遊技用システム

【課題】遊技用手段から送信の獲得価値が管理手段で正常更新されない場合に対応する特別な処理を予め用意することなく遊技者の獲得価値を保障。
【解決手段】遊技用手段により、遊技媒体の計数に基づき獲得価値が記憶され、記憶数内の遊技媒体が払出され、計数遊技媒体数が記憶数に加算、払出数が記憶数より減算され、終了操作の場合通信可能を条件に受付中媒体に記録の識別情報に対応管理の獲得価値への遊技用手段に記憶の獲得価値の加算のための更新要求が行われ（Ｓ２１１）受付中媒体が排出される（Ｓ２１３）。管理手段により、更新要求に基づき獲得価値が更新され、更新不能時に不能情報が遊技用手段に送信される。遊技用手段により、終了操作の場合通信不能を条件に記憶獲得価値を計数媒体に記録する記録処理が行われ（Ｓ２５７）不能情報受信の場合（Ｓ２１２＋，Ｓ２６１）通信不能と判定される不通状態に移行させ（Ｓ２６３）記録処理が行われる。

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【特許請求の範囲】
【請求項１】
各遊技機に対応して配置される遊技用手段と、該遊技用手段と通信可能であり遊技用記録媒体に記録される識別情報に対応づけて遊技者が獲得した遊技媒体数を特定可能な獲得価値を管理する管理手段とを備えた遊技用システムであって、
前記遊技用手段は、
遊技媒体を計数する計数手段と、
前記計数手段の計数に基づき獲得価値を記憶する獲得価値記憶手段と、
前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値で特定される遊技媒体数の範囲内の前記遊技媒体を払出す払出処理を実行する払出処理手段と、
前記計数手段によって計数された遊技媒体数を前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値から特定される遊技媒体数に加算するとともに、該払出処理手段によって払出された前記遊技媒体数を前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値から特定される遊技媒体数より減算する遊技用手段側更新手段と、
前記遊技用記録媒体を受付ける記録媒体受付手段と、
前記管理手段と通信可能であるか不能であるかを判定する通信判定手段と、
終了操作が受付けられた場合、前記通信判定手段が通信可能と判定していることを条件に、受付中の前記遊技用記録媒体に記録された識別情報に対応づけて前記管理手段が管理している獲得価値に、前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値を加算させるための更新要求を行い、当該遊技用記録媒体を排出する記録媒体排出時処理手段とを備え、
前記管理手段は、
前記更新要求に基づいて、該遊技用記録媒体に記録された識別情報に対応づけて管理している獲得価値を更新する管理獲得価値更新手段と、
前記管理獲得価値更新手段による獲得価値の更新が不能であるときに、不能情報を前記遊技用手段に送信する不能情報送信手段とを備え、
前記遊技用手段は、さらに、
終了操作が受付けられた場合、前記通信判定手段が通信不能と判定していることを条件に、前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値を当該獲得価値を記録可能な計数遊技用記録媒体に記録する記録処理を行う記録処理手段と、
前記不能情報を受信した場合、前記通信判定手段により通信不能と判定される不通状態に移行させて前記記録処理を行う不通状態処理手段とを備えることを特徴とする、遊技用システム。
【請求項２】
前記記録処理手段は、前記更新要求を送信したにも関わらず前記管理獲得価値更新手段によって獲得価値が更新された旨の返信がないことを条件に、前記記録処理を実行することを特徴とする、請求項１に記載の遊技用システム。
【請求項３】
前記記録処理手段は、前記記録処理として、受付けられている前記遊技用記録媒体を排出するとともに、前記獲得価値記憶手段に記憶された獲得価値が記録された前記計数遊技用記録媒体を排出する通信不能時排出処理を実行することを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の遊技用システム。
【請求項４】
前記遊技用手段は、さらに、
前記不通状態処理手段によって不通状態に移行され、前記記録処理が行われた後に、前記通信判定手段により通信可能と判定される通常状態に復帰させる通信復帰手段を備えることを特徴とする、請求項１から請求項３のいずれかに記載の遊技用システム。
【請求項５】
前記通信復帰手段は、前記通信復帰手段によって通常状態に復帰されたが、再度、前記不能情報を受信することを所定回数繰返した場合、通常状態に復帰させずに待機することを特徴とする、請求項４に記載の遊技用システム。
【請求項６】
前記遊技用手段は、さらに、
前記計数遊技用記録媒体を受付ける計数遊技用記録媒体受付手段と、
前記計数遊技用記録媒体受付手段が受付けた計数遊技用記録媒体に記録されている獲得価値に基づいて前記獲得価値記憶手段に記憶されている獲得価値を更新する獲得価値更新手段とを備えることを特徴とする、請求項１から請求項５のいずれかに記載の遊技用システム。

【図１】