遊技機
【課題】遊技機の天板に形成されたネジ用の穴から液状の異物が内部に入り込む場合において、不具合が発生するのを防止する遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】リールを回転させるリールユニットＲＬと、リールユニットＲＬを収納する遊技機筐体と、リールユニットＲＬを下側から支持して遊技機筺体に固定するリール支持部材ＲＳと、を有する遊技機であって、遊技機筺体の天板２Ｔには、リールユニットＲＬよりも遊技機筺体の側板２Ｓの側に複数の穴Ｓｑ（Ｓｑ１，Ｓｑ２）が形成され、リール支持部材ＲＳには、複数の穴Ｓｑの直下を含む位置に、複数の穴Ｓｑから落下する液体を受け入れる液体受け入れ部Ｒａが形成される、ことを特徴とする遊技機。
【解決手段】リールを回転させるリールユニットＲＬと、リールユニットＲＬを収納する遊技機筐体と、リールユニットＲＬを下側から支持して遊技機筺体に固定するリール支持部材ＲＳと、を有する遊技機であって、遊技機筺体の天板２Ｔには、リールユニットＲＬよりも遊技機筺体の側板２Ｓの側に複数の穴Ｓｑ（Ｓｑ１，Ｓｑ２）が形成され、リール支持部材ＲＳには、複数の穴Ｓｑの直下を含む位置に、複数の穴Ｓｑから落下する液体を受け入れる液体受け入れ部Ｒａが形成される、ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【０００２】
遊技機の天板には、ホールの施設に固定するための複数のネジ用の穴が予め形成されていることがあり、このような遊技機がホールに設置される際には、天板の内側からネジを貫通されて、遊技機設置箇所の上部の棚板に固定される。
【０００３】
なお、特許文献１には、筺体本体の前面に開閉可能に取り付けられた扉体と、筺体本体の上面と筺体の上面の間に形成された開口部から、異物が侵入または浸入することを規制する異物規制部材とを備えた遊技台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２０１０−２００９８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
遊技機設置箇所の上部には、メダルをいれるドル箱が配置されるほか、例えば、遊技者が購入したドリンク等が一時的に載せられることもある。
【０００６】
しかしながら、このような遊技者の購入した飲料等がこぼれ、棚板と天板の隙間に入り込むと、ネジが挿入されなかったネジ用の穴から遊技機の内部に液状の異物が入り込むことも想定される。
【０００７】
本発明は、遊技機の天板に形成されたネジ用の穴から液状の異物が内部に入り込む場合において、不具合が発生するのを防止する遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、リールを回転させるリールユニットと、前記リールユニットを収納する遊技機筐体と、前記リールユニットを下側から支持して前記遊技機筺体に固定するリール支持部材と、を有する遊技機であって、前記遊技機筺体の天板には、前記リールユニットよりも前記遊技機筺体の側板の側に複数の穴が形成され、前記リール支持部材には、前記複数の穴の直下を含む位置に、前記複数の穴から落下する液体を受け入れる液体受け入れ部が形成される、ことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記液体受け入れ部は、下側に凹となるように形成される、ことを特徴としてもよい。
【００１０】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記複数の穴は、前記リールユニットを基準として第１の側板の側に形成される第１穴群と、第２の側板の側に形成される第２穴群を含み、前記液体受け入れ部は、前記リールユニットの下側を経由して、前記第１穴群の直下を含む位置から前記第２穴群の直下を含む位置まで連なるように形成される、ことを特徴としてもよい。
【００１１】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記リール支持部材の下側には、遊技者に遊技メダルの払出しを行う遊技メダル払出ユニットと、遊技メダル払出ユニットから溢れた遊技メダルを受け入れるメダル補助収納箱が配置され、前記リール支持部材における前記液体受け入れ部は、前記メダル補助収納箱の直上となる位置を含んで形成されて、当該直上となる位置に貫通穴を有する、ことを特徴としてもよい。
【００１２】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記液体受け入れ部は、前記リール支持部材の強度を補強するリブを兼ねて形成される、ことを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【００１３】
本発明によれば、遊技機の天板に形成されたネジ用の穴から液状の異物が内部に入り込む場合において、不具合が発生するのを防止する遊技機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】第１の実施形態にかかる遊技機の概観を示す斜視図である。
【図２】遊技機筐体の本体内部を正面からみた図である。
【図３】遊技機のリールユニットの構造を示す図である。
【図４】リールユニットを支持するリール支持部材の斜視図である。
【図５】遊技機筐体の上面図である。
【図６】図５におけるVI−VI断面を示す図である。
【図７】図５におけるVII−VII断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１５】
［第1の実施形態］
図１は、本発明の第１の実施形態にかかる遊技機１（スロットマシン）の概観を示す斜視図である。遊技機１の筐体は、箱状に構成されて前面が開口する本体２と、本体２の前面に配置される前面扉３から構成されている。本体２と前面扉３は片側で蝶番により開閉できるようになっており、本体２は、天板と、底板と、左右両側の側板と、背板とによって箱状に構成されている。
【００１６】
また、前面扉３は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部ＯＰ、リールユニット（リール可変表示装置）ＲＬの図柄を視認させるための後述のリール窓２０や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部ＤＰ、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部ＴＰ及び受皿部ＢＰから構成されている。
【００１７】
図２は、前面扉３を取り除いた状態の本体２の正面の様子を示しており、遊技機１の筐体内部の様子を説明するための図である。また図３は、遊技機１の筐体内部の中央に配置されるリールユニットＲＬを斜めから見た斜視図であり、図４は、リールユニットＲＬを遊技機筐体内で下側から支持するリール支持部材ＲＳの斜視図である。以下では、これらの図を用いて、遊技機筐体内の構成を順番に説明をする。
【００１８】
図２で示されるように、遊技機筐体は、天板２Ｔと、側板２Ｓと、底板２Ｕ、および、背板２Ｂにより構成される。そして、その内部には、リールユニットＲＬと、リールユニットＲＬを支持して筐体内部で固定するリール支持部材ＲＳと、メイン基板ケースＭＣと、サブ基板ケースＳＣと、電源ユニットＥＣと、メダル払出ユニットＨＰと、メダル補助収納箱ＯＦが配置される。
【００１９】
リールユニットＲＬは、ステッピングモーターに固定されて回転動作をするリールＲ１〜Ｒ３と、これらを収納するケース体ＲＣを含んで構成される。リールＲ１〜Ｒ３は、透明なＡＢＳ樹脂等からなり、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠からなるリール枠と、そのリール枠の周面に貼り付けられている２１個の各種の図柄が印刷されたリール帯を備えており、リールＲ１〜Ｒ３のそれぞれは、ベース板に固定されるようになっている。そして、各ベース板は、ケース体ＲＣに設けられたガイドレールに沿って挿入されて、リールＲ１〜Ｒ３がケース体ＲＣ内に収容されるようになっている。
【００２０】
リール支持部材ＲＳは、本体２の側板２Ｓに取り付けられた固定部ＳＳと、背板２Ｂに取り付けられる板状の部材であり、リールユニットＲＬのケース体ＲＣを下側から支持して遊技機筐体内に固定する部材である。リール支持部材ＲＳは、図２および図４で示されるように、底板２Ｕに平行に形成されてリールユニットＲＬを載置する載置部分Ｒｐを有し側板２Ｓに設置された固定部ＳＳによって両端が支持されつつ固定され、さらに、載置部分Ｒｐから折れ曲がって背板２Ｂに至って固定されるようになっている。また、載置部分Ｒｐから垂直に折れ曲がる部分には２つの長穴部Ｒｈが形成されて、リールユニットＲＬから突き出た円柱形状部（図３等において不図示）が長穴部Ｒｈに嵌合してリールユニットＲＬを横方向にスライド可能になっており、載置部分Ｒｐに形成された衝立Ｒｆにケース体ＲＣの側面が当接してリールユニットＲＬが位置決め固定される。リール支持部材ＲＳの両端（固定部ＳＳに固定される部分）や、背板２Ｂに取り付けられる部分には、複数の貫通穴が配置され、当該貫通穴にはネジが挿入されて固定される。そして特に、リール支持部材ＲＳは、天板２Ｔに形成されたネジ用の貫通穴（以下、本明細書において「ネジ穴」ともいう）Ｓｑから侵入した液体を受け入れるための液体受け入れ部Ｒａを有しているが、この液体受け入れ部Ｒａおよびネジ穴Ｓｑについての詳細は後述するものとする。
【００２１】
つぎに、メイン基板ケースＭＣは、遊技機全体を制御するメイン制御基板を収容する透明のケースであり、本体２の背板２Ｂに固定されたベース部材を介して背板２Ｂに固定される。このメイン基板ケースＭＣには、ベース部材からの取り外しを不能とするかしめ構造が取り付けられるほか、さらに、メイン基板ケースＭＣ自体を開封不能に封止するかしめ構造も取り付けられる。これらのメイン基板ケースＭＣは、図２で示されるように、リールユニットＲＬよりも上側で背板２Ｂに固定される。
【００２２】
サブ基板ケースＳＣは、効果音や効果演出を行うサブ制御基板を収容するケースであり、本体２の側板２Ｓに固定される。サブ基板ケースＳＣは、リールユニットＲＬの遊技者から見て左側の位置にリールユニットＲＬと同様の高さで固定され、サブ基板ケースＳＣにおいても、かしめ構造が取り付けられる。
【００２３】
リールユニットＲＬおよびリール支持部材ＲＳの下側には、メダル払出ユニットＨＰと、電源ユニットＥＣと、メダル補助収納箱ＯＦが配置される。メダル払出ユニットＨＰは、遊技の結果に応じて受皿部ＢＰへメダルを払い出す装置であってリールユニットＲＬの直下に配置される。また、電源ユニットＥＣは、遊技機１の各部に電源を供給するための電源基板を収納するボックスであり、メダル補助収納箱ＯＦは、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダル（遊技メダル）を受け入れるボックスである。図２で示されるように、電源ユニットＥＣはサブ基板ケースＳＣの下側に配置され、メダル補助収納箱ＯＦは、リールユニットＲＬを基準として電源ユニットＥＣが配置される側の反対側に配置され、図中右側の側板２Ｓに沿って位置している。
【００２４】
なお、本実施形態のメダル補助収納箱ＯＦは、底部に穴部を有しており、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダルが底板２Ｕに形成された穴部を介してホール側のメダル回収システムに回収されるようになっている。しかしながら、メダル補助収納箱ＯＦの底部に穴部が存在せずともよく、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダルが蓄積されるようになっていてもよいのはいうまでもない。
【００２５】
ここで、図５は、遊技機１の上面を示す図であり、遊技機筐体の天板２Ｔの様子を説明する図である。遊技機筐体の本体２は、木製であって、その天板２Ｔには同図で示されるように、複数の箇所にネジ穴Ｓｑ（第１のネジ穴群Ｓｑ１，第２のネジ穴群Ｓｑ２）が形成されている。
【００２６】
第１のネジ穴群Ｓｑ１、および、第２のネジ穴群Ｓｑ２として直線状に配置された各ネジ穴Ｓｑは、ホールの設置箇所に遊技機筐体の天板２Ｔを固定するためのネジ用の穴であって、開口状態のまま工場から出荷されるものとなっている。そして出荷先のホールでは、遊技機筐体の内側から天板２Ｔを貫通するネジが挿入されることにより、遊技機１の設置箇所の棚板に固定される。ネジ穴Ｓｑは、ホールの設置箇所で必要に応じて用いられるものとなっており、遊技機１の出荷時に形成されたネジ穴Ｓｑのうちの一部にネジが挿入されない状態（すなわち開口状態）で、遊技機１がホールに設置されることが想定される。
【００２７】
そして、設置された遊技機１の上方（具体的には、天板２Ｔが固定された棚板）には、遊技者のメダル箱が載置されるだけでなく、遊技者の飲みかけの飲料等も一時的に置かれることもある。遊技機１の天板２Ｔと、天板２Ｔが固定された棚板との間には隙間が生じている場合も多く、遊技機１の上方に配置された飲料がこぼれて当該隙間に飲料が入り込むと、開口状態のネジ穴Ｓｑから遊技機１の内部に液体が侵入するおそれがある。
【００２８】
以上のような可能性に鑑みて、本実施形態の遊技機１では、図２等で示されるように、天板２Ｔに予め形成されるネジ穴Ｓｑを、リールユニットＲＬの直上となる位置を避けて、リールユニットＲＬよりも側板２Ｓに近い側に形成されるようにしている。このようにネジ穴Ｓｑを形成することにより、侵入した液体がリールユニットＲＬで撥ねてメイン基板ケースＭＣや、メイン制御基板に接続されるコネクタ等に液体がかかることが防止される。
【００２９】
そして本実施形態の遊技機１では、上述したように、ネジ穴Ｓｑから侵入した液体が、リール支持部材ＲＳの載置部分Ｒｐに形成された液体受け入れ部Ｒａに受け入れられるようになっている。液体受け入れ部Ｒａは、具体的には、ネジ穴Ｓｑの鉛直下方の領域を取り囲んで落下した液体を拘束する仕切りを有しており、ネジ穴Ｓｑからの液体が当該仕切りの内側に留められるようになっている。リール支持部材ＲＳが液体受け入れ部Ｒａを有していることで、天板２Ｔから侵入した液体が一時的に止められて、遊技機１の内部の機器に悪影響を及ぼすことが防止される。
【００３０】
本実施形態では、図４で示されるように、液体受け入れ部Ｒａは平板状に形成された載置部分Ｒｐから下側に凹む溝状の凹部によって形成されており、リール支持部材ＲＳの強度を補強するリブの役割を兼ねるようになっている。天板２Ｔから落下した液体は、当該凹部の内側の壁面によって仕切られて留められるようになっている。また、液体受け入れ部Ｒａは、第１のネジ穴群Ｓｑ１の直下となる位置を含んでリールユニットＲＬよりも左側（電源ユニットＥＣ側）に形成される部分と、第２のネジ穴群Ｓｑ２の直下となる位置を含んでリールユニットＲＬの右側（メダル補助収納箱ＯＦ側）に形成される部分とが、リールユニットＲＬの下側を経由して、両部分が繋がるようにして形成されている。
【００３１】
そして、液体受け入れ部Ｒａとしては、メダル補助収納箱ＯＦの直上となる位置に至るように形成され、当該直上となる位置には貫通穴Ｒｄを有しているのが好適である。このような貫通穴Ｒｄを有しているため、ネジ穴Ｓｑから落下した液体の流量が多い場合であっても、メダル補助収納箱ＯＦに侵入した液体が流されて、電源ユニットＥＣや、筐体内部の機器に悪影響を及ぼすことが防止される。
【００３２】
図６は、図５におけるVI−VI方向の断面（左右方向断面）を示す図であり、図７は、図５におけるVII−VII方向の断面（奥行き方向の断面）を示す図である。また、図６および図７における一点鎖線は、ネジ穴Ｓｑから液体が侵入して、メダル補助収納箱ＯＦに排出されるまでの経路を示している。
【００３３】
図６および図７で示されるように、本実施形態では、第１のネジ穴群Ｓｑ１および第２のネジ穴群Ｓｑ２からリール支持部材ＲＳに至るまでの鉛直下方線上には、液体の落下を遮る構造が配置されないようになっており、ネジ穴Ｓｑからの液体はリール支持部材ＲＳの液体受け入れ部Ｒａに至るようになっている。具体的には、ネジ穴Ｓｑは、垂直上面からみてリール支持部材ＲＳが露呈する部分（すなわち、リールユニットＲＬや、メイン基板ケースＭＣや、サブ基板ケースＳＣやこれらのかしめ構造、コネクタや配線に遮られない位置）に形成される。
【００３４】
図６で示されるように、遊技機１の背板２Ｂに平行となる左右方向断面では、第１のネジ穴群の各ネジ穴Ｓｑ１（第２のネジ穴群の各ネジ穴Ｓｑ２）は、ケース体ＲＣの左側側面（右側側面）よりもさらに左側（右側）に形成されるようになっている。また、図７で示されるように、第２のネジ穴群のネジ穴Ｓｑ２のうち、前面扉３側に最も近いネジ穴は、ケース体ＲＣのフランジ部分よりも背板２Ｂ側に、背板２Ｂ側に最も近いネジ穴は、メイン基板ケースＭＣよりも前面扉３側に配置される。
【００３５】
また図６で示されるように、第１のネジ穴群Ｓｑ１から落下して液体受け入れ部Ｒａに至った液体は、流量が多い場合にリールユニットＲＬの下側を経由し、さらに、リールユニットＲＬよりもメダル補助収納箱ＯＦ側に形成された貫通穴Ｒｄを経て、メダル補助収納箱ＯＦに流れるようになっている。一方、第２のネジ穴群Ｓｑ２から液体受け入れ部Ｒａに落下した液体は、そのまま、貫通穴Ｒｄを経てメダル補助収納箱ＯＦに流れるようになっている。
【００３６】
なお、上記の実施形態では、液体受け入れ部Ｒａは、上側から見てその端部がリールユニットＲＬからはみ出すようにして矩形溝状に形成されている。液体受け入れ部Ｒａは、載置部分Ｒｐから溝状に凹んでおり、内周側の側壁面と外周側の側壁面とによって仕切られて、内周側の側壁面のさらに内側には衝立Ｒｆが配置されるようになっている。しかしながら、液体受け入れ部Ｒａは、載置部分Ｒｐから凹まずに、ネジ穴Ｓｑの鉛直下方の領域を取り囲む壁状の仕切りが載置部分Ｒｐから上側に突出して形成されても良い。また、液体受け入れ部Ｒａは、内周側と外周側の２つの側壁面を有して溝状に形成されなくともよく、例えば、１つの側壁面により、矩形領域の内側全体が凹んで形成されるものであってもよい。
【００３７】
なお、上記の実施形態のように、液体受け入れ部Ｒａは、第１のネジ穴群Ｓｑ１の直下となる位置から、リールユニットＲＬの下側を経て、第２のネジ穴群Ｓｑ２の直下となる位置に跨るように形成されて貫通穴Ｒｄを有するのが好適であるが、例えば、リールユニットＲＬの右側および左側に別々に液体受け入れ部Ｒａが形成されるような場合であってもよい。この場合においても、天板２Ｔから侵入した液体が一時的に止められるため、遊技機１の内部の機器に悪影響が及ぶのが防止される。なお本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【００３８】
１ 遊技機、２ 本体、２Ｔ 天板、２Ｂ 背板、２Ｕ 底板、２Ｓ 側板、３ 前面扉、２０ リール窓、ＢＰ 受皿部、ＤＰ パネル表示部、 ＯＰ 操作部、ＴＰ 演出表示部、ＥＣ 電源ユニット、ＨＰ メダル払出ユニット、ＭＣ メイン基板ケース、ＳＣ サブ基板ケース、ＳＳ 固定部、ＯＦ メダル補助収納箱、ＲＣ ケース体、ＲＬ リールユニット、ＲＳ リール支持部材、Ｒａ 液体受け入れ部、Ｒｄ 貫通穴、Ｒｆ 衝立、Ｒｐ 載置部分、Ｒｈ 長穴部、Ｓｑ ネジ穴、Ｓｑ１ 第１のネジ穴群、Ｓｑ２ 第２のネジ穴群。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【０００２】
遊技機の天板には、ホールの施設に固定するための複数のネジ用の穴が予め形成されていることがあり、このような遊技機がホールに設置される際には、天板の内側からネジを貫通されて、遊技機設置箇所の上部の棚板に固定される。
【０００３】
なお、特許文献１には、筺体本体の前面に開閉可能に取り付けられた扉体と、筺体本体の上面と筺体の上面の間に形成された開口部から、異物が侵入または浸入することを規制する異物規制部材とを備えた遊技台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２０１０−２００９８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
遊技機設置箇所の上部には、メダルをいれるドル箱が配置されるほか、例えば、遊技者が購入したドリンク等が一時的に載せられることもある。
【０００６】
しかしながら、このような遊技者の購入した飲料等がこぼれ、棚板と天板の隙間に入り込むと、ネジが挿入されなかったネジ用の穴から遊技機の内部に液状の異物が入り込むことも想定される。
【０００７】
本発明は、遊技機の天板に形成されたネジ用の穴から液状の異物が内部に入り込む場合において、不具合が発生するのを防止する遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、リールを回転させるリールユニットと、前記リールユニットを収納する遊技機筐体と、前記リールユニットを下側から支持して前記遊技機筺体に固定するリール支持部材と、を有する遊技機であって、前記遊技機筺体の天板には、前記リールユニットよりも前記遊技機筺体の側板の側に複数の穴が形成され、前記リール支持部材には、前記複数の穴の直下を含む位置に、前記複数の穴から落下する液体を受け入れる液体受け入れ部が形成される、ことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記液体受け入れ部は、下側に凹となるように形成される、ことを特徴としてもよい。
【００１０】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記複数の穴は、前記リールユニットを基準として第１の側板の側に形成される第１穴群と、第２の側板の側に形成される第２穴群を含み、前記液体受け入れ部は、前記リールユニットの下側を経由して、前記第１穴群の直下を含む位置から前記第２穴群の直下を含む位置まで連なるように形成される、ことを特徴としてもよい。
【００１１】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記リール支持部材の下側には、遊技者に遊技メダルの払出しを行う遊技メダル払出ユニットと、遊技メダル払出ユニットから溢れた遊技メダルを受け入れるメダル補助収納箱が配置され、前記リール支持部材における前記液体受け入れ部は、前記メダル補助収納箱の直上となる位置を含んで形成されて、当該直上となる位置に貫通穴を有する、ことを特徴としてもよい。
【００１２】
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記液体受け入れ部は、前記リール支持部材の強度を補強するリブを兼ねて形成される、ことを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【００１３】
本発明によれば、遊技機の天板に形成されたネジ用の穴から液状の異物が内部に入り込む場合において、不具合が発生するのを防止する遊技機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【００１４】
【図１】第１の実施形態にかかる遊技機の概観を示す斜視図である。
【図２】遊技機筐体の本体内部を正面からみた図である。
【図３】遊技機のリールユニットの構造を示す図である。
【図４】リールユニットを支持するリール支持部材の斜視図である。
【図５】遊技機筐体の上面図である。
【図６】図５におけるVI−VI断面を示す図である。
【図７】図５におけるVII−VII断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１５】
［第1の実施形態］
図１は、本発明の第１の実施形態にかかる遊技機１（スロットマシン）の概観を示す斜視図である。遊技機１の筐体は、箱状に構成されて前面が開口する本体２と、本体２の前面に配置される前面扉３から構成されている。本体２と前面扉３は片側で蝶番により開閉できるようになっており、本体２は、天板と、底板と、左右両側の側板と、背板とによって箱状に構成されている。
【００１６】
また、前面扉３は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部ＯＰ、リールユニット（リール可変表示装置）ＲＬの図柄を視認させるための後述のリール窓２０や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部ＤＰ、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部ＴＰ及び受皿部ＢＰから構成されている。
【００１７】
図２は、前面扉３を取り除いた状態の本体２の正面の様子を示しており、遊技機１の筐体内部の様子を説明するための図である。また図３は、遊技機１の筐体内部の中央に配置されるリールユニットＲＬを斜めから見た斜視図であり、図４は、リールユニットＲＬを遊技機筐体内で下側から支持するリール支持部材ＲＳの斜視図である。以下では、これらの図を用いて、遊技機筐体内の構成を順番に説明をする。
【００１８】
図２で示されるように、遊技機筐体は、天板２Ｔと、側板２Ｓと、底板２Ｕ、および、背板２Ｂにより構成される。そして、その内部には、リールユニットＲＬと、リールユニットＲＬを支持して筐体内部で固定するリール支持部材ＲＳと、メイン基板ケースＭＣと、サブ基板ケースＳＣと、電源ユニットＥＣと、メダル払出ユニットＨＰと、メダル補助収納箱ＯＦが配置される。
【００１９】
リールユニットＲＬは、ステッピングモーターに固定されて回転動作をするリールＲ１〜Ｒ３と、これらを収納するケース体ＲＣを含んで構成される。リールＲ１〜Ｒ３は、透明なＡＢＳ樹脂等からなり、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠からなるリール枠と、そのリール枠の周面に貼り付けられている２１個の各種の図柄が印刷されたリール帯を備えており、リールＲ１〜Ｒ３のそれぞれは、ベース板に固定されるようになっている。そして、各ベース板は、ケース体ＲＣに設けられたガイドレールに沿って挿入されて、リールＲ１〜Ｒ３がケース体ＲＣ内に収容されるようになっている。
【００２０】
リール支持部材ＲＳは、本体２の側板２Ｓに取り付けられた固定部ＳＳと、背板２Ｂに取り付けられる板状の部材であり、リールユニットＲＬのケース体ＲＣを下側から支持して遊技機筐体内に固定する部材である。リール支持部材ＲＳは、図２および図４で示されるように、底板２Ｕに平行に形成されてリールユニットＲＬを載置する載置部分Ｒｐを有し側板２Ｓに設置された固定部ＳＳによって両端が支持されつつ固定され、さらに、載置部分Ｒｐから折れ曲がって背板２Ｂに至って固定されるようになっている。また、載置部分Ｒｐから垂直に折れ曲がる部分には２つの長穴部Ｒｈが形成されて、リールユニットＲＬから突き出た円柱形状部（図３等において不図示）が長穴部Ｒｈに嵌合してリールユニットＲＬを横方向にスライド可能になっており、載置部分Ｒｐに形成された衝立Ｒｆにケース体ＲＣの側面が当接してリールユニットＲＬが位置決め固定される。リール支持部材ＲＳの両端（固定部ＳＳに固定される部分）や、背板２Ｂに取り付けられる部分には、複数の貫通穴が配置され、当該貫通穴にはネジが挿入されて固定される。そして特に、リール支持部材ＲＳは、天板２Ｔに形成されたネジ用の貫通穴（以下、本明細書において「ネジ穴」ともいう）Ｓｑから侵入した液体を受け入れるための液体受け入れ部Ｒａを有しているが、この液体受け入れ部Ｒａおよびネジ穴Ｓｑについての詳細は後述するものとする。
【００２１】
つぎに、メイン基板ケースＭＣは、遊技機全体を制御するメイン制御基板を収容する透明のケースであり、本体２の背板２Ｂに固定されたベース部材を介して背板２Ｂに固定される。このメイン基板ケースＭＣには、ベース部材からの取り外しを不能とするかしめ構造が取り付けられるほか、さらに、メイン基板ケースＭＣ自体を開封不能に封止するかしめ構造も取り付けられる。これらのメイン基板ケースＭＣは、図２で示されるように、リールユニットＲＬよりも上側で背板２Ｂに固定される。
【００２２】
サブ基板ケースＳＣは、効果音や効果演出を行うサブ制御基板を収容するケースであり、本体２の側板２Ｓに固定される。サブ基板ケースＳＣは、リールユニットＲＬの遊技者から見て左側の位置にリールユニットＲＬと同様の高さで固定され、サブ基板ケースＳＣにおいても、かしめ構造が取り付けられる。
【００２３】
リールユニットＲＬおよびリール支持部材ＲＳの下側には、メダル払出ユニットＨＰと、電源ユニットＥＣと、メダル補助収納箱ＯＦが配置される。メダル払出ユニットＨＰは、遊技の結果に応じて受皿部ＢＰへメダルを払い出す装置であってリールユニットＲＬの直下に配置される。また、電源ユニットＥＣは、遊技機１の各部に電源を供給するための電源基板を収納するボックスであり、メダル補助収納箱ＯＦは、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダル（遊技メダル）を受け入れるボックスである。図２で示されるように、電源ユニットＥＣはサブ基板ケースＳＣの下側に配置され、メダル補助収納箱ＯＦは、リールユニットＲＬを基準として電源ユニットＥＣが配置される側の反対側に配置され、図中右側の側板２Ｓに沿って位置している。
【００２４】
なお、本実施形態のメダル補助収納箱ＯＦは、底部に穴部を有しており、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダルが底板２Ｕに形成された穴部を介してホール側のメダル回収システムに回収されるようになっている。しかしながら、メダル補助収納箱ＯＦの底部に穴部が存在せずともよく、メダル払出ユニットＨＰから溢れたメダルが蓄積されるようになっていてもよいのはいうまでもない。
【００２５】
ここで、図５は、遊技機１の上面を示す図であり、遊技機筐体の天板２Ｔの様子を説明する図である。遊技機筐体の本体２は、木製であって、その天板２Ｔには同図で示されるように、複数の箇所にネジ穴Ｓｑ（第１のネジ穴群Ｓｑ１，第２のネジ穴群Ｓｑ２）が形成されている。
【００２６】
第１のネジ穴群Ｓｑ１、および、第２のネジ穴群Ｓｑ２として直線状に配置された各ネジ穴Ｓｑは、ホールの設置箇所に遊技機筐体の天板２Ｔを固定するためのネジ用の穴であって、開口状態のまま工場から出荷されるものとなっている。そして出荷先のホールでは、遊技機筐体の内側から天板２Ｔを貫通するネジが挿入されることにより、遊技機１の設置箇所の棚板に固定される。ネジ穴Ｓｑは、ホールの設置箇所で必要に応じて用いられるものとなっており、遊技機１の出荷時に形成されたネジ穴Ｓｑのうちの一部にネジが挿入されない状態（すなわち開口状態）で、遊技機１がホールに設置されることが想定される。
【００２７】
そして、設置された遊技機１の上方（具体的には、天板２Ｔが固定された棚板）には、遊技者のメダル箱が載置されるだけでなく、遊技者の飲みかけの飲料等も一時的に置かれることもある。遊技機１の天板２Ｔと、天板２Ｔが固定された棚板との間には隙間が生じている場合も多く、遊技機１の上方に配置された飲料がこぼれて当該隙間に飲料が入り込むと、開口状態のネジ穴Ｓｑから遊技機１の内部に液体が侵入するおそれがある。
【００２８】
以上のような可能性に鑑みて、本実施形態の遊技機１では、図２等で示されるように、天板２Ｔに予め形成されるネジ穴Ｓｑを、リールユニットＲＬの直上となる位置を避けて、リールユニットＲＬよりも側板２Ｓに近い側に形成されるようにしている。このようにネジ穴Ｓｑを形成することにより、侵入した液体がリールユニットＲＬで撥ねてメイン基板ケースＭＣや、メイン制御基板に接続されるコネクタ等に液体がかかることが防止される。
【００２９】
そして本実施形態の遊技機１では、上述したように、ネジ穴Ｓｑから侵入した液体が、リール支持部材ＲＳの載置部分Ｒｐに形成された液体受け入れ部Ｒａに受け入れられるようになっている。液体受け入れ部Ｒａは、具体的には、ネジ穴Ｓｑの鉛直下方の領域を取り囲んで落下した液体を拘束する仕切りを有しており、ネジ穴Ｓｑからの液体が当該仕切りの内側に留められるようになっている。リール支持部材ＲＳが液体受け入れ部Ｒａを有していることで、天板２Ｔから侵入した液体が一時的に止められて、遊技機１の内部の機器に悪影響を及ぼすことが防止される。
【００３０】
本実施形態では、図４で示されるように、液体受け入れ部Ｒａは平板状に形成された載置部分Ｒｐから下側に凹む溝状の凹部によって形成されており、リール支持部材ＲＳの強度を補強するリブの役割を兼ねるようになっている。天板２Ｔから落下した液体は、当該凹部の内側の壁面によって仕切られて留められるようになっている。また、液体受け入れ部Ｒａは、第１のネジ穴群Ｓｑ１の直下となる位置を含んでリールユニットＲＬよりも左側（電源ユニットＥＣ側）に形成される部分と、第２のネジ穴群Ｓｑ２の直下となる位置を含んでリールユニットＲＬの右側（メダル補助収納箱ＯＦ側）に形成される部分とが、リールユニットＲＬの下側を経由して、両部分が繋がるようにして形成されている。
【００３１】
そして、液体受け入れ部Ｒａとしては、メダル補助収納箱ＯＦの直上となる位置に至るように形成され、当該直上となる位置には貫通穴Ｒｄを有しているのが好適である。このような貫通穴Ｒｄを有しているため、ネジ穴Ｓｑから落下した液体の流量が多い場合であっても、メダル補助収納箱ＯＦに侵入した液体が流されて、電源ユニットＥＣや、筐体内部の機器に悪影響を及ぼすことが防止される。
【００３２】
図６は、図５におけるVI−VI方向の断面（左右方向断面）を示す図であり、図７は、図５におけるVII−VII方向の断面（奥行き方向の断面）を示す図である。また、図６および図７における一点鎖線は、ネジ穴Ｓｑから液体が侵入して、メダル補助収納箱ＯＦに排出されるまでの経路を示している。
【００３３】
図６および図７で示されるように、本実施形態では、第１のネジ穴群Ｓｑ１および第２のネジ穴群Ｓｑ２からリール支持部材ＲＳに至るまでの鉛直下方線上には、液体の落下を遮る構造が配置されないようになっており、ネジ穴Ｓｑからの液体はリール支持部材ＲＳの液体受け入れ部Ｒａに至るようになっている。具体的には、ネジ穴Ｓｑは、垂直上面からみてリール支持部材ＲＳが露呈する部分（すなわち、リールユニットＲＬや、メイン基板ケースＭＣや、サブ基板ケースＳＣやこれらのかしめ構造、コネクタや配線に遮られない位置）に形成される。
【００３４】
図６で示されるように、遊技機１の背板２Ｂに平行となる左右方向断面では、第１のネジ穴群の各ネジ穴Ｓｑ１（第２のネジ穴群の各ネジ穴Ｓｑ２）は、ケース体ＲＣの左側側面（右側側面）よりもさらに左側（右側）に形成されるようになっている。また、図７で示されるように、第２のネジ穴群のネジ穴Ｓｑ２のうち、前面扉３側に最も近いネジ穴は、ケース体ＲＣのフランジ部分よりも背板２Ｂ側に、背板２Ｂ側に最も近いネジ穴は、メイン基板ケースＭＣよりも前面扉３側に配置される。
【００３５】
また図６で示されるように、第１のネジ穴群Ｓｑ１から落下して液体受け入れ部Ｒａに至った液体は、流量が多い場合にリールユニットＲＬの下側を経由し、さらに、リールユニットＲＬよりもメダル補助収納箱ＯＦ側に形成された貫通穴Ｒｄを経て、メダル補助収納箱ＯＦに流れるようになっている。一方、第２のネジ穴群Ｓｑ２から液体受け入れ部Ｒａに落下した液体は、そのまま、貫通穴Ｒｄを経てメダル補助収納箱ＯＦに流れるようになっている。
【００３６】
なお、上記の実施形態では、液体受け入れ部Ｒａは、上側から見てその端部がリールユニットＲＬからはみ出すようにして矩形溝状に形成されている。液体受け入れ部Ｒａは、載置部分Ｒｐから溝状に凹んでおり、内周側の側壁面と外周側の側壁面とによって仕切られて、内周側の側壁面のさらに内側には衝立Ｒｆが配置されるようになっている。しかしながら、液体受け入れ部Ｒａは、載置部分Ｒｐから凹まずに、ネジ穴Ｓｑの鉛直下方の領域を取り囲む壁状の仕切りが載置部分Ｒｐから上側に突出して形成されても良い。また、液体受け入れ部Ｒａは、内周側と外周側の２つの側壁面を有して溝状に形成されなくともよく、例えば、１つの側壁面により、矩形領域の内側全体が凹んで形成されるものであってもよい。
【００３７】
なお、上記の実施形態のように、液体受け入れ部Ｒａは、第１のネジ穴群Ｓｑ１の直下となる位置から、リールユニットＲＬの下側を経て、第２のネジ穴群Ｓｑ２の直下となる位置に跨るように形成されて貫通穴Ｒｄを有するのが好適であるが、例えば、リールユニットＲＬの右側および左側に別々に液体受け入れ部Ｒａが形成されるような場合であってもよい。この場合においても、天板２Ｔから侵入した液体が一時的に止められるため、遊技機１の内部の機器に悪影響が及ぶのが防止される。なお本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【００３８】
１ 遊技機、２ 本体、２Ｔ 天板、２Ｂ 背板、２Ｕ 底板、２Ｓ 側板、３ 前面扉、２０ リール窓、ＢＰ 受皿部、ＤＰ パネル表示部、 ＯＰ 操作部、ＴＰ 演出表示部、ＥＣ 電源ユニット、ＨＰ メダル払出ユニット、ＭＣ メイン基板ケース、ＳＣ サブ基板ケース、ＳＳ 固定部、ＯＦ メダル補助収納箱、ＲＣ ケース体、ＲＬ リールユニット、ＲＳ リール支持部材、Ｒａ 液体受け入れ部、Ｒｄ 貫通穴、Ｒｆ 衝立、Ｒｐ 載置部分、Ｒｈ 長穴部、Ｓｑ ネジ穴、Ｓｑ１ 第１のネジ穴群、Ｓｑ２ 第２のネジ穴群。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
リールを回転させるリールユニットと、
前記リールユニットを収納する遊技機筐体と、
前記リールユニットを下側から支持して前記遊技機筺体に固定するリール支持部材と、
を有する遊技機であって、
前記遊技機筺体の天板には、前記リールユニットよりも前記遊技機筺体の側板の側に複数の穴が形成され、
前記リール支持部材には、前記複数の穴の直下を含む位置に、前記複数の穴から落下する液体を受け入れる液体受け入れ部が形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項２】
請求項１に記載された遊技機であって、
前記液体受け入れ部は、下側に凹となるように形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項３】
請求項１乃至２のいずれかに記載された遊技機であって、
前記複数の穴は、前記リールユニットを基準として第１の側板の側に形成される第１穴群と、第２の側板の側に形成される第２穴群を含み、
前記液体受け入れ部は、前記リールユニットの下側を経由して、前記第１穴群の直下を含む位置から前記第２穴群の直下を含む位置まで連なるように形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項４】
請求項１乃至３のいずれかに記載された遊技機であって、
前記リール支持部材の下側には、
遊技者に遊技メダルの払出しを行う遊技メダル払出ユニットと、
遊技メダル払出ユニットから溢れた遊技メダルを受け入れるメダル補助収納箱が配置され、
前記リール支持部材における前記液体受け入れ部は、前記メダル補助収納箱の直上となる位置を含んで形成されて、当該直上となる位置に貫通穴を有する、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項５】
請求項１乃至４に記載された遊技機であって、
前記液体受け入れ部は、前記リール支持部材の強度を補強するリブを兼ねて形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項１】
リールを回転させるリールユニットと、
前記リールユニットを収納する遊技機筐体と、
前記リールユニットを下側から支持して前記遊技機筺体に固定するリール支持部材と、
を有する遊技機であって、
前記遊技機筺体の天板には、前記リールユニットよりも前記遊技機筺体の側板の側に複数の穴が形成され、
前記リール支持部材には、前記複数の穴の直下を含む位置に、前記複数の穴から落下する液体を受け入れる液体受け入れ部が形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項２】
請求項１に記載された遊技機であって、
前記液体受け入れ部は、下側に凹となるように形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項３】
請求項１乃至２のいずれかに記載された遊技機であって、
前記複数の穴は、前記リールユニットを基準として第１の側板の側に形成される第１穴群と、第２の側板の側に形成される第２穴群を含み、
前記液体受け入れ部は、前記リールユニットの下側を経由して、前記第１穴群の直下を含む位置から前記第２穴群の直下を含む位置まで連なるように形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項４】
請求項１乃至３のいずれかに記載された遊技機であって、
前記リール支持部材の下側には、
遊技者に遊技メダルの払出しを行う遊技メダル払出ユニットと、
遊技メダル払出ユニットから溢れた遊技メダルを受け入れるメダル補助収納箱が配置され、
前記リール支持部材における前記液体受け入れ部は、前記メダル補助収納箱の直上となる位置を含んで形成されて、当該直上となる位置に貫通穴を有する、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項５】
請求項１乃至４に記載された遊技機であって、
前記液体受け入れ部は、前記リール支持部材の強度を補強するリブを兼ねて形成される、
ことを特徴とする遊技機。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公開番号】特開２０１３−８５７０３（Ｐ２０１３−８５７０３Ａ）
【公開日】平成２５年５月１３日（２０１３．５．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−２２８９２９（Ｐ２０１１−２２８９２９）
【出願日】平成２３年１０月１８日（２０１１．１０．１８）
【特許番号】特許第５０００７８０号（Ｐ５０００７８０）
【特許公報発行日】平成２４年８月１５日（２０１２．８．１５）
【出願人】（５０１０１６８４７）ＫＰＥ株式会社 (145)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年５月１３日（２０１３．５．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年１０月１８日（２０１１．１０．１８）
【特許番号】特許第５０００７８０号（Ｐ５０００７８０）
【特許公報発行日】平成２４年８月１５日（２０１２．８．１５）
【出願人】（５０１０１６８４７）ＫＰＥ株式会社 (145)
【Ｆターム（参考）】
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