説明

遊技機

【課題】特定箇所における遊技球の有無の状態の悪化をより精度高く認識できる技術を提供する。
【解決手段】遊技球が流れる経路上の特定箇所にて遊技球が継続的に供給されていない状態を検出する第1の検出部411と、特定箇所にて遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態を検出する第2の検出部412と、第1の検出部411による検出および/または第2の検出部412による検出に基づいて、特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態の悪化を認識する出力部415とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技球を一時的に貯留する遊技球貯留タンクの下流側であって、上皿、下皿などに遊技球を払い出すための払出駆動部の上流側に設けられたセンサ(スイッチ)による検出結果に基づいてこの払出駆動部の動作を制御するパチンコ遊技機が提案されている。
例えば、特許文献1に記載されているパチンコ遊技機は、以下のように構成されている。すなわち、払出ソレノイドがオン状態である場合において、球通路における遊技球を検出するための球切れスイッチによって球通路の所定位置に遊技球がないと検出されたときには、遊技球がないと検出されていない状態で球切れ監視時間だけ遊技球の検出が監視される。そして、遊技球がないと検出された状態で球切れ監視時間だけ経過した場合には、払出ソレノイドがオン状態からオフ状態となる。これによって、球通路の所定位置で遊技球の検出が行われなくなってから、その状態で球切れ監視時間が経過したことが検出された場合には、球切れエラーとして、払出動作が中断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−333894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遊技球が流れる経路上の特定箇所において遊技球がないと検出される時間が所定時間を超える場合に、特定箇所の下流側での遊技球の供給動作を停止するのでは、特定箇所への遊技球の供給が断続的であり、徐々に減る場合に、供給動作を停止できないおそれがある。すなわち、特定箇所への遊技球の供給が断続的である場合、センサ(スイッチ)にて遊技球がないと検出される時間が長く続かずに所定時間を超えないので、供給動作を停止できないおそれがある。かかる場合においても、センサと供給動作を行う部位との間に十分な遊技球を確保できるのであれば問題ないが、十分な遊技球を確保できない場合には、遊技球がない場合にも供給動作を継続してしまうおそれがある。
それゆえ、特定箇所における遊技球の有無の状態の悪化をより精度高く認識できるとよい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成する本発明は、遊技球が流れる経路上の特定箇所にて遊技球が継続的に供給されていない状態を検出する第1の検出手段411と、前記特定箇所にて遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態を検出する第2の検出手段412と、前記第1の検出手段411による検出および/または前記第2の検出手段412による検出に基づいて、前記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態の悪化を認識する認識手段415とを有することを特徴とする遊技機100である。
【0006】
ここで、前記特定箇所における遊技球の有無に応じた互いに異なるレベルの信号を出力するセンサ531をさらに備え、前記第2の検出手段412は、前記センサ531から予め定められた期間内に複数回、遊技球無しの状態を示す信号が出力された場合に、遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態であると検出するとよい。
また、前記第2の検出手段412は、前記センサ531から、遊技球有りに応じたレベルの信号が出力された後に、遊技球無しに応じたレベルの信号が出力された場合に、前記遊技球無しの状態を示す信号が出力されたことを認識するとよい。
【0007】
また、前記第2の検出手段412は、前記センサ531から定期的に遊技球の有無に応じたレベルの信号を取得するとともに、遊技球有りに応じたレベルの信号を取得した後に、遊技球無しに応じたレベルの信号を2回連続して取得した場合に、前記遊技球無しの状態を示す信号が出力されたことを認識するとよい。
【0008】
また、前記特定箇所における遊技球の有無に応じた互いに異なるレベルの信号を出力するセンサ531をさらに備え、前記第1の検出手段411は、前記センサ531から所定時間を超えて遊技球無しに応じたレベルの信号が継続して出力された場合に、遊技球が継続的に供給されていない状態であると検出するとよい。
【0009】
また、前記遊技球が流れる経路上における前記特定箇所より下流で、遊技球をさらに下流に供給する供給手段540をさらに備え、前記供給手段540は、前記認識手段415が前記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態の悪化を認識したら遊技球の供給を停止するとよい。
【0010】
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、特定箇所における遊技球の有無の状態の悪化をより精度高く認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。
【図2】本実施形態のパチンコ遊技機の部分拡大図である。
【図3】本実施形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。
【図4】本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略背面図である。
【図5】払出ユニットの概略構成図である。
【図6】球有り検出部の概略構成を説明する図であり、パチンコ遊技機の背面側から見た図である。
【図7】払出駆動部の概略構成を説明する図である。
【図8】払出制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図9】第1の状態〜第3の状態であると判断する根拠となる球有り検出部からの出力信号を例示する図である。
【図10】払出制御部が行う第1の払出停止制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】払出制御部が行う第2の払出停止制御処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】球供給装置の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、遊技球を払い出す払出装置500と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
【0014】
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
【0015】
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
【0016】
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
【0017】
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
【0018】
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
【0019】
また、遊技盤110の裏面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
【0020】
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば後述する払出ユニット520により払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
【0021】
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
【0022】
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
【0023】
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
【0024】
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
【0025】
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能であり、また、中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
【0026】
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
【0027】
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、サブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
【0028】
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
【0029】
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
【0030】
遊技制御部200には、図2に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
【0031】
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
【0032】
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
【0033】
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
【0034】
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
【0035】
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
【0036】
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
【0037】
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように後述する払出駆動部540を制御する。
【0038】
また、払出制御部400には、払出駆動部540により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する後述の払出球検出部550と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する後述の球有り検出部530と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する後述の満タン検出部570と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部550、球有り検出部530および満タン検出部570にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部540に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部550にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
【0039】
〔払出装置の構成〕
次に、払出装置500の詳細について説明する。
図4は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略背面図である。
払出装置500は、図示しない付帯設備から供給された遊技球を貯留する払出球貯留部510と、皿153へ向けて遊技球を払い出す払出ユニット520と、を備えている。
払出球貯留部510は、パチンコ遊技機100の上部に設けられ、供給された遊技球が自重で払出ユニット520の方へ向かうように底面が形成された凹状の部材である遊技球タンク511と、遊技球タンク511にある遊技球を払出ユニット520の方へ案内する遊技球タンクレール512と、を有している。
【0040】
図5は、払出ユニット520の概略構成図である。
払出ユニット520は、払出球貯留部510内の遊技球の有無を検出する球有り検出部530と、遊技球を皿153の方へ1個ずつ払い出す払出駆動部540と、払出駆動部540により払い出された遊技球を検出する払出球検出部550と、を備えている。また、払出ユニット520は、上述した払出制御基板560と、皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部570(図4参照)と、を備えている。また、払出ユニット520は、球有り検出部530、払出駆動部540、払出球検出部550、払出制御基板560および満タン検出部570を収納するとともに、払出球貯留部510側から皿153側へ至る遊技球の経路である払出球経路580が内部に形成されたユニットケース590と、を備えている。
【0041】
図6は、球有り検出部530の概略構成を説明する図であり、パチンコ遊技機100の背面側から見た図である。(a)、(c)は、背面図であり、(b)、(d)は、斜視図である。
球有り検出部530は、周知のフォトインターラプタセンサである球有りセンサ531と、この球有りセンサ531を実装する球有りセンサ基板532と、払出球経路580を通る遊技球により押されることにより回転する回転部材533と、を備えている。
球有りセンサ531は、センサ本体に横向きに形成された2つの突出部と、突出部のそれぞれに設けられた発光素子(不図示)と受光素子(不図示)とを有し、発光素子から発光された光を受光素子が受けるか否かで、発光素子と受光素子とが対向する部位における物体の存在を読み取る。そして、球有りセンサ531は、発光素子から発光された光を受光素子が受けないときにはHighレベル(以下、「Hレベル」という。)の信号を払出制御部400に対して出力し、発光素子から発光された光を受光素子が受けるときにはLowレベル(以下、「Lレベル」という。)の信号を払出制御部400に対して出力する。また、球有りセンサ531は、予め定められた期間(例えば、2ミリ秒)毎に、そのときの状態に応じてHレベルの信号かLレベルの信号かを払出制御部400に対して出力する。
【0042】
回転部材533は、正面から見た場合に基本が扇状の部材であり、扇の一方の辺には遊技盤110の盤面に略垂直となるように形成されて払出球経路580を通る遊技球と接触する接触面533aが、扇の他方の辺の先端部には球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在する遮光部533bが設けられている。そして、回転部材533の接触面533aが払出球経路580を通る遊技球に押されることで、回転部材533は、図6で見た場合の時計回転方向に回転し、遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在して突出部に設けられた発光素子から発光された光を遮光する(図6(a)、(b)参照)。これにより、球有りセンサ531の受光素子は、発光素子から発光された光を受光せず、Hレベルの信号を出力する。他方、接触面533aが遊技球に押されない場合には、回転部材533は、図6で見た場合の反時計回転方向に回転し、遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在しなくなる(図6(c)、(d)参照)。これにより、球有りセンサ531の受光素子は、発光素子から発光された光を受光し、Lレベルの信号を出力する。
【0043】
なお、回転部材533には、基本の扇形状から外側へ突出するとともに、図6で見た場合の反時計回転方向への回転を抑制する第1の抑制部533cと、基本の扇形状から外側へ突出するとともに、図6で見た場合の時計回転方向への回転を抑制する第2の抑制部533dと、が設けられている。
そして、このように、球有り検出部530は、払出球経路580における回転部材533の接触面533aが対向するように配置された特定箇所にて、遊技球の有無、遊技球の通過を検出する。
【0044】
図7は、払出駆動部540の概略構成を説明する図である。
払出駆動部540は、払出球経路580上に設けられるとともに回転することで払出球経路580を流下してきた遊技球を1個ずつ皿153の方へ払い出す払出ロータ541と、払出ロータ541の回転軸と同軸的に設けられたロータギア542と、を備えている。払出ロータ541の外周面には遊技球を1個保持することが可能な凹部541aが複数(本実施の形態においては2つ)形成されており、ロータギア542と共に回転することで、この凹部541aに遊技球を受け入れ、さらに回転することで受け入れた遊技球を皿153の方へ供給する。
また、払出駆動部540は、払出ロータ541の回転駆動力の駆動源である払出モータ543と、払出モータ543の駆動力をロータギア542に伝達する複数(本実施の形態においては2つ)の伝達ギア544と、を備えている。
【0045】
払出球検出部550は、払出球経路580における払出駆動部540の払出ロータ541の下流側に設けられ、払出ロータ541により1個ずつ供給された遊技球を検出する。そして、払出球検出部550は、遊技球を検出したらその旨の信号を払出制御部400に出力する。払出制御部400は、払出球検出部550から取得した信号を基に払出ロータ541にて皿153の方へ供給された、言い換えれば払い出された遊技球の個数を計数する。
【0046】
次に、払出制御部400が行う払出制御処理について説明する。
払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得したら、指定された数だけの遊技球を賞球として払い出すように払出駆動部540の払出モータ543を駆動する。そして、払出制御部400は、払出球検出部550が検出した遊技球の数が指定された数となったら払出モータ543の駆動を停止する。
【0047】
また、払出制御部400は、指定された数の遊技球を払い出し終える前であっても、以下の場合には、払出球貯留部510および/または払出球経路580に、払い出すのに十分な遊技球が存在しないエラーが生じたと判断し、払い出し動作を停止するべく払出駆動部540の駆動を停止する。また、払出制御部400は、エラーが生じたと判断して払い出し動作を停止した後、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が継続的に存在する場合には、エラーが解除されたと判定し、払い出し動作を再開する。
【0048】
すなわち、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が継続的に供給されていない場合、および払出ロータ541の上流側の払出球経路580における遊技球の流れが正常時に比べて悪化している場合には、払出駆動部540の駆動を停止する。なお、遊技球の流れの正常時の状態とは、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が隙間なく並び、払出ロータ541が回転して遊技球を皿153側へ供給した後、これまで遊技球を保持していた払出ロータ541の凹部541aに、払出ロータ541の上流側に並んでいた遊技球が保持され、それに従って、その部位よりもさらに上流側に並んでいた遊技球が落下する状態をいう。
【0049】
遊技球の流れが正常時に比べて悪化している場合にも払出駆動部540の駆動を停止するのは、払出球貯留部510の遊技球が少なくなってくると、払出球貯留部510から払出球経路580への遊技球の流下が断続的になる場合があると考えられるからである。つまり、遊技球の流れが正常時に比べて悪化している場合には、払出球貯留部510の遊技球が少なくなっていると判断し、払出駆動部540の駆動を停止する。
【0050】
払出制御部400は、払い出すのに十分な遊技球が存在しないと判断して、払い出し動作を停止すること、およびエラーが解除された場合に払い出し動作を再開することを実現するために、以下のように構成されている。
図8は、払出制御部400の概略構成を示すブロック図である。
払出制御部400は、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が継続的に供給されていない第1の状態であることを検出する第1の検出部411と、払出ロータ541の上流側の払出球経路580における遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している第2の状態を検出する第2の検出部412と、を備えている。また、払出制御部400は、払出ロータ541の上流側の払出球経路580における遊技球の流れが正常である第3の状態を検出する第3の検出部413と、払出駆動部540の駆動を制御する払出駆動制御部414と、を備えている。また、払出制御部400は、第1の検出部411、第2の検出部412および第3の検出部413の検出結果を取得するとともに、この検出結果に基づいて遊技球の状態信号を払出駆動制御部414に向けて出力する出力部415を備えている。
【0051】
図9は、第1の状態〜第3の状態であると判断する根拠となる球有り検出部530からの出力信号を例示する図である。
第1の検出部411は、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が継続的に供給されていない第1の状態であることを球有り検出部530からの出力信号に基づいて検出(認識)する。第1の検出部411は、定期的(例えば2ミリ秒毎)に球有りセンサ531からの出力信号を取得する。そして、第1の検出部411は、第1の期間を超えて、球有りセンサ531からLレベルの信号が継続して出力されている場合に(図8(a)参照)、上記第1の状態であると判断する。第1の期間としては、600ミリ秒であることを例示することができる。なお、遊技球の流れが正常であるときに、遊技球1個が通過する時間は20ミリ秒〜30ミリ秒程度であると考えられる。
【0052】
第2の検出部412は、払出ロータ541の上流側の払出球経路580における遊技球の流れが正常時に比べて悪化している第2の状態であることを、球有り検出部530からの出力信号に基づいて検出(認識)する。第2の検出部412は、定期的(例えば2ミリ秒毎)に球有りセンサ531からの出力信号を取得する。そして、第2の検出部412は、第2の期間内に、所定回数の、遊技球無しの状態を示す信号が球有りセンサ531から出力された場合(図8(b)参照)に、上記第2の状態であると判断する。第2の期間としては、500ミリ秒であることを例示することができ、所定回数としては、2回であることを例示することができる。かかる場合、500ミリ秒内に遊技球無しの状態を示す信号が2回出力された場合に第2の状態であると判断する。
遊技球無しの状態を示す信号としては、球有りセンサ531が出力したHレベルの信号とその後に続くLレベルの信号とから構成されるものであることを例示することができる。つまり、球有りセンサ531からの出力信号がHレベルからLレベルへ切り替わった場合に遊技球無しの状態を示す信号が出力されたと判断する。
【0053】
ただし、球有りセンサ531からのLレベルの信号の前後の信号がHレベルである場合、本当は遊技球があり、球有り検出部530の回転部材533の遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在しているにも関わらず、払出制御部400がLレベルの信号を取得してしまうというノイズであることも考えられる。そこで、複数回連続するLレベルの信号を取得することで回転部材533を押す遊技球がないと判断するとよい。同様に、球有りセンサ531からのHレベルの信号の前後の信号がLレベルである場合、球有り検出部530の回転部材533の遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在していないにも関わらず、払出制御部400がHレベルの信号を出力してしまうというノイズであることも考えられる。そこで、複数回連続するHレベルの信号を取得することで回転部材533を押す遊技球があると判断するとよい。
すなわち、球有りセンサ531が、これまでHレベル、Hレベル、Lレベル、Lレベルの信号を順に出力してきている場合に、遊技球無しの状態を示す有効な信号が出力されたと判断するとよい。これにより、真に遊技球無しの状態を確度高く把握することが可能となる。
【0054】
第3の検出部413は、払出ロータ541の上流側の払出球経路580に遊技球が継続的に存在する第3の状態であることを、球有り検出部530からの出力信号に基づいて検出(認識)する。第3の検出部413は、定期的(例えば2ミリ秒毎)に球有りセンサ531からの出力信号を取得する。そして、第3の検出部413は、第3の期間を超えて、遊技球有りの状態を示す信号が球有りセンサ531から出力された場合(図8(a)、(b)参照)に、第3の状態となったと判断する。第3の期間としては、4秒であることを例示することができる。
遊技球が存在する状態を示す信号としては、球有りセンサ531が出力したHレベルの信号から構成されるものであることを例示することができる。つまり、球有りセンサ531からHレベルの信号が出力された場合に遊技球が存在する状態を示す信号が出力されたと判断する。
【0055】
出力部415は、第1の検出部411から第1の状態を検出した結果を取得した場合には、払出球経路580における回転部材533の接触面533aが対向するように配置された特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態が悪化することを認識し、その認識結果の一例としての遊技球無しの状態を示す信号を払出駆動制御部414に向けて出力する。また、出力部415は、第2の検出部412から第2の状態を検出した結果を取得した場合には、上記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態が悪化することを認識し、遊技球無しの状態を示す信号を払出駆動制御部414に向けて出力する。このように、出力部415は、少なくとも第1の検出部411による第1の状態の検出および第2の検出部412による第2の状態の検出のいずれかの検出結果を取得した場合に遊技球無しの状態を示す信号を払出駆動制御部414に向けて出力する。
また、出力部415は、第3の検出部413から第3の状態を検出した結果を取得した場合には、上記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態が正常であることを認識し、遊技球有りの状態を示す信号を払出駆動制御部414に向けて出力する。
【0056】
払出駆動制御部414は、出力部415から遊技球無しの状態を示す信号を取得した場合には払出駆動部540の駆動を停止し、出力部415から遊技球有りの状態を示す信号を取得した場合には払出駆動部540を駆動させる。
【0057】
次に、フローチャートを用いて、払出制御部400が行う払出停止制御処理の手順について説明する。
図10は、払出制御部400が行う第1の払出停止制御処理の手順を示すフローチャートである。払出制御部400は、この第1の払出停止制御処理を予め定めた期間毎(例えば2ミリ秒毎)に繰り返し実行する。または、遊技制御部200から、所定数の遊技球を払い出すコマンドを取得した後、払出球検出部550が検出した遊技球の数が指定された数となるまでの期間内において、予め定めた期間毎(例えば2ミリ秒毎)に繰り返し実行してもよい。
【0058】
払出制御部400は、先ず、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得した信号のレベルの値をロードする(読み込む)(ステップ(以下、単に、「S」と記す。)1001)。その後、S1001にて読み込んだ信号レベルがLレベルであるか否かを判別する(S1002)。そして、Lレベルである場合(S1002でYes)、Hレベルの継続期間を計時するHレベルタイマの時間をクリアする(S1003)。その後、Lレベルの継続期間を計時するLレベルタイマの時間(Lレベルが継続している期間)が予め定められた第1の期間を超えたか否かを判別する(S1004)。
【0059】
そして、Lレベルが継続している期間が第1の期間を超えた場合(S1004でYes)、払出球貯留部510に遊技球がないというエラーであると判定し(第1の検出部411が第1の状態であることを検出し)、球無しエラー処理を開始する(S1005)。この球無しエラー処理は、出力部415からの信号を取得した払出駆動制御部414が払出駆動部540の払出モータ543の駆動を停止するとともに、画像表示部114に「係員をお呼び下さい」という文字を表示する処理である。他方、Lレベルが継続している期間が第1の期間を超えていない場合(S1004でNo)、Lレベルタイマの時間を更新する(S1006)。例えば、前回のフローから今回のフローまでの時間を加算する。
【0060】
一方、S1001にて読み込んだ信号レベルがLレベルではなくHレベルである場合(S1002でNo)、Lレベルタイマをクリアする(S1007)。その後、Hレベルタイマの時間(Hレベルが継続している期間)が予め定められた第3の期間を超えたか否かを判別する(S1008)。そして、Hレベルが継続している期間が第3の期間を超えた場合(S1008でYes)、払出球貯留部510に遊技球がないというエラーが解除されたと判定し(第3の検出部413が第3の状態であることを検出し)、球無しエラー解除処理を開始する(S1009)。この球無しエラー解除処理は、出力部415からの信号を取得した払出駆動制御部414が払出駆動部540の払出モータ543の駆動を再開するとともに、画像表示部114に表示している「係員をお呼び下さい」という文字を表示しなくする処理である。他方、Hレベルが継続している期間が第3の期間を超えていない場合(S1008でNo)、Hレベルタイマの時間を更新する(S1010)。例えば、前回のフローから今回のフローまでの時間を加算する。
【0061】
払出制御部400がこの第1の払出停止制御処理を実行することで、球有り検出部530の球有りセンサ531がLレベルの信号を継続して出力し、払出球貯留部510側から遊技球が供給されない状態が第1の期間を超えて継続している場合には(S1004でYes)、払出駆動部540の払出モータ543の駆動が停止され、皿153への遊技球の払い出し動作が停止される(S1005)。また、球有り検出部530の球有りセンサ531がHレベルの信号を継続して出力し、遊技球がある状態が第3の期間を超えて継続している場合には(S1008でYes)、払出駆動部540の払出モータ543の駆動が再開され、皿153への遊技球の払い出し動作が再開されることとなる(S1009)。
【0062】
なお、Hレベルおよび/またはLレベルが継続している期間を把握するにあたっては、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得したHレベルおよび/またはLレベルの信号を連続して取得した回数を積算し、その積算回数と球有りセンサ531が信号を出力する間隔とを乗算してもよい。また、第1の期間あるいは第3の期間を超えたか否かを判別するにあたっては、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得したHレベルおよび/またはLレベルの信号を連続して取得した回数を積算し、その積算回数が、第1の期間あるいは第3の期間に対応する回数を超えたか否かで判別してもよい。
【0063】
図11は、払出制御部400が行う第2の払出停止制御処理の手順を示すフローチャートである。払出制御部400は、この第2の払出停止制御処理を予め定めた期間毎(例えば2ミリ秒毎)に繰り返し実行する。または、遊技制御部200から、所定数の遊技球を払い出すコマンドを取得した後、払出球検出部550が検出した遊技球の数が指定された数となるまでの期間内において、予め定めた期間毎(例えば2ミリ秒毎)に繰り返し実行してもよい。
【0064】
払出制御部400は、先ず、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得した信号のレベルの履歴をロードする(読み込む)(S1101)。その後、S1101にて読み込んだ信号レベルの履歴からHレベルからLレベルへの切り替わりを検出したか否かを判別する(S1102)。例えば、直前に取得した信号のレベルがLレベルであり、そのLレベルの前に取得した信号のレベルがHレベルであることを例示することができる。そして、HレベルからLレベルへの切り替わりを検出した場合(S1102でYes)、前回HレベルからLレベルへの切り替わりを検出した後、今回HレベルからLレベルへの切り替わりを検出するまでの期間が第2の期間を超えたか否かを判別する(S1103)。第2の期間としては、500ミリ秒であることを例示することができる。
【0065】
そして、第2の期間を超えていない場合(S1103でNo)、第2の期間内に2回目のHレベルからLレベルへの切り替わりを検出したので、払出球貯留部510から断続的に遊技球が供給されていると判定し(第2の検出部412が第2の状態であることを検出し)、球無しエラー処理を開始する(S1104)。この球無しエラー処理は、第1の払出停止制御処理における球無しエラー処理と同様に、出力部415からの信号を取得した払出駆動制御部414が払出駆動部540の払出モータ543の駆動を停止するとともに、画像表示部114に「係員をお呼び下さい」という文字を表示する処理である。そして、その後、HレベルからLレベルへの切り替わりの間隔の期間を計時する間隔タイマの時間(前回HレベルからLレベルへの切り替わりを検出してからの経過時間)をクリアする(S1105)。他方、第2の期間を超えた場合(S1103でYes)、S1105以降の処理を実行する。
【0066】
一方、HレベルからLレベルへの切り替わりを検出していない場合(S1102でNo)、前回HレベルからLレベルへの切り替わりを検出した後の経過時間が第2の期間を超えたか否かを判別する(S1106)。そして、第2の期間を超えていない場合(S1106でNo)、間隔タイマの時間を更新し(S1107)、この第2の払出停止制御処理を終了する。また、第2の期間を超えている場合(S1106でYes)、この第2の払出停止制御処理を終了する。
【0067】
払出制御部400がこの第2の払出停止制御処理を実行することで、球有り検出部530の球有りセンサ531が出力した信号レベルを基に、第2の期間内にHレベルからLレベルへの切り替わりが2回あった場合には(S1103でNo)、払出駆動部540の払出モータ543の駆動が停止され、皿153への遊技球の払い出し動作が停止される(S1104)。そして、球有り検出部530の球有りセンサ531がHレベルの信号を継続して出力し、遊技球がある状態が第3の期間を超えて継続している場合には、払出駆動部540の払出モータ543の駆動が再開され、皿153への遊技球の払い出し動作が再開されることとなる。
【0068】
なお、Hレベルおよび/またはLレベルが継続している期間を把握するにあたっては、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得したHレベルおよび/またはLレベルの信号を連続して取得した回数を積算し、その積算回数と球有りセンサ531が信号を出力する間隔とを乗算してもよい。また、第2の期間を超えたか否かを判別するにあたっては、球有り検出部530の球有りセンサ531から取得したHレベルおよび/またはLレベルの信号を取得した回数を積算し、その積算回数が、第2の期間に対応する回数を超えたか否かで判別してもよい。
【0069】
以上のように構成されたパチンコ遊技機100においては、払出制御部400は、払出球貯留部510および/または払出球経路580に遊技球がなく、上記特定箇所に遊技球が継続的に供給されていない状態のみならず、遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態であることをより精度高く認識することができる。そして、払出制御部400は、払出駆動部540が指定された数の遊技球を払い出し終える前であっても、上記特定箇所における遊技球の供給状態が悪化している場合には、より確度高く払出駆動部540の駆動を停止することができる。これにより、遊技球がないのに払出ロータ541が空転するとともに払出球検出部550が故障していることに起因して、実際には遊技球が払い出されていないにも関わらず、払出球検出部550が、遊技球が払い出されたように検出することを抑制することができる。また、払出駆動部540の払出ロータ541と球有り検出部530との間の距離が短く、払出ロータ541と球有り検出部530との間に多くの遊技球を確保できない構成であっても、遊技球がなくなる前に払出動作を停止することが可能となる。
【0070】
なお、上述したS1102において、S1101にて読み込んだ信号レベルの履歴からHレベルからLレベルへの切り替わりを検出したか否かを判別するにあたっては、直前に取得した信号のレベルがLレベルであり、そのLレベルの信号の前に取得した信号のレベルがLレベルであり、そのLレベルの信号の前に取得した信号のレベルがHレベルであり、そのHレベルの信号の前に取得した信号のレベルがHレベルであることに基づいてもよい。つまり、これまでHレベル、Hレベル、Lレベル、Lレベルの信号を取得してきている場合に、HレベルからLレベルへの切り替わりを検出したと判定するとよい。
【0071】
複数回連続するLレベルの信号を取得することで遊技球がないと判断することにより、本当は遊技球があり、球有り検出部530の回転部材533の遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在しているにも関わらず、払出制御部400がLレベルの信号を取得してしまうというノイズを、遊技球がないと判断してしまうことを抑制することができる。
【0072】
同様に、複数回連続するHレベルの信号を取得することで遊技球があると判断することにより、球有り検出部530の回転部材533の遮光部533bが球有りセンサ531の2つの突出部の間に介在していないにも関わらず、払出制御部400がHレベルの信号を出力してしまうというノイズを、遊技球があると判断してしまうことを抑制することができる。
【0073】
このように、複数回連続するLレベルまたはHレベルの信号を取得することで遊技球の有無を判断することにより、遊技球の有無をより精度高く検出することができる。それゆえ、払い出す遊技球が十分にない場合(減った場合)に遊技球の払い出しを停止することを、より精度高く行うことができる。
【0074】
なお、上述した実施の形態においては、遊技球が流れる経路上の特定箇所に遊技球が継続的に供給されていない第1の状態であることを検出する第1の検出部411と、この特定箇所における遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している第2の状態を検出する第2の検出部412と、この特定箇所における遊技球の流れが正常である第3の状態を検出する第3の検出部413と、これら第1の検出部411、第2の検出部412および第3の検出部413の検出結果を取得するとともに、この検出結果に基づいて遊技球の状態信号を払出駆動制御部414に向けて出力する出力部415とを、遊技球の皿153への払出を制御する払出制御部400に適用したが、特に限定されない。
【0075】
例えば、パチンコ遊技機100の側方に備えられて、遊技者により投入されたお金に相当する数の貸し球の皿153への供給、あるいはICカードに書き込まれた貯球数の一部の数の貯球の皿153への供給(払い出し)を行う遊技球供給装置を制御する供給制御部に適用してもよい。これにより、皿153へ遊技球を供給する供給ロータの上流側の特定部位での遊技球の供給状態が悪化してきていることをより精度高く認識することができ、遊技球の供給状態が悪化している場合により確度高く供給ロータの駆動を停止することができる。その結果、遊技球がないのに供給ロータが空転するとともに供給ロータの下流にて供給ロータから供給された遊技球の数を検出するセンサが故障していることに起因して、実際には遊技球が供給されていないにも関わらず、当該センサが、遊技球が供給されたように検出することを抑制することができる。また、供給ロータと上記特定部位との間の距離が短く、供給ロータと特定部位との間に多くの遊技球を確保できない構成であっても、遊技球がなくなる前に供給動作を停止することが可能となる。
【0076】
また、第1の検出部411、第2の検出部412、第3の検出部413、出力部415などを、外部から触れられないように内部空間に遊技球が封入された封入式の遊技機に遊技球を供給する球供給装置を制御する供給制御部に適用してもよい。
図12は、球供給装置の概略構成を示す図である。
球供給装置1000は、複数の封入式の遊技機2000それぞれに、各封入式の遊技機2000に封入すべき数の遊技球を供給する。球供給装置1000は、各遊技機2000の上部に上述した払出装置500と同様の構成の球供給部1500を備えるとともに、球供給部1500を制御する供給制御部1400を備える。かかる構成において、第1の検出部411、第2の検出部412、第3の検出部413、出力部415などを、供給制御部1400に適用するとよい。
【0077】
これにより、封入式の遊技機2000へ遊技球を供給する供給ロータの上流側の特定部位での遊技球の供給状態が悪化してきていることをより精度高く認識することができ、遊技球の供給状態が悪化している場合により確度高く供給ロータの駆動を停止することができる。その結果、遊技球がないのに供給ロータが空転するとともに供給ロータの下流にて供給ロータから供給された遊技球の数を検出するセンサが故障していることに起因して、実際には遊技球が供給されていないにも関わらず、当該センサが、遊技球が供給されたように検出することを抑制することができる。また、供給ロータと上記特定部位との間の距離が短く、供給ロータと特定部位との間に多くの遊技球を確保できない構成であっても、遊技球がなくなる前に供給動作を停止することが可能となる。
【符号の説明】
【0078】
100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、400…払出制御部、500…払出装置、510…払出球貯留部、520…払出ユニット、530…球有り検出部、540…払出駆動部、550…払出球検出部、1000…球供給装置、2000…封入式の遊技機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が流れる経路上の特定箇所にて遊技球が継続的に供給されていない状態を検出する第1の検出手段と、
前記特定箇所にて遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段による検出および/または前記第2の検出手段による検出に基づいて、前記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態の悪化を認識する認識手段と
を有することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記特定箇所における遊技球の有無に応じた互いに異なるレベルの信号を出力するセンサをさらに備え、
前記第2の検出手段は、前記センサから予め定められた期間内に複数回、遊技球無しの状態を示す信号が出力された場合に、遊技球の流れの間隔が正常時に比べて悪化している状態であると検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記第2の検出手段は、前記センサから、遊技球有りに応じたレベルの信号が出力された後に、遊技球無しに応じたレベルの信号が出力された場合に、前記遊技球無しの状態を示す信号が出力されたことを認識することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記第2の検出手段は、前記センサから定期的に遊技球有の無に応じたレベルの信号を取得するとともに、遊技球有りに応じたレベルの信号を取得した後に、遊技球無しに応じたレベルの信号を2回連続して取得した場合に、前記遊技球無しの状態を示す信号が出力されたことを認識することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
【請求項5】
前記特定箇所における遊技球の有無に応じた互いに異なるレベルの信号を出力するセンサをさらに備え、
前記第1の検出手段は、前記センサから所定時間を超えて遊技球無しに応じたレベルの信号が継続して出力された場合に、遊技球が継続的に供給されていない状態であると検出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。
【請求項6】
前記遊技球が流れる経路上における前記特定箇所より下流で、遊技球をさらに下流に供給する供給手段をさらに備え、
前記供給手段は、前記認識手段が前記特定箇所より下流側に対する遊技球の供給状態の悪化を認識したら遊技球の供給を停止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−63113(P2013−63113A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202100(P2011−202100)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【出願人】(000161806)京楽産業.株式会社 (4,820)
【Fターム(参考)】