説明

金型の保護キャップ

【課題】金型の樹脂注入口の上に保護キャップを被せることで、金型の管理を簡易な手段でかつ確実に行えるようにし、また樹脂注入口の欠損およびスプルー内への埃などの詰まりを確実に防ぐ。
【解決手段】金型の表面から突出した樹脂注入口に被着するプラスチック製の保護用のキャップであって、樹脂注入口の側面を被う2つの枠部と、前記2つの枠部と前記樹脂注入口の前面を覆う蓋部と、前記蓋部の表面に設けられた開口部と、前記開口部に対応し、前記蓋部の表面に設けられた突起部と、前記開口部と前記突起部とで、保持される表示部と、を備えたことを特徴とする金型の樹脂注入口保護キャップを用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金型に用いる保護キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
樹脂材料の射出成形では、製品が異なる毎に、その形状を作製するための金型を、射出成形機に取り付ける。その際に金型の中心、すなわち金型のスプルー位置(樹脂注入口)を樹脂材料加熱装置のノズルと同一軸線上で一致させなければならない。一般の金型では、この金型の中心を位置決め易くするために、金型の中心軸上に樹脂注入口が突設されており、射出成形機側に設けた基準穴にこの樹脂注入口を嵌め合わせることによって、金型の位置決めを行うようにしている。
【0003】
図7と図8を用いて、従来の例を説明する(文献1)。図7は、保護のチャップ10を、金型3の樹脂注入口1に被せる直前の状態の立体図である。図8は、実際に保護のチャップ10が、金型3の樹脂注入口1に被せられた状態の断面図である。
【0004】
キャップ10は、金型3の上面から突出した樹脂注入口1に被着するプラスチック製のキャップ10であり、このキャップ10は、樹脂注入口1の上面を被い隠す上面部と、この上面部と一体に形成され樹脂注入口1の外側面に弾性的に圧接する側面部と、前記上面部の一部に設けられた管理事項を記入する内側面とを備えた注入口保護のキャップである。この内面に、金型3を識別するための情報がマジックなどで記載される。また、樹脂注入口1から、取り外すためのつまみ8がある。
【0005】
金型3には、樹脂が流れる樹脂流動道7があり、その先が、樹脂注入口1に繋がる。しかし、金型3は、大きく分けて、樹脂注入口1の外側面の位置が2種類ある。つまり、大きさが異なる樹脂注入口1がある。100mm直径と120mm直径である。上記の樹脂注入口1のチャップ10では、1種類の樹脂注入口1の位置には、対応できるが、別の大きさの異なる種類の樹脂注入口1には対応できず、2種類の樹脂注入口1の大きさに対して、それぞれ専用の保護のチャップ10を用意する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案公開平6−42141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
図7、図8の保護チャップの10では、樹脂注入口1の外側面の位置が異なる金型3のため、その径にあわせた複数種類の保護チャップ10を用意する必要あった。そこで、本発明が解決しようとする技術的課題は、金型3を保管する時に、金型3の樹脂注入口1の外径に寄らず使用できる1種類の保護チャップ10を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、金型の表面から突出した樹脂注入口に被着する樹脂製の保護用のキャップであって、前記樹脂注入口の上面を覆う円盤状の蓋部と、前記蓋部の前記樹脂注入口側である裏面には、記樹脂注入口の側面と組み合わされる内周と外周に設けられた枠部と、前記蓋部の表面に設けられた突起部と、前記突起部にて、前記蓋部の前記表面に保持される表示部とを備えたことを特徴とする金型の樹脂注入口保護キャップを用いる。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明に係る金型3の樹脂注入口の保護キャップによれば、異なる樹脂注入口の外径のものにも、1種類の保護キャップで対応できる。保護キャップを1つの金型3で、1種類大量に作製できるので、低コストの保護キャップとなる。また、保護キャップが1種類なので、間違うこともない。さらに、名札に透明カバーを設けているので、名札の印字が見えなくなることもない。また、鉛筆などで繰り返し利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】(a)本発明のキャップの見取り図、(b)(a)の拡大図。
【図2】(a)本発明のキャップの裏面の図、(b)発明のキャップの断面図。
【図3】(a)小さい注入口への発明のキャップの使用状態を説明する図、(b)大きい注入口への発明のキャップの使用状態を説明する図。
【図4】本発明のキャップの拡大断面図。
【図5】(a)本発明のキャップの裏面の図、(b)本発明のキャップの断面図。
【図6】(a)本発明の名札の斜視図、(b)本発明のキャップの名札部分の断面図、(c)名札の上面図。
【図7】従来の金型チャップを説明する見取図。
【図8】従来の金型チャップを説明する断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面に基づいて本発明に係る樹脂注入口1のキャップ10の実施の形態を詳細に説明する。図1(a)、図1(b)で、実施例のキャップ10を示す。図1(a)は、上面図、図1(b)は、斜めからの実施例のチャップ10を見たときのコーナー部分の拡大図である。
【0012】
キャップ10は、樹脂成形によって形成された円板状の蓋体であり、前記樹脂注入口1に上から被せることによって被着する構成となっている。キャップ10は、蓋40と、外周枠部9aと、キャップ凸部13と、名札押え11と、名札12と、キャップ凹部14と、名札挿入穴15とからなる。樹脂注入口1は、ドーナツ状の形状、円柱の内側を円柱状に削除した形状からなり、その中央に樹脂がでてくる穴が位置する。
蓋40は、樹脂注入口1の上面、表面を覆う円形、一定の厚みのシート状のもので、平板状のものである。
【0013】
外周枠部9aは、蓋40の裏面(樹脂注入口1側)に設けられ、保護のチャップ10の外周部分である。外周縁に沿って全周に設けられているキャップ凹部14は、蓋40に設けられ、キャップ10の表面中央部分に設けられた凹部である。キャップ10を樹脂注入口1に被せた時に、樹脂注入口1側に凹んでいる。
【0014】
キャップ凸部13は、蓋40に設けられ、キャップ10の表面周辺部分に設けられた凸部である。キャップ10を樹脂注入口1に被せた時に、樹脂注入口1側と逆側に凸となっている。
【0015】
名札押え11は、蓋40の表面(樹脂注入口1と反対の面)に設けられる。蓋40の樹脂注入口1側と異なる面に位置する。名札12を保持するための突起である。直方体形状で、シート状の名札12の端部を押える。
【0016】
名札12は、ギャップ10を被せる金型3を区別、識別するための情報が記載されたシート状のものである。蓋40の樹脂注入口1と異なる面(表面)側に、名札押え11により、固定される。詳細は、後で説明する。
名札挿入穴15は、蓋40自体に設けられる開口である。名札12を固定する時に使用するための穴である。
【0017】
(キャップの裏面)
図2(a)、図2(b)は、発明のキャップ10の裏面、樹脂注入口1に接触する部分である。図2(a)は、キャップ10の裏面の立体図である。図2(b)は、キャップ10の断面図である。ピン21と、内周枠部9bと、外周枠部9aと、キャップ凸部13と、キャップ凹部14、窪み27とからなる。
【0018】
ピン21は、金型3の樹脂注入口1の中心の樹脂が供給される穴を塞ぐもので、キャップを樹脂注入口1に被せた時に、その穴に挿入される。蓋40の裏面に位置する。
内周枠部9bと、外周枠部9aは、蓋40の裏面に設けられ、キャップ10の裏面(樹脂注入口1側)に位置し、壁状のもので、樹脂注入口1の外周面と接触し、キャップ10を、樹脂注入口1に固定するものである。内周枠部9bで、径の小さな径の樹脂注入口1を、外周枠部9aで、径の大きな径の樹脂注入口1を押える。
【0019】
キャップ凸部13は、キャップ外周に設けられた、盛り上がった部分であり、外周枠部9bが位置する。キャップ凹部14は、キャップ中央に設けられた、へこんだ部分である。この部分に、ヒン21、内周枠部9bを位置する。
【0020】
窪み27は、ピン21の位置に相当するキャップ凹部14の逆面(キャップの表面)に位置する凹みである。樹脂成形時に、ピン21の部分が曲がらないように、他の部分と同じ厚み(窪み27における蓋40における厚み)となるように、へこませている。製造時の熱収縮や膨張による変形が生じないように設けられている。後で説明するが、名札12を取り外す場合にも利用される。
【0021】
また、蓋部40、外周枠部9a、内周枠部9bとは、同じ厚みの樹脂材料からなるのが好ましい。他の部分より厚く、薄くすることなく、樹脂成形しやすく、かつ、全体として変形しやすい。変形しやすいので、樹脂注入口1にチャップ10をはめやすい。逆に、樹脂注入口1の外形にチャップ10が密着してしまうおそれがある。それは、以下に示す接触突起22や、以下に示すキャップ凹部14とキャップ凸部13や、以下に示す内周枠部9bと外周枠部9aとピン21の高さの関係などから、キャップ10を取り外しし易くしている。
【0022】
(使用例)
図3(a)、図3(b)は、キャップ10を金型3に用いた場合の断面図である。図3(a)、図3(b)は、それぞれ、金型3の樹脂注入口1の直径が、100mmと120mmの場合である。本願発明のキャップ10は、どちらのタイプの樹脂注入口1にも対応できる。
【0023】
図3(a)では、100mm径の樹脂注入口に、本願発明のキャップの内周枠部9bにより、樹脂注入口1の外周側面を押さえ、樹脂注入口1をカバーしている。図3(b)では、120mm径の樹脂注入口に、本願発明のキャップの外周枠部9aにより、樹脂注入口1の外周側面を押え、樹脂注入口1をカバーしている。
【0024】
本願発明のキャップ10では、どちらの樹脂注入口1にも対応できる。樹脂注入口1の大きさによらず、キャップ10の選択をする必要がない。図4は、キャップ10の断面図の拡大図である。それぞれの構成は、前記で説明したものである。点線で示しているが、内周枠部9bと外周枠部9aとピン21の高さは同じである。高さは、樹脂注入口1と対向する側から見た場合の高さである。つまり、樹脂注入口1の面に対して、3つが接触するということである。キャップ10を、樹脂注入口1にはめることで、キャップ10が変形する。その変形により、それぞれの高さが変化し、高さがそろわないので、金型3の上面と、キャップ10とが密着することはない。このことで、キャップ10を樹脂注入口1から、はずす時に、はずし易くなる。
【0025】
また、ピン21の高さも、内周枠部9b、外周枠部9aと同じである理由は、ピン21は、その先端が、樹脂注入口1の樹脂が供給される穴を塞ぐものであるが、穴の大きさ、位置が金型3により、異なるものがあり、ピン21の大きさ(高さ)ために、キャップ10が挿入できなくなることを防止するためである。理想的には、ピン21は、その穴にぴったりと入りこむことであるが、キャップ10により、外周で、保護されているので、ピン21が、その穴にぴったりと入りこむことまでは、必要がない。
【0026】
内周枠部9bの位置は、キャップ凹部14の部分にあり、キャップ凸部13の部分より低い位置(樹脂注入口1側)にある。このため、内周枠部9bの部分のキャップ凹部14を押さえることで、内周枠部9bが金型3の表面に接触し、その接触部分が支点となり、キャップ凸部13の部分が、キャップ凹部14に対して、撓み、キャップ10を金型3から外しやすい。そのため、従来の図7、図8のキャップ10に設けられたつまみ8は、本願発明にはない。このため、形状が単純で樹脂成形しやすい。
【0027】
蓋40に、キャップ凹部14、キャップ凸部13を設けることは必須ではない。内周枠部9b、外周枠部9aがあれば、異なる大きさの樹脂注入口1に対応できる。キャップ凹部14、キャップ凸部13があることで、キャップ10の強度向上、上記のように取り外しが容易になる。
【0028】
また、下記に示すが、キャップ凹部14とキャップ凸部13との段差に、名札12、名札押え11を設置できるので、名札12、名札押え11が、キャップ10から突出しない。突出しないので、外部へ対して、ひっかかりがなくよい。キャップ10の表面から突出したものがないので、ひっかかってキャップ10が取れることがない。
【0029】
(接触突起)
図5(a)、図5(b)に、接触突起22を説明する。図5(a)は、蓋40の内面図であり、図5(b)は、断面図である。接触突起22が、外周枠部9aの内側に設けられている。この例では、8つの接触突起22を均等に設けている。接触突起22は、角が丸まった三角柱の形状である。
【0030】
この接触突起22により、樹脂注入口1と、キャップ10とが接触して、キャップ10が金型3へ取り付けられる。この接触突起22がなければ、外周枠部9a、内周枠部9bが直接、樹脂注入口1に接触し、面と面で接触し、キャップ10が樹脂注入口1から取りはずしにくい。また、キャップ10の変形で、均等に、樹脂注入口1に取り付けできない。
【0031】
また、品質のよい樹脂材料を使用せず、リサイクル品などを使用する時は、成形による寸法誤差、変形が大きく、この接触突起22により、樹脂注入口1の周辺を均等に接触し、押えることができる。
【0032】
(名札)
図6(a)から図6(c)に名札12を示す。図6(a)は、カバー31と名札12の単独での斜視図である。図6(b)は、名札12がキャップ10に固定された状態の断面図である。図6(c)は、名札12の上面図である。保護のキャップ10の上面部には、金型の管理に必要な事項を記入した名札12を設けている。金型3を管理するときに種々の管理事項を記入するための記入面として利用される。その上には、保護用のカバー31がある。
【0033】
名札12は、チャップ10の表面に設けられている。名札押え11の突起部と、名札挿入穴15である開口とで、保護チャップ10に固定されている。保持方法は、図6(b)からわかるように、名札挿入穴15に、名札12のコーナーを挿入し、名札12のコーナー部を、名札押え11で上から押さえている。名札12が、四角形であるので、4箇所に、名札挿入穴15と、名札押え11とが隣接して設けられている。名札押え11の高さは、キャップ凹部14の窪み以内であり、突出していない。よって、外部からキャップ10を触れる場合に、ひっかからない。
【0034】
名札押え11の突起部と、名札挿入穴15である開口は、蓋40のキャップ凹部14に複数ある。それぞれ4箇所に設けるのが好ましい。名札挿入穴15は、なくとも、名札押さえ11があれば、名札12をキャップ10に固定できる。名札挿入穴15がある方が、名札12を挿入しやすい。
【0035】
名札押え11の突起部と、名札挿入穴15の開口とは1つずつで1組、合計4組がある。組で形成することで樹脂成形がしやすい。樹脂が流れやすい。突起と開口とで、組なので、樹脂が流れやすい。
【0036】
名札12の構造は、その表面に透明のカバー31が設けられ、その下部に名札12が位置する。名札12は、紙からなり、図6(c)に示すように、表面に、会社名、品名、品番、取数、重量などが記載される。会社名は、金型3で作製される樹脂部品を樹脂成形会社に注文したきた会社である。品名は、樹脂整形で作製される部品名である。品番は、樹脂整形で作製される部品の品番である。取数は、1回の樹脂整形で整形される部品の個数である。重量は、金型3の重さである。
【0037】
名札12は、紙であり、プリンターで印刷できる。紙の色を変えることで、大きく種類を変えることができる。例えば、金型3で作製される部品を納める会社(注文してきた会社)別に色を変たり、自動車部品なら、自動車の種類ごと、家電製品なら、その種類ごとに色を変えるとよい。保護のチャップ10自身の色を変えるには、樹脂材料自身を変える必要があり、コスト、手間がかかる。また、紙なら、保護のチャップ10自身と分離できるので、色を変えるときも、紙を交換するだけでよい。さらに、紙であるので、鉛筆、ボールペンなど多くの種類のもので記入できる。
【0038】
名札12は、名札挿入穴15と、名札押え11とにはさみこむだけで、固定しているので、キャップ10に、簡単に取り付け、取り外しできる。また、パソコンで打ち出して作製するので、同時に、番号などの内容の管理もパソコンでできる。
【0039】
カバー31は、透明であり、名札12を外部の環境(水分、ほこり、風、雨など)から保護する。また、カバー31は、名札12の表面の上記記載を外部から見えるようにしている。樹脂製のシート状のものからなる。カバー31は、必須ではない、名札12のみでもよい。カバー31がある場合、名札12の大きさは、名札押え11の間隔より、小さくともよいが、カバー31がない場合には、名札押さえ11の間隔に合うようにする必要がある。
【0040】
名札12は、その上面から、窪み27に相当する部分を、外から指などで、変形し、名札12をはずし易くなる。本発明のキャップ10は、構造に工夫がされ、樹脂成形で容易に作製できる。つまり、全体として、シート状であり、全体的に、樹脂の厚みも同じであり、ピン21、2つの枠部の高さも同じであり、樹脂成形しやすい。樹脂材料が、リサイクル品や品質があまりよくないものでも樹脂成形で使用できる。寸法の精度が悪くとも、キャップ10としての機能を果たすことができる構造である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本願発明のキャップは、上記に記載した金型の樹脂注入口のキャップは、別の装置の注入口の保護キャップへ応用できる。
【符号の説明】
【0042】
1 樹脂注入口
3 金型
7 樹脂流動道
8 つまみ
9a 外周枠部
9b 内周枠部
10 ギャップ
11 名札押え
12 名札
13 キャップ凸部
14 キャップ凹部
15 名札挿入穴
21 ピン
22 接触突起
27 窪み
31 カバー
40 蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金型の樹脂注入口に被着する樹脂製の保護用のキャップであって、
前記樹脂注入口の上面を覆う円盤状の蓋部と、
前記蓋部の前記樹脂注入口側である裏面には、前記樹脂注入口の側面と組み合わされる内周と外周に設けられた2つの枠部と、
前記蓋部の表面に設けられた突起部と、
前記突起部にて、前記蓋部の前記表面に保持される表示部と、
を備えたことを特徴とする金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項2】
さらに、前記蓋部は、前記突起部に対応して設けられた開口部を有し、
前記開口部と前記突起部とで、前記蓋部の前記表面に、前記表示部を保持することを特徴とする請求項1記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項3】
前記開口部と前記突起部とは、複数箇所にそれぞれ、組みとして設けられた請求項2記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項4】
前記蓋部は、所定の厚みのシート状の形状で、外周に凸部があり、内周に凹部があり、前記凹部に、前記内周の枠部が位置し、前記凸部に、前記外周の枠部が位置する請求項1から3のいずれか1項に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項5】
前記開口部と前記突起部は、前記凹部に設けられている請求項4に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項6】
前記凹部の前記蓋の裏面側には、さらに、樹脂注入の穴を塞ぐピンが設けられている請求項4または5に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項7】
前記蓋の表面には、前記ピンに対応する位置に窪みが設けられている請求項6に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項8】
前記蓋部と、前記ピン部の厚みが同じである請求項6または7に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項9】
前記蓋と、前記2つの枠部とが同じ厚みである請求項1から8のいずれか1項に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項10】
前記内側の枠部の高さと、前記外側の枠部の高さと、前記ピンの高さが等しい請求項6から9のいずれか1項に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項11】
前記表示部は、前記蓋の前記凹部に位置し、
透明の樹脂シートと、
前記透明の樹脂シートと前記凹部との間に位置する記入シートと
からなる請求項4から10のいずれか1項に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。
【請求項12】
前記内周と前記外周の枠部の前記樹脂注入口に接触する面には、複数の突起が設けられている請求項1から11のいずれか1項に記載の金型の樹脂注入口保護キャップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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