説明

防火貯水槽マンホール鉄蓋,枠

【課題】防火貯水槽のマンホールの蓋と枠を一体化することにより地震発生時の揺れで防火貯水槽のマンホールの蓋が飛散したり持ち上がったりする等の事故を防止する。
【解決手段】一人で軽く開閉やロックができるようにし、地震や火災でもケガや物損事故などの二次災害を防止する構造と機能を持たせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全国各地で従来使用されている防火貯水槽のマンホールの蓋、枠に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の防火貯水槽のマンホールの蓋は、蓋自体の重さでロックの役目を持たせていました、また、大きな地震やそれによって発生する揺れや水圧によって蓋が飛散したり持ち上がり等の対策は施されてはいませんでした。火災発生時には蓋が重いため2〜3人がかりで開閉している状態で急いで開けようとして手や足等に落としてケガなどの二次災害が起きています、蓋の開口時には付近に置き放しの状態で危険であるという課題があり、寒冷地においては冬期間蓋の凍結により迅速な蓋の開閉が困難なこともありました。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような従来の防火貯水槽の蓋は蓋の重さだけで目的が達成されていて寒冷地における蓋の凍結という点には、配慮がなされていないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、マンホールの蓋と枠を一体化する事やロック機能やスプリングバネで軽く開閉できる機能を併わせ持つようにし、かつ電熱線乃至サーモスタット装置を有する電熱線を蓋乃至枠に装着して上記課題を解決することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明におけるマンホールの蓋は、蓋と枠を一体にする事で蓋が飛散したり持ち上がる事故が無いようにする。そのためロックする部分の強度を高め、蓋の開閉はコイルスプリングバネを利用して軽く開閉できるようにする、開閉した蓋は、アームロックを使用し固定する。夜間の開口時は反射板等で各方向から見えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0005】
地震発生時の揺れによる防火貯水槽の水揺れ圧力によって防火貯水槽マンホールの蓋が飛散したり持ち上がった等によってケガなどの人災事故や物損事故が全国各地で多発しました。また、火災発生時に各地で従来から使用している防火貯水槽のマンホールの蓋が重すぎるため手や足に落としたケガ等の二次災害が多発しています。事故防止のための安全性や女性消防士の方々女性消防団の方々にも安全でまた軽く開閉しやすく地震発生時に蓋が飛散したり持ち上がったりしないように完全にロックができるように改良しています。全国的に発生が予想されている大地震や大火災等に対して二次災害防止のための最優先事項の安全を確保する事が目的です。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると図1はマンホールの外蓋であり外蓋には開閉用の取手兼用のロック部分がある、また、夜間用の反射板が取り付けてある。
【0007】
次に、図2はマンホールの内蓋である、内蓋にはロック部分と安全のための反射板、軽く持ち上げるためのスプリングバネと蓋を開口したときの支えとなるアームロックで構成される。
【0008】
次に、本実施例の作用について説明する。
図3は、蓋が開口したときの状態を示す。蓋の外、内、側面に反射板や反射テープが取り付けてあり各方向からの安全度を高める、アームロックで蓋を固定した状態である。
【0009】
図4は、マンホールの蓋を閉めた状態である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】 本発明のマンホール蓋の外側である。
【図2】 本発明のマンホール蓋の内側である。
【図3】 本発明のマンホール蓋の開口時の図である。
【図4】 本発明のマンホール蓋の閉口時の図である。
【符号の説明】
【0011】
1 使用自治体マーク
2 反射板
3 アームロック
4 コイルスプリングバネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
蓋と枠の部分を一体化する事で飛散したり、持ち上がりやズレたりしたことから起きる二次災害を防止する。従来の蓋は重いため2〜3人がかりで開閉していた作業を1人で軽く開閉やロックができること及び寒冷地における冬期間のマンホール蓋の凍結を防止することを特徴とする防火貯水槽のマンホールの蓋と枠。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−104903(P2006−104903A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−314782(P2004−314782)
【出願日】平成16年9月30日(2004.9.30)
【出願人】(504401673)
【Fターム(参考)】