説明

遠心分離機及びそれに用いるロータ

【課題】本発明は、スイングタイプのバケットを有する遠心分離機において、バケットのスイング動作またはスイング戻り動作の不良を防止することを課題とする。
【解決手段】試料が入った容器5を収容するバケット6と、バケット6を揺動可能に支持するピン3を備えたロータ1と、ロータ本体1aの端面1dとバケット6の端面6aの間に挿入可能な長さを有するスリーブ部材2をバケット6の両側に設けることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試料が入った容器を収容するバケットが遠心時にスイングし、遠心終了時にバケットの自重でスイングが戻るように構成したスイング型バケットを有する遠心分離機及びそれに用いられる遠心分離機用ロータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ロータ本体に取付けられたバケットがロータの回転中に遠心力を受けて、ロータの回転面に対し、ほぼ水平にスイングするスイング型バケットを有する遠心分離機が周知である。
【0003】
かかるスイング型バケットを有する遠心分離機は、図6に示すように、ロータ1の回転円周部において、ロータ本体1aと回動可能に嵌合する嵌合外周部3eと、フランジ部3fと、バケット6を架橋させるバケット挿入部3gとを鋼材等により一体に形成したピン3の一対を相対向してロータ本体1a(図6は片側ピンのみを図示)に取付けることによって、バケット6をこの一対のピン3の間に水平揺動可能に架橋させる構造となっている。このロータ本体へのバケットの取付け構造は、例えば、下記特許文献1に示されている。
【0004】
図6に示したようなスイング型バケットの遠心分離機において、ロータの回転中に、ピン3に架けられたバケット6がロータ本体1aの回転面に対し完全に水平にならない不良、即ち、スイング不良を生じるという問題がある。このスイング不良を解決するために、図6に示すロータ本体1aに嵌合する嵌合外周部3eに、摩擦係数が少なく耐荷重性のあるスリーブ(図6に図示なし)を介して、ピン3をロータ本体1aに嵌合させる技術が周知である。この技術の詳細は、例えば、下記特許文献2に開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開平7−144151号公報
【特許文献2】実開平3−115053号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献2に開示された技術は、ロータ本体のピン挿入穴とピンとの間にスリーブを設け、ピンの摺動を滑らかにしたものである。
【0007】
しかしながら、本発明者は、バケットのスイングに関する動作不良は、ロータ回転中の遠心時のスイング動作不良よりも、遠心終了時にバケットの自重で水平スイング状態から戻る時に戻りきれないというスイング戻り動作不良が多くあることを見出した。
【0008】
本発明者の種々の実験、検討結果によれば、このスイング戻り動作不良は、バケットとピンのフランジ部、またはロータ本体とピンのフランジ部との間で生じるかじりに起因していることが究明された。このかじりの原因は、遠心動作を繰り返す事によってピンがバケット側へ徐々に迫り出し、ピンのフランジ部分、特に、フランジ部の周縁コーナがバケット側面を押しつけるために発生するものと考えられる。
【0009】
従って、本発明の目的は、バケットの良好なスイング動作またはスイング戻り動作を可能とした遠心分離機及びそれに用いられる遠心分離機用ロータを提供することにある。
【0010】
本発明の上記の目的及び更に他の目的、ならびに新規な特徴は、以下の記述及び添付図面より明らかにされる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一つの特徴によれば、駆動装置と、前記駆動装置によって回転されるロータ本体と、前記ロータ本体に取付けられた少なくとも一対のピンと、前記一対のピンの間に揺動可能に架けられた試料が入った容器を収容するバケットであって、遠心力により前記一対のピンを中心にしてスイングするバケットとを備える遠心分離機において、前記各ピンが突出する前記ロータ本体端面と該ピンに架けられた前記バケット端面との間の該ピンの外周面に、前記両端面の離間寸法より短い長さを有するスリーブ部材を挿入する。
【0012】
本発明の他の特徴によれば、駆動装置によって回転されるロータ本体と、前記ロータ本体に取付けられた少なくとも一対のピンと、前記一対のピンの間に揺動可能に架けられた試料が入った容器を収容するバケットであって、遠心力により前記一対のピンを中心にしてスイングするバケットとを備える遠心分離機用ロータにおいて、前記各ピンが突出する前記ロータ本体端面と該ピンに架けられた前記バケット端面との間の該ピンの外周面に、前記両端面の離間寸法より短い長さを有するスリーブ部材を挿入する。
【0013】
本発明の更に他の特徴によれば、前記スリーブ部材は、前記ピンを構成する材料より摩擦係数の小さい材料より構成する。
【0014】
本発明の更に他の特徴によれば、前記スリーブ部材は、含油性材料からなる。
【0015】
本発明の更に他の特徴によれば、前記スリーブ部材は、合成樹脂材料からなる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、遠心分離機のロータ本体に嵌合または挿入したバケット保持用の一対のピンが、遠心動作を繰り返すことによって、バケット側へ徐々に迫り突出しても、ロータ本体端面とバケット端面の間には、フランジの代わりに、ピンの軸方向に移動可能なスリーブ部材を挿入したので、スリーブ部材はロータ本体側へ移動することになる。このため、一対のピンがバケットを挟み込む方向にロータ本体から突出しても、バケットを挟持し、或いはバケットにかじりを発生することを防止するので、バケットの円滑なスイング動作またはスイング戻り動作が可能となる。
【0017】
本発明において、特に、低摩擦係数の材料によりスリーブ部材を構成する場合は、スリーブ部材とバケットの間、またはスリーブ部材とロータ本体の間に発生する摩擦またはかじりをより効果的に防止できるので、スイング戻り動作をより完全なものとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、従来技術と同様な部材を示す部分については、上述した従来技術における部材と同一の符号を付して説明する。
【0019】
図1は本発明に係る遠心分離機10の一部断面図を含む全体の構成図(正面図)、図2及び図3は図1の遠心分離機10に使用される本発明に係る遠心分離機用ロータ1を示す構成図(上面図)、図4及び図5は本発明に係る遠心分離機用ロータ1に使用されるピン3及びスリーブ部材2を示す構成図(側面図及び正面図)である。
【0020】
図1に示されるように、遠心分離機10は、血液等の試料の入った試験管4を保持している容器5をライン16からバケット6へ搬入出するロボットハンド11を有するハンドリング装置(自動搬入出機構)21と、容器5を載置し、遠心力により揺動即ちスイングするバケット6と、バケット6を90度間隔で均等な位置に配置してロータピン3に載せるように設けられた遠心分離機用ロータ1(図2参照)と、遠心分離機用ロータ(以下、単に「ロータ」と称する)1とシャフト28によって直結され、ロータ1に遠心回転動作を与えるとともに、容器5を搬入出する際のインデックス動作を行う、エンコーダを内蔵したサーボモータから成る遠心駆動用モータ13と、遠心駆動用モータ13とフレームとの間に設けたバネとダンパとから成る防振部材(ダンパ)18と、シャフト28の上端部に結合されたオートバランサ20と、容器5の搬入・搬出時にシャフト28の頂点を支持する軸受部材19と、ロータ1を覆うように配置したチャンバ27と、チャンバ27の外周に巻かれたパイプ状のエバポレータ17内を循環する冷媒によりチャンバ27を冷却し、これによって、風損による試験管4内の試料の発熱を抑制するための冷凍機15と、ハンドリング装置21のハンドリング制御、遠心駆動用モータ13の制御、及び冷凍機15の制御を行うためのコントローラ14a及び14bとを備えている。
【0021】
上述のハンドリング装置21は、二つのアーム22a及び22bをリンクさせたリンクアーム機構を成し、平行な案内部材23a及び23b上を摺動するスライダ24a及び24bを有している。スライダ24a及び24bは、タイミングベルト26a及び26bに固定され、ステッピングモータ25a及び25bを駆動することにより左右に移動し、アーム22a及び22bの先端に設けたロボットハンド11を位置決めするものである。ロボットハンド11は、容器5を搬入出する前にスライドドア12を開け、搬入出動作終了後の遠心する前にスライドドア12を閉めて遠心動作を実行する。
【0022】
図2及び図3は、図1に示した遠心分離機10を構成するロータ1の上面図である。上述したように、バケット6は、ロータ本体1aの回転外周部近傍に、90度間隔で計4つの場所にそれぞれ配置されているが、1つのバケットのみが図示されている。また、図3は、ロータ1が駆動モータ13(図1参照)によって高速回転に駆動された遠心時に、バケット6が、遠心力F1によりロータの半径方向の外方へ、ほぼ水平状態にスイングした状態を示す。このスイングした状態は、遠心終了時に、バケット6の自重により、図2に示した元の状態に復帰する。本発明に従った、図2及び図3に示されたロータ1に使用されるピン3とスリーブ部材2の構造例を図4に示す。
【0023】
図2(または図3)及び図4に示すように、ピン3は、ロータ本体1aに形成されたピン挿入穴1bに嵌合させられる小径部(嵌合外周部)3cと、バケット6を揺動可能に載置または引っ掛ける大径部(バケット載置部)3dを有する。ピン3の小径部(嵌合外周部)3cの径は、大径部3dに比べ小径となっている。ピン3の小径部(嵌合外周部)3cはロータ本体1aと適度な隙間をもって回動可能に嵌合しており、圧入状態となっていない。ロータ本体1aのバケット6と反対側に位置するピンの端部に溝3aを形成し、その溝3aにはサークリップ7を取付け、段差3bとによりピン3がロータ本体1aより抜けないようにロータ本体1aに挿入される。本発明に従って、ロータ本体1aの端面1dとバケット6の端面6aの間に延びるピン3の大径部(バケット載置部)3dの外周面には、ロータ本体端面1dとバケット端面6aとの離間寸法より短い長さ(ピンの軸方向の長さ)Dを有する部材より構成されたスリーブ部材2が挿入され、更に、このピンの大径部3dに、試験管4が入った容器5を収容するバケット6が揺動可能に配置されている。スリーブ部材2は、ピン3の大径部3dより大きい内径をもち、ピン3に回動可能または摺動可能に挿入される。
【0024】
図4に示すように、スリーブ部材2は丸型のリング形状が好ましく、スリーブ部材2の取付け方法もピン3に挿入するだけなので、スリーブ部材2の装着も簡単となる。
【0025】
また、種類が異なるバケット6の幅に合わせて、複数のスリーブ部材2を挿入してスリーブ部材のピン軸方向の長さDを所定の寸法に調整しても良い。スリーブ部材2はバケット6の両側に配置される。バケット6の遠心回転方向のガタはスリーブ部材2の長さDを制御することにより小さくできる。つまり、スリーブ部材2の長さDを、ロータ本体1aの端面1dとバケット6の端面6aの隙間に一致させる方向に近づけるとガタは小さくできる。
【0026】
ロータ本体1a及びバケット6の材料は、例えば、ステンレスまたはアルミニウム合金から成る。また、ピン3の材料もロータ本体1aと同様な材料または焼入れの入った鋼材により構成される。スリーブ部材2の材料は、ピン2と同質の材料でも良いが、好ましくは、ピン3またはロータ本体1aより小さい摩擦係数を有する材料が選ばれる。例えば、摩擦係数が少ない含油性の材質、或いは樹脂性の材質が好ましい。これによって、バケット6のスイング動作またはスイング戻り動作をより良好にすることができる。更に、スリーブ部材2は、遠心荷重に耐えうる比重の軽い材質が好ましい。
【0027】
本発明によれば、上記のロータ本体1aの端面1dとバケット6の端面6aとの間にスリーブ部材2が挿入されているので、図3に示すように、遠心動作のたびに、ロータ1が高速回転してバケット6にかかる遠心力によって発生する荷重(F1)に基づいて、ピン3にせん断荷重または曲げ荷重(F2)が繰返し発生することにより、ピン3がバケット6側へ徐々に迫り出しまたは突出しても、スリーブ部材2がピン3の大径部3dの外周面をロータ本体1a側へ摺動するので、スリーブ部材2によるバケット6またはロータ本体1aへのかじりまたは喰込みは発生しない。これによって、バケット6は、スイング動作を円滑に行い、かつその自重によりスイング戻り動作も円滑に行うことができる。このとき、スリーブ部材2の材料としてピン3またはロータ本体1aより小さい摩擦係数を有する材料を選択すれば、バケット6のスイング動作またはスイング戻り動作をより円滑に行うことができる。
【0028】
良好なスイング動作またはスイング戻り動作の効果は、図6に示した従来のフランジ付ピン3を使用した実験結果と比較すると、顕著な差が明らかである。図3に示した本発明に係るロータ1のピン3とスリーブ部材2の代わりに、図6に示した従来の鋼材より作られたフランジ付ピン3を使用すると、繰返しの遠心動作の遠心力によって、バケット6の端面6aとピン3のフランジ3fとの間でかじりが生じ、バケット6の両端面部(6a部)を一対のピン3の各フランジ3fが押し付けることになるので、バケット6が自重により元の位置に復帰できないというスイング戻り動作の不良が発生した。本発明によれば、そのようなスイング戻り不良は発生しなかった。
【0029】
更に、本発明によれば、スリーブ部材2がロータピン3に挿入されるので、バケット6とロータ1間のガタつきを抑制することができる。即ち、スリーブ部材2の長さDを所定の長さに調整することにより、バケット6のガタつきを抑制する好適な手段となる。その結果、上記したように構成された自動搬入出機構21を持つ遠心分離機10において、バケット6とロータ1との間に大きなガタが無くなるので、ロボットハンド11によって、容器5をバケット6の所定位置に正確に自動搬送することができる。
【0030】
上記した本発明の実施形態において、図4に示すようにスリーブ部材2はピン3の大径部3d側へ挿入したが、図5に示すように、ピン3に設けた段差3bのところで、スリーブ部材2が抜けないようにリングの内径を小さくして、ピン3の小径部3c側に挿入しても良い。この場合、スリーブ部材2はロータ本体1aの端面1dとピン3の段差3bとの間に設けられ、ピン3の溝3aには、上記の実施形態と同様に、サークリップ7が取付けられるので、ピン3とスリーブ部材2はロータ本体1aから外れなくなるという効果がある。
【0031】
本発明によれば、試験管4が入った容器5を収容するバケット6と、バケット6を揺動可能に支持するピン3を備えたロータ1と、ロータ本体1aの端面1dとバケット6の端面6aの間に挿入可能な長さDを有するスリーブ部材2をバケット6の両側に設けたので、バケット6の良好なスイング動作及びスイング戻り動作を可能とした遠心分離機10またはそのロータ1を提供することができる。更に、容器の自動搬入出機構21を持つ遠心分離機10を提供できる。
【0032】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施形態に係る遠心分離機を示す一部断面図(正面図)。
【図2】図1に示した本発明に係る遠心分離機に用いられるロータの上面図。
【図3】図2に示した本発明に係る遠心分離機用ロータにおいて、バケットが遠心動作によりスイングした状態を示すロータの上面図。
【図4】図2に示した本発明に係る遠心分離機用ロータに用いられるピンとスリーブ部材の構造を示す一部断面図で、(a)は側面図、(b)は正面図。
【図5】本発明に係る遠心分離機用ロータに用いられるピンとスリーブ部材の構造の他の例を示す一部断面図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図6】従来の遠心分離機用ロータに用いられるフランジ付ピンを示す一部拡大図(上面図)。
【符号の説明】
【0034】
1:遠心分離機用ロータ 1a:ロータ本体 1d:ロータ本体の端面
2:スリーブ部材 3:ピン 3a:ピンのサークリップ用溝
3b:ピンの段差部 3c:ピンの小径部 3d:ピンの大径部
3e:従来ピンの嵌合外周部 3f:従来ピンのフランジ部
3g:従来ピンのバケット挿入部 4:試料が入った試験管 5:容器
6:バケット 6a:バケットの端面 7:サークリップ
10:遠心分離機 11:ロボットハンド 12:スライドドア
13:遠心駆動用モータ 14a、14b:コントローラ 15:冷凍機
16:ライン 17:エバポレータ 18:防振部材(ダンパ)
19:軸受部材 20:オートバランサ
21:ハンドリング装置(自動搬入出機構) 22a、22b:アーム
23a、23b:案内部材 24a、24b:スライダ
25a、25b:ステッピングモータ 26a、26b:タイミングベルト
27:チャンバ 28:シャフト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動装置と、前記駆動装置によって回転されるロータ本体と、前記ロータ本体に取付けられた少なくとも一対のピンと、前記一対のピンの間に揺動可能に架けられた試料が入った容器を収容するバケットであって、遠心力により前記一対のピンを中心にしてスイングするバケットとを備える遠心分離機において、前記各ピンが突出する前記ロータ本体端面と該ピンに架けられた前記バケット端面との間の該ピンの外周面に、前記両端面の離間寸法より短い長さを有するスリーブ部材を挿入したことを特徴とする遠心分離機。
【請求項2】
駆動装置によって回転されるロータ本体と、前記ロータ本体に取付けられた少なくとも一対のピンと、前記一対のピンの間に揺動可能に架けられた試料が入った容器を収容するバケットであって、遠心力により前記一対のピンを中心にしてスイングするバケットとを備える遠心分離機用ロータにおいて、前記各ピンが突出する前記ロータ本体端面と該ピンに架けられた前記バケット端面との間の該ピンの外周面に、前記両端面の離間寸法より短い長さを有するスリーブ部材を挿入したことを特徴とする遠心分離機用ロータ。
【請求項3】
前記スリーブ部材は、前記ピンを構成する材料より摩擦係数の小さい材料より構成された請求項1または2に記載された遠心分離機。
【請求項4】
前記スリーブ部材は、含油性材料からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載された遠心分離機。
【請求項5】
前記スリーブ部材は、合成樹脂材料からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載された遠心分離機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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