説明

集中接続ボックス

【課題】住宅などの屋内配線は、電源より最初の接続ボックスでスイッチ電灯などに、さらに別の接続ボックスでコンセントなどに接続するなど、接続箇所を数箇所必要としていた。
【解決手段】複数の導電体が平行に配置され、多数の平形電線を導電体と直角方向に差し込むと、導電体を介して、多数の平形電線に通電できることを特徴とする集中接続ボックス。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅などの屋内配線に使用する集中接続ボックスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、住宅などの屋内配線は、接続箇所を数箇所設け、配線していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
住宅などの屋内配線は、図1の配電盤(1)より接続ボックス(2)でスイッチ(3)、電灯(4)などに、さらに別の接続ボックス(2)でコンセント(5)などに接続するなど、接続箇所を数箇所必要としており、この作業は、狭い場所で作業を行っていた。
本発明は、以上の複雑な接続を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
複数の導電体が平行に配置され、多数の平形電線を導電体と直角方向に差し込むと、導電体を介して、多数の平形電線に通電できる。以上を特徴とする集中接続ボックスである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によると、複雑な接続作業が無くなり、また、あらかじめ別の場所で所定の長さのケーブルを集中接続ボックス(7)に差込み組み立てることにより、狭い場所での接続作業を無くすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)従来の配電盤(1)から電線を、集中接続ボックス(7)に接続する。
(ロ)上記の集中接続ボックス(7)は、導電体a(8)と導電体b(9)が複数並行に設けて、それぞれの導電体(8)(9)に回路線(10)を複数設け、その先端に各部屋で必要とされるスイッチ(3)、電灯(4)、コンセント(5)、換気扇(6)、などを設ける。
(ハ)集中接続ボックス(7)は、配電盤(1)からの電線と上記に述べた各部屋に配線される複数の電線(11)が、導電体(8)(9)と直角に設けられている。
(ニ)電線(11)の先端は導体(12)と絶縁体(13)があり、一方の導体(12)を導電体a(8)に、もう一方の導体を導電体b(9)にはめ込み装着する。
その時、導電体ab(14)の先端を折り曲げ、ム字状に形成して、バネ(15)を設ける。
従って、導体(12)がバネ(15)によって固定される。
なお、本発明について、図8、図9及び図10に示すように、平行に配置される導電体は、円形及び多角形のものもある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来の屋内配線図
【図2】本発明の集中接続ボックスを使った屋内配線図
【図3】本発明の集中接続ボックスの接続図
【図4】本発明の集中接続ボックスの外観図
【図5】本発明の集中接続ボックスの電線挿入正面図
【図6】本発明の集中接続ボックスの電線挿入側面図
【図7】本発明の他の実施例を示す電線と端子の接続図
【図8】本発明の他の実施例を示す導電体が円筒状の図
【図9】本発明の他の実施例を示す導電体が円板状の図
【図10】本発明の他の実施例を示す導電体が3角柱状の図
【符号の説明】
【0008】
1.配電盤
2.接続ボックス
3.スイッチ
4.電灯
5.コンセント
6.換気扇
7.集中接続ボックス
8.導電体a
9.導電体b
10.回路線
11.電線
12.導体
13.絶縁体
14.導電体ab
15.バネ
16.導体装着部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の導電体が平行に配置され、多数の平形電線を導電体と直角方向に差し込むと、導電体を介して、多数の平形電線に通電できることを特徴とする集中接続ボックス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−302853(P2006−302853A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−147293(P2005−147293)
【出願日】平成17年4月18日(2005.4.18)
【出願人】(505149505)
【Fターム(参考)】