説明

鏡餅セットおよび鏡餅セット用包装箱

【課題】無駄となる包装用厚紙の使用量をできるだけ少なくする。
【解決手段】鏡餅セットの包袋に用いられるものは厚紙製三方折敷10とその蓋30である。三方折敷は底面に少なくとも2つの三方台上端差込み用スリット13があけられている。この三方折敷内に,折り畳まれた厚紙製三方脚50および飾り61,62,63,64が収納される。さらに三方折敷10内に鏡餅形パック20の下部突縁22が位置するように配置される。蓋には中央に開口36があけられている。この蓋が三方折敷に被せられ,上記中央開口から鏡餅形パックの下部突縁を除く大部分が外方に突出する。上記蓋の両側面部側縁から外方に延びる2つの帯部34,35が三方折敷の底面側に廻され,これらの帯部の係止部34B,35Aが差込み用スリットに係止することにより三方折敷と蓋とが結合する。折敷10を箱体としてこれに蓋を被せることにより,鏡餅セット用包装箱が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は鏡餅セットおよび鏡餅セット用包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
鏡餅セットには三方(鏡餅をのせる台。供え台)が不可欠である。すなわち,鏡餅セットは,餅を充填した合成樹脂製鏡餅形パックと,厚紙製の三方と,必要な飾りとを含む。三方は,鏡餅をのせる折敷(四方に折りまわした縁をつけた角盆(供え台盆部))と,この折敷の下面に取付けられこれを支持する脚(または胴もしくは台)(供え台脚部)とから構成される。これらの鏡餅セットは厚紙製カートン(内部が見えるように一部に透明の合成樹脂が使用されている場合もある)内に収納された状態で商品として販売される。
【0003】
厚紙製カートンは包装のためであるから,鏡餅セットを飾り付けるときには不要となり,破棄される。このような資源の無駄をできるだけ少なくするために,三方折敷を厚紙製カートンの一部とするなど,さまざまな工夫がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−256712
【発明の開示】
【0005】
この発明は,無駄となる包装用の厚紙の使用量をできるだけ少なくすることができる鏡餅セットを提供することを目的とする。
【0006】
この発明はまたできるだけ簡素な構造の鏡餅セットを提供することを目的とする。
【0007】
この発明はさらに,上記のような鏡餅セット用の包装箱(または収納箱)を提供することを目的とする。
【0008】
この発明による鏡餅セットにおいて,包装に用いられるものは厚紙製供え台盆部とその蓋である(後述するように,この盆部と蓋が鏡餅セット用包装箱を形成する)。供え台盆部は底面に少なくとも2つの供え台脚部上端差込み用スリットがあけられている。この供え台盆部内に,折り畳まれた厚紙製供え台脚部および飾りが収納される。さらに供え台盆部内に鏡餅形パックの下部突縁が位置するように配置される。蓋には中央に開口があけられる。この蓋が上記供え台盆部に被せられ,上記中央開口から鏡餅形パックの下部突縁を除く大部分が外方に突出する。上記折敷と蓋とは帯により結合(一体化)される。
【0009】
厚紙とは植物性繊維を材料とするもののみならず,合成繊維を材料の一部または全部とするもの,表面に合成樹脂膜をコーティング等したもの,合成樹脂による厚手のシート等を含むものである。
【0010】
鏡餅の飾り付けを行う場合には,帯を外し,鏡餅セットを供え台盆部と,供え台脚部と,鏡餅形パックと,飾りとに分解する。供え台脚部の上端縁を供え台盆部の差込み用スリットにその底面裏側から差込んで,供え台をつくる。供え台の盆部の上に鏡餅形パックをのせ,飾りをつければよい。
【0011】
この発明によると鏡餅セットの包装体は供え台盆部とその蓋である。このうちで供え台盆部は鏡餅を供える供え台の一構成要素である。鏡餅形パックはその大部分が包装体の外部に露出しており,鏡餅形パックを包装体が覆うことはないので包装用厚紙の使用量はきわめて少なくてすむ。内部の鏡餅形パックを見せるために従来品で用いられることがあった透明樹脂も必ずしも必要ない。鏡餅形パックの大部分が露出しているので店頭に陳列された状態においてそれが鏡餅セットであることが一目瞭然に分る。
【0012】
供え台は最も一般的には三方である。この場合には,供え台盆部が三方の折敷,供え台脚部が三方の脚(胴,台)と呼ばれる。
【0013】
包装体は供え台として利用する盆部とその蓋のみで,これらを帯で結合するだけであるから構造がきわめて簡素である。
【0014】
特に,一実施態様において,上記帯を上記蓋の両側面部側縁から外方に延びる2つの帯部により構成し,これらの帯部を供え台盆部の底面側に廻し,その先端部に形成された係止部を供え台脚部上端差込み用スリットに係止することにより,上記盆部と蓋とを一体的に結びつけるようにすることができる。この場合には,帯部の締結のために供え台盆部に形成されているスリットを利用することができるので一層の構造の簡素化が図られる。
【0015】
他の実施態様では供え台盆部内に支え枠体を収納し,この支え枠体内に飾りの一部を入れるとともに,鏡餅形パックをこの枠体により支えるようにするとよい。支え枠体内に収納された飾りの一部は鏡餅形パックの重さによって変形することが防止されるとともに,鏡餅形パックの下部突縁が盆部内にほぼぴったりと収まり,ぐらつくことを防止できる。
【0016】
この発明はさらに鏡餅セット用包装箱(収納箱,収納容器または包装容器)を提供している。上述したようにこの包装箱は供え台盆部とその蓋とから構成されるが,供え台盆部は収納箱の一部という意味では箱体ということができる。
【0017】
この発明による鏡餅セット用包装箱は,厚紙製の箱体とこの箱体に被せられる蓋とを備える。上記箱体は鏡餅形パックの供え台盆部として用いられるものであり,その底面に少なくとも2つの供え台脚部上端差込み用スリットがあけられている。上記蓋の上面には鏡餅形パックが突出する開口があけられ,かつ上記蓋の両側面部側縁から2つの帯部が外方に延び,これらの帯部には上記箱体の底面側に廻されたときに上記差込み用スリットに係止する係止部が形成されている。
【0018】
上記とは別の観点からいえば,鏡餅セットは,鏡餅セット用包装箱と鏡餅形パックと飾りとからなるということができる。この発明によると,鏡餅セット用包装箱はその箱体が鏡餅形パックの供え台の盆部として利用されるから包装箱の一部を鏡餅の飾り付けに有効に利用できて省資源化に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】鏡餅セットの全部を示す分解斜視図である。
【図2】蓋の展開図である。
【図3】蓋の組立て状態を示す斜視図である。
【図4】完成した商品としての鏡餅セットの全体を示す斜視図である。
【図5】完成した商品としての鏡餅セットの全体を裏面から示す斜視図である。
【図6】完成した商品としての鏡餅セットの全体を示す中央断面図である。
【図7】鏡餅セットの帯部の係止を外した状態を裏から示す斜視図である。
【図8】鏡餅セットの帯部の係止を外した状態を表から示す斜視図である。
【図9】鏡餅セットの蓋を鏡餅形パックとともに外そうとしている状態を示す斜視図である。
【図10】鏡餅セットの折敷内に収められた飾り等を示す斜視図である。
【図11】三方を組立てている様子を示す斜視図である。
【図12】組立てられた三方を示す斜視図である。
【図13】三方の折敷の上に前紙を置いた状態を示す斜視図である。
【図14】三方の折敷の上に四方紅を置いた状態を示す斜視図である。
【図15】三方の折敷の上に鏡餅形パックを置いた状態を示す斜視図である。
【図16】鏡餅形パックに水引を取付けた状態を示す斜視図である。
【図17】鏡餅形パックに末広をのせた状態を示す斜視図である。
【実施例】
【0020】
図1は鏡餅セットの全部を示すものである。
【0021】
鏡餅セットの基本的な構成要素は,三方の折敷10,鏡餅形パック20,蓋30,三方の脚50,および飾りである。飾りには,この実施例では,前紙61,四方紅62,水引63,末広64がある。水引63には鏡餅形パック20の大小2個の餅形間のくびれに掛けられるように輪ゴム63aが付いている。そして,段ボール製の長方形の支え枠体65もこの実施例では鏡餅セットに含まれている。支え枠体65の高さは折敷10の深さよりも少し小さい程度である。
【0022】
三方の折敷10は真上からみると正方形の盆形である。すなわち,折敷10は,正方形の底面(裏面)部11とこの底面部11の4辺からやや斜め外方に立上った側面部12A,12Bとから構成される。2つの側面部12Aが前後にあり,側面部12Bが左右にある。折敷10の底面部11のやや左右に寄った位置には,前後方向にのびる2つのスリット13が前後方向の中央部に形成されている。スリット13を形成する2つの縁のうち外側の縁13aは底面部11の側辺に沿った直線であるが,内側の縁13bは中央に向ってやや突出するゆるやかな弧を描いている。三方の折敷10は鏡餅セットの包装箱の箱体でもある。
【0023】
折敷10は最も一般的には厚紙を折り曲げて側面部12A,12Bを形成し,これらの所要箇所を互いに糊付けなどにより固定して形成される。側面部12A,12Bは強度を増すために2つ折りにすることが好ましい。
【0024】
三方の脚50は真上からみて正方形の角筒状で4つの側面部51を有している。これらの側面部51のうち前および左右の側面部にはそれぞれ穴(刳形)52が形成されている。前後に位置する側面部51の上端には押え片51Aが一体的に形成され,左右に位置する側面部51の上端には差込片51Bが一体的に形成されている。差込片51Bはその4隅に丸味がつけられている。
【0025】
図11,図12に示すように,脚50の押え片51Aを外方に向けてほぼ直角に折り曲げ,かつ折敷10のスリット13に,脚50の差込片51Bをそれぞれ折敷10の裏面(下面)から差込み,折敷10の内側(上面側)に出た差込片51Bを側面部12Bの方に向けて折り曲げることにより,三方70ができ上がる。
【0026】
三方の脚50もまた厚紙を折り曲げかつ所要箇所を糊付けなどすることによりつくることができる。脚50は厚紙製であるから,後述するようにその4つの側面部51が重なるように折り畳むことができる。
【0027】
鏡餅形パック20は白色,白濁色または乳白色の合成樹脂により一体的に形成され,鏡餅の形状をもつ中空の鏡餅形部21と,この鏡餅形部21の下縁から外方に突出する下部突縁(フランジ)22とを有する。鏡餅形部21内にはその下面開口から軟化状態にある餅が充填され硬化されるとともに下面開口がシート状シール材(図示略)によりシールされる。シール材は下部突縁の下面に溶着または接着される。鏡餅形部21内に,硬化した円盤状,さいころ状,方形板状,その他の形状の複数個の餅を入れてもよい。
【0028】
蓋30は,折敷10をゆったりとすっぽり被う程度の大きさの箱状部31と,この箱状部31の左右(前後でもよい)の側面部33Bの縁から外方に延びる短,長2つの帯部34,35とを有し,これらは次に示すように,一枚の厚紙により形成されている。箱状部31の上面部32には,鏡餅形パック20の鏡餅形部21の最下部がゆるく入る程度の円形の中央開口36があけられている。蓋30の側面部33A,33Bの高さは折敷10の側面部12A,12Bの高さよりも若干高い程度である(図6も参照)。蓋30の外表面には適切な模様,文字,絵等が印刷される(図示略)。
【0029】
図2は蓋30を形成する厚紙の展開図であり,図3は蓋30の内部を示す斜視図である。図2において,図2の厚紙を折って図3に示すように内側が上を向いた蓋30をつくるときに谷折りになる折り線を細い長目の破線で,山折りとなる折り線を細い一点鎖線で示す。このことは,図1に示す前紙61および四方紅62についても同じである。
【0030】
特に図2および図3を参照して,蓋30を形成するための厚紙は,上面部32になる部分(開口36があけられる)を中心にその前後(図2で上下),左右に各部が一体的に設けられる。
【0031】
前後にのびる部分について述べると,前後の側面部(外側面)33Aとなる部分,この部分33Aから内側に折り返されて内側面部となる部分41,さらに上面部32の内側に沿うように直角に折り曲げられる押え部42が,上面部32から順次連なっている。内側面部41の両端からは差込部43が外方に延びる。
【0032】
上面部32から左右にのびる部分について言うと,左右の側面部(外側面)33Bとなる部分がまず連続する。これらの側面部33Bの中央部からは上述した短い帯部34と長い帯部35がそれぞれ外方に延びている。これらの帯部34,35の両側において,側面部33Bからは内側に折り返される内側面部44,上面部32の内面に沿うように折り曲げられる押え部45が順次連なる。側面部33Aと33Bとの間には扇形のコーナー折込部46が設けられ,隣接する側面部33Aと33Bとをつないでいる。
【0033】
短い帯部34の先端部に近い箇所には,側面部33Bの方に凸となる弧状の切り込み34Aが入れられ,その切り込み34Aの帯部先端部側が係止片34Bとして働く。また長い帯部35の先端部付近には両側から内側の方向にやや先端に向う斜めの切り込み35Aが入れられている。
【0034】
蓋30を図2の折り線に沿って折り,組立てた状態(図3)においては,差込部43は内側面部44と側面部33Bとの間に挟まれた状態になる。押え部45,42はこの順に上面部32の内面に沿って重ねられる。帯部34,35は側面部33Bから直角に折り曲げられ,外方に延びる。コーナー折込部46は内側面部41(または内側面部44)の内側に折込まれる。
【0035】
図4,図5および図6は完成した鏡餅セットを示している。鏡餅セットはこれらの図に示す形態で店頭に陳列され,販売される。
【0036】
これらの図を参照して,三方の折敷10内に,折り畳んだ四方紅62,前紙61,支持枠体65をこの順に入れる。支持枠体65内に三方の脚50を折り畳んで入れ,末広64をその上にのせる。さらに,折敷10内の支持枠体65の隣りに水引63を入れる。支持枠体65の上に,鏡餅形パック20をその下部突縁22を下にしてのせる。この後,蓋30を折敷10に被せる。鏡餅形パック20の鏡餅形部21が蓋30の開口36を通って上方に露出する。
【0037】
蓋30の長い帯部35を反対側に折り曲げてその先端を帯部35の基部とは反対側にあるスリット13に入れ,切り込み35Aをスリット13の弧状の縁13bに引っかける(係止させる)。短い帯部34を反対側に折り曲げてその係止片34Bを長い帯部35の先端部の外方から同じスリット13に入れ,係止させる。要すれば,短い帯部34の先端と長い帯部35とにわたってシールを貼る。このようにして商品としての鏡餅セットが完成する。
【0038】
このような鏡餅セットを購入したユーザは,次のような手順で鏡餅の組立て,飾り付けを行うことができる。
【0039】
まず蓋30の短い帯部34の係止片34Bをスリット13から外す(図7参照)。同様に長い帯部35の切り込み35Aとスリット13との係止を外す(図8参照)。そして,鏡餅形パック20を持ち上げて蓋30を開く(図9,図10参照)。
【0040】
折敷10内に収納されている末広64,三方の脚50,支持枠体65,四方紅62,前紙61,水引63を取り出す。
【0041】
三方の脚50を角筒状に広げ,その押え片51Aを外方に折り,差込片51Bを折敷10のスリット13にその裏面から差込み,折敷10の内側において底面11に沿って曲げて三方を組立てる(図11,図12参照)。
【0042】
組立てた三方の折敷10上に前紙61を置き(図13参照),その上に四方紅62を敷き(図14参照),さらにその上に鏡餅形パック20をのせ(図15参照),鏡餅形パック20に水引63を取付け(図16参照),最後に鏡餅形パック20上に末広64をのせて,鏡餅飾り付けが完了する。
【0043】
上記実施例においては飾りの例として前紙,四方紅,水引,末広が挙げられているが,これらの一部のみを折敷内に入れるようにしてもよいし,これら以外の飾りを用いることもできる。
【0044】
支え枠体65は,その内部に飾りの一部を入れることによって飾りが鏡餅形パックの重さで変形することを防止する働きと,鏡餅形パックを支えてその上下方向の動きを制限する働きがある。しかしながら,廃棄物をできるだけ少なくするという観点からは,支え枠体は必ずしも必要ではない。この場合には,三方の折敷および蓋の高さをより低くすることができよう。
【0045】
上記実施例では蓋の両側面縁部から左右方向に延びるように帯部が一体的に形成され,この帯部の先端部に切り込み(係止部),係止片(係止部)を形成し,これらを三方の折敷の一つのスリットに係止させている。折敷には2つのスリットが形成されているのであるから,一方の帯部の先端部の係止部を一方のスリットに,他方の帯部の先端部の係止部を他方のスリットに係止させるようにしてもよい。いずれにしても,蓋に帯部を一体的に形成することにより構成が簡素となる。もっとも,蓋に帯部を設けずに,蓋とは別体の帯(たとえば幅広の合成樹脂シート)を用意し,この帯には鏡餅形パックが入る大きさの開口をあけておいて,この開口に鏡餅形パックを入れて蓋と折敷とに帯を廻して折敷の裏面で帯の両端部を溶着,接着するか,別の粘着テープにより固定するようにすることにより,折敷と蓋とを結合させることもできる。
【0046】
さらに上記実施例では蓋は糊等を使用せずに折込み組立て式のものとしているが,折敷と同じように糊等を使用して側面部等を接着してもよい。逆に折敷も糊等を使用しない構造のものとすることもできる。
【符号の説明】
【0047】
10 三方の折敷(供え台盆部)(箱体)
13 スリット
20 鏡餅形パック
22 下部突縁
30 蓋
34,35 帯部
34A 切り込み
34B 係止片
35A 切り込み
50 三方の脚(供え台脚部)
51B 差込片(供え台脚部上端)
61 前紙(飾り)
62 四方紅(飾り)
63 水引(飾り)
64 末広(飾り)
65 支え枠体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に少なくとも2つの供え台脚部上端差込み用スリットがあけられた厚紙製の供え台盆部内に,折り畳まれた厚紙製供え台脚部および飾りが収納され,さらに鏡餅形パックの下部突縁が位置するように配置され,中央に開口があけられた蓋が上記供え台盆部に被せられ,上記中央開口から鏡餅形パックの下部突縁を除く大部分が外方に突出し,上記盆部と蓋とが帯によって結合している,鏡餅セット。
【請求項2】
上記帯は上記蓋の両側面部側縁から外方に延びる2つの帯部から構成され,これらの帯部が供え台盆部の底面側に廻され,それらの帯部の係止部が上記差込み用スリットに係止している,請求項1に記載の鏡餅セット。
【請求項3】
上記供え台盆部内に支え枠体が収納され,上記鏡餅形パックが上記支え枠体上にのっている,請求項1または2に記載の鏡餅セット。
【請求項4】
厚紙製の箱体とこの箱体に被せられる蓋とを備え,
上記箱体は鏡餅形パックの供え台盆部として用いられるものであり,その底面に少なくとも2つの供え台脚部上端差込み用スリットがあけられており,
上記蓋の上面には鏡餅形パックが突出する開口があけられ,かつ上記蓋の両側面部側縁から2つの帯部が外方に延び,これらの帯部には上記箱体の底面側に廻されたときに上記差込み用スリットに係止する係止部が形成されている,
鏡餅セット用包装箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−42390(P2011−42390A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−191867(P2009−191867)
【出願日】平成21年8月21日(2009.8.21)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】