説明

運転代行サービス提供システム及びその方法

【課題】飲酒客が簡単な操作で信頼できる運転代行サービスを予約できるようにする。
【解決手段】運転代行統括会社の飲食店会員である飲食店に顧客が運転代行統括会社の一般会員として登録するための情報を記録した第1の情報表示体(二次元コード)と、運転代行依頼情報を記録した第2の情報表示体(二次元コード)を掲示しておく。各情報表示体にはその飲食店の飲食店会員番号を含める。飲食店で飲酒した顧客は第1の情報表示体を携帯端末に読み取らせて運転代行統括会社のサーバにある会員登録画面を読み出し、自宅住所を含めて登録する。運転代行を依頼する際、顧客は第2の情報表示体を携帯端末に読み取らせて運転代行統括会社のサーバ上の運転代行予約画面を読み出し、一般会員番号、代行希望時刻を入力して依頼する。サーバは送信された飲食店会員番号から迎え先である顧客の居場所を、会員番号から送り先である自宅住所を特定して予約を受け付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車で飲食店を訪れて飲酒した客に対し本人とその車を自宅まで送り届ける運転代行サービスに関し、客が安心して任せることのできる運転代行を簡単な操作で予約できるようにすることによって運転代行を飲酒客に普及させ、もって飲酒運転の防止を図ることを目的とした運転代行サービス提供システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飲酒運転による不幸な事故が多発し社会問題化している。その防止策の一つとして、飲酒した客とその車を自宅まで送り届ける運転代行サービスの普及が推進されている。運転代行サービスは、通常、飲酒した客が運転代行業者に電話をかけて居場所である飲食店名と送り先である自宅住所、迎え時刻等を知らせて予約を行なう。予約を受けた運転代行業者は二人一組で指定された時刻に指定された飲食店に行き、一人は飲酒して運転できない客の車を自宅まで運転し、他の一人は随伴車で同行する。帰りは二人とも随伴車に乗って戻るというサービスである。
【0003】
飲酒客による運転代行の依頼は、電話や電子メール経由の他、最近ではインターネット経由でも行なわれる(例えば、特許文献1参照)。しかし、運転代行を依頼する場合には、運転代行業者の電話番号、電子メールアドレス、ホームページ等を調べて予約する必要がある。それらを調べたり、調べた電話番号等を携帯電話等に入力したり、更には居場所である飲食店名やその場所、自宅住所等まで電話やキー操作入力で運転代行業者に知らせたりすることは飲酒客には煩わしいものである。
【0004】
また、現状の運転代行サービスをめぐっては、料金や交通事故の補償をめぐってトラブルも多く発生している。調べた運転代行業者が安心して頼める業者かどうかは飲酒客には判断がつきについ。こうした依頼操作の面倒さや、安心、信頼性の問題から、現行の運転代行サービスはいま一つ普及が進んでいない状況にある。
【特許文献1】特開2006−227672号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術のこうした問題点を解決するためになされたもので、その課題は飲酒客が簡単な操作により、安全で信頼できる運転代行サービスを予約できるようにした運転代行サービス提供システム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、主として飲食店の顧客に対して運転代行サービスを提供するための運転代行サービス提供方法であって、前記飲食店に掲示してある運転代行統括会社の一般会員登録受付ホームページのアドレスと前記飲食店についての予め登録された飲食店会員番号とを含む情報を記録した一般会員登録用情報表示体を顧客の携帯端末が読み取り、前記ホームページにアクセスして一般会員登録受付入力画面を表示させる第1の段階と、前記携帯端末が前記入力画面に入力された顧客の自宅住所と前記携帯端末のメールアドレスとを含む情報を前記運転代行統括会社のサーバに送信して一般会員登録を要求する第2の段階と、前記要求を受けた前記サーバが送信されてきた登録情報を記憶した後に一般会員番号を前記携帯端末に返信して記憶させる第3の段階と、前記一般会員番号の付与を受けて一般会員となった顧客の携帯端末が、前記飲食店会員番号を付与されている飲食店に掲示してある該飲食店の飲食店会員番号と前記サーバが配信する該飲食店のホームページアドレスとを含む情報を記録した運転代行予約用情報表示体を読み取り、そのホームページにアクセスして該ホームページに含まれる運転代行予約画面を表示させる第4の段階と、前記携帯端末が前記第3の段階にて記憶した前記一般会員番号と、前記予約画面に入力された代行希望時刻とを含む情報を前記サーバに送信して運転代行を依頼する第5の段階と、該依頼を受けた前記サーバが送信されてきた前記一般会員番号に基づいて該会員の自宅住所を、前記配信しているホームページのアドレスに基づいて前記会員の居場所である飲食店の住所をそれぞれ特定する第6の段階と、前記サーバが前記第6の段階にて特定した該会員の居場所である飲食店の住所と、該会員の自宅住所と、前記代行希望時刻とを考慮して担当する運転代行業者を選定し、運転代行の実行を指示する第7の段階と、を含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0007】
このような方法によれば、顧客は掲示されている運転代行予約用情報表示体を携行する携帯端末で読み取らせれば、現在の居場所や送り先を一々音声で知らせたりキー操作で入力したりする煩わしい手間や操作をしなくても済む。そして、顧客は、運転代行統括会社の社名や連絡先を知らなくても信頼できる運転代行サービスを依頼できるようになる。そうした簡単な操作で信頼できる運転代行サービスを依頼できるようになる結果として運転代行が普及し、飲酒運転が防止される効果を奏する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の運転代行サービス提供方法において、前記第7の段階には、前記サーバが前記担当する運転代行業者を選定した後に、前記第6の段階にて特定した前記会員の居場所である前記飲食店の住所と該会員の自宅住所とに基づいて運転代行のサービス料金を計算する段階と、前記選定した運転代行業者名と前記計算したサービス料金とを含む情報を前記会員の携帯端末にメールして承諾を求める段階と、該求めに対する前記会員の承諾可否の回答入力を前記携帯端末が前記サーバに送信する段階と、該サーバが前記携帯端末から送信されてきた前記承諾可否の回答入力が可であった場合に前記選定した運転代行業者に運転代行の実行を指示する段階と、を含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0009】
このような方法によれば運転代行統括会社は、顧客の携帯端末から送信されてくる顧客の一般会員番号から送り先である顧客住所を、また、飲食店会員番号により顧客の居場所を自動的に特定できる。従って、その特定した情報でもって運転代行のサービス料金を計算し、顧客に見積りとして事前に提示できる。顧客は提示されたサービス料金を確認した上で運転代行の依頼を確定させることができる。従って、サービス料金をめぐってトラブルの発生する余地がなく、顧客は安心して運転代行を利用できる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の運転代行サービス提供方法において、前記第2の段階にて前記携帯端末が前記サーバに送信する情報には前記顧客の決裁口座情報を含み、前記第7の段階には、前記承諾可否に対する回答入力が可であった場合に、前記計算したサービス料金を前記顧客の決裁口座情報に含まれる口座番号の口座から直ちに引き落とす段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0011】
このように料金を依頼確定の直後に顧客の口座から引き落とすようにすれば、運転代行統括会社は確実に料金を受け取ることができる。また、顧客との間で料金をめぐるトラブルの発生も少なくなる効果を奏する。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の運転代行サービス提供方法において、前記第7の段階において前記サーバが前記運転代行業者を選定する際には、前記第6の段階にて特定した前記会員の自宅住所又は居場所に地理的に近い場所に営業所を有する運転代行業者を優先させることを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0013】
このような方法によれば運転代行統括会社は、特定した情報に基づいて多数の登録された運転代行業者の中から顧客の居場所や送り先の顧客住所に距離的に近い業者を選定することができ、そうすることでサービス提供の効率を上げることができる。
【0014】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の運転代行サービス提供方法において、前記サーバは前記口座から引き落とした前記サービス料金を、前記顧客が会員登録した際の飲食店別に集計し、集計額の一定割合を会員紹介料として該飲食店の口座に振り込む段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0015】
このような方法により会員登録が行なわれた飲食店に会員紹介料を支払うようにすれば、飲食店は顧客を運転代行統括会社の一般会員に登録させることに積極的となり、運転代行統括会社は一般会員を増やすことができる。また、そうして多くの顧客が一般会員となって運転代行サービスを手軽に利用するようになれば、結果として飲酒運転が防止される効果を奏する。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の運転代行サービス提供方法において、前記サーバは前記口座から引き落とした前記サービス料金を、前記顧客が運転代行を依頼した際の飲食店別に集計し、集計額の一定割合を仲介料として該飲食店の口座に振り込む段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法である。
【0017】
このような方法により一般会員が運転代行サービスを依頼した飲食店に仲介料を支払うようにすれば、飲食店は一般会員である顧客に運転代行を依頼させることに積極的となる。そのため運転代行統括会社は売り上げを増やすことができる。また、そうして多くの顧客が運転代行サービスを手軽に利用するようになれば、結果として飲酒運転が防止される効果を奏する。
【0018】
また、請求項7に記載の発明は、主として飲食店の顧客に対して運転代行サービスを提供するための運転代行サービス提供システムであって、前記飲食店に掲示してある運転代行統括会社の一般会員登録受付ホームページのアドレスと前記飲食店についての予め登録された飲食店会員番号とを含む情報を記録した一般会員登録用情報表示体と、前記飲食店会員番号を付与されている飲食店に掲示してある該飲食店の飲食店会員番号と前記運転代行統括会社のサーバが配信する該飲食店のホームページアドレスとを含む情報を記録した運転代行予約用情報表示体と、前記飲食店の顧客が携行する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な前記運転代行統括会社のサーバとを備え、前記携帯端末は前記顧客の操作により前記一般会員登録用情報表示体に記録された前記情報を読み取り、該情報に基づいて前記ホームページにアクセスして一般会員登録受付入力画面を表示させ、該入力画面に入力された顧客の自宅住所と前記携帯端末のメールアドレスとを含む情報を前記サーバに送信して一般会員登録を要求し、該要求に対して前記サーバより送信されて来た一般会員番号を受け取って記憶しておき、前記一般会員番号の付与を受けて一般会員となった顧客の操作により前記運転代行予約用情報表示体に記録された前記情報を読み取り、該情報に基づいて前記飲食店のホームページにアクセスして該ホームページに含まれる運転代行予約画面を表示させ、前記一般会員番号と前記予約画面に入力された代行希望時刻とを含む情報を前記サーバに送信して運転代行を依頼するように構成してあり、前記サーバは、前記携帯端末より一般会員登録受付ホームページアドレスが送信されてきた場合は一般会員登録受付画面を該携帯端末に送信し、前記携帯端末より前記一般会員登録の要求を受けた場合は送信されてきた登録情報を記憶した後に一般会員番号を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末より前記飲食店のホームページアドレスが送信されてきた場合は運転代行予約画面を含む該飲食店のホームページを前記携帯端末に送信し、前記携帯端末より前記運転代行予約画面を介して運転代行の依頼を受けた場合は送信されてきた前記一般会員番号に基づいて該会員の自宅住所を、アクセスされている前記飲食店のホームページアドレスに基づいて該会員の居場所である飲食店の住所をそれぞれ特定し、該特定した居場所である飲食店の住所と、会員の自宅住所と、前記代行希望時刻とを考慮して運転代行業者を選定し、選定した業者に運転代行サービスの提供を指示するように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システムである。
【0019】
このようなシステムは、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0020】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の運転代行サービス提供システムにおいて、前記サーバは前記運転代行業者を選定した後に、前記特定した会員の居場所である前記飲食店の住所と該会員の登録された自宅住所とに基づいて運転代行のサービス料金を計算し、該サービス料金と前記選定した運転代行業者名とを含む情報を前記会員の携帯端末に送信して承諾を求め、前記携帯端末は、前記承諾の求めに対する前記会員の承諾可否の回答入力を前記サーバに送信し、前記サーバは送信されてきた前記承諾可否の回答入力が可であった場合に前記選定した運転代行業者に運転代行の実行を指示するように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システムである。
【0021】
このようなシステムは、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏する。
【0022】
また、請求項9に記載の発明は、請求項7又は8に記載の運転代行サービス提供システムにおいて、前記サーバは、前記運転代行業者を選定する際には、前記特定した前記会員の自宅住所又は居場所に地理的に近い場所に営業所を有する運転代行業者を優先させるように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システムである。
【0023】
このようなシステムは、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明に係る運転代行サービス提供システム及び運転代行サービス提供方法の一実施形態につき図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る運転代行サービス提供システムの全体構成を示す概念図である。図に示すように、この運転代行サービス提供システム1は、車で飲食店2を訪れて飲酒、飲食等した顧客3が携行する携帯端末4、その飲食店2に掲示された2種類の情報表示体5、6、運転代行統括会社7のサーバ7、運転代行業者9の通信端末10を通信回線11で接続して構成されている。携帯端末4、通信端末10は、通常、複数存在する。運転代行統括会社7は、運転代行サービスを提供する主体となる会社である。運転代行統括会社7は、登録された顧客(会員)3から運転代行の依頼を受け、その依頼に基づいて運転代行業者9を選定して、その運転代行業者9に運転代行を実行させる。
【0025】
顧客3が携行する携帯端末4はホームページ閲覧機能、電子メール送受信機能、及び情報表示体5、6の情報を読み取る機能を備えた携帯端末で、例えば、カメラ付携帯電話機である。運転代行業者9の通信端末10は、電子メール送受信機能を備えたパソコン、携帯電話機等である。運転代行統括会社7が管理するサーバ8は、ホームページ提供機能、電子メール送受信機能を備える他、登録された顧客3の会員情報、登録された飲食店2の会員情報、登録された運転代行業者9に関する情報等を記憶したデータベースを備える。
【0026】
2種類の情報表示体5、6の内の第1の情報表示体(一般会員登録用情報表示体に相当)5は、顧客3が運転代行統括会社7の一般会員として会員登録する際に利用する情報を記録したものである。第2の情報表示体(運転代行予約用情報表示体に相当)6は、一般会員登録を受けた顧客(一般会員という。)3が、運転代行を予約する際に利用する情報を記録したものである。第1、第2の情報表示体5、6は、共に二次元コードを使用して構成してある。この第1、第2の情報表示体5、6は、運転代行統括会社7に飲食店会員とし事前に登録を済ませた飲食店2の壁に掲示したり、カードに印刷してテーブルの上に置いたりしてある。
【0027】
次に、このようなシステム構成の下で顧客3が運転代行を依頼し、依頼を受けた運転代行統括会社7が運転代行サービスを提供するまでの流れを図2に示したフローを参照して説明する。図2には、携帯端末4が実行する制御フローと、運転代行統括会社7のサーバ8が実行する制御フローと、それら二つのフロー間の相互関係が示してある。
【0028】
運転代行サービスの提供を受けたい顧客3は、サービスの予約を行なう前に、予め運転代行統括会社7の一般会員として登録しておく必要がある。図2に示すフロー中のステップA1〜A6、ステップB1〜B4は、その登録を受けるためのフローである。
【0029】
一般会員として登録を受けたい顧客3は、最初に飲食店2に掲示してある前記第1の情報表示体5である一般会員登録用二次元コードを携行する携帯端末4に読み込ませる(ステップA1)。携帯端末4がカメラ付携帯電話機である場合は、そのカメラ部分で撮影する。第1の情報表示体5には、その一般会員登録受付ホームページにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)が記録してある。
【0030】
ここで、飲食店2は予め運転代行統括会社7の飲食店会員としての登録を済ませてあり、飲食店会員番号が付与されている。そして、第1の情報表示体5に記録されている上記URLには、その飲食店会員番号が含ませてある。例えば、URLが「http://untendaiko/shop1234」のように規定してある。このURLに含まれる「shop1234」が、その飲食店の飲食店会員番号を表している。携帯端末4は、第1の情報表示体5上に二次元コードで表示されたURLを読み込んで解析し、上記URLを自動送信して対応するホームページの送信を要求する(ステップA2)。
【0031】
上記URLが送信されると運転代行統括会社7のサーバ8は、そのURLの上位部分から自己の所有するホームページに対するアクセスであることを認識する。そして、その下位部分である「shop1234」から、そのアクセスが飲食店会員番号「shop1234」の飲食店から発信されていることを認識する(ステップB1)。運転代行統括会社7のサーバ8には、登録された飲食店毎にその飲食店会員番号、店名、住所、電話番号、電子メールアドレス等の登録情報がデータベースに記憶されている。従って、サーバ8はこの段階で顧客3の現在の居場所である飲食店2を特定することができる。
【0032】
また、サーバ8には、飲食店会員別にその飲食店固有のホームページが記憶されている。前記URL「http://untendaiko/shop1234」は、飲食店会員番号「shop1234」の飲食店のホームページを指している。そこでサーバ8は、その指定されたホームページを要求してきた携帯端末4に送信する(ステップB2)。この送信されるホームページには、運転代行統括会社7の一般会員として登録を受け付けるための一般会員登録受付画面が含まれている。
【0033】
携帯端末4は、送信されてきた一般会員登録受付画面を受信して表示させる(ステップA3)。その一般会員登録受付画面には、氏名、自宅住所、自家用車の車種、電子メールアドレス、電話番号、運転代行サービスの料金引き落とし用の口座番号(決裁口座情報)の入力欄が設けられている。顧客3は、その受付画面に必要事項を入力する(ステップA4)。入力を受けた携帯端末4は、それらの情報をサーバ8に送信して一般会員としての登録を要求する(ステップA5)。
【0034】
登録要求を受けたサーバ8は、送信されてきた登録情報に一般会員番号を付与してデータベースに記憶する(ステップB3)。その際、サーバ8はその一般会員が登録を実行した飲食店2の飲食店会員番号も記録しておき、以後、その一般会員はその飲食店会員番号の飲食店に紹介された会員として扱う。記録後、サーバ8は登録確認情報と一般会員番号を携帯端末4に送信する(ステップB4)。送信を受けた携帯端末4は、一般会員番号をメモリに記憶しておく(ステップA6)。以上で一般会員としての登録が完了する。
【0035】
続くステップA7〜A14、ステップB5〜14は、運転代行サービスの予約を行なうための制御フローである。会員登録を受けて一般会員となった顧客3は、運転代行統括会社7に対して運転代行サービスを予約できる。この予約は、一般会員登録を実行した飲食店に限らず、運転代行統括会社7に飲食店会員としての登録を済ませ、飲食店会員番号の付与を受けている飲食店であればどの飲食店でも行なうことができる。
【0036】
飲食店会員番号を付与された飲食店2には、運転代行を予約する際に必要な情報を記録した前記第2の情報表示体6である運転代行予約用二次元コードが掲示してある。運転代行の予約を行なう一般会員3は、その第2の情報表示体6を携行する携帯端末4に読み込ませる(ステップA7)。第2の情報表示体6には、運転代行予約画面を有するホームページにアクセスするためのURLが記録してある。このURLにも第1の情報表示体5と同じようにその飲食店2の飲食店会員番号が含ませてある。例えば、「http://untendaiko/shop5678」のように規定して、「shop5678」の部分にその飲食店の飲食店会員番号が含ませてある。携帯端末4は、第2の情報表示体6に記録されたそのURLを読み込んで解析し、上記URLを自動送信してそのホームページの送信を要求する(ステップA8)。
【0037】
上記URLが送信されると運転代行統括会社7のサーバ8は、そのURLの上位部分から自己の所有するホームページに対するアクセスであることを認識する。そして、その下位部分である「shop5678」から、そのアクセスが飲食店会員番号「shop5678」の飲食店から発信されていることを認識する(ステップB5)。前述したように運転代行統括会社7のサーバ8のデータベースには、その飲食店会員番号に対応した飲食店名、住所等の登録情報が記憶されている。従って、サーバ8は、この段階で依頼者である一般会員3の現在の居場所である飲食店名とその住所を特定することができる。
【0038】
サーバ8は、飲食店会員番号を確認して一時記憶した後、運転代行予約画面を携帯端末4に送信する(ステップB6)。携帯端末4は、送信されてきた運転代行予約画面を受信して表示させる(ステップA9)。その運転代行予約画面には、一般会員番号、代行希望時刻(迎えの予約時刻)の入力欄が設けられている。依頼者である一般会員3は、ステップA6にて携帯端末4に記憶した一般会員番号と、代行希望時刻とを入力する(A10)。入力を受けた携帯端末4は、それらの情報をサーバ8に送信して運転代行の予約を依頼する(ステップA11)。
【0039】
予約依頼を受けたサーバ8は、送信されてきた情報を受信し依頼を受け付ける(ステップB7)。そして、保有するデータベースから受け取った一般会員番号の氏名とその自宅住所を抽出して特定する。また、ステップB5で確認した飲食店会員番号から依頼者の現在の居場所である飲食店名とその住所を特定する(ステップB8)。運転代行サービスにおける送り先は、殆どの場合、依頼者の自宅である。従って、依頼者の自宅住所を特定することで送り先を特定することができる。なお、送り先が依頼者の自宅以外である場合には、ステップA10にて依頼者はその場所を入力する。
【0040】
続いてサーバ8は、特定した居場所と送り先である依頼者の自宅住所とから、その運転代行サービスの料金を計算する(ステップB9)。次に、運転代行を担当する業者を選定する(ステップB10)。運転代行統括会社7には、運転代行を担当できる業者9が多数、事前に登録されている。運転代行統括会社7は、その中から依頼されたサービスを提供するのに適した運転代行業者9を選定する。その選定は、前記特定した依頼者の現在の居場所である飲食店の場所と、送り先である依頼者の自宅住所を考慮して行なう。例えば、依頼者の居る飲食店、あるいは送り先である依頼者の自宅住所に近い場所に営業所を持つ運転代行業者9を優先して選定する。また、別の方法として、サーバ8が依頼者の居る飲食店と送り先である依頼者の自宅住所、代行希望時刻を表示した依頼文を登録されている運転代行業者9の通信端末10に一斉に送信し、依頼を受けることを希望する運転代行業者を募ってその中から選定するようにしてもよい。
【0041】
選定を終えたならば、依頼してきた一般会員3の携帯端末4に回答メールを送信する(ステップB11)。電子メールアドレスは、会員登録時にサーバ8のデータベースに記憶されている。回答メールには、サービス料金、料金支払い方法、選定した運転代行業者9の名称、迎え時刻(予約時刻)等を含める他、それら条件の承諾可否の回答を求める文を含める。
【0042】
依頼した一般会員3の携帯端末4は、そのメールを受け取って表示する(ステップA12)。依頼者は、表示された条件での運転代行を確定依頼するか否かの承諾可否を入力する(ステップA13)。携帯端末4は、その承諾可否の入力をサーバ8に送信する(ステップA14)。
【0043】
サーバ8はその返信を受け取る(ステップB12)。そして回答が承諾可であった場合は、依頼してきた一般会員3の口座番号から提示したサービス料金を直ちに引き落とす(ステップB13)。口座番号は、ステップB3における登録時にデータベースに記憶してある。サービス料金の引き落としができたならば、前記選定した運転代行業者9の通信端末10に運転代行の実行を指示する通信文を送信する(ステップB14)。指示を受け取った運転代行業者9は、指示を承諾して依頼してきた一般会員3に運転代行サービスを提供する。このような一連の情報交換により運転代行サービスの提供が行なわれる。
【0044】
このように運転代行の実行を指示する作業の他に、サーバ8は引き落としたサービス料金を、その一般会員3の会員登録を紹介した飲食店(ステップB3における会員登録の際に紹介飲食店として記録した飲食店)別に集計する作業を行なう。例えば、図3に示す表のように、飲食店会員番号別にその飲食店2により紹介されて一般会員となった会員3の一般会員番号を記録し、その一般会員3が運転代行サービスを受ける度に支払ったサービス料金を一般会員番号別に集計していく。そして、それら全一般会員の支払ったサービス料金の合計を求める。そして、求めた合計金額の一定割合、例えば、2%を紹介料として飲食店2の口座に振り込みを行なう。
【0045】
別の集計としてサーバ8は、一般会員3が運転代行サービスを依頼してきた時の飲食店別にも、一般会員3が支払ったサービス料金を集計する。集計は、例えば、図4に示す表のように、飲食店会員番号別に、その飲食店2を通じて依頼してきた一般会員3が支払ったサービス料金を月日と共に記録していき、月単位でその合計金額を算出する。そして、求めた合計金額の一定割合、例えば、2%を仲介料としてその飲食店2の口座に振り込みを行なう。
【0046】
以上、説明したような本実施形態の運転代行サービス提供システム及び運転代行サービス提供方法は、次のような利点を有する。
(1)飲食店会員番号を付与されている飲食店で飲酒、飲食等した顧客は、運転代行統括会社の社名や連絡先を知らなくても、掲示されている一般会員登録用情報表示体を携行する携帯端末で読み取らせるだけの簡単な操作で、その飲食店が紹介する運転代行統括会社の一般会員登録受付用の入力画面を表示させることができる。そして、簡単な操作でもって、その飲食店に紹介された一般会員として登録を受けることができる。公的機関で保証された信頼できる運転代行統括会社名が情報表示体に表示されるように指導されていれば、顧客である飲酒客はそこの一般会員となることで、その後は安心して運転代行サービスを利用できるようになる。
【0047】
(2)一般会員となった顧客は、飲食店会員番号を付与されている飲食店でありさえすれば、店に掲示してある運転代行予約用情報表示体を携行する携帯端末で読み取らせる簡単な操作で、運転代行統括会社の運転代行予約画面を表示させることができる。そして、その画面に代行希望時刻と一般会員番号を入力して送信するだけの極めて簡単な操作でもって、運転代行サービスを依頼することができる。顧客の居場所は運転代行予約用情報表示体に記録されている飲食店会員番号により、また、送り先である会員の自宅住所は送信される一般会員番号により運転代行統括会社のサーバ側で特定される。このため運転代行を依頼するに際し、顧客は自分の居場所や送り先を一々音声で知らせたり、キー操作で入力したりする煩わしい手間や操作から開放される利点がある。そうした簡単な操作で依頼できるようになる結果として運転代行が普及し、飲酒運転が防止される効果を奏する。
【0048】
(3)運転代行統括会社は、顧客の携帯端末から送信された顧客の一般会員番号から送り先である顧客住所を、また、飲食店会員番号から顧客の居場所をサーバ内で自動的に特定できる。従って、その特定した情報に基づいて多数の登録された運転代行業者の中から顧客の居場所や送り先の顧客自宅住所に距離的に近い業者を選定することができる。そうすることでサービス提供の効率を上げることができる。
【0049】
(4)運転代行統括会社は、顧客の携帯端末から送信された顧客の一般会員番号から送り先である顧客住所を、また、飲食店会員番号から顧客の居場所をサーバ内で自動的に特定できる。従って、その特定した情報でもって運転代行のサービス料金を計算し、顧客に見積りとして事前に提示できる。顧客は提示されたサービス料金を確認した上で運転代行の依頼を確定させることができる。従って、サービス料金をめぐってトラブルの発生する余地がなく、顧客は安心して運転代行を利用できる。また、料金は依頼確定の直後に顧客の口座から引き落とすので、運転代行統括会社はトラブルの発生を心配せずに確実に料金を受け取ることができる。
【0050】
(5)一般会員の登録に際して顧客の居る飲食店の飲食店会員番号が自動的に運転代行統括会社のサーバに知らされる。それ以後、サーバはその一般会員が運転代行サービスを利用する度に支払ったサービス料金を集計していく。従って、その集計額の一定割合を会員紹介料として飲食店に支払うことが可能になる。そのように会員紹介料を飲食店に支払うようにすれば、飲食店は顧客を運転代行統括会社の一般会員に登録させることに積極的となる。それにより運転代行統括会社は一般会員を増やすことができる。また、そうして多くの顧客が一般会員となって運転代行サービスを手軽に利用するようになれば、結果として飲酒運転が防止される効果を奏する。
【0051】
(6)一般会員が運転代行サービスを依頼した場合には、依頼した場所の飲食店会員番号が自動的に運転代行統括会社のサーバに知らされる。サーバは飲食店毎に、その店から依頼した一般会員が支払ったサービス料金を集計していく。従って、その集計額の一定割合を仲介料としてその飲食店に支払うことが可能になる。そのように仲介料を飲食店に支払うようにすれば、飲食店は一般会員である顧客に運転代行を依頼させることに積極的となる。それにより運転代行統括会社は売り上げを増やすことができる。また、そうして多くの顧客が運転代行サービスを手軽に利用するようになれば、結果として飲酒運転が防止される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】運転代行サービス提供システムの全体構成を示す概念図である。
【図2】携帯端末4とサーバ8の実行する制御フローとそれら二つの制御フロー間の相互関係を示す図である。
【図3】飲食店別のその飲食店で会員登録した一般会員が支払った運転代行サービス料金の集計表の例である。
【図4】飲食店別のその飲食店で運転代行サービスを依頼した一般会員が支払った運転代行サービス料金の集計表の例である。
【符号の説明】
【0053】
図面中、1は運転代行サービス提供システム、2は飲食店、3は顧客(一般会員)、4は携帯端末、5は第1の情報表示体(一般会員登録用情報表示体)、6は第2の情報表示体(運転代行予約用情報表示体)、7は運転代行統括会社、8はサーバ、9は運転代行業者、10は通信端末、11は通信回線を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主として飲食店の顧客に対して運転代行サービスを提供するための運転代行サービス提供方法であって、
前記飲食店に掲示してある運転代行統括会社の一般会員登録受付ホームページのアドレスと前記飲食店についての予め登録された飲食店会員番号とを含む情報を記録した一般会員登録用情報表示体を顧客の携帯端末が読み取り、前記ホームページにアクセスして一般会員登録受付入力画面を表示させる第1の段階と、
前記携帯端末が前記入力画面に入力された顧客の自宅住所と前記携帯端末のメールアドレスとを含む情報を前記運転代行統括会社のサーバに送信して一般会員登録を要求する第2の段階と、
前記要求を受けた前記サーバが送信されてきた登録情報を記憶した後に一般会員番号を前記携帯端末に返信して記憶させる第3の段階と、
前記一般会員番号の付与を受けて一般会員となった顧客の携帯端末が、前記飲食店会員番号を付与されている飲食店に掲示してある該飲食店の飲食店会員番号と前記サーバが配信する該飲食店のホームページアドレスとを含む情報を記録した運転代行予約用情報表示体を読み取り、そのホームページにアクセスして該ホームページに含まれる運転代行予約画面を表示させる第4の段階と、
前記携帯端末が前記第3の段階にて記憶した前記一般会員番号と、前記予約画面に入力された代行希望時刻とを含む情報を前記サーバに送信して運転代行を依頼する第5の段階と、
該依頼を受けた前記サーバが送信されてきた前記一般会員番号に基づいて該会員の自宅住所を、前記配信しているホームページのアドレスに基づいて前記会員の居場所である飲食店の住所をそれぞれ特定する第6の段階と、
前記サーバが前記第6の段階にて特定した該会員の居場所である飲食店の住所と、該会員の自宅住所と、前記代行希望時刻とを考慮して担当する運転代行業者を選定し、運転代行の実行を指示する第7の段階と、を含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項2】
請求項1に記載の運転代行サービス提供方法において、前記第7の段階には、前記サーバが前記担当する運転代行業者を選定した後に、前記第6の段階にて特定した前記会員の居場所である前記飲食店の住所と該会員の自宅住所とに基づいて運転代行のサービス料金を計算する段階と、前記選定した運転代行業者名と前記計算したサービス料金とを含む情報を前記会員の携帯端末にメールして承諾を求める段階と、該求めに対する前記会員の承諾可否の回答入力を前記携帯端末が前記サーバに送信する段階と、該サーバが前記携帯端末から送信されてきた前記承諾可否の回答入力が可であった場合に前記選定した運転代行業者に運転代行の実行を指示する段階と、を含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項3】
請求項2に記載の運転代行サービス提供方法において、前記第2の段階にて前記携帯端末が前記サーバに送信する情報には前記顧客の決裁口座情報を含み、
前記第7の段階には、前記承諾可否に対する回答入力が可であった場合に、前記計算したサービス料金を前記顧客の決裁口座情報に含まれる口座番号の口座から直ちに引き落とす段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れかに記載の運転代行サービス提供方法において、前記第7の段階において前記サーバが前記運転代行業者を選定する際には、前記第6の段階にて特定した前記会員の自宅住所又は居場所に地理的に近い場所に営業所を有する運転代行業者を優先させることを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項5】
請求項3に記載の運転代行サービス提供方法において、前記サーバは前記口座から引き落とした前記サービス料金を、前記顧客が会員登録した際の飲食店別に集計し、集計額の一定割合を会員紹介料として該飲食店の口座に振り込む段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項6】
請求項3に記載の運転代行サービス提供方法において、前記サーバは前記口座から引き落とした前記サービス料金を、前記顧客が運転代行を依頼した際の飲食店別に集計し、集計額の一定割合を仲介料として該飲食店の口座に振り込む段階を更に含むことを特徴とする運転代行サービス提供方法。
【請求項7】
主として飲食店の顧客に対して運転代行サービスを提供するための運転代行サービス提供システムであって、
前記飲食店に掲示してある運転代行統括会社の一般会員登録受付ホームページのアドレスと前記飲食店についての予め登録された飲食店会員番号とを含む情報を記録した一般会員登録用情報表示体と、
前記飲食店会員番号を付与されている飲食店に掲示してある該飲食店の飲食店会員番号と前記運転代行統括会社のサーバが配信する該飲食店のホームページアドレスとを含む情報を記録した運転代行予約用情報表示体と、
前記飲食店の顧客が携行する携帯端末と、
前記携帯端末と通信可能な前記運転代行統括会社のサーバとを備え、
前記携帯端末は前記顧客の操作により前記一般会員登録用情報表示体に記録された前記情報を読み取り、該情報に基づいて前記ホームページにアクセスして一般会員登録受付入力画面を表示させ、該入力画面に入力された顧客の自宅住所と前記携帯端末のメールアドレスとを含む情報を前記サーバに送信して一般会員登録を要求し、
該要求に対して前記サーバより送信されて来た一般会員番号を受け取って記憶しておき、
前記一般会員番号の付与を受けて一般会員となった顧客の操作により前記運転代行予約用情報表示体に記録された前記情報を読み取り、該情報に基づいて前記飲食店のホームページにアクセスして該ホームページに含まれる運転代行予約画面を表示させ、前記一般会員番号と前記予約画面に入力された代行希望時刻とを含む情報を前記サーバに送信して運転代行を依頼するように構成してあり、
前記サーバは、前記携帯端末より一般会員登録受付ホームページアドレスが送信されてきた場合は一般会員登録受付画面を該携帯端末に送信し、
前記携帯端末より前記一般会員登録の要求を受けた場合は送信されてきた登録情報を記憶した後に一般会員番号を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末より前記飲食店のホームページアドレスが送信されてきた場合は運転代行予約画面を含む該飲食店のホームページを前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末より前記運転代行予約画面を介して運転代行の依頼を受けた場合は送信されてきた前記一般会員番号に基づいて該会員の自宅住所を、アクセスされている前記飲食店のホームページアドレスに基づいて該会員の居場所である飲食店の住所をそれぞれ特定し、
該特定した居場所である飲食店の住所と、会員の自宅住所と、前記代行希望時刻とを考慮して運転代行業者を選定し、選定した業者に運転代行サービスの提供を指示するように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システム。
【請求項8】
請求項7に記載の運転代行サービス提供システムにおいて、前記サーバは前記運転代行業者を選定した後に、前記特定した会員の居場所である前記飲食店の住所と該会員の登録された自宅住所とに基づいて運転代行のサービス料金を計算し、
該サービス料金と前記選定した運転代行業者名とを含む情報を前記会員の携帯端末に送信して承諾を求め、
前記携帯端末は、前記承諾の求めに対する前記会員の承諾可否の回答入力を前記サーバに送信し、
前記サーバは送信されてきた前記承諾可否の回答入力が可であった場合に前記選定した運転代行業者に運転代行の実行を指示するように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システム。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の運転代行サービス提供システムにおいて、前記サーバは、前記運転代行業者を選定する際には、前記特定した前記会員の自宅住所又は居場所に地理的に近い場所に営業所を有する運転代行業者を優先させるように構成してあることを特徴とする運転代行サービス提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−191896(P2008−191896A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−25101(P2007−25101)
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【出願人】(507038951)株式会社ワイネットプランニング (1)
【出願人】(507037769)
【出願人】(507038858)
【出願人】(507039383)
【Fターム(参考)】