説明

遊技媒体計数装置

【課題】シャッターを計数処理の進行に合わせて開閉させることで、所有者の異なる遊技球の混在を防止するとともに、連続して計数する際の作業性を向上させる。
【解決手段】遊技球を計数する計数装置1であって、投入口を開閉させるシャッター41と、遊技球の検出を示す検出信号の入力数に基づいて流入した遊技球の数量を計数するとともに、シャッター41を開閉させる制御手段と、を備え、制御手段は、検出信号が入力されるごとに、次の検出信号が入力されるまでの検出間隔を計時するとともに、この検出間隔が第一の時間を経過すると、シャッターを閉じ、計数値が確定したときに閉じたシャッターを開く構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置に関し、特に、所有者の異なる遊技媒体の混在を防止する遊技媒体計数装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコホール,パチスロホール等の遊技場には、遊技客が獲得した遊技球やメダルなどの遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置(以下、計数装置という)が設置されている。
このような計数装置は、所定の入力操作が行われ、計数された遊技媒体の数量を示す計数値が記録されたレシートや磁気カード、ICカードなどの記録媒体が発行されるまでは、遊技媒体が投入され続ける限り、計数値が累積して加算されるようになっている。
また、会員カードなどの記録媒体に記録された遊技客を特定する会員情報に基づき、遊技客が獲得した遊技媒体を、貯玉として預かり、管理する貯玉管理システムが設置されている遊技場では、会員カードが挿入され、その記録された会員情報に基づいて貯玉が登録されるまでは、計数値が累積して加算されるようになっている。つまり、計数された計数値は、レシートの発行や貯玉として登録されるまで、計数値が確定しない不安定な状態となっている。
【0003】
このような計数装置において、一人の遊技客が所有する遊技媒体を計数している最中であって、未だ計数値が確定する前に、他の遊技客が割り込んで獲得した遊技媒体を投入してしまうことがあった。その結果、両者の遊技媒体は混在して計数されるため、両者の持分を特定することが困難となっていた。
【0004】
このような遊技媒体の混在を解消すべく、計数終了後に一定時間経過ごとにタイマ信号を発生させ、レシートが発行されていないときにタイマ信号が発生した場合には、先に計数された計数値を、他の計数値と識別可能に記憶する計数装置が提案されている(特許文献1)。
また、遊技媒体を機内に投入するための投入口にシャッターを設け、レシート発行後にシャッターを閉じる計数装置も提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平5−31251号公報
【特許文献2】特開平10−15233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の計数装置では、遊技媒体の混在を積極的に解決するまでの実効性に欠いていた。
すなわち、特許文献1記載の計数装置では、混在した計数値を識別する事後的な解決手段であり、割り込みによる誤投入自体を阻止できるものではなかった。
【0007】
また、特許文献2記載の計数装置は、計数値が確定するレシート発行後にシャッターが閉じるように動作するため、シャッターの利用は遊技媒体の混在防止を目的とするものではなかった。
また、この計数装置では、既に計数値が確定しているにもかかわらずシャッターは閉じられているため、他の遊技客が所有する遊技媒体を計数させるためには再びシャッターを開かなければならなかった。その結果、遊技場の閉店時などの遊技媒体を連続して計数する必要があるようなときには、作業性を著しく低下させるおそれがあった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、シャッターを計数処理の進行に合わせて開閉させて遊技媒体の混在を効果的に防止しつつ、計数時の作業効率を向上させる計数装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の遊技媒体計数装置は、投入口から機内に流入する遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置であって、所定の駆動手段により駆動されて前記投入口を開閉させるシャッターと、機内に流入した遊技媒体を検出し、遊技媒体ごとに検出信号を出力する検出手段と、前記検出信号の入力数に基づいて前記流入した遊技媒体の数量を計数するとともに、前記駆動手段を制御して前記シャッターを開閉させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記検出信号が入力されるごとに、次の検出信号が入力されるまでの検出間隔を計時するとともに、この検出間隔が第一の時間を経過すると、前記シャッターを閉じ、計数された遊技媒体の計数値が確定したときに、前記第一の時間の経過により閉じた前記シャッターを開く構成としてある。
【発明の効果】
【0010】
本発明の遊技媒体計数装置によれば、投入された遊技媒体の検出間隔を監視してシャッターを閉じることで、遊技媒体の混在を効果的に防止することができる。また、計数値が確定されると、閉じたシャッターを自動的に開かせるので、連続して計数させる場合の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置とこれを無線通信で操作するリモコンを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置の制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置の組立斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置のシャッターの開閉動作を示す説明図で、(a)は、シャッターの閉状態を示す図であり、(b)は、シャッターの開状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置のシャッターの開閉動作を示すタイムチャートで、レシートの発行、又は貯玉登録が正常に行われたときのシャッターの開閉動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置のシャッターの開閉動作を示すタイムチャートで、閉じたシャッターをリモコン操作によって再び開くときのシャッターの開閉動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置のシャッターの開閉動作を示すタイムチャートで、レシートの発行、又は貯玉登録が正常に行われないときのシャッターの開閉動作を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置と無線通信を行うリモコンの操作部を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置の制御部で実行される計数処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係る遊技媒体計数装置の制御部で実行される計数処理を示すフローチャートの続きである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る遊技媒体計数装置の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
【0013】
本実施形態に係る計数装置1は、各図に示すように、計数対象を遊技球とする計数装置であり、すり鉢形状のホッパー5に投入された遊技球が、その底面に配置された投入口41aから機内に流入するとともに、複数の流路(レーン部31)により分流・整流されつつ、遊技球を検出する複数のセンサ(計数センサ部32)に誘導されて計数されるように構成されている。
また、計数装置1は、所定の駆動手段(シャッター駆動部33)により駆動されて投入口41aを開閉し、機内への遊技球の流入を制限するシャッター41を備え、このシャッター41を効果的に開閉させることで遊技球の混在を防止しつつ、計数時の作業効率を向上させるようになっている。
以下、本実施形態の計数装置1の具体的な構成について説明する。
【0014】
計数装置1は、図1に示すように、計数値が記録されたレシートを発行するレシート発行部21と、操作によりレシートの発行が開始される発行ボタン21aと、計数値等を表示するとともに、タッチ操作により所定の入力操作が可能なタッチパネルからなる表示部22と、店員の携行するリモコン6(端末装置)と無線通信(赤外線通信)を行うリモコン受信部23と、貯玉会員として登録された遊技客の所持する会員カード(例えば、磁気カード)から会員情報(会員ID)を読取るカードリーダ部24などを外装に備えている。
【0015】
また、計数装置1は、図2に示すように、遊技球を検出する複数の近接センサで構成された計数センサ部32と、シャッター41を開閉させるシャッター駆動部33と、所定の交流電源から機内各部に適した電源を生成・供給する電源部25と、計数値やリモコンごとのID情報などを記憶し、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなる記憶部26と、異常時に警報を出力するスピーカやアンプ等で構成された警報部27と、会員ごとの貯玉数を管理する貯玉管理コンピュータと通信を行う通信部28と、上記各部を制御するコンピュータとして構成された制御部29などを内装に備えている。
制御部29は、CPU(中央演算処理装置)、各部を制御するプログラムとデータが記録されたROM、ワーク領域となるRAM、上記各部とCPUとを接続するI/Oポートなどで構成され、ROMに記録されたプログラムが実行されることで、各部が制御されて、遊技球を計数する計数装置として動作するようになっている。
【0016】
また、本実施形態の計数装置1は、会員ごとの貯玉数を管理する貯玉管理コンピュータと接続されている(不図示)。
貯玉管理コンピュータは、外部記憶装置の一例であり、計数装置1で計数された計数値を、予め開設された会員ごとの口座に貯玉として引き出し可能に記憶する。
計数装置1は、カードリーダ部24に会員カードが挿入されると、この会員カードから会員情報(会員ID)を読取るとともに、発行ボタン21aが操作されると、投入された遊技球の計数値を、読取った会員情報(会員ID)とともに通信部28を介して貯玉管理コンピュータに送信する。これにより、貯玉管理コンピュータは、会員情報(会員ID)に対応する口座に受信した計数値を加算して記憶(登録)するようになっている。
また、計数装置1は、通信部28を介して、貯玉管理コンピュータにおける計数値の記憶(登録)の成否を示す確認信号として、貯玉が正常に行われたことを示す正常信号、又は、貯玉が正常に行われなかったことを示す異常信号を貯玉管理コンピュータから受信する。
貯玉が正常に行われない場合としては、例えば、会員登録の有効期限切れや、登録抹消などがある。
【0017】
本実施形態の計数装置1は、図3に示すように、装置本体2と、計数部3と、シャッター部4と、ホッパー5とにそれぞれ分離可能に構成され、同図に示す順序で積層されて装置本体2に収容されている。
計数部3は、図4に示すように、レーン部31と、計数センサ部32と、シャッター駆動部33とで構成されている。
レーン部31は、仕切り板で仕切られた複数の流路(レーン)を備え(図3参照)、投入口41aから落下する遊技球を各レーンで分流させるとともに、一列に整流させつつ、計数センサ部32に誘導するように動作する。
計数センサ部32は、検出手段の一例であり、レーン部31の各流路(レーン)を流下する遊技球を検出する近接センサ(不図示)を備えている。各近接センサからの検出信号は制御部29に入力され、制御部29はこの入力回数を計数して計数値を算出する。このとき、制御部29は、後述するように、各検出信号の検出間隔を計時し、検出間隔がタイマT1(第一の時間)を経過すると、シャッター駆動部33を制御して、シャッター41を閉じるようになっている。
【0018】
シャッター駆動部33は、シャッター41を開閉動作させる駆動手段の一例であり、モータ331、カム332、アーム333、係合凸部334、アームガイド335、位置センサ336などを備えている。
【0019】
カム332は、モータ331に直結されるとともに、アーム333に係合され、モータ331の回転動作をアーム333の首振り動作に変換する。
アーム333は、先端に遊嵌された係合凸部334を動作させる。
アームガイド335は、係合凸部334が摺動するガイド孔を備え、係合凸部334の動作方向を、シャッター41の開閉方向に案内する。
係合凸部334は、シャッター41に形成された係合凹部411に係合し、シャッター41を従動させる
位置センサ336は、フォトインタラプタで構成され、シャッター41の開閉状態(開閉位置)を検出する。
【0020】
このような構成により、モータ331の回転動作がアーム333の首振り動作に変換されるとともに、係合凸部334の動作方向がシャッター41の開閉方向に沿った直線方向に変換されることから、この係合凸部334と係合するシャッター41に開閉動作を行わせることができる。
また、位置センサ336からの検出信号は制御部29に入力され、制御部29はこの検出信号からシャッター41の開閉状態を認識することができる。
すなわち、制御部29は、位置センサ336からの検出信号を監視しつつ、モータ331を回転制御して、アーム333の位置をシャッター41の開閉状態に対応した開位置又は閉位置にすることで、シャッター41を開状態又は閉状態にすることができる。
【0021】
シャッター部4は、図3、図4に示すように、箱状に形成された本体と、可動体であるシャッター41とを備え、シャッター41がスライド移動することで投入口41aが開閉されるように構成されている。
投入口41aは、ホッパー5底面に形成された連通口51と連通するとともに、レーン部31に遊技球を流出する投下口(不図示)と連通している。すなわち、シャッター部4は、図4(b)に示すように、シャッター41が開状態では、流入する遊技球をレーン部31に誘導するように動作するとともに、図4(a)に示すように、シャッター41が閉状態では、連通口51と投下口との連通を妨げるように動作する。
【0022】
また、シャッター部4には、係合凹部411、遮光板412、ラック、ピニオン、バネなどが設けられている。
係合凹部411は、係合凸部334と係合される部位であり、シャッター41の一部として形成されている。
係合凹部411には、係合孔が開口され、この係合孔に係合凸部334が挿入されることで、シャッター41が係合凸部334の動作に従動して開閉される。
遮光板412は、シャッター41の一部として形成され、シャッター41が開状態又は閉状態となることで、位置センサ336を遮光又は通光状態にする板状部材である。
ラックとピニオンは互いに噛合することで動作する機構部品であり、ラックをシャッター41側に設けるとともに、ピニオンを本体側に設け、シャッター41の開閉動作に伴い、ピニオンが回動するように構成してある。ピニオンは、回転を減速するロータリーダンパーで構成され、バネによる付勢力を緩和するように作用する。
バネは、シャッター41と本体それぞれに取り付けられ、シャッター41を閉状態に付勢するように作用する。
【0023】
以上のように構成された計数装置1は、制御部29がシャッター駆動部33を制御してシャッター41を以下のように開閉させる。
具体的には、制御部29は、リモコン6から開閉に係る動作要求信号が送信されたときには割り込み処理に従い、また、計数時には計数処理に従い、シャッター41を開閉させる。これらの処理は、制御部29のROMに制御プログラムとして記憶され、CPUがこの制御プログラムを実行することで、シャッター41の開閉動作が実現される。
【0024】
リモコン6は、端末装置の一例であり、図1及び図8に示すように、複数の操作ボタンが設けられた操作部61、操作内容を表示する表示部62、操作内容を無線信号として出力する発信部63を備え、非接触で計数装置1を操作することができるように構成されている。
操作部61には、押下操作により、「0〜9」の数字を入力可能な「数字」ボタンと、リモコンごとに設定された固有のID情報(リモコンID)を送信する「認証」ボタンと、閉じているシャッターを開かせる動作要求を送信する「シャッター開」ボタンと、開いているシャッターを閉じさせる動作要求信号を送信する「シャッター閉」ボタンと、それぞれ時間値の異なるタイマT1(第一の時間)を送信する「タイマT1a」ボタン及び「タイマT1b」ボタンとが設けられている。
【0025】
本実施形態では、「タイマT1a」ボタン、「タイマT1b」ボタンの押下操作により、例えば、それぞれ「15秒」、「30秒」が送信されるように設定されている。
これにより、計数装置1によって遊技球を計数させるに際して、店員が投入する遊技球の数量に応じて第一の時間(タイマT1)を予め選択できる。なお、この時間は、「数字」ボタンを選択的に操作することで、任意な値に変更することもできる。
【0026】
制御部29は、リモコン6から送信されるこれらのID情報、設定値、動作要求信号を、リモコン受信部23を介して受信し、その内容に応じた割り込み処理を実行する。
例えば、「認証」ボタンが操作されてリモコンIDを受信すると、制御部29は、記憶部26に予め記憶されたID情報と送信されたリモコンIDとの照合を行い、照合一致(認証OK)により以後このリモコン6による制御を可能とし、不一致により制御不可とする。
また、「シャッター開」ボタンが操作されてシャッター開動作要求信号を受信すると、制御部29は、シャッター駆動部33を制御して閉じているシャッター41を開かせる。
同様に、「シャッター閉」ボタンが操作されてシャッター閉動作要求信号を受信すると、制御部29は、シャッター駆動部33を制御して開いているシャッター41を閉じさせる。
【0027】
また、制御部29は、「タイマT1a」ボタンと「タイマT1b」ボタンの操作により受信した時間値をRAMに設定し、この時間値を、後述する計数処理においてシャッター41を閉じるための第一の時間として参照する。なお、第一の時間は、初期値として、例えば、「5秒」が記憶され、「タイマT1a」ボタンと「タイマT1b」ボタンの操作により受信した時間値は、この初期値に上書きされる。
この第一の時間(タイマT1)は、任意なタイミングで変更可能で、例えば、シャッター41が開いている計数中において、予め選択したボタンと異なる「タイマT1」ボタンを計数中に操作することで最後に操作したボタンに対応する時間値に変更することができる。
さらに、この時間値は、「シャッター開」ボタンを操作することで、一秒単位で延長することができるようになっている。この延長は、シャッター41が閉じられるまで受付けることかできるようになっている。
このように計数装置1をリモコン6で制御可能とすることにより、このリモコン6を店員のみに携行させることで、店員以外の者による勝手な操作を排除でき、計数装置1に対する不正な操作を防止できる。
【0028】
計数処理では、計数センサ部32に設けられた各近接センサから入力される検出信号の検出間隔を計時し、検出間隔がRAMに設定されたタイマT1(第一の時間)を経過すると、シャッター駆動部33を制御してシャッター41を閉じ、所有者の異なる遊技球の混在を阻止するようになっている。
遊技球が混在する場合とは、一の遊技客が所有する遊技球を計数している最中であって、未だ計数値が確定する前に、他の遊技客が割り込んで獲得した遊技球を投入する場合であるが、両者の遊技球は絶間なく連続投入されるものではなく、先に投入された遊技球が計数された後であって、その存在を知らずに他の遊技球を投入して混在させる場合がほとんどである。すなわち、他の遊技球の投入は、先に投入された遊技球の計数が終了し、ある程度の時間を経た後ということになる。
【0029】
そこで、制御部29は、先に投入された遊技球の計数が終了してからの時間を計時して、この時間が第一の時間(タイマT1:例えば、5秒[初期値])を経過したときに、シャッター駆動部33を制御して、シャッター41を閉じるように構成してある。
具体的には、制御部29は、先に投入された遊技球それぞれの検出間隔を遊技球が検出される度に計時する処理、つまり、この検出間隔が第一の時間(タイマT1)に満たない間に次の遊技球が検出されたときには、ゼロから再度計時しなおす処理を繰り返し、検出間隔が第一の時間(タイマT1)を経過したときに、先に投入された遊技球はすべて計数したものとみなして、シャッター41を閉じる。
これにより、他の遊技客が割り込んで獲得した遊技球をホッパー5に投入したとしても、この遊技球はシャッター41により機内への流入が妨げられるため、混在が防止される。
【0030】
また、計数処理では、上記の検出間隔が第一の時間(タイマT1)を経過する前に、第三の時間(タイマT3)の経過により、後述する計数された計数値を確定させるための入力操作を有効にしている。
計数値を確定させるための入力操作とは、既に計数された計数値と、以後投入されて計数される遊技球とを区分させるための操作であり、例えば、投入される計数値が印字されたレシートをレシート発行部21から発行させるための操作、カードリーダ24から読取られた会員IDに基づいて貯玉登録させるための操作であり、本実施形態では、発行ボタン21aに対する押下操作がこれに相当する。
この操作により、既に計数された計数値は、ワーク領域であるRAMから記憶部26に転送・記憶され、その後、計数値を確定する処理に移行するとともに、RAMの計数値は新たな遊技球を計数可能にクリアされる。
この操作を有効化する時間が第三の時間(タイマT3)の時間であり、制御部29は、上記検出間隔が第三の時間(タイマT3)を経過する前は、未だ計数中であり、計数値を確定できる状態ではないものとして、操作無効とし、検出間隔が第三の時間(タイマT3)を経過すると、計数値を確定できる状態にあるとして、この操作を有効化している。
【0031】
そして、この第三の時間(タイマT3)は、第一の時間(タイマT1:5秒)よりも早く到来するように、第一の時間(タイマT1)よりも短く設定されている(例えば、1秒)。
後述するように発行ボタン21a操作に基づいて計数値が確定されることから、混在を防止すべくこの操作をなるべく早めに有効化することが好ましい。しかしながら、さらにその後、遊技球が追加的にホッパー5に投入されて、計数値が変動する場合もあるので、シャッター41は開いていることが望ましい。そこで、操作有効化後に遊技球を追加投入する場合を考慮して、第三の時間(タイマT3)を第一の時間よりも短く設定することで、第三の時間(タイマT3)を経過してから猶予時間(4秒)を経た後、シャッター41を閉じるようにしてある。
これにより、追加投入を許容しつつ、早めの発行ボタン21a操作を促すことで、早期のタイミングから混在を予防するようにしてある。
【0032】
また、計数処理では、計数された遊技球の計数値が確定したときに第一の時間の経過により閉じたシャッター41を開かせる。
計数された遊技球の計数値が確定したときとは、その計数値に基づいて景品交換できるよう、計数値が遊技球を所有する遊技客に提示されたときであって、例えば、発行ボタン21aが押下操作され、計数値が印字されたレシートがレシート発行部21から正常に発行されたとき、又はカードリーダ24に会員カードが挿入された後、発行ボタン21aが押下操作され、読取った会員IDに基づいて貯玉登録が正常に行われたことを示す正常信号が貯玉管理コンピュータから受信したときで、計数装置1が次に投入する遊技客の遊技球を受入れ可能な正常状態をいう。
制御部29は、レシート発行部21における動作と通信部28における確認信号の入力を監視し、レシート発行と貯玉登録が正常に行われたときには、計数値が確定したものとして、リモコン6からの動作要求信号を待たずに、第一の時間の経過により閉じたシャッター41を開かせ、次なる遊技球の受入れを促すようになっている。
例えば、発行ボタン21aが押下操作され、計数値の印字されたレシートが正常に発行されたときには、これに応じてシャッター41が自動的に開くようになる。
これにより、閉店間際のような、複数の遊技客の所有する遊技球を連続して計数させるときには、シャッター41を開かせるための操作が不要となることから、計数時の作業効率が向上する。
【0033】
一方で、制御部29は、計数された遊技球の計数値が確定しないときには、第一の時間の経過により閉じたシャッター41を開かせない。
具体的には、発行ボタン21aを押下操作したにもかかわらず、レシートの紙詰まり、レシート紙切れ、インク切れなどで計数値が印字されたレシートが発行されないとき、又は、カードリーダ24に会員カードを挿入したにもかかわらず、会員IDが読取不能のときや、会員IDに対応する会員の登録抹消、登録期限切れなどに基づく異常信号が貯玉管理コンピュータから受信したときは、計数値を確定することができず、計数装置1が次に投入する遊技客の遊技球を受入れることができない異常状態にあることから、第一の時間の経過により閉じたシャッター41を開かせずに閉じたままとする。これにより、異常状態においても、遊技球の混在を防止することができる。
なお、制御部29は、レシートの紙詰まりや、会員IDの読取不能などが解消され、異常解除となったときには、その時点から第一の時間の経過により閉じたシャッター41を開かせる。
【0034】
さらに、計数処理において、制御部29は、計数値の確定によってシャッター41を開いてからの時間(開放時間)を計時し、計数センサ部32からの検出信号が入力されることなく、この開放時間が第二の時間(タイマT2:例えば、30秒)を経過すると、シャッター41を閉じる。
計数値の確定によってシャッター41を開いたにもかかわらず、計数センサ部32から検出信号が入力されないときとは、次に投入する遊技球が存在しない状態であることから、不必要な開放状態をなるべく避け、店員を伴わない遊技客による勝手な計数行為や不正者による不正計数行為を排除する観点から、第二の時間(タイマT2)の経過によりシャッター41を閉じるようにしてある。
なお、制御部29は、計数値の確定によってシャッター41を開き、計数センサ部32から検出信号が入力されたときには、そのときから検出間隔の計時を開始して、第一の時間(タイマT1)の経過によりシャッター41を閉じる。
【0035】
以上のように計数処理では、検出信号及び計数値の確定を監視することで、計数行為の進行状態を識別して、シャッター41をその時々の最良な状態に制御するようになっている。
このような計数処理におけるシャッター41の開閉動作を、図5〜7に示すタイムチャートを参照しつつ説明する。
図5に示す例は、レシートの発行、又は貯玉登録が正常に行われる正常状態のときのシャッター41の開閉動作を示すタイムチャートであり、図6に示す例は、閉じたシャッター41をリモコン操作によって再び開くときのシャッター41の開閉動作を示すタイムチャートであり、図7に示す例は、レシートの発行、又は貯玉登録が正常に行われない異常状態のときのシャッター41の開閉動作を示すタイムチャートである。
【0036】
まず、図5におけるA点で、リモコン受信部23がシャッター開動作要求信号を受信すると、制御部29は、閉じているシャッター41を開かせる。これにより、ホッパー5に投入された遊技球を機内に流入させることができる。
計数センサ部32が流入した遊技球を検出すると、制御部29は、その入力数を計数して計数値を算出するとともに、各検出信号の検出間隔を計時する。
検出間隔が第三の時間(タイマT3:例えば、1秒)を経過したとき、すなわち、最後に検出された検出信号後、新たな検出信号が検出されず、第三の時間(タイマT3)が経過したタイミングであるB点において、それまで無効としていた発行ボタン21aの操作を有効にする。
その後、検出間隔が第一の時間(タイマT1:例えば、初期値5秒)を経過したとき、すなわち、最後に検出された検出信号後、新たな検出信号が検出されず、第一の時間(タイマT1)が経過したタイミングであるC点において、制御部29は開いていたシャッター41を閉じる。この状態では、計数値が確定する前であり、新たな遊技球の投入により計数値が更新されて混在する状態にあるため、効果的に混在を防止することができる。
【0037】
なお、このようなシャッター41が閉じた状態のときに、この計数値に係る遊技客の残存する遊技球を追加的に計数させなければならない場合もある。
このような場合には、計数値が確定する前であるため、シャッター41を再び開くことで、さらに計数値を更新(上乗せ)することができる。
そこで、図6に示すように、シャッター41が閉じているE点で、リモコン6の「シャッター開」ボタンを操作すれば、シャッター41が開くようになっている。
これにより、第一の時間(タイマT1)の経過によって閉じたシャッター41を再び開いて計数させることもできる。
【0038】
次に、図5に示すように、シャッター41が閉じているD点において、発行ボタン21aが押下操作されて、計数値が印字されたレシートがレシート発行部21から正常に発行されたとき、又はカードリーダ24に会員カードが挿入された後、発行ボタン21aが押下操作されて、読取った会員IDに基づいて貯玉登録が正常に行われたことを示す正常信号を通信部28を介して貯玉管理コンピュータから受信したときは、計数値が確定したものとし、制御部29は、閉じているシャッター41を開かせる。
レシートの発行又は貯玉登録が正常に行われたときは、計数装置1が次に投入される遊技球を受入れ可能な正常状態であることから、シャッター41を開かせることで、新たな遊技球の投入を促すことができる。
なお、第三の時間経過後であって第一の時間経過前、すなわち、シャッター41が追加計数可能に開いているときに、発行ボタン21aの操作が行われ、レシートの発行又は貯玉登録が正常に行われたときは、制御部29はシャッター41を開いたままにしておく。
【0039】
一方、図7に示すように、シャッター41が閉じているD点において、発行ボタン21aを押下操作したにもかかわらず、計数値が印字されたレシートが発行されないとき、又は通信部28が貯玉管理コンピュータから異常信号を受信したときは、制御部29は、計数値が確定されない異常状態とみなし、シャッター41を閉じたままとし開かせない。これにより、異常状態において遊技球の混在を防止することができる。
この場合において、異常状態により貯玉登録が正常に行われず、挿入された会員カードが返却されたときには、シャッター41が閉じたままなので、貯玉登録が正常に行われなかったことを外見から判断できる。そのため、会員カードの再挿入を試みたり、貯玉管理コンピュータによる記憶異常・通信異常の対処としてオフラインチケット(レシート)を発行するなど貯玉登録に替わる対策を講じることができ、異常状態の看過による計数値の放置が防止される。
なお、第三の時間経過後であって第一の時間経過前、すなわち、シャッター41が追加計数可能に開いているときに、発行ボタン21aの操作により、異常状態となったときには、制御部29はシャッター41を閉じるようになっている。
また、D点におけるシャッター41の開閉状態を問わず、異常状態が解除されると、F点に示すように、制御部29は、新たな遊技球を受入れ可能にシャッター41を開かせる。
【0040】
次いで、制御部29は計数値の確定によって開いたシャッター41の開放時間を計時しつつ、新たな遊技球の検出を監視し、計数センサ部32からの検出信号が入力されることなく、開放時間が第二の時間(タイマT2)を経過すると、図5におけるG点に示すように、シャッター41を閉じる。
これにより、シャッター41の不必要な開放状態をなるべく避け、店員を伴わない遊技客による勝手な計数行為や不正者による不正計数行為を排除することができる。
なお、開放時間が第二の時間(タイマT2)を経過する前に新たな検出信号が入力されたときには、制御部29は、各検出信号の検出間隔を計時するとともに、その入力数を計数して計数値を算出し、検出間隔が第一の時間(タイマT1)を経過するとシャッター41を閉じる。
【0041】
以上のような計数処理は、図9と図10に示すようなフローチャートに基づいて実行される。
具体的には、制御部29は、リモコンIDを受信すると(S1)、記憶部26に予め記憶されたID情報と送信されたリモコンIDとの照合を行い、照合一致(認証OK)により以後このリモコン6による制御を可能とし(S2−Yes)、不一致により制御不可とする(S2−No)。
次に、制御部29は、「タイマT1a」ボタン又は「タイマT1b」ボタンの操作により第一の時間(タイマT1:例えば、「15秒」又は「30秒」)を受信すると(S3)、その時間値をRAMに記憶する。
なお、受信しないときは、初期値(5秒)を第一の時間とする。
さらに、制御部29は、「シャッター開」ボタンが操作されてシャッター開動作要求信号を受信すると、シャッター駆動部33を制御して閉じているシャッター41を開かせる(S4)。
【0042】
その後、遊技球の検出待ちとなり(S5−No)、遊技球が検出されると(S5−Yes)、計時する検出間隔を初期化(例えば、ゼロ)するとともに(S6)、検出間隔(タイマ)の更新を開始する(S7)。
制御部29は、更新された検出間隔が第三の時間(タイマT3)以上か否かの判定を行い(S8)、検出間隔が第三の時間(タイマT3)以上となったときは(S8−Yes)、無効にしていた発行ボタン21a操作を有効にする(S9)。
次いで、更新された検出間隔がRAMに記憶した第一の時間(タイマT1)以上か否かの判定を行い(S10)、検出間隔が第一の時間(タイマT1)以上となったときは(S10−Yes)、シャッター41を閉じる(S12)。
一方、検出間隔が第三の時間(タイマT3)又は第一の時間(タイマT1)に満たないときは(S8−No、S10−No)、遊技球の検出を監視し(S11)、遊技球が検出されない限り(S11−No)、検出間隔(タイマ)を更新する。遊技球が検出されたときには(S11−Yes)、検出間隔を初期化(例えば、ゼロ)するとともに(S6)、検出間隔(タイマ)の更新を開始する(S7)。以後この処理を検出間隔が第三の時間(タイマT3)及び第一の時間(タイマT1)以上となるまで繰り返す。
なお、検出間隔が第三の時間(タイマT3)以上となり(S8−Yes)、発行ボタン21a操作を有効にしたにもかかわらず(S9)、検出間隔が第一の時間(タイマT1)に満たず(S10−No)、その間に遊技球が検出されたときには(S11−Yes)、検出間隔を初期化するとともに(S6)、発行ボタン21a操作を再び無効にする。
【0043】
次に、制御部29は、シャッター41が閉じられると(S12)、発行ボタン21a操作を待ちつつ(S14−No)、計数値が確定するまで、シャッター開動作要求信号を受信可能とし(S13)、受信により(S13−Yes)、再びシャッター41を開き(S4)、再び遊技球の検出待ちとなる(S5−No)。このとき、遊技球が検出されることなく、第一の時間(タイマT1)が経過したときは、シャッター41を再び閉じることもできる。
【0044】
一方、シャッター開動作要求信号を受信せずに(S13−No)、発行ボタン21aが操作されたときには(S14−Yes)、レシートの発行又は貯玉登録が正常に完了したか否かの判定を行う(S15)。正常なときには(S15−Yes)、シャッター41を開き(S17)、正常でない異常であれば(S15−No)、シャッター41を閉じたまま、異常解除操作待ちとなる(S16−No)。このとき制御部29は、表示部22又は警報部27を制御して、異常状態であることを報知する。その後、異常解除操作によりレシートの紙詰まり等が解消されると(S16−Yes)、シャッター41を開く(S17)。
次いで、制御部29は、新たな遊技球の検出を監視しつつ、シャッター41の開放時間(タイマ)を更新する(S18)。これを開放時間が第二の時間(タイマT2)以上となるまで繰り返す(S19−No)。
開放時間が第二の時間(タイマT2)以上となると(S19−Yes)、シャッター41を閉じる(S20)。
このように、計数処理では、リモコン6操作によりシャッター41が開いた後は、計数動作の進行状態を識別して、シャッター41をその時々の最良な状態に制御するようになっている。
【0045】
以上説明したように、本実施形態に係る計数装置1によれば、投入された遊技球の検出間隔を監視してシャッター41を閉じることで、遊技球の混在を効果的に防止することができる。また、計数値が確定されると、閉じたシャッター41を自動的に開かせるので、連続して計数させる場合の作業性が向上する。
【0046】
以上、本発明の遊技媒体計数装置において、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る遊技媒体計数装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、リモコン6により、第一の時間を設定変更可能としたが、第二の時間及び第三の時間を設定変更することもできる。この場合の時間値は、「数字」ボタンを操作することで、任意な値とすることができる。
また、本実施形態では、シャッター41の開閉、第一の時間の設定、延長を店員の携行するリモコン6操作により可能としたが、表示部22に対するタッチ操作により、シャッター41を開閉等させることもできる。この場合、リモコンIDに代わり、店員IDをタッチ入力することで、店員を認証させてもよい。
また、リモコンIDや店員IDを予め記憶部26に記憶させて店員を認証させることもできるが、これらを外部装置(例えば、ホールコンピュータや貯玉管理コンピュータ)に記憶させ、通信部28を介してID情報を送受し、照合することもできる。
また、本実施形態では、計数対象を遊技球としたが、計数対象をメダルとすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、遊技球、メダル等の遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0048】
1 計数装置(遊技媒体計数装置)
2 装置本体
21 レシート発行部(発行手段)
23 リモコン受信部(受信手段)
28 通信部(通信手段)
29 制御部(制御手段)
3 計数部
32 計数センサ部(検出手段)
33 シャッター駆動部(駆動手段)
4 シャッター部
41 シャッター
41a 投入口
5 ホッパー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入口から機内に流入する遊技媒体を計数する遊技媒体計数装置であって、
所定の駆動手段により駆動されて前記投入口を開閉させるシャッターと、
機内に流入した遊技媒体を検出し、遊技媒体ごとに検出信号を出力する検出手段と、
前記検出信号の入力数に基づいて前記流入した遊技媒体の数量を計数するとともに、前記駆動手段を制御して前記シャッターを開閉させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記検出信号が入力されるごとに、次の検出信号が入力されるまでの検出間隔を計時するとともに、この検出間隔が第一の時間を経過すると、前記シャッターを閉じ、
計数された遊技媒体の計数値が確定したときに、前記第一の時間の経過により閉じた前記シャッターを開く
ことを特徴とする遊技媒体計数装置。
【請求項2】
前記計数値が記録された所定の記録媒体を発行する発行手段、及び/又は前記計数値を所定の外部記憶装置に送信するとともに前記外部記憶装置から前記計数値の記憶の成否を示す確認信号を受信する通信手段を備え、
前記制御手段は、前記記録媒体の発行不能及び/又は前記外部記憶装置の記憶不能を含む異常状態を検出したときに、前記計数値は確定していないものとして、前記第一の時間の経過により閉じた前記シャッターを開かない請求項1記載の遊技媒体計数装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記計数値の確定に基づくシャッターの開放時間を計時し、前記検出信号が入力されることなく、この開放時間が第二の時間を経過すると、前記シャッターを閉じる請求項1又は2記載の遊技媒体計数装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第二の時間が経過する前に前記検出信号が入力されると、そのときから前記検出間隔の計時を開始して、前記第一の時間の経過により前記シャッターを閉じる請求項3記載の遊技媒体計数装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記検出間隔が第三の時間を経過する前において、計数された遊技媒体の計数値を確定させるための入力操作を無効にするとともに、前記検出間隔が第三の時間を経過すると、この入力操作を有効にし、
前記第三の時間は、前記第一の時間より短く設定された請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技媒体計数装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第一の時間が経過するまでに行われた所定の入力操作に基づいて第一の時間を延長する請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技媒体計数装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−135995(P2011−135995A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297118(P2009−297118)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(591142507)株式会社北電子 (348)
【Fターム(参考)】