説明

遊技機

【課題】排出路内を流下する遊技球の球詰まりを防止し、かつ不正に大量の賞球を獲得する不正行為を確実に防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】
遊技球が入賞可能な複数の普通入賞口28〜30を遊技盤12の表面に備え、普通入賞口28〜30と連通し、これら普通入賞口28〜30に入賞した入賞球を排出する排出路49が形成された樋部材47を遊技盤12の裏面に備えた遊技機1であって、排出路49は、普通入賞口28〜30のそれぞれに対して別個に形成された複数の上流部54と、上流部54が合流する合流部55と、合流部55より下流側に位置する下流部56とを有し、上流部54における遊技球の通過を検出する検出手段Sを保持するための保持部60,61が上流部54に設けられ、上流部54には、保持部60,61が設けられている箇所に、保持部60,61を覆うカバー部材71,72が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入賞口に入賞した遊技球を排出する樋部材が設けられた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から知られている遊技機の一つに、いわゆるパチンコ機がある。パチンコ機は遊技盤を備えており、遊技盤の表面には遊技機において遊技を行う際に遊技球が流下する遊技領域が形成されている。この遊技領域には、普通入賞口、始動入賞口及び大入賞口等の各種入賞口が設けられている。普通入賞口は、遊技球の入賞を契機として所定個数(例えば10個)の賞球を払い出す入賞口であり、始動入賞口は、遊技者に不利な通常遊技状態から遊技者に有利な特別遊技状態へ移行するか否かの抽選を行う契機となる入賞口である。また、大入賞口は、抽選で当選した際に開放され、遊技球の入賞を契機として所定個数(例えば10個)の賞球を払い出す入賞口である。従来の遊技機では、これら各種入賞口が1個だけ設けられているものや複数個設けられているもの等、様々な態様のものが存在する。その中でも、普通入賞口については遊技領域に複数設けられているものが多く存在する。
【0003】
遊技盤の裏面には、各種入賞口に入賞した遊技球を排出する樋部材を備えた裏ユニットが設けられている。樋部材は、普通入賞口と連通する樋、始動入賞口と連通する樋、大入賞口と連通する樋がそれぞれ別個に形成されており、これらの樋には、各種入賞口に入賞した遊技球を排出する排出路が形成されている。これらの樋部材は、同一の機能を有する入賞口(例えば、普通入賞口が複数設けられている場合におけるこれら普通入賞口等)と連通するものは、これらの入賞口と連通する上流側ではそれぞれ別個に形成されており、下流側の所定位置で排出路が合流して一つの排出路となるように形成されている。
【0004】
また、遊技機は、上記した各樋内における排出路を遊技球が通過したことを検出センサによって検出することができるように構成されており、樋部材の内部には、検出センサを取付保持するための保持部が設けられている。通常は、検出センサは、各樋部材のそれぞれに一つずつ設けられるのが一般的であり、保持部も、通常は各樋部材のそれぞれに一つずつ設けられるのが一般的である。しかし、前述した普通入賞口と連通する樋部材のように排出路が一つに合流するように形成されている場合には、排出路が一つに合流した後の下流側に検出センサを設けることが多い。この場合には、保持部は下流側の排出路に設けられ、遊技機では、この下流側の保持部に検出センサを設けることにより、複数の入賞口に入賞した遊技球の数を一括して検出して所定数の賞球を払い出す等の処理が行えるようになっている。
【0005】
ところで、遊技機は、量産する前に型式試験を受けて合格することが必要とされている。型式試験では、入賞口に入賞した遊技球の数と、入賞によって払い出される賞球の数との関係が適切であることが検査項目の一つとなっており、この検査を各入賞口に対して個別に行うことになっている。そのため、別個に形成された排出路を一つに合流させるように形成された樋部材の場合には、排出路が合流していない上流側の所定位置で遊技球の通過を検出することが、検査を受ける上で必要となる。したがって、従来の遊技機では、排出路がまだ合流していない上流側にも検出センサの保持部が設けられており、型式試験を受ける際は、この上流側の保持部に検出センサを取り付けて、排出路内での遊技球の通過を検出することができるようになっている。
【0006】
しかし、遊技機は、遊技店に販売する量産品も型式試験を受けたものと同一の構成を有することが必要とされる。また、製造コストの観点からも、上記した同一の構成であることが好ましい。そのため、型式試験でのみ使用する検出センサの保持部は、量産された遊技機にも設けられており、型式試験で使用した検出センサの保持部は、検出センサが取り付けられていない状態で存在していた。しかし、このような状態で型式試験にのみ用いる検出センサの保持部が量産した遊技機にも存在すると、この検出センサの保持部に検出センサを不正に取り付けて、実際に入賞したよりも多くの遊技球が入賞したかのように見せかけて、より多くの賞球を不正に獲得しようとする不正行為が行われるおそれがあった。
【0007】
このような問題を解決するために、例えば下記に示す特許文献1では、型式試験にのみ用いる検出センサの保持部には検出センサを取り付けられないように突起部を形成しておき、この突起部を破壊しなければ検出センサを取り付けることができないように構成した遊技機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2000−300775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載された遊技機は、不正行為者が検出センサを不正に取り付けた場合に発生する突起部の破片が排出路に落ちやすく、排出路内を流下する遊技球の球詰まりを発生させる要因になりやすいという問題があった。また、特許文献1に記載された遊技機は、突起を破壊することによって検出センサを取り付けることはできるので、上記した不正行為を確実に防ぐことができないという問題があった。
【0010】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、排出路内を流下する遊技球の球詰まりを防止し、かつ不正に大量の賞球を獲得する不正行為を確実に防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、
(1)遊技球が入賞可能な複数の入賞口を遊技盤の表面に備え、前記入賞口と連通し、該入賞口に入賞した遊技球を排出する排出路が形成された樋部材を遊技盤の裏面に備えた遊技機であって、前記排出路は、前記複数の入賞口のそれぞれに対して別個に形成された複数の上流部と、前記複数の上流部が合流する合流部と、前記合流部より下流側に位置する下流部とを有し、前記上流部における遊技球の通過を検出する検出手段を保持するための保持部が前記上流部の少なくとも一つに設けられ、前記上流部には、前記保持部が設けられている箇所に、前記保持部を覆うカバー部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする遊技機;
(2)前記カバー部材は、内部に形成された空間部と、前記空間部を複数に分割する内壁部とを備えたことを特徴とする上記(1)記載の遊技機;
(3)前記カバー部材は、背面部と、前記背面部から立設するように形成された側壁部と、前記側壁部の間において前記背面部から立設するように形成された内壁部とを備えたことを特徴とする上記(1)又は(2)記載の遊技機;
(4)前記内壁部は、前記側壁部と対向する端部が前記側壁部と繋がるように形成されていることを特徴とする上記(3)記載の遊技機;
を要旨とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、入賞口に入賞した遊技球を排出する排出路の上流部に形成された保持部をカバー部材で着脱自在に覆うようにして取り付けるので、不正に多くの賞球を獲得する目的で保持部に検出手段を設けるような不正行為を確実に防止することが可能になる。また、本発明の遊技機によれば、保持部を覆うようにカバー部材を取り付けるので、排出路内に異物が侵入するおそれを確実に防止することも可能になる。したがって、本発明の遊技機によれば、排出路内に異物が侵入することによる遊技球の球詰まりも確実に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態に係る遊技機の正面図である。
【図2】遊技機を構成する遊技盤の分解斜視図である。
【図3】遊技機を構成する遊技盤の分解斜視図である。
【図4】遊技盤の表面側の構成を表す斜視図である
【図5】裏ユニットの表面側の構成を表す斜視図である。
【図6】裏ユニットに形成された排出路と、保持部及び検出センサの関係を説明するための説明図である。
【図7】裏ユニットを取り付けた遊技盤の裏面側の構成を表した背面図である。
【図8】保持部の構成を表した拡大斜視図であり、(a)図は保持部に検出センサを取り付ける前の状態を表した図、(b)図は保持部に検出センサを取り付けた状態を表した図である。
【図9】第1カバー部材及び第2カバー部材を取り付けた遊技盤の裏面の構成を表した背面図である。
【図10】第1カバー部材の構成を表す斜視図であり、(a)図は裏面側から見た斜視図、(b)図は正面側から見た斜視図である。
【図11】第2カバー部材の構成を表す斜視図であり、(a)図は裏面側から見た斜視図、(b)図は正面側から見た斜視図である。
【図12】保持部が設けられている箇所に第1カバー部材を取り付ける手順を説明するための説明図であり、(a)図は第1カバー部材を取り付ける前の状態を表す図、(b)図は第1カバー部材を取り付けた状態を表す図である。
【図13】本発明の作用効果を説明するための説明図であり、(a)図は保持部に第1カバー部材を取り付けた状態を表す図、(b)図は不正行為が行われた場合における本発明の作用効果を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る遊技機の実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本実施の形態では、本発明に係る遊技機の一例としてパチンコ機を用いて説明するが、本発明はパチンコ機以外の遊技機にも適用することが可能である。また、本明細書においては、パチンコ機及びパチンコ機を構成する各部材の「前側」「後側」は、パチンコ機を正面から見た場合における表面側(前面側)、裏面側(後面側)を示すものとし、具体的には図2に示す前側及び後側を言うものとする。また、本明細書においては、パチンコ機及びパチンコ機を構成する各部材に関して「上側」、「下側」、「左側」及び「右側」は、図1に示すようにパチンコ機を正面から見た場合における上側、下側、左側及び右側を示すものとする。また、本明細書においては、遊技球が各種入賞口に流入することを「入賞」と言い、この入賞した遊技球のことを「入賞球」と言う。また、本明細書においては、遊技球が入賞することによって遊技者に払い出される遊技球のことを「賞球」と言う。
【0015】
本実施の形態に係る遊技機1の外観構成を図1に基づいて説明する。遊技機1は、機体の外郭を構成する縦長方形の外枠2を備えている。この外枠2の開口前面側には、縦長方形の中枠3が着脱自在に組み付けられている。中枠3は、全体的に合成樹脂材料を用いて成形されており、内部に遊技盤12等を取付固定することができるように構成されている。前枠4は、中枠3の前面側に、該前枠4の左側に設けられたヒンジを中心に中枠3に対して横開きをすることができるように開閉自在に組み付けられている。前枠4は、ガラス板5を備えており、遊技者が遊技盤12を視認することができ、かつ遊技盤12を保護することができるように構成されている。また、前枠4は、遊技に使用する遊技球を一時的に貯留する上受け皿6と、上受け皿6から溢れ出て流下した遊技球を貯留する下受け皿7とをガラス板5の下方に備えている。遊技機1は、遊技盤12に向けて遊技球を弾発するための発射装置を内部に備えており、この発射装置における弾発強さを操作ハンドル8の回動量によって調節することができるように構成されている。また、上受け皿6には、遊技球を貯留する貯留スペースの前側に、遊技者が遊技中に押圧操作する各種ボタン9a,9b,9cが配置されている。また、前枠4の上部には、スピーカ10,11が左右に設けられている。なお、後述するように、遊技機1は、遊技盤12にセンター役物22を設けているが、図1ではセンター役物22の記載は省略する。
【0016】
次に、遊技機1に取り付けられている遊技盤12の構成を図2、図3及び図4に基づいて説明する。遊技盤12は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材料にて形成された略正方形の平板状の部材である。また、遊技盤12の裏面側には、後述する裏ユニット13が取り付けられている。
【0017】
遊技盤12の表面には、外レール14と内レール15が半円弧状に配設されている。これら外レール14と内レール15は、前後方向に所定の厚さを有する部材で形成されている。外レール14は、遊技盤12の中央よりも左側の下部から遊技盤12の上部を経て該遊技盤12の中央よりも右側の上部まで円弧を描くように形成されている。また、内レール15は、遊技盤12の盤面上においては外レール14と対向するように配置されている。
【0018】
これら外レール14と内レール15は、該外レール14と内レール15との間を遊技球が通過することが可能な間隔を有する案内路16が形成されるように配置されている。この案内路16は、発射装置で弾発された遊技球が通過する経路である。案内路16を通過した遊技球が流下する遊技領域17は、遊技盤12において外レール14の内側(外レール14と内レール15とが対向配置されている箇所においては、内レール15の内側)に形成されており、遊技球は、この案内路16を通過した後に、遊技領域17の上部から下部に向けて流下するように構成されている。
【0019】
遊技領域17には、普通入賞装置18、始動入賞装置19、大入賞装置20、図柄表示装置21、及びセンター役物22等が設けられている。また、遊技領域17には、多数の誘導釘23が打たれている。遊技領域17を流下する遊技球は、誘導釘23に当たって流下方向を変化させながら、遊技領域17の上部から下部に向かって流下する。ほとんどの遊技球は、遊技領域17の最下部に設けられたアウト口40に流入するものの、これ以外の遊技球は、普通入賞装置18等に設けられている各種入賞口に入賞するようになっている。
【0020】
普通入賞装置18は、遊技盤12の表面に複数個(本実施の形態では3個)設けられている。これら普通入賞装置18は、普通入賞口24を有している。普通入賞口24は、遊技領域17を流下する遊技球が入賞可能な大きさに、上方に向けて開口形成されている。遊技機1は、普通入賞口24に遊技球が入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を払い出すように構成されている。なお、以下においては、これら3個の普通入賞装置を第1普通入賞装置25、第2普通入賞装置26及び第3普通入賞装置27と別個に分けて言うこともある。同様に、第1普通入賞装置25の普通入賞口を第1普通入賞口28、第2普通入賞装置26の普通入賞口を第2普通入賞口29、第3普通入賞装置27の普通入賞口を第3普通入賞口30と言うこともある。
【0021】
始動入賞装置19は、センター役物22の下方に配置されている。始動入賞装置19は、遊技領域17を流下する遊技球が入賞可能な大きさに、上方に向けて開口形成された始動入賞口31を有している。始動入賞装置19は、始動入賞口31に遊技球が入賞すると、遊技者に有利な大当り状態で遊技を行うか否かを抽選する大当り抽選が行われるように構成されている。
【0022】
大入賞装置20は、センター役物22の右下に配置されている。大入賞装置20は、横長方形状に開口する大入賞口32と、大入賞口32を開閉する開閉板33とを備えている。大入賞装置20は、通常は開閉板33が大入賞口32を閉じる位置に位置しており、大当り抽選に当選すると、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒)が経過するまでの間、大入賞口32を開く位置に移動するように構成されている。遊技球は、開閉板33が開いた位置に位置している時は、開閉板33で誘導されながら大入賞口32に入賞する。そして、遊技機1では、大入賞口32に入賞した遊技球の数に対応した数の賞球を払い出すようになっている。
【0023】
図柄表示装置21は、視覚的に遊技者の興趣を向上させるためのものであり、遊技盤12の下部であってアウト口40の上方に配置されている。図柄表示装置21は、3つの数字を表示することができるように構成されており、大当り抽選が開始するとこれら3つの数字のそれぞれが変動表示し、所定時間経過すると抽選結果に対応した数字が3つ停止表示されるようになっている。この図柄表示装置21には、例えば7セグメント表示装置やドットマトリクス表示装置が用いられるが、これに限定されるものではなく、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置や液晶表示装置等を使用してもよい。また、図柄表示装置21には、上記したもののほか、リール式(ドラム式)の表示装置やリーフ式の表示装置等を用いてもよいし、上記した以外のものを用いてもよい。なお、本実施の形態では、図柄表示装置21をセンター役物22とは別個に遊技盤12に設けているが、センター役物22に一体化してもよい。
【0024】
センター役物22は、装飾枠41、装飾部材42、装飾体43及び表示装置44を備えている。なお、本実施の形態では、センター役物22を構成する装飾枠41及び装飾部材42は遊技盤12に取り付けられ、装飾体43及び表示装置44は後述する裏ユニット13に取り付けられるように構成しているが、この構成には限定されない。例えば、装飾枠41、装飾部材42、装飾体43及び表示装置44を全て遊技盤12に取り付けられるようにセンター役物22を構成してもよいし、装飾枠41、装飾部材42、装飾体43及び表示装置44を全て裏ユニット13に取り付けられるようにセンター役物22を構成してもよい。
【0025】
装飾枠41は、各種の装飾が施されている枠状の部材であり、遊技盤12の略中央に取り付けられている。装飾部材42は、装飾枠41の内部に位置するように取り付けられている。本実施の形態では、装飾部材42には、「達」の文字が描かれた提灯42aと、「磨」の文字が描かれた提灯42bの形状をしたものが使用されているが、装飾部材42は他の形状であってもよい。図3に示すように、この装飾部材42は、装飾枠41の裏面側からネジ止め等の任意な方法によって取り付けられている。
【0026】
図2及び図5に示すように、装飾体43は、装飾枠41及び装飾部材42の内側に位置するように配置されている。本実施の形態では、達磨の形状をしたものを装飾体43としているが、他の形状をしたものであってもよい。また、本実施の形態では、装飾体43を裏ユニット13に取り付けているが、遊技盤12に取り付けてもよい。表示装置44は、裏ユニット13において装飾体43の下方に取り付けられており、本実施の形態ではドットマトリクス表示装置が用いられている。この表示装置44は、例えばキャラクター図柄等の各種図柄を表示するためのもので、遊技の進行状況に対応した図柄を表示することができるようになっている。なお、本実施の形態では、表示装置44としてドットマトリクス表示装置を用いているが、他の表示装置を任意に選択してもよい。例えば、7セグメント表示装置や有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、液晶表示装置等のような各種表示装置を使用してもよい。
【0027】
次に、裏ユニット13の構成を図2、図3及び図5に基づいて説明する。図2及び図3に示すように、裏ユニット13は、遊技盤12の裏面側に着脱自在に取り付けられるように構成されている。この裏ユニット13には、遊技機1の全体的な遊技の流れを制御する主制御基板45や、遊技機1における各種演出等を制御する副制御基板46が取り付けられている。また、図2及び図5に示すように、裏ユニット13の表面側には、上記した普通入賞口24、始動入賞口31、及び大入賞口32に流入した遊技球を排出するための樋部材47が形成されている。また、上記した通り、本実施の形態の裏ユニット13には、センター役物22を構成する装飾体43及び表示装置44が設けられている。
【0028】
図2及び図5に示すように、樋部材47は、普通入賞口24と連通するように設けられた普通入賞口用樋部材48、始動入賞口31と連通するように設けられた始動入賞口用樋部材50、及び大入賞口32と連通するように設けられた大入賞口用樋部材52とから構成されている。また、普通入賞口用樋部材48には、普通入賞口24に入賞した入賞球を排出するための普通入賞口用排出路49が形成されている。同様に、始動入賞口用樋部材50には、始動入賞口31に入賞した入賞球を排出するための始動入賞口用排出路51が形成されている。また、大入賞口用樋部材52には、大入賞口32に入賞した入賞球を排出するための大入賞口用排出路53が形成されている。
【0029】
次に、裏ユニットに形成された普通入賞口用排出路49の構成を図6及び図7に基づいて説明する。図6に示すように、普通入賞口用排出路49は、上流部54、合流部55および下流部56とから構成されている。上流部54は、第1普通入賞口28と連通する第1上流部57、第2普通入賞口29と連通する第2上流部58、及び第3普通入賞口30と連通する第3上流部59を有している。合流部55は、上流部54の下流側に位置し、第1上流部57、第2上流部58及び第3上流部59が合流するように形成されている。また、下流部56は、合流部55より下流側に位置し、第1普通入賞口28、第2普通入賞口29及び第3普通入賞口30に流入した入賞球を一括して排出することができるように形成されている。入賞球は、第1普通入賞口28に入賞した場合には、第1上流部57、合流部55及び下流部56を経て排出され、第2普通入賞口29に入賞した場合には、第2上流部58、合流部55及び下流部56を経て排出され、第3普通入賞口30に入賞した場合には、第3上流部59、合流部55及び下流部56を経て排出される。なお、本実施の形態では、合流部55は、第1上流部57と第2上流部58とが合流する位置と、これら第1上流部57及び第2上流部58が合流した後の経路と第3上流部59とが合流する位置との2ヶ所で形成されている例を用いて説明しているが、合流部55は1ヵ所に形成されていてもよい。また、図4に示す符号71は、第1上流部57に設けられている第1カバー部材であり、符号72は第2上流部58に設けられている第2カバー部材である。これら第1カバー部材71及び第2カバー部材72の詳細は後述する。
【0030】
図7に示すように、第1上流部57には、該第1上流部57における遊技球の通過を検出する検出手段としての第1検出センサS1を保持するための第1保持部60が設けられている。また、第2上流部58には、該第2上流部58における遊技球の通過を検出する第2検出センサS2を保持するための第2保持部61が設けられている。さらに、下流部56には、該下流部56における遊技球の通過を検出する第3検出センサS3を保持するための第3保持部62が設けられている。なお、以下においては、第1検出センサS1、第2検出センサS2、及び第3検出センサS3を総称して検出センサSと言うことがある。
【0031】
次に、第1保持部60の構成を図6に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、第1保持部60の他に第2保持部61及び第3保持部62が設けられているが、これら第2保持部61及び第3保持部62の構成は第1保持部60の構成と同じであるから、ここでは第1保持部60の構成についてのみ説明する。
【0032】
図8(a)に示すように、第1保持部60は、ガイド部64と固定部65とを備えている。ガイド部64は、図8(a)の矢印に示す左側に設けられている。このガイド部64は、第1樋部材47を構成する左側面部から後側へ延出するように形成されており、右側が凹状に形成されたコ字形となるように形成されている。即ち、このガイド部64の右側面は、上部の側面64a及び下部の側面64bよりも、これら上部及び下部の間に位置する中央部の側面64cの方が、該上部の側面64a及び下部の側面64bよりも一段下がるように形成されている(図8(a)の場合には、中央部の側面64cが上部の側面64a及び下部の側面64bよりも左側に位置するように形成されている。)。この中央部は、上下方向の幅が第1検出センサS1の上下方向の幅と同じか、又は第1検出センサS1をガイドすることができ、かつ第1検出センサS1を保持することが可能な程度の幅を上下方向に有するよう形成されている。
【0033】
固定部65は、図8(a)の矢印に示す右側に設けられている。この固定部65は、第1樋部材47を構成する右側面部47aから後側へ延出するように形成されており、後端に爪状部66が形成されている。なお、図8(a)に示すように、樋部材47の右側部において固定部65が延出形成されている箇所の側面47bは、右側面部47aにおけるこの箇所に対して上下方向に位置する他の側面よりも一段下がるように形成されている(図8(a)の場合には、この箇所の側面が他の側面よりも右側に位置するように形成されている。)。また、固定部65の右側面は、樋部材47において固定部65が延出形成されている箇所の側面と面一となるように形成されている。
【0034】
このように形成された第1保持部60に対して、図8にて示す第1検出センサS1が取付保持される。図8(a)に示すように、第1検出センサS1は、裏面側から前面側へ移動するようにして(図8(a)中のA方向)、第1保持部60に取り付けられる。第1検出センサS1は、該第1検出センサS1の左側部がガイド部64によってガイドされ、第1保持部60の爪状部66が第1検出センサS1の右側面に当接した状態で案内される。このとき、固定部65は、左右方向の幅が広がる方向へ弾性変形している。そして、第1検出センサS1は、所定位置まで案内されると、図8(b)に示すように、左側部がガイド部64にてガイドされ、右側部が樋部材47の凹部にてガイドされ、さらに後端部の右側に爪状部66が係合した状態になり、第1保持部60にて保持される。
【0035】
通常、遊技店等において遊技者の遊技に供される遊技機1の場合には、図6及び図9に示すように、第1保持部60が形成されている箇所には、該第1保持部60を覆うように第1カバー部材71が取り付けられている。また、第2保持部61が形成されている箇所には、該第2保持部61を覆うように第2カバー部材72が取り付けられている。この場合、第1保持部60には第1検出センサS1は取付保持されておらず、また第2保持部61には第2検出センサS2は取付保持されていない。したがって、遊技者の遊技に供される遊技の場合には、第1普通入賞口28、第2普通入賞口29及び第3普通入賞口30に入賞した入賞球は、下流部56における第3保持部62に取付保持された第3検出センサS3によって一括して検出される。
【0036】
次に、第1カバー部材71の構成を図10に基づいて説明する。第1カバー部材71は、第1保持部60を裏面側から覆うための部材である。この第1カバー部材71は、例えば樹脂材料等で外観が略直方体状となるように形成されており、図10における下部には仮止め部73が形成され、上部には第1カバー部材71を固定するための取付部74が形成されている。
【0037】
図10(a),(b)に示すように、第1カバー部材71は、背面部75、上側壁部76、下側壁部77、左側壁部78及び右側壁部79を有している。これら上側壁部76、下側壁部77、左側壁部78及び右側壁部79は、背面部75から立設するように形成されている。また、互いに対向する左側壁部78と右側壁部79との間には、背面部75から立設するように形成された左内壁部80及び右内壁部81が形成されている。図10(b)に示すように、これら左内壁部80及び右内壁部81は、上端部が、該上端部と対向する上側壁部76と繋がるように形成されており、下端部が、該下端部と対向する下側壁部77と繋がるように形成されている。また、第1カバー部材71は、内部に空間部82を有している。この空間部82は、左内壁部80及び右内壁部81によって2つに分割されている。言い換えれば、左内壁部80及び右内壁部81は、空間部82を複数に分割するようにも形成されている。空間部82は、本実施の形態では、左側壁部78、上側壁部76、左内壁部80、下側壁部77、及び背面部75によって形成された第1空間部83と、右側壁部79、上側壁部76、右内壁部81、下側壁部77、及び背面部75によって形成された第2空間部84とを有するように構成されている。
【0038】
また、第1カバー部材71は、下部に仮止め部73を有し、上部に取付部74を有している。仮止め部73は、第1カバー部材71を裏ユニット13へ取付固定する際に一時的に仮止めするためのもので、本実施の形態では、下側壁部77の下面から下方向に向けて突出する突出片によって形成されている。この突出片は、裏ユニット13の所定位置に形成された受け部(図示せず)と嵌合することによって、第1カバー部材71を裏ユニット13へ仮止めすることができるようになっている。取付部74は、上側壁部76の上面から上側に突出するように形成されており、上面が曲線を描くように形成されている。この取付部74には、中央に貫通孔74aが開口形成されており、裏ユニット13に対してネジ止め固定することができるように構成されている。
【0039】
なお、本実施の形態では、図10(a)に示すように、第1カバー部材71の外観形状を見た時に、左内壁部80と右内壁部81との間に空間85が形成される例を説明しているが、この空間85はなくてもよい。すなわち、本実施の形態では、左内壁部80及び右内壁部81によって第1空間部83及び第2空間部84という2つの空間部82を形成したが、1つの内壁部によって第1空間部及び第2空間部という2つの空間部を形成してもよい。また、本実施の形態では、空間部82が第1空間部83及び第2空間部84の2つに分割して形成されている例を用いて説明したが、空間部82を分割するのは2つに限定されるものではなく、2以上の空間部が形成されていてもよい。
【0040】
次に、第2カバー部材72の構成を図11に基づいて説明する。第2カバー部材72は、第2保持部61を背面側から覆うための部材である。この第2カバー部材72は、例えば樹脂材料等によって外観形状が略直方体状となるように形成されており、図11における上部には仮止め部86が形成され、下部には第2カバー部材72を固定するための取付部87が形成されている。
【0041】
図11(a),(b)に示すように、第2カバー部材72は、背面部88、上側壁部89、下側壁部90、左側壁部91及び右側壁部92を有している。これら上側壁部89、下側壁部90、左側壁部91及び右側壁部92は、背面部88から立設するように形成されている。また、互いに対向する左側壁部91と右側壁部92との間には、背面部88から立設するように形成された左内壁部93及び右内壁部94が形成されている。図11(b)に示すように、これら左内壁部93及び右内壁部94は、上端部が、該上端部と対向する上側壁部89と繋がるように形成されており、下端部が、該下端部と対向する下側壁部90と繋がるように形成されている。また、第2カバー部材72は、内部に空間部95を有している。この空間部95は、左内壁部93及び右内壁部94によって2つに分割されている。言い換えれば、左内壁部93及び右内壁部94は、空間部95を複数に分割するようにも形成されている。第2カバー部材72における空間部95も、第1カバー部材71における空間部82と同様、左側壁部91、上側壁部89、左内壁部93、下側壁部90、及び背面部88によって形成された第1空間部96と、右側壁部92、上側壁部89、右内壁部94、下側壁部90、及び背面部88によって形成された第2空間部97とを有するように構成されている。
【0042】
また、第2カバー部材72は、上部に仮止め部73を有し、下部に取付部87を有している。仮止め部73は、第2カバー部材72を裏ユニット13へ取付固定する際に一時的に仮止め固定するためのもので、本実施の形態では、上側壁部76の上面から上方向に向けて突出する突出片によって形成されている。この突出片は、裏ユニット13の所定位置に形成された受け部(図示せず)と嵌合することによって、第2カバー部材72を裏ユニット13へ仮止めすることができるようになっている。取付部87は、下側壁部77の下面から下側へ突出するように形成されており、下面が曲線を描くように形成されている。この取付部87には、中央に貫通孔が開口形成されており、裏ユニット13に対してネジ止め固定することができるように構成されている。
【0043】
また、第2カバー部材72には、図11における左側壁部78から左側に向けて、鍔部98が突出するように形成されている。この鍔部98は、第2カバー部材72を裏ユニット13へ取付固定する際に、第2カバー部材72の位置決めをしやすくするためのものである。なお、本実施の形態では、左側壁部78から左側に向けて鍔部98を突出形成しているが、鍔部98は右側壁部79から右側に向けて突出形成してもよい。また、鍔部98の左右方向の幅は、位置決めのしやすさの観点から、任意に決定してよい。
【0044】
なお、本実施の形態では、図11(a)に示すように、第2カバー部材72の外観形状を見た時に、左内壁部93と右内壁部94との間に空間99が形成される例を説明しているが、この空間99はなくてもよい。すなわち、本実施の形態では、左内壁部93及び右内壁部94によって第1空間部96及び第2空間部97という2つの空間部95を形成したが、1つの内壁部によって第1空間部及び第2空間部という2つの空間部を形成してもよい。また、本実施の形態では、空間部95が第1空間部96及び第2空間部97の2つに分割して形成されている例を用いて説明したが、空間部95を分割するのは2つに限定されるものではなく、2以上の空間部が形成されていてもよい。
【0045】
次に、第1カバー部材71を裏ユニット13において第1保持部60が設けられている箇所に取り付ける際の手順を図12に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、第2カバー部材72を裏ユニット13において第2保持部61に取り付ける際の手順及び作用は第1カバー部材71を取り付ける際の手順及び作用と同じであるから、ここでは第2カバー部材72を取り付ける際の手順及び作用についての説明は省略する。
【0046】
まず、図12(a)に示すように、第1保持部60の爪状部66を第1空間部83に挿入し、ガイド部64を第2空間部84に挿入するようにしながら図12(a)中のB方向へ第1カバー部材71を移動させる。そして、第1カバー部材71の前端面と裏ユニット13の壁部とを当接させた後に、裏ユニット13に形成された受け部(図示せず)へ仮止め部73を入れて、仮止めを行う。
【0047】
次に、第1カバー部材71の取付固定を行う。第1カバー部材71の取付固定は、該第1カバー部材71の取付部74に形成された貫通孔74aにネジ100を挿通させ、その後裏ユニット13の壁部に形成されたネジ孔(図示せず)に螺合させてネジ止め固定を行う。第1カバー部材71を取付固定すると、図12(b)に示すようになる。このようにして第1カバー部材71が取付固定されると、図13(a)に示すように、第1保持部60の爪状部66は第1空間部83内に位置し、またガイド部64は第2空間部84内に位置する。したがって、不正行為を行おうとする者が不正目的で第1検出センサS1を取り付けようとする行為を確実に防止することが可能になる。また、不正行為を行う者によっては、図13(b)に示すように、第1カバー部材71の背面部75にハンダゴテ等で熱を加えて溶かして第1検出センサS1を第1保持部60に取り付けようとすることもある。しかし、この場合にも、第1カバー部材71を構成する左内壁部80と右内壁部81が形成され、さらにこれら左内壁部80及び右内壁部81は、上端部が該上端部と対向する上側壁部76と繋がるように形成され、下端部が該下端部と対向する下側壁部77と繋がるように形成されているので、第1カバー部材71の内部に第1検出センサS1を侵入させることを確実に防止することも可能になる。
【0048】
したがって、本実施の形態に係る遊技機1によれば、遊技者が遊技を行う時点においては第1検出センサS1が取り付けられていない第1保持部60に対して第1カバー部材71を取付固定することにより、この第1保持部60に第1検出センサS1を不正に取り付け固定して、あたかも2倍の遊技球が入賞したかのように見せかけて大量の賞球を得ようとする行為を確実に防止することが可能になる。また、本実施の形態に係る遊技機1によれば、第1カバー部材71の破片等が排出路内に落ちることもないので、排出路内を流下する遊技球の球詰まりの発生を確実に防止することも可能になる。
【0049】
以上、本発明の具体的な内容について説明したが、本発明は本実施の形態の態様の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。例えば、本実施の形態では、3つの上流部が合流する態様について説明したが、上流部の数はこれに限定されるものではない。また、本実施の形態では、普通入賞口と連通する樋部材が上流部、合流部及び下流部から構成される例について説明したが、始動入賞口が複数ある場合や、大入賞口が複数ある場合には、これら複数の始動入賞口と連通する樋部材、又は複数の大入賞口と連通する樋部材が、上流部、合流部及び下流部から構成されるようにしてもよい。さらに、本実施の形態では、図6(a)の矢印で示す左側に形成したガイドと、右側に形成した固定部(爪状部)で第1検出センサを保持するように構成したが、これらガイド部及び固定部は左右方向を逆にしてもよく、また、左右両方に固定部(爪状部)を形成して第1検出センサを保持するように構成してもよい。つまり、第1検出センサを挟持することが可能な第1挟持部として構成された第1保持部、及び第2検出センサを挟持することが可能な第2挟持部として構成された第2保持部のそれぞれ対して、2以上の空間部が設けられた第1カバー部材及び第2カバー部材を取付固定して、これら第1保持部、第2保持部をカバーするように構成してもよい。
【符号の説明】
【0050】
1 遊技機
12 遊技盤
13 裏ユニット
17 遊技領域
18 普通入賞装置
19 始動入賞装置
20 大入賞装置
21 図柄表示装置
22 センター役物
24 普通入賞口
25 第1普通入賞装置
26 第2普通入賞装置
27 第3普通入賞装置
28 第1普通入賞口
29 第2普通入賞口
30 第3普通入賞口
47 樋部材
48 普通入賞口用樋部材
49 普通入賞口用排出路
54 上流部
55 合流部
56 下流部
57 第1上流部
58 第2上流部
59 第3上流部
60 第1保持部
61 第2保持部
62 第3保持部
64 ガイド部
65 固定部
66 爪状部
71 第1カバー部材
72 第2カバー部材
73,86 仮止め部
74,87 取付部
75,88 背面部
76,89 上側壁部
77,90 下側壁部
78,91 左側壁部
79,92 右側壁部
80,93 左内壁部
81,94 右内壁部
82,95 空間部
83,96 第1空間部
84,97 第2空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が入賞可能な複数の入賞口を遊技盤の表面に備え、
前記入賞口と連通し、該入賞口に入賞した遊技球を排出する排出路が形成された樋部材を遊技盤の裏面に備えた遊技機であって、
前記排出路は、前記複数の入賞口のそれぞれに対して別個に形成された複数の上流部と、前記複数の上流部が合流する合流部と、前記合流部より下流側に位置する下流部とを有し、
前記上流部における遊技球の通過を検出する検出手段を保持するための保持部が前記上流部の少なくとも一つに設けられ、
前記上流部には、前記保持部が設けられている箇所に、前記保持部を覆うカバー部材が着脱自在に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記カバー部材は、内部に形成された空間部と、
前記空間部を複数に分割する内壁部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記カバー部材は、
背面部と、
前記背面部から立設するように形成された側壁部と、
前記側壁部の間において前記背面部から立設するように形成された内壁部とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
【請求項4】
前記内壁部は、前記側壁部と対向する端部が前記側壁部と繋がるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−75124(P2013−75124A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218337(P2011−218337)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000135210)株式会社ニューギン (1,935)
【Fターム(参考)】