説明

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム

【課題】通信動作を確認し、通信を開始するという作業を、操作部材を使用することなく円滑に行うことができる通信装置を提供する。
【解決手段】外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置であって、通信装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、外部機器に近接したことを検出する検出手段と、該検出手段により外部機器への1回目の近接が検出された場合に、外部機器からデバイス情報を受信する受信手段と、受信手段により受信されたデバイス情報に基づき、通信装置の姿勢と外部機器との通信動作との対応をガイダンスするガイダンス手段と、1回目の近接に基づき通信が切断された後であり、かつ検出手段により外部機器への2回目の近接が検出された場合、2回目の近接の際に姿勢検出手段が検出した姿勢に対応づけられた、外部機器との通信動作を行うよう制御する制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、近接無線通信によるデータ通信が実用化されている(特許文献1)。また、画像データの通信を想定した近接無線通信技術としてTransferJetが提案された。本技術は、一般的な無線伝送で用いられる放射電磁界ではなく誘導電界を用いて伝送を行うため、通信距離が3cm以内であるという特徴をもつ。このため、通信相手の特定や暗号化の必要性がなく、機器同士を近づけるだけで即座に通信を開始できるメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07−141537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記近接無線通信の技術を応用すれば、通信機器の組み合わせ毎に、或いは通信機器の状態毎に通信動作を変更する事も可能である。これにより、通信動作の変更を操作部材を介さずに簡易に行うことができる。
【0005】
しかし、上記のような構成を考えた場合、ユーザが予め行う通信動作を把握していなければ、誤ったデータを転送してしまったり、誤った処理を実行してしまう可能性がある。
【0006】
一方で、操作部材の操作を伴う通信動作の確認作業を行えば、操作部材を介さず機器同士を近づけるだけで通信を即座に開始できるメリットを失う可能性がある。そこで、本発明は、通信動作を確認し、通信を開始するという作業を、操作部材を使用することなく円滑に行うことができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置であって、通信装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、前記外部機器に近接したことを検出する検出手段と、該検出手段により前記外部機器への1回目の近接が検出された場合に、前記外部機器からデバイス情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたデバイス情報に基づき、前記通信装置の姿勢と前記外部機器との通信動作との対応をガイダンスするガイダンス手段と、前記1回目の近接に基づき通信が切断された後であり、かつ前記検出手段により前記外部機器への2回目の近接が検出された場合、前記2回目の近接の際に前記姿勢検出手段が検出した姿勢に対応づけられた、前記外部機器との通信動作を行うよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通信動作を確認し、通信を開始するという作業を、操作部材を使用することなく円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の通信装置の第1の実施形態である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】(a)は撮像装置を正面側から見た図、(b)は撮像装置を背面側から見た図である。
【図3】撮像装置の動作例について説明するためのフローチャート図である。
【図4】(a)は撮像装置が外部機器から離れている状態を示す図、(b)は撮像装置が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。
【図5】(a)は撮像装置が外部機器から離れている状態を示す図、(b)は撮像装置が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。
【図6】(a)は撮像装置が外部機器から離れている状態を示す図であり、(b)は撮像装置が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。
【図7】(a)は図4(b)の状態から撮像装置を外部機器から離した状態を示す図(b)は撮像装置が外部機器に2回目に近接した状態を示す図である。
【図8】本発明の通信装置の第2の実施形態である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【図9】撮像装置の複数のアンテナ部と外部機器のアンテナ部との位置関係を示す斜視図である。
【図10】撮像装置の動作例について説明するためのフローチャート図である。本実施例2において処理実行されるフローチャート図である。
【図11】撮像装置の表示装置に表示されるガイダンス画像の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の通信装置の第1の実施形態である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【0012】
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、被写体の光学像がレンズユニット200のレンズ210、絞り211、レンズマウント102,202、シャッター144を介して撮像素子121に結像される。撮像素子121は、結像された光学像を電気信号に変換する。
【0013】
A/D変換部122は、撮像素子121の出力信号をデジタル信号に変換し、A/D変換されたデジタル信号は、メモリ制御部124及びシステム制御部120の制御によりメモリ127に格納される。
【0014】
画像処理部123は、A/D変換部122で変換されたデジタル信号のデータ或いはメモリ制御部124からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理部123は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路も備えている。
【0015】
また、画像処理部123は、メモリ127に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ127に書き込むことも可能である。更に、画像処理部123は、動画撮影モードでは、記録時に、メモリ127に取り込まれている一連の動画像データをMPEG方式等によりデータ圧縮することができる。
【0016】
更に、画像処理部123では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、コントラスト、明度、彩度、ホワイトバランス、シャープネス等の画像処理を施すことが出来る。更に、画像処理部123は、TTL(スルーザレンズ)方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0017】
メモリ制御部124は、A/D変換部122、画像処理部123、液晶パネル表示部125、外部着脱メモリ部131とメモリ127間のデータの送受を制御する。A/D変換部122のデータが画像処理部123、メモリ制御部124を介して、或いは直接メモリ制御部124を介して、メモリ127に書き込まれる。
【0018】
表示装置110は、液晶パネル表示部125と、液晶パネル表示部125に対して背面照射するバックライト照明部126とから構成される。
【0019】
液晶パネル表示部125は、メモリ127の表示データ用格納領域へ書き込まれたメニュー画面、または外部着脱メモリ部131に格納された画像ファイルを表示することが可能である。
【0020】
メモリ127は、撮影した静止画像及び動画像、再生用表示のための画像及び音声ファイルを格納し、所定枚数の静止画像や動画像を格納するのに十分な記憶量を備える。なお、メモリ127は、システム制御部120のプログラムスタック領域、ステータス記憶領域、演算用領域、ワーク用領域、画像表示データ用領域が確保されている。ステータス記憶領域には、撮像装置100が外部機器に近接する回数をカウントするカウンタが用意されている。
【0021】
不揮発性メモリ128は、例えばフラッシュメモリやEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ128には、撮影状態の保存や、撮像装置100を制御するプログラムの他、各通信動作及びガイダンス画像データが格納されている。
【0022】
姿勢検出部129は、例えば、角加速度センサや加速度センサ、ジャイロセンサ等の姿勢を検出できるセンサ及び検出回路で構成され、撮像装置100の姿勢を検出する。本実施形態では、姿勢検出部129により撮像装置100の姿勢を検知し、検知した姿勢に応じて外部機器との通信動作を変更する。
【0023】
接近物検出部130は、赤外発光体、受光回路で構成され、一定間隔で、赤外光を発光して、被検出物体で反射した光量により規定位置に被検出物体があるか否かを検出する。この接近物検出部130の検出結果を基に、システム制御部120により例えば撮影者がファインダーに接眼しているかどうかを判別することが可能である。
【0024】
外部着脱メモリ部131は、メモリカード等の記録媒体に画像ファイル記録や読出を行うためのものである。
【0025】
電源部138は、電池、電池検出回路、DCDCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源部138は、検出結果及びシステム制御部120の指示に基づいてDCDCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、各ブロック部へ供給する。
【0026】
システム制御部120は、撮像装置100全体の制御を司る。システム制御部120は、撮像装置100の動作状態に伴い、不要なブロックへの電源供給を停止することで、省電力へのパワーマネージメント制御を行う。
【0027】
例えば、画像再生表示やメニュー画面表示の場合、カメラ制御ブロックの動作は不要のため、システム制御部120は、カメラ制御部140や測光部142、測距部143、撮像素子121、レンズユニット200、ストロボユニット300への供給電源を遮断する。
【0028】
シャッター制御部141は、測光部142からの測光情報に基づいて、絞り211を制御するレンズ制御部203と連携しながら、シャッター144の駆動を制御する。
【0029】
測光部142は、AE(自動露出)処理を行う。測光部142は、レンズ210に入射した光線を絞り211、レンズマウント202,102、不図示の測光用レンズを介して入射させることにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。
【0030】
また、測光部142は、ストロボユニット300と連携することにより、EF(フラッシュ調光)処理機能も有する。ストロボユニット300は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能を有する。
【0031】
測距部143は、AF(オートフォーカス)処理を行う。測距部143は、レンズ210に入射した光線を絞り211、レンズマウント202,102、不図示の測距用ミラーを介して入射させることにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
【0032】
本実施形態では、上述したように、測距部143及び測光部142を専用に備える構成のため、測距部143及び測光部142を用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行う。
【0033】
カメラ制御部140は、シャッター制御部141、測光部142、測距部143との送受通信によりカメラとしての一連の動作を制御する。また、カメラ制御部140は、レンズユニット200及びストロボユニット300を制御することも可能である。
【0034】
再生スイッチ132は、液晶パネル表示部125に所定の画像データを表示するためのスイッチである。外部着脱メモリ部131に格納された画像ファイルを再生表示する場合は、再生スイッチ132を操作する。また、再生表示モードの状態で再生スイッチ132を操作することで、撮影モードへ切り替えることができる。
【0035】
メニュースイッチ133は、液晶パネル表示部125に各種項目一覧を表示するためのスイッチである。表示内容としては、撮影に関する状態設定、記録媒体のフォーマット、時計の設定、現像パラメータ設定、及びユーザ機能設定(カスタム機能の設定)等がある。
【0036】
モードダイアル134は、自動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、ポートレート撮影モード、風景撮影モード等の各機能撮影モードを切り替え設定することが出来る。
【0037】
レリーズスイッチ135は、レリーズボタンの半押し(SW1)及び全押し(SW2)で各々ONとなるスイッチである。
【0038】
レリーズボタンの半押し状態では、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュ調光)処理等の動作開始を指示する。
【0039】
また、レリーズボタンの全押し状態では、撮像素子121から読み出した信号をA/D変換部122、メモリ制御部124を介してメモリ127に画像データを書き込む撮像処理、画像処理部123やメモリ制御部124での演算を用いた現像処理を行う。
【0040】
更に、レリーズボタンの全押しにより、メモリ127から画像データを読み出し、画像処理部123でさらに圧縮を行い、外部着脱メモリ部131に装着された不図示の記録媒体に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0041】
操作部136は、各種ボタンやスイッチからなり、撮影モード、連写モード、セット、マクロ、ページ送り、フラッシュ設定、メニュー移動、ホワイトバランス選択、撮影画質選択、露出補正、日付/時間設定ができる。
【0042】
電源スイッチ137は、撮像装置100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定することが出来る。また、電源スイッチ137は、レンズユニット200、ストロボユニット300、記録媒体等の各種付属装置の電源オン、電源オフの設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
【0043】
タイマー139は、時計機能、カレンダー機能、タイマーカウンター機能、アラーム機能を有し、スリープモードへの移行時間やアラーム通知などのシステム管理に用いられる。
【0044】
レンズマウント102,202は、レンズユニット200を接続するためのインターフェースである。コネクタ101,201は、レンズユニット200を電気的に接続し、カメラ制御部140により制御される。アクセサリシュー111,301は、ストロボユニット300と接続するためのインターフェースである。
【0045】
レンズ制御部203は、レンズユニット200全体を制御する。レンズ制御部203は、動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリやレンズユニット200固有の番号等の識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備える。
【0046】
また、レンズ制御部203は、絞り211を制御したり、撮影レンズ210のフォーカシングを制御したり、撮影レンズ210のズーミングを制御したりする機能も兼ね備えている。
【0047】
ストロボ発光制御部302は、ストロボユニット300全体を制御し、不図示のキセノン管等の発光部に対し、測光部142からの情報を基に発光量や発光タイミングを制御する。
【0048】
マイクロフォン150は、音声情報を取得し、音声信号を電気信号に変換する。マイクロフォン150の出力信号は、A/D変換部151でデジタル信号に変換され、変換されたデジタル信号は、AudioCodec部152により符号化処理がなされる。
【0049】
符号化された信号は、メモリ制御部124及びシステム制御部120の制御によりメモリ127に格納される。
【0050】
音声再生時には、メモリ127に格納された音声ファイルをAudioCodec部152により復号化し、復号化された信号は、D/A変換部153によりアナログ信号に変換され、スピーカ154から音声として出力される。
【0051】
無線通信制御部160は、アンテナ部162から発信/受信される電磁波或いは電界を利用して任意の無線通信伝送路で外部機器との通信を制御する。
【0052】
本実施形態では、図2に示すように、アンテナ部162は、撮像装置100の前面側(表示装置110とは逆側)でレンズユニット200の側部に配置されている。
【0053】
通信強度検出部161は、電磁波或いは電界の強度から、撮像装置100と無線通信により接続される外部機器(例えば、プリンタ)との通信強度を検出する。
【0054】
ここで、本実施形態では、無線通信伝送路として誘導電界による通信方式の近接無線通信を採用しており、通信強度検出部161は、電界検出センサにより構成する。
【0055】
なお、測距センサを搭載していれば、接続先である外部機器との距離から通信強度を検出してもよく、その他、通信強度に置き換えられる物理量を測定できる機能を有していれば、どのような方法を用いてもよい。
【0056】
また、無線通信伝送路として、UWB、ワイヤレスAN、Bluetooth(登録商標)などの伝送路を用いてもよい。
【0057】
次に、図3を参照して、本実施形態の撮像装置100の動作例について説明する。図3での各処理は、ROM等に記憶された制御プログラムがRAMにロードされて、システム制御部120のCPU等により実行される。
【0058】
ステップS100では、システム制御部120は、通信強度検出部161による通信強度の検出結果を基に、撮像装置100が外部機器に近接したか否かを判断し、撮像装置100が外部機器に近接したと判断した場合は、ステップS101に進む。
【0059】
ここでは、システム制御部120は、通信強度検出部161により検出された通信強度が通信可能な状態を示す閾値を越えた場合に、撮像装置100が外部機器に近接したと判断する。
【0060】
ステップS101では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値を1増加し、ステップS102に進む。
【0061】
ステップS102では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値を参照し、近接回数が1回の場合は、ステップS103に進み、近接回数が2回の場合は、ステップS106に進む。
【0062】
ステップS103では、システム制御部120は、無線通信制御部160を介して通信相手である外部機器のデバイス情報を取得し、取得したデバイス情報に応じた通信動作及び表示装置110に表示するガイダンス画像を決定し、ステップS104に進む。
【0063】
ここで、本実施形態で伝送方式として採用する近接無線通信では、機器の固有ID番号であるMACアドレスを認識する機能があるものとする。不揮発性メモリ128に、予め通信する外部機器の種類と、そのMACアドレスとを登録しておくことで、受信したMACアドレスから外部機器の識別が可能となる。
【0064】
外部機器は、撮像装置100から送信されるポーリング信号を受信し、撮像装置100にレスポンスを返す。撮像装置100は、レスポンス信号に含まれる送信元MACアドレス情報を読み取り、外部機器を識別する。
【0065】
識別した外部機器のデバイス情報から、対応する通信動作及び表示装置110に表示されるガイダンス画像が、システム制御部120の指示により選択される。
【0066】
なお、外部機器の種類と、実行する通信動作との関係は、不揮発性メモリ128にテーブルとして記憶されているものとする。これにより、外部機器の種類に応じて、異なる通信動作を設定することが可能となる。
【0067】
ステップS104では、システム制御部120は、撮像装置100の現在のモード(例えば撮影モードや再生モード等)を確認し、ステップS105に進む。
【0068】
ステップS105では、システム制御部120は、撮像装置100が外部機器へ近接する際の姿勢と、その姿勢時に行われる通信動作との関係を、表示装置110にガイダンス表示し、ステップS100に戻る。この段階まできたら、ユーザは撮像装置100を外部装置から離して近接無線通信を切断しても構わない。この後、再度外部装置に撮像装置100を近接させた場合は、処理はステップS100〜S102を経て、ステップS106に進むこととなる。以下、詳述する。
【0069】
図4は、ステップS103において、外部機器をパーソナルコンピュータと識別した場合の例である。
【0070】
図4(a)は、撮像装置100が外部機器から離れている状態を示す図であり、図4(b)は、撮像装置100が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。図4(b)の状態で、システム制御部120は、ステップS103で外部機器をパーソナルコンピュータと識別し、ステップS105でガイダンス画像を表示装置110に表示する。
【0071】
ガイダンス画像は、ステップS103において、システム制御部120の指示により不揮発性メモリ128に格納されたテーブルから選択される。
【0072】
図4(b)のガイダンス表示は、図のAを上側として、撮像装置100を外部機器に近接した場合、動画ファイルが外部機器に転送されることを示している。
【0073】
また、Bを上側とした場合は、JPEGファイル、Cを上側とした場合は、サムネイル画像、Dを上側とした場合は、RAWファイルがそれぞれ外部機器に転送されることを示している。
【0074】
なお、ステップS104で確認された撮像装置100の現在のモードに応じて通信動作の内容を異なせるようにしてもよい。
【0075】
例えば、図5(a)は、撮像装置100が外部機器から離れている状態を示す図であり、図5(b)は、撮像装置100が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。
【0076】
図5(b)の状態で、システム制御部120は、ステップS103で外部機器をプリンタと識別し、ステップS104で現在のモードが再生モードと確認し、ステップS105でガイダンス画像を表示装置110に表示する。
【0077】
表示装置110には、撮像装置100の姿勢応じて、印刷時に画像に施す処理を忠実、スナップ、ビビッド、風景から選択できるガイダンス画像が表示されている。
【0078】
また、図6(a)は、撮像装置100が外部機器から離れている状態を示す図であり、図6(b)は、撮像装置100が外部機器に1回目に近接した状態を示す図である。
【0079】
図6(b)の状態で、システム制御部120は、ステップS103で外部機器をプリンタと識別し、ステップS104で現在のモードが撮影モードと確認し、ステップS105でガイダンス画像を表示装置110に表示する。
【0080】
表示装置110には、撮像装置100の姿勢に応じて、印刷するフォルダを選択し、画像を一括で印刷するためのガイダンス画像が表示される。
【0081】
なお、外部機器の種類、モード、通信動作及び各ガイダンス画像データの関係は不揮発性メモリ128にテーブルとして格納されており、システム制御部120の指示により、適切な通信動作及びガイダンス画像が選択され、表示装置110に表示される。
【0082】
また、図7(a)は、図4(b)の状態から撮像装置100を外部機器から離した状態を示す図であり、この状態でユーザは、表示装置110のガイダンス画像を見て通信動作と撮像装置100の姿勢とを確認する。
【0083】
そして、行いたい通信動作となるように撮像装置100の姿勢を変え、図7(b)に示すように、撮像装置100を外部機器に近接させる。
【0084】
このとき、システム制御部120は、図3のステップS100で近接を検出して、ステップS101でメモリ127に格納されている近接回数カウンタの値を1増加し、ステップS102で近接回数が2回と判断して、ステップS106に進む。
【0085】
ステップS106では、システム制御部120は、姿勢検出部129により撮像装置100の現在の姿勢が、図7(b)においてA,B,C,Dのどの方向が上側を向いているかを判別し、ステップS107に進む。
【0086】
ステップS107では、システム制御部120は、ステップS106での判別結果に応じて通信動作を設定し、ステップS108に進む。
【0087】
ステップS108では、システム制御部120は、ステップS107で設定した通信動作で通信を開始し、ステップS109に進む。
【0088】
ここで、例えば図7(b)の場合であれば、撮像装置100の上側の向く方向がBであるので、ステップS107で設定した通信動作は、JPEGファイルを転送する動作となる。
【0089】
この場合、システム制御部120は、まず、JPEGファイルを転送するという情報を外部機器に送信する。外部機器では、前記情報を受信して、データ転送待ちの状態となり、レスポンスを撮像装置100に返す。
【0090】
そして、システム制御部120は、外部機器からのレスポンスを受信すると、JPEGファイルの転送を開始する。
【0091】
ステップS109では、システム制御部120は、通信が終了したかを判断し、通信が終了すると、ステップS110に進む。
【0092】
ステップS110では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値をリセットし、ステップS100に戻る。
【0093】
以上説明したように、本実施形態では、撮像装置100を外部機器に一度近づけて通信動作と撮像装置の姿勢との関係をガイダンス画像により確認し、その後、撮像装置100を再度外部機器に近づけることで通信を開始する。これにより、通信動作を確認し、通信を開始するという作業を、操作部材を使用することなく円滑に行うことが出来る。
【0094】
また、ガイダンス画像を確認してから通信を開始するため、外部機器の種類或いは撮像装置の姿勢や設定モード、及びそれら組み合わせに応じて通信動作を変更するような複雑な設定においても、誤り無く円滑に通信を行うことができる。
【0095】
なお、本実施形態では、通信動作の項目数と撮像装置100の姿勢検出数との数が一致する場合を例示したが、通信動作の項目数が検出可能な姿勢の数より多くてもよい。この場合、撮像装置100に対して所定の操作を行うことで、次の通信動作が各姿勢に割り付けられるようにする。
【0096】
例えば、撮像装置100の接近物検出部130が手等の被検出物体を検出した場合、次の通信動作の割り付けが行われ、新たにガイダンス画像が表示装置110に表示される構成としても良い。
【0097】
このようにすると、接近物検出部130に手等を翳すだけで操作できるため、操作部材に触れることなく通信動作を割り付けることができる。
【0098】
また、撮像装置100の姿勢と通信動作の関係は、ユーザ操作により変更できるようにしてもよい。
【0099】
(第2の実施形態)
次に、図8〜図11を参照して、本発明の通信装置の第2の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
【0100】
図8は、本発明の通信装置の第2の実施形態である撮像装置の構成例を説明するためのブロック図である。
【0101】
図8に示すように、本実施形態の撮像装置100は、上記第1の実施形態(図1)の姿勢検出部129、アンテナ部162、通信強度検出部161に代えて、アンテナ部162a,162b及び通信強度検出部161a,161bを備える。
【0102】
図9は、撮像装置100のアンテナ部162a,162bと外部機器400のアンテナ部401との位置関係を示す斜視図である。
【0103】
外部機器400は、近接無線通信のためののアンテナ部401を備えるハードディスク内蔵型のホームサーバであり、無線通信により静止画像データや動画データを転送,記録することが可能である。
【0104】
図9に示すように、撮像装置100の前面を前方から見て、撮像装置100の底面の左側部にアンテナ部162aが配置され、底面の右側部にアンテナ部162bが設置されている。また、外部機器400は、上面の右側部にアンテナ部401が配置されている。
【0105】
このため、図9(a)に示すように、撮像装置100の前面を前方に向け、撮像装置100を外部機器400の上面に置くと、撮像装置100のアンテナ部162bが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触する。
【0106】
一方、図9(b)に示すように、撮像装置100の後面を前方に向け、撮像装置100を外部機器400の上面に置くと、撮像装置100のアンテナ部162aが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触する。
【0107】
撮像装置100のアンテナ部162a,162bには、通信強度検出部161a,161bが各々接続されている。
【0108】
従って、通信強度検出部161a,161bでアンテナ部162a,162bの通信強度を検出することで、アンテナ部162a,162bのどちらが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触しているかを識別することができる。
【0109】
次に、図10を参照して、本実施形態の撮像装置100の動作例について説明する。図10での各処理は、ROM等に記憶された制御プログラムがRAMにロードされて、システム制御部120のCPU等により実行される。
【0110】
ステップS200では、システム制御部120は、通信強度検出部161a,161bによる通信強度の検出結果を基に、撮像装置100が外部機器400に近接したか否かを判断し、外部機器400に近接したと判断した場合は、ステップS201に進む。
【0111】
ここでは、システム制御部120は、通信強度検出部161a,161bにより検出された通信強度が通信可能な状態を示す閾値を越えた場合に、撮像装置100が外部機器400に近接したと判断する。なお、通信強度検出部161a,161bの一方の検出結果を基に、撮像装置100が外部機器400に近接したか否かを判断してもよい。
【0112】
ステップS201では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値を1増加し、ステップS202に進む。
【0113】
ステップS202では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値を参照し、近接回数が1回の場合は、ステップS203に進み、近接回数が2回の場合は、ステップS206に進む。
【0114】
ステップS203では、システム制御部120は、無線通信制御部160を介して通信相手である外部機器のデバイス情報を取得し、取得したデバイス情報に応じた通信動作及び表示装置110に表示するガイダンス画像を決定し、ステップS204に進む。
【0115】
ここで、本実施形態で伝送方式として採用する近接無線通信には、機器の固有ID番号であるMACアドレスを認識する機能があるため、これを利用する。
【0116】
不揮発性メモリ128に、予め通信する外部機器の種類と、そのMACアドレスとを登録しておくことで、受信したMACアドレスから外部機器の識別が可能となる。
【0117】
外部機器は、撮像装置100から送信されるポーリング信号を受信し、撮像装置100にレスポンスを返す。撮像装置100は、レスポンス信号に含まれる送信元MACアドレス情報を読み取り、外部機器を識別する。
【0118】
識別した外部機器のデバイス情報から、対応する通信動作及び表示装置110に表示されるガイダンス画像が、システム制御部120の指示により選択される。
【0119】
なお、外部機器の種類と、実行する通信動作との関係は、不揮発性メモリ128にテーブルとして記憶されているものとする。これにより、外部機器の種類に応じて、異なる通信動作を設定することが可能となる。
【0120】
ステップS204では、システム制御部120は、撮像装置100の現在のモード(例えば撮影モードや再生モード等)を確認し、ステップS205に進む。
【0121】
ステップS205では、システム制御部120は、撮像装置100のアンテナ部162a,162bの位置とアンテナ部162a,162bで行われる通信動作との関係を、表示装置110にガイダンス表示し、ステップS200に戻る。
【0122】
ガイダンス画像は、ステップS203において、システム制御部120の指示により不揮発性メモリ128に格納されたテーブルから選択される。
【0123】
図11は、撮像装置100の表示装置110に表示されるガイダンス画像の一例を示す斜視図である。
【0124】
図11のガイダンス画像では、撮像装置100のアンテナ部162aが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触すると、動画ファイルが転送されることを示している。また、撮像装置100のアンテナ部162bが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触すると、静止画像ファイルが転送されることを示している。
【0125】
この場合、システム制御部120は、通信強度検出部161a,161bによる通信強度の検出結果を基に、アンテナ部162a,162bのどちらが外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触しているか識別している。
【0126】
なお、ステップS204で確認された撮像装置100の現在のモードに応じて、通信動作の内容を異なせるようにしてもよい。
【0127】
この場合、外部機器の種類、撮像装置100のモード、通信動作及び各ガイダンス画像データの関係を不揮発性メモリ128にテーブルとして格納し、システム制御部120の指示により、適切な通信動作及びガイダンス画像を選択して、表示装置110に表示する。
【0128】
ステップS206では、システム制御部120は、通信強度検出部161a,161bの通信強度を検出し、ステップS207に進む。
【0129】
ステップS207では、システム制御部120は、ステップS206での通信強度の検出結果に基づき、アンテナ部162a,162bのうち、外部機器400のアンテナ部401に近接或いは接触しているアンテナ部を特定し、ステップS208に進む。
【0130】
ステップS208では、システム制御部120は、ステップS207で特定したアンテナ部に応じた通信動作を設定し、ステップS209に進む。
【0131】
ステップS209では、システム制御部120は、ステップS208で設定した通信動作で通信を開始し、ステップS209に進む。
【0132】
ここで、図11の状態であれば、システム制御部120は、無線通信制御部160を介して動画ファイルを転送するという情報を外部機器400に送信する。
【0133】
外部機器400は、前記情報を受信すると、データ転送待ちの状態となり、レスポンスを撮像装置100に返す。
【0134】
そして、システム制御部120は、無線通信制御部160を介してレスポンス信号を受信すると、動画ファイルの転送を開始する。
【0135】
ステップS210では、システム制御部120は、通信が終了したかを判断し、通信が終了すると、ステップS211に進む。
【0136】
ステップS211では、システム制御部120は、メモリ127に格納されている近接回数カウンタの値をリセットし、ステップS200に戻る。
【0137】
以上説明したように、本実施形態では、撮像装置100を外部機器400に一度近づけて通信動作と撮像装置100のアンテナ部162a,162bの位置との関係をガイダンス画像により確認する。
【0138】
そして、撮像装置100のアンテナ部162a,162bのいずれかを再度外部機器400に近づけることで通信を開始する。これにより、通信動作を確認し、通信を開始するという作業を、操作部材を使用することなく円滑に行うことが出来る。
【0139】
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【0140】
例えば、上記各実施形態では、撮像装置100の表示装置110にガイダンス画像を表示したが、外部機器の表示装置に表示してもよく、また、画像によるガイダンスではなく、撮像装置100或いは外部機器のスピーカから音声によりガイダンスを行ってもよい。
【0141】
外部機器の表示装置或いはスピーカでガイダンスを行う場合は、例えば、撮像装置100の不揮発性メモリ128に格納されたガイダンス用の画像データ或いは音声データを外部機器に送信するようにしてもよい。
【0142】
また、上記各実施形態では、姿勢検出部或いは複数のアンテナ部で検出された撮像装置100の向きに応じて通信動作を変更する場合を例示したが、これに限定されない。
【0143】
例えば、単一のアンテナ部を備える撮像装置において、通信動作を変更することなく、外部機器への1回目の近接でガイダンスを確認し、2回目の近接で通信を行う場合も本発明に含まれる。
【0144】
また、上記各実施形態では、1回目の近接でガイダンスを確認し、2回目の近接で通信を開始するようにしている。しかし、1回目の近接時の撮像装置100の向きと行いたい通信動作とが合致していれば、撮像装置100に対して何らかの操作を行うことで、通信を開始するようにしてもよい。
【0145】
例えば、1回目の近接時の撮像装置100の向きと行いたい通信動作とが合致している場合、接近物検出部130が被検出物体を検知したときに、通信を開始するようにしても良い。
【0146】
このようにすることで、接近物検出部130に手等を翳せば2回目の近接動作を行うことなく通信を開始することができるので、動作を簡略化することができ、また、接近物検出部130を利用することで、操作部材に触れることなく通信を開始することができる。
【符号の説明】
【0147】
100 撮像装置
120 システム制御部
129 姿勢検出部
130 接近物検出部
160 無線通信制御部
161 通信強度検出部
162 アンテナ部
162a,162b アンテナ部
400 外部機器
401 アンテナ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置であって、
通信装置の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
前記外部機器に近接したことを検出する検出手段と、
該検出手段により前記外部機器への1回目の近接が検出された場合に、前記外部機器からデバイス情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたデバイス情報に基づき、前記通信装置の姿勢と前記外部機器との通信動作との対応をガイダンスするガイダンス手段と、
前記1回目の近接に基づき通信が切断された後であり、かつ前記検出手段により前記外部機器への2回目の近接が検出された場合、前記2回目の近接の際に前記姿勢検出手段が検出した姿勢に対応づけられた、前記外部機器との通信動作を行うよう制御する制御手段と、を備える
ことを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記検出手段は、無線通信伝送に用いられる電磁波或いは電界の強度に基づき、前記外部機器への近接を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記ガイダンス手段は、前記通信装置又は前記外部機器に設けられた表示部にガイダンス画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記ガイダンス手段は、前記通信装置又は前記外部機器に設けられたスピーカを用いて音声によるガイダンスを行う、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項5】
外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置の制御方法であって、
通信装置の姿勢を検出する姿勢検出ステップと、
前記外部機器に近接したことを検出する検出ステップと、
該検出ステップにより前記外部機器への1回目の近接が検出された場合に、前記外部機器からデバイス情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信されたデバイス情報に基づき、前記通信装置の姿勢と前記外部機器との通信動作との対応をガイダンスするガイダンスステップと、
前記1回目の近接に基づき通信が切断された後であり、かつ前記検出ステップで前記外部機器への2回目の近接が検出された場合、前記2回目の近接の際に前記姿勢検出ステップで検出した姿勢に対応づけられた、前記外部機器との通信動作を行うよう制御する制御ステップと、を備える
ことを特徴とする通信装置の制御方法。
【請求項6】
外部機器に近接したことに応じて該外部機器と通信する近接無線通信を用いて通信が可能な通信装置を制御するプログラムであって、
通信装置の姿勢を検出する姿勢検出ステップと、
前記外部機器に近接したことを検出する検出ステップと、
該検出ステップにより前記外部機器への1回目の近接が検出された場合に、前記外部機器からデバイス情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信されたデバイス情報に基づき、前記通信装置の姿勢と前記外部機器との通信動作との対応をガイダンスするガイダンスステップと、
前記1回目の近接に基づき通信が切断された後であり、かつ前記検出ステップで前記外部機器への2回目の近接が検出された場合、前記2回目の近接の際に前記姿勢検出ステップで検出した姿勢に対応づけられた、前記外部機器との通信動作を行うよう制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させる、
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−70506(P2011−70506A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−222321(P2009−222321)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】