過敏性腸症候群の診断方法
本発明は、IBSを診断、予後及びサブタイプする新規のバイオマーカー、キット及び方法を提供する。本明細書中に同定される新規のIBSバイオマーカーの血清レベルを検出することによって、過敏性腸症候群の診断を補助する方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における過敏性腸症候群(IBS)の診断を補助する方法であって:
(a)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下で、対象からの血液又は血清試料をIBSマーカー結合部分と接触させること;及び
(b)前記複合体のレベルを決定し、これによって試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度を決定すること;
を含む前記方法であり、
ここで、前記IBSマーカーが、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択されるものとする、前記方法。
【請求項2】
(c)試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度と対照レベル又は濃度とを比較することを更に含み、ここで、対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度の差は、前記対象がIBSである可能性の増加を示すものであるものとする、請求項1に記載の前記方法。
【請求項3】
対照レベル又は濃度が、健常対象からの血液又は血清試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度の増加が、前記対象がIBSである可能性の増加を示す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの同一又は低減したレベル又は濃度が、前記対象がIBSでない可能性の増加を示す、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
対照レベル又は濃度が、IBSの対象からの血液又は血清試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度である、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの同一又は増加したレベル又は濃度が、前記対象がIBSである可能性の増加を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの低減したレベル又は濃度が、前記対象がIBSでない可能性の増加を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
IBSマーカーがモチリンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
IBSマーカーがチロシンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
対象がIBSの疑いがある、請求項1〜34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
結合部分が抗体を含む、請求項1〜35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
ELISAがサンドイッチELISAである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加のバイオマーカーのレベル又は濃度を決定することを更に含み、前記バイオマーカーが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択されるものとする、請求項1〜38のいずれか一項に記載の前記方法。
【請求項40】
(d)対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を同定することによって、前記対象についての症状プロファイルを決定すること;及び
(e)IBSバイオマーカーのレベル及び症状プロファイルに基づくアルゴリズムを使用して、対象がIBSであること又はIBSでないことを診断すること;
を更に含む、請求項1〜39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1種の症状が、胸痛、胸部不快感、胸焼け、普通量の食事後の不快な膨満感、普通量の食事の完食不能、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢、鼓脹、腹部膨満、疼痛又は不快感を有することに伴う消極的な思考又は感情及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1種の症状の存在又は重症度が、質問票を使用して同定される、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
IBSバイオマーカーのレベルに基づくアルゴリズムを使用することを含む、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
アルゴリズムがシステムプロファイルに更に基づく、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記統計的アルゴリズムが学習統計的分類子システムを含む、請求項43又は44に記載の方法。
【請求項46】
前記統計的アルゴリズムが、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
対象がIBSである確率を提供することを更に含む、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
IBS便秘型(IBS−C)、IBS下痢型(IBS−D)、IBS混合型(IBS−M)、IBS交替型(IBS−A)又は感染後IBS(IBS−PI)として、IBSの診断を分類することを更に含む、請求項1〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
IBSでない対象をIBDである、IBDでない、又は健常対象であるとして診断することを更に含む、請求項40〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
対象における過敏性腸症候群(IBS)の進行又は後退をモニタリングする方法であって:
(a)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下において、1回目に対象から採取された第1の血液又は血清試料を、IBSマーカー結合部分と接触させること;
(b)前記複合体のレベルを決定し、これによって第1の試料中に存在するIBSマーカーのレベルを決定すること;
(c)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下において、2回目に対象から採取された第2の血液又は血清試料を、IBSマーカー結合部分と接触させること;
(d)前記複合体のレベルを決定し、これによって第2の試料中に存在するIBSマーカーのレベルを決定すること;及び
(e)第1の試料中に存在するIBSマーカーのレベルと第2の試料中に存在するIBSマーカーのレベルとを比較すること;
を含む前記方法であり、
ここで、第2の試料中のIBSマーカーのレベルが第1の試料と比べて高ければ、対象におけるIBSの進行を示し、第2の試料中のIBSマーカーのレベルが第1の試料に比べて低ければ、対象におけるIBSの後退を示すものとし、そして
IBSマーカーが、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択されるものとする、前記方法。
【請求項52】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項51に記載の方法。
【請求項58】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項51に記載の方法。
【請求項59】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項51に記載の方法。
【請求項60】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項51に記載の方法。
【請求項61】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項51に記載の方法。
【請求項62】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項51に記載の方法。
【請求項63】
IBSマーカーがモチリンである、請求項51に記載の方法。
【請求項64】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項51に記載の方法。
【請求項65】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項51に記載の方法。
【請求項66】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項51に記載の方法。
【請求項67】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項51に記載の方法。
【請求項68】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項51に記載の方法。
【請求項69】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項51に記載の方法。
【請求項70】
IBSマーカーがチロシンである、請求項51に記載の方法。
【請求項71】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項51に記載の方法。
【請求項72】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項51に記載の方法。
【請求項73】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項51に記載の方法。
【請求項74】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項51に記載の方法。
【請求項75】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項51に記載の方法。
【請求項76】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項51に記載の方法。
【請求項77】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項51に記載の方法。
【請求項78】
結合部分が抗体を含む、請求項51〜77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
ELISAがサンドイッチELISAである、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加のバイオマーカーのレベルを決定することを更に含み、前記バイオマーカーが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択されるものとする、請求項51〜80のいずれか一項に記載の前記方法。
【請求項82】
対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を同定することによって、前記対象についての症状プロファイルを決定することを更に含む、請求項51に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1種の症状が、胸痛、胸部不快感、胸焼け、普通量の食事後の不快な膨満感、普通量の食事の完食不能、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢、鼓脹、腹部膨満、疼痛又は不快感を有することに伴う消極的な思考又は感情及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
IBSバイオマーカーのレベルに基づくアルゴリズムを使用することを含む、請求項51〜83のいずれか一項に記載の方法。
【請求項85】
アルゴリズムがシステムプロファイルに更に基づく、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記アルゴリズムが統計的アルゴリズムを含む、請求項84又は85に記載の方法。
【請求項87】
前記統計的アルゴリズムが学習統計的分類子システムを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記統計的アルゴリズムが、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
過敏性腸症候群(IBS)の治療に有用な薬物を服用する対象において薬物の効力をモニタリングすることを含む、請求項51〜89のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
1種以上のプロセッサを制御して対象からの血液又は血清試料が過敏性腸症候群(IBS)と関連するか否かを分類するコードを含むコンピュータ読取可能媒体であって、
診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を前記コードが含み、
ここで、前記診断マーカープロファイルは、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択される少なくとも1種の診断IBSマーカーのレベルを示すものとする、前記コンピュータ読取可能媒体。
【請求項92】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項93】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項94】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項95】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項96】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項97】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項98】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項99】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項100】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項101】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項102】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項103】
IBSマーカーがモチリンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項104】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項105】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項106】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項107】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項108】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項109】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項110】
IBSマーカーがチロシンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項111】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項112】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項113】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項114】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項115】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項116】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項117】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項118】
診断マーカープロファイルが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択される、対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加の診断マーカーのレベルを示す、請求項91〜117のいずれか一項に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項119】
前記対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を示す症状プロファイルと組み合わせて前記診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイル及び前記症状プロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を含む、請求項91〜118のいずれか一項に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項120】
前記統計処理が、単一の学習統計的分類子システムを含む、請求項119に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項121】
前記統計処理が、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項120に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項122】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
対象からの血清又は血液試料が過敏性腸症候群(IBS)と関連するか否かを分類するシステムであって:
(a)診断マーカープロファイルを含むデータセットを生成するように構成されたデータ収集モジュールであって、ここで、前記診断マーカープロファイルは、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択される少なくとも1種の診断IBSマーカーの存在又はレベルを示すものとする、前記データ収集モジュールと;
(b)統計処理をデータセットに適用することによってデータセットを処理して、前記診断マーカープロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するように構成されたデータ処理モジュールと;
(c)統計的に導出される判定を表示するように構成されたディスプレイモジュールと;
を含む、前記システム。
【請求項124】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項125】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項126】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項123に記載のシステム。
【請求項127】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項123に記載のシステム。
【請求項128】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項129】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項123に記載のシステム。
【請求項130】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項123に記載のシステム。
【請求項131】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項123に記載のシステム。
【請求項132】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項123に記載のシステム。
【請求項133】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項134】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項123に記載のシステム。
【請求項135】
IBSマーカーがモチリンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項136】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項137】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項138】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項139】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項123に記載のシステム。
【請求項140】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項123に記載のシステム。
【請求項141】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項142】
IBSマーカーがチロシンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項143】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項144】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項123に記載のシステム。
【請求項145】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項123に記載のシステム。
【請求項146】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項123に記載のシステム。
【請求項147】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項123に記載のシステム。
【請求項148】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項123に記載のシステム。
【請求項149】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項123に記載のシステム。
【請求項150】
診断マーカープロファイルが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択される、対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加の診断マーカーのレベルを示す、請求項123〜149のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項151】
前記対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を示す症状プロファイルと組み合わせて前記診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイル及び前記症状プロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を前記データ処理モジュールが含む、請求項123〜150のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項152】
前記統計処理が、単一の学習統計的分類子システムを含む、請求項151に記載のシステム。
【請求項153】
前記統計処理が、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項152に記載のシステム。
【請求項154】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項153に記載の方法。
【請求項1】
対象における過敏性腸症候群(IBS)の診断を補助する方法であって:
(a)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下で、対象からの血液又は血清試料をIBSマーカー結合部分と接触させること;及び
(b)前記複合体のレベルを決定し、これによって試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度を決定すること;
を含む前記方法であり、
ここで、前記IBSマーカーが、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択されるものとする、前記方法。
【請求項2】
(c)試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度と対照レベル又は濃度とを比較することを更に含み、ここで、対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度の差は、前記対象がIBSである可能性の増加を示すものであるものとする、請求項1に記載の前記方法。
【請求項3】
対照レベル又は濃度が、健常対象からの血液又は血清試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度の増加が、前記対象がIBSである可能性の増加を示す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの同一又は低減したレベル又は濃度が、前記対象がIBSでない可能性の増加を示す、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
対照レベル又は濃度が、IBSの対象からの血液又は血清試料中に存在するIBSマーカーのレベル又は濃度である、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの同一又は増加したレベル又は濃度が、前記対象がIBSである可能性の増加を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
対照レベル又は濃度に対する試料中に存在するIBSマーカーの低減したレベル又は濃度が、前記対象がIBSでない可能性の増加を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
IBSマーカーがモチリンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
IBSマーカーがチロシンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
対象がIBSの疑いがある、請求項1〜34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
結合部分が抗体を含む、請求項1〜35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
ELISAがサンドイッチELISAである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加のバイオマーカーのレベル又は濃度を決定することを更に含み、前記バイオマーカーが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択されるものとする、請求項1〜38のいずれか一項に記載の前記方法。
【請求項40】
(d)対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を同定することによって、前記対象についての症状プロファイルを決定すること;及び
(e)IBSバイオマーカーのレベル及び症状プロファイルに基づくアルゴリズムを使用して、対象がIBSであること又はIBSでないことを診断すること;
を更に含む、請求項1〜39のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記少なくとも1種の症状が、胸痛、胸部不快感、胸焼け、普通量の食事後の不快な膨満感、普通量の食事の完食不能、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢、鼓脹、腹部膨満、疼痛又は不快感を有することに伴う消極的な思考又は感情及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記少なくとも1種の症状の存在又は重症度が、質問票を使用して同定される、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
IBSバイオマーカーのレベルに基づくアルゴリズムを使用することを含む、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
アルゴリズムがシステムプロファイルに更に基づく、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記統計的アルゴリズムが学習統計的分類子システムを含む、請求項43又は44に記載の方法。
【請求項46】
前記統計的アルゴリズムが、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
対象がIBSである確率を提供することを更に含む、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
IBS便秘型(IBS−C)、IBS下痢型(IBS−D)、IBS混合型(IBS−M)、IBS交替型(IBS−A)又は感染後IBS(IBS−PI)として、IBSの診断を分類することを更に含む、請求項1〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
IBSでない対象をIBDである、IBDでない、又は健常対象であるとして診断することを更に含む、請求項40〜49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
対象における過敏性腸症候群(IBS)の進行又は後退をモニタリングする方法であって:
(a)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下において、1回目に対象から採取された第1の血液又は血清試料を、IBSマーカー結合部分と接触させること;
(b)前記複合体のレベルを決定し、これによって第1の試料中に存在するIBSマーカーのレベルを決定すること;
(c)試料中に存在するIBSマーカーが前記IBSマーカーとIBSマーカー結合部分とを含む複合体に転換するのに好適な条件下において、2回目に対象から採取された第2の血液又は血清試料を、IBSマーカー結合部分と接触させること;
(d)前記複合体のレベルを決定し、これによって第2の試料中に存在するIBSマーカーのレベルを決定すること;及び
(e)第1の試料中に存在するIBSマーカーのレベルと第2の試料中に存在するIBSマーカーのレベルとを比較すること;
を含む前記方法であり、
ここで、第2の試料中のIBSマーカーのレベルが第1の試料と比べて高ければ、対象におけるIBSの進行を示し、第2の試料中のIBSマーカーのレベルが第1の試料に比べて低ければ、対象におけるIBSの後退を示すものとし、そして
IBSマーカーが、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択されるものとする、前記方法。
【請求項52】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項51に記載の方法。
【請求項57】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項51に記載の方法。
【請求項58】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項51に記載の方法。
【請求項59】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項51に記載の方法。
【請求項60】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項51に記載の方法。
【請求項61】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項51に記載の方法。
【請求項62】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項51に記載の方法。
【請求項63】
IBSマーカーがモチリンである、請求項51に記載の方法。
【請求項64】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項51に記載の方法。
【請求項65】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項51に記載の方法。
【請求項66】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項51に記載の方法。
【請求項67】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項51に記載の方法。
【請求項68】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項51に記載の方法。
【請求項69】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項51に記載の方法。
【請求項70】
IBSマーカーがチロシンである、請求項51に記載の方法。
【請求項71】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項51に記載の方法。
【請求項72】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項51に記載の方法。
【請求項73】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項51に記載の方法。
【請求項74】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項51に記載の方法。
【請求項75】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項51に記載の方法。
【請求項76】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項51に記載の方法。
【請求項77】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項51に記載の方法。
【請求項78】
結合部分が抗体を含む、請求項51〜77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
ELISAがサンドイッチELISAである、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加のバイオマーカーのレベルを決定することを更に含み、前記バイオマーカーが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択されるものとする、請求項51〜80のいずれか一項に記載の前記方法。
【請求項82】
対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を同定することによって、前記対象についての症状プロファイルを決定することを更に含む、請求項51に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1種の症状が、胸痛、胸部不快感、胸焼け、普通量の食事後の不快な膨満感、普通量の食事の完食不能、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢、鼓脹、腹部膨満、疼痛又は不快感を有することに伴う消極的な思考又は感情及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
IBSバイオマーカーのレベルに基づくアルゴリズムを使用することを含む、請求項51〜83のいずれか一項に記載の方法。
【請求項85】
アルゴリズムがシステムプロファイルに更に基づく、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記アルゴリズムが統計的アルゴリズムを含む、請求項84又は85に記載の方法。
【請求項87】
前記統計的アルゴリズムが学習統計的分類子システムを含む、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記統計的アルゴリズムが、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
過敏性腸症候群(IBS)の治療に有用な薬物を服用する対象において薬物の効力をモニタリングすることを含む、請求項51〜89のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
1種以上のプロセッサを制御して対象からの血液又は血清試料が過敏性腸症候群(IBS)と関連するか否かを分類するコードを含むコンピュータ読取可能媒体であって、
診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を前記コードが含み、
ここで、前記診断マーカープロファイルは、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択される少なくとも1種の診断IBSマーカーのレベルを示すものとする、前記コンピュータ読取可能媒体。
【請求項92】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項93】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項94】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項95】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項96】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項97】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項98】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項99】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項100】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項101】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項102】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項103】
IBSマーカーがモチリンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項104】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項105】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項106】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項107】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項108】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項109】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項110】
IBSマーカーがチロシンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項111】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項112】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項113】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項114】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項115】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項116】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項117】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項91に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項118】
診断マーカープロファイルが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択される、対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加の診断マーカーのレベルを示す、請求項91〜117のいずれか一項に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項119】
前記対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を示す症状プロファイルと組み合わせて前記診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイル及び前記症状プロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を含む、請求項91〜118のいずれか一項に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項120】
前記統計処理が、単一の学習統計的分類子システムを含む、請求項119に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項121】
前記統計処理が、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項120に記載のコンピュータ読取可能媒体。
【請求項122】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
対象からの血清又は血液試料が過敏性腸症候群(IBS)と関連するか否かを分類するシステムであって:
(a)診断マーカープロファイルを含むデータセットを生成するように構成されたデータ収集モジュールであって、ここで、前記診断マーカープロファイルは、糖鎖欠損トランスフェリン、ウロコルチン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質、コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、サブスタンスP、神経成長因子、ニューロキニンA、ニューロキニンB、血管作動性腸管ペプチド、グルカゴン様ペプチド2、モチリン、下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチド、セロトニン、トリプトファン、セロトニン−O−サルフェート、5−ヒドロキシインドール酢酸、5−HTグルクロニド、チロシン、フェニルアラニン、UDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6、セロトニン再取り込み輸送体、トリプトファンヒドロキシラーゼ1、モノアミンオキシダーゼA、モノアミンオキシダーゼB及びヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aからなる群から選択される少なくとも1種の診断IBSマーカーの存在又はレベルを示すものとする、前記データ収集モジュールと;
(b)統計処理をデータセットに適用することによってデータセットを処理して、前記診断マーカープロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するように構成されたデータ処理モジュールと;
(c)統計的に導出される判定を表示するように構成されたディスプレイモジュールと;
を含む、前記システム。
【請求項124】
IBSマーカーが糖鎖欠損トランスフェリンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項125】
IBSマーカーがウロコルチンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項126】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン結合タンパク質である、請求項123に記載のシステム。
【請求項127】
IBSマーカーがコルチゾールである、請求項123に記載のシステム。
【請求項128】
IBSマーカーが副腎皮質刺激ホルモンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項129】
IBSマーカーがサブスタンスPである、請求項123に記載のシステム。
【請求項130】
IBSマーカーが神経成長因子である、請求項123に記載のシステム。
【請求項131】
IBSマーカーがニューロキニンAである、請求項123に記載のシステム。
【請求項132】
IBSマーカーがニューロキニンBである、請求項123に記載のシステム。
【請求項133】
IBSマーカーが血管作動性腸管ペプチドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項134】
IBSマーカーがグルカゴン様ペプチド2である、請求項123に記載のシステム。
【請求項135】
IBSマーカーがモチリンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項136】
IBSマーカーが下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ペプチドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項137】
IBSマーカーがセロトニンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項138】
IBSマーカーがトリプトファンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項139】
IBSマーカーがセロトニン−O−サルフェートである、請求項123に記載のシステム。
【請求項140】
IBSマーカーが5−ヒドロキシインドール酢酸である、請求項123に記載のシステム。
【請求項141】
IBSマーカーが5−HTグルクロニドである、請求項123に記載のシステム。
【請求項142】
IBSマーカーがチロシンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項143】
IBSマーカーがフェニルアラニンである、請求項123に記載のシステム。
【請求項144】
IBSマーカーがUDP−グルクロノシルトランスフェラーゼ1−6である、請求項123に記載のシステム。
【請求項145】
IBSマーカーがセロトニン再取り込み輸送体である、請求項123に記載のシステム。
【請求項146】
IBSマーカーがトリプトファンヒドロキシラーゼ1である、請求項123に記載のシステム。
【請求項147】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼAである、請求項123に記載のシステム。
【請求項148】
IBSマーカーがモノアミンオキシダーゼBである、請求項123に記載のシステム。
【請求項149】
IBSマーカーがヒドロキシトリプタミン(セロトニン)レセプター3Aである、請求項123に記載のシステム。
【請求項150】
診断マーカープロファイルが、脳由来神経栄養因子(BDNF)、好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)、TNF関連アポトーシス弱誘導因子(TWEAK)、成長関連癌遺伝子α(GRO−α)、インターロイキン−1β(IL−1β)、組織メタロプロテアーゼ阻害因子1(TIMP−1)、抗Saccharomyces cerevisiae抗体(ASCA−IgA)、抗CBir−1抗体(CBir1)、抗ヒト好中球細胞質抗体(ANCA)、抗ヒト組織トランスグルタミナーゼIgA(tTG)、ヒスタミン、β−トリプターゼ、プロスタグランジンE2(PGE2)及びこれらの組合せからなる群から選択される、対象からの生物試料中の少なくとも1種の追加の診断マーカーのレベルを示す、請求項123〜149のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項151】
前記対象における少なくとも1種の症状の存在又は重症度を示す症状プロファイルと組み合わせて前記診断マーカープロファイルを含むデータセットに統計処理を適用して、前記診断マーカープロファイル及び前記症状プロファイルに基づき前記試料をIBS試料又は非IBS試料として分類する統計的に導出される判定を生成するための指示を前記データ処理モジュールが含む、請求項123〜150のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項152】
前記統計処理が、単一の学習統計的分類子システムを含む、請求項151に記載のシステム。
【請求項153】
前記統計処理が、少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せを含む、請求項152に記載のシステム。
【請求項154】
少なくとも2種の学習統計的分類子システムの組合せが、ランダムフォレスト分類子及びニューラルネットワーク分類子を含む、請求項153に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
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【図9B】
【図9C】
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【図13】
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【図18A】
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【図19】
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【図20C】
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【図22】
【図23】
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【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【公表番号】特表2013−509593(P2013−509593A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537132(P2012−537132)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054810
【国際公開番号】WO2011/053831
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/054810
【国際公開番号】WO2011/053831
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】
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