説明

防犯装置

【課題】バッテリを搭載しているオートバイにかかわらず、バッテリを搭載していないオートバイであっても、エンジン停止中に防犯機能を有効に働かせる。
【解決手段】防犯装置の内部に充電式電池を搭載し、エンジン動作中は自動で充電を行う。エンジン停止中には充電式電池から警報回路に電力を供給することにより、エンジン停止中であっても警報機能を継続させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリレスオートバイ用の防犯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
駐車中のオートバイを盗難やいたずらなどから保護するためのものとして、防犯装置がある。
しかし防犯装置は動作のために電力を必要とするため、バッテリを搭載していないオートバイには搭載することができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
解決しようとする問題点は、バッテリを搭載していないオートバイであっても、警報回路を有効に機能させることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明では、防犯装置の内部に充電式電池を設けた。
エンジン動作中に発電機で発電された電気を、防犯装置の内部に搭載した充電式電池に蓄えておき、エンジンが動作していない時に警報回路の電力として使うものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明の防犯装置は、内部に充電式電池を搭載しているので、バッテリを搭載していないオートバイに搭載しても有効に機能することができる。
またエンジン動作中には自動で充電を行うため、使用者が電池交換を行う回数を極力減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は防犯装置の実施方法を示した説明図である。(実施例1)
【発明を実施するための形態】
【0007】
充電式電池を内蔵することにより、バッテリを搭載していないオートバイにおいても、効果を発揮する防犯装置を実現した。
【実施例1】
【0008】
図1は本発明装置の1実施例であって、1は電源安定化回路、2はリレー、3は充電式電池、4はスイッチ、5は警報回路である。
【0009】
オートバイのエンジンが動作しているときは、発電機によって作られた電力が、電源安定化回路1によって安定化される。安定化された電力はリレー2をオン状態に保ち、充電式電池3を充電する。
【0010】
スイッチ4をオンにすると警報回路5が動作し、オートバイの振動や移動などの動作を感知して警報を出力する。
【0011】
エンジンが動作を停止しているときであっても、充電式電池から電力が供給されるため、警報回路は動作を継続することができる。
【産業上の利用可能性】
【0012】
充電式電池を内蔵することにより、バッテリを搭載しているオートバイだけにかかわらず、バッテリを搭載していないオートバイにおいても防犯機能を働かせることができる。
【符号の説明】
【0013】
1 電源安定化回路
2 リレー
3 充電式電池
4 スイッチ
5 警報回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オートバイの防犯を目的とする防犯装置において、充電式電池を内蔵し、エンジン動作中には自動で充電される機能を持つ防犯装置であって、バッテリを搭載していないオートバイにおいても防犯機能を働かせることができる防犯装置。

【図1】
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【公開番号】特開2011−70239(P2011−70239A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218296(P2009−218296)
【出願日】平成21年9月23日(2009.9.23)
【出願人】(708003134)
【Fターム(参考)】