装置の機能と車載装置との機能とを連携させ、車両側に位置情報取得手段やGセンサなどの車両の傾きを検出するセンサ等を備えることなく、低コストに車両の傾きを検出することができ、前記の超小型自動車等の横転の検出等に好適である。
【0018】
請求項2に係る本発明の通信システムの場合、車両は前記車載カメラを備えていればよく、記憶手段や抽出手段、検出手段は備えなくてよく、車両は一層低コストで済む。また、携帯端末装置は記憶手段を形成する記憶装置を備え、抽出手段および検出手段のアプリケーションプログラムをダウンロード等して取得し、そのアプリケーションプログラムを実行手段によって実行すればよく、本発明を容易に(手軽に)車両の傾き検出を実現できる効果をさらに奏する。
【0019】
請求項3に係る本発明の通信システムの場合、車両が転倒(横転)したりし、検出手段により車両の所定以上の傾きを検出した場合には、通報手段により、車両が転倒等したときに自動的に外部通報することができ、乗員(ドライバ等)を迅速に保護したりできる。例えば前記の超小型自動車は誤って溝などにはまると転倒する可能性が高く、転倒してしまった場合は乗員保護のために外部に早期に通報することが望まれている。請求項3に係る本発明の通信システムは、このような要望に好適に対応できる。
【0020】
つぎに、請求項4に係る本発明の携帯端末装置の場合、車両にこの携帯端末装置を持ち込むことにより、携帯端末装置と車載装置の無線または有線の通信により、車載装置の車載カメラが撮影した車両の周囲風景の画像が携帯端末装置に送られる。
【0021】
そして、携帯端末装置の抽出手段により、記憶手段に記憶されている各データベース画像から、携帯端末装置の位置情報取得手段が取得した位置情報の位置の風景のデータベース画像が抽出される。さらに、携帯端末装置の検出手段により、前記位置情報取得手段が取得した位置情報の位置の車載カメラが撮影する周囲風景と前記抽出手段が抽出したその位置のデータベース画像との画像のずれから車両の傾きを検出することができる。
【0022】
したがって、請求項4に係る本発明の携帯端末装置は、請求項1に係る通信システムの効果を奏する携帯端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態の通信システムの全体構成の模式図である。
【図2】図1の携帯端末装置の回路部のブロック図である。
【図3】図1の車載カメラの視線で撮影された風景の画像例を示し、(a)は車両の正常姿勢時の画像であり、(b)は車両の転倒(横転)の画像である。
【図4】図2の携帯端末装置の動作説明用のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、一実施形態について、図1〜図4を参照して詳述する。
【0025】
図1は本実施形態の通信システムの概略の構成を示す。1はコミューターカーや近隣用電気輸送機器等と呼ばれる超小型自動車からなる車両であり、エアバッグを搭載しておらず、エアバックを作動するための加速度センサは備えていない。2は車両1の前方風景を撮影する第1の車載カメラであり、例えば車両1に取り付けられドライブレコーダ(イベントデータレコーダ)等の前方監視カメラからなる。3は車両1の後方風景を撮影する第2の車載カメラであり、例えばバックカメラからなる。そして、第1、第2のカメラのいずれか一方が本発明の車載カメラを形成し、この車載カメラが車両1に車両装置として含まれる。
【0026】
4は携帯電話端末やスマートフォン端末のような携帯端末装置であり、例えば、正面上部の液晶の表示部4aの下に複数の操作ボタンを有する操作部4bが設けられ、後述する回路部を内蔵するとともに、この携帯端末装置4は、車両1に乗車する乗員(ドライバ)が携行し、車両1に乗車した後に車両1のダッシュボードのポケット等に取り外し自在に装着される。
【0027】
そして、携帯端末装置4と第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)とは、ブルートゥースなどの近距離無線通信機能またはケーブルによる有線接続で連携され、本実施形態の場合、第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)が撮影した風景の画像が携帯端末装置4に送られる。
【0028】
つぎに携帯端末装置4の回路部の構成を説明する。
【0029】
図2は端末装置4の回路部のブロック構成を示し、5は近距離無線通信機能またはケーブルによる有線接続の通信を行う内部通信機である。6は本発明の位置情報取得手段を形成するGPS受信部であり、GPSシステムの測位情報(GPS測位情)を受信して位置情報を出力する。
【0030】
7はマイクロコンピュータで形成された各種機能の実行処理装置であり、本発明の実行手段を形成し、操作部4bのボタン操作等に基づき、後述する記憶装置8に保持された各種のアプリケーションプログラムを実行する。
【0031】
8はフラッシュメモリ等で形成された記憶装置であり、本発明の記憶手段を形成し、車両1の正常姿勢時の第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)の視線で撮影される車両1の走行路の周囲風景の画像をデータベース画像として予め記憶する。なお、各データベース画像は、例えば事前に撮影されて近距離無線通信機能やケーブルによる有線接続で外部装置から読み込まれたり、インターネット等でダウンロードされたり、あるいは、車両1が通勤や送迎等の決まったルートを走行する場合に車両1の走行中に第1の車載カメラ2(または第2のカメラ3)で撮影された風景の画像であってもよい。
【0032】
9は実行処理装置7の抽出部であり、本発明の抽出手段を形成し、記憶装置8に記憶された各データベース画像の中からGPS受信部6により受信して取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する。
【0033】
10は実行処理装置7の検出部であり、本発明の検出手段を形成し、GPS受信部6により受信して取得された位置情報の現在位置で第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)により撮影された周囲風景と、抽出部9が抽出したその位置のデータベース画像の風景とのずれから車両1の傾きを検出する。具体的には、画像処理により、例えば第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)により撮影された内部通信機5の車両1の正常走行時(車両1が傾いていないとき)の風景を、抽出部9が抽出したその位置のデータベース画像の風景の例えば道路白線等が略一致するように回転し、その回転の角度から車両1の横方向の傾きを検出する。
【0034】
図3は車両1の外部(前方または後方)の風景の例を示し、(a)は車両1の正常走行時(車両1が傾いていないとき)の風景の画像P1、(b)は車両1の転倒時(転倒時)の風景の画像P2であり、画像P1をほぼ90度回転した画像になる。
【0035】
11は実行処理装置7の通報部であり、本発明の通報手段を形成し、検出部10が車両1の90度に近い所定以上の傾きを検出した場合に車両1の転倒(横転)のメッセージとそのメッセージの通報先の情報を外部通信機12に出力し、車両1の転倒(横転)を外部通報する。外部通信機12は携帯電話機能の通信機であり、通報部11の通報先の情報に基づき、通報先に車両1の転倒(横転)のメッセージをメールあるいは音声等で通報する。
【0036】
ところで、抽出部9、検出部10、通報部11は、外部装置から内部通信機5や外部通信機12を介してダウンロードして記憶装置8に保持された抽出部9、検出部10、通報部11のアプリケーションプログラムを実行処理装置7が実行して形成する。
【0037】
図4は実行処理装置7による上記アプリケーションプログラムの実行に基づく車両1の傾きの検出・通報処理例を示し、操作部4bにより車両1の傾き検出の上記アプリケーションプログラムの実行が選択されると(ステップS1のYES)、抽出部9が記憶装置8に記憶された各データベース画像の中からGPS受信部6により受信して取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する(ステップS2)。つぎに、車載カメラで撮影された周囲風景と抽出部9が抽出したその位置のデータベース画像との画像のずれから検出部10が車両1の傾きを検出する(ステップS3)。そして、所定以上の傾きを検出するまでは(ステップS4のNO)、ステップS2に戻って車両1の時々刻々の位置における傾きの検出をくり返し、車両1が転倒して所定以上の傾きを検出すると(ステップS4のYES)、通報部11が車両1の転倒(横転)を外部通報する(ステップS5)。
【0038】
したがって、前記実施形態の場合、車両1がエアバッグを搭載しておらず、エアバックを作動するための加速度センサ(Gセンサ)を備えていなくても、携帯端末装置4の機能と車載装置の機能との連携により車両1の傾きを検出し、車両1が転倒(横転)等したときには、自動的に外部通報することができ、乗員(ドライバ等)を迅速に保護することができる。そのため、例えば車両1が前記の超小型自動車の場合、誤って溝などにはまるって転倒した場合の外部への早期通報に好適である。
【0039】
また、車両1は第1の車載カメラ2(または第2の車載カメラ3)を備えていればよく、本発明の記憶手段や抽出手段、検出手段、通報手段は備えなくてよく、車両1は一層低コストで済む。
【0040】
さらに、携帯端末装置4は本発明の抽出手段、検出手段、通報手段のアプリケーションプログラムをダウンロード等して取得し、そのアプリケーションプログラムを実行処理装置7によって実行すればよく、容易に(手軽に)、車両の傾き検出を実現できる。
【0041】
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であり、例えば、前記実施形態においては、本発明の記憶手段を携帯端末装置4の記憶装置8により形成し、本発明の抽出手段、検出手段、通報手段を携帯端末装置4の実行処理装置7の抽出部9、検出部10、通報部11に距離形成し、いずれも携帯端末装置4が備えるようにしたが、それらの全部または一部は車両1に車載装置として備えてもよい。この場合、車載カメラ2、3が撮影した周囲風景の画像を携帯端末装置4に送る代わりに、携帯端末装置4のGPS受信部6が受信した位置情報あるいは抽出部9が抽出したデータベース画像を車載装置に送ればよい。
【0042】
また、位置情報を得るための衛星を用いた測位システムはGPSの測位システムに限るものではない。
【0043】
さらに、携帯端末装置4の構成等は前記実施形態の構成等に限るものではく、例えば、検出部10が検出した車両1の傾きの角度を、例えば携帯端末装置4の表示部4aに表示するようにしてもよい。また、転倒の外部への通報が不要な場合は通報部11を省くことができる。
【0044】
また、車両1は前記の超小型自動車に限るものではなく、普通自動車等の種々の車両であってもよいのは勿論である。
【0045】
そして、本発明は、種々の車両の傾きの検出に適用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 車両
2、3 車載カメラ
4 携帯端末装置
7 実行処理装置
8 記憶装置
9 抽出部
10 検出部
11 通報部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衛星を用いて位置情報を取得する位置情報取得手段を備える携帯端末装置と、車両の周囲風景を撮影する車載カメラを含む車載装置とが通信する通信システムであって、
前記車載カメラの視線で撮影される周囲風景の画像をデータベース画像として予め記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各データベース画像の中から前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する抽出手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置で前記車載カメラにより撮影された周囲風景と前記抽出手段が抽出したデータベース画像とのずれから車両の傾きを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記記憶手段は前記携帯端末装置の記憶装置により形成され、
前記携帯端末装置が前記抽出手段および前記検出手段のアプリケーションプログラムの実行手段を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の通信システムにおいて、
前記検出手段により車両の所定以上の傾きを検出した場合に車両の転倒を外部通報する通報手段を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項4】
車両の周囲風景を撮影する車載カメラを含む車載装置と通信する携帯端末装置であって、
衛星を用いて位置情報を取得する位置情報取得手段と、
車載カメラの視線で撮影される周囲風景の画像をデータベース画像として予め記憶する記憶手段の各データベース画像の中から前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置に対応するデータベース画像を抽出する抽出手段と、
前記位置情報取得手段により取得された位置情報の位置で前記車載カメラにより撮影された周囲風景と前記抽出手段が抽出したデータベース画像との画像のずれから車両の傾きを検出する検出手段とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−213060(P2012−213060A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77959(P2011−77959)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】