説明

遊技台

【課題】壊れやすいコネクタを明確にし、故障を発見し易くすることができる遊技台を提供することである。
【解決手段】第一のコネクタを設けた第一の部品と、第二のコネクタを設けた第二の部品と、を備え、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを接続することにより、前記第一の部品と前記第二の部品とが電気的に接続状態となる遊技台であって、コネクタ接続部が前記第二のコネクタと前記第二の部品との間に設けられ、前記第一の部品から、前記第一のコネクタにおける前記第二のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第一の高さであり、前記第二の部品から、前記コネクタ接続部を介し前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第二の高さであり、前記第一の高さと前記第二の高さを異ならせたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン(パチスロ機)に代表される遊技台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に、遊技球が入賞可能な始動口と、複数個の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備え、始動口に遊技球が入賞すると、図柄表示部の図柄を所定時間変動して、変動後の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、可変入賞手段を所定時間開放させる等、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。
【0003】
特許文献1では、遊技機において、制御基板同士をハーネスで接続する構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−110410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のような遊技台においては、ハーネスを用いた複雑な配線を行っており、組み立て時の接続ミスが起こりやすかった。
【0006】
また、コネクタの故障や接続ミスがあった際には、1つ1つコネクタを確認しなければならず、煩雑であるという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、壊れやすいコネクタを明確にし、故障を発見し易くすることができる遊技台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記の目的を達成するために、第一のコネクタを設けた第一の部品と、第二のコネクタを設けた第二の部品と、を備え、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを接続することにより、前記第一の部品と前記第二の部品とが電気的に接続状態となる遊技台であって、コネクタ接続部が前記第二のコネクタと前記第二の部品との間に設けられ、前記第一の部品から、前記第一のコネクタにおける前記第二のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第一の高さであり、前記第二の部品から、前記コネクタ接続部を介し前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第二の高さであり、前記第一の高さと前記第二の高さを異ならせたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、壊れやすいコネクタを明確にし、故障を発見し易くすることができる遊技台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
【図3】遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
【図4】本発明に係るコネクタ接続の構成の第1の実施例を示す斜視図である。
【図5】(a)は、図4に示したコネクタ接続の構成を上方から見た平面図であり、(b)は、(a)に示したA−A断面図である。
【図6】本発明に係るコネクタ接続の構成の第2の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【図7】図6のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【図8】図7のB−B断面図であり、(a)は遊技盤200を取り外した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(c)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【図9】本発明に係るコネクタ接続の構成の第3の実施例を示す図であって、図8の断面図に相当する図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【図10】図9のコネクタ部分を拡大して示す図である。
【図11】本発明に係るコネクタ接続の構成の第4の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【図12】図11のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【図13】図12のC−C断面図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【図14】(a)は、図11のパチンコ機100の遊技盤200を外した本体104の正面図であり、(b)は、図11のパチンコ機100の本体104から外した遊技盤200の背面図であり、(c)は、(b)に示した一転鎖線の円Dで囲った箇所を拡大して示す図である。
【図15】本発明に係るコネクタ接続の構成の第5の実施例を示す斜視図であり、(a)はパチンコ機100における、前面枠扉106を開いて遊技盤200を取り外した状態の本体104を示す図であり、(b)は遊技盤200の背面図である。
【図16】図15に示した遊技盤200を本体104に収容する様子を示す図であって、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【図17】図16に示した支持部104dの近傍を示す斜視図である。
【図18】本体104側のコネクタと遊技盤200側のコネクタの詳細を示す斜視図であり、(a)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を分解した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を組み立てた状態を示す図である。
【図19】(a)は図18(a)の背面斜視図であり、(b)は図18(b)の背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
【0012】
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
【0013】
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
【0014】
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
【0015】
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
【0016】
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
【0017】
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を不図示の遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置された不図示のカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。
【0018】
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
【0019】
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
【0020】
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
【0021】
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
【0022】
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。
【0023】
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
【0024】
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を不図示の払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
【0025】
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。
【0026】
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
【0027】
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
【0028】
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208(液晶表示装置208)を配設し、装飾図柄表示装置208の下部に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222と、を配設し、装飾図柄表示装置208の右側に演出可動体224を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
【0029】
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、EL等を用いた表示装置を用いてもよい。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
【0030】
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
【0031】
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
【0032】
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、を配設している。
【0033】
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。
【0034】
なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
【0035】
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
【0036】
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0037】
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根232aを備え、羽根232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0038】
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
【0039】
可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
【0040】
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
【0041】
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
【0042】
上述の打球方向変換部材236や遊技釘238などの遊技球が接触可能な部品が、遊技領域に配置されると共に発射された遊技球が接触可能な遊技部品である。
【0043】
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206は、第1副制御部400や第2副制御部500により駆動制御される。
【0044】
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
【0045】
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
【0046】
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や、遊技盤200の遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能である。転動領域であるステージ244上で、受入孔244bに進入した遊技球は放出部である放出孔244aから放出され、放出した球が第1特図始動口230へ入球し易くなる場合を設けている。
【0047】
演出可動体224は、本実施例では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
【0048】
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。
【0049】
遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。
【0050】
なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
【0051】
<コネクタ接続の構成>
ここで、本発明に係るコネクタ接続の構成の一例について説明する。
【0052】
<<第1の実施例>>
図4は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第1の実施例を示す斜視図である。
【0053】
また、図5(a)は、図4に示したコネクタ接続の構成を上方から見た平面図であり、図5(b)は、(a)に示したA−A断面図である。
【0054】
この第1の実施例では、第一の部品である基板700に設けた第一のコネクタ700aと第二の部品である基板701に設けた第二のコネクタ701aとを接続する構成を示す。
【0055】
第一のコネクタ700aは、その当接面700asにて基板700に接し、電気的に接続されて実装される。
【0056】
第二のコネクタ701aと基板701との間には、コネクタ接続部701bを有する。第二のコネクタ701aは、その当接面701asにてコネクタ接続部701bに接し、第二のコネクタ701aは基板701に対し、コネクタ接続部701bを介し電気的に接続されて実装される。
【0057】
この構成において、第一のコネクタ700aと第二のコネクタ701aとを比較すると、第一のコネクタ700aの基板700に対する突出具合よりも、第二のコネクタ701aの基板701に対する突出具合の方がより突出しており、破損機会にさらされ易く、第一のコネクタ700aよりも第二のコネクタ701aの方が破損可能性が高いことがわかる。
【0058】
第一のコネクタ700aよりも第二のコネクタ701aの方が破損可能性が高いことから、第二のコネクタ701aを検査して正常であれば、第一のコネクタ700aも正常であり、第一のコネクタ700aをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0059】
<<第2の実施例>>
図6は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第2の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【0060】
また、図7は、図6のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【0061】
また、図8は、図7のB−B断面図であり、(a)は遊技盤200を取り外した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(c)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0062】
この第2の実施例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104aと第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200aとを接続する構成を示す。
【0063】
第一のコネクタ104aは、その当接面104asにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0064】
第二のコネクタ200aと遊技盤200との間には、コネクタ接続部200bを有する。第二のコネクタ200aは、その当接面200asにてコネクタ接続部200bに接し、第二のコネクタ200aは遊技盤200に対し、コネクタ接続部200bを介し電気的に接続されて実装される。
【0065】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0066】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとの接続は解除される。
【0067】
この構成において、第一のコネクタ104aと第二のコネクタ200aとを比較すると、第一のコネクタ104aの本体104に対する突出具合よりも、第二のコネクタ200aの遊技盤200に対する突出具合の方がより突出しており、破損機会にさらされ易く、第一のコネクタ104aよりも第二のコネクタ200aの方が破損可能性が高いことがわかる。
【0068】
第一のコネクタ104aよりも第二のコネクタ200aの方が破損可能性が高いことから、第二のコネクタ200aを検査して正常であれば、第一のコネクタ104aも正常であり、第一のコネクタ104aをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0069】
<<第3の実施例>>
図9は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第3の実施例を示す図であって、図8の断面図に相当する図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0070】
図10は、図9のコネクタ部分を拡大して示す図である。
【0071】
この第3の実施例では、第一の部品である遊技盤200に設けた第一のコネクタ200a2と第二の部品である本体104に設けた第二のコネクタ104a2とを接続するとともに、第一の部品である遊技盤200に設けた第三のコネクタ200a1と第二の部品である本体104に設けた第四のコネクタ104a1とを接続する構成を示す。
【0072】
第一のコネクタ200a2は、その当接面200a2sにて遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0073】
第二のコネクタ104a2と本体104との間には、コネクタ接続部104b2を有する。第二のコネクタ104a2は、その当接面104a2sにてコネクタ接続部104b2に接し、第二のコネクタ104a2は本体104に対し、コネクタ接続部104b2を介し電気的に接続されて実装される。
【0074】
第三のコネクタ200a1と遊技盤200との間には、コネクタ接続部200b1を有する。第三のコネクタ200a1は、その当接面200a1sにてコネクタ接続部200b1に接し、第三のコネクタ200a1は遊技盤200に対し、コネクタ接続部200b1を介し電気的に接続されて実装される。
【0075】
第四のコネクタ104a1は、その当接面104a1sにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0076】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0077】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とが押し付けられて接続するとともに第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2との接続、および第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1との接続は解除される。
【0078】
ここで、支持部104dから各コネクタまでの距離を考えると、支持部104dから第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2までの距離L1(図9(b)参照)は、支持部104dから第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1までの距離L2(図9(b)参照)よりも短い。この場合、遊技盤200を閉じたときに、最初に接触するのは第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とであり、次に接触するのが第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とである。最初に接触する場合、遊技盤200と本体104とのぐらつきも大きく、閉じる勢い等もあり、破損可能性が高い。これに対して、第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1とは、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2との接触、接続が進み、遊技盤200と本体104とのぐらつきや閉じる勢い等が抑えられた状態で接触するため、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1は、第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2よりも破損可能性が低い。
【0079】
なお、支持部104dから第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2までの距離を、支持部104dから第三のコネクタ200a1と第四のコネクタ104a1までの距離よりも長い構成であってもよく、この場合、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1は、第一のコネクタ200a2および第二のコネクタ104a2よりも破損可能性が高い。
【0080】
また、第一の部品である遊技盤200の所定の面を、第一のコネクタ200a2の当接面200a2sと平行であり、第一のコネクタ200a2と逆側で当接面200a2sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、第一のコネクタ200a2における第二のコネクタ104a2と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH1(図10参照)とし、
また、第二の部品である本体104の所定の面を、第二のコネクタ104a2の当接面104a2sと平行であり、第二のコネクタ104a2と逆側で当接面104a2sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、コネクタ接続部104b2を介し第二のコネクタ104a2における第一のコネクタ200a2と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH2(図10参照)とし、
また、第一の部品である遊技盤200の所定の面を、第三のコネクタ200a1の当接面200a1sと平行であり、第三のコネクタ200a1と逆側で当接面200a1sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、コネクタ接続部200b1を介し第三のコネクタ200a1における第四のコネクタ104a1と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH3(図10参照)とし、
また、第二の部品である本体104の所定の面を、第四のコネクタ104a1の当接面104a1sと平行であり、第四のコネクタ104a1と逆側で当接面104a1sから最も遠い面としたとき、この所定の面から、第四のコネクタ104a1における第三のコネクタ200a1と接触する接触部(遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する箇所でもよいし、遊技盤200を閉じようとしたときに始めに接触する電極箇所でもよい。)まで、の高さをH4(図10参照)とすると、
支持部104dから各コネクタまでの距離が同じであれば、この高さが高いコネクタの方が、破損可能性が高い。
【0081】
したがって、この例では、第一のコネクタ200a2と第二のコネクタ104a2とでは、第二のコネクタ104a2の方が突出し、高さが高いので、第二のコネクタ104a2が最も破損可能性が高いことがわかる。
【0082】
このことから、第二のコネクタ104a2を検査して正常であれば、第一のコネクタ200a2、第三のコネクタ200a1および第四のコネクタ104a1も正常であり、これらをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0083】
なお、第一の部品(例えば遊技盤200)に設けたコネクタの高さの基準となる第一の部品の所定面としては、この第一の部品と第二の部品(例えば本体104)とを組み付けて対応するコネクタ同士を接続したときに、この第一の部品が第二の部品と当接する面としてもよい。第一の部品に設けたコネクタのうち、この所定面を基準として、より第二の部品側に突出しているコネクタほど破損可能性が高い。
【0084】
同様に、第二の部品(例えば本体104)に設けたコネクタの高さの基準となる第二の部品の所定面としては、この第二の部品と第一の部品(例えば遊技盤200)とを組み付けて対応するコネクタ同士を接続したときに、この第二の部品が第一の部品と当接する面としてもよい。第二の部品に設けたコネクタのうち、この所定面を基準として、より第一の部品側に突出しているコネクタほど破損可能性が高い。
【0085】
<<第4の実施例>>
図11は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第4の実施例を示す斜視図であり、パチンコ機100の遊技盤200を開いた状態を示す図である。
【0086】
また、図12は、図11のパチンコ機100の遊技盤200を閉じた状態の正面図である。
【0087】
また、図13は、図12のC−C断面図であり、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(c)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0088】
また、図14(a)は、図11のパチンコ機100の遊技盤200を外した本体104の正面図であり、図14(b)は、図11のパチンコ機100の本体104から外した遊技盤200の背面図であり、図14(c)は、(b)に示した一転鎖線の円Dで囲った箇所を拡大して示す図である。
【0089】
この第3の実施例では、第一の部品である本体104に設けた第一のコネクタ104a3と第二の部品である遊技盤200に設けた第二のコネクタ200a3とを接続するとともに、第一の部品である本体104に設けた第三のコネクタ104a4と第二の部品である遊技盤200に設けた第四のコネクタ200a4とを接続する構成を示す。
【0090】
第一のコネクタ104a3は、その当接面104a3sにて本体104に接し、電気的に接続されて実装される。
【0091】
第二のコネクタ200a3と遊技盤200との間には、コネクタ接続部200b3を有する。第二のコネクタ200a3は、その当接面200a3sにてコネクタ接続部200b3に接し、第二のコネクタ200a3は遊技盤200に対し、コネクタ接続部200b3を介し電気的に接続されて実装される。
【0092】
第三のコネクタ104a4と本体104との間には、コネクタ接続部104b4を有する。第三のコネクタ104a4は、その当接面104a4sにてコネクタ接続部104b4に接し、第三のコネクタ104a4は本体104に対し、コネクタ接続部104b4を介し電気的に接続されて実装される。
【0093】
第四のコネクタ200a4は、その当接面200a4sにて遊技盤200に接し、電気的に接続されて実装される。
【0094】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0095】
この遊技盤200を閉じる動作によって第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とが押し付けられて接続するとともに第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4とが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3との接続、および第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4との接続は解除される。
【0096】
ここで、図14(b)および(c)を参照すると、第二のコネクタ200a3の接続面における長辺の長さ(接続相手のコネクタと同時に接触する辺の長さ)L4は、第四のコネクタ200a4の接続面における長辺の長さL3よりも短い。接続面の長辺の長さすなわち接続相手のコネクタと同時に接触する辺の長さが長いと、コネクタ同士を接続する際の接触、衝突の衝撃が分散され、破損しにくくなる場合がある。
【0097】
したがって、この例では、第二のコネクタ200a3の接続面における長辺の長さは、第四のコネクタ200a4の接続面における長辺の長さよりも短く、第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とでは接続面の長辺の長さは同じであり、また第一のコネクタ104a3と第二のコネクタ200a3とでは、第二のコネクタ200a3の方が突出し、高さが高いので、第二のコネクタ200a3が最も破損可能性が高いことがわかる。また、支持部104dから各コネクタまでの距離を考慮しても、支持部104dから第一のコネクタ104a3および第二のコネクタ200a3までの距離は、支持部104dから第三のコネクタ104a4と第四のコネクタ200a4までの距離よりも短いので、このことからも第二のコネクタ200a3が最も破損可能性が高いことがわかる。
【0098】
このことから、第二のコネクタ200a3を検査して正常であれば、第一のコネクタ104a3、第三のコネクタ104a4および第四のコネクタ200a4も正常であり、これらをさらに検査する手間が不要となる場合がある。
【0099】
<<第5の実施例>>
図15は、本発明に係るコネクタ接続の構成の第5の実施例を示す斜視図であり、(a)はパチンコ機100における、前面枠扉106を開いて遊技盤200を取り外した状態の本体104を示す図であり、(b)は遊技盤200の背面図である。
【0100】
図16は、図15に示した遊技盤200を本体104に収容する様子を示す図であって、(a)は遊技盤200の一端を、遊技盤200を回転支持する本体104の支持部104dに取り付け、遊技盤200を開いた状態を示す図であり、(b)は遊技盤200を閉じ、遊技盤200を本体104の収容部104eに収容した状態を示す図である。
【0101】
図17は、図16に示した支持部104dの近傍を示す斜視図である。
【0102】
本実施例では、パチンコ機100の主基板を702で示し、副基板を703で示している。
【0103】
主基板702に接続されたコネクタ702aは、例えばハーネスによってコネクタ705aと接続される。また、副基板703に接続されたコネクタ703aは、例えばハーネスによってコネクタ704aと接続され、副基板703に接続されたコネクタ703bは、例えばハーネスによってコネクタ704bと接続される。
【0104】
コネクタ705aとコネクタ706aとは例えば後述の基板705のプリント配線にて接続され、コネクタ704aとコネクタ706bとは例えば後述の基板704のプリント配線にて接続され、コネクタ704bとコネクタ706cとは例えば後述の基板704のプリント配線にて接続される。
【0105】
本体104は、遊技盤200の一端を回転支持する支持部104dと、遊技盤200を収容する収容部104eを有する。支持部104dは挿入された遊技盤200の一端を外れないように押さえる突出部104cを有しており、この支持部104dに一端を挿入した遊技盤200は、その一端を軸に回転して開閉可能としている。遊技盤200を閉じると、その遊技盤200は本体104の収容部104eに収容される。
【0106】
この遊技盤200を閉じる動作によって、本体104側のコネクタ707aと遊技盤200側のコネクタ706aとが押し付けられて接続し、本体104側のコネクタ707bと遊技盤200側のコネクタ706bとが押し付けられて接続し、本体104側のコネクタ707cと遊技盤200側のコネクタ706cとが押し付けられて接続する。遊技盤200を開くと、コネクタ707aとコネクタ706aとの接続、コネクタ707bとコネクタ706bとの接続、およびコネクタ707cとコネクタ706cとの接続は解除される。
【0107】
図18は、本体104側のコネクタと遊技盤200側のコネクタの詳細を示す斜視図であり、(a)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を分解した状態を示す図であり、(b)は遊技盤200側のコネクタの周辺構成を組み立てた状態を示す図である。また、図19(a)は図18(a)の背面斜視図であり、図19(b)は図18(b)の背面斜視図である。
【0108】
コネクタ706aは、当接面706asを基板705に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ706bは、当接面706bsを基板704に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ706cは、当接面706csを基板704に当接させて例えば半田によって接続して実装する。
【0109】
互いに接続されるコネクタ706aとコネクタ707aとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707aは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706aとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0110】
互いに接続されるコネクタ706bとコネクタ707bとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707bは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706bとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0111】
互いに接続されるコネクタ706cとコネクタ707cとはフローティングコネクタであってもよいし、そうでなくてもよい。本実施例では、フローティングコネクタとする。コネクタ707cは、本体104に取り付けられた状態において、接続相手のコネクタ706cとの接続面と少なくとも平行な面内で、接続位置のずれを吸収可能なようにフローティング(移動可能)としている。
【0112】
コネクタ707a、コネクタ707bおよびコネクタ707cは、そのフローティング機構の故にフローティングではないコネクタと比べて破損しやすい場合がある。また、コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cの端子部分は電極が例えば同であるのに対して、その周辺を例えば黒色にしておけば、その周辺色の変色で、破損の進行を視認可能な場合がある。
【0113】
コネクタ706aを実装した基板705、並びにコネクタ706bおよびコネクタ706cを実装した基板704は、ドロワベース708に固定され、その後、遊技盤200に取り付けられる。
【0114】
コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cは、フローティングではないので、破損しにくい。また、コネクタ706a、コネクタ706bおよびコネクタ706cは、一般にハウジングと呼ばれ、金属製の枠に覆われているので、破損しにくい。
【0115】
コネクタ707aは、当接面707asを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ707bは、当接面707bsを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。コネクタ707cは、当接面707csを本体104に当接させて例えば半田によって接続して実装する。このとき、コネクタ707aは図示しないコネクタ接続部によって、その高さを高くしている。
【0116】
以上のように構成することによって、コネクタ707aを最も破損しやすい構成とすることができ、コネクタの検査時にはすべてのコネクタを検査せずとも、コネクタ707aを検査すればよい場合がある。
【0117】
また、複数のコネクタにおいては、そのすべての中で最も破損しやすいもののみを検査するようにしてもよいし、複数のコネクタの中のいくつかだけを対象にしてそのいくつかの中で最も破損しやすいものの検査により、他のコネクタの破損状態を知ることができる場合がある。
【0118】
また、コネクタは、その長辺が長い方が接続時の衝撃が分散して破損しにくいが、意図的に破損しやすいように長辺が短いコネクタを用意し、その破損を確認することによって、他のコネクタの破損状態を知り得るように構成することができるが、この場合、長辺が短いコネクタは安価であることから、安価な構成で他のコネクタの破損状態を知り得る場合がある。
【0119】
<スロットマシンへの適用>
本発明に係る遊技台は、「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段を備え、この演出手段が、所定の遊技領域に球を発射する発射装置と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口と、入賞口に入球した球を検知する検知手段と、検知手段が球を検知した場合に球を払出す払出手段と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置と、可変表示装置を遮蔽する位置に移動可能なシャッタと、所定動作態様で動作する可動体と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置、であるスロットマシン」にも好適である。
【0120】
<付記>
なお、以上説明した本発明は、
1. 第一のコネクタ(例えば700a、104a、104a1、200a2、104a3、200a4)を設けた第一の部品(例えば700、104、200)と、
第二のコネクタ(例えば701a、200a、200a1、104a2、200a3、104a4)を設けた第二の部品(例えば701、200、104)と、を備え、
前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを接続することにより、前記第一の部品と前記第二の部品とが電気的に接続状態となる遊技台であって、
コネクタ接続部(例えば701b、200b、200b1、104b2、200b3、104b4)が前記第二のコネクタと前記第二の部品との間に設けられ、
前記第一の部品から、前記第一のコネクタにおける前記第二のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第一の高さであり、
前記第二の部品から、前記コネクタ接続部を介し前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第二の高さであり、
前記第一の高さと前記第二の高さを異ならせた
ことを特徴とする遊技台、としたので、
第二のコネクタと第二の部品との間にコネクタ接続部を設けることにより、壊れやすいコネクタを明確にし、故障を発見しやすくなる場合がある。また、組み立て作業をおこなう際、壊れやすいコネクタが明確であると、慎重に組み立て作業をおこなうので、接続不良による故障を減らすことができる場合がある。
【0121】
なお、第一のコネクタおよび第二のコネクタは第一の部品と第二の部品を電気的に接続可能なものであれば、種類を問わない。
【0122】
コネクタの具体例として、ハーネスで接続するコネクタやフローティングコネクタなどが挙げられる。
【0123】
また、本発明は、
2. 1.に記載の遊技台であって、
前記第一の部品および前記第二の部品のうちの一方は遊技領域を有する遊技盤であり、
他方は該遊技盤を収容する収容部(例えば104e)を有する本体であり、
前記収容部に前記遊技盤が収容された状態では、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは接続状態であり、
前記収容部の一側縁には、前記遊技盤を前記収容部へ収容する際に該遊技盤を回転支持する支持部(例えば104d)が設けられ、
前記支持部に回転支持された前記遊技盤を前記収容部へ収容すると、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとが接続するよう構成されており、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうち少なくとも一方は接続方向に対し直交する面内で移動自在に設けられている
ことを特徴とする遊技台、としたので、
遊技盤と本体の複雑な配線を解消し、組み立て時の接続ミスを減らす場合がある。また、壊れやすいコネクタを明確にし、接続不良や故障を発見しやすくすることができる場合がある。
【0124】
なお、「接続方向に対し直交する面内で移動自在」とは、「少なくとも接続方向に対し直交する面内で移動自在」との意味であり、接続方向に対し直交する面内以外であっても移動自在であってもよい。
【0125】
「第一のコネクタおよび第二のコネクタのうち少なくとも一方は接続方向に対し直交する面内で移動自在に設けられている」ので、第一のコネクタと第二のコネクタの一方または両方にフローティングコネクタを使用しても良い。
【0126】
また、本発明は、
3. 2.に記載の遊技台であって、
第三のコネクタ(例えば200a1、104a3)が前記遊技盤における前記第一のコネクタ(例えば200a2、104a4)と隣り合う位置に設けられ、
第四のコネクタ(例えば104a1、200a4)が、前記本体における前記第二のコネクタ(例えば104a2、200a3)と隣り合い、
かつ、前記収容部に前記遊技盤が収容された状態において前記第三のコネクタと接続される位置に設けられ、
前記支持部から前記第二のコネクタまでは第一の距離があり、
前記支持部から前記第四のコネクタまでは第二の距離があり、
前記第一の距離よりも前記第二の距離が長い
ことを特徴とする遊技台、としたので、
支持部を中心に回転して遊技盤を収容部に収容することで、内周側の第一のコネクタが第二のコネクタに接した後、外周側の第三のコネクタが第四のコネクタに接するので、第一のコネクタもしくは第二のコネクタを確認すれば接続不良や故障を発見できる場合がある。
【0127】
なお、第三のコネクタおよび第四のコネクタのうち一方または両方にフローティングコネクタを使用してもよいし、またはフローティングコネクタを使用しなくてもよい。
【0128】
第一のコネクタ(第二のコネクタ)と第三のコネクタ(第四のコネクタ)との間に他のコネクタを配置してもよいし、または配置しなくてもよい。
【0129】
また、本発明は、
4. 3.に記載の遊技台であって、
前記コネクタ接続部は、
前記第二のコネクタと前記本体との間に設けられた第二のコネクタ接続部と、
前記第三のコネクタと前記遊技盤との間に設けられた第三のコネクタ接続部と、からなり、
前記遊技盤から、前記コネクタ接続部を介し前記第三のコネクタにおける前記第四のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第三の高さであり、
前記本体から、前記第四のコネクタにおける前記第三のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第四の高さであり、
前記第一の高さは前記第三の高さと異なり、前記第二の高さは第四の高さと異なる
ことを特徴とする遊技台、としたので、
隣り合うコネクタの高さを異ならせることにより、コネクタが複数接続される場合であっても壊れやすいコネクタを明確にし、故障を発見しやすくなる場合がある。
【0130】
なお、第一のコネクタ(第二のコネクタ)と第三のコネクタ(第四のコネクタ)との間に他のコネクタを配置する場合、他のコネクタの高さは第一のコネクタまたは第三のコネクタと等しくしてもよいし、または異ならせてもよい。
【0131】
また、本発明は、
5. 3.または4.に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記支持部に支持される前記遊技盤の第一の端よりも該第一の端とは逆の第二の端に近い位置に配置され、
前記第三のコネクタの接続面における長辺は、前記第一のコネクタの接続面における長辺より長く、
前記第三のコネクタは、前記第三のコネクタの接続面における長辺と前記第二の端が平行になるように配置されている
ことを特徴とする遊技台、としたので、
第三のコネクタの接続面における長辺を第一のコネクタの接続面における長辺より長くすることにより、第三のコネクタは外部からの衝撃を吸収しやすく(長いことにより衝撃を分散し)、第一のコネクタよりも壊れにくくなる場合がある。
【0132】
なお、第一のコネクタ(第二のコネクタ)と第三のコネクタ(第四のコネクタ)との間に他のコネクタを配置する場合、他のコネクタの長辺は第一のコネクタまたは第三のコネクタと等しくしてもよいし、または異ならせてもよい。
【0133】
「第三のコネクタの接続面における長辺は、前記第一のコネクタの接続面における長辺より長く」とは、「第三のコネクタの接続面における長辺は、少なくとも前記第一のコネクタの接続面における長辺より長く」の意味であり、第一のコネクタと第三のコネクタとの間に他のコネクタを配置する場合、第三のコネクタの接続面における長辺は他のコネクタの接続面における長辺と等しくしてもよいし、または長くしてもよいし、もしくは短くしてもよい。
【0134】
また、本発明は、
6. 3.乃至5.のうちのいずれか1項に記載の遊技台であって、
遊技動作を制御する主基板(例えば156、702)と、
前記主基板の指令により制御をおこなう副基板(例えば160、164、703)と、を備え、
前記主基板は、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタにより接続され、
前記副基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタにより接続される
ことを特徴とする遊技台、としたので、
主基板へ接続される第一のコネクタおよび第二のコネクタを支持部に近い位置に置くことで、第一のコネクタおよび第二のコネクタは壊れやすい位置に配置され、故障した際は完全に遊技ができない状態にし、誤動作による遊技者やホールへの不利益を最小限にすることができる場合がある。
【0135】
なお、「前記主基板は、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタにより接続」とは、「少なくとも前記主基板は、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタにより接続」の意味であり、他の基板(例えば、払出基板、発射基板、電源基板など)を接続してもよい。
【0136】
また、「前記副基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタにより接続」とは、「少なくとも前記副基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタにより接続」の意味であり、他の基板(例えば、払出基板、発射基板、電源基板など)を接続してもよい。
【0137】
本発明の態様は、上述した個々の実施例に限定されるものではなく、個々の実施例の各要素のいかなる組合せも本発明に含み、また、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0138】
本発明に係る遊技台は、パチンコ機などに代表される遊技台に適用することができる。
【符号の説明】
【0139】
100 パチンコ機
124 遊技領域
208 装飾図柄表示装置
208a 左図柄表示領域
208b 中図柄表示領域
208c 右図柄表示領域
208d 演出表示領域
230 第1特図始動口
232 第2特図始動口
234 可変入賞口
206 演出装置
224 演出用可動体
300 主制御部
304 CPU
306 ROM
308 RAM
400 第1副制御部
404 CPU
406 ROM
408 RAM
500 第2副制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のコネクタを設けた第一の部品と、
第二のコネクタを設けた第二の部品と、を備え、
前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとを接続することにより、前記第一の部品と前記第二の部品とが電気的に接続状態となる遊技台であって、
コネクタ接続部が前記第二のコネクタと前記第二の部品との間に設けられ、
前記第一の部品から、前記第一のコネクタにおける前記第二のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第一の高さであり、
前記第二の部品から、前記コネクタ接続部を介し前記第二のコネクタにおける前記第一のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第二の高さであり、
前記第一の高さと前記第二の高さを異ならせた
ことを特徴とする遊技台。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技台であって、
前記第一の部品および前記第二の部品のうちの一方は遊技領域を有する遊技盤であり、
他方は該遊技盤を収容する収容部を有する本体であり、
前記収容部に前記遊技盤が収容された状態では、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは接続状態であり、
前記収容部の一側縁には、前記遊技盤を前記収容部へ収容する際に該遊技盤を回転支持する支持部が設けられ、
前記支持部に回転支持された前記遊技盤を前記収容部へ収容すると、前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとが接続するよう構成されており、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタのうち少なくとも一方は接続方向に対し直交する面内で移動自在に設けられている
ことを特徴とする遊技台。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技台であって、
第三のコネクタが前記遊技盤における前記第一のコネクタと隣り合う位置に設けられ、
第四のコネクタが、前記本体における前記第二のコネクタと隣り合い、
かつ、前記収容部に前記遊技盤が収容された状態において前記第三のコネクタと接続される位置に設けられ、
前記支持部から前記第二のコネクタまでは第一の距離があり、
前記支持部から前記第四のコネクタまでは第二の距離があり、
前記第一の距離よりも前記第二の距離が長い
ことを特徴とする遊技台。
【請求項4】
請求項3に記載の遊技台であって、
前記コネクタ接続部は、
前記第二のコネクタと前記本体との間に設けられた第二のコネクタ接続部と、
前記第三のコネクタと前記遊技盤との間に設けられた第三のコネクタ接続部と、からなり、
前記遊技盤から、前記コネクタ接続部を介し前記第三のコネクタにおける前記第四のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第三の高さであり、
前記本体から、前記第四のコネクタにおける前記第三のコネクタと接触する接触部まで、の高さは第四の高さであり、
前記第一の高さは前記第三の高さと異なり、前記第二の高さは第四の高さと異なる
ことを特徴とする遊技台。
【請求項5】
請求項3または4に記載の遊技台であって、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記支持部に支持される前記遊技盤の第一の端よりも該第一の端とは逆の第二の端に近い位置に配置され、
前記第三のコネクタの接続面における長辺は、前記第一のコネクタの接続面における長辺より長く、
前記第三のコネクタは、前記第三のコネクタの接続面における長辺と前記第二の端が平行になるように配置されている
ことを特徴とする遊技台。
【請求項6】
請求項3乃至5のうちのいずれか1項に記載の遊技台であって、
遊技動作を制御する主基板と、
前記主基板の指令により制御をおこなう副基板と、を備え、
前記主基板は、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタにより接続され、
前記副基板は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタにより接続される
ことを特徴とする遊技台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2012−135361(P2012−135361A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−288178(P2010−288178)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【特許番号】特許第4860767号(P4860767)
【特許公報発行日】平成24年1月25日(2012.1.25)
【出願人】(597044139)株式会社大都技研 (1,470)
【Fターム(参考)】