説明

関心情報生成装置、関心情報生成システム、および関心情報生成プログラム

【課題】 展示物に添付されているタグからタグリーダが読み取った情報にもとづいて、どこに展示されているどのような展示物に関心が抱かれているのかを把握することができるシステムを提供する。
【解決手段】 タグリーダ5が、商品等に添付されている可動位置タグ2が記憶している情報と、建物の壁面等に設置されている不動位置タグ1が記憶している情報を読み取って、関心情報生成部6に送信する。関心情報生成部6は、タグリーダ5から受信した情報と、タグ位置情報格納部3、およびタグ内容情報格納部4が記憶している情報とにもとづいて、タグリーダ5が読み取った可動位置タグ2が添付されている商品等の位置を示す関心情報を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、展示物に添付されているタグからタグリーダが読み取った情報にもとづいて、どこに展示されているどのような展示物に関心が抱かれているのかを把握することができる関心情報生成装置、関心情報生成システム、および関心情報生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
小売店は、バーコードが記載されたタグを商品に添付し、店員がバーコードタグリーダで商品に添付されたタグに記載されているバーコードを読み取って商品管理を行っている。近年では、より多くの情報を用いて商品管理を行うことができるように、タグに2次元バーコードを記載したり、RFID(Radio Frequency IDentification)を用いたりしている。
【0003】
2次元バーコードが記載されたタグを読み取るタグリーダとして、例えば、携帯電話機に搭載されているカメラを用いると、タグから20センチメートル程度離れていても2次元バーコードの読み取りが可能である。また、RFIDタグを用いた場合、RFIDの仕様によるが、RFIDタグリーダは、数センチメートルから数メートル離れていてもRFIDタグが記憶している情報を読み取ることが可能である。
【0004】
単なる商品管理に止まらず、商品に添付されたタグにもとづいて、顧客の商品嗜好、商品等に対する関心の程度、その他の商品関連情報を把握することも検討されている。
【0005】
例えば、店舗内で使用されるカートがタグリーダを搭載し、タグリーダが店舗内の各所に設置されたタグが記憶している位置情報を読み取って、顧客の移動経路を把握するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
また、陳列されている商品に付された無線タグが記憶している商品情報を、商品の陳列位置の近傍に設置されているセンサが読み取ったか否かによって、顧客が商品に接触した回数を集計するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。そのようなシステムによれば、店舗側は、商品に対する顧客の関心の程度を把握することができる。
【0007】
【特許文献1】特開2000−357177号公報 (段落0018〜0037、図1)
【特許文献2】特許第3372168号公報 (段落0024〜0054、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一般に、小売店等に陳列されている商品や小売店等に掲示されているポスター等は頻繁に移動させられるが、特許文献1に記載されているシステムは、商品等にタグを添付しないため、顧客の移動経路と顧客が興味を示した商品とを対応づけるためには、商品等に対応づけて、商品等が陳列されている位置を示す情報を記憶手段等に記憶させなければならない。そして、商品が移動されると、その都度新たな位置を示す情報と記憶手段等に記憶させなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0009】
商品等にタグを添付した場合でも、タグに記載されているバーコード等が示す情報は、位置情報を含まない。タグに記載されているバーコード等が示す情報に位置情報を含ませると、商品やポスターを移動させるたびに、バーコード等が示す情報に新たな位置情報を含ませなければならず、手間がかかるからである。
【0010】
従って、小売店等は、顧客がタグリーダを用いてどの商品等に添付されているタグに記載されているバーコード等を読み取ったのかを知ることはできるが、どの位置のタグに記載されているバーコード等を読み取ったのかを知ることができない。従って、売り場のどの場所に商品を陳列すると売れ行きがよくなる等の場所に関する情報を収集することはできない。
【0011】
特許文献2に記載されているシステムでは、商品に対する顧客の関心の程度を把握することはできる。しかし、やはり、売り場のどの場所に商品を陳列すると売れ行きがよくなる等の場所に関する情報を収集することはできない。
【0012】
そこで、本発明は、展示物に添付されているタグからタグリーダが読み取った情報にもとづいて、どこに展示されているどのような展示物に関心が抱かれているのかを把握することができる関心情報生成装置、関心情報生成システム、および関心情報生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明による関心情報生成装置は、自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報を記憶し位置が固定されている固定物に設置されている不動位置タグが記憶している不動タグ情報と、不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段と、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶し展示物に添付されている可動位置タグが記憶している可動タグ情報と可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段と、可動位置タグおよび可動位置タグの近傍に設置されている不動位置タグが記憶している情報を読み取るタグリーダが不動位置タグから読み取った不動タグ情報に対応づけられた位置情報を、タグ位置情報記憶手段から読み出し、タグリーダが可動位置タグから読み取った可動タグ情報に対応づけられた展示物情報を、タグ内容情報記憶手段から読み出し、位置情報と展示物情報とを含み、タグリーダの使用者が関心を持った展示物と、展示物が展示されている位置とを示す情報を関心情報として生成する関心情報生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
利用者の利用者IDおよびパスワードを記憶する利用者情報記憶手段を含んでもよく、関心情報生成手段は、タグリーダに入力された利用者IDおよびパスワードが、利用者情報記憶手段が記憶している利用者IDおよびパスワードと合致すると、タグリーダに入力された利用者ID、タグリーダが位置情報または展示物情報を読み取った時刻を示す時刻情報、位置情報、および展示物情報を含む関心情報を生成してもよい。
【0015】
関心情報生成手段が生成した関心情報を記憶する関心情報記憶手段を含んでもよいし、タグリーダを含んでもよい。
【0016】
関心情報生成手段は、生成した関心情報を、通信ネットワークに接続されたコンピュータに送信してもよい。
【0017】
本発明による関心情報生成システムは、位置が固定されている固定物に設置され、自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報を記憶する不動位置タグと、展示物に添付され、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶する可動位置タグと、不動位置タグが記憶している不動タグ情報と不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段と、可動位置タグが記憶している可動位置タグ情報と可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段と、可動位置タグおよび可動位置タグの近傍に設置されている不動位置タグが記憶している情報を読み取るタグリーダと、タグリーダが不動位置タグから読み取った不動タグ情報に対応づけられた位置情報をタグ位置情報記憶手段から読み出し、タグリーダが可動位置タグから読み取った可動タグ情報に対応づけられた展示物情報をタグ内容情報記憶手段から読み出し、位置情報と展示物情報とを含み、タグリーダの使用者が関心を持った展示物と、展示物が展示されている位置とを示す情報を関心情報として生成する関心情報生成手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】
利用者の利用者IDおよびパスワードを記憶する利用者情報記憶手段を含んでもよく、関心情報生成手段は、タグリーダに入力された利用者IDおよびパスワードが、利用者情報記憶手段が記憶している利用者IDおよびパスワードと合致すると、タグリーダに入力された利用者ID、タグリーダが位置情報または展示物情報を読み取った時刻を示す時刻情報、位置情報、および展示物情報を含む関心情報を生成してもよい。
【0019】
関心情報生成手段が生成した関心情報を記憶する関心情報記憶手段を含んでもよいし、関心情報生成手段は、生成した関心情報を、通信ネットワークに接続されたコンピュータに送信してもよい。
【0020】
本発明による関心情報生成プログラムは、コンピュータに、位置が固定されている固定物に設置された不動位置タグが記憶している自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報と、不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段から、展示物に添付され、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶している可動位置タグと、可動位置タグの近傍に設置されている不動位置タグとが記憶している情報を読み取るタグリーダが読み取った不動タグ情報に対応づけられている位置情報を読み出させる位置情報読み出し処理と、可動タグ情報と、可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段から、タグリーダが読み取った可動タグ情報に対応づけられている展示物情報を読み出させる展示物情報読み出し処理と、位置情報読み出し処理で読み出した位置情報と、展示物情報読み出し処理で読み出した展示物情報とを含み、タグリーダの使用者が関心を持った展示物と、展示物が展示されている位置とを示す情報を関心情報として生成させる関心情報生成処理とを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、顧客がどの展示物に添付されているタグの情報をどこで読み取ったのかを示す情報を関心情報として生成することができる。その結果、生成した関心情報を用いて、顧客の動線分析や、マーケティングの分析を行うことができる。
【0022】
なお、請求項2および請求項7に記載されている発明によれば、どの顧客が、いつ、どの展示物に添付されているタグの情報をどこで読み取ったのかを示す情報を関心情報として生成することができる。その結果、生成した関心情報を用いて、顧客の動線分析や、マーケティングの分析を行うことができる。
【0023】
また、請求項3および請求項8に記載されている発明によれば、生成した関心情報を記憶することができる。その結果、展示物の移動前と、移動後との関心情報の変化に応じて、顧客の動線の変化等を分析することができる。
【0024】
請求項4に記載されている発明によれば、1つの装置で、不動位置タグおよび可動位置タグが記憶している情報にもとづいて、関心情報を生成することができる。
【0025】
請求項5および請求項9に記載されている発明によれば、生成した関心情報を、通信ネットワークを介して、他のコンピュータに送信することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
実施の形態1.
本発明の第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態を説明する説明図である。ここでは、店舗において、顧客が関心を持った商品やポスターに付随する非接触型タグから情報を読み取る場合を例にする。
【0027】
店舗の運営者は、例えば店舗内の壁面等に、不動位置タグ1を所定の間隔で固定的に設置する。不動位置タグ1には、その不動位置タグ1を示す情報(不動位置タグID)が記憶されている。
【0028】
また、可動位置タグ2は、例えば、各商品および各ポスターに添付され、各可動位置タグ2を示す情報(可動位置タグID)を記憶している。
【0029】
可動位置タグ2は、可動位置タグIDに加えて、添付されている商品の情報や、添付されている商品の割引の情報等を記憶していることが好ましい。そして、店舗の店員は、顧客にタグリーダ5を用いて可動位置タグ2を読み取らせるように、例えば、可動位置タグ2に商品の情報が記憶されている場合には、「この商品の情報を知りたい方は、このタグを読み取ってください」等のメッセージを、可動位置タグ2が付随している商品やポスターに記載する。また、商品の割引の情報等を記憶している場合には、「このタグを読み取ると割引クーポンを発行します」等のメッセージを、可動位置タグ2が付随している商品やポスターに記載する。その場合、顧客は、自身が関心を抱く商品やポスター等に、タグに記憶されている情報を読み取るためにタグリーダ5を向けると考えられる。
【0030】
図1に例示するように、本発明の実施の形態では、顧客は、タグリーダ5に、商品やポスター等の展示物に添付され、商品やポスター等の移動に伴って移動される可動位置タグ2が記憶している情報と、店舗内の壁面等に固定的に設置されている不動位置タグ1が記憶している情報とを読み取らせる。
【0031】
なお、不動位置タグ1および可動位置タグ2は、例えば、2次元バーコードが記載されているタグや、RFIDタグ等によって実現される。また、タグリーダ5は、例えば、携帯電話機に接続され、2次元バーコードやRFIDタグ等によって実現される不動位置タグ1および可動位置タグ2が記憶している情報を読み取り、読み取った情報を無線LAN等を介して送信する機能を有する装置によって実現される。
【0032】
また、タグリーダ5は、携帯電話機に接続される装置に限定されない。タグリーダ5は、2次元バーコードが記載されているタグや、RFIDタグ等によって実現される不動位置タグ1および可動位置タグ2が記憶している情報を読み取り、読み取った情報を送信する機能を有する装置であればよい。
【0033】
不動位置タグ1および可動位置タグ2は、異なる方法によって情報を記憶していてもよい。例えば、不動位置タグ1が2次元バーコードが記載されているタグによって実現され、可動位置タグ2がRFIDタグによって実現されていてもよい。しかし、不動位置タグ1および可動位置タグ2が、同じ方法によって情報を記憶していると、タグリーダ5が情報を読み取る際の方法も1種類ですむので、不動位置タグ1および可動位置タグ2は、同じ方法によって情報を記憶していることが好ましい。
【0034】
不動位置タグ1および可動位置タグ2は、2次元バーコードが記載されているタグやRFIDタグに限定されない。それらは、壁面等に設置したり、商品や、ポスター等に添付したりすることができ、情報を記憶する機能を有していればよい。なお、不動位置タグ1および可動位置タグ2は、安価で、簡単に壁面等に設置したり、商品等に添付したりできるものであることが好ましい。また、タグリーダ5は、不動位置タグ1および可動位置タグ2が記憶している情報を読み取る機能と、読み取った情報を送信する機能とを有するものであればよい。
【0035】
具体的には、タグリーダ5は、例えば、不動位置タグ1および可動位置タグ2から読み取った情報を無線LAN等を介して送信する機能を有し、不動位置タグ1および可動位置タグ2が2次元バーコードであれば、タグリーダ5は、それに対応して、2次元バーコードリーダや、2次元バーコードを読み取る機能を有する携帯電話機等である。また、タグリーダ5は、不動位置タグ1および可動位置タグ2がRFIDタグであれば、タグリーダ5は、それに対応して、RFIDタグリーダや、RFIDタグを読み取る機能を有する携帯電話機等、または、RFIDタグリーダに接続された携帯電話機等である。
【0036】
以下、不動位置タグ1および可動位置タグ2として、RFIDタグを例に説明し、タグリーダ5として、RFIDリーダを例に説明する。従って、タグリーダ5は、所定の電波到達範囲内に入ると、不動位置タグ1および可動位置タグ2が発信する情報を受信することができる。
【0037】
次に、本発明の第1の実施の形態の構成について、図面を参照して説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【0038】
本発明の第1の実施の形態は、不動位置タグ1、可動位置タグ2、タグリーダ5、不動位置タグ1を示す情報と、不動位置タグ1が設置されている位置を示す位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報格納部(タグ位置情報記憶手段)3、可動位置タグ2を示す情報と、可動位置タグ2が添付されている商品等を示す情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報格納部(内容情報記憶手段)4、タグリーダ5と無線LAN等で接続され、タグリーダ5が読み出した情報と、タグ位置情報格納部3が記憶している情報と、タグ内容情報格納部4が記憶している情報とにもとづいて顧客の嗜好を示す情報である関心情報を生成する関心情報生成部(関心情報生成手段)6、関心情報生成部6が生成した関心情報を記憶する関心情報記憶部(関心情報記憶手段)7を含む。
【0039】
タグ位置情報格納部3、タグ内容情報格納部4、関心情報生成部6、および関心情報記憶部7は、例えば、店舗が管理するサーバ等のコンピュータによって実現され、コンピュータに、位置が固定されている固定物に設置された不動位置タグ1が記憶している自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報と、不動位置タグ1が設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段3から、展示物に添付され、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶している可動位置タグ2と、可動位置タグ2の近傍に設置されている不動位置タグ1とが記憶している情報を読み取るタグリーダ5が読み取った不動タグ情報に対応づけられている位置情報を読み出させる位置情報読み出し処理と、可動タグ情報と、可動位置タグ2が添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段4から、タグリーダ5が読み取った可動タグ情報に対応づけられている展示物情報を読み出させる展示物情報読み出し処理と、位置情報読み出し処理で読み出した位置情報と、展示物情報読み出し処理で読み出した展示物情報とを含み、タグリーダ5の使用者が関心を持った展示物と、展示物が展示されている位置とを示す関心情報を生成させる関心情報生成処理とを実行させるための関心情報生成プログラムを搭載している。
【0040】
店舗の店員は、あらかじめ、不動位置タグ1を示すID等の情報(不動位置タグID)と、不動位置タグ1が設置されている位置を示す位置情報とを対応づけてタグ位置情報格納部3に記憶させる。具体的には、タグ位置情報格納部3として、市販の関係データベースを用いてもよいし、表構造をファイル上に実現するものでもよい。
【0041】
位置情報として、緯度と経度とを用いることができる。例えば、位置情報を、「東経134度59分51秒、北緯34度38分48秒」のように表す。このような絶対位置の情報を位置情報として用いるのではなく、例えば、表現する位置を店舗内に限定して、建物の一方の方向と、その方向に直交する他方の方向とをそれぞれを所定の間隔で区切り、予め決められた位置からの距離に応じて、一方の方向に「1」、「2」、「3」のように数字を割り当て、他方の方向に「A」、「B」、「C」のようにアルファベットを割り当てて建物を矩形で分割し、階と組み合わせて位置を表してもよい。具体的には、例えば、図1に示すように「2階1C」や、「4階3F」のように表してもよい。
【0042】
また、店舗の店員は、あらかじめ、可動位置タグ2を示すID等の情報(可動位置タグID)と、可動位置タグ2が添付されている商品等を示す情報(商品IDまたはポスターID)とを対応づけてタグ内容情報格納部4に記憶させる。具体的には、タグ内容情報格納部4として、市販の関係データベースを用いてもよいし、表構造をファイル上に実現するものでもよい。
【0043】
また、可動位置タグ2が添付されている商品等を示す情報は、例えば、「A社の傘」や、「B社の鞄」等であったり、各商品等に割り当てられた一意の文字列であったりする。
【0044】
タグリーダ5は、可動位置タグ2が記憶している可動位置タグIDを読み取ると、その可動位置タグ2の近傍に設置されている不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取る。可動位置タグ2が商品の情報や商品の割引の情報等を記憶している場合に、タグリーダ5は、それらの情報を読み取ると、読み取った情報を表示部(図示せず)に表示させてもよい。
【0045】
そして、タグリーダ5は、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグIDと、不動位置タグ1から読み取った不動位置タグIDとを対応づけて、無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する。
【0046】
なお、タグリーダ5は、いずれの不動位置タグ1からも信号を受信できない場合には、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグ2を示す情報のみを、無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する。
【0047】
関心情報生成部6は、タグリーダ5から可動位置タグIDおよび不動位置タグIDを受信すると、タグ位置情報格納部3とタグ内容情報格納部4とが記憶している情報を読み出す。そして、可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報と、不動位置タグIDに対応づけられている位置情報とを含む情報である関心情報を生成する。
【0048】
また、関心情報生成部6は、タグリーダ5から可動位置タグIDのみを受信すると、タグ内容情報格納部4が記憶している情報を読み出す。そして、可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報を含む関心情報を生成する。
【0049】
関心情報生成部6は、生成した関心情報を、関心情報記憶部7に出力する。関心情報記憶部7は、関心情報生成部6が出力した関心情報を記憶する。
【0050】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【0051】
顧客が、タグリーダ5を、可動位置タグ2が付随している商品やポスター等に近づけると、タグリーダ5は、可動位置タグ2が記憶している可動位置タグIDを読み取る(ステップS101)。タグリーダ5は、可動位置タグIDを読み取ると、いずれかの不動位置タグ1から信号を受信したか否か(すなわち、不動位置タグIDを読み取れるか否か)確認する(ステップS102)。具体的には、タグリーダ5は、RFIDタグであるいずれかの不動位置タグ1が送信している信号を受信できると不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取ることができる判断し、いずれの不動位置タグ1からも信号を受信しないと、不動位置タグIDを読み取ることができないと判断する。なお、複数の不動位置タグ1から信号を受信した場合には、例えば、最も電波強度が高い信号を採用する
【0052】
タグリーダ5は、不動位置タグIDを読み取れる場合には、不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取り(ステップS103)、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグIDと、不動位置タグ1から読み取った不動位置タグIDとを、無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する(ステップS104)。
【0053】
関心情報生成部6は、タグリーダ5から可動位置タグIDおよび不動位置タグIDとを受信すると、タグ位置情報格納部3とタグ内容情報格納部4とが記憶している情報を読み出す。そして、受信した可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報と、不動位置タグIDに対応づけられている不動位置タグ1が設置されている位置を示す情報とを含む情報である関心情報を生成する(ステップS105)。
【0054】
また、タグリーダ5は、いずれの不動位置タグ1からも不動位置タグIDを読み取ることができない場合には、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグIDのみを無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する(ステップS106)。
【0055】
関心情報生成部6は、タグリーダ5から可動位置タグIDのみを受信すると、タグ内容情報格納部4が記憶している情報を読み出す。そして、可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報を含む関心情報を生成する(ステップS107)。
【0056】
関心情報生成部6は、関心情報を生成すると、生成した関心情報を関心情報記憶部7に出力する。関心情報記憶部7は、関心情報生成部6が出力した関心情報を記憶する(ステップS108)。
【0057】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、可動位置タグ2の設置位置を、近傍の不動位置タグ1の設置位置から類推することによって、顧客が、どこで、どの商品等に添付されているタグを読み取ったのかを示す情報を関心情報として生成することができる。すると、例えば、不動位置タグ1および可動位置タグ2の設置者である店舗の店員は、関心情報を用いて、例えば、店舗内の顧客の動線分析等を行うことができる。また、店舗内のどの場所に設置されている商品やポスター等が顧客の注目を引くのかを把握でき、商品やポスター等の適正な配置計画を立案できる。また、可動位置タグ2の設置位置を、可動位置タグ2の近傍に固定的に設置されている不動位置タグ1の設置位置から類推することから、可動位置タグ2に位置情報を記憶させる場合とは異なり、商品やポスターが移動されても、可動位置タグ2の記憶内容を変更する必要はない。
【0058】
実施の形態2.
本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【0059】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態の構成に、利用者を識別する利用者IDとパスワードとを対応づけて記憶する利用者情報格納部(利用者情報記憶手段)11と、時刻を示す情報である時刻情報を生成する時刻情報生成部12とを加えたものあり、その他の構成要素は第1の実施の形態の構成と同様なため、第1の実施の形態の構成要素と同様な構成要素には、図2と同じ符号を付し、説明を省略する。
【0060】
例えば、タグリーダ5が携帯電話機によって実現されている場合、店舗の店員は、携帯電話通信網の事業者に顧客の情報を問い合わせ、利用者IDとパスワードとを発行して、顧客に利用者IDとパスワードとを通知する。また、例えば、タグリーダ5が店舗が管理している貸し出し装置によって実現されている場合、貸し出しの際に、顧客に、氏名や住所等の情報を申込書等に記載してもらることと引き替えに、利用者IDとパスワードとを発行する。
【0061】
そして、店舗の店員は、発行した利用者IDとパスワードとを対応づけて利用者情報格納部11に記憶させる。
【0062】
なお、タグリーダ5は、時刻情報生成部12を含んでいてもよく、関心情報生成部6に、可動位置タグ2を示す情報と不動位置タグ1を示す情報とを送信する際に、時刻情報生成部12が生成した時刻情報を、関心情報生成部6に送信してもよい。
【0063】
また、タグリーダ5は、顧客の利用者IDとパスワードとを入力する入力部(図示せず)を備えていてもよく、関心情報生成部6に、可動位置タグ2を示す情報と不動位置タグ1を示す情報とを送信する際に、顧客が入力部に入力した利用者IDとパスワードとを関心情報生成部6に送信してもよい。
【0064】
関心情報生成部6は、利用者IDおよびパスワードを受信すると、受信した利用者IDおよびパスワードが利用者情報格納部11が記憶している利用者IDおよびパスワードと合致するか否かを判定し、合致すると判定すると、タグ位置情報格納部3とタグ内容情報格納部4とが記憶している情報を読み出す。
【0065】
そして、可動位置タグ2を示す情報に対応づけられている可動位置タグ2が添付されている商品等を示す情報と、不動位置タグ1を示す情報に対応づけられている不動位置タグ1が設置されている位置を示す位置情報と、時刻情報と、利用者IDとを含む情報である関心情報を生成する。
【0066】
次に、本発明の第2の実施の形態の動作について、図面を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【0067】
顧客は、入力部に利用者IDとパスワードとを入力する(ステップS201)。タグリーダ5は、可動位置タグ2が記憶している可動位置タグIDを読み取る(ステップS202)。タグリーダ5が、可動位置タグ2が記憶している可動位置タグIDを読み取ると、時刻情報生成部12は、現在時刻を示す時刻情報を生成する。なお、時刻情報生成部12は、タグリーダ5が不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取った時に、現在時刻を示す時刻情報を生成してもよい。タグリーダ5は、可動位置タグIDを読み取ると、いずれかの不動位置タグ1から可動位置タグIDを読み取ることができるか否かを判断する(ステップS203)。
【0068】
タグリーダ5は、いずれかの不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取ることができると判断すると、不動位置タグ1が記憶している不動位置タグIDを読み取り(ステップS204)、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグID、不動位置タグ1から読み取った不動位置タグID、時刻情報、利用者IDおよびスワードを、無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する(ステップS205)。
【0069】
関心情報生成部6は、タグリーダ5から可動位置タグID、不動位置タグID、時刻情報、利用者IDおよびパスワードを受信すると、利用者情報格納部11が記憶している利用者IDおよびパスワードを読み出し、受信した利用者IDおよびパスワードが利用者情報格納部11が記憶している利用者IDおよびパスワードと合致するか否かを判定する(ステップS206)。
【0070】
そして、合致すると判定すると、タグ位置情報格納部3とタグ内容情報格納部4とが記憶している情報を読み出し、受信した可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報と、不動位置タグIDに対応づけられている位置情報とを含む情報である関心情報を生成する(ステップS207)。
【0071】
タグリーダ5は、いずれの不動位置タグ1からも不動位置タグIDを読み取ることができないと判断すると、可動位置タグ2から読み取った可動位置タグID、時刻情報、利用者IDおよびパスワードを、無線LANで接続されている関心情報生成部6に送信する(ステップS208)。
【0072】
関心情報生成部6は、タグリーダ5から、可動位置タグID、時刻情報、利用者IDおよびパスワードとを受信すると、利用者情報格納部11が記憶している利用者IDおよびパスワードを読み出し、受信した利用者IDおよびパスワードが利用者情報格納部11が記憶している利用者IDおよびパスワードと合致するか否かを判定する(ステップS209)。そして、合致すると判定すると、タグ位置情報格納部3が記憶している情報を読み出し、可動位置タグIDに対応づけられている商品等を示す情報を含む関心情報を生成する(ステップS210)。
【0073】
関心情報生成部6は、関心情報を生成すると、生成した関心情報を関心情報記憶部7に出力する。関心情報記憶部7は、関心情報生成部6が出力した関心情報を記憶する(ステップS211)。
【0074】
以上に述べたように、この実施の形態によれば、どの顧客が、いつ、どこで、どの商品等に添付されているタグを読み取ったのかを示す関心情報を生成することができる。すると、例えば、不動位置タグ1および可動位置タグ2の設置者である店舗の店員は、関心情報を用いて、例えば、店舗内の顧客ごとの動線分析等を行うことができる。
【0075】
なお、以上に述べた各実施の形態では、タグ位置情報格納部3、タグ内容情報格納部4、関心情報生成部6、および関心情報記憶部7は、店舗が管理するサーバ等のコンピュータによって実現されるが、タグリーダ5、タグ位置情報格納部3、タグ内容情報格納部4、および関心情報生成部6を、携帯電話機等の携帯通信端末や、携帯通信端末に接続された装置によって実現してもよい。
【0076】
そして、関心情報生成部6は、生成した関心情報を、例えば、携帯電話通信網を介して、携帯電話通信網を運営する事業者のサーバ等に送信してもよい。すると、携帯電話通信網を運営する事業者は、マーケティングのためのデータとして、関心情報を得ることができる。そして、携帯電話通信網を運営する事業者は、関心情報を、不動位置タグ1および可動位置タグ2を設置した店舗等に提供してもよい。また、携帯電話通信網を運営する事業者は、関心情報を、不動位置タグ1および可動位置タグ2を設置した店舗等に提供する際に、顧客の動線分析や、嗜好の分析等を行った結果を提供してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、顧客の動線や、関心(嗜好)等を分析するシステムに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明の実施の形態を説明する説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の一構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0079】
1 不動位置タグ
2 可動位置タグ
3 タグ位置情報格納部
4 タグ内容情報格納部
5 タグリーダ
6 関心情報生成部
7 関心情報記憶部
11 利用者情報格納部
12 時刻情報生成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報を記憶し位置が固定されている固定物に設置されている不動位置タグが記憶している不動タグ情報と、不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段と、
自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶し展示物に添付されている可動位置タグが記憶している可動タグ情報と、可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段と、
前記可動位置タグおよび前記可動位置タグの近傍に設置されている前記不動位置タグが記憶している情報を読み取るタグリーダが前記不動位置タグから読み取った不動タグ情報に対応づけられた位置情報を、前記タグ位置情報記憶手段から読み出し、前記タグリーダが前記可動位置タグから読み取った可動タグ情報に対応づけられた展示物情報を、前記タグ内容情報記憶手段から読み出し、位置情報と展示物情報とを含み、前記タグリーダの使用者が情報を読み取らせた展示物と、その展示物が展示されている位置とを示す情報を関心情報として生成する関心情報生成手段とを備えた
ことを特徴とする関心情報生成装置。
【請求項2】
利用者の利用者IDおよびパスワードを記憶する利用者情報記憶手段を含み、
関心情報生成手段は、タグリーダに入力された利用者IDおよびパスワードが、前記利用者情報記憶手段が記憶している前記利用者IDおよび前記パスワードと合致すると、前記タグリーダに入力された前記利用者ID、前記タグリーダが位置情報または展示物情報を読み取った時刻を示す時刻情報、位置情報、および展示物情報を含む関心情報を生成する
請求項1記載の関心情報生成装置。
【請求項3】
関心情報生成手段が生成した関心情報を記憶する関心情報記憶手段を含む
請求項1または請求項2記載の関心情報生成装置。
【請求項4】
タグリーダを含む
請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の関心情報生成装置。
【請求項5】
関心情報生成手段は、生成した関心情報を、通信ネットワークに接続されたコンピュータに送信する
請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の関心情報生成装置。
【請求項6】
位置が固定されている固定物に設置され、自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報を記憶する不動位置タグと、
展示物に添付され、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶する可動位置タグと、
不動タグ情報と不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段と、
可動位置タグ情報と可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段と、
前記可動位置タグおよび前記可動位置タグの近傍に設置されている前記不動位置タグが記憶している情報を読み取るタグリーダと、
前記タグリーダが前記不動位置タグから読み取った不動タグ情報に対応づけられた位置情報を前記タグ位置情報記憶手段から読み出し、前記タグリーダが前記可動位置タグから読み取った可動タグ情報に対応づけられた展示物情報を前記タグ内容情報記憶手段から読み出し、位置情報と展示物情報とを含み、前記タグリーダの使用者が情報を読み取らせた展示物と、その展示物が展示されている位置とを示す情報を関心情報として生成する関心情報生成手段とを備えた
ことを特徴とする関心情報生成システム。
【請求項7】
利用者の利用者IDおよびパスワードを記憶する利用者情報記憶手段を含み、
関心情報生成手段は、タグリーダに入力された利用者IDおよびパスワードが、前記利用者情報記憶手段が記憶している前記利用者IDおよび前記パスワードと合致すると、前記タグリーダに入力された前記利用者ID、前記タグリーダが位置情報または展示物情報を読み取った時刻を示す時刻情報、位置情報、および展示物情報を含む関心情報を生成する
請求項6記載の関心情報生成システム。
【請求項8】
関心情報生成手段が生成した関心情報を記憶する関心情報記憶手段を含む
請求項6または請求項7記載の関心情報生成システム。
【請求項9】
関心情報生成手段は、生成した関心情報を、通信ネットワークに接続されたコンピュータに送信する
請求項6から請求項8のうちいずれか1項記載の関心情報生成システム。
【請求項10】
コンピュータに、
位置が固定されている固定物に設置された不動位置タグが記憶している自らを他と区別するように識別する情報である不動タグ情報と、不動位置タグが設置されている位置を示す情報である位置情報とを対応づけて記憶するタグ位置情報記憶手段から、展示物に添付され、自らを他と区別するように識別する情報である可動タグ情報を記憶している可動位置タグと、前記可動位置タグの近傍に設置されている前記不動位置タグとが記憶している情報を読み取るタグリーダが読み取った不動タグ情報に対応づけられている位置情報を読み出させる位置情報読み出し処理と、
可動タグ情報と、可動位置タグが添付されている展示物を示す情報である展示物情報とを対応づけて記憶するタグ内容情報記憶手段から、前記タグリーダが読み取った前記可動タグ情報に対応づけられている展示物情報を読み出させる展示物情報読み出し処理と、
前記位置情報読み出し処理で読み出した位置情報と、前記展示物情報読み出し処理で読み出した展示物情報とを含み、前記タグリーダの使用者が関心を持った展示物と、その展示物が展示されている位置とを示す関心情報を生成させる関心情報生成処理と
を実行させるための関心情報生成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−221541(P2006−221541A)
【公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−36370(P2005−36370)
【出願日】平成17年2月14日(2005.2.14)
【出願人】(390001395)エヌイーシーシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】