説明

遠隔アクセスポータルを備えている傷チャンバー

【課題】遠隔アクセスポータルを有する傷チャンバーを提供する。
【解決手段】傷手当て用品は基部(26)と、チャンバー(22)と、チューブ(32)と、ポータル(34)とを有している。チャンバーは基部から延びて治療空間を構成している。チューブはチャンバーに連結された第1端部を有している。チューブは治療空間と連通している。ポータルはチューブの第2端部に連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願に対するクロスリファレンス]
これは、2004年5月17日に出願された米国暫定出願第60/571,837号の利益を請求する。
米国国家支援研究または開発に関する記述
適用無し
本発明は、一般に、傷治療分野に関し、より詳細には、遠隔アクセスポータルを備えている傷チャンバーに関する。
【背景技術】
【0002】
口を広げた傷を治療するのに、種々の技術が用いられている。或る場合には、口を広げた傷は、湿ったまたは乾いたガーゼで治療されることがある。しかしながら、このような治療の結果、過剰の痛み、傷の脱水、流体および蛋白質の損失、熱または遅延治癒の損失が生じることがある。感染の出現を遅らすために、火傷は抗菌剤クリームなどで追加的に治療されることがある。
口を広げた傷は、湿った環境と乾いた環境のほぼ間である環境ではより早く治ると思われる。部分的厚さの傷は、空気にさらされるときよりも、ポリエチレンフィルムで覆われるときに早く治る。従来、或る程度の水浸透性を有する手当て用品は治癒のための最適な条件をもたらす。
【0003】
口を広げた傷を保護し、且つ治療部位の環境制御をもたらすための傷チャンバーが開発された。例えば、模範的な傷チャンバーおよびそれを使用するための方法が、エロフエリクソンによる「傷の診断および治療のための装置」と称される米国特許第5,152,757号(その明細書は、出典を明示することにより本願明細書の開示の一部とされる)に記載されている。
傷チャンバーとしては、代表的には、患者の傷のまわりの所定の表面領域を包囲するためのチャンバーがある。この傷チャンバーは、傷を取囲む皮膚にシールされる。他の特徴に加えて、この傷チャンバーは、治療流体および治療添加剤を傷チャンバーに導入し、傷チャンバーから傷流体および/または空気を取出すためのポータルを有してもよい。このような操作は、代表的には、注射器または同様な供給/取出し装置を使用して行なわれる。例えば、ポータルは中空の鋼ニードルを通すことができる自己密封材料で製造された注入ポータルであってもよい。患者に極めて近接して鋼ニードルを使用すると、患者および健康な看護人に対する損傷の恐れを生じる。また、ニードルが傷チャンバーを損傷する追加の恐れも存在する。或る臨床用途では、傷チャンバー自身はガーゼまたは弾性包帯のような二次手当て用品または覆い体により覆われてもよい。このような状況では、チャンバーに直接位置決めされたポータルが二次手当て用品により覆われて接近不可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は前述の問題のうちの1つまたはそれ以上の作用の解消または少なくとも減少に向けられている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの面は、基部と、チャンバーと、チューブと、ポータルとを有する傷手当て用品に見られる。チャンバーは基部から延びて治療空間を構成している。チューブはチャンバーに連結された第1端部を有している。チューブは治療空間と連通している。ポータルはチューブの第2端部に連結されている。
本発明は種々の変更例に受け入れ可能であるが、その特定の実施形態は図面に例として示され、ここに詳細に説明されている。しかしながら、特定の実施形態のここにおける説明は、本発明を特定の形態に限定しようとするものではなく、それどころか、意図は添付の請求項により定められるような本発明の精神および範囲内に入るすべての変更例、同等例および変形例を包含することであることが理解されるべきである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、同様な参照符号が同様な要素を示す添付図面と関連して行われる下記の説明を参照することにより理解され得る。
本発明を幾つかの異なる形態のうちのいずれかで具体化し得るが、ここでは、本開示が図示された特定の実施形態に限定するものではない本発明の例示を説明するものと考えられるべきであることを理解するために本発明を説明する。「不可欠」または「必須」であると明示されないかぎり、本願における何も不可欠または必須ではないと考えられる。
まず図1および図2を参照して、傷手当て用品20の斜視図が示されている。この傷手当て用品20は、治療空間24を構成するチャンバー22と、傷30を覆って患者の皮膚表面28にシールされ得る基部26とを有している。図示の実施形態では、チャンバー22は折り部23を有するベローズ構成を有している。しかしながら、本発明はそのようには限定されなく、他の構成が使用されてもよい。基部26の底面には、流体密シールに、患者の普通の動作中、傷手当て用品20の故意でない離脱または流体密シールの破損を防ぐのに十分な接着強度を与えるための接着材が設けられてもよい。これらの目的に十分な多くの接着材が当業者に知られている。
【0007】
チューブ32が、チャンバー22に取付けられていて、治療空間24と連通している。このチューブ32はチャンバー22に永久的に固定されてもよいし、或はチューブ32の取外しを許容するために、取付け具25が設けられてもよい。チューブ32の遠位端部がポータル34で終わっている。一実施形態では、ポータル34は雌ルアー取付け具であってもよい。ここで使用する場合、語「ポータル」および「取付け具」は特定の実施に応じて交換可能に使用されてもよい。取付け具は、一般に、相補接続装置と合わさる装置を指しており、ポータルはニードルのような何かが挿入される装置に関してもよい。チューブ32は、図示のようにチャンバー22の壁部で終わってもよく、或は壁部を通って或る距離延びて、治療空間24内で終わってもよい。チューブ32は、治療空間からの液体または空気の脱出を防ぐようにしてチャンバー22にシールされている。たった1つのチューブ32およびポータル34が図示されているが、本発明はそのように限定されなく、治療空間24に接近するために、多数のチューブ32および関連ポータル34が設けられてもよい。1つのチューブ32およびポータル34が治療物質を治療空間24に供給するための入口として使用されてもよく、或は他のチューブ32およびポータル34が治療空間24から物質を除去するための出口として使用されてもよい。このような入口/出口構成は連続的な治療の流れを管理するために有用であることがある。
【0008】
基部26は種々の器具を有してもよい。例えば、基部26はチャンバー22を肢に固着するようになっているカフであってもよい。このような実施形態では、基部26は、傷23のまわりに傷手当て用品20を固着するための接着材のかわりに、あるいはそれに加えて、繰りひも、バンド、ストラップ、タブなどのような異なる閉じ装置を有してもよい。また、基部は、傷30に隣接しない身体の部分に設置されてもよい。例えば、傷23は手または前腕にあることがあり、基部26は上腕において身体に取付けられてもよい。頭皮における傷23は、基部26が前頭部におよび首のまわりに配置されることを必要とすることがある。
【0009】
図3を参照すると、治療空間24への治療流体または治療添加剤の供給または治療空間24からの液体またはガスの除去を行なうために、注射器のような供給/取出し装置36がポータル34と係合されてもよい。例えば、供給/取出し装置36は、ポータル34として使用される雌ルアー取付け具と相補する雄ルアー取付け具のような取付け具38を有してもよい。相補する雌および雄ルアー取付け具の場合、供給/取出し装置36における雄取付け具38の回転により、チューブ32から延びている雌ポータル34における弁を開く。供給/取出し装置36は図示の注射器以外の装置を有してもよい。例えば、供給/取出し装置36は治療空間24へ供給され得る1つまたはそれ以上の液体または出力治療物質を保持するための剛性または可撓性の容器を有してもよい。
チューブ32の長さは特定の器具に伴って変化してもよい。チューブ32が患者および/またはチャンバー22をニードルから保護するために供給/取出し装置36との間の距離を増すように設けられている用途では、チューブはニードルより少なくとも長いものでるべきである。傷手当て用品20が二次手当て用品で覆われるようになっている場合、チューブ32は更に長くてもよい。例えば、チューブ32は長さが2.54cm(1インチ)と61cm(24インチ)との間でもよい。チューブ32は、一般に可撓性であり、特定の器具によっては、それ自身に折りつけ可能であってもよい。
【0010】
図4はポータル34が自己密封材料で構成されている実施形態を示している。この実施形態では、供給/取出し装置36は、治療流体および/または治療添加剤の注入および/または治療空間24からの傷流体または空気の取出しを行なうために自己密封ポータル34に挿通される中空の鋼ニードル39を有する注射器であってもよい。
図5および図6を参照すると、図1のチューブ32が、通常、平らに位置する可撓性で収縮可能な材料で形成されている収縮可能なチューブ40である他の実施形態が示されている。供給/取出し装置36は収縮可能なチューブ40に挿入される可撓性先端部42を有する注射器であってもよい。可撓性先端部42は、収縮可能なチューブ40から出て治療空間24の中へ直接延びるように収縮可能なチューブ40の全長にわたって挿入されてもよい。幾つかの実施形態では、例えば、流体が添加されている場合、可撓性先端部42は収縮可能なチューブ40より短くてもよい。収縮可能なチューブ40は、必要に応じて、可撓性先端部42および/または治療流体の挿入を行うために拡張する。可撓性先端部42が引き出されると、収縮可能なチューブ40は収縮し、そして治療空間24に対して水密および気密シールを形成する。幾つかの実施形態では、収縮可能なチューブ40は、これがチャンバー22と接続し、すなわち、チャンバー22のところで終わるか、或いはチャンバー22の中へ延びるようなフレア状短部43を有してもよい。可撓性先端部42は治療空間24からの流体の取出しを行うために治療空間24内ではなく、フレア状短部43内に位置決めされてもよい。
【0011】
図7でわかるように、図1のチューブ32は、雌ルアー取付けのような取付け具44、並びに分岐管48に位置決めされて自己密封材料の補助ポータル46を備えてもよい。2つのポータル44、46の利用可能性によれば、使用者がニードル付きまたはニードル無しの供給/取出し装置36を用いることができることによって、傷手当て用品20の融通性を増す。
チューブ32により、ポータル34を皮膚表面28、傷30およびチャンバー22から離れたところに位置決めすることができる。従って、ニードルを使用して治療流体を治療空間24に導入すると、患者または健康な看護人への故意でない接触の可能性が低減される。また、傷手当て用品20が二次手当て用品(図示せず)により覆われれば、傷30はそれでも二次手当て用品の取外しを必要とすることなしにチューブ32を通して治療され得る。
【0012】
前述の傷手当て用品20は多くの用途を有する。チューブ32は様々な治療流体および/または添加剤を導入するのに使用されてもよい。傷手当て用品20によれば、傷の監視を行うことができ、これは治癒方法を高めるのに有用である。チャンバー22によれば、傷30自身の目での監視、並びに治療空間24内の流体の監視を行うことができる。この監視は、治療変数の正確な制御に助成するためにフィードバックを行い、且つ調査を容易にする。装置から取出された流体を、傷治療情勢を示す因子について、また微生物、低酸素、高二酸化炭素および不都合なpHのような有害の因子について分析することができる。流体を、その1ccあたりの細菌および微生物の数および種類、細胞の数および種類、蛋白質の量および種類および他の因子について試験してもよい。また、傷生理学および患者の臨床診断を行ってもよい。診断すると、治療添加剤を導入し、且つ治療変化因子を制御することにより、傷30の更なる治療を開始してもよい。傷の種類によっては、取出された流体を、(a)微生物の存在、(b)細胞、(c)蛋白質の量および種類、(d)化学薬品、(e)酸素、(f)二酸化炭素レベル、および/または(g)pHについて試験することができる。このデータを記録し、傷の診断のために使用してもよい。診断が完了したら、それに応じて流体治療介入を調整し得る。
【0013】
また、取出された流体を分析するときに、傷30により生じられる追加の成長因子を測定してもよい。試験され得る追加の因子は種々の炎症性媒介物および種々の抗原の存在および量である。抗原の存在は重要な診断目的を果たすことができ、そして傷チャンバーを通して供給される特定の抗体で試験され得る。この情報は何を補充すべきか、および如何に治療するかを決定するのに有用であり、傷30の回復を示す。傷手当て用品20は、身体により生じられた陽性の因子が存在し得る環境を確立する。
治療物質の網羅的ではなく例示的なリストは、麻酔剤、抗生物質、化学的治療剤、成長因子、細胞培養媒体、細胞、酸素、緩衝剤、酵素および免疫調整剤を含む。添加された細胞は、傷30における移植前に遺伝学的に変性された細胞を含み得、或はDNA、遺伝子、遺伝学的物質、遺伝学的ベクターなどのような他の遺伝子治療添加剤を含み得る。
【0014】
また、傷手当て用品20は、治療空間24内の治療環境の制御を行うことができる。治療変数の網羅的ではなく例示的なリストは、温度、コロイド浸透圧、pH、イオン濃度、グルコース濃度、アミノ酸含有量、脂肪濃度、酸素濃度および二酸化炭素濃度を含む。
治療変数を制御することにより、および選択された治療添加剤を添加することにより、様々な治療技術を実施し得る。当業者は、この開示を鑑みて、多くのこのような治療技術を認識し得るが、本発明の適用はいずれの特定の治療にも限定されない。例として、本発明により実施され得る治療の非限定的な実例としては、幹細胞、遺伝子治療薬剤、または細胞マトリックスゲル懸濁液の適用のような細胞治療技術、抗菌剤または静菌治療のような感染治療技術、または負圧治療のような一般治療技術がある。
以上に開示された特定の実施形態は、ここにおける教示の利点を有する当業者に明らかな異なるが同等の方法で本発明が変更されたり実施されたりし得るのに、単に例示的なものである。更に、請求項に記載されている以外、ここに示される構成または設計の詳細に何も限定されるものではない。従って、以上に開示された特定の実施形態が変化されたり変更されたりし得、すべてのこのような変形例が本発明の範囲および精神内と考えられることは明白である。従って、ここで求められる保護は請求項に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】チャンバーからポータルまで通じているチューブを有する傷手当て用品の斜視図である。
【図2】図1の傷手当て用品の断面側立面図である。
【図3】図1の傷手当て用品のチューブに連結された取付け具の斜視図である。
【図4】図1の傷手当て用品のチューブの端部のところの自己密封材料で製造されたポータルの斜視図である。
【図5】図1の傷手当て用品に使用されてもよい収縮可能なチューブの斜視図である。
【図6】図5の収縮可能なチューブに挿入された可撓性供給先端部を有する注射器の斜視図である。
【図7】取付け具と、自己密封材料の補助ポートとを備えている供給チューブの斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部と、
治療空間を構成するように基部から延びているチャンバーと、
チャンバーに連結された第1端部を有していて、治療空間と連通しているチューブと、
チューブの第2端部に連結されたポータルと、
を備えている傷手当て用品。
【請求項2】
基部は傷に近接した皮膚表面に取付け可能であり、治療空間は皮膚表面およびチャンバーにより構成される、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項3】
チューブは円形の横断面を有している、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項4】
チューブをチャンバーに連結する取付け具を更に備えている請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項5】
ポータルは自己密封材料よりなる、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項6】
ポータルは取付け具よりなる、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項7】
ポータルと合うようになっている供給/取出し装置を更に備えている、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項8】
ポータルは第1取付け具よりなり、供給/取出し装置は第1取付け具に相補する第2取付け具を有している、請求項7に記載の傷手当て用品。
【請求項9】
供給/取出し装置は注射器よりなる、請求項7に記載の傷手当て用品。
【請求項10】
チューブは圧縮可能なチューブよりなり、供給/取出し装置はポータルを通って圧縮可能なチューブの中へ延びるようになっている可撓性先端部を有している、請求項7に記載の傷手当て用品。
【請求項11】
可撓性先端部は圧縮可能なチューブを通って治療空間の中へ延びるようになっている、請求項10に記載の傷手当て用品。
【請求項12】
ポータルは自己密封材料よりなり、供給/取出し装置はチューブと連通するように自己密封材料を貫通するようになっている剛性の先端部を有している、請求項7に記載の傷手当て用品。
【請求項13】
チューブに連結された補助ポータルを更に備えている請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項14】
チューブはチャンバーおよびポータルに連結された第1部分と、第1部分から分岐している第2部分とよりなる、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項15】
チューブの第2部分に連結された補助ポータルを更に備えている請求項14に記載の傷手当て用品。
【請求項16】
ポータルおよび補助ポータルのうちの一方は取付け具よりなり、他方は自己密封材料よりなる、請求項13に記載の傷手当て用品。
【請求項17】
チャンバーは少なくとも1つの折り部を有するベローズ構成を有している、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項18】
基部の少なくとも1つの表面に付けられた接着材を更に備えている請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項19】
チューブは収縮可能なチューブよりなる、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項20】
収縮可能なチューブは普通の状態で平らに位置する、請求項19に記載の傷手当て用品。
【請求項21】
チャンバーに近接した収縮可能なチューブはフレア状である、請求項19に記載の傷手当て用品。
【請求項22】
チューブは第1チューブよりなり、ポータルは第1ポータルよりなり、
チャンバーに連結された第1端部を有していて、治療空間と連通している第2チューブと、
第2チューブの第2端部に連結された第2ポータルと、
を更に備えている、請求項1に記載の傷手当て用品。
【請求項23】
基部と、
治療空間を構成するように基部から延びているチャンバーと、
チャンバーに連結された第1端部を有していて、治療空間と連通しているチューブと、
チューブの第2端部に連結されたポータルと、
を備えている
傷手当て用品を傷を覆って設置することと、
チューブを通して治療空間にアクセスすることと
を備えている、傷を治療する方法。
【請求項24】
治療空間にアクセスすることは、治療物質を治療空間に導入することを備えている、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
治療物質を導入することは、麻酔剤、抗生物質、化学的治療剤、成長因子、細胞培養媒体、細胞、酸素、緩衝剤、酵素および免疫調整剤、遺伝子学的に変性された細胞および遺伝子治療添加剤のうちの少なくとも1つを導入することよりなる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
治療空間にアクセスすることは、治療空間から物質を取出すことを更に備えている、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
治療空間から取出された物質を分析することを更に備えている請求項26に記載の方法。
【請求項28】
治療空間内の治療変数を制御することを更に備えている請求項23に記載の方法。
【請求項29】
治療変数を制御することは、温度、圧力、コロイド浸透圧、pH、イオン濃度、グルコース濃度、アミノ酸含有量、脂肪濃度、酸素濃度および二酸化炭素濃度のうちの少なくとも1つを制御することを更に備えている、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
治療空間にアクセスすることは、幹細胞治療、遺伝子治療薬剤治療、細胞マトリックスゲル懸濁液治療、抗菌剤治療または静菌治療治療および負圧治療のうちの少なくとも1つよりなる治療方法を実施することを更に備えている、請求項23に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−537830(P2007−537830A)
【公表日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527331(P2007−527331)
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【国際出願番号】PCT/US2005/016998
【国際公開番号】WO2005/115523
【国際公開日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願人】(505143156)アプライド ティッシュ テクノロジーズ エルエルシー (6)
【Fターム(参考)】