説明

開閉装置

【課題】開閉部材の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用可能な開閉装置を提供する。
【解決手段】開閉装置としての便座便蓋装置1は、基体としてのヒンジ部20と、ヒンジ部20に揺動可能に軸支された開閉部材としての便座13とを備える。
ヒンジ部20には紫外線を照射可能なUV−LED21が設けられ、便座13には閉鎖時にUV−LED21が照射した紫外線を反射する反射部13aが設けられている。反射部13aの表面には、紫外線を反射可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の開閉装置が開示されている。この開閉装置は、基体と、基体に揺動可能に軸支された開閉部材とを備えている。より具体的には、基体は鉢面をもつ洋風便器本体に設けられるヒンジ部であり、開閉部材はヒンジ部に揺動可能に軸支された便座又は便蓋である。便蓋の裏面には紫外線を照射可能な紫外線光源が設けられている。
【0003】
このような構成である従来の開閉装置では、便蓋の閉鎖時において、紫外線光源から照射される紫外線が洋風便器本体の鉢面に当たる。このため、洋風便器本体の鉢面が紫外線によって殺菌される。
【0004】
【特許文献1】特開平9−135791号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の開閉装置では、開閉部材としての便蓋の開放時、紫外線光源による紫外線の照射方向がほぼ水平となり、紫外線の照射による殺菌作用を利用することができていなかった。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、開閉部材の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用可能な開閉装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明の開閉装置は、基体と、該基体に揺動可能に軸支された開閉部材とを備え、該基体には紫外線を照射可能な紫外線光源が設けられ、該開閉部材には閉鎖時又は開放時に該紫外線光源が照射した該紫外線を反射する反射部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
このような構成である第1発明の開閉装置は、例えば、開閉部材の閉鎖時に紫外線光源が照射した紫外線を反射する反射部が設けられている場合、下記のように作用する。
【0009】
すなわち、この開閉装置は、開閉部材の開放時、紫外線光源が照射した紫外線を直接に第1の範囲に当てることができる。他方、この開閉装置は、開閉部材の閉鎖時、紫外線光源が照射した紫外線を反射部により反射させて照射方向を変え、第2の範囲に当てることができる。そして、第1、2の範囲では、紫外線が当たれば、殺菌作用が生じることとなる。
【0010】
また、この開閉装置は、開閉部材の開放時に紫外線光源が照射した紫外線を反射する反射部が設けられている場合も、同様に作用する。
【0011】
したがって、第1発明の開閉装置は、開閉部材の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用可能である。
【0012】
紫外線光源としては、紫外線ランプ、紫外線LEDその他の一般的な紫外線光源を採用することができる。また、紫外線(波長が約300〜400nm)を含む光線を照射する白熱電球、蛍光灯、水銀ランプ等の光源を採用することもできる。紫外線は、後述する光触媒を効果的に励起可能な380nmの波長のものであることが好ましい。紫外線照射装置の小型化、省電力化、耐久性のためには紫外線LEDを採用することが好ましい。
【0013】
第1発明の開閉装置において、前記反射部の表面には、前記紫外線を反射可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成され得る。
【0014】
この場合、この開閉装置では、反射部の表面に形成された光触媒を含む防汚層にも紫外線が照射されることとなる。このため、この開閉装置は、反射部の表面に汚れが付着するおそれがある場合でも、光触媒を含む防汚層において光触媒の活性が上がり、汚れ成分を効果的に分解することができる。このため、この開閉装置では、反射部の表面に汚れが付着することを抑制することができ、その結果、紫外線の照射による殺菌作用を長期に亘って維持することができる。
【0015】
第2発明の開閉装置は、基体と、該基体に揺動可能に軸支された開閉部材とを備え、該基体には紫外線を照射可能な紫外線光源が設けられ、該開閉部材には閉鎖時又は開放時に該紫外線光源が照射した該紫外線を屈折させる屈折部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
このような構成である第2発明の開閉装置は、例えば、開閉部材の閉鎖時に紫外線光源が照射した紫外線を屈折させる屈折部が設けられている場合、下記のように作用する。
【0017】
すなわち、この開閉装置は、開閉部材の開放時、紫外線光源が照射した紫外線を直接に第1の範囲に当てることができる。他方、この開閉装置は、開閉部材の閉鎖時、紫外線光源が照射した紫外線を屈折部により屈折させて照射方向を変え、第2の範囲に当てることができる。そして、第1、2の範囲では、紫外線が当たれば、殺菌作用が生じることとなる。
【0018】
また、この開閉装置は、開閉部材の開放時に紫外線光源が照射した紫外線を屈折させる屈折部が設けられている場合も、同様に作用する。
【0019】
したがって、第2発明の開閉装置も、開閉部材の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用可能である。
【0020】
第2発明の開閉装置において、前記屈折部の表面には、前記紫外線を透光可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成され得る。
【0021】
この場合、この開閉装置では、屈折部の表面に形成された光触媒を含む防汚層にも紫外線が照射されることとなる。このため、この開閉装置は、屈折部の表面に汚れが付着するおそれがある場合でも、光触媒を含む防汚層において光触媒の活性が上がり、汚れ成分を効果的に分解することができる。このため、この開閉装置では、屈折部の表面に汚れが付着することを抑制することができ、その結果、紫外線の照射による殺菌作用を長期に亘って維持することができる。
【0022】
第1、2発明の開閉装置において、前記基体は鉢面をもつ便器本体に設けられるヒンジ部であり、前記開閉部材は便座又は便蓋であり得る。
【0023】
この場合、ヒンジ部に紫外線光源が設けられ、便座又は便蓋には反射部又は屈折部が設けられることとなる。このようなヒンジ部及び便座又は便蓋が設けられた便器では、例えば、便座又は便蓋の閉鎖時において、紫外線光源が照射した紫外線が反射部により反射されたり、屈折部により屈折されたりし、便器本体、ヒンジ部の後方又は便座若しくは便蓋の裏面等に当たり得る。また、便座又は便蓋の開放時においては、紫外線光源が照射した紫外線が直接に便器本体の鉢面等に当たり得る。そして、便器本体、ヒンジ部の後方、便座又は便蓋の裏面、及び便器本体の鉢面等においては、紫外線が当たれば、殺菌作用が生じることとなる。このため、この開閉装置は、便器として、本発明の効果を確実に奏することができる。
【0024】
さらに、この開閉装置において、前記鉢面、前記便座及び前記便蓋の少なくとも一つには、光触媒が設けられ得る。この場合、鉢面、便座及び便蓋の少なくとも一つに設けられた光触媒に紫外線が照射されることにより、光触媒の活性が上がり、鉢面、便座又は便蓋に付着した臭気成分や汚れ成分をより効果的に分解することができる。このため、この開閉装置は、便器として、本発明の効果を一層確実に奏することができる。
【0025】
第1、2発明の開閉装置において、前記基体は出入口をもつフレームであり、前記開閉部材は該出入口を開閉するための蓋体であり得る。
【0026】
この場合、フレームに紫外線光源が設けられ、蓋体には反射部又は屈折部が設けられることとなる。
【0027】
このようなフレーム及び蓋体では、例えば、蓋体の閉鎖時において、紫外線光源が照射した紫外線が反射部により反射されたり、屈折部により屈折されたりし、蓋体の裏面等に当たり得る。また、蓋体の開放時においては、紫外線光源が照射した紫外線が直接に出入口をもつフレームの内壁面等に当たり得る。そして、蓋体の裏面及びフレームの内壁面等においては、紫外線が当たれば、殺菌作用が生じることとなる。
【0028】
このため、この開閉装置も、フレーム及び蓋体をもつ部屋等として、本発明の効果を確実に奏することができる。
【0029】
さらに、この開閉装置において、前記フレーム及び前記蓋体の少なくとも一つには、光触媒が設けられ得る。
【0030】
この場合、フレーム及び蓋体の少なくとも一つに設けられた光触媒に紫外線が照射されることにより、光触媒の活性が上がり、フレーム又は蓋体に付着した臭気成分や汚れ成分をより効果的に分解することができる。このため、この開閉装置は、フレーム及び蓋体をもつ部屋等として、本発明の効果を一層確実に奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
【実施例1】
【0032】
図1に示すように、実施例1の開閉装置は、洋風便器10に適用されるものである。洋風便器10は、鉢面11aをもつ洋風便器本体11と、洋風便器本体11の後部上方に設けられる便器洗浄タンク12と、洋風便器本体11の後部において、便器洗浄タンク12の前方に設けられる開閉装置としての便座便蓋装置1とからなる。
【0033】
便座便蓋装置1は、基体としてのヒンジ部20と、ヒンジ部20に揺動可能に軸支された開閉部材としての便座13及び便蓋14とを備えている。そして、ヒンジ部20には、図2に示すように、内部空間20aが形成され、内部空間20aの上方には、紫外線を照射可能な紫外線光源としてのUV−LED21が設置されている。UV−LED21は、洋風便器本体11の鉢面11aに向けて紫外線を照射可能な姿勢で配置されている。
【0034】
ヒンジ部20の前面側には、UV−LED21が鉢面11aに紫外線を照射可能とするために、紫外線を透光可能なアクリル樹脂等の樹脂材料からなる透光窓22が設けられている。また、ヒンジ部20の後面側にも、詳細は後述するが、紫外線を透光可能なアクリル樹脂等の樹脂材料からなる透光窓23が設けられている。
【0035】
図3及び図4に示すように、便座13において、便座13の閉鎖時にヒンジ部20の前面側と対面する面には、紫外線を反射する反射部13aが設けられている。便座13の開放時には、反射部13aは、図2に示すように、UV−LED21の照射方向に対して上方に移動するようになっている。このため、UV−LED21から照射された紫外線は、便座13の開放時には、透光窓22を透過して鉢面11aに照射されることとなっている。
【0036】
他方、便座13の閉鎖時には、反射部13aは、図3及び図4に示すように、UV−LED21の照射方向をさえぎる場所に移動するようになっている。このため、UV−LED21から照射された紫外線は、便座13の閉鎖時には、透光窓22を透過した後、反射部13aにより反射されて、鉢面11aとは反対側に向きを変え、透光窓22と、ヒンジ部20の後面側の透光窓23とを透過して、ヒンジ部20の後方、便器洗浄タンク12の前面下側や洋風便器本体11の後部上面等に照射されることとなっている。
【0037】
反射部13aの表面には、紫外線を反射可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成されている。また、鉢面11a、便座13及び便蓋14にも、光触媒が表面を覆うように設けられている。
【0038】
このような構成である実施例1の便座便蓋装置1は、下記のように作用する。すなわち、この便座便蓋装置1は、便座13の開放時、図2に示すように、UV−LED21が照射した紫外線を直接に鉢面11aに当てることができている。他方、この便座便蓋装置1は、便座13の閉鎖時、図3に示すように、UV−LED21が照射した紫外線を反射部13aにより反射させて照射方向を変え、ヒンジ部20の後方、便器洗浄タンク12の前面下側や洋風便器本体11の後部上面等に当てることができている。そして、鉢面11a及びヒンジ部20の後方においては、紫外線が当たることにより、殺菌作用が生じることとなっている。
【0039】
したがって、実施例1の便座便蓋装置1は、便座13の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用することができている。
【0040】
また、この便座便蓋装置1において、反射部13aの表面には、紫外線を反射可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成されている。このため、この便座便蓋装置1では、反射部13aの表面に形成された光触媒を含む防汚層にも紫外線が照射されることとなっている。このため、この便座便蓋装置1は、反射部13aの表面に汚れが付着するおそれがある場合でも、光触媒を含む防汚層において光触媒の活性が上がり、汚れ成分を効果的に分解することができる。このため、この便座便蓋装置1では、反射部13aの表面に汚れが付着することを抑制することができており、その結果、紫外線の照射による殺菌作用を長期に亘って維持することを実現できている。
【0041】
さらに、この便座便蓋装置1において、鉢面11a、便座13及び便蓋14にも光触媒が設けられていることから、それらに紫外線が照射されることにより、光触媒の活性が上がり、鉢面11a、便座13及び便蓋14に付着した臭気成分や汚れ成分をより効果的に分解することができる。このため、この便座便蓋装置1は、洋風便器10として、本発明の効果を一層確実に奏することができている。
【0042】
なお、実施例1の便座便蓋装置1において、便座13の代わりに便蓋14に反射部13aを設けても、同様の作用効果を奏することができる。
【実施例2】
【0043】
図5及び図6に示すように、実施例2の便座便蓋装置2は、実施例1の便座便蓋装置1の内部空間20a、UV−LED21、透光窓22、23及び反射部13aに代えて、内部空間201a、UV−LED211、透光窓221及び反射部131aを採用している。他の構成は実施例1の便座便蓋装置1と同様であるので、説明は省く。
【0044】
便座便蓋装置2では、図5に示すように、便座13の開放時に、反射部131aがUV−LED211の上方に移動する。そして、UV−LED211から照射された紫外線の一部は、透光窓221を透過した後、反射部131aに反射されて鉢面11aに照射される。また、UV−LED211から照射された紫外線の残りも鉢面11aに照射される。
【0045】
他方、図6に示すように、便座13の閉鎖時には、反射部131aがUV−LED211の照射方向を遮らない下方の場所に移動する。そして、UV−LED211から照射された紫外線は、透光窓221を透過した後、便座13の上面に照射される。そして、鉢面11a及び便座13の上面においては、紫外線が当たることにより、殺菌作用が生じることとなっている。
【0046】
したがって、実施例2の便座便蓋装置2も、実施例1の便座便蓋装置1と同様に、便座13の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用することができている。
【実施例3】
【0047】
図7及び図8に示すように、実施例3の開閉装置は、ゴミ箱30に適用されるものである。開閉装置としてのゴミ箱30は、基体としての出入口をもつフレーム31と、開閉部材として、フレーム31に揺動可能に軸支された蓋体32とによって構成されている。
【0048】
フレーム31は、底壁34と四面の側壁35からなり、上方に出入口が形成され、内部にゴミ等を収容する部屋31aが形成されている。また、フレーム31は、側壁35のうちの1面の上縁にヒンジ33を有しており、ヒンジ33によって、蓋体32が揺動可能に軸支されている。このため、蓋体32は、フレーム31の出入口を開閉することが可能となっている。
【0049】
フレーム31は、ヒンジ33の下方に紫外線を照射可能な紫外線光源としてのUV−LED41を有している。UV−LED41は、図8に示すように、蓋体32の開放時に、フレーム31の部屋31aの内壁面31bに向けて紫外線を照射可能な姿勢で配置されている。
【0050】
他方、蓋体32の裏面32bのヒンジ側には、三角断面の屈折部32aが設けられている。屈折部32aは、プリズム(平行でない平面を二つ以上もつ透明体)の一種であり、図7に示すように、蓋体32の閉鎖時に、UV−LED41が照射した紫外線を屈折させて、蓋体32の裏面32bを照射することが可能とされている。
【0051】
屈折部32aの表面には、紫外線を透光可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成されている。また、フレーム31の内壁面31b及び蓋体32の裏面32bにも、光触媒が表面を覆うように設けられている。
【0052】
このような構成である実施例3のゴミ箱30は、下記のように作用する。すなわち、このゴミ箱30は、蓋体32の開放時、図8に示すように、UV−LED41が照射した紫外線を直接にフレーム31の内壁面31bに当てることができている。他方、このゴミ箱30は、蓋体32の閉鎖時、図7に示すように、UV−LED41が照射した紫外線を屈折部32aにより屈折させて照射方向を変え、蓋体32の裏面32bに当てることができている。そして、蓋体32の裏面32b及びフレーム31の内壁面31bにおいては、紫外線が当たることにより、殺菌作用が生じることとなっている。
【0053】
したがって、実施例3のゴミ箱30は、蓋体32の閉鎖時及び開放時の両方において、紫外線の照射による殺菌作用を利用することができている。
【0054】
また、このゴミ箱30において、屈折部32aの表面には、紫外線を透光可能であるとともに光触媒を含む防汚層が形成されている。このため、このゴミ箱30では、屈折部32aの表面に形成された光触媒を含む防汚層にも紫外線が照射されることとなっている。このため、このゴミ箱30は、屈折部32aの表面に汚れが付着するおそれがある場合でも、光触媒を含む防汚層において光触媒の活性が上がり、汚れ成分を効果的に分解することができる。このため、このゴミ箱30では、屈折部32aの表面に汚れが付着することを抑制することができており、その結果、紫外線の照射による殺菌作用を長期に亘って維持することを実現できている。
【0055】
さらに、このゴミ箱30において、フレーム31の内壁面31b及び蓋体32の裏面32bにも光触媒が設けられていることから、それらに紫外線が照射されることにより、光触媒の活性が上がり、フレーム31の内壁面31b及び蓋体32の裏面32bに付着した臭気成分や汚れ成分をより効果的に分解することができる。このため、このゴミ箱30も、本発明の効果を一層確実に奏することができている。
【0056】
なお、実施例3のゴミ箱30と同様の構成により、人が出入りできる部屋を構成することも可能である。
【0057】
以上において、本発明を実施例1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜3に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【0058】
例えば、実施例1、2において、ヒンジ部20と便器洗浄タンク12とは別体であるが、便器洗浄タンク12の前面下方に、ヒンジ部20が一体に形成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本発明は便座便蓋装置、ゴミ箱、部屋その他の開閉装置に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】実施例1の便座便蓋装置が適用される洋風便器の概略断面図である。
【図2】実施例1の便座便蓋装置に係り、便座の開放時の要部拡大断面図である。
【図3】実施例1の便座便蓋装置に係り、便座の閉鎖時の要部拡大断面図である。
【図4】実施例1の便座便蓋装置に係り、便座の閉鎖時における反射部の要部拡大断面図である。
【図5】実施例2の便座便蓋装置に係り、便座の開放時の要部拡大断面図である。
【図6】実施例2の便座便蓋装置に係り、便座の閉鎖時の要部拡大断面図である。
【図7】実施例3のゴミ箱に係り、蓋体の閉鎖時の要部拡大断面図である。
【図8】実施例3のゴミ箱に係り、蓋体の開放時の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
【0061】
1、2…便座便蓋装置
30…ゴミ箱
20、31…基体(20…ヒンジ部、31…フレーム)
13、32…開閉部材(13…便座、32…蓋体)
21、41…紫外線光源(UV−LED)
13a…反射部
32a…屈折部
11…洋風便器本体
11a…鉢面
14…便蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体と、該基体に揺動可能に軸支された開閉部材とを備え、該基体には紫外線を照射可能な紫外線光源が設けられ、該開閉部材には閉鎖時又は開放時に該紫外線光源が照射した該紫外線を反射する反射部が設けられていることを特徴とする開閉装置。
【請求項2】
基体と、該基体に揺動可能に軸支された開閉部材とを備え、該基体には紫外線を照射可能な紫外線光源が設けられ、該開閉部材には閉鎖時又は開放時に該紫外線光源が照射した該紫外線を屈折させる屈折部が設けられていることを特徴とする開閉装置。
【請求項3】
前記基体は鉢面をもつ便器本体に設けられるヒンジ部であり、前記開閉部材は便座又は便蓋である請求項1又は2記載の開閉装置。
【請求項4】
前記鉢面、前記便座及び前記便蓋の少なくとも一つには、光触媒が設けられている請求項3記載の開閉装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−20861(P2007−20861A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−207079(P2005−207079)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(000000479)株式会社INAX (1,429)
【Fターム(参考)】