説明

遊技機における盗難防止システム

【課題】遊技機における被払い出し物収容箱の盗難を容易に防止できるようにする。
【解決手段】被払い出し物収容箱120を監視する監視モードと被払い出し物収容箱120を監視しない非監視モードとを切り換える切換手段(操作部50)と、被払い出し物収容箱120が載置される棚110に対して設けられ被払い出し物収容箱120について検知するセンサ20と、切換手段(操作部50)によって監視モードとされている際においてセンサ20の検知結果に基づいて棚110に載置された被払い出し物収容箱120が変位したと判断された際に警報を発する警報発生手段(スピーカ30,警報ランプ32)と、切換手段(操作部50)によって監視モードとされている際において遊技機を遊技不能状態とする遊技制限手段(コイン流路切換装置)とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機における被払い出し物収容箱の盗難を防止するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)等の遊技機においては、遊技者によって遊技され、「当たり」となった場合には、コイン(スロットマシンの場合)やパチンコ球(パチンコ機の場合)が払い出される。このように払い出される物のことを被払い出し物ということとする。
そして、その被払い出し物は、遊技者によって収容箱(被払い出し物収容箱)に収容され、再度の遊技に供されたり、賞品と交換されたりする。
【0003】
ところで、遊技者は、遊技の途中において、トイレ等のために席を立つ場合もある。その際にその被払い出し物収容箱が盗難にあう場合もあった。
しかしながら、従来においては、遊技ホールに設置されている防犯カメラで監視される程度であり、その効果は不十分であった。
【0004】
また、特許文献1には、パチンコホールの床に載置される収容箱を椅子やカウンター(パチンコ機の下部において手前側へ突出するほぼ水平な板)に対して鎖によって連結して盗難を防止する、という技術的思想が開示されている。
【0005】
しかしながら、収容箱を鎖で椅子やカウンターに連結するのは煩雑である。
【特許文献1】特開平12−350853公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、遊技機における被払い出し物収容箱の盗難を容易に防止できる盗難防止システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、遊技機から払い出される被払い出し物を収容する被払い出し物収容箱の盗難を防止する盗難防止システムであって、前記被払い出し物収容箱を監視する監視モードと前記被払い出し物収容箱を監視しない非監視モードとを切り換える切換手段と、前記被払い出し物収容箱が載置される被払い出し物収容箱載置部に対して設けられ前記被払い出し物収容箱について検知するセンサと、前記切換手段によって前記監視モードとされている際において前記センサの検知結果に基づいて前記被払い出し物収容箱載置部に載置された前記被払い出し物収容箱が変位したと判断された際に警報を発する警報発生手段とを有する、遊技機における盗難防止システムである。
【0008】
「監視モード」とは、被払い出し収容物収容箱載置部に載置された被払い出し物収容箱が変位したことを認識した際に警報を発することになるモードのことをいう。
一方、「非監視モード」とは、それ以外のモードである。すなわち、被払い出し収容物収容箱載置部に載置された被払い出し物収容箱について認識しない、又は、被払い出し収容物収容箱載置部に載置された被払い出し物収容箱が変位したことを認識した際においても警報を発しないモードのことをいう。
【0009】
上記発明の遊技機における盗難防止システムにおいては、切換手段において非監視モードから監視モードに切り換えられた状態で、被払い出し物収容箱載置部に対して設けられたセンサによって被払い出し物収容箱について検知された結果に基づいて被払い出し物収容箱載置部に載置された被払い出し物収容箱が変位したと判断された際に、警報発生手段によって警報が発せられる。
すなわち、この発明の盗難防止システムでは、遊技者が遊技中に席を立つ際に監視モードとされることによって、被払い出し物収容箱が変位した際に、その被払い出し物収容箱が第三者による盗難にあったとして警報が発せられる。このため、その第三者が盗難をすることを中止することが期待されるとともに、係員がその第三者を拘束することも可能となる。
こうして、この発明の盗難防止システムでは、遊技者が席を立った際において被払い出し物収容箱が盗難にあうことを容易に防止できる。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の遊技機における盗難防止システムであって、前記切換手段によって監視モードとされている際において前記遊技機を遊技不能状態とする遊技制限手段とを有する、遊技機における盗難防止システムである。
【0011】
上記発明の遊技機における盗難防止システムにおいては、請求項1に係る発明の遊技機における盗難防止システムの作用効果に加えて次の作用効果が得られる。
この盗難防止システムでは、切換手段において非監視モードから監視モードに切り換えられた状態で、遊技制限手段によって遊技機が遊技不能状態とされる。
すなわち、この発明の盗難防止システムでは、遊技者が遊技中に席を立つ際に監視モードとされることによって、遊技機が遊技不能状態となる。
このため、遊技者が席を立った際において第三者が不正にその遊技機で遊技しようとすることも防止される。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明の遊技機における盗難防止システムでは、被払い出し物収容箱の盗難を容易に防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。本発明が回胴遊技機(スロットマシン)に適用された場合のものを中心に説明する。
図1及び図2に示すように、遊技ホールには、多数の取付壁部200が立設されている(図1及び図2においては1つの取付壁部200のみが示されている)。
そして、その各取付壁部200に設けられた各区画(「島」ともいわれる)に対して、スロットマシン100(又はパチンコ機)が取り付けられている。
なお、遊技ホールには、適宜、監視カメラ210も設けられている。
【0014】
スロットマシン100は、複数個(例えば3個)のドラム101a,101b,101cを並列的に有している。各ドラム101a〜101cは円筒状をなし、その周面には複数個の図柄が表示されている。
また、スロットマシン100には、コイン投入口102,スタートレバー103,複数個(例えば3個)の停止ボタン104a,104b,104c,コイン払い出し部105が設けられている。各停止ボタン104a〜104cは、各ドラム101a〜101cに対応している。
そして、コイン投入口102からコインが投入され(そのコインは、スロットマシン100の内部の所定のコイン収容スペースに収容される)、スタートレバー103が操作されることに基づいて各ドラム101a〜101cが回転を開始し、各停止ボタン104a〜104cが押されることに基づいて各ドラム101a〜101cが回転を停止する。そして、各ドラム101a〜101cが静止表示する図柄(正確にいえば、停止した状態において各ドラム101a〜101cの前面に位置する図柄)には「当たり」と「はずれ」があり、「当たり」の場合には(例えば「777」)、コイン払い出し部105から複数枚のコインが払い出される。
以上が、このスロットマシン100の通常の状態である遊技可能状態である。
【0015】
一方、このスロットマシン100には、次のように、遊技不能状態という状態もある。
すなわち、コイン投入口102の下流側にはコイン流路切換装置106(図1において図示省略。図4に図示)が設けられている。コイン流路切換装置106は、コイン投入口102から流れてくるコインについて、上述の所定のコイン収容スペースへ向かう流路及び直接的にコイン払い出し部105へ向かう流路のうちのいずれかに流れるように切り換える装置である(その構造自体は周知のものである)。
そして、前述したように、通常はコインが上述の所定のコイン収容スペースに流れて遊技ができるようにされている(遊技可能状態)が、コイン流路切換装置106によってその下流側の流路が切り換えられることによって、コイン投入口102から投入されたコインは、スロットマシン100の内部を素通りして、コイン払い出し部105から流出し、遊技できない状態となる。これが遊技不能状態である。
【0016】
前述のように遊技可能状態にある状態で遊技がされ、「当たり」となってコイン払い出し部105から払い出されたコイン(被払い出し物)は、被払い出し物収容箱(以下、単に「収容箱」ともいう)120に収容される。
図3に示すように、収容箱120は、例えば、上方に開口した直方体状の容器である。
【0017】
この実施形態の盗難防止システムは、各スロットマシン100(図1)ごとに設けられている。
図1及び図4に示すように、この盗難防止システムは、操作部50,センサ20,スピーカ30,警報ランプ32を有している。なお、警報ランプ32は、この遊技ホールにおいて遊技者等が係員を呼び出すためのランプ(呼出しランプ)と兼用するものである。
また、図4に示すように、盗難防止システムはCPU(中央演算処理装置)10を有し、操作部50,センサ20,スピーカ30,警報ランプ32はCPU10に接続されている。
CPU10には、前述したコイン流路切換装置106,メモリ12も接続されている。メモリ12には、後述の制御をするためのプログラムが記憶されているとともに、各種のデータ等が記憶される。
【0018】
センサ20(図1,図4)としては、重量センサ,光センサ,磁気センサ等がある。
重量センサは、当該重量センサに加えられる重量を検知し、棚110に収容箱120が存在するか否かを判断するのに供される。すなわち、所定以上の重量が加えられる場合に、棚110に収容箱120が存在すると判断される。
光センサは、当該光センサに到達する光を検知し、棚110に収容箱120が存在するか否かを判断するのに供される。すなわち、到達する光が所定以下の場合に、光が収容箱120によって遮られているとして、棚110に収容箱120が存在すると判断される。
磁気センサは、当該磁気センサの近傍における磁気を検知し、棚110に金属製のコインが(ひいては収容箱120が)存在するか否かを判断するのに供される。磁気センサが使用される場合には、収容箱120としては、その下面に磁気シート122が貼着されたものが使用される。磁気センサによって磁気シート122が検知されることによって、被払い出し物の有無が判断される。
【0019】
以上のようにして、いずれのタイプのものでも、センサ20は、所定のタイミングごとに被払い出し物収容箱120について検知する。
その検知結果に基づいて、棚110に収容箱120が存在するか否かがCPU10(図4)において判断される。そして、それまで存在していた収容箱120が存在しなくなった場合に、その収容箱120が変位したと判断される。
【0020】
図1に示すように、操作部50は、棚110の近傍(棚110の下側)に設けられている。
図5に示すように、操作部50には、起動表示ランプ52,番号入力キー53,開始/終了キー54,表示部56,暗証番号シート発行部57,リセット部58がある。
番号入力キー53及び開始/終了キー54が操作されることによって、この盗難防止システムは監視モードとされる。監視モードにある状態において、センサ20によって不正行為(収容箱120の盗難)が検知された場合には、この盗難防止システムは警報状態となる。
監視モードにある状態において、再度番号入力キー53及び開始/終了キー54が操作されることによって、この盗難防止システムは非監視モードとされる。
リセット部58は鍵穴を有し、この盗難防止システムが警報状態となった際に、遊技ホールの係員が所定のキーを挿入して操作することによって、警報状態が解除される(非警報状態となる)。
【0021】
なお、「監視モード」とは、この盗難防止システムが、棚110に載置された収容箱120が変位したことを認識した際に警報を発する(警報状態になる)ことになるモードのことをいう。
一方、「非監視モード」とは、この実施形態では、この盗難防止システムが、棚110に載置された収容箱120について認識しないモードのことをいう。
【0022】
次に、この盗難防止システムの作用について、図6のフローチャート等に基づいて説明する。
通常は、この盗難防止システムは非監視モードとされており、スロットマシン100(図1)は遊技可能状態である(このことは前述)。すなわち、コイン流路切換装置106(図4)によって、コイン投入口102(図1)に投入されたコインは、スロットマシン100の内部の所定のコイン収容スペース(前述)に向かって流れるようにされている。
そして、遊技中に「当たり」となって払い出されたコイン(被払い出し物)は、収容箱120に収容され、その収容箱120は棚110の上に載置される。
【0023】
遊技者が遊技中に席を立つ際には、遊技者によって操作部50(図5)が次のようにオン操作され(ステップS10でYesとなる)、この盗難防止システムは監視モードとされる(ステップS12)。
【0024】
そのオン操作は、遊技者によって番号入力キー53において任意の暗証番号が入力され、開始/終了キー54が押されることによって行われる。
なお、暗証番号が番号入力キー53において入力される際には、確認のために、表示部56においてその番号が表示される。また、暗証番号が入力され開始/終了キー54が押されることによって、暗証番号シート発行部57から、その暗証番号が印刷されたシートが発行される。
なお、このステップS10及び後述のステップS16並びに操作部50が、本発明の切換手段に該当する。
【0025】
監視モードにおいては、所定のタイミングごとに、センサ20(図1)によって収容箱120について検知される。また、監視モードにあることを示すために、起動表示ランプ52(図5)が発光状態となる。
【0026】
また、上述のようにして監視モードとされることに伴って、スロットマシン100(図1)は遊技不能状態とされる(ステップS14)。
すなわち、コイン流路切換装置106(図4)によって、コイン投入口102(図1)に投入されたコインは、スロットマシン100の内部を素通りしてコイン払い出し部105から流出する。こうして、スロットマシン100は、誰もが遊技できない状態となる。
このステップS14及びコイン流路切換装置106(図4)が、本発明の遊技制限手段に該当する。
【0027】
そして、収容箱120が変位したことがセンサ20によって検知された際(ステップS18でYesとなる)には、不正行為(収容箱120の盗難)があったと判断され、スピーカ30から警報音が発せられるとともに、警報ランプ32が発光する。これが警報状態である(ステップS20)。
その警報状態は、リセット操作がされるまで(ステップS22でYesとなるまで)継続される。
なお、このステップS20並びにスピーカ30及び警報ランプ32が、本発明の警報発生手段に該当する。
【0028】
そして、その遊技ホールの係員によってリセット操作される(ステップS22でYesとなる)ことによって、この盗難防止システムは非警報状態に戻る(ステップS24)。すなわち、スピーカ30から警報音が発せられることが停止され、警報ランプ32も非発光状態とされる。
それとともに、この盗難防止システムは非監視モードに戻り(ステップS26)、スロットマシン100は遊技可能状態に戻る(ステップS28)。
【0029】
また、この盗難防止システムが監視モードにあり、スロットマシン100(図1)が遊技不能状態とされている状態(ステップS14)において、その遊技者によって操作部50(図5)においてオフ操作される(ステップS16でYesとなる)ことによって、この盗難防止システムは非監視モードとされる(ステップS30)。
【0030】
そのオフ操作は、先ほどオン操作された際の暗証番号が番号入力キー53において入力され、開始/終了キー54が押されることによって行われる。
なお、オン操作の場合と同様に、暗証番号が番号入力キー53において入力される際には、確認のために、表示部56においてその番号が表示される。また、暗証番号を忘れた際には、先ほど暗証番号シート発行部57から発行されたシートが参照される。
非監視モードにおいては、センサ20によって収容箱120について検知されることはない。また、起動表示ランプ52が非発光状態となる。
【0031】
また、この盗難防止システムが非監視モードに戻るのに伴ってスロットマシン100が遊技可能状態に戻り(ステップS32)、リターンされる。
すなわち、コイン流路切換装置106(図4)によって、コイン投入口102(図1)に投入されたコインは、スロットマシン100の内部の所定のコイン収容スペース(前述)に向かって流れるようにされる。
すなわち、遊技者が席に戻って上述の操作をすることによって、非監視モードとなり、遊技を再開することができるようになるのである。
【0032】
以上のように、この監視システムでは、遊技者が遊技中に席を立つ際に、操作部50をオン操作することによって監視モードとなり、第三者によって収容箱120が不正に持ち出される際にはセンサ20の検知に基づいて警報状態とされて、スピーカ30から警報音が発せられるとともに警報ランプ32が発光する。
このため、当該第三者がその不正行為を中止しようとすることが期待されるとともに、それを認識した係員が現場に駆けつけることによって、当該第三者を拘束することができる。
このようにして、この装置では、遊技者の収容箱120が盗難にあうことが防止される。
【0033】
また、この監視システムでは、監視モードにおいては、スロットマシン100が遊技不能状態となるため、第三者が不正にそのスロットマシン100で遊技をしようとすることも防止される。
【0034】
また、上述したように操作部50において暗証番号が入力されることによって非監視モードから監視モードに切り換えるとともに、監視モードから非監視モードに戻すためにも操作部50において同じ暗証番号が入力される必要がある。このようにして、この盗難防止システムでは、本人確認が行われる。
このため、そのスロットマシン100において遊技をしていた遊技者しか監視モードから非監視モードに戻すことができず、第三者によって不正に監視モードが解除されることが防止される。
【0035】
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
【0036】
例えば、センサ20は、監視モードのみに限らず非監視モードにおいても、常に収容箱120について検知してもよい。その場合は、監視モードとされた状態で収容箱120が変位したと判断された際にのみ警報状態とされる。
【0037】
また、上記の実施態様では、盗難防止システムが監視モードにされるのに伴ってスロットマシンが遊技不能状態とされるが、本発明はそのような態様に限定されず、スロットマシンは常に遊技可能状態であってもよい。
【0038】
また、本発明の盗難防止システムは、スロットマシン100でなくパチンコ機に対して設けられてもよい。
その際、被払い出し物収容箱載置部は、遊技機の上部の棚110でなく、遊技機の下部のカウンター(手前側へ突出するほぼ水平な板)であってもよい。
【0039】
また、上記の実施形態では、操作部50において監視モードと非監視モードとを切り換える際の本人確認が、暗証番号によるものである。しかし、それに限らず、本人確認は、その遊技ホールが各遊技者に対して発行する会員カードによる態様でもよいし、遊技者の指紋を認識して本人か否かを確認する態様でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムが設けられているスロットマシンを示す正面図である。
【図2】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムが設けられているスロットマシンを示す側面図である。
【図3】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムが設けられるスロットマシンに付随する被払い出し物収容箱を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムを示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムの操作部を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施形態の遊技機における盗難防止システムの作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
20 センサ
30 スピーカ(警報発生手段)
32 警報ランプ(警報発生手段)
50 操作部(切換手段)
100 スロットマシン(遊技機)
106 コイン流路切換装置(遊技制限手段)
110 棚(被払い出し物収容箱載置部)
120 被払い出し物収容箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機から払い出される被払い出し物を収容する被払い出し物収容箱の盗難を防止する盗難防止システムであって、
前記被払い出し物収容箱を監視する監視モードと前記被払い出し物収容箱を監視しない非監視モードとを切り換える切換手段と、
前記被払い出し物収容箱が載置される被払い出し物収容箱載置部に対して設けられ前記被払い出し物収容箱について検知するセンサと、
前記切換手段によって前記監視モードとされている際において前記センサの検知結果に基づいて前記被払い出し物収容箱載置部に載置された前記被払い出し物収容箱が変位したと判断された際に警報を発する警報発生手段と
を有する、遊技機における盗難防止システム。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機における盗難防止システムであって、
前記切換手段によって監視モードとされている際において前記遊技機を遊技不能状態とする遊技制限手段と
を有する、遊技機における盗難防止システム。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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