説明

遊技場の遊技客登録管理装置

【課題】 遊技場に来店した仲間が遊技する遊技機の遊技状態を簡単に確認できるようにする。
【解決手段】 パチンコゲーム機1で特賞が発生したときは、集中管理装置5は、パチンコゲーム機1から特賞信号を入力するので、メモリからグループ登録データを読込み、検索処理を実行する。この検索処理では、グループ登録された遊技客が遊技しているパチンコゲーム機1の台No.を検索する。このとき、グループ登録されている仲間が遊技しているパチンコゲーム機1で特賞が発生していたときは、グループ登録された他の仲間が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4に「………番台 大当り」と表示する。これにより、遊技客は、仲間が遊技するパチンコゲーム機1の遊技状態を確認することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場に入場した遊技客の所在を管理するための遊技場の遊技客登録管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、パチンコホールに仲間と一緒に来店した際に、仲間に連絡したい場合は、仲間の全てを探し出してその旨を連絡する必要がある。このような場合は、自分で仲間を探し出したり、店内放送により仲間を呼出すようにしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、近年、パチンコホールは大形化しているので、自分で仲間を探し出すことは時間を要する。
また、店内放送したときに仲間が遊技しているパチンコゲーム機が賞球を多数放出する特賞状態を呈していたときは、店内放送の呼出に応じることができない虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技場に来店した仲間が遊技する遊技機の遊技状態を簡単に確認することができる遊技場の遊技客登録管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の遊技場の遊技客登録管理装置は、遊技客を特定するための個人情報を記憶した記憶媒体と、遊技機に1対1で対応して設けられ、前記記憶媒体に記憶された個人情報を読取る遊技機用読取手段と、遊技場内に設置され、遊技客が仲間の遊技客をグループ登録するために使用する端末機と、前記遊技機用読取手段が読取った個人情報に基づいて、遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機との対応関係を示す所在データを登録すると共に、前記端末機に対する遊技客のグループ登録操作に応じて、複数の遊技客をグループ化したグループ登録データを登録する集中管理装置と、前記遊技機に1対1で対応して穀けられた遊技データ表示手段とを備え、前記集中管理装置は、グループ登録された遊技客が遊技する遊技機の遊技データを、当該遊技客の仲間の遊技客が遊技する遊技機に対応した前記遊技データ表示手段に対して出力し、前記遊技データ表示手段は、前記集中管理装置から出力される遊技データを入力して表示するものである。
【0005】
また、本発明の遊技場の遊技客登録管理装置は、遊技客を特定するための個人情報を記憶した記憶媒体と、遊技機に1対1で対応して設けられ、前記記憶媒体に記憶された個人情報を競取る遊技機用読取手段と、遊技場内に設置され、遊技客が仲間の遊技客をグループ登録するために使用する端末機と、前記遊技機用読取手段が読取った個人情報に基づいて、遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機との対応関係を示す所在データを登録すると共に、前記端末機に対する遊技客のグループ登録操作に応じて、複数の逝技客をグループ化したグループ登録データを登録し、前記所在データ及びグループ登録データに基づいて、グループ登録された遊技客の所在を示す呼出データを作成する集中管理装置と、前記遊技機に1対1で対応して設けられ、前記集中管理溝置が作成した呼出データを入力して遊技客に表示する呼出データ表示手段と、前記遊技機に1対1で対応して設けられた遊技データ表示手段とを備え、前記集中管理盤置は、グループ登録された遊技客が遊技する遊技機の遊技データを、当該遊技客の仲間の遊技客が遊技する遊技機に対応した前記遊技データ表示手段に対して出力し、前記遊技データ表示手段は、前記集中管理装置から出力される遊技データを入力して表示するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明をパチンコホールに適用した第1実施例を図1乃至図36を参照して説明する。
全体構成を概略的に示す図1において、遊技場としてのパチンコホールには遊技機としてのパチンコゲーム機1が複数設置されている。このパチンコゲーム機1は、盤面に打込まれて排出するアウト玉数及び遊技客に放出するセーフ玉数を示す信号を出力する。パチンコゲーム機1に隣接して台間玉貸機2及び遊技機用読取手段としてのカードリーダ3が設けられている。台間玉貸機2は、貨幣が投入されたとき、或いは後述するようにカードリーダ3に記憶媒体として機能する有効な会員カードが挿入された状態でスイッチ操作に応じた数のパチンコ玉をパチンコゲーム機1に放出すると共に、売上げを示す信号を出力する。
【0007】
パチンコゲーム機1の上方には遊技データ表示手段としての機能を有する呼出ランプユニット4が設けられている。この呼出ランプユニット4は、パチンコゲーム機1からの信号に基づいて当該パチンコゲーム機1のアウト玉数及びセーフ玉数を計数しており、所定タイミング毎に計数データを集中管理装置5に出力する。また、呼出ランプユニット4は、カードリーダ3に会員カードが挿入されたときは当該会員カードの適否を集中管理装置5に確認すると共に、所定タイミング毎に台間玉貸機2の売上げデータを集中管理装置5に出力する。
【0008】
パチンコホール内の所定箇所にはカメラ6が設置されている。このカメラ6は複数のパチンコゲーム機1を撮影対象とするように設定されており、水平・垂直回転機能及びズーム機能を備えていると共に、図示しないスイッチ操作によるマニュアル操作及びカメラ制御装置7からの指令により駆動されるようになっている。この場合、集中管理装置5は、各パチンコゲーム機1の不正を監視するようになっており、不正が行われたと判断したときはカメラ制御装置7に対する指令により撮影対象となるパチンコゲーム機1を図示しないモニタに写し出すと共に、録画装置に映像を記憶するようになっている。
【0009】
一方、パチンコホール内には複数の登録端末機8が設置されている。この登録端末機8は後述するようにパチンコホールに来店した仲間をグループ登録すると共に呼出しする際に使用するもので、データ及び信号を集中管理装置5との間で伝送すると共に、カメラ制御装置7からの映像信号を画像として写し出すようになっている。
ここで、集中管理装置5は、登録端末機8からの指令に応じて撮影対象となるパチンコゲーム機1を撮影するための指令をカメラ制御装置7に出力するようになっている。
【0010】
図2は登録端末機8の構成を概略的に示している。この図2において、制御部9は、カードリーダ10に挿入された会員カードから会員No.を読取り集中管理装置5に出力する。また、表示部11はタッチパネル12を備えて構成されており、制御部9は、タッチパネル12からの信号に基づいて集中管理装置5に操作信号を出力すると共に、表示部11に所定の画像或いはカメラ制御装置7からの映像信号が示す映像を表示するようになっている。
【0011】
図3はパチンコゲーム機1の周辺構成を示している。カードリーダ3は自動吸入式のもので、会員カードが挿入されると当該会員カードを内部に搬送すると共に、図示しない排出スイッチが操作されたときは内部に搬送した会員カードを排出するようになっている。また、台間玉貸機2は、カードリーダ3に会員カードが挿入された状態でパチンコ玉の貸出しを行うようになっている。
【0012】
この会員カードは遊技客に対するサービス向上のためにパチンコホール毎に発行されるものであり、会員カードの磁気記憶部には遊技客を特定するための会員No.が暗証コードと共に記憶されている。また、会員カードには、会員名及び当該会員カードの有効期限がエンボス加工されている。
この会員カードを利用したサービスとしては、獲得したパチンコ玉の貯玉サービスがある。つまり、遊技を終了する際に図示しない玉計数装置のカードリーダに会員カードを読込ませた状態でパチンコ玉を計数することにより計数値を集中管理装置5に累積的に記憶することができる。そして、次に来店した際にカードリーダ3に会員カードを挿入して暗証コードを入力した状態で所望の金額をスイッチ入力することにより集中管理装置5に記憶された貯玉数の範囲内で入力された金額に相当する数のパチンコ玉の貸出しを台間玉貸機2から受けることができる。従って、遊技客にとっては獲得したパチンコ玉を景品と一々交換する煩わしさが解消されると共に、パチンコホールとして遊技客の固定化を図ることができる。
【0013】
また、会員カードを利用したサービスとしては、各パチンコゲーム機1の稼働状況の提供がある。つまり、パチンコホールには図示しないデータ表示装置が設置されており、遊技客は、会員カードをデータ表示装置に挿入した状態でスイッチ操作することにより所望のパチンコゲーム機1の数日前からの稼働状況(ゲームのスタート回数、特賞回数等)をモニタにより確認することができるようになっている。従って、遊技客は、データ表示装置により各パチンコゲーム機1の稼働状況を確認することができるので、パチンコゲーム機1を選択する際の目安とすることができる。
【0014】
呼出ランプユニット4に対応して呼出データ表示手段17が設けられている。この場合、集中管理装置5は、グループ登録された遊技客と当該遊技客が遊技する台No.との関係を示す呼出データを登録端末機8に加えて呼出ランプユニット4に出力するようになっている。また、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5から呼出データを入力したときは、当該呼出データを呼出データ表示手段17に表示するようになっている。そして、呼出データ表示手段17は、呼出ランプユニット4から与えられた呼出データを表示する。
【0015】
図4は、呼出ランプユニット4の構成を概略的に示している。即ち、制御部13は、呼出スイッチ14に対する操作によりランプ部15を点灯するようになっている。また、制御部13は、パチンコゲーム機1の稼働状況及び台間玉貸機2の売上状況を集中管理装置5に出力すると共に、カードリーダ3が読取った会員カードの会員No.を集中管理装置5に出力する。つまり、制御部13は、パチンコゲーム機1から排出されたアウト玉及びパチンコゲーム機1から放出されたセーフ玉並びにゲームのスタート回数、特賞の発生回数等を計数すると共に、その計数値を所定時間毎に集中管理装置5に出力する。
【0016】
また、制御部13は、集中管理装置5からの指令に応じて表示部19に所定のメッセージを表示するようになっている。
呼出データ表示手段17はタッチパネル18が前面に設けられた表示部19から構成されており、斯様な構成の呼出データ表示手段17が図3に示すように呼出ランプユニット4に設けられている。
【0017】
次に上記構成の作用について説明する。
遊技客がパチンコホールからのサービスの享受を希望する場合は、所定の登録手続を行うことにより会員カードの発行を受ける。この場合、パチンコホールの担当係員は、会員カードを発行したときは集中管理装置5に会員データを入力する。すると、集中管理装置5は、会員データの入力に応じて会員データメモリに会員データを登録する。つまり、集中管理装置5の会員データメモリには、図5に示すように会員No.に対応して暗証No.、会員名及び有効期限が記憶される。
【0018】
さて、上述のようにして会員登録した遊技客が、パチンコホールに仲間と共に入店した際にグループ登録を希望するときは、パチンコホールに設置された登録端末機8によりグループ登録する。このグループ登録とは、後述するように仲間の所在を確認する際に必要となる事前の作業である。
即ち、登録端末機8の動作を示す図8乃至図12において、登録端末機8は、電源が投入されたときは初期画面(図13参照)を表示する(ステップA1)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「操作を選んで下さい。」というメッセージが表示されると共に、「登録」、「呼出」及び「指名呼出」という操作案内が表示される。ここで、「登録」という操作案内はグループ登録することを意味し、「呼出」という操作案内はグループ登録した遊技客を呼出すことを意味し、「指名呼出」という操作案内は遊技している特定の遊技客を呼出すことを意味している。
【0019】
続いて、登録端末機8は、表示部11の「登録」表示部がタッチ操作されるか(ステップA2)、「呼出」表示部がタッチ操作されるか(ステップA10)、「指名呼出」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる(ステップA101)。
[新規登録]……
グループ登録を希望する遊技客は、登録端末機8の表示部11の「登録」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「登録」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA2)、表示画面を画面[A](図14参照)に切替える(ステップA3)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<登録> 新規登録か追加登録か選んで下さい。」というメッセージが表示されると共に、「新規」、「追加」、「終了」という操作案内が表示される。
【0020】
続いて、登録端末機8は、表示部11の「新規」表示部がタッチ操作されるか(ステップA4)、「追加」表示部がタッチ操作されるか(ステップA11)、「終了」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる(ステップA12)。
ここで、グループの新規登録を希望する遊技客は、「新規」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「新規」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA4)、集中管理装置5に新規登録信号を出力してから(ステップA5)、表示画面を表示[B](図15参照)に切替える。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<新規登録> グループの暗証番号を登録することができます。登録しない場合は登録する方の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージが表示されると共に、0〜9の数字表示、「訂正」、「終了」という操作案内が表示される。
【0021】
続いて、登録端末機8は、暗証番号が入力するか(ステップA7)、会員カードを受入れたか(ステップA13)、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる(ステップA18)。
ここで、グループを示す暗証番号の登録を希望する遊技客は、4桁の暗証番号を数字表示部に対するタッチ操作により入力する。すると、登録端末機8は、暗証番号を入力したときは(ステップA7)、入力された暗証番号を示す暗証登録信号を集中管理装置5に出力してから、表示画面を画面[C](図16参照)に切替える。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<新規登録> 登録する方の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージが表示されると共に、「終了」という操作案内が表示される。
【0022】
続いて、登録端末機8は、ステップA13に移行することにより会員カードを受入れたか(ステップA13)、「終了」表示部がタッチ操作されたか(ステップA18)、暗証番号を入力したかを監視するようになる(ステップA7)。
一方、図27乃至図30は集中管理装置5の動作を示している。即ち、集中管理装置5は、電源が投入されたときは、新規登録信号が入力したか(ステップB1)、追加登録信号が入力したか(ステップB17)、呼出信号が入力したか(ステップB37)を監視するようになる。
【0023】
この場合、登録端末機8から新規登録信号が入力するので、集中管理装置5は、新規登録信号が入力したときは(ステップB1)、暗証No.が入力したか(ステップB1)、会員No.が入力したか(ステップB2)、終了信号が入力したかを監視するようになる(ステップB11)。
このとき、登録端末機8から新規登録信号に続いて暗証No.が入力するので、集中管理装置5は、暗証No.を入力したときは(ステップB2)、図6に示すグループ登録メモリにグループ登録データ用の新規ファイルを作成し、当該新規ファイルにグループNo.とグループ暗証番号を登録してから(ステップB3)、ステップB4に移行することにより会員No.、終了信号、暗証No.の何れかが入力するのを監視するようになる。
【0024】
以上の動作により、集中管理装置5のグループ登録メモリには、グループ登録データとして一人目のグループNo.とグループ暗証番号とが記憶される。尚、この場合には、会員No.及び会員名は未だ記憶されていない。
さて、上述のようにして登録端末機8に対する操作により暗証No.登録が終了したときは、一人目の仲間が保有する会員カードを登録端末機8のカードリーダ10に挿入する。また、グループを示す暗証番号の登録を行わなかった場合も一人目の仲間が保有する会員カードを登録端末機8のカードリーダ10に挿入する。
【0025】
すると、登録端末機8は、会員カードを受入れたときは(図8のステップA13)、挿入された会員カードが正規の会員カードか否かを判断し(ステップA14)、正規の会員カードでなかったときは表示部11に「当店の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA20)、会員カードを排出する(ステップA21)。また、挿入された会員カードが正規の会員カードであったときは、会員No.を集中管理装置5に出力してから(ステップA15)、集中管理装置5から登録信号が入力するか(ステップA16)、拒否信号が入力するのを監視するようになる(ステップA22)。
【0026】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から会員No.を入力したときは(図27のステップB4)、会員データメモリの会員データに基づいて照合処理を実行し(ステップB5)、会員カードが有効か否かを判断する(ステップB6)。このとき、会員カードが無効であったときは、拒否信号を登録端末機8に出力する(ステップB14)。また、会員カードが有効で且つ1人目の登録であったときは(ステップB7)、グループNo.が登録済か否かを判定する(ステップB8)。
【0027】
このとき、グループの暗証No.を予め登録してある場合は、グループNo.は既に登録されているので、集中管理装置5は、グループ登録メモリの該当するグループ登録データに会員No.及び当該会員No.に対応する会員名を登録してから(図27のステップB9)、登録信号を登録端末機8に出力する(ステップB10)。また、グループの暗証No.を登録していない状態で会員No.を登録端末機8から入力したときは、集中管理装置5は、グループNo.を登録していないと判断し、グループ登録メモリにグループ登録データとして会員No.及び会員名を登録してから(ステップB16)、登録信号を登録端末機8に出力する(ステップB10)。
以上の動作により、集中管理装置5のグループ登録メモリには一人目のグループ登録データが登録される。尚、グループ暗証No.を登録しなかった場合は、グループ登録データにグループ暗証No.が記憶されることはない。
【0028】
さて、登録端末機8は、集中管理装置5から会員カードが無効であることを示す拒否信号を入力したときは(図8のステップA16)、表示部11に「このカードは現在ご使用できません。」というメッセージを表示すると共に(ステップA23)、会員カードを排出してから(ステップA24)、ステップA7に移行することにより暗証番号が入力するか、会員カードを受入れたか、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる。従って、会員カードが無効の場合には、グループ登録を行うことはできない。
【0029】
ここで、一人目が正式に登録されたときは集中管理装置5から登録信号が出力されるので、登録端末機8は、登録信号を入力したときは(ステップA16)、表示画面を画面[D](図17参照)に切替える(ステップA17)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<登録> 登録しました。次の方の会員カードをお入れになるか、終了にタッチして下さい。」というメッセージが表示されると共に、「終了」という操作案内が表示される。
【0030】
そして、二人目の仲間が保有する会員カードを登録端末機8のカードリーダ10に挿入すると、上述したのと同様にして登録端末機8のカードリーダ10に挿入された会員カードの会員No.が集中管理装置5に出力される。
すると、集中管理装置5は、会員No.が入力したときは(図27のステップB4)、二人目の登録であることから(ステップB7)、図6に示すグループ登録メモリの一人目のグループ登録データを二人目のグループ登録データにコピーすると共に当該二人目のグループ登録データに入力した会員No.及び当該会員No.に対応する会員名を登録することにより二人目のグループ登録データを作成してから(ステップB15)、登録信号を集中管理装置5に出力する(ステップB10)。
【0031】
[終了]……
上述した登録操作により全ての仲間の会員カードの登録が終了したときは、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部が操作されたときは(図8のステップA18)、終了操作信号を集中管理装置5に出力してから(ステップA19)、ステップA1に戻ることにより初期画面を表示する。
【0032】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から終了信号を入力したときは(図27のステップB11)、会員No.が登録済か否かを判断する(ステップB12)。このとき、会員No.は登録済みであるので、集中管理装置5は、会員No.は登録済みと判断して、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
この場合、グループNo.の登録が終了した遊技客が会員カードを登録することなく登録端末機8の「終了」表示部をタッチ操作したときは、会員No.が登録されていない状態で登録端末機8から終了信号が入力するので、このような場合は、集中管理装置5は、グループ登録メモリに一旦作成したグループ登録データを示す新規ファイルを削除する(ステップB13)。
【0033】
[追加登録]……
上述したグループ登録操作によりグループ登録した仲間に新たな仲間を追加登録する場合は、初期画面の「登録」表示部をタッチ操作することにより表示画面を画面[A](図1313参照)に切替えてから、画面[A]の「追加」表示部にタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「追加」表示部がタッチ操作されたときは(図8のステップA11)、追加登録信号を出力すると共に(ステップA25)、表示画面を画面[E](図18参照)に切替える(ステップA26)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<追加登録> 登録済の方の会員カードをお入れになるか、グループの暗証番号を入力して下さい。」というメッセージが表示されると共に、0〜9の数字表示、「終了」という操作案内が表示される。
【0034】
続いて、登録端末機8は、会員カードを受入れたか(ステップA27)、暗証No.が入力したか(ステップA34)、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる(ステップA35)。
ここで、追加登録操作を終了する場合は、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部11をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA35)、終了信号を集中管理装置5に出力する(ステップA35a)。
【0035】
このとき、集中管理装置5は、登録端末機8から追加登録信号を入力したときは(図28R>8のステップB17)、暗証No.が入力するか(ステップB18)、会員No.が入力するか(ステップB22)、終了信号が入力するかを監視するようになる(ステップB101)。
この場合、登録端末機8から終了信号が出力されるので、集中管理装置5は、終了信号が入力したときは(ステップB101)、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
【0036】
さて、先にグループ登録した仲間がグループの暗証No.を登録している場合は、その暗証No.を登録端末機8に入力する。すると、登録端末機8は、暗証No.を入力したときは(図9のステップA34)、入力した暗証No.を集中管理装置5に出力してから(ステップA41)、集中管理装置5から登録データが入力するか(ステップA42)、拒否信号が入力するのを監視するようになる(ステップA44)。
【0037】
また、先にグループ登録した仲間がグループの暗証No.を登録していない場合、或いは暗証No.が登録されている場合であっても暗証No.を忘れてしまった場合は、登録端末機8のカードリーダ10に会員カードを挿入する。すると、登録端末機8は、会員カードを受入れたときは(ステップA27)、会員カードが正規の会員カードか否かを判断する(ステップA28)。このとき、会員カードが正規の会員カードでなかったときは、表示部11に「当店のカードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA32)、会員カードを排出する(ステップA33)。また、会員カードが正規の会員カードであったときは、会員No.を集中管理装置5に出力してから(ステップA29)、集中管理装置5から登録データが入力するか(ステップA30)、拒否信号が入力するか(ステップA36)、未登録信号が入力するのを監視するようになる(ステップA38)。
【0038】
ここで、集中管理装置5は、登録端末機8から追加登録信号に続いて暗証No.を入力したときは(図28のステップB17,B18)、グループ登録メモリからグループ登録データを読込み(ステッB19)、入力した暗証No.と一致する暗証No.が存在するか否かを判断する。このとき、入力した暗証No.と一致する登録データが存在しなかったときは拒否信号を登録端末機8に出力する(ステップB21)。また、暗証No.と一致する登録データが存在するときは、登録データを登録端末機8に出力する(ステップB27)。
【0039】
また、集中管理装置5は、登録端末機8から暗証No.を入力することなく会員No.を入力したときは(ステップB22)、会員データメモリの会員データに基づいて照合処理を実行し(ステップB23)、会員カードが有効か否かを判断する(ステップB24)。このとき、会員カードが無効であったときは拒否信号を登録端末機8に出力する(ステップB33)。また、会員カードが有効であったときはグループ登録メモリのグループ登録データを読込み(ステップB25)、会員No.がグループ登録データに登録済か否かを判断する(ステップB26)。このとき、会員No.が登録済でなかったときは未登録信号を登録端末機8に出力する(ステップB34)。また、会員No.が登録済みであったときはグループ登録データを登録端末機8に出力する(ステップB27)。
【0040】
さて、登録端末機8は、集中管理装置5から拒否信号を入力したときは(図9のステップA36)、表示部11に「このカードは現在ご使用できません。」というメッセージを表示してから(ステップA37)、会員カードを排出する(ステップA40)。また、集中管理装置5から未登録信号を入力したときは(ステップA38)、「このカードは登録されていません。登録済の方のカードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA39)、会員カードを排出する(ステップA40)。従って、会員カードが無効である場合、或いは会員カードが有効であるにしてもグループ登録されていない会員カードを使用した場合には、追加登録を行うことはできない。
【0041】
ここで、登録端末機8に入力された暗証番号が正しい場合、或いは登録端末機8に挿入された会員カードがグループ登録の際に使用されたものである場合は、集中管理装置5から登録端末機8にグループ登録データが出力されるので、登録端末機8は、グループ登録データを入力したときは(ステップA30)、表示画面を画面[F](図19参照)に切替える(ステップA31)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<追加登録> 会員No. お名前……」というグループ登録データが表示されると共に、「追加登録する方の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージ及び「終了」という操作案内が表示される。
【0042】
続いて、登録端末機8は、ステップA7に移行することかにより暗証番号が入力するか、会員カードを受入れたか、「終了」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる。
従って、追加登録を希望する遊技客が会員カードを登録端末機8のカードリーダ10に挿入すると、登録端末機8は、会員カードを受入れたときは(ステップA13)、会員No.を集中管理装置5に出力する(ステップA15)。
【0043】
すると、集中管理装置5は、登録端末機8から会員No.を入力したときは(図28のステップB28)、会員データメモリの会員データに基づいて照合処理を実行し(ステップB29)、会員カードが有効か否かを判断する(ステップB30)。このとき、会員カードが無効であったときは拒否信号を出力する(ステップB36)。また、会員カードが有効であったときは、会員No.及び会員名をグループ登録メモリのグループ登録データを示す該当ファイルの最後尾に追加登録してから(ステップB31)、登録信号を登録端末機8に出力する(ステップB32)。
【0044】
ここで、登録端末機8は、集中管理装置5から拒否信号を入力したときは(図8のステップA22)、表示部11に「このカードは現在ご使用できません。」というメッセージを表示してから(ステップA23)、会員カードを排出する(ステップA24)。また、登録信号を入力したときは(ステップA16)、表示画面を画面[D](図17参照)に切替えてから(ステップA17)、会員カードを排出する(ステップA24)。
【0045】
そして、上述したようにして追加したい全ての会員カードの登録が終了したときは、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA18)、終了信号を集中管理装置5に出力する(ステップA19)。
すると、集中管理装置5は、終了信号を入力したときは(図28のステップB35)、ステップB17に移行することにより追加登録の初期状態となる。
以上の登録端末機8に対する追加登録により、仲間をグループに追加登録することができる。
【0046】
さて、上述のようにしてグループ登録した遊技客がパチンコゲーム機1で遊技する場合は、パチンコゲーム機1に隣接して設けられたカードリーダ3に会員カードを挿入する。すると、呼出ランプユニット4の動作を示す図31において、呼出ランプユニット4は、カードリーダ3に会員カードが挿入されたときは(ステップC1)、会員カードに記憶された会員No.を読取って集中管理装置5に出力する(ステップC2)。
【0047】
すると、集中管理装置5の動作を示す図32において、集中管理装置5は、会員No.を呼出ランプユニット4から入力したときは(ステップD1)、会員所在メモリに会員所在データを登録する(ステップD2)。
この会員所在データとは、図7に示すようにグループNo.に対応して会員No.及びパチンコゲーム機1の関係を示すものである。この場合、グループNo.は登録端末機8によりグループ登録した遊技客のみに付与されるものであり、グループ登録していない遊技客には付与されない。
尚、図32に示す集中管理装置5の動作は、図27乃至図30に示した集中管理装置5の動作と並列に行われるようになっている。
【0048】
ところで、近年のパチンコホールは大形化されており、パチンコホールに入場した後に仲間を短時間で探し出すことは困難である。このような場合、上述のようにして登録端末機8により予めグループ登録することにより仲間を容易に探し出すことが可能となる。
[グループ呼出]……
予めグループ登録した仲間を探したい場合は、登録端末機8の初期画面の「呼出」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「呼出」表示部がタッチ操作されたときは(図8のステップA10)、表示画面を画面[G](図20参照)に切替える(ステップA46)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<呼出> 会員カードをお入れ下さい。」というメッセージが表示されると共に、「終了」という操作案内が表示される。
【0049】
続いて、登録端末機8は、呼出信号を集中管理装置5に出力してから(ステップA47)、会員カードを受入れるか(ステップA48)、「終了」表示部がタッチ操作されるのを監視するようになる(ステップA60)。
従って、登録端末機8のカードリーダ10に遊技客が保有する会員カードを挿入すると、登録端末機8は、会員カードを受入れたときは(ステップA48)、受入れた会員カードが正規の会員カードか否かを判断する(ステップA49)。このとき、会員カードが正規の会員カードでなかったときは、表示部11に「当店の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA61)、会員カードを排出する(ステップA62)。また、会員カードが正規の会員カードであったときは、会員No.を集中管理装置5に出力してから(ステップA50)、集中管理装置5から呼出データが入力するか(ステップA51)、拒否信号が入力するか(ステップA63)、未登録信号が入力するかを監視するようになる(ステップA65)。
【0050】
ここで、集中管理装置5は、登録端末機8から会員No.が入力したときは(図29のステップB38)、会員データメモリの会員データに基づいて照合処理を実行し(ステップB39)、会員カードが有効か否かを判断する(ステップB40)。このとき、会員No.が無効であるときは、拒否信号を登録端末機8に出力する。また、会員No.が有効であったときは、グループ登録メモリのグループ登録データを読込み(ステップB41)、会員No.がグループ登録データに登録されているか否かを判断する。このとき、登録データに会員No.が未登録であったときは、未登録信号を登録端末機8に出力する(ステップB47)。また、登録データに会員No.が登録されていたときは、呼出データを作成すると共に(ステップB43)、呼出データを登録端末機8に出力してから(ステップB44)、登録端末機8から映像要求信号が入力するか(B48)、終了信号が入力するかを監視するようになる(ステップB52)。この呼出データとは、呼出対象となるグループに登録されている仲間の会員No.とパチンコゲーム機1の台No.との関係を示すものである。つまり、集中管理装置5は、グループ登録メモリ及び会員所在メモリに記憶されているグループ登録データ及び会員所在データに基づいて呼出対象となる会員No.とパチンコゲーム機1との関係を判断することができるのである。
【0051】
さて、登録端末機8は、集中管理装置5から拒否信号を入力したときは(図11のステップA63)、表示部11に「このカードは現在ご使用できません。」というメッセージを表示してから(ステップA64)、会員カードを排出する(ステップA67)。また、集中管理装置5から未登録信号を入力したときは(ステップA65)、「このカードは登録されていません。登録済の方のカードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA66)、会員カードを排出する(ステップA67)。従って、会員カードが無効である場合、或いは会員カードが有効であるにしてもグループ登録されていない会員カードを使用した場合には、呼出を行うことはできない。
【0052】
ここで、登録端末機8に挿入した会員カードが有効で且つグループ登録した際に使用されている場合は、集中管理装置5から呼出データが入力するので、登録端末機8は、呼出データを入力したときは(ステップA51)、表示画面を画面[H](図21参照)に切替える(ステップA52)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<呼出> 会員No. お名前………」という呼出データが表示されると共に、「映像」及び「終了」という操作案内が表示される。この場合、グループ登録された仲間のうち保有している会員カードをカードリーダ3に読込ませていないものが存在する場合には、台No.に代えて「遊技していません。」というメッセージが表示される。
【0053】
続いて、登録端末機8は、表示部11の「映像」表示部がタッチ操作されたか(ステップA53)、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる(ステップA68)。
ここで、映像表示を希望しない場合は、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA68)、終了信号を集中管理装置5に出力すると共に(ステップA68a)、会員カードを排出してから(ステップA69)、ステップA1に戻ることにより表示部11に初期画面を表示する。
【0054】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から終了信号を入力したときは(図29のステップB52)、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
さて、仲間の遊技状態を映像として確認したい場合には、登録端末機8の表示部11に表示されている「映像」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「映像」表示部がタッチ操作されたときは(図11のステップA53)、表示画面を画面[I](図2222参照)に切替える(ステップA54)。つまり、登録端末機8の表示部11には、<呼出> 会員No. お名前……」という呼出データが表示されると共に、「呼び出す方にタッチして下さい。」というメッセージ及び「終了」という操作案内が表示される。
【0055】
続いて、登録端末機8は、呼出し対象となる遊技客がセレクトされたか(ステップA55)、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる(ステップA70)。
ここで、映像表示を終了する場合は、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA70)、ステップA52に移行することにより表示部11の画面表示を画面[H]に切替える。
【0056】
さて、登録端末機8の表示部11に表示されている仲間の名前表示部にタッチ操作すると、登録端末機8は、遊技客が選択されたと判断して(ステップA55)、映像要求信号を集中管理装置5に出力すると共に(ステップA56)、表示画面を画面[J](図23参照)に切替える(ステップA57)。つまり、登録端末機8の表示部11には、撮影対象の台No.が表示されると共に、カメラ制御装置7から入力する映像信号が画像として表示され、さらに「メッセージ」及び「終了」という操作案内が表示される。
続いて、登録端末機8は、表示部11の「メッセージ」表示部がタッチ操作されるか(ステップA58)、「終了」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる(ステップA71)。
【0057】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から映像要求信号を入力したときは(図29のステップB48)、カメラ制御装置7に映像要求信号を出力してから(ステップB49)、メッセージ要求信号が入力するか(ステップB50)、終了信号が入力するかを監視するようになる(ステップB53)。この映像要求信号は撮影対象となる台No.及び映像信号を出力する登録端末機8を示すもので、カメラ制御装置7は、映像要求信号を入力したときは、撮影対象となる台No.に対応したカメラ6を駆動することにより撮影対象のパチンコゲーム機1を撮像した映像信号を出力対象の登録端末機8に出力する。
【0058】
この結果、登録端末機8の表示部11には、撮影対象のパチンコゲーム機1の周辺が映像として表示されるので、当該パチンコゲーム機1で遊技している仲間の様子を確認することができる。
ここで、登録端末機8に対する操作により指名した仲間にメッセージの伝達を希望しない場合は、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示がタッチ操作されたときは(図11のステップA71)、終了信号を集中管理装置5に出力してから(ステップ71a)、ステップA52に移行することにより表示部11の表示画面を画面[H]に切替える。
【0059】
これにより、集中管理装置5は、登録端末機8から終了信号を入力したときは(図29のステップB53)、ステップB48に戻ることにより映像要求信号が入力するか、終了信号が入力するのを監視するようになる。
さて、登録端末機8の表示部11に映像として写し出された仲間に予め設定されたメッセージを伝達したい場合は、表示部11の「メッセージ」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「メッセージ」表示部がタッチ操作されたときは(図11のステップA58)、メッセージ要求信号を集中管理装置5に出力してから(ステップA59)、ステップA52に戻ることにより表示部11の画面表示を[H]に切替える。
【0060】
すると、集中管理装置5は、登録端末機8からメッセージ要求信号を入力したときは(図29のステップB50)、メッセージ要求信号をグループ登録された他の遊技客が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4に出力してから(ステップB51)、ステップS1に戻ることにより初期状態となる。
ここで、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5からメッセージ要求信号を入力したときは(図31のステップC5)、メッセージ出力処理を実行する(ステップC6)。このメッセージ出力処理とは、呼出ランプユニット4の表示部19に例えば「全員集合」というメッセージを表示することである。
【0061】
従って、グループ登録された仲間が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4の表示部19には「全員集合」というメッセージが表示されるので、その表示を確認することによりグループ登録された遊技客は遊技を終了して集合するようになる。
そして、遊技客が遊技を終了するためにカードリーダ3から会員カードを排出すると、呼出ランプユニット4は、会員カードが排出されたときは(ステップC3)、遊技終了信号を集中管理装置5に出力する(ステップC4)。
【0062】
すると、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4から遊技終了信号を入力したときは(図32のステップD3)、会員所在メモリの会員所在データから該当する会員所在データを削除する(ステップD4)。
従って、グループ登録した仲間が遊技を終了した状態で登録端末機8に対して呼出操作した場合は、表示部11に表示される呼出データには遊技が終了した仲間が遊技していたパチンコゲーム機1の台No.に代えて「遊技していません」というメッセージが表示される。
【0063】
[指名呼出]………
上述したように遊技するのに先立ってグループ登録しておくことにより、グループ呼出により仲間の所在を簡単に確認することができるものの、グループ登録を忘れた場合、或いはグループ登録を行うことなく次のようにして仲間の所在を確認することができる。
即ち、仲間を探したい遊技客は、登録端末機8の表示部11の初期画面に表示されている「指名呼出」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「指名呼出」表示部がタッチ操作されたときは(図8のステップA101)、表示部11の表示画面を画面[K](図24参照)に切替える(ステップA102)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<指名呼出> 会員カードをお入れ下さい。」というメッセージが表示されると共に、「終了」という操作案内が表示される。
【0064】
続いて、登録端末機8は、指名呼出信号を集中管理装置5に出力してから(ステップA103)、会員カードを受入れたか(ステップA104)、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる(ステップA113)。
ここで、指名呼出を終了する場合は、表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA113)、終了信号を集中管理装置5に出力してから(ステップA114)、ステップA1に戻ることにより初期画面を表示する。
【0065】
一方、集中管理装置5は、登録端末機11から指名呼出信号を入力したときは(図30のステップB102)、会員No.が入力するか(ステップB103)、終了信号が入力するかを監視するようになる(ステップB112)。
ここで、集中管理装置5には登録端末機8から終了信号が入力するので、集中管理装置5は、終了信号が入力したときは(ステップB112)、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
【0066】
さて、特定の遊技客の呼出を希望する場合は、登録端末機8のカードリーダ10に会員カードを挿入する。すると、登録端末機8は、会員カードを受入れたときは(図12のステップA104)、会員カードが正規の会員カードか否かを判断する(ステップA105)、このとき、会員カードが正規の会員カードでないときは、表示部11に「当店の会員カードをお入れ下さい。」というメッセージを表示してから(ステップA115)、会員カードを排出する(ステップA116)。また、会員カードが正規の会員カードであったときは、会員カードに記憶されている会員No.を集中管理装置5に出力してから(ステップA106)、集中管理装置5から許可信号が入力するか(ステップA107)、拒否信号が入力するかを監視するようになる(ステップA117)。
【0067】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から会員No.を入力したときは(図30のステップB103)、会員No.の照合処理を実行し(ステップB104)、会員カードが有効か否かを判断する(ステップB105)。このとき、会員カードが無効であったときは、拒否信号を登録端末機8に出力してから(ステップB113)、ステップB103に移行することにより会員No.が入力するか、終了信号が入力するかを監視するようになる。
【0068】
ここで、登録端末機8は、集中管理装置5から拒否信号を入力したときは(図12のステップA117)、表示部11に「このカードは現在ご使用できません。」というメッセージを表示すると共に(ステップA118)、会員カードを排出してから(ステップA119)、ステップA104に移行することにより会員カードを受入れたか、「終了」表示部がタッチ操作されたかを監視するようになる。
【0069】
また、集中管理装置5は、会員カードが有効であったときは、許可信号を登録端末機8に出力してから(図30のステップB106)、登録端末機8から会員情報が入力するか(ステップB107)、終了信号が入力するかを監視するようになる(ステップB114)。
このとき、登録端末機8は、集中管理装置5から許可信号を入力したときは(図12のステップのA107)、表示部11の表示画面を画面[L](図25参照)に切替える。つまり、登録端末機8の表示部11には、<指名呼出> 呼出す方の会員No.または名前を入力して下さい。」というメッセージが表示されると共に、0〜9の数字表示及びA〜Zのアルファベット表示、並びに「訂正」、「終了」という操作案内が表示される。
【0070】
続いて、登録端末機8は、会員情報が入力するか(ステップA109)、「終了」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる(ステップA120)。
ここで、呼出操作を終了する場合は、登録端末機8の表示部11の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部がタッチ操作されたときは(ステップA120)、終了信号を集中管理装置5に出力すると共に(ステップA121)、会員カードを排出してから(ステップA122)、ステップA1に戻ることにより初期画面を表示する。
【0071】
このとき、集中管理装置5は、登録端末機8から終了信号を入力したときは(図30のステップB114)、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
さて、特定の仲間の所在を確認したい場合は、登録端末機8の表示部11の数字表示部またはアルファベット表示部に対するタッチ操作により仲間が保有する会員カードの会員No.または名前等の会員情報を入力する。すると、登録端末機8は、会員情報が入力したときは(図12のステップA109)、会員情報を集中管理装置5に出力してから(ステップA110)、集中管理装置5から呼出データが入力するか(ステップA111)、拒否信号が入力するかを監視するようになる(ステップA123)。
【0072】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8から会員情報を入力したときは(図30のステップB107)、会員データを会員データメモリから読込み(ステップB108)、会員情報が会員データメモリに登録されているか否かを判断する(ステップB109)。このとき、会員情報が会員データメモリに登録されていなかったときは、拒否信号を登録端末機8に出力する(ステップB115)。
【0073】
すると、登録端末機8は、集中管理装置5から拒否信号を入力したときは(図12のステップA123)、表示部11に「当店の会員ではありません。」というメッセージを表示してから(ステップA124)、ステップA109に移行することにより会員情報が入力するか、「終了」表示部がタッチ操作されるかを監視するようになる。
また、集中管理装置5は、会員情報が会員データメモリに登録されていたときは、会員所在メモリに基づいて呼出データを作成すると共に(図30のステップB110)、呼出データを出力してから(ステップB111)、ステップB1に戻ることにより初期状態となる。
【0074】
ここで、登録端末機8は、集中管理装置5から呼出データを入力したときは(図12のステップA111)、表示部11の表示画面を画面[M](図26参照)に切替える。つまり、登録端末機8の表示部11には、<指名呼出> 会員No. お名前……が表示されると共に、0〜9の数字表示及びA〜Zのアルファベット表示、並びに「訂正」、「終了」という操作案内が表示される。
【0075】
従って、グループ登録を行ってない場合であっても、登録端末機8に対する指名呼出操作に応じた表示部11の表示により仲間の所在を簡単に確認することができる。
一方、集中管理装置5は、上述したようにしてグループ登録された遊技客が遊技するパチンコゲーム機1の遊技状態を仲間の遊技客に通知するようになっている。
即ち、図35は集中管理装置5の遊技状態の通知動作を示しており、上述した他の動作と並列に行われるようになっている。
【0076】
即ち、パチンコゲーム機1に特賞が発生すると、パチンコゲーム機1から呼出ランプユニット4に特賞信号が出力されるので、呼出ランプユニット4は、パチンコゲーム機1から特賞信号を入力したときは、特賞信号を集中管理装置5に出力する。
すると、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4から特賞信号を入力したときは(ステップG1)、グループ登録メモリからグループ登録データを読込み(ステップG2)、検索処理を実行する(ステップG3)。この検索処理では、グループ登録メモリのグループ登録データに基づいてグループ登録された遊技客が遊技しているパチンコゲーム機1の台No.を検索する。このとき、グループ登録された遊技客が特賞が発生したパチンコゲーム機1で遊技していたときは(ステップG4)、グループ登録された他の遊技客が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4に「………番台 大当り」という遊技データを示すメッセージ信号を出力する(ステップG5)。
【0077】
この結果、仲間が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4の表示部19には「………番台 大当り」という遊技データが表示される。
また、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4からパチンコゲーム機1が打止めされたことを示す打止信号を入力したときは(ステップG6)、特賞信号の入力と同様にして、グループ登録された会員が打止されたパチンコゲーム機1で遊技していることを確認してから(ステップG7〜G9)、グループ登録された遊技客が遊技するパチンコゲーム機に対応して設けられた呼出ランプユニット4に「………番台 打止め」という遊技データを示すメッセージ信号を出力する(ステップG10)。
この結果、仲間が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4のメッセージ表示部19には「………番台 打止」という遊技データが表示される。
【0078】
一方、呼出ランプユニット4の動作を示す図34において、呼出ランプユニット4は、表示部19に初期画面を表示した状態でカードリーダ3に会員カードを受入れたときは(ステップH1,H2)、会員No.を集中管理装置5に出力する(ステップH3)。
すると、集中管理装置5の動作を示す図35において、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4から会員No.を入力したときは(ステップI1)、会員データメモリの会員データに基づいて照合処理を実行し(ステップI2)、会員No.が登録データに登録されたものであったときは会員所在メモリに会員所在データを登録する(ステップI3)。続いて、グループ登録メモリのグループ登録データを検索し(ステップI4)、会員No.が登録済みであったときは(ステップI5)、会員所在メモリから会員所在データを読込むことにより呼出データを作成し(ステップI6,I7)、当該呼出データを呼出ランプユニット4に出力する(ステップI8)。
【0079】
一方、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5から呼出データを入力したときは(ステップH6)、呼出データを表示部19に表示する(図34のステップH7)。つまり、図36に示すように、呼出ランプユニット4の表示部19には、グループ登録された遊技客と当該遊技客が遊技しているパチンコゲーム機1の台No.との関係が表示されると共に、「メッセージ」及び「終了」という操作案内が表示される。尚、グループ登録されている遊技客の数が多い場合には、表示部19に全ての会員データを一度に表示できないものの、スクロール機能により全ての会員データを確認することができる。
【0080】
さて、表示部19に表示されている仲間にメッセージを送信したい場合は、表示部19の「メッセージ」表示部をタッチ操作する。すると、呼出ランプユニット4は、「メッセージ」表示部がタッチ操作されたときは(ステップH8)、「送信相手を選んで下さい。」というメッセージを表示部19に表示する(ステップH9)。従って、表示部19に表示されている仲間のうちメッセージの送信を希望するものの名前をタッチ操作すると、呼出ランプユニット4は、送信相手が指定されたと判断し(ステップH10)、送信相手を示すメッセージ要求信号を集中管理装置5に出力する(ステップH11)。
【0081】
すると、集中管理装置5は、メッセージ要求信号を入力したときは(図35のステップI16)、該当する呼出ランプユニット4にメッセージ要求信号を出力する(ステップI17)。
この場合、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5からメッセージ要求信号を入力したときは(図34のステップH13)、メッセージ出力処理を実行する(ステップH14)。
以上の動作の結果、送信相手に指定された遊技客が遊技するパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4の表示部19には、例えば「全員集合」というメッセージが表示されるようになる。
【0082】
さて、上述のようにしてメッセージの送信を希望する全ての相手を指定したときは、呼出ランプユニット4の表示部19の「終了」表示部をタッチ操作する。すると、呼出ランプユニット4は、「終了」表示部がタッチ操作されたときはこ(図34のステップH12)、ステップH4に移行することにより会員カードを受入れたか、呼出データが入力するか、「メッセージ」表示部がタッチ操作されたか、メッセージ要求信号を入力したかを監視するようになる。
【0083】
そして、パチンコゲーム機1の遊技が終了したときは、カードリーダ3から会員カードを排出する。
ここで、呼出ランプユニット4は、会員カードが排出されたときは(ステップH4)、遊技終了信号を集中管理装置5に出力する(ステップH5)。
すると、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4から遊技終了信号を入力したときは(図35のステップI9)、会員所在メモリに登録されている会員所在データの該当データを削除する(ステップI10)。続いて、グループ登録メモリのグループ登録データを検索し(ステップI11)、グループ登録データに遊技を終了した遊技客の会員No.が登録されているか否かを判断する(ステップI12)。このとき、グループ登録データに該当する会員データが登録されていたときは、会員所在メモリの会員所在データを読込むと共に(ステップI13)、呼出データを作成してから(ステップI14)、その呼出データを該当する呼出ランプユニット4に出力する(ステップI15)。この場合、呼出データは、カードリーダ3から会員カードが排出した遊技客が遊技を終了したことを示している。
【0084】
従って、呼出ランプユニット4の表示部19には、遊技を終了した遊技客の名前に続けて「遊技していません」というメッセージが表示されるので、呼出ランプユニット4の表示部19を確認することにより仲間が遊技を終了したことを確認することができる。
この場合、呼出ランプユニット4の表示部19に表示された呼出データにより仲間の所在を確認することができるので、登録端末機8まで一々出向く必要がなくなる。
【0085】
上記実施例のものによれば、グループ登録された仲間が遊技するパチンコゲーム機1の稼働状態(遊技状態)を呼出ランプユニット4の9表示部19に表示するようにしたので、その遊技データにより確認することにより、仲間との連帯感を得ることができると共に射幸心を向上することができる。
また、パチンコホールに仲間と来店した際に会員カードを利用して登録端末機8に予めグループ登録しておくことにより、呼出ランプユニット4に対する呼出操作により仲間が遊技するパチンコゲーム機1の台No.を簡単に確認することができるので、パチンコホール内の仲間の所在を素早く探し出すことができる。従って、パチンコホール内の仲間を一々探し出す必要がないので、仲間を探し出す時間を大幅に短縮することができる。
【0086】
また、グループ登録した仲間が遊技しているパチンコゲーム機1の周辺を登録端末機8により映像として視認することができるので、仲間の遊技状態を確認することができる。従って、仲間が遊技しているパチンコゲーム機1が特賞状態となっている場合は、仲間を集合することを延長することにより仲間の遊技を邪魔してしまうことを防止することができる。
【0087】
さらに、仲間が遊技しているパチンコゲーム機1に対応して設けられた呼出ランプユニット4に所定のメッセージを表示できるようにしたので、仲間の遊技を邪魔することなくメッセージを伝達することができる。
加えて、グループ登録を行わなかった場合であっても、登録端末機8に仲間の情報を与えることにより特定の仲間の所在を確認することができるので、使い勝手が極めて優れている。
【0088】
本発明の第2実施例を図37及び図38を参照して説明する。第1実施例ではパチンコゲーム機1に対応して設けられたカードリーダ3として自動吸込式のものを使用した例を示したが、この第2実施例ではカードリーダ3として会員カードがスリットに沿ってスライド移動された状態で当該会員カードに記憶された会員No.を読取るスライド式のものを対象としている。
【0089】
即ち、呼出ランプユニット4の動作を示す図37において、呼出ランプユニット4は、会員カードを受入れたときは(ステップE1)、会員No.を出力する(ステップE2)。
すると、集中管理装置5の動作を示す図38において、集中管理装置5は、会員No.を入力したときは(ステップF1)、会員所在メモリの会員所在データを読込み(ステップF2)、会員所在データの該当ファイルにパチンコゲーム機1の台No.が登録されているか否かを確認する(ステップF3)。このとき、該当ファイルに台No.が登録されていなかったときは、該当ファイルにパチンコゲーム機1の台No.を登録する(ステップF5)。また、会員データの該当ファイルに台No.が登録されていたときは(ステップF3)、該当ファイルを削除してから(ステップF4)、台No.を登録する(ステップF5)。
【0090】
そして、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5からメッセージ要求信号を入力したときは(ステップE3)、メッセージ出力処理を実行する(ステップE4)。
この第2実施例によれば、カードリーダ3としてスライド式のものを使用するにしても、集中管理装置5は会員所在メモリを適切に作成することができるので、第1実施例と同様に、グループ登録された遊技客の呼出を確実に実行することができる。
【0091】
図39乃至図44は本発明の第3実施例を示している。この第3実施例は、会員カードに通信機能を装備し、遊技客が会員カードを携帯するだけで、遊技客の所在を確認できるようにしたことを特徴とする。
即ち、会員カードの構成を概略的に示す図39において、会員カード20は発光部21、受光部22、制御回路23及び電池24を備えて構成されており、制御回路23は、受光部22が会員No.要求信号を受光したときは、予め記憶している会員No.を示す光信号を発光部21から投光するようになっている。
【0092】
一方、呼出ランプユニット4には所在確認端末機25が一体に設けられ、休憩所には所在確認端末機25が設置されている。この所在確認端末機25は発光部26、受光部27、制御回路28及び送受信部29から構成されており、制御回路28は、送受信部29を通じて集中管理装置5と接続されている。この制御回路28は、発光部26から要求信号を投光すると共に、受光部27が会員No.を受光したときはその会員No.を送受信部29を通じて集中管理装置5に送信するようになっている。
【0093】
次に上記構成の作用について説明する。
会員登録により有効な会員カードを保有する遊技客は、会員カード20を例えば名札のように着衣に装着した状態で遊技する。
このとき、会員カード20の動作を示す図41において、会員カード20は、受光部22が会員No.要求信号を入力するか否かを判断している(ステップJ1)。
【0094】
一方、呼出ランプユニット4の所在確認端末機25の動作を示す図42において、所在確認端末機25は、会員No.要求信号を発光部26から出力してから(ステップK1)、受光部22が会員No.を入力するか(ステップK2)、集中管理装置5からメッセージ信号が入力するかを監視するようになる(ステップK5)。
さて、遊技客がパチンコゲーム機1に対応して設けられた図示しない椅子に着座すると、呼出ランプユニット4に設けられている所在確認端末機25から出力されている会員No.要求信号を示す光信号が遊技客が装着している会員カード20に照射されるようになる。
【0095】
すると、会員カード20は、会員No.要求信号を受けたときは(図41のステップJ1)、予め記憶している会員No.を示す光信号を発光部21から出力する(ステップJ2)。
ここで、呼出ランプユニット4の所在確認端末機25は、受光部27が会員カード20から出力された会員No.を示す光信号を入力したときは(図42のステップK2)、当該光信号が示す会員No.が前回に入力した会員No.と同一か否かを判断し(ステップK3)、同一でない場合は、今回入力した会員No.を集中管理装置5に出力する(ステップK4)。
【0096】
一方、集中管理装置5の動作を示す図44において、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4に設けられている所在確認端末機25から会員No.を入力するか(ステップM1)、休憩所に設けられた所在確認端末機25から会員No.を入力するかを監視している(ステップM6)。
このとき、集中管理装置5は、呼出ランプユニット4から会員No.を入力するので(ステップM1)、図40に示す所在メモリの所在データを読込み(ステップM2)、該当する所在データに遊技機No.を登録する(ステップM3)。この場合、該当する所在データに休憩所フラグがオンしていたときは、休憩所フラグをオフする。この休憩所フラグとは、遊技客が休憩所に居ることを示すフラグである。
【0097】
また、集中管理装置5は、図44に示していないものの登録端末機8或いは呼出ランプユニット4の表示部19の「メッセージ」表示部がタッチ操作されたときは、該当する呼出ランプユニット4にメッセージ信号を出力する。
このとき、呼出ランプユニット4は、集中管理装置5からメッセージ信号を入力したときは(図42のステップK5)、メッセージ出力処理を実行する(ステップK6)。
【0098】
一方、休憩所に設置されている所在確認端末機25の動作を示す図43において、所在確認端末機25は、会員No.要求信号を発光部26から出力してから(ステップL2)、受光部27が会員No.を示す光信号を入力するか否かを監視している(ステップL3)。
さて、遊技客が遊技に疲れて休憩所に入ると、休憩所に設けられている所在確認端末機25から出力された会員No.要求信号を示す光信号が会員カード20に照射されるようになる。
【0099】
すると、会員カード20は、会員No.要求信号を入力するので(図41のステップJ1)、予め記憶している会員No.を示す光信号を発光部21から出力する(ステップJ2)。
そして、休憩所の所在確認端末機25は、受光部27が会員カード20から会員No.を入力したときは(図43のステップL2)、会員No.を集中管理装置5に出力する(ステップL3)。
【0100】
この場合、集中管理装置5は、休憩所の所在確認端末機25から会員No.を入力したときは(図44のステップM6)、所在メモリから所在データを読込み(ステップM7)、該当する所在データの休憩所フラグがオンしているか否かを判断する(ステップM8)。この場合、休憩所フラグがオフしていたときは、休憩所フラグをオンしてから(ステップM9)、遊技機No.が登録済みか否かを判断する(ステップM10)。ここで、該当する所在データに遊技機No.が既に登録されていたときは、遊技機No.を削除する(ステップM11)。
【0101】
さて、登録端末機8或いは呼出ランプユニット4は、所在メモリに記憶されている所在データの休憩所フラグがオンしていたときは、呼出データの名前に続けて「休憩所」という文字を表示する。従って、登録端末機8及び呼出ランプユニット4の表示器に表示された呼出データが「休憩所」を示していたときは、仲間が休憩所に居ると判断することができる。
【0102】
この第3実施例によれば、遊技客は通信機能を備えた会員カード20を名札の如く着衣に装着するだけで仲間の所在を確認できるので、登録端末機8或いは呼出ランプユニット4に対する操作が不要となる。
【0103】
図45乃至図59は本発明の第4実施例を示しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。この第4実施例は、登録端末機8にポケットベルを携帯している遊技客を呼出す機能を付加したことを特徴とする。この場合、ポケットベルとしては、メッセージ表示機能付のものを使用する。
【0104】
図45は全体の構成を概略的に示している。この図45において、パチンコホールに設置された複数の登録端末機8はモデム30と接続されている。このモデム30は、登録端末機8から与えられた電話番号を含む送信データを変調して電話回線を通じて電話局に送信する。電話局は送信データを中央局に送信し、そして、中央局は全国に設置されている無線基地局に送信データを送信するようになっている。従って、無線基地局から送信データが送信されると、送信データが示す電話番号が割当てられた携帯用無線呼出報知手段としてのポケットベル31からブザー音が報知されたり、メッセージが表示されるようになる。
【0105】
図46は集中管理装置5に設けられたグループ登録メモリを示している。この図46において、グループ登録メモリには、グループ登録された会員毎にポケットベルNo.が付加されている。
図47乃至図49は登録端末機8の動作を示している。これらの図47乃至図49において、無線呼出データ送信手段としての機能を有する登録端末機8は、電源が投入されたときは初期画面(図50参照)を表示する。つまり、登録端末機8の表示部11には、「操作を選んで下さい。」というメッセージが表示されると共に、「登録」、「呼出」、「指名呼出」及び「ポケットベル呼出」という操作案内が表示される。
【0106】
ここで、パチンコホールに来店した会員をグループ登録する際は、「登録」表示部をタッチ操作する。すると、第1実施例と同様に、登録端末機8により会員カードの挿入が指示されるので(ステップA6)、会員カードを登録端末機8に挿入すると、登録端末機8は、会員カードか否かを確認してから(ステップA14)、会員No.を集中管理装置5に出力する(ステップA15)。
【0107】
これにより、集中管理装置5は、会員データをグループ登録してから登録信号を登録端末機8に出力するので、登録端末機8は、登録信号を入力したときは(ステップA16)、表示画面を画面[N](図51参照)に切替える(ステップA301)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<登録> 登録しました。ポケットベルNo.を登録する場合はポケットベルにタッチして下さい。」というメッセージが表示されると共に、「ポケットベル」、「次会員」及び「終了」という操作案内が表示される。
【0108】
ここで、グループ登録した遊技客がポケットベルを携帯している場合は、「ポケットベル」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「ポケットベル」表示部が操作されたときは(ステップA302)、表示画面を画面[O](図52参照)に切替える。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<ポケットベルNo.登録> ポケットベルNo.を入力して下さい。」というメッセージ及び0〜9の数字を表示すると共に、「実行」、「取消」及び「終了」という操作案内が表示される。
【0109】
そこで、表示部11に表示されている数字表示部にタッチ操作することにより自己が携帯しているポケットベル31のNo.を入力してから「実行」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「実行」表示部が操作されたときは(ステップA304)、入力されたポケットベルNo.を集中管理装置5に出力する(ステップA305)。これにより、集中管理装置5は、入力したポケットベルNo.をグループ登録メモリに登録する(図46参照)。
【0110】
尚、登録端末機8は、上述のようにしてポケットベルNo.を登録した後は表示画面を画面[N](図51参照)に再び切替える。
ここで、パチンコホールに来店した次の仲間をグループ登録するときは、表示部11に表示されている「次会員」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「次会員」表示部が操作されたときは(ステップA306)、会員カードを排出してから(ステップA307)、ステップA7に移行する。
【0111】
そして、次の仲間が所有する会員カードを登録端末機8に差込んだ状態で操作することにより仲間をグループ登録すると共に、その仲間がポケットベルを所有している場合はポケットベルのNo.を登録する。
上述のようにして全ての仲間をグループ登録すると共にポケットベルのNo.の登録を終了したときは、表示部11に表示されている「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部が操作されたときは(ステップA308)、終了信号を集中管理装置5に出力し(ステップA309)、会員カードを排出してから(ステップA310)、ステップA1に戻る。
【0112】
尚、図示はしていないが、会員を追加登録する際においてもポケットベルNo.を登録できるのは勿論である。
さて、ポケットベルを携帯した仲間を登録端末機8を利用して呼び出す場合は、登録端末機8の表示部11に初期画面(図50参照)が表示された状態で「ポケットベル呼出」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「ポケットベル呼出」がタッチ操作されたときは(ステップA201)、表示画面を画面[P](図53参照)に切替える(ステップA202)。つまり、登録端末機8の表示部11には、「<ポケットベル呼出> グループの方の呼出か グループ以外の方の呼出かを選んで下さい。」というメッセージが表示されると共に、「グループ」、「グループ以外」、「終了」という操作案内が表示される。
【0113】
ここで、登録端末機8によりグループ登録されると共に携帯しているポケットベルNo.が登録された仲間を呼出す場合は、表示部11に表示されている「グループ」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「グループ」表示部が操作されたときは(ステップA203)、集中管理装置5にポケットベル呼出信号を出力してから(ステップA204)、表示画面を画面[Q](図54参照)に切替える。つまり、表示部11には、「<ポケットベル呼出> 会員カードを挿入して下さい。」というメッセージが表示されると共に、「終了」という操作案内が表示される。
【0114】
そこで、自己が保有する会員カードを登録端末機8に挿入する。すると、登録端末機8は、会員カードを読込んだときは(ステップA206)、会員カードか否かを判断し(ステップA207)、会員カードであったときは会員カードから読込んだ会員No.を集中管理装置5に送信する(ステップA208)。
【0115】
一方、集中管理装置5は、登録端末機8からポケットベル呼出信号に続いて会員No.を入力したときは(図59のステップB201、B202)、会員No.の照合処理を実行し(ステップB203)、会員登録が有効であるか否かを判定する(ステップB204)。このとき、会員登録が無効であったときは、拒否信号を登録端末機8に出力する(ステップB210)。すると、登録端末機8は、拒否信号を入力したときは(ステップA227)、「このカードは現在使用できません。」というメッセージを表示してから(ステップA228)、会員カードを排出する(ステップA229)。
【0116】
また、集中管理装置5は、会員登録が有効であったときは(ステップB204)、図46R>6に示すグループ登録メモリから記憶データを読込み(ステップB205)、会員データが登録されているか否かを判定する(ステップB206)。このとき、会員登録が有効であるものの会員No.がグループ登録されていないときは、未登録信号を出力する(ステップB211)。すると、登録端末機8は、未登録信号を入力したときは(ステップA225)、「グループ登録されていません。」というメッセージを表示する(ステップA226)。
【0117】
そして、集中管理装置5は、会員データがグループ登録メモリに登録されていたときは(ステップB206)、ポケットベル呼出データを作成する(ステップB207)。このポケットベル呼出データは、グループ登録された会員のうちポケットベルNo.が登録されている会員データからなる。
続いて、集中管理装置5は、上述のようにして作成したポケットベル呼出データを登録端末機8に出力する(ステップB208)。すると、登録端末機8は、集中管理装置5からポケットベル呼出データを入力したときは(ステップA209)、表示画面を画面[R](図55参照)に切替える。つまり、表示部11には、グループ登録された会員のうちポケットベルNo.が登録された会員データに加えて「呼び出す方にタッチして下さい。」というメッセージが表示されると共に、「実行」、「取消」及び「終了」という操作案内が表示される。
【0118】
ここで、登録端末機8の表示部11において呼び出したい仲間のデータ表示部位にタッチ操作する。すると、登録端末機8は、会員が選択されるセレクト入力があったときは(ステップA211)、セレクトされた会員のポケットベルNo.を記憶する(ステップA230)。
そして、上述のようにして呼び出したい仲間をタッチ操作により選択したときは、「実行」表示部を操作する。すると、登録端末機8は、「実行」表示部が操作されたときは(ステップA212)、画面表示を画面[S](図56参照)に切替える。つまり、表示部11には、「<ポケットベル呼出>」に続いて各種メッセージが表示されると共に、「メッセージを選んで下さい。」というメッセージが表示され、さらに「実行」、「取消」及び「終了」という操作案内が表示される。
【0119】
ここで、仲間に送信するメッセージの表示部位にタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「実行」表示部が操作されたときは(ステップA214)、送信処理を実行する(ステップA215)。つまり、上述のようにして記憶したポケットベルNo.を送信するのに続けて選択されたメッセージを電話回線に出力する。これにより、電話回線を通じてポケットベルNo.及びメッセージが電話局に送信されるので、中央局から無線基地局を通じてポケットベル31を呼出す呼出信号に続けてメッセージが送信される。この結果、パチンコホールで遊技している仲間が携帯するポケットベル31からブザー音が報知されると共にメッセージが表示されるので、所望のメッセージを通知することができる。
【0120】
そして、上述のようにようにして仲間が携帯するポケットベル31にメッセージを送信したときは、登録端末機8の表示部11に表示されている「終了」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「終了」表示部が操作されたときは(ステップA232)、会員カードを排出してから(ステップA233)、終了信号を集中管理装置5に出力する(ステップA234)。これにより、集中管理装置5は、登録端末機8から終了信号を入力したときは(ステップB209)、ステップA202にリターンすることにより初期状態に戻る。
【0121】
また、グループ登録された以外の仲間でポケットベル31を携帯するものを呼び出すときは、表示部11に表示されている画面[N](図51参照)の「グループ以外」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「グループ以外」表示部が操作されたときは(ステップA217)、画面表示を画面[U](図58参照)に切替える。つまり、表示部11には、「<ポケットベル呼出> 呼び出す方の番号を入力して下さい。」というメッセージ及び0〜9の数字が表示されると共に、「実行」、「取消」及び「終了」という操作案内が表示される。
【0122】
この場合、0〜9の数字表示部に対する操作により呼び出し対象となる仲間が携帯しているポケットベルのNo.を入力してから、「実行」表示部をタッチ操作する。すると、登録端末機8は、「実行」表示部が操作されたときは(ステップA219)、送信処理を実行する(ステップA220)。つまり、入力されたポケットベルNo.を電話回線を通じて電話局に送信する。これにより、呼び出し希望の仲間が携帯しているポケットベルからブザー音が報知されるので、その仲間は呼び出しを受けたことを認識することができる。
【0123】
この第4実施例によれば、登録端末機8に対する操作により、仲間が携帯するポケットベルからブザー音を報知させたり、メッセージを表示することができるので、呼出ランプユニットにメッセージを送信するだけの構成に比較して、仲間が遊技に熱中している場合であっても確実に仲間を呼び出すことができる。
尚、登録端末機8として、仲間が携帯しているポケットベル31を一斉に呼び出すように構成してもよい。
【0124】
本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
休憩所にカードリーダを設置し、遊技客が有する会員カードがカードリーダに挿入されたときは、所在メモリの該当する所在データの休憩所フラグをオンするようにしてもよい。
【0125】
会員カードが有する通信機能としては、会員カードにIDタグを内蔵し、パチンコゲーム機側に設けた送信機から微弱電力の電波を送信し、IDタグに記憶されている会員No.を読取るようにしてもよい。この場合、隣接した送信機同士の周波数を異ならして設定することにより、IDタグに記憶された会員No.を混信することなく読取ることができる。
【0126】
会員カードに受信機能を有した呼出報知手段を設けると共に登録端末機8に呼出信号の送信機能を設け、会員カードが登録端末機8から呼出信号を受けたときは呼出報知手段を駆動するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】本発明の第1実施例における全体構成を示す概略図
【図2】登録端末機の構成を示す概略図
【図3】パチンコゲーム機に対応して設けられている各機器の接続を示す図
【図4】呼出ランプユニットの構成を示す概略図
【図5】会員データメモリを示す模式図
【図6】グループ登録メモリを示す模式図
【図7】会員所在メモリを示す模式図
【図8】登録端末機の動作を示すフローチャートのその1
【図9】登録端末機の動作を示すフローチャートのその2
【図10】登録端末機の動作を示すフローチャートのその3
【図11】登録端末機の動作を示すフローチャートのその4
【図12】登録端末機の動作を示すフローチャートのその5
【図13】登録端末機の初期画面を示す図
【図14】登録端末機の画面[A]を示す図
【図15】登録端末機の画面[B]を示す図
【図16】登録端末機の画面[C]を示す図
【図17】登録端末機の画面[D]を示す図
【図18】登録端末機の画面[E]を示す図
【図19】登録端末機の画面[F]を示す図
【図20】登録端末機の画面[G]を示す図
【図21】登録端末機の画面[H]を示す図
【図22】登録端末機の画面[I]を示す図
【図23】登録端末機の画面[J]を示す図
【図24】登録端末機の画面[K]を示す図
【図25】登録端末機の画面[L]を示す図
【図26】登録端末機の画面[M]を示す図
【図27】集中管理装置の動作を示すフローチャートのその1
【図28】集中管理装置の動作を示すフローチャートのその2
【図29】集中管理装置の動作を示すフローチャートのその3
【図30】集中管理装置の動作を示すフローチャートのその4
【図31】カードリーダの動作を示すフローチャート
【図32】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【図33】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【図34】呼出ランプユニットの動作を示すフローチャート
【図35】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【図36】呼出ランプユニットの正面図
【図37】本発明の第2実施例におけるカードリーダの動作を示すフローチャート
【図38】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【図39】本発明の第3実施例における会員カードを示す概略図
【図40】所在メモリを示す模式図
【図41】会員カードの動作を示すフローチャート
【図42】呼出ランプユニットの所在確認端末機の動作を示すフローチャート
【図43】休憩所の所在確認端末機の動作を示すフローチャート
【図44】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【図45】本発明の第4実施例におけるシステム全体を示す概略図
【図46】グループ登録メモリを示す模式図
【図47】登録端末機の動作を示すフローチャートのその1
【図48】登録端末機の動作を示すフローチャートのその2
【図49】登録端末機の動作を示すフローチャートのその3
【図50】登録端末機の初期画面を示す図
【図51】登録端末機の画面[N]を示す図
【図52】登録端末機の画面[O]を示す図
【図53】登録端末機の画面[P]を示す図
【図54】登録端末機の画面[Q]を示す図
【図55】登録端末機の画面[R]を示す図
【図56】登録端末機の画面[S]を示す図
【図57】登録端末機の画面[T]を示す図
【図58】登録端末機の画面[U]を示す図
【図59】集中管理装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0128】
1はパチンコゲーム機(遊技機)、3はカードリーダ(遊技機用読取手段)、4は呼出ランプユニット(遊技データ表示手段)、5は集中管理装置、8は登録端末機、20は会員カード(記憶媒体)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技客を特定するための個人情報を記憶した記憶媒体と、
遊技機に1対1で対応して設けられ、前記記憶媒体に記憶された個人情報を読取る遊技機用読取手段と、
遊技場内に設置され、遊技客が仲間の遊技客をグループ登録するために使用する端末機と、
前記遊技機用読取手段が読取った個人情報に基づいて、遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機との対応関係を示す所在データを登録すると共に、前記端末機に対する遊技客のグループ登録操作に応じて、複数の遊技客をグループ化したグループ登録データを登録する集中管理装置と、
前記遊技機に1対1で対応して設けられた遊技データ表示手段とを備え、
前記集中管理装置は、グループ登録された遊技客が遊技する遊技機の遊技データを、当該遊技客の仲間の遊技客が遊技する遊技機に対応した前記遊技データ表示手段に対して出力し、
前記遊技データ表示手段は、前記集中管理装置から出力される遊技データを入力して表示することを特徴とする遊技場の遊技客登録管理装置。
【請求項2】
遊技客を特定するための個人情報を記憶した記憶媒体と、
遊技機に1対1で対応して設けられ、前記記憶媒体に記憶された個人情報を競取る遊技機用読取手段と、
遊技場内に設置され、遊技客が仲間の遊技客をグループ登録するために使用する端末機と、
前記遊技機用読取手段が読取った個人情報に基づいて、遊技客と当該遊技客が遊技している遊技機との対応関係を示す所在データを登録すると共に、前記端末機に対する遊技客のグループ登録操作に応じて、複数の遊技客をグループ化したグループ登録データを登録し、前記所在データ及びグループ登録データに基づいて、グループ登録された遊技客の所在を示す呼出データを作成する集中管理装置と、
前記遊技機に1対1で対応して設けられ、前記集中管理溝置が作成した呼出データを入力して遊技客に表示する呼出データ表示手段と、
前記遊技機に1対1で対応して設けられた遊技データ表示手段とを備え、
前記集中管理盤置は、グループ登録された遊技客が遊技する遊技機の遊技データを、当該遊技客の仲間の遊技客が遊技する遊技機に対応した前記遊技データ表示手段に対して出力し、
前記遊技データ表示手段は、前記集中管理装置から出力される遊技データを入力して表示することを特徴とする遊技場の遊技客登録管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【公開番号】特開2004−160249(P2004−160249A)
【公開日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−15605(P2004−15605)
【出願日】平成16年1月23日(2004.1.23)
【分割の表示】特願2000−368353(P2000−368353)の分割
【原出願日】平成8年1月30日(1996.1.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ポケットベル
【出願人】(000108937)ダイコク電機株式会社 (893)
【Fターム(参考)】