説明

電動機のクラッチ機構

【課題】電動機の部品点数を減らして組立性がよく、軸方向サイズの小型化を図った電動機のクラッチ機構を提供する。
【解決手段】電動機8と減速機本体17の間にセンサマグネット46の回転信号を検出する回転検出センサを有するセンサ基板51が挟み込まれて組み付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばシャッター、ブラインド、カーテンなどの長尺物が巻き取られた回転ドラムを電動機により回転駆動する駆動部に設けられる電動機のクラッチ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
シャッター、ブラインド、カーテンなどの長尺物が巻き取られた回転ドラムを電動機により回転駆動する電動巻取り装置が用いられている。電動巻取り装置の一例について説明すると、筒状の回転ドラム内に一端側に駆動源であるモータが設けられており、モータ軸(出力軸)に連繋するクラッチ機構を介して回転ドラムを回転駆動するようになっている。
【0003】
モータ出力側と反対側には、モータ軸に回転板、センサマグネットが設けられ、フォトインタラプタ、ホールセンサなどのモータの回転信号を検出する回転検出センサが設けられたセンサ基板が設けられる。また、モータユニットの出力軸と反対側には、シャッター等が停止状態で動かないようにブレーキ機構(例えば電磁ブレーキ)が設けられる。
【0004】
電動機が動作中に停電や故障などにより回転停止すると、例えばシャッターなどを手動により開放若しくは閉じる必要がある。この場合、シャッター自体の重量の他に電動機と出力軸とを連繋するクラッチ機構やブレーキ機構が作動して負荷として加わるため、電動機と出力軸との駆動伝達を解除するようになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−194974号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した電動機において、回転板やセンサ基板をモータの出力軸と反対側に設けるとすると、センサ基板を固定する機構を別途設ける必要があり、部品点数が多くなると共に電動機が軸方向に大型化する。また、モータの出力軸と反対側に電磁ブレーキを設けるとすれば、センサマグネットの漏れ磁束にも留意してスペースを設ける必要が生じて電動機の軸方向の大型化に拍車がかかる。
【0006】
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、電動機の部品点数を減らして組立性がよく、軸方向サイズの小型化を図った電動機のクラッチ機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
電動機と減速機の間に、当該電動機の駆動が減速機を通じて出力軸へ伝達されるクラッチ機構を備えた電動機のクラッチ機構であって、電動機と減速機本体との間にモータの回転信号を検出する回転検出センサを有するセンサ基板が挟み込まれて組み付けられていることを特徴とする。
また、センサ基板は、モータの出力軸側側面と減速機本体に挟み込まれて組み付けられることを特徴とする。
また、センサ基板には、手動操作によりスライドしクラッチの接続、接続解除を切り替えるスライド部材の位置を検出する検出スイッチが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述した電動機のクラッチ機構を用いれば、電動機と減速機本体の間にモータの回転信号を検出する回転検出センサを有するセンサ基板が挟み込まれて組み付けられているので、電動機を軸方向に大型化することがなく、センサ基板の組み付けが容易に行なえる。
また、センサ基板は、電動機の出力側側面に設けられるダンパーと減速機本体に挟み込まれて組み付けられると、基板固定のためのねじや取付け用の基板は不要になるので、部品点数を減らして組立性が向上する。
また、センサ基板には、手動操作によりスライドしクラッチの接続、接続解除を切り替えるスライド部材の位置を検出する検出スイッチが設けられていると、モータの回転検出に加えて、手動操作に伴うクラッチの接続、接続解除の状態を検出して使用者に報知することができるので電動機の操作ミスも生じ難くなり、センサ基板によって電動機の多機能集約化を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明に係る電動機のクラッチ機構の最良の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。以下では、シャッター用の電動巻取り装置に設けられる電動機のクラッチ機構を例示して説明する。電動巻取り装置は一例としてチューブラタイプの装置が用いられる。すなわち、回転ドラムと同軸に設けられるハウジング部内に設けられるブレーキ付電動機と、回転ドラム内に電動機のクラッチ機構を一体に備えている。回転ドラム内の電動機を起動するとクラッチ機構を通じて出力軸へ駆動伝達することにより回転ドラムを回転駆動するようになっている。
【0010】
先ず、図6及び図7を参照して、シャッター用の電動巻取り装置の概略構成について説明する。図7において、回転ドラム1には、シャッター2が繰り出し可能に巻き取られる。回転ドラム1内の巻取り軸3には、アシストバネ4が巻き付けられている。アシストバネ4は、シャッター2が繰り出される際の負荷変動を軽減するように設けられている。巻取り軸3は、カップリング5を介して駆動側出力軸6と連結されている。
【0011】
図6おいて、駆動部7は回転ドラム1内に設けられ、軸端方向右端より図示しない電磁ブレーキ、電動機(モータ)8、クラッチ機構9、減速機10が軸方向にこの順に配置されている。電磁ブレーキ及び電動機8は回転ドラム1内に配置され、回転ドラム1は図示しない取付け枠などに回転可能に固定される。図7において、電磁ブレーキ及び電動機8には回転ドラム1の軸端側より商用電源が供給され、壁等に設けられるスイッチ11に配線接続されている。また、図6において、減速機10に設けられたワイヤー取付け板(スライド部材の一例)12にはクラッチ操作用のワイヤー13が連結されておりアウターチューブ14を挿通して引き出され、図7に示す操作棒15に連結されている。
【0012】
次に、駆動部7のより詳細な構成について、図1乃至図3を参照して説明する。図示しない電磁ブレーキは、電動機8の起動に連動してブレーキが解除されるようになっている。図1Bにおいて電動機8はダンパー16を介して減速機本体(ハウジング)17と一体に組み付けられている。減速機本体17内にはモータ軸18が挿入され、該モータ軸18に連繋してクラッチ機構9及び減速機10が収納されている。
【0013】
減速機本体17に収納される内歯車19の端面にクラッチ溝20が周方向に所定間隔で複数形成されている。クラッチ機構9には、クラッチピン21がクラッチ溝20に対向してワイヤー取付け板12のスライド動作に連繋して軸方向に挿抜可能に設けられている。また、図1Cにおいて、減速機本体17には回転支点22を中心に揺動する揺動アーム23が設けられている。この揺動アーム23の一端23aはクラッチピン21と、他端23bがワイヤー取付け板12と各々連繋している。クラッチピン21はダンパー16との間に設けられた第2の圧縮ばね35により内歯車19の端面に向けて常時付勢されている。
【0014】
クラッチが接続されるとクラッチピン21は内歯車19の端面に押し当てられてそのままクラッチ溝20に嵌り込むか、或いはクラッチピン21が内歯車19の端面に押し当てられたまま該内歯車19が回転していずれかのクラッチ溝20へ嵌り込むようになっている。また、図2B及び図3Bにおいてワイヤー取付け板12に連結するワイヤー13を手動操作することによりクラッチピン21がクラッチ溝20から抜け出たまま保持されるようになっている。
【0015】
ここでクラッチ機構9の構成について説明する。図1Bにおいて、減速機本体17にはモータ軸18と平行にクラッチ軸24が設けられている。クラッチ軸24には、クラッチギヤ25及び押動部材32がスライド可能に支持されている。また、ベース部材29がクラッチ軸24の外周側に一体に組み付けられている。このベース部材29は、クラッチギヤ25及び押動部材32の移動をガイドするものである。クラッチギヤ25及び押動部材32はワイヤー取付け板12のスライド動作に連繋してスライドし、クラッチピン21がクラッチ溝20に嵌り込んだ第1の位置とクラッチ溝20より抜け出た第2の位置とで保持される。
【0016】
また、モータ軸18にはクラッチの接続が解除される第2の位置でクラッチギヤ25と噛み合う解除用ギヤ26が設けられている。クラッチギヤ25はワイヤー取付け板12のスライド動作に連繋してクラッチ軸24に沿って第1の位置又は第2の位置へスライドして保持される。解除用ギヤ26は、第1の位置でクラッチギヤ25との噛み合いが外れており、第2の位置へ移動する際に若干回転しながらクラッチギヤ25と噛み合うようになっている。
また、図3Bにおいて、クラッチギヤ25が第2の位置、即ちワイヤー取付け板12を手動操作してクラッチピン21がクラッチ溝20から抜け出た状態で電動機8を起動すると、解除用ギヤ26を通じてクラッチギヤ25を回転させてクラッチギヤ25が第2の位置から第1の位置へスライドし、ワイヤー取付け板12がスライドすることによりクラッチピン21がクラッチ溝20に嵌り込む第1の位置へ移動して保持されるようになっている。解除用ギヤ26は、モータ軸18の周囲に設けられた第3の圧縮ばね48によって電動機8側へ付勢されている。
即ち、ワイヤー取付け板12を手動操作してクラッチピン21がクラッチ溝20から抜け出た状態でモータを起動すると、解除用ギヤ26を通じてクラッチギヤ25を回転させてクラッチギヤ25が第2の位置から第1の位置へスライドしてクラッチピン21がクラッチ溝20に嵌り込む第1の位置へ移動して保持されるようになっている。
【0017】
次に、解除用ギヤ26の構成について図1を参照してより具体的に説明する。
図1Bにおいて、モータ軸18にはセンサマグネット46の近傍にスリーブ47が嵌め込まれ、平行ピンにより固定されている。センサマグネット46はモータ軸18に嵌め込まれて固定されている。解除用ギヤ26はスリーブ47の外周に同軸状に嵌め込まれる。解除用ギヤ26はモータ軸18に固定された第3の圧縮ばね48により軸方向にスリーブ47側へ付勢されている。スリーブ47は、モータ軸18の回転と共に回転し、解除用ギヤ26はスリーブ47と傾斜面どうしが押し当てられて若しくは段付部の壁面どうしが突き当たって連れ回りする。また、段付部の壁面どうしが突き当たらない方向へ回転すると傾斜面どうしが滑るため解除用ギヤ26はフリーに回転する。
【0018】
図1Bにおいて、減速機本体17に挿入されるモータ軸18には減速機本体17の端部付近でセンサマグネット46が設けられている。また、電動機8と減速機本体17との間にセンサマグネット46の回転信号を検出する回転検出センサを有するセンサ基板51が設けられている。
【0019】
具体的には、図5A、Bにおいて、センサ基板51は、電動機8の出力側側面に設けられるダンパー16と減速機本体17に挟み込まれて組み付けられる。ダンパー16の一方の対角線上に形成されたねじ孔16aに図示しないねじが挿入されて減速機本体17側のねじ孔17a(図4A参照)とねじ嵌合により固定される。また、ダンパー16の他の対角線上に形成されたねじ孔16bには電動機8側のねじが嵌り込むようになっている。
【0020】
図4A、Bにおいて、減速機本体17の端面部には、リブ53が設けられている。このリブ53の一部に対向する位置に凹溝54が形成されている。この凹溝54をガイドとしてセンサ基板51が軸方向に挿入されて減速機本体17内に組み込まれる。減速機本体17にセンサ基板51が組み込まれた後、図5A、Bに示すダンパー16がねじ止め固定される。
【0021】
また、図1Cにおいて、センサ基板51には、ワイヤー取付け板12の位置を検出する検出スイッチ(リミットスイッチ、フォトスイッチなど)52が設けられている。ワイヤー取付け板12には、検出スイッチ52に対応する部位に突起12aが設けられている。図1Bにおいて、クラッチピン21がクラッチ溝20に嵌め込まれクラッチが接続されているとき、即ちクラッチギヤ25及び解除用ギヤ26が第1の位置にあるとき、突起12aが検出スイッチ52に検出される状態(ON状態)にある。図2B及び図3Bにおいてワイヤー13が手動操作により引かれると、ワイヤー取付け板12が図2Cのようにスライドし図3Cの位置で保持されるため、検出スイッチ52は突起12aを検出できなくなる(OFF状態)。
【0022】
よって、検出スイッチ52の信号により、クラッチ機構9が接続されているか、接続解除されているかを判定できる。例えば、ワイヤー取付け板12を手動操作すると、使用者にブザーを鳴らしたり、警告ランプを点滅させたりすることで報知するようにすることができる。また、検出スイッチ52がOFFになっている状態で、操作スイッチを押すと電動機8が所定方向に回転してクラッチ機構9を自動接続するように制御することもできる。これにより、使用者の操作ミスも生じ難くなり、センサ基板51によって電動機8の多機能集約化を実現できる。
【0023】
クラッチ機構9の動作について説明すると、図1A−Cにおいて、クラッチ機構9が接続されているとき、検出スイッチ52はON状態にある。操作者が操作棒15を持ってワイヤー13を引くと、ワイヤー取付け板12が第1の圧縮ばね34、第2の圧縮ばね35及び第3の圧縮ばね48の弾性力に抗して減速機本体17側に軸方向へ移動する。このとき、図2A−Cにおいて、揺動アーム23が回転支点22を中心に時計回り方向に回転するためクラッチピン21がクラッチ溝20から抜け出て、クラッチ機構9の連結が解除される(図2A−Cはワイヤー操作によりクラッチピン21が最大変位した状態を示す)。また、ワイヤー13の引っ張り力が軽減されると、第1の圧縮ばね34、第2の圧縮ばね35及び第3の圧縮ばね48の弾性力によりワイヤー取付け板12、クラッチギヤ25及び解除用ギヤ26が軸方向右側へ若干押し戻されて保持される。このとき、図3A−Cにおいて、クラッチギヤ25は、ベース部材29の端面に保持されてクラッチの接続が解除されており、検出スイッチ52はOFFになっている。
【0024】
次に、減速機10の構成の一例である遊星歯車機構について説明する。図1Bにおいて、減速機本体17には、複数段の内歯車(第1の内歯車19及び第2の内歯車40)が軸方向に一体に組み付けられて収納されている。モータ軸18の先端に設けられた第1の太陽ギヤ36は、第1の遊星ギヤ37と噛み合っている。第1の遊星ギヤ37は第1の内歯車19と噛み合っている。第2の太陽ギヤ38は、第2の遊星ギヤ39と噛み合っている。第2の遊星ギヤ39は、第2の内歯車40と噛み合っている。
【0025】
第2の太陽ギヤ38が設けられたシャフト41には、第1のキャリヤ42が設けられている。第1のキャリヤ42には第1のピン43を中心に第1の遊星ギヤ37が設けられている。出力軸6が設けられた第2のキャリヤ44には、第2のピン45を中心に第2の遊星ギヤ39が設けられている。
【0026】
クラッチ機構9が接続された状態でモータ軸18を回転駆動すると、第1段の第1の太陽ギヤ36、第1の遊星ギヤ37、第1のキャリヤ42を通じてシャフト41(第2の太陽ギヤ38)が回転する。更に第2の太陽ギヤ38が回転すると第2の遊星ギヤ39、第2のキャリヤ44を通じて出力軸6が回転駆動される。
【0027】
尚、上記実施例はシャッター用の電動巻取り装置について説明したが、カーテン、ブラインド、オーニングなどの他の長尺物の巻取り装置に適用しても良い。また、センサー基板はダンパーと減速機本体との間に挟み込まれる場合を例示したが、モータを減速機本体へ直付けする場合には、モータの出力軸側側面と減速機本体との間に挟み込むようにしてもよい。
【0028】
また、電動巻取り装置は、チューブラタイプ以外の装置構成であってもよい。即ち、図8において、ブレーキ付電動機8、クラッチ機構9、減速機10は、回転ドラム1の外部に設けられる駆動ユニット61内に収納されている。駆動ユニット61の出力軸6には駆動側スプロケット62が嵌め込まれている。回転ドラム1の巻取り軸3にはドラム側スプロケット63が嵌め込まれている。駆動側スプロケット62とドラム側スプロケット63間には無端状のチェーン64が架設されている。駆動ユニット61には電動機8を操作するスイッチ11が接続されており、クラッチ機構9を操作するワイヤー13及び操作棒15が接続されている。このように、駆動ユニット61が回転ドラム1の外部に設けられるとメンテナンスがし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】クラッチ機構の接続状態を示す軸方向正面図、矢印E−E方向断面図、矢印F−F方向断面図である。
【図2】クラッチ機構の接続解除動作中を示す軸方向正面図、矢印E−E方向断面図、矢印F−F方向断面図である。
【図3】クラッチ機構の接続解除状態を示す軸方向正面図、矢印E−E方向断面図、矢印F−F方向断面図である。
【図4】減速機本体にセンサ基板が組み込まれた端面図及び断面図である。
【図5】減速機本体にセンサ基板が組み込まれダンパーが設けられた端面図及び断面図である。
【図6】クラッチ機構の断面図である。
【図7】電動巻取り装置の概略構成を示す説明図である。
【図8】電動巻取り装置の他の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0030】
1 回転ドラム
2 シャッター
3 巻取り軸
4 アシストバネ
5 カップリング
6 出力軸
7 駆動部
8 電動機
9 クラッチ機構
10 減速機
11 スイッチ
12 ワイヤー取付け板
12a 突起
13 ワイヤー
14 アウターチューブ
15 操作棒
16 ダンパー
16a、16b、17a ねじ孔
17 減速機本体
18 モータ軸
19 第1の内歯車
20 クラッチ溝
21 クラッチピン
22 回転支点
23 揺動アーム
24 クラッチ軸
25 クラッチギヤ
26 解除用ギヤ
34 第1の圧縮ばね
35 第2の圧縮ばね
36 第1の太陽ギヤ
37 第1の遊星ギヤ
38 第2の太陽ギヤ
39 第2の遊星ギヤ
40 第2の内歯車
41 シャフト
42 第1のキャリヤ
43 第1のピン
44 第2のキャリヤ
45 第2のピン
46 センサマグネット
47 スリーブ
48 第3の圧縮ばね
51 センサ基板
52 検出スイッチ
53 リブ
54 凹溝
61 駆動ユニット
62 駆動側スプロケット
63 ドラム側スプロケット
64 チェーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機と減速機の間に、当該電動機の駆動が減速機を通じて出力軸へ伝達されるクラッチ機構を備えた電動機のクラッチ機構であって、
電動機と減速機本体の間にモータの回転信号を検出する回転検出センサを有するセンサ基板が挟み込まれて組み付けられている電動機のクラッチ機構。
【請求項2】
センサ基板は、モータの出力軸側側面と減速機本体に挟み込まれて組み付けられる請求項1記載の電動機のクラッチ機構。
【請求項3】
センサ基板には、手動操作によりスライドしクラッチの接続、接続解除を切り替えるスライド部材の位置を検出する検出スイッチが設けられている請求項1記載の電動機のクラッチ機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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