説明

門扉

【課題】使用時・収納時の安定性を向上させた門扉を提供する。
【解決手段】門扉固定ユニット20は、門扉1に固着する丸落し保持金具21と、該丸落し保持金具21に係止され、上下方向に移動可能なアンカー22と、該アンカー22の先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカー22の先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具23と、からなり、門扉1を閉じた際に、アンカー22を差込筒部に挿嵌することにより門扉1の位置を固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土木や建築関係の施工現場、あるいは各種イベントが開催される催場等で使用される門扉に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、土木工事の現場や建築現場等では、部外者が施工現場に無許可で進入して事故を起こしたり、施工中に土砂や施工材料等が外部に飛散するのを防止するために、組立式仮設フェンスが施設されている。そして、この仮設フェンスの一部には、施工現場に土砂や施工材料を運ぶトラックや作業員の通り道を確保するため、開閉自在の門扉が取り付けられている。
【0003】
門扉は、横方向に伸縮自在に開閉できるパンタグラフ式のものが一般的に用いられている。通常は、2本の支柱の間に、パンタグラフ式の2つの門扉が配置される。2つの門扉は、それぞれの支柱にその一端が固定されており、中央付近で開閉できるようになっている。門扉の下端の数箇所には、キャスターが取り付けられており、左右に伸縮自在に動かすことができる。
【0004】
門扉を開く際には、中央付近で締結された2つの門扉を左右に縮めることにより開く。門扉を開いた際には、左右それぞれの門扉は左右の支柱付近に収納される。一方、門扉を閉じる際には、左右の支柱付近に収納された門扉を伸ばして、中央部で締結することにより閉じる。そして、工事中は、この門扉を開けてトラックや人が通れるようにし、その日の工事が終わったら門扉を閉めて人が出入りできないようにする。
【0005】
また、例えば、特許文献1には、工事現場の出入り口の幅を工事の状況に対応して変更することができ、開閉の際スムースに走行すると同時に、伸縮枠が変形しない仮設用門扉が示されている。この門扉においては、キャスターを有する連結支杆の連結孔を垂直長孔に形成することにより、他の連結支杆と上下方向に移動可能に接続されている。したがって、床面の勾配や凹凸があった場合にもスムースに開閉でき、伸縮枠が変形しない。
【特許文献1】特開平06−146758号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、施工現場ではなく、施設などに常設される門扉には、キャスターの通り道として金属製のレールが敷かれていることが多い。そして、パンタグラフ式の門扉を左右に開く際には、キャスターがそのレール上を移動する。しかしながら、特許文献1にも示すような施工現場で用いる門扉には、仮設ゆえ、常設の門扉に多く用いられているキャスターの通り道であるレールを設けてはいない。したがって、門扉のキャスターは、土の上をガタガタと左右に動くことになる。
【0007】
そして、門扉を閉じてあるとき(門扉使用時)に、門扉を人が誤って押したり、地面が傾いていたり、又は風の影響で、門扉が手前側もしくは奥側に膨らむようにして突出してしまうことがある。以下、図を参照して説明する。図6は、従来の門扉の形状を示す上面図である。図6(a)、図6(b)には、仮設用フェンス30が両サイドにくの字型に配置されている。両サイドの仮設用フェンス30の間には、従来の仮設用の門扉31が配置されている。図6に示すように、従来の仮設用の門扉31は、門扉を人が誤って押したり、地面が傾いていたり、又は風の影響で、手前側もしくは奥側に膨らむようにして突出してしまうことがある。この場合には、敷地内の建物にぶつかったり、道路側にはみ出してしまったりして、交通障害になることもある。また、門扉を開いて左右の支柱付近に収納した際に、地面が傾いていたり、風の影響などで、門扉が伸びてしまい、作業の支障になることもある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、使用時・収納時の安定性を向上させた門扉を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、左右方向に伸縮自在に開閉できる門扉であって、上下方向に移動可能なアンカーと、前記門扉に固着され、前記アンカーを保持する丸落し保持金具と、前記アンカーの先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカーの先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具と、を具備し、前記門扉を閉じた際に、前記アンカーを前記差込筒部に挿嵌することにより前記門扉の位置を固定する構成を採用した。
【0010】
また、請求項2に記載の発明のように、左右方向に伸縮自在に開閉できる門扉であって、 上下方向に移動可能なアンカーと、前記門扉に固着され、前記アンカーを保持する丸落し保持金具と、該アンカーの先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカーの先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具と、を具備し、前記門扉を収納した際に、前記アンカーを前記差込筒部に挿嵌することにより前記門扉の位置を固定する構成を採用できる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明のように、前記差込筒部の下端に土抜き用の孔が穿設されていることが好ましい。
【0012】
また、請求項4に記載の発明のように、前記門扉が、使用時には略中央部分で連結され、収納時には左右両開きできる2つの門扉部からなっている構成を採用することもできる。
【0013】
また、請求項5に記載の発明のように、前記門扉が、左右方向に伸縮可能なパンタグラフ式の門扉部で構成されることもできる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、門扉を閉めた際に、門扉を人が誤って押したり、地面が傾いていたり、又は風の影響で、門扉が手前側もしくは奥側に膨らむようにして突出してしまうことがなく、門扉の使用時(門扉を閉じた状態)の安定性を向上させることができる。
【0015】
また、請求項2に記載の発明によれば、門扉を収納した際に、地面が傾いていたり、風の影響などで、門扉が伸縮してしまい、作業の支障になることがなく、門扉の収納時(門扉を開いた状態)の安定性を向上させることができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1、2に記載の発明の効果に加え、差込筒部内に土が入ってしまっても、差込筒部内にアンカーを落とし込むことにより、差込筒部から土を排除することができる。
【0017】
また、請求項4に記載の発明によれば、使用時には略中央部分で連結され、収納時には左右両開きできる2つの門扉部を有する門扉をその中央部でしっかりと固定できるので、使用時の安定性を向上できる。
【0018】
また、請求項5に記載の発明によれば、左右方向に伸縮可能なパンタグラフ式の門扉部を使用時・収納時の位置にしっかりと固定できるので、使用時・収納時の安定性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
左右方向に伸縮自在に開閉できる門扉であって、上下方向に移動可能なアンカーと、前記門扉に固着され、前記アンカーを保持する丸落し保持金具と、前記アンカーの先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカーの先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具と、を具備し、前記門扉を閉じた際に、前記アンカーを前記差込筒部に挿嵌することにより前記門扉の位置を固定する。
【実施例1】
【0020】
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る門扉を閉じた状態を示す正面図である。図2は、本発明に係る門扉の係止部分を示す斜視図である。図3は、本発明に係る門扉固定ユニットの構成を示す分解斜視図である。図4は、アンカーの係止状態を示す図である。図4(a)は、アンカーを収納した状態を示す図であり、図4(b)は、アンカーを落とし込んだ状態を示す図である。図5は、本発明に係る門扉を収納した状態を示す正面図である。なお、以下の実施例では、門扉を閉じた状態を使用時、門扉を開いた状態を収納時という。
【0021】
図1には、本発明に係る門扉1が閉じた状態で地面に設置されている。門扉1は、X状にアーム2を組み合わせたパンタグラフ部(門扉部)3、4を具備している。図の右方のパンタグラフ部3の端部は、上下に長い柱5、6に摺動可能に固定されている。図の左方のパンタグラフ部4の端部は、上下に長い柱7、8に摺動可能に固定されている。また、パンタグラフ部3、4の中央部には、中央部から下方に延びる柱9が取り付けられている。柱5、6、7、8、9の下方には、地面上を転がるキャスター10が取り付けられており、門扉1を図の左右方向に伸縮自在に開閉できる。
【0022】
柱5、6、7、8の上部と下部には、上下に長い長穴11a、12aを有する断面コの字型をした門扉ステー11、12が設けられている。上方の門扉ステー11の手前側には、門扉を伸縮する際に手で握ることができる取っ手17が設けられている。長穴11a、12aには、パンタグラフ部3、4の端部が固定されており、パンタグラフ部3、4が開閉されるに従って、アーム2の端部の位置が上下に摺動しても保持できるようになっている。また、柱9の下部には、長穴9aが設けられており、長穴11a、12aと同様に、パンタグラフ部3、4を構成するアーム2の位置が上下に摺動しても保持できるようになっている。さらに、柱5、6、7、8の中央部には、アーム2の中間点を保持するためのアーム保持部材16が設けられている。
【0023】
柱6、8の上部には、図2に詳しく示すように、両者を係止するための摺動部材13、14が配置されている。摺動部材13、14は、柱6、8上を上下に摺動することができる。摺動部材13の図の手前側には、柱6と柱8とを固定するためのフック13aが柱8側に向けて設置されている。摺動部材14のフック13aの位置に対応する箇所には、円筒状をした円筒部材14aが設けられている。フック13aの先端は、下方に向けて曲げられており、その先端は、円筒部材14aの円筒部に嵌合される。門扉1を使用する際には、摺動部材13を上側に摺動させて、フック13aの先端が円筒部材14aの上部に来るようにした後、摺動部材13を下側に摺動させることにより、フック13aの先端を円筒部材14aに嵌合させて、柱6と柱8の上部とを固定する。なお、柱6、8の下部にも、両者を係止するための摺動部材13、14が配置されており、同じように柱6と柱8の下部を固定する。
【0024】
柱5、7の図の外側には、棒状の支柱15、15が地面に立設されている。柱5、7の上部と下部には、柱5、7と支柱15、15とを固定するための摺動部材13が設けられている。摺動部材13には、フック13aが支柱15、15側に向けて設置されている。支柱15、15の上部と下部のフック13aの位置に対応する箇所には、円筒部材14aが設けられている。フック13aの先端は、下方に向けて曲げられており、その先端は、円筒部材14aの円筒部に嵌合されて、柱5、7と支柱15、15とを固定する。
【0025】
この例では、柱6の下部には、門扉固定ユニット20が配置されている。門扉固定ユニット20は、図3に示すように、門扉1に固着する丸落し保持金具21と、該丸落し保持金具21に係止され、上下方向に移動可能なアンカー22と、該アンカー22の先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカー22の先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具23と、からなる。なお、この例では、柱6の下部にのみ門扉固定ユニット20を配置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、柱8にも門扉固定ユニット20を配置することもできる。
【0026】
図3の中央部には、門扉1を構成する柱6の下部が示されている。柱6の下部には、長穴12aを有する断面コの字型をした門扉ステー12が設けられている。柱6の下端には、中空の角柱形状をした門扉脚24が設けられている。門扉脚24の2箇所には、上下に貫通孔(図示せず)が設けられており、その貫通孔に通したボルト25により、キャスター10が固定されている。
【0027】
図3の左上方には、門扉1の柱6の下部に固着する丸落し保持金具21が示されている。丸落し保持金具21は、中空の角柱形状をした上下方向に長く延び、アンカー22を保持するアンカー保持筒部21aと、断面コの字型をし、門扉に嵌合される門扉脚固定部21bとからなる。
【0028】
アンカー保持筒部21aの図の手前側の一面には、中央付近から上部にかけて切り欠かれた下段アンカー保持部21cが形成されている。アンカー保持筒部21aの図の奥側の一面には、上部が切り欠かれた上段アンカー保持部21dが形成されている。上段アンカー保持部21dの下方の図の奥側には、端面が下方に折り曲げられた門扉ステー掛けフック21eが突設されている。丸落し保持金具21を柱6に固定する際には、この門扉ステー掛けフック21eを門扉ステー12の上端面に引っ掛けるように保持する。
【0029】
門扉脚固定部21bの上面には、門扉脚固定部21bを門扉脚24に嵌合した際に、ボルト25に接触しないように、抜け穴21fが穿設されている。門扉脚固定部21bの側面には、貫通孔(図示せず)が空けられ、ナット26が溶接されている。ナット26には、ボルト27がねじ込まれており、門扉脚固定部21bを門扉脚24に嵌合した際に、門扉脚24をボルト27で固定する。
【0030】
丸落し保持金具21の図の左方には、アンカー22が示されている。アンカー22の下端部は、先の尖ったアンカー先端部22aが設けられている。アンカー22の上端部は、略直角に折り曲げられたアンカー上端部22bが設けられている。この例では、アンカー22の外径はφ16、長さは350mmとなっている。
【0031】
図3の右方には、丸落し受け金具23が示されている。丸落し受け金具23は、略長方形をした板状のベース23aと、ベース23aの下方に溶接固定された差込筒部23bとからなる。
【0032】
ベース23aの中央部には、アンカー22を挿嵌するアンカー保持穴23cが穿設されている。この例では、アンカー保持穴23cの径は、φ20となっている。ベース23aのアンカー保持穴23cの両サイドには、差込筒部23bを地面に埋設した際に、丸落し受け金具23を地面に固定するためにグランドアンカー(図示せず)を固定するためのグランドアンカー固定穴23d、23dが穿設されている。
【0033】
差込筒部23bは中空のテーパ状をしており、アンカー22の先端部22aが挿嵌できるようになっている。差込筒部23bは、この例では、大径の部分がφ50で、小径の部分がφ24で、長さは110mmとなっている。差込筒部23bの下端には、土抜き穴23eが穿設されており、差込筒部23b内に土が入ってしまっても、アンカー22を落とし込むことにより、差込筒部23bから土を排除することができるようになっている。
【0034】
丸落し受け金具23を設置する際には、まず、アンカー22を落とし込みたい所に、くいにて地面に穴を開ける。なお、この実施例では、このくいによってできる穴と差込筒部23bの外形とは略一致するようになっている。次に、地面の穴に差込筒部23bを挿入し、地面とベース23aの高さが略一定になるように丸落し受け金具23を埋設する。そして、必要に応じてグランドアンカーをグランドアンカー固定穴23d、23dに挿嵌し、丸落し受け金具23を地面に固定する。
【0035】
図4には、門扉固定ユニット20が組み立てられた状態が示されている。この例では、丸落し受け金具23の差込筒部23bは地面に埋設されている。
【0036】
図4(a)においては、アンカー上端部22bが上段アンカー保持部21d内に納められている。この状態では、アンカー22は、丸落し受け金具23の差込筒部23bに挿嵌されておらず、門扉1を自由に移動させることができる。その際、アンカー上端部22bが上段アンカー保持部21d内にしっかりと納められているので、アンカー22が脱落してしまうことがない。
【0037】
図4(b)においては、アンカー上端部22bが下段アンカー保持部21c内に納められている。この状態では、アンカー22は、丸落し受け金具23のアンカー保持穴23c、及び差込筒部23bに挿嵌されており、門扉1を自由に移動させることはできない。このように、門扉1を固定することにより、門扉1を閉じた時や収納した時に風等により移動してしまうことが無く、設置時の安定性を向上できる。
【0038】
図5には、門扉1が収納された例が示されている。この図では、図の右方のパンタグラフ部3が縮められおり、柱6が柱5の方に移動している。このパンタグラフ部3を縮めた状態で、柱6に取り付けられたアンカー22の下部には、丸落し受け金具23が埋設されている。この位置で、アンカー22を丸落し受け金具23の差込筒部23bに挿嵌することにより、門扉1を固定することができる。このように、柱6を縮めた状態でも門扉1を固定することができる。なお、この例のように、パンタグラフ部3を縮めた位置においてアンカー22で固定することもできるし、縮めた門扉1を図の手前側か奥側に90度ほど回転させた位置に固定することもできる。このように、丸落し受け金具23を埋設する位置によって様々な位置に門扉1を固定できる。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明に係る門扉は、土木や建築関係の施工現場、あるいは各種イベントが開催される催場等で使用される門扉に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る門扉を閉じた状態を示す正面図である。
【図2】本発明に係る門扉の係止部分を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る門扉固定ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図4】アンカーの係止状態を示す図である。図4(a)は、アンカーを収納した状態を示す図であり、図4(b)は、アンカーを落とし込んだ状態を示す図である。
【図5】本発明に係る門扉を収納した状態を示す正面図である。
【図6】従来の門扉の形状を示す上面図である。
【符号の説明】
【0042】
1・・・・・・・・・・・門扉
2・・・・・・・・・・・アーム
3、4・・・・・・・・・パンタグラフ部
5、6、7、8、9・・・柱
10・・・・・・・・・・キャスター
11、12・・・・・・・門扉ステー
11a、12a・・・・・長穴
13、14・・・・・・・摺動部材
13a・・・・・・・・・フック
14a・・・・・・・・・円筒部材
15・・・・・・・・・・支柱
16・・・・・・・・・・アーム保持部材
17・・・・・・・・・・取っ手
20・・・・・・・・・・門扉固定ユニット
21・・・・・・・・・・丸落し保持金具
21a・・・・・・・・・アンカー保持筒部
21b・・・・・・・・・門扉脚固定部
21c・・・・・・・・・下段アンカー保持部
21d・・・・・・・・・上段アンカー保持部
21e・・・・・・・・・門扉ステー掛けフック
21f・・・・・・・・・抜け穴
22・・・・・・・・・・アンカー
22a・・・・・・・・・アンカー先端部
22b・・・・・・・・・アンカー上端部
23・・・・・・・・・・丸落し受け金具
23a・・・・・・・・・ベース
23b・・・・・・・・・差込筒部
23c・・・・・・・・・アンカー保持穴
23d・・・・・・・・・グランドアンカー固定穴
23e・・・・・・・・・土抜き穴
24・・・・・・・・・・門扉脚
25・・・・・・・・・・ボルト
26・・・・・・・・・・ナット
27・・・・・・・・・・ボルト


【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右方向に伸縮自在に開閉できる門扉であって、
上下方向に移動可能なアンカーと、
前記門扉に固着され、前記アンカーを保持する丸落し保持金具と、
前記アンカーの先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカーの先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具と、
を具備し、
前記門扉を閉じた際に、前記アンカーを前記差込筒部に挿嵌することにより前記門扉の位置を固定することを特徴とする門扉。
【請求項2】
左右方向に伸縮自在に開閉できる門扉であって、
上下方向に移動可能なアンカーと、
前記門扉に固着され、前記アンカーを保持する丸落し保持金具と、
該アンカーの先端を挿嵌する貫通孔と、前記アンカーの先端を収容し、地面に埋め込んで使用する差込筒部と、を有する別体の丸落し受け金具と、
を具備し、
前記門扉を収納した際に、前記アンカーを前記差込筒部に挿嵌することにより前記門扉の位置を固定することを特徴とする門扉。
【請求項3】
前記差込筒部の下端に土抜き用の孔が穿設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の門扉。
【請求項4】
前記門扉が、使用時には略中央部分で連結され、収納時には左右両開きできる2つの門扉部からなっていることを特徴とする請求項1乃至3に記載の門扉。
【請求項5】
前記門扉が、左右方向に伸縮可能なパンタグラフ式の門扉部で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の門扉。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−303210(P2007−303210A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−134024(P2006−134024)
【出願日】平成18年5月12日(2006.5.12)
【出願人】(592245904)株式会社ハマネツ (11)
【Fターム(参考)】