説明

通信装置及びその通信制御方法

【課題】無線ネットワークから特定の通信装置が離脱した場合、又は基地局が無線ネットワークを終了した場合の使い勝手を向上させる。
【解決手段】通信装置は、自身が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が第1の無線ネットワークから離脱したかどうかを検出する。通信装置は、特定の無線通信装置が第1の無線ネットワークから離脱したことを検出すると、全ての端末へ離脱したことを通知して、第1の無線ネットワークの基地局モードを終了する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の通信装置で構成されるネットワークシステムにおける通信装置及びその通信制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線LANの製品には、アクセスポイント(AP)機能とステーション(STA)機能の両方を備えたデュアルモードに対応する製品も市販されている。
【0003】
また、セキュリティの向上や無線帯域の有効利用を目的とした機能も提案されている。例えば、特許文献1には、第1のネットワークに接続し、第1のネットワーク内で新たな第2のネットワークの構築に関する情報の送受信を行い、アプリケーション実行のために第2のネットワークに移行する通信方式が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−101416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来例では、第2のネットワークに参加しているSTAが離脱した場合に、第2のネットワークの他のSTAが第1のネットワークに戻れないという問題があった。
【0006】
図22は、従来のネットワーク通信制御方法における問題を説明するためのシーケンス図である。この例では、パーソナルコンピュータ(PC)101、ディスプレイ102、プリンタ103、デジタルビデオカメラ104がアクセスポイント(AP)100に接続し、ホームネットワークを形成している。この状態で、デジタルビデオカメラ104から一時ネットワークの形成が要求され、ディスプレイ102がAPとして一時ネットワークを形成した後、デジタルビデオカメラ104が一時ネットワークから離脱する。
【0007】
まず、デジタルビデオカメラ104がAP100を介してプリンタ103にネットワーク移行要求を行う(S2200)。このネットワーク移行要求に対して、プリンタ103がネットワーク移行応答を行う(S2201)。同様に、デジタルビデオカメラ104はディスプレイ102にネットワーク移行要求を行い(S2202)、ディスプレイ102がネットワーク移行応答を行う(S2203)。
【0008】
次に、ディスプレイ102がSTAモードの動作を停止し(S2204)、APモードとして動作する(S2205)。そして、ディスプレイ102は不図示のビーコン信号を定期的に送信する。ここでディスプレイ102がAPモードで動作すると、カメラ104とプリンタ103はディスプレイ102に対してそれぞれ接続処理を行い(S2206〜S2209)、一時ネットワーク200を形成する。そして、一時ネットワーク200により、カメラ104はディスプレイ102に対してストリーミング画像の表示やプリンタ103に対して印刷などを行う。
【0009】
その後、カメラ104のユーザがカメラ104の電源を切るか、通信品質が劣化すると、カメラ104とディスプレイ102との間の通信が切断する(S2210)。この場合、ディスプレイ102は一時ネットワーク200のAPとして動作しているため、カメラ104が一時ネットワーク200から離脱したことを検出する。
【0010】
しかし、ディスプレイ102とプリンタ103との接続は維持されている。その結果、一時ネットワーク200には、ディスプレイ102とプリンタ103が誰からも使用されない状態で残され、ホームネットワーク105に復帰することができない。
【0011】
従って、PC101からホームネットワークのAP100を介してディスプレイ102やプリンタ103にアクセスすることができない(S2212、S2213)。
【0012】
上述したように、従来の通信制御方法では、ホームネットワークに接続している機器にとって、使い勝手が良くないという問題があった。
【0013】
本発明は、無線ネットワークから特定の通信装置が離脱した場合、又は基地局が無線ネットワークを終了した場合の使い勝手を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するための本発明の一態様による通信装置は、
前記通信装置が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出手段と、
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークを終了する終了手段と、を有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、無線ネットワークから特定の通信装置が離脱した場合、又は基地局が無線ネットワークを終了した場合の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施形態におけるホームネットワークシステムの構成の一例を示す図である。
【図2】ホームネットワークから新たに構築したネットワークシステムの構成の一例を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるディスプレイ102の構成の一例を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるディスプレイ102の通信制御部302の詳細な構成を示す図である。
【図5】第1の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。
【図6】第1の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施形態の変形例1における一時ネットワークからホームネットワークへデュアル端末が復帰する動作を示すシーケンス図である。
【図8】第1の実施形態の変形例2における一時ネットワークからホームネットワークへデュアル端末が復帰する動作を示すシーケンス図である。
【図9】第2の実施形態におけるディスプレイ102の通信制御部302の詳細な構成を示す図である。
【図10】STA管理レジスタ900の詳細な構成を示す図である。
【図11】第2の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。
【図12】第2の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。
【図13】第3の実施形態における一時ネットワーク200に接続する通信装置の一例を示す図である。
【図14】第3の実施形態におけるディスプレイ102のSTA管理レジスタ900の一例を示す図である。
【図15】第3の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。
【図16】第3の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。
【図17】第4の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる動作を示すシーケンス図である。
【図18】第4の実施形態におけるプリンタの通信制御を示すフローチャートである。
【図19】、
【図20】、
【図21】プリンタ103のSTA管理レジスタ900の内容を示す図である。
【図22】従来のネットワーク通信制御方法における問題を説明するためのシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
【0018】
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、ホームネットワークから一時ネットワークに移行した特定の通信装置が一時ネットワークから離脱した場合に、一時ネットワークの他の通信装置をホームネットワークに復帰させる通信制御を説明する。まず、ネットワークシステムを構成する通信装置と、通信装置の構成を、図1乃至図4を用いて説明する。
【0019】
図1は、第1の実施形態におけるホームネットワークシステムの構成の一例を示す図である。ここで、パーソナルコンピュータ(PC)101、ディスプレイ102、プリンタ103、デジタルビデオカメラ(以下、カメラ)104がステーション(STA)としてアクセスポイント(AP)100に接続し、ホームネットワーク105を形成している。そして、ディスプレイ102、プリンタ103、カメラ104はAP機能とSTA機能の両方を備え、デュアルモード(APモード、STAモード)で動作可能なデュアル端末である。
【0020】
ここで、アクセスポイントは、ステーションを収容し、基地局として動作する装置である。ステーションは、アクセスポイントが構築するネットワークに端末として参加し、アクセスポイントを介して無線通信する装置である。また、デュアルモードは、アクセスポイントとして動作するAPモード、ステーションとして動作するSTAモードの両モードでの動作が可能なモードである。
【0021】
図2は、ホームネットワークから一時的に構築したネットワークシステムの構成の一例を示す図である。この例では、カメラ104のユーザが、ディスプレイ102、プリンタ103を使用するために、一時的なネットワークの形成を要求し、ディスプレイ102がAPモードとして動作して一時ネットワーク200を構築した状態である。尚、プリンタ103とカメラ104もAPモードとして動作するこが可能である。
【0022】
図3は、第1の実施形態におけるディスプレイ102の構成の一例を示す図である。図3に示すように、ディスプレイ102には、画像処理部300、表示部301、通信制御部302が含まれる。ここで、画像処理部300は表示部301に表示する画像の処理を行う。通信制御部302は、図1及び図2に示す他の通信装置との間における通信制御を行う。
【0023】
図4は、第1の実施形態におけるディスプレイ102の通信制御部302の詳細な構成を示す図である。尚、ここでは、ディスプレイ102を例に説明するが、プリンタ103などの他のデュアル端末における通信制御部も同様に構成されているものとする。
【0024】
CPU400はROM401に格納されたプログラムや制御データに従って通信制御部302全体を制御する。ROM401にはディスプレイ102をSTA機能として動作させるプログラムを格納したSTA機能制御部403と、AP機能として動作させるプログラムを格納したAP機能制御部404とが存在する。また、ホームネットワーク105や一時ネットワーク200への接続に必要な通信パラメータを記憶する通信パラメータ記憶部402もROM401内に設けられている。
【0025】
RAM405はROM401内のプログラムが展開される領域(不図示)やモード管理レジスタ406、アプリケーション管理レジスタ407などで構成されている。ここで、モード管理レジスタ406は、ディスプレイ102がAP/STAの何れのモードで動作しているかを記憶する。具体的には、ディスプレイ102がAPモードで動作する場合、CPU400はモード管理レジスタ406に「1」を書き込み、STAモードで動作する場合、モード管理レジスタ406に「0」を書き込む。
【0026】
アプリケーション管理レジスタ407は、プリンタ103やカメラ104など他の通信装置との間の上位アプリケーションの動作状態を管理する。上位アプリケーションが動作していれば、CPU400はアプリケーション管理レジスタ407に「1」を書き込み、そうでない場合は「0」を書き込む。尚、アプリケーションが動作しているか否かの判定は、通信装置毎に通信ポートが開いているか否かを判断することによって可能である。
【0027】
タイマ408はCPU400によってプログラム可能なプログラマブルタイマであり、CPU400によって設定された時間を計時し、時間が経過すると割り込み信号をCPU400に発生させる。無線部409はIEEE802.11に準拠の無線LAN機能により他の通信装置との間でアンテナを介して無線通信を行う。
【0028】
ここで、一時ネットワーク200からカメラ104が離脱した後、プリンタ103及びディスプレイ102が一時ネットワーク200からホームネットワーク105に復帰する動作を、図5及び図6を用いて説明する。
【0029】
図5は、第1の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。
【0030】
図6は、第1の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。尚、この通信制御は、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103の通信制御部によって実行されるものである。
【0031】
図5に示すように、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103の各デュアル端末が一時ネットワーク200を形成する(600)。このとき、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103はそれぞれ通信パラメータ記憶部402に、ホームネットワーク105への接続に必要な通信パラメータを記憶する。また、ディスプレイ102はAPモードで動作しているので、モード管理レジスタ406は「1」、カメラ104及びプリンタ103はSTAモードで動作しているので、モード管理レジスタ406は「0」である。
【0032】
ディスプレイ102のCPU400がモード管理レジスタ406を確認し、APモードで動作していると判断する(601でYES)。また、カメラ104及びプリンタ103のCPU400は、モード管理レジスタ406を確認し、STAモードで動作していると判断する(601でNO)。
【0033】
ここで、カメラ104のユーザがカメラ104を操作し、カメラ104を意図的に一時ネットワーク200から離脱させる(S500)。そして、ディスプレイ102のCPU400が、配下のSTAであるカメラ104が一時ネットワーク200から離脱したことを検出する(S501、602でYES)。ここで、カメラ104とのアプリケーションが動作しているか否かを、アプリケーション管理レジスタ407の値に基づいて判断する(603)。
【0034】
アプリケーション管理レジスタ407が「1」で、アプリケーションが動作中であれば(603でYES)、ディスプレイ102のCPU400は、タイマ408を起動させて(604)、カメラ104が再度接続を要求するのを待つ。その後、カメラ104が再度接続を要求した場合は(605でYES)、602に戻る。
【0035】
一方、タイマ408がタイムアウトするか(606でYES)、アプリケーションが動作していないと判断した場合(603でNO)、全てのデュアル端末(プリンタ103)へカメラ104が離脱したことを通知する(S502、607)。そして、ディスプレイ102のCPU400がAPモードの動作を停止し(S503、608)、STAモードで動作後(S506、609)、AP100に対して接続要求を送信する(S507)。その後、AP100から接続応答を受信すると(S508)、ホームネットワーク105に復帰する(610)。
【0036】
このとき、ディスプレイ102のCPU400は、通信パラメータ記憶部402に記憶しているホームネットワーク105の通信パラメータを使用して復帰を実行する。また、カメラ104のCPU400は、611でユーザの操作により一時ネットワーク200を離脱しているので(611でYES)、この処理を終了する。
【0037】
一方、プリンタ103のCPU400は、一時ネットワーク200を離脱しておらず(611でNO)、ディスプレイ102より離脱通知を受信している(S502、612でYES)。よって、プリンタ103のCPU400は、通信パラメータ記憶部402に記憶しているホームネットワーク105の通信パラメータを使用してAP100に接続要求を送信する(S504)。そして、AP100から接続応答を受信すると(S505)、ホームネットワーク105に復帰する(610)。
【0038】
このように、ディスプレイ102とプリンタ103はホームネットワーク105に復帰することができ、PC101はディスプレイ102やプリンタ103を使用できるようになる。
【0039】
第1の実施形態によれば、一時ネットワーク200内に、使用されない機器が残されることを防止し、ホームネットワーク105のユーザにとって使い勝手のよいネットワークを実現できる。
【0040】
尚、S502及び607において、ディスプレイ102がプリンタ103に対して離脱通知を行ったが、離脱通知は行わずとも良い。ここでは、プリンタ103はディスプレイ102が送信するビーコン信号(不図示)の停止により、ディスプレイ102のAP機能の停止を検出可能である。その場合のシーケンスを図7に示す。
【0041】
[変形例1]
図7は、第1の実施形態の変形例1における一時ネットワークからホームネットワークへデュアル端末が復帰する動作を示すシーケンス図である。図5に示す第1の実施形態と同じ動作には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0042】
第1の実施形態と同様に、ディスプレイ102のCPU400が、S500で、カメラ104が一時ネットワーク200から離脱したことを検出すると(S501)、AP機能を停止する(S503)。ここで、プリンタ103は、ディスプレイ102から定期的に受信していたビーコン信号(S700)を受信できなくなり(S701)、ディスプレイ102のAP機能が停止したと判定する(S702)。この判定により、プリンタ103は、第1の実施形態と同様に、ホームネットワーク105に復帰する。
【0043】
[変形例2]
また、別の構成として、S502及び607の離脱通知の代わりに、プリンタ103を一時ネットワーク200から切断する信号(Deauthentication信号)を用いても良い。
【0044】
プリンタ103は、切断する信号を受信した後、数回に渡って一時ネットワーク200への再接続を試みても良い。ディスプレイ102はプリンタ103が試みた数度の再接続を全て拒絶することにより、プリンタ103に対して、ホームネットワーク105に戻ることを示唆することができる。その場合のシーケンスを図8に示す。
【0045】
図8は、第1の実施形態の変形例2における一時ネットワークからホームネットワークへデュアル端末が復帰する動作を示すシーケンス図である。図5に示す第1の実施形態と同じ動作には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0046】
プリンタ103のCPU400が、ディスプレイ102から切断信号を受信すると(S800)、ディスプレイ102に対して接続要求を送信する(S801)。ディスプレイ102のCPU400は、接続要求に対して接続応答(=失敗)で応答し(S801)、プリンタ103の再接続を拒否する。また同様の処理をS803、S804でも行う。
【0047】
プリンタ103のCPU400は、S801からS804において、数度の接続要求が拒絶されたことにより、ホームネットワーク105への復帰を判断し、ホームネットワーク105に復帰する(S504、S505)。
【0048】
また、図5に示すS502における離脱通知は、プリンタ103にホームネットワーク105への復帰を指示する信号であっても同様の効果が得られることは明白である。
【0049】
また、一時ネットワーク200を離脱するデュアル端末(カメラ104)は、その離脱に先立って自身が離脱することを、ディスプレイ102に通知しても良い。これにより、離脱を検出するデュアル端末(ディスプレイ102)が、速やかに離脱を検出することが可能となる。
【0050】
[第2の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第2の実施形態を詳細に説明する。第2の実施形態では、一時ネットワークで実行されるアプリケーションの指示機能を持つ特定の通信装置が離脱すると、ホームネットワークに復帰するものである。ここで、指示機能とは、例えば印刷アプリケーションの場合、印刷を指示する機能、また画像を選択して表示するアプリケーションの場合、画像を選択して表示を指示する機能などのことである。
【0051】
そして、この指示機能を持つ通信装置が一時ネットワークを離脱した場合にのみ、復帰を行うものである。これにより、指示機能を持つ通信装置が、被指示端末が一つでも一時ネットワークに存在する限り、被指示端末を使用することが可能となる。
【0052】
尚、ネットワークを構成する通信装置及びその構成は、図1乃至図3を用いて説明した第1の実施形態と同じである。
【0053】
図9は、第2の実施形態におけるディスプレイ102の通信制御部302の詳細な構成を示す図である。図9に示すように、第2の実施形態では、図4を用いて説明した第1の実施形態の構成に、更にSTA管理レジスタ900を備えるものである。また、図10は、STA管理レジスタ900の詳細な構成を示す図である。
【0054】
図10に示すように、STA管理レジスタ900には、一時ネットワーク200に存在する通信装置の通し番号1000と、MACアドレス1001と、物理的機能1002と、論理的機能1003とが記憶される。ここで、一時ネットワーク200に存在する通信装置が上述の指示端末の場合、論理的機能1003にその旨を記憶する。
【0055】
ここで、指示端末が離脱した後に、ディスプレイ102のSTA管理レジスタ900に記憶した情報に基づいてホームネットワーク105に復帰する動作を、図11及び図12を用いて説明する。尚、第1の実施形態と同様な動作の説明は省略し、異なる動作を説明する。
【0056】
図11は、第2の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。図12は、第2の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。尚、この通信制御は、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103の通信制御部によって実行されるものである。
【0057】
図11に示すように、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103が一時ネットワーク200を構築した後、カメラ104は自身が指示端末であることを端末機能通知に含めてディスプレイ102に通知する(S1100)。また、プリンタ103は自身が指示端末でないことを端末機能通知に含めてディスプレイ102に通知する(S1101)。一方、ディスプレイ102は、カメラ104及びプリンタ103から端末機能通知を受信すると、CPU400がSTA管理レジスタ900にMACアドレス1001、物理的機能1002、論理的機能1003を記憶する(S1102)。
【0058】
この時点でのディスプレイ102のSTA管理レジスタ900は、図10に示すように記憶される。即ち、通し番号1番は、カメラ104に関する情報であり、MACアドレス1001が「aa:aa:aa:aa:aa:aa」、物理的機能1100がSTA、論理的機能1003が指示端末となる。また、通し番号2番は、プリンタ103に関する情報であり、MACアドレス1001が「bb:bb:bb:bb:bb:bb」、物理的機能1002がSTA、論理的機能1003がその他となる。
【0059】
この状態で、何らかの理由によりプリンタ103とディスプレイ102との間の通信が切断したとする(S1103)。すると、ディスプレイ102のCPU400は、STA管理レジスタ900を参照してプリンタ103が指示端末であるか否かを判定する(1200)。この例では、通し番号1000が2番のプリンタ103は論理的機能1003が指示端末ではないため(1200でNO)、ディスプレイ102のCPU400は602の処理に戻る。
【0060】
次に、カメラ104がディスプレイ102と画像表示などのアプリケーションを実行し(S1204)、S500でカメラ104が一時ネットワーク200から離脱する。すると、ディスプレイ102のCPU400は、STA管理レジスタ900を参照してカメラ104が指示端末であるか否かを判定する(1200)。この例では、通し番号1000が1番のカメラ104は論理的機能1003が指示端末であるため(1200でYES)、1201で一時ネットワーク200にSTAが残っているか否かを判定する。この例では、S1103及びS500で、プリンタ103とカメラ104が離脱したため、STAは残っていない(1201でNO)。従って、ディスプレイ102のCPU400はAP機能を停止し(S503)、第1の実施形態と同様に、ホームネットワーク105に復帰する(S506〜S508)。
【0061】
第2の実施形態によれば、指示端末であるカメラ104のユーザは、被指示端末であるプリンタ103が一時ネットワーク200を離脱した場合にもディスプレイ102を一時ネットワーク200内で使用することが可能となる。
【0062】
また、S1100、S1101における端末機能通知は、論理的機能が指示端末である通信装置のみが行ってもよい。その場合、通知はカメラ104のユーザインターフェースの再生ボタン(不図示)の押下に同期して行われるように実装することもできる。
【0063】
また、第2の実施形態では、離脱した通信装置の論理的機能1003が指示端末であるか否かを判断基準としたが、一時ネットワーク200の構築を要求した通信装置であるか否かを判断基準としても良い。その場合、ディスプレイ102のCPU400は、要求を行った通信装置を指示端末としてSTA管理レジスタ900の論理的機能1003に記憶する(S1102)。
【0064】
[第3の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第3の実施形態を詳細に説明する。第3の実施形態では、第2の実施形態で説明した指示端末である通信装置が一時ネットワーク200に複数存在する場合について説明する。
【0065】
尚、ネットワークを構成する通信装置及びその構成は、図1乃至図3及び図9を用いて説明した第2の実施形態と同じである。
【0066】
図13は、第3の実施形態における一時ネットワーク200に接続する通信装置の一例を示す図である。第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に、一時ネットワーク200が構築された後、指示端末であるデジタルスチルカメラ(以下、カメラ)1300が接続された状態である。
【0067】
図14は、第3の実施形態におけるディスプレイ102のSTA管理レジスタ900の一例を示す図である。ここで、通し番号1000が3番はカメラ1300に関する情報であり、論理的機能1003が指示端末である。
【0068】
ここで、複数の指示端末が全て離脱した後、ディスプレイ102のSTA管理レジスタ900に記憶した情報に基づいてホームネットワーク105に復帰する動作を、図15及び図16を用いて説明する。尚、第1及び第2の実施形態と同様な動作の説明は省略し、異なる動作を説明する。
【0069】
図15は、第3の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。図16は、第3の実施形態における通信装置の通信制御を示すフローチャートである。尚、この通信制御は、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103、カメラ1300の通信制御部によって実行されるものである。
【0070】
まず、カメラ104、ディスプレイ102、プリンタ103によって一時ネットワーク200が構築された後、カメラ1300がディスプレイ102に対して接続要求を行う(S1500)。そして、ディスプレイ102が接続要求に対する応答をカメラ1300に送信する(S1501)。カメラ1300が一時ネットワーク200に参加すると、カメラ1300のCPU400は、ディスプレイ102に対して端末情報通知を行う(S1502)。そして、ディスプレイ102のCPU400が端末情報通知を受信すると、STA管理レジスタ900に受信した情報を記憶する(S1403)。
【0071】
この時点でのディスプレイ102のSTA管理レジスタ900は、図14に示すように記憶される。即ち、通し番号3番は、カメラ1300に関する情報であり、MACアドレス1001が「cc:cc:cc:cc:cc:cc」、物理的機能1002がSTA、論理的機能1003が指示端末である。
【0072】
次に、S500で、カメラ104が一時ネットワーク200から離脱すると、ディスプレイ102のCPU400は一時ネットワーク内に指示端末が存在するか否かを確認する(1600)。ここで、通し番号が3番のカメラ1300が指示端末として存在しているので(1600でYES)、ディスプレイ102のCPU400は602の判断に戻る。これにより、カメラ1300はプリンタ103とのアプリケーション(例えば、印刷)が実行可能である(S1504)。
【0073】
次に、カメラ1300が一時ネットワーク200から離脱する(S1505)。すると、ディスプレイ102のCPU400は、一時ネットワーク200に指示端末が存在するか否かを確認する(1600)。その結果、一時ネットワーク200に唯一存在していた指示端末のカメラ1300が離脱したので、指示端末は存在しないと判断する(1600でNO)。これ以降、ディスプレイ102のCPU400は、第1の実施形態と同様に、プリンタ103に対して離脱通知を行い、ディスプレイ102、プリンタ103はホームネットワークに復帰する。
【0074】
第3の実施形態によれば、複数の指示端末が一時ネットワーク200内に存在する場合に、全ての指示端末が離脱した後、全ての通信装置がホームネットワークに復帰することができる。
【0075】
[第4の実施形態]
次に、図面を参照しながら本発明に係る第4の実施形態を詳細に説明する。第1〜第3の実施形態では、通信装置に関する情報(図10、図14)の管理や通信装置への離脱通知(S1102、607)は、一時ネットワーク200のAPであるディスプレイ102が行っていた。しかし、管理及び離脱通知は、一時ネットワーク内のSTAが行っても良い。第4の実施形態では、プリンタ103が管理及び離脱通知を行う場合を説明する。
【0076】
図17は、第4の実施形態における一時ネットワークからホームネットワークへ各通信装置を復帰させる通信制御を示すシーケンス図である。図18は、第4の実施形態におけるプリンタの通信制御を示すフローチャートである。図19乃至図21は、プリンタ103のSTA管理レジスタ900の構成の一例を示す図である。
【0077】
第3の実施形態で説明したように、カメラ1300が一時ネットワークに接続した後、S1502で、ディスプレイ102のCPU400がカメラ1300から端末情報通知を受信する。次に、ディスプレイ102のCPU400は端末情報通知をプリンタ103に転送する(S1700)。これにより、プリンタ103のCPU400が、受信した端末情報に基づいて自身のSTA管理レジスタ900に記憶する(S1701、1800)。図19は、プリンタ103のSTA管理レジスタ900の内容を示す図である。この状態で、通し番号1番はカメラ104、通し番号2番はディスプレイ102、通し番号3番はカメラ1300に関する情報である。
【0078】
その後、S500でカメラ104が一時ネットワーク200から離脱すると、ディスプレイ102が離脱を検出し、プリンタ103に離脱検出を通知する(S1702)。プリンタ103のCPU400がディスプレイ102から通知を受信し、離脱を検出すると(602でYES)、離脱した通信装置の物理的機能がAPか否かを判断する。
【0079】
ここでは、離脱した通信装置はカメラ104(通し番号1番)であり、物理的機能は、STAである(1802でNO)。よって、プリンタ103のCPU400は、この通知に基づいて自身のSTA管理レジスタ900を更新する(S1703、1800)。この状態のSTA管理レジスタ900の内容を図20に示す。図20に示すように、S500でカメラ104が一時ネットワーク200を離脱したので、通し番号1番に該当する情報は消去された。
【0080】
次に、S1505でカメラ1300が一時ネットワーク200を離脱すると、ディスプレイ102のCPU400が離脱を検出し、プリンタ103に離脱検出を通知する(S1704)。プリンタ103のCPU400がこの通知を受信し、離脱を検出すると(602でYES)、離脱した通信装置の物理的機能がAPか否かを判断する。
【0081】
ここでは、離脱した通信装置はカメラ1300(通し番号3番)であり、物理的機能は、STAである(1802でNO)。よって、プリンタ103のCPU400は、この通知に基づいて自身のSTA管理レジスタ900を更新する(1800)。この状態のSTA管理レジスタ900の内容を図21に示す。図21に示すように、S1505でカメラう1300が一時ネットワーク200を離脱したので、通し番号3番に該当する情報は消去された。
【0082】
次に、プリンタ103のCPU400は、1800でSTA管理情報を更新した後に、一時ネットワーク200に論理的機能が指示端末の通信装置が存在するか否かを判定する(1801)。図21に示すように、一時ネットワーク200には、もはや論理的機能が指示端末の通信装置は存在しない(1801でYES)。
【0083】
そこで、プリンタ103のCPU400はディスプレイ102に対して離脱通知を行い(S1706、1803)ホームネットワーク105に復帰する(610)。
【0084】
尚、APであるディスプレイ102が一時ネットワーク200から離脱した場合(1802でYES)、プリンタ103はホームネットワーク105に復帰する(610)。
【0085】
また、S1502でカメラ1300が端末情報通知をディスプレイ102に行い、ディスプレイ102がS1700でその端末情報通知をプリンタ103に転送する構成とした。しかし、S1502でカメラ1300が一時ネットワーク200内の全ての通信装置に対してブロードキャストで通知しても良い。
【0086】
また、第4の実施形態では、プリンタ103が通信装置に関する情報の管理や離脱通知を行った。しかし、一時ネットワーク200内の通信装置が各々情報を管理し、指示端末がいなくなった時点(1801でYES)で、自律的にホームネットワーク105に復帰するように構成しても良い。その場合、各通信装置がそれぞれ情報を管理しているため、S1706でAPに離脱通知を行う必要はない。
【0087】
また、第1乃至第4の実施形態では、STA(カメラ104,プリンタ103、カメラ1300)とAP(ディスプレイ102)間の通信が切断した場合を説明したが、これは論理的な接続からの離脱であっても同様の効果が得られる。論理的な接続の例としては、UPnP(Universal Plug and Play)などが挙げられる。
【0088】
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0089】
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0090】
この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0091】
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0092】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
【0093】
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0094】
100 アクセスポイント(AP)
101 パーソナルコンピュータ(PC)
102 ディスプレイ
103 プリンタ
104 デジタルビデオカメラ
105 ホームネットワーク
200 一時ネットワーク
301 表示部
302 通信制御部
303 画像処理部
400 CPU
401 ROM
402 通信パラメータ記憶部
403 STA機能制御部
404 AP機能制御部
405 RAM
406 モード管理レジスタ
407 アプリケーション管理レジスタ
408 タイマ
409 無線部
900 STA管理レジスタ
1300 デジタルスチルカメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置であって、
前記通信装置が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出手段と、
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークを終了する終了手段と、を有することを特徴とする通信装置。
【請求項2】
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークの他の無線通信装置へ特定の信号を送信する送信手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
【請求項3】
前記終了手段は、前記第1の無線ネットワークの基地局の機能を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、第2の無線ネットワークに接続する接続手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記接続手段は、前記第2の無線ネットワークの基地局に接続することを特徴とする請求項4記載の通信装置。
【請求項6】
前記接続手段は、前記第2の無線ネットワークのステーションとして、前記第2の無線ネットワークの基地局に接続することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
【請求項7】
通信装置であって、
前記通信装置が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出手段と、
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークの基地局の機能を停止する停止手段と、を有することを特徴とする通信装置。
【請求項8】
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークの他の無線通信装置へ特定の信号を送信する送信手段を有することを特徴とする請求項7記載の通信装置。
【請求項9】
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、第2の無線ネットワークに接続する接続手段を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の通信装置。
【請求項10】
前記接続手段は、前記第2の無線ネットワークの基地局に接続することを特徴とする請求項9記載の通信装置。
【請求項11】
前記接続手段は、前記第2の無線ネットワークのステーションとして、前記第2の無線ネットワークの基地局に接続することを特徴とする請求項10記載の通信装置。
【請求項12】
通信装置であって、
基地局として動作し、第1の無線ネットワークを形成する形成手段と、
前記第1の無線ネットワークを終了する場合、当該第1の無線ネットワークに参加している端末に当該第1の無線ネットワークからの切断を指示する信号を送信する送信手段と、
前記第1の無線ネットワークを終了する終了手段と、
他の基地局が形成した第2の無線ネットワークに参加する参加手段と、を有することを特徴とする通信装置。
【請求項13】
前記送信手段によって送信する信号は、Deauthentication信号であることを特徴とする請求項12記載の通信装置。
【請求項14】
前記送信手段は、前記信号を、前記第1の無線ネットワークに参加している全ての端末に送信することを特徴とする請求項12又は13記載の通信装置。
【請求項15】
前記第1の無線ネットワークに参加している特定の端末が、当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出手段を有し、
前記特定の端末が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記通信装置は前記第1の無線ネットワークを終了することを特徴とする請求項12乃至14の何れか一項に記載の通信装置。
【請求項16】
前記第1の無線ネットワークは、IEEE802.11に準拠した無線ネットワークであることを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の通信装置。
【請求項17】
通信装置の通信制御方法であって、
前記通信装置が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出工程と、
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークを終了する終了工程と、を有することを特徴とする通信制御方法。
【請求項18】
通信装置の通信制御方法であって、
前記通信装置が第1の無線ネットワークの基地局として動作している際に、特定の無線通信装置が当該第1の無線ネットワークから離脱したことを検出する検出工程と、
前記特定の無線通信装置が前記第1の無線ネットワークから離脱した場合、前記第1の無線ネットワークの基地局の機能を停止する停止工程と、を有することを特徴とする通信制御方法。
【請求項19】
通信装置の通信制御方法であって、
基地局として動作し、第1の無線ネットワークを形成する形成工程と、
前記第1の無線ネットワークを終了する場合、当該第1の無線ネットワークに参加している端末に当該第1の無線ネットワークからの切断を指示する信号を送信する送信工程と、
前記第1の無線ネットワークを終了する終了工程と、
他の基地局が形成した第2の無線ネットワークに参加する参加工程と、を有することを特徴とする通信制御方法。
【請求項20】
請求項17〜19の何れか1項に記載された通信制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−70412(P2013−70412A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−252589(P2012−252589)
【出願日】平成24年11月16日(2012.11.16)
【分割の表示】特願2008−66735(P2008−66735)の分割
【原出願日】平成20年3月14日(2008.3.14)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】