説明

重力と浮力による発動装置

【課題】従来、発動装置を稼動させるには、原子力、石油、石炭等が燃料として使用され、又ダムや河川の水が大量に使用され廃棄されてきた。
本発動装置は少量の物体の重力と液圧による浮力で稼動する事ができ、大量の燃料の焼失、大量の水の廃棄をしないことで従来の欠点を解消し、世に提供する。
【解決手段】本発明は、最上部に車輪を設け、その外周の下にJ型筒を設ける。その中に連銷した物体を通して先端と最後部を繋ぎ、リング状にして車輪に掛け、J型筒の最上部手前迄液体に沈める。
故に物体は重量によって下降し、J型にカーブしたのち上に向かって液中に入り、浮力によって上昇する。
本発明は、以上の構成によって成り回転し続ける発動装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体と物体の重力と液圧による浮力を動力原とする発動装置に関するものである。
【0002】
本発明は、縦型のパイプの下部をJ型に曲げ、その中に連銷した物体を通して先端と最後部を繋いでリング状の形態にし、上部に設けた車輪に掛ける。それを液体内に入れて稼動させる発動装置に関するものである。
【背景技術】
【0003】
従来、発動装置を稼動させるとき、原子力、石油、ガス、石炭の類が燃料として使用されている。又、ダムの水や河川の水も大量に使用されている。
以上のことはよく知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発動装置を稼動させるとき、原子力、石油、ガス、石炭の類が燃料として使用され、ダムや河川の水も使用されて来た。人類はその膨大な経費の損失に苦慮して来た。更に、地球環境の悪化をまねき、人類の生存をすら危うくする代償を仕拂って来た。
本発明は、以上の問題点を解決するためなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、最上部に車輪を設け、その下に液圧や摩擦に耐え得るJ型筒を設ける。それに筒の内形に形態を合わせた硬質な物体を多数連銷して通し、リング状に繋いで上部の車輪に掛ける。それをJ型筒の最上部の手前迄液体にしずめる。
銷状の物体がJ型筒の内部を通過するときは液圧の影響が少ないので、その重量によって下降する。最下部をJ型に通過して液中に入ったときは液体と同等又は軽い重量となるので液圧による浮力で上昇する。
よって本発明は、従来の発動手段を用いずに稼動し続ける。
本発明は、以上の構成からなる発動装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上の構成からなるので、これを使用するとき、物体の重力と液圧による浮力の動力原で稼動するので、膨大な量の水の廃棄と燃料費を削減し、地球温暖化によるあらゆる分野への悪影響が減少する。
さらに、本発明は、発電装置を稼動させることができるので、家庭や会社、公共施設等に直接電力を供給できる。
よって人類の生活環境を豊かにするものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)回転軸(1)に不定型車輪(2)を取り付け、それに鉄塊動力原(3)を番い(6)で多数銷状に繋いでJ型筒(4)に通し、最先端と最後部を繋いでリング状にする。それを車輪に掛けて組立てが完成する。
(ロ)鉄塊動力原(3)がJ型筒(4)の上部から入り、最下部を通過した後、J型筒(4)の最上部手前迄満した液体(5)の中を上昇し、不定型車輪(2)に添って上部を巡り、J型筒(4)に入って下降する。
本発明は、以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、適切な容器又はスペースを設けてその中に本発明を個定し、回転軸(1)又は車輪(2)に発電装置や他の機械器具類を用途に応じて接続する。
よって本発明は、簡単かつ明瞭な仕組の良さがある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の側面図
【図3】本発明の縦断面図
【図4】本発明の内部構造部分斜視図
【図5】本発明の実施側面図
【符号の説明】
【0009】
(1)回転軸 (2)不定型車輪、(3)鉄塊動力原、(4)J型筒、(5)液体、(6)番い、(7)氣空間、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体の重力と液圧による浮力を動力原として稼動する発動装置。
【請求項2】
動力原である物体は液中にあっては同等、又は液より軽い。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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