説明

雨水貯留構造体

【課題】 構造体としての強度が強く、運搬性、収納性等に優れ、施工作業性に優れた雨水貯留構造体を提供する。
【解決手段】 地盤中に、複数の骨格ブロックを水平方向に並設したブロック層を複数段積層することによって骨格構造体2を構成し、この骨格構造体2の各骨格ブロックによって形成されるスペースに雨水を貯留する雨水貯留構造体1で、骨格ブロックは、基板20と、この基板20の上面に間隔を開けて立設された複数の錐形枠体21と、基板20の下面に設けられた嵌合溝とを有する錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12であり、上下方向に隣接される錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12同士は、下方の錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12の錐形枠体21の頂部が上方の錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12の各嵌合溝に嵌合された状態で積層する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水を一時的に貯留する雨水貯留構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、激しい降雨時に河川への急激な雨水流入を抑制及び調整するために雨水貯留構造体を設置することが知られている。雨水貯留構造体の従来例としては、特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
この雨水貯留構造体100は、図19に示すように、地盤に設けられた設置穴101に骨格構造体102を備えている。この骨格構造体102は、水平方向に並べて形成された骨格ブロック103の層を複数段積層することによって構成されている。
【0004】
各骨格ブロック103は、図20に詳しく示すように、頂部103aと谷部103bが交互に繰り返す波形形状であり、各頂部103aと各谷部103bには所定の間隔で嵌合凹部103cがそれぞれ形成されている。骨格ブロック103のブロック層は、一層置きに骨格ブロック103の配列向きを90度回転した位置で積層されている。そして、下方の骨格ブロック103の頂部103aの嵌合凹部103cに上方の骨格ブロック103の谷部103bの嵌合凹部103cが入り込み、上下方向に隣接された骨格ブロック103,103同士が互いに位置決めされている。尚、図20において、104,105は上板と下板である。
【0005】
上記構成において、雨水が流れ込むと、雨水が複数の骨格構造体101の各骨格ブロック103内に形成されたスペースに貯留される。そして、雨水貯留構造体100は、複数の骨格ブロック103が組み付けされて構成されているため、構造体として強固である。又、複数の骨格ブロック103を同じ向きで積層すると、互いの頂部103aと谷部103bが密着してコンパクトに積層できるため、運搬性、収納性などに優れている。
【特許文献1】特許第2901959号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記従来の雨水貯留構造体100では、骨格構造体102を組み立てる際に、骨格ブロック103の層を重ねる度に90度回転して積層しなければならないため、施工作業性が悪いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、構造体としての強度が強く、運搬性、収納性等に優れ、しかも、施工作業性が良い雨水貯留構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、地盤中に、複数の骨格ブロックを水平方向に並設したブロック層を複数段積層することによって骨格構造体を構成し、この骨格構造体の各骨格ブロックによって形成されるスペースに雨水を貯留する雨水貯留構造体において、前記骨格ブロックは、基板と、この基板の上面に間隔を開けて立設された複数の錐形枠体と、前記基板の下面に設けられた嵌合溝とを有する錐体ブロックであり、上下方向に隣接される前記錐体ブロック同士は、下方の前記錐体ブロックの前記錐形枠体の頂部が上方の前記錐体ブロックの前記各嵌合溝に嵌合されることによって積層されたことを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1記載の雨水貯留構造体であって、前記各錐形枠体の位置と前記各嵌合溝の位置は、互いに1/2間隔だけオフセットした位置に設定されたことを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の雨水貯留構造体であって、前記錐体ブロックに対し幅寸法の異なる補助錐体ブロックを有し、前記錐体ブロックの各層における水平方向の配列に補助錐体ブロックを選択的に使用して、上下方向に隣接する前記錐体ブロック同士の位置をオフセットさせたことを特徴とする。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3記載の雨水貯留構造体であって、前記錐形枠体は、角錐形の枠体であることを特徴とする。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3記載の雨水貯留構造体であって、前記錐形枠体は、円錐形の枠体であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、複数の錐体ブロックが水平方向及び垂直方向に組み付けられた構造体であるため、強度的に強いものとなる。又、複数の錐体ブロックは互いの錐形枠体を積み重ねるように積層できるためコンパクトに積層できる。その上、錐体ブロックを積層して骨格構造体2を施工するに際して、各層の錐体ブロックは同じ方向で積層すれば良い。以上より、構造体としての強度が強く、運搬性、収納性等に優れ、しかも、施工作業性が良い。
【0014】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、上下方向に隣接する各層の錐形枠体の位置がそれぞれオフセットした位置に配置されるため、構造体としての強度が更に向上する。
【0015】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、上下に隣接する層の各錐体ブロックの境界位置が相違するため、構造体としての強度が更に向上する。
【0016】
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、円錐形の枠体とした場合に較べて強度的に強い。
【0017】
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項3の発明の効果に加え、角錐形の枠体とした場合に較べて錐体ブロックの型を低コストに作成できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図15は本発明の第1実施形態を示し、図1は雨水貯留構造体の概略側面図、図2は骨格構造体の要部斜視図、図3は骨格構造体の要部側面図、図4は錐体フルサイズブロックと錐体ハーフブロックの配列を説明する斜視図、図5は錐体フルサイズブロックの斜視図、図6は錐体フルサイズブロックの平面図、図7は錐体フルサイズブロックの底面図、図8は図6のA−A線断面図、図9は錐体ハーフサイズブロックの斜視図、図10は錐体ハーフサイズブロックの平面図、図11は錐体ハーフサイズブロックの底面図、図12は図10のB−B線断面図、図13は側板の斜視図、図14は上板の斜視図、図15は図14のC−C線断面図である。
【0019】
図1において、雨水貯留構造体1は、地盤a中に配設された骨格構造体2と、同じく地盤a中に配設された流入枡体3と、同じく地盤a中に配設された流出枡体4とを備えている。骨格構造体2と流入枡体3及び流出枡体4との間は、パイプ5,6を介してそれぞれ接続されている。又、流入枡体3はパイプ7を介して上流側に、流出枡体4はパイプ8を介して下流側にそれぞれ連通されている。
【0020】
骨格構造体2は、図1〜図3に詳しく示すように、基礎構造部10上に、複数の骨格ブロック11,12が水平方向に並設されたブロック層が複数段積層されることによって構成されている。骨格構造体2の四囲の側面には複数の側板13が、骨格構造体2の上面には上板14が配置されている。上板14の上面には、シート(図示せず)が配置されている。シート(図示せず)は、浸透施設時には透水シートが、貯留施設時には、保護シート、遮水シート及び保護シートの3層のシート等が使用される。
【0021】
錐体ブロック11,12としては、錐体フルサイズブロック11の他に、補助錐体ブロックである錐体ハーフサイズブロック12が使用されている。錐体フルサイズブロック11は、図5〜図8に詳しく示すように、縦寸法及び横寸法が共にLである四角形状の基板20と、この基板20の上面に等間隔を開けて立設された9個の錐形枠体21と、基板20の下面に等間隔を開けて設けられた9箇所の嵌合溝22とから構成されている。錐形枠体21は、角錐の枠体であり、頂部には円孔23が形成されている。基板20の嵌合溝22の位置には円孔23それぞれ開口されている。各錐形枠体21の位置と各嵌合溝22の位置は、水平方向の互いに直交する方向をX,Y方向とすると、X,Y方向に対して互いに1/2間隔だけオフセットした位置に設定されている。
【0022】
錐体ハーフサイズブロック12は、図9〜図12に詳しく示すように、縦寸法がLであるが、横寸法がL/2である。つまり、錐体フルサイズブロック11に対して半分の幅寸法であり、錐体フルサイズブロック11と略同様の構成を有するため、同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
次に、骨格構造体2を構成する錐体フルサイズブロック11と錐体ハーフサイズブロック12の配列を説明する。図4に詳しく示すように、水平方向に並設された錐体ブロック11,12同士は、水平方向のX,Y方向に対して互いの基板20の端面が密接するように並設されている。そして、骨格構造体2は、全て錐体フルサイズブロック11のみの層(図4のN層と(N+2)層が該当する)と、錐体フルサイズブロック11の両端に錐体ハーフサイズブロック12が混在される層(図4の(N+1)層と(N+3)層が該当する)とが一層置きに積層されている。錐体フルサイズブロック11に錐体ハーフサイズブロック12が混在される層は、錐体ハーフサイズブロック12の配列向きが錐体フルサイズブロック11の向きと同じ層(図4の(N+1)層が該当)と、錐体ハーフサイズブロック12の配列向きが錐体フルサイズブロック11の向きに90度回転させた状態で配列する層(図4の(N+3)層が該当)とが交互に配置されている。
【0024】
そして、上下方向に隣接される錐体ブロック11,12同士は、下方の錐体ブロック11,12の錐形枠体21の頂部が上方の錐体ブロック11,12の各嵌合溝22に嵌合されている。
【0025】
各側板13は、図13に示すように、平板の内面側に格子状の補強リブ13aが付設されている。
【0026】
各上板14は、図14及び図15に示すように、平板の上面側に格子状の補強リブ14aが付設されている。上板14の底面側には、錐体フルサイズブロック11の嵌合溝24と同じ位置に嵌合溝14bが形成されている。上板14の各嵌合溝14bの位置には円孔14cがそれぞれ開口されている。
【0027】
上記構成において、骨格構造体2に雨水が流れ込むと、雨水が複数の骨格構造体2の各錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12内に形成されたスペースに貯留される。そして、複数の錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12が水平方向及び垂直方向に組み付けられた構造体であるため、強度的に強いものとなる。又、複数の錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12は互いの錐形枠体21を積み重ねるようにして積層できるためコンパクトに積層できる。その上、錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12を積層して骨格構造体2を施工するに際して、各層の錐体フルサイズブロック11及び錐体ハーフサイズブロック12は基本的に同じ方向で積層すれば良い。以上より、構造体としての強度が強く、運搬性、収納性等に優れ、しかも、施工作業性が良い。
【0028】
この第1実施形態では、各錐形枠体21の位置と各嵌合溝22の位置は、互いに1/2間隔だけオフセットした位置に設定されたので、上下方向に隣接する各層の錐形枠体21の位置がそれぞれオフセットした位置に配置されるため、構造体としての強度が更に向上する。
【0029】
この第1実施形態では、錐体フルサイズブロック11の他に、幅寸法の異なる錐体ハーフサイズブロック12を有し、錐体フルサイズブロック11の各層における水平方向の配列に錐体ハーフサイズブロック12を選択的に使用して、上下方向に隣接する錐体フルサイズブロック11同士の位置をオフセットさせたので、上下に隣接する層の各錐体フルサイズブロック11の境界位置が相違するため、構造体としての強度が更に向上する。
【0030】
この第1実施形態では、錐形枠体21は、四角錐形の枠体であるので、円錐形の枠体とした場合に較べて強度的に強い。尚、第1実施形態では、錐形枠体21が四角錐形の枠体であるが、角錐形の枠体であれば良く、五角錐形、六角錐形等であっても良い。
【0031】
図16〜図18は本発明の第2実施形態を示し、図16は骨格構造体の斜視図、図17は錐体フルサイズブロックの斜視図、図18は錐体ハーフサイズブロックの斜視図である。
【0032】
図16〜図18において、この第2実施形態と前記第1実施形態を比較するに、錐体フルサイズブロック11Aと錐体ハーフサイズブロック12Aの錐形枠体21Aの形状が相違する。つまり、錐形枠体21Aは、円錐の枠体に形成されている。他の構成は、前記第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
【0033】
この第2実施形態においても、複数の錐体フルサイズブロック11A及び錐体ハーフサイズブロック12Aが水平方向及び垂直方向に組み付けられた構造体であるため、強度的に強いものとなる。又、複数の錐体フルサイズブロック11A及び錐体ハーフサイズブロック12Aは互いの錐形枠体21Aを積み重ねるようにして積層できるためコンパクトに積層できる。その上、錐体フルサイズブロック11A及び錐体ハーフサイズブロック12Aを積層して骨格構造体2を施工するに際して、各層の錐体フルサイズブロック11A及び錐体ハーフサイズブロック12Aは基本的に同じ方向で積層すれば良い。以上より、構造体としての強度が強く、運搬性、収納性等に優れ、しかも、施工作業性が良い。
【0034】
この第2実施形態では、錐形枠体21Aは、円錐形の枠体であるので、角錐形の枠体とした場合に較べて錐体フルサイズブロック11A及び錐体ハーフサイズブロック12Aの成形型を低コストに作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、雨水貯留構造体の概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、骨格構造体の要部斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、骨格構造体の要部側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、各層の錐体フルサイズブロックと錐体ハーフブロックの配列を説明する斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、錐体フルサイズブロックの斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、錐体フルサイズブロックの平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態を示し、錐体フルサイズブロックの底面図である。
【図8】本発明の第1実施形態を示し、図6のA−A線断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態を示し、錐体ハーフサイズブロックの斜視図である。
【図10】本発明の第1実施形態を示し、錐体ハーフサイズブロックの平面図である。
【図11】本発明の第1実施形態を示し、錐体ハーフサイズブロックの底面図である。
【図12】本発明の第1実施形態を示し、図10のB−B線断面図である。
【図13】本発明の第1実施形態を示し、側板の斜視図である。
【図14】本発明の第1実施形態を示し、上板の斜視図である。
【図15】本発明の第1実施形態を示し、図14のC−C線断面図である。
【図16】本発明の第2実施形態を示し、雨水貯留構造体の骨格構造体の要部斜視図である。
【図17】本発明の第2実施形態を示し、錐体フルサイズブロックの斜視図である。
【図18】本発明の第2実施形態を示し、錐体ハーフサイズブロックの斜視図である。
【図19】従来例の雨水貯留構造体の概略側面図である。
【図20】従来例の骨格構造体の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
1 雨水貯留構造体
2 骨格構造体
11,11A 錐体フルサイズブロック(錐体ブロック,骨格ブロック)
12,12A 錐体ハーフサイズブロック(補助錐体ブロック,骨格ブロック)
20 基板
21 錐形枠体
22 嵌合溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地盤中に、複数の骨格ブロックを水平方向に並設したブロック層を複数段積層することによって骨格構造体を構成し、この骨格構造体の各骨格ブロックによって形成されるスペースに雨水を貯留する雨水貯留構造体において、
前記骨格ブロックは、基板と、この基板の上面に間隔を開けて立設された複数の錐形枠体と、前記基板の下面に設けられた嵌合溝とを有する錐体ブロックであり、
上下方向に隣接される該錐体ブロック同士は、下方の前記錐体ブロックの前記錐形枠体の頂部が上方の前記錐体ブロックの前記各嵌合溝に嵌合されることによって積層されたことを特徴とする雨水貯留構造体。
【請求項2】
請求項1記載の雨水貯留構造体であって、
前記各錐形枠体の位置と前記各嵌合溝の位置は、互いに1/2間隔だけオフセットした位置に設定されたことを特徴とする雨水貯留構造体。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の雨水貯留構造体であって、
前記錐体ブロックに対し幅寸法の異なる補助錐体ブロックを有し、前記錐体ブロックの各層における水平方向の配列に補助錐体ブロックを選択的に使用して、上下方向に隣接する前記錐体ブロック同士の位置をオフセットさせたことを特徴とする雨水貯留構造体。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の雨水貯留構造体であって、
前記錐形枠体は、角錐形の枠体であることを特徴とする雨水貯留構造体。
【請求項5】
請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の雨水貯留構造体であって、
前記錐形枠体は、円錐形の枠体であることを特徴とする雨水貯留構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−77574(P2007−77574A)
【公開日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−262853(P2005−262853)
【出願日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(591084654)エバタ株式会社 (35)
【Fターム(参考)】