電子アルバム作成装置及びその制御方法
【課題】 電子アルバム情報の保存機能を制御すること。
【解決手段】 表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置は、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御し(ステップS401)、前記保存機能の実行指示の有無を監視し(ステップS402)、その監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する(ステップS403)。
【解決手段】 表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置は、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御し(ステップS401)、前記保存機能の実行指示の有無を監視し(ステップS402)、その監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する(ステップS403)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子アルバム作成装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラに代表されるデジタル画像機器のサイズが縮小され、コストが低下している。これによって、これらのデジタル画像機器は、静止画像や動画像を撮影する電子機器として普及している。撮影された静止画像や動画像のデータ(以下「オブジェクト」という。)は、デジタル画像機器内のメモリに保存される。メモリに保存されたオブジェクトは、一般的には、ユーザのパーソナルコンピュータに内蔵された記録装置に保管されたり、CD−R等の外部記録メディアに保管されたりする。
【0003】
一方、パーソナルコンピュータを用いてオブジェクトを大量に保管することが容易にできるようになってきており、所望のオブジェクトを選択して、レイアウト編集した電子アルバム情報を保管する電子アルバム編集プログラムが登場している。
【0004】
また、インターネットを利用して電子アルバム情報を作成し、製本して商品を提供するプリントサービスプロバイダも登場している。プリントサービスプロバイダでは、電子アルバム情報を作成するための専用アプリケーションを提供している。このような専用アプリケーションでは、印刷メニューをなくし、ローカルでのプリント機能を提供しない代わりに、ネットワークを介したシームレスな操作によって、商品を提供している。
【特許文献1】特開平11−296336号公報(図4、段落番号0025及び0026)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、プリントサービスプロバイダから提供された専用アプリケーションが動作するユーザのオペレーティングシステム(OS)では、画面のハードコピーは制限されていない。従って、ネットワーク上で電子アルバム情報を閲覧する時にも、画面のハードコピーは制限されない。その結果、ユーザは、OSによって提供される画面イメージをハードコピーして画像データを取得し、ローカルでプリントすることができる。
【0006】
プリントサービスプロバイダは、ネットワークを介してユーザから製本の注文を受けて、高品質な商品を提供することを目的としているが、品質にこだわらないユーザは、プリントサービスプロバイダへ製本の注文をすることなくローカルでプリントするだけで済ますことになり得る。
【0007】
また、製本時の返品等のリスクを軽減させるために、作成した電子アルバム情報について、専用アプリケーション及びネットワーク上において、WYSUWYG(WhatYou See Is What You Get)でプレビュー画面の表示を行うことができる。近年の高精細ディスプレイの高機能化・低コスト化によって、プレビュー画面でも製本に近い画面で表示することができる。従って、高精細プリンタの高機能化・低コスト化によって、プレビュー画面のハードコピーで済ませるユーザも増えつつある。
【0008】
これに対し、特許文献1では、ハードコピーを禁止するタグを用いて、ネットワークを介してブラウザ上に表示された画面のハードコピーを制限する技術を開示している。しかしながら、特許文献1のようにタグを用いた方法では、タグを改竄することによってハードコピーの制限を回避することができるという問題がある。また、電子アルバム情報の作成専用アプリケーションにそのまま適用することができないという問題がある。そのため、専用アプリケーションで利用可能な電子アルバム情報のハードコピーを制限することが困難であった。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電子アルバム情報の保存機能を制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の側面は、表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置の制御方法に係り、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御工程と、前記保存機能の実行指示の有無を監視する監視工程と、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の側面は、電子アルバム作成装置に係り、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の側面は、電子アルバム情報を提供するサーバ装置と前記サーバ装置にネットワークを介して通信可能に接続されたユーザ端末とを有する電子アルバム作成システムに係り、前記ユーザ端末は、前記サーバ装置からダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第4の側面は、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに係る。
【0014】
本発明の第5の側面は、コンピュータ可読記憶媒体に係り、上記のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、電子アルバム情報の保存機能を制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成システムの構成の一例を示す図である。この電子アルバム作成システムは、電子アルバム情報を提供するサーバ装置としてのコンテンツサイト105と、コンテンツサイト105にネットワークとしてのインターネット104を介して通信可能に接続されたユーザPC(パーソナルコンピュータ)102A、102Bと、で構成される。
【0017】
画像入力装置101は、イメージ情報である光学像を電気信号に変換して所定の画像処理を施した後、デジタル情報として記録・再生する。画像入力装置101としては、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等を用いてもよい。ユーザPC102A及び102Bは、ユーザが操作するユーザ端末である。データ転送用インターフェース103は、画像入力装置101で取得した画像データをユーザPC102Aへ転送する。データ転送用インターフェース103としては、例えばUSB(UniversalSerial Bus)やIEEE1394に代表される有線インターフェースやIrDA、Bluetoothに代表される無線インターフェースを用いてもよい。
【0018】
画像入力装置101からデータ転送用インターフェース103を介してユーザPC102Aへ転送された画像データは、ユーザPC102Aのハードディスクドライブ(HDD)209(図2を参照)に記憶される。画像入力装置101からユーザPC102Aへの画像データ転送は、例えば、以下の場合が挙げられる。ユーザPC102Aにインストールされたオペレーションシステム(OS)又は専用ソフトウエアからの命令に従って、画像入力装置101が記憶装置に格納された画像データを一括転送する場合と、画像入力装置101からユーザPC102Aに送られる転送コマンドに従って、ユーザPC102AのOS又は専用ソフトウエアが、ユーザPC102AのHDD209にデータ記録領域を確保して、画像入力装置101から画像データを受信する場合である。
【0019】
ユーザPC102Aは、インターネット104を利用した情報転送が可能な標準プロトコルを有するブラウザ120Aを動作させることができる。ユーザPC102Aは、ブラウザ120Aを動作させることによって、Hyper TextTransfer Protocol(HTTP)等のプロトコルを用いてフォトサイト105にアクセスして、Hyper Text Markup Language(HTML)やeXtensibleMarkup Language(XML)等の記述言語で作成されたWebページ情報を取得して解析し、ユーザPC102Aの表示部(ディスプレイ)上にWebページを表示させることができる。ユーザPC102Aは、ブラウザ120Aを動作させることによって、インターネット104を経由したコンテンツサイト105から、電子アルバム編集プログラム130A及びこれに使用可能なテンプレート、画像データ等をダウンロードすることができる。これによって、ユーザPC102Aでは、電子アルバム編集プログラム130Aを動作させることができる。また、ユーザPC102Aは、電子アルバム編集プログラム130Aで編集した電子アルバム情報を、インターネット104経由でコンテンツサイト105へアップロードすることができる。
【0020】
コンテンツサイト105は、ブラウザ120Aや電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム編集プログラム、テンプレート、画像データの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106によってコンテンツDB108から要求されたコンテンツの送信を行う。
【0021】
電子アルバム編集プログラム130Aは、画像入力装置101から取得され、ユーザPC102AのHDD209に記憶されたオブジェクトやコンテンツサイト105からダウンロードされたテンプレートやオブジェクトを使用して電子アルバム情報を作成することができる。
【0022】
電子アルバム編集プログラム130Aからコンテンツサイト105に対して電子アルバム情報のアップロードの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106は、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、コンテンツサイト105において固有の電子アルバム情報番号を電子アルバム情報に付与して、コンテンツDB108へアップロードされたデータをユーザと関連付けて保存する。
【0023】
アップロードされた電子アルバム情報は、ブラウザ120Aを利用してコンテンツサイト105経由でプリントサイト110にプリント注文を依頼することができる。コンテンツサイト105に対してブラウザ120Aからプリント注文の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、アップロードされているユーザと関連付けられた電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、プリント確認用の閲覧データをブラウザ120Aへ送信する。
【0024】
ユーザがブラウザ120Aでプリント確認用の閲覧データを確認し注文を行うと、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、ブラウザ120Aへ決済に必要なデータを送信する。ユーザがブラウザ120Aで決済情報を確認して、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107で決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0025】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、印刷装置としてのプリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、ユーザへ商品が発送される。なお、図1では、プリントサイト110を1つだけ図示したが、2つ以上存在してもよい。
【0026】
次に、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報をアップロードしたユーザ以外が、閲覧、プリント注文する方法について説明する。
【0027】
電子アルバム情報をコンテンツサイト105にアップロードしたユーザは、自分が閲覧を許可するユーザ(以下「閲覧ユーザ」という。)の氏名等の属性情報及びE−Mailアドレスを、ブラウザ120Aを介してコンテンツサイト105に通知する。
【0028】
コンテンツサイト105は、閲覧ユーザにコンテンツを公開する場合に、まず公開に必要なURL(Universal ResourceLocator)を生成する。
【0029】
この時、生成されるURLは、固有なアドレスであり、かつ、一意に予測不可能な乱数などを用いたものが割当てられる。例えば、「http://○○○.com/ContentsSite/Entry.cgi?BookID=AJNWDMF」などを用いることができる。このように、一意に予測不可能なURLを、以下「ランダムURL」という。)。コンテンツサイト105は、このようにして生成されたランダムURLを、必要であれば、閲覧に必要なパスワード情報を付加して、閲覧ユーザにインターネット104を介して、E−Mailで通知する。
【0030】
E−Mailを受け取った閲覧ユーザは、ユーザPC102Bからインターネット104にアクセスし、ブラウザ120BにE−Mailで通知されたランダムURLを入力することによって、電子アルバム情報をアップロードしたユーザが指定した電子アルバム情報を閲覧することができる。
【0031】
コンテンツサイト105に対してブラウザ120Bから閲覧の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してランダムURLやパスワードなどを確認し、公開されている電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、ブラウザ120Bへプリント確認用の閲覧データを送信する。
【0032】
閲覧ユーザがブラウザ120Bでプリント確認用の閲覧データを確認し注文を行うと、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が情報DB109を使用して登録情報などを確認し、ブラウザ120Bへ決済に必要なデータを送信する。
【0033】
閲覧ユーザがブラウザ120Bで決済情報を確認し、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0034】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、プリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、閲覧ユーザへ商品が発送される。
【0035】
また、ユーザPC102Bは、ブラウザ120Bを動作させることによって、インターネット104経由でコンテンツサイト105から、電子アルバム閲覧プログラム130Bをダウンロードすることができる。
【0036】
コンテンツサイト105では、ブラウザ120Bや電子アルバム閲覧プログラム130Bから閲覧の電子アルバム情報の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、コンテンツDB108から要求の電子アルバム情報の送信を行う。
【0037】
ユーザPC102Bは、電子アルバム閲覧プログラム130Bを動作させることが可能である。また、ユーザPC102Bは、電子アルバム閲覧プログラム130Bで確認した電子アルバム情報を、インターネット104経由でコンテンツサイト105へプリント注文することができる。
【0038】
コンテンツサイト105は、決済モジュール107が情報DB109を使用し、電子アルバム閲覧プログラム130Bで実行した、ブラウザ120Bへ決済に必要なデータを送信する。
【0039】
ユーザがブラウザ120Bで決済情報を確認し、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0040】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、プリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、ユーザへ商品が発送される。
【0041】
図2は、本発明の好適な実施形態に係る電子アルバム作成装置としてのユーザPC102A、ユーザPC102Bの概略構成を示す図である。
【0042】
図2において、201は、表示部としてのCRTディスプレイ(Cathode Ray Tube)である。CRTディスプレイ201の表示画面には、例えば、編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。202はVRAMであり、CRTディスプレイ201の表示画面に表示するための画像が生成される。VRAM202で生成された画像データは、所定の規定に従ってCRTディスプレイ201に転送されて、CRTディスプレイ201に画像が表示される。203はビットムーブユニット(BMU)であり、例えば、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリ)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインタフェース211)との間のデータ転送を制御する。204はキーボードであり、文書等を入力するための各種キーを有する。205はポインティングデバイス(PD)であり、例えば、CRTディスプレイ201の表示画面上に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。206はCentralProcessing Unit(CPU)であり、Read Only Memory(ROM)207、Hard Disk Drive(HDD)209又はフレキシブルディスク(FDD)210に格納された制御プログラムに基づいて、CPU206に接続された各デバイスを制御する。207はROMであり、各種の制御プログラムやデータを保持する。208はRandomAccess Memory(RAM)であり、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。209はHDDである。HDD209は、ユーザPC102A内で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。例えば、HDD209には、ブラウザ120A、電子アルバム情報、電子アルバム編集プログラムなどが格納される。210はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)に代表されるフレキシブルディスクドライブであり、フレキシブルディスクに対するアクセスを制御する。211はネットワークインタフェース(NETI/F)であり、他の情報処理装置やプリンタ等とインターネット104を介して通信を行うことができる。212はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU206に対する制御プログラムの提供は、ROM207、HDD209、FDD210から行うこともできるし、ネットワークインタフェース211を介してインターネット104経由で他の情報処理装置等から行うこともできる。
【0043】
また、図25に本発明のユーザPC102A及び102Bにインストールされるイベント監視プログラムのソフトウェアモジュール構成2500を示す。ソフトウェアモジュール構成2500は、例えば、図2のHDD209等に格納されうる。ユーザPC102A及び102Bは、電子アルバムのページ画面をCRTディスプレイ201に表示するように制御する表示制御部2513と、CRTディスプレイ201に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能(ハードコピー)の実行指示の有無を監視する監視部2514と、監視部2514での監視結果に応じて、電子アルバムのページ画面がCRTディスプレイ201に表示されているときに前記保存機能を制限する保存機能禁止部2515と、を備える。保存機能禁止部2515は、例えば、電子アルバムのページ画面がCRTディスプレイ201に表示されているときに、CRTディスプレイ201の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行を禁止することができる。また、保存機能禁止部2515は、電子アルバムのページ画面にウォーターマークを表示するか否かを制御することもできる。
【0044】
図3は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面の一例を示す図である。
【0045】
300は、電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面である。ユーザは、操作画面300上で操作を行うことによって、電子アルバム情報の作成・保存を行うことができる。また、ユーザは、操作画面300上で操作を行うことによって、電子アルバム情報をインターネット104経由でコンテンツサイト105へアップロードすることができる。301は、編集・確認領域であり、WYSUWYGで操作を行っている電子アルバム情報をページ単位で表示する。例えば、図3では、電子アルバム情報の6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されている。6ページ目にはオブジェクトAとBが表示され、7ページ目にはオブジェクトCが表示されている。電子アルバム情報の各ページは、インターネット104経由でコンテンツサイト105からダウンロードされ、ユーザが選択したテンプレートに従って配置することができる。また、電子アルバム情報の各ページに配置できるオブジェクト数及び配置位置は、テンプレートを変えることによって、自由に変更することができる。302は、301に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。302では、301に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図3では、301に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、301に表示されているハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。303は、301で編集を行う際のオブジェクトの作業領域であり、ページ間でオブジェクトを差し替えたりする際に使用することができる。
【0046】
図7は、ユーザPC102Aで実行したブラウザ120A上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の一例を示す図である。また、閲覧ユーザPC102Bで実行したブラウザ120B上で、アップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合も図7と同様である。ブラウザを使用した電子アルバム情報の閲覧では、登録ユーザと閲覧ユーザとの間で違いはないので、以下の説明では両者を区別しない。
【0047】
700は、ブラウザ120を示す。701は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。702は、701に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。702では、701に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図7では、701に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、701に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。
【0048】
図8は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合のブラウザ120(クライアント側)とコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)における処理フローの一例を示す図である。
【0049】
ステップS801では、ユーザPC102のブラウザ120は、閲覧する電子アルバム情報の番号とページ番号を送信する。
【0050】
ステップS802では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS801で送信された電子アルバム情報の番号とページ番号を受信する。
【0051】
ステップS803では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS802で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS802で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はステップS802で受信したページ番号が電子アルバム情報にあるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS803で「NO」)ステップS804へ進み、受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS803で「YES」)ステップS806へ進む。
【0052】
ステップS804では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS801で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー画面をブラウザ120に送信する。
【0053】
ステップS805では、ブラウザ120は、ステップS804で送信されたエラー画面を受信して、ユーザPC102の画面上にエラー画面を表示する。
【0054】
ステップS806では、コンテンツ管理モジュール106は、閲覧画面を表示するためのプラグインをユーザPC102に送信する。
【0055】
ステップS807では、ブラウザ120は、ステップS806で送信されたプラグインを受信する。
【0056】
ステップS808では、ブラウザ120は、ステップS807で受信したプラグインを実行させる。ブラウザ120は、このプラグインを実行できなければ(ステップS808で「NO」)ステップS809へ進み、このプラグインを実行できれば(ステップS808で「YES」)ステップS810へ進む。
【0057】
ステップS809では、ブラウザ120は、エラー画面を表示する。
【0058】
ステップS810では、ブラウザ120は、閲覧データをコンテンツ管理モジュール106へ要求する。
【0059】
ステップS811では、コンテンツ管理モジュール106は、ブラウザ120からの閲覧データ要求を受信する。
【0060】
ステップS812では、コンテンツ管理モジュール106は、閲覧対象の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、閲覧データをブラウザ120に送信する。
【0061】
ステップS813では、ブラウザ120は、ステップS812で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102の画面上に閲覧データを表示する。
【0062】
図12は、閲覧ユーザPC102Bで実行した電子アルバム閲覧プログラム130Bによって、アップロードされた電子アルバム情報が表示されている場合の一例を示す図である。
【0063】
電子アルバム閲覧プログラムを使用した電子アルバム情報の閲覧では、登録ユーザと閲覧ユーザとの間で違いはないので、以下の説明では両者を区別しない。
【0064】
1200は、電子アルバム閲覧プログラムの表示画面を示す。1201は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。1202は、1201に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。1201に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図12では、1201に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、1201に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。また、電子アルバム閲覧プログラムは、電子アルバム編集プログラム130Aの編集機能を制限したものであってもよい。
【0065】
図13は、ユーザPC102Bで実行した電子アルバム閲覧プログラム130Bによって、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の電子アルバム閲覧プログラム130B(クライアント側)とコンテンツサイト105のコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)の処理フローの一例を示す図である。
【0066】
ステップS1301では、ユーザPC102Bは、ユーザPC102Bの電子アルバム閲覧プログラム(電子アルバム情報間閲覧ビューワ)130Bを実行する。電子アルバム閲覧プログラム130Bは、図示されていないが、コンテンツサイト105から取得することができる。
【0067】
ステップS1302では、ユーザPC102Bは、ユーザPC102Bの電子アルバム閲覧プログラム130Bで閲覧する電子アルバム情報の番号を送信する。
【0068】
ステップS1303では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1302で送信された電子アルバム情報の番号を受信する。
【0069】
ステップS1304では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1303で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1303で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報があるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS1304で「NO」)ステップS1305へ進み、取得した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS1304で「YES」)ステップS1307へ進む。
【0070】
ステップS1305では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1302で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー情報をユーザPC102Bに送信する。
【0071】
ステップS1306では、電子アルバム閲覧プログラム130Bは、ステップS1305で送信されたエラー情報を受信して、ユーザPC102Bの画面上にエラー情報を表示する。
【0072】
ステップS1307では、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108から閲覧対象の電子アルバム情報を取得して、閲覧データをユーザPC102Bに送信する。
【0073】
ステップS1308では、電子アルバム閲覧プログラム130Bは、ステップS1307で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102Bの画面上に閲覧データを表示する。
【0074】
次に、ユーザPC102A、ユーザPC102Bの制御方法について図4の処理フローを用いて説明する。
【0075】
ステップS401では、表示制御部2513が、HDD209等に格納された電子アルバム情報のページ画面をCRTディスプレイ201に表示するように制御する。
【0076】
ステップS402では、監視部2514が、CRTディスプレイ201に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する。
【0077】
ステップS403では、保存機能制御部2515が、監視部2514による監視結果に応じて、電子アルバム情報のページ画面がCRTディスプレイ201に表示された状態での前記保存機能を制御する。保存機能制御部2515は、OSが提供する画面のハードコピー(保存機能)の実行可否をコントロールする。
【0078】
イベント監視プログラムは、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、それぞれの実行時にOSが提供する画面のハードコピーを制御することができる。これらの電子アルバム編集プログラム、電子アルバム閲覧プログラム又はプラグインは、それぞれの実行時に、OSにイベントの監視プログラムを登録する。OSへのイベントの監視プログラムの登録は、OSで用意されているAPI(ApplicationProgram Interface)を使用することができる。Windows(登録商標)(Microsoft(登録商標)の製品)を一例に挙げると、イベント監視プログラムの関数を登録することによって、登録されたイベント監視プログラムの関数がイベント毎に呼び出される。
【0079】
図5は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS402の後に、それぞれのプログラムを終了させる時に、上述のように登録したイベント監視プログラムを削除する処理フローの一例を示す図である。
【0080】
ステップS500では、電子アルバム編集プログラム、電子アルバム閲覧プログラム又はプラグインによる編集又は閲覧を終了する。
【0081】
ステップS501では、OSに登録したイベント監視プログラムを削除する。OSに登録したイベント監視プログラムの削除は、OSで用意されているAPIを使用することができる。Windows(登録商標)を一例に挙げると、先に登録したイベント監視プログラムの関数を削除することによって、イベント毎の呼び出しはなくなる。それぞれ終了時に、アプリケーション又はプラグインはステップS501を行い、OSに対して図4で登録したイベントの監視プログラムを削除する。
【0082】
なお、図4のイベント監視プログラムの登録をプログラムの実行時とし、図5のイベント監視プログラムの削除をプログラムの終了時としたが、これに限定されない。例えば、WYSUWYGでの表示を行うとアルバムの編集に時間がかかる等の理由で、編集用画面表示と製本印刷確認用表示とを持つ場合では、編集用画面表示でイベント監視プログラムを登録せずに、WYSUWYGでの表示を行う製本印刷確認用表示を行う直前でイベント監視プログラムを登録してもよい。この場合、製本印刷確認用表示終了に合わせてイベント監視プログラムを削除すればよい。このように、画面のハードコピーを禁止したい画面表示の前後でイベント監視プログラムの登録を行ってもよい。また、イベント監視プログラムを削除する代りにイベント監視プログラムの動作を終了させてもよい。この場合、次にプログラムを実行する時には、イベント監視プログラムが既に登録されているので、イベント監視プログラムを起動するだけでよい。
【0083】
以上のように、電子アルバム編集プログラムの閲覧時に、ブラウザ120で実行されるプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、イベントの監視プログラムを登録及び削除することによって、OSが提供する画面のハードコピーをコントロールすることができる。
【0084】
なお、登録する監視プログラムは、後述するように必要に応じて機能を変更することができる。
【0085】
図9は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の一例を示す図である。900は、ブラウザ120を示す。901は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。902は、901に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。902では、901に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図9では、901に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、901に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。903は、閲覧対象の電子アルバム情報に合成されたウォーターマークを示す。なお、ウォーターマーク903の形態(文字や図形などを含む)としては、図9に示すものに限定されず、他の形態を用いてもよい。また、ウォーターマークの大きさや表示位置及個数等は、閲覧対象の電子アルバム情報上の著作物に合わせて調整されうる。さらに、ウォーターマークの色についても、例えば、仕上がりが困難とならないように反転表示させたり、他の色を用いたりしてもよい。
【0086】
図10は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合のブラウザ120(クライアント側)とコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)における処理フローの一例を示す図である。
【0087】
ステップS1001では、ユーザPC102のブラウザ120は、閲覧する電子アルバム情報の番号とページ番号を送信する。
【0088】
ステップS1002では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1001で送信された電子アルバム情報の番号とページ番号を受信する。
【0089】
ステップS1003では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1002で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1002で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はステップS1002で受信したページ番号が電子アルバム情報にあるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS1003で「NO」)ステップS1004へ進み、受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS1003で「YES」)ステップS1006へ進む。
【0090】
ステップS1004では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1001で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー画面をブラウザ120に送信する。
【0091】
ステップS1005では、ブラウザ120は、ステップS1004で送信されたエラー画面を受信して、ユーザPC102のブラウザ120上にエラー画面を表示する。
【0092】
ステップS1006では、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108から閲覧対象の電子アルバム情報を取得して、ウォーターマークを合成した閲覧データをユーザPC102に送信する。
【0093】
ステップS1007では、ブラウザ120は、ステップS1006で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102の画面上に閲覧データを表示する。
【0094】
このように、閲覧データにウォーターマークを合成することによって、プラグインを用いないでブラウザ120上で画面のハードコピーができる場合であっても、ローカルでのプリントを制限することができる。
【0095】
図14は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの電子アルバム情報をコンテンツサイト105へアップロードする時の操作画面の一例を示す図である。1400は、電子アルバム編集プログラム130Aのアップロード時の操作画面である。1401は、閲覧時の表示方法を指定するための領域を示す。閲覧時の表示方法として、例えば、「何もしない」「薄いウォーターマーク」「濃いウォーターマーク」「画面のハードコピー時に非表示」のいずれかを選択することができる。1402は、電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム情報をアップロードするためのボタンを示す。
【0096】
図15は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの電子アルバム情報送信時のデータを示す一例である。1501は、送信を行う電子アルバム情報を示す。1502は、図14で指定した閲覧時の表示の表示方法を示す。なお、不図示であるが、コンテンツサイト105では、電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム情報のアップロードの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、電子アルバム情報にコンテンツサイト105において固有な電子アルバム情報番号を電子アルバム情報に付与して、コンテンツDB108へアップロードされたデータをユーザと関連付けて保存する。これと同時に、1502に設定されている閲覧方法を電子アルバム情報番号と関連付けて、コンテンツDB108へ保存する。
【0097】
図8に示すように、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグインの場合は、図8ステップS806でプラグインを送信する際に、コンテンツ管理モジュール106が、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法(図14を参照)を判断する。図14に示す閲覧方法が「何もしない」に設定されている場合は、プラグインを送信せずにステップS812に進むか、プラグインで登録するイベントの監視プログラムは何もしないイベントの監視プログラムとする。閲覧方法が「何もしない」以外に設定されている場合は、プラグインで登録するイベントの監視プログラムをそれにあった監視プログラムとする。
【0098】
図10に示すように、閲覧時にサーバ装置でウォーターマークを合成する場合には、図10のステップS1006でウォーターマークを合成する際に、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法を判断する。閲覧方法が「何もしない」に設定されている場合は、ウォーターマークを合成せずに閲覧データを送信する。閲覧方法が「何もしない」以外に設定されている場合は、ウォーターマークを閲覧方法に合わせて合成して閲覧データを送信する。
【0099】
図13に示すように、電子アルバム閲覧プログラムで閲覧を行う場合には、図13のステップS1307でコンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法を取得する。ここで取得した閲覧方法と閲覧データは、図15に示すような電子アルバム情報送信時のデータにして、電子アルバム閲覧プログラムへ送信される。電子アルバム閲覧プログラムは、ステップS1308で受け取った閲覧データを指定された閲覧方法に従って表示する。これによって、電子アルバム情報をアップロードしたユーザの意図に従って閲覧が行える。
【0100】
このように、本実施形態では、レイアウトデータに著作権のあるキャラクターや画像を配置したり、デザイナーによるレイアウトデザインを行ったりするなど、製本サービスの正規利用者に対して適正なコスト負担と著作権の保護を行うことができる。
【0101】
図6は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0102】
ステップS600では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報(実行指示)を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS600で「NO」)、ステップS601でユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS600で「YES」)、イベント処理を継続しない。このように、ステップS601での処理を行わないことによってイベントは無効扱いとなる。
【0103】
なお、不図示であるが、明示的にイベントに対する無効処理がOSによって指定されている場合は、その無効処理を実行することができる。Windows(登録商標)を一例として挙げると、イベント監視プログラムの関数内でイベント処理を継続するためのAPIが用意されており、このAPIを呼び出さなければイベントは正しく処理できない。従って、画面のハードコピーに関するイベントであれば、イベントを正常に動作させないように、イベント処理を継続するためのAPIを呼び出さずに処理を終了し、そうでなければ、イベント処理を継続するためのAPIを呼び出すことによって、イベントを正しく処理させることができる。また、画面のハードコピーに関するイベント以外では通常の処理となるので、画面のハードコピーに関するイベントの終了後は、元の通常動作を実行することができる。
【0104】
このように、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、イベント監視プログラムをOSに登録することによって、画面のハードコピーを防ぐことができる。
【0105】
なお、イベントを無効扱いにする再に、「画面のハードコピーはできません」といったメッセージボックスの表示を行ってもよい。
【0106】
図11は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0107】
ステップS1100では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報(実行指示)を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1100で「NO」)、イベント監視プログラムは、ステップS1101でユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1100で「YES」)、イベント監視プログラムは、ステップS1102で注文処理を実行する。
【0108】
このように、ステップS1102を行うことによってイベントは注文処理となる。なお、不図示であるが、明示的にイベントに対する無効処理がOSによって指定されている場合は、その無効処理を実行することができる。また、画面のハードコピーに関するイベント以外では通常の処理となるので、画面のハードコピーに関するイベントの終了後は、元の通常動作を実行することができる。
【0109】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーを印刷のような任意の処理に置き換えることが可能となる。
【0110】
図16は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0111】
ステップS1600では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1600で「NO」)、ステップS1601に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1600で「YES」)、ステップS1604へ進む。
【0112】
ステップS1601では、イベント監視プログラムは、ウォーターマークが表示中であるか否かを判断して、ウォーターマークが表示中の場合は、ステップS1602へ進み、そうでなければ、ステップS1603へ進む。
【0113】
ステップS1602では、イベント監視プログラムは、ウォーターマーク非表示の表示を行い、ウォーターマークを表示しないモード(以下「ウォーターマーク非表示モード」という。)にして、ステップS1603へ進む。
【0114】
ステップS1603では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0115】
ステップS1604では、イベント監視プログラムは、ウォーターマークが表示中であるか否かを判断して、ウォーターマークが表示中の場合は、ステップS1603へ進み、そうでなければ、ステップS1605へ進む。
【0116】
ステップS1605では、イベント監視プログラムは、ウォーターマーク表示の表示を行い、ウォーターマークを表示するモード(以下「ウォーターマーク表示モード」という。)にして、ステップS1603へ進む。
【0117】
このように、画面のハードコピーに関するイベントに合わせて、表示モードを切り替えることによって、後述する図17により画面のハードコピーに関するイベントに合わせて表示が切り替わり、画面のハードコピーに関するイベント終了後は元の通常表示が行われる。
【0118】
図17は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図16のイベント監視プログラムに対応したウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0119】
ステップS1700では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、画面の表示に関するか否かを判断する。
【0120】
画面の表示に関係しない操作であれば(ステップS1700で「NO」)、ステップS1704へ進み、表示に関係する操作であれば(ステップS1700で「YES」)、ステップS1701へ進む。
【0121】
ステップS1701では、ウィンドウ操作プログラムは、データを表示してステップS1702へ進む。
【0122】
ステップS1702では、ウィンドウ操作プログラムは、図16で設定されるウォーターマーク表示モードか否かを判断して、ウォーターマーク表示モードの場合は(ステップS1702で「YES」)、ステップS1703へ進み、そうでなければ(ステップS1702で「NO」)、ステップS1705へ進む。
【0123】
ステップS1703では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマークを表示する。
【0124】
ステップS1704では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS1705へ進む。
【0125】
ステップS1705では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0126】
なお、不図示ではあるが、ステップS1703で表示するウォーターマークの表示位置、サイズは表示を行うデータに合わせて調整される。また、ウォーターマーク表示だけでなく、印刷に耐えられない低解像度の表示に置き換えウォーターマークを表示することが可能である。
【0127】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることによって、画面のハードコピーで表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面をウォーターマーク表示のものとすることができる。
【0128】
図18は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0129】
ステップS1800では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1800で「NO」)、ステップS1801に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1800で「YES」)、ステップS1804へ進む。
【0130】
ステップS1801では、イベント監視プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断して、閲覧データが非表示の場合は(ステップS1801で「YES」)、ステップS1802へ進み、そうでなければ(ステップS1801で「NO」)、ステップS1803へ進む。
【0131】
ステップS1802では、イベント監視プログラムは、閲覧データの表示を行い、表示モードにして、ステップS1803へ進む。
【0132】
ステップS1803では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0133】
ステップS1804では、イベント監視プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断して、閲覧データが非表示中の場合は(ステップS1804で「YES」)、ステップS1803へ進み、そうでなければ(ステップS1804で「NO」)、ステップS1805へ進む。
【0134】
ステップS1805では、イベント監視プログラムは、閲覧データを非表示にし、非表示モードにして、ステップS1803へ進む。
【0135】
このように、画面のハードコピーに関するイベントに合わせて、表示モードを切り替えることによって、後述する図19により画面のハードコピーに関するイベントに合わせて表示が切り替わり、画面のハードコピーに関するイベント終了後は元の通常表示が行われる。
【0136】
図19は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図18のイベント監視プログラムに対応したウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0137】
ステップS1900では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、画面の表示に関するか否かを判断する。画面の表示に関係しない操作であれば(ステップS1900で「NO」)、ステップS1903へ進み、画面の表示に関係する操作であれば(ステップS1900で「YES」)、ステップS1901へ進む。
【0138】
ステップS1901では、ウィンドウ操作プログラムは、図18で設定される表示モードであるか否かを判断して、表示モードである場合は(ステップS1901で「YES」)、ステップS1902へ進み、そうでなければ(ステップS1901で「NO」)、ステップS1904へ進む。
【0139】
ステップS1902では、ウィンドウ操作プログラムは、データを表示する。
【0140】
ステップS1903では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS1904へ進む。
【0141】
ステップS1904では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0142】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーで表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面を非表示のものとすることができる。
【0143】
なお、ステップS1901で非表示の場合は、何も操作しないようにしたが、「画面のハードコピーはできません」といった画面表示に差し替えることを行ってもよい。
【0144】
また、非表示にする代わりに、印刷に耐えられない低解像度の表示に置き換えることが可能である。
【0145】
図23は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0146】
ステップS2300では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ、ステップS2301に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば、ステップS2304へ進む。
【0147】
ステップS2301では、イベント監視プログラムは、閲覧データを表示するアプリケーションのウィンドウが表示中か否かを判断して、ウィンドウが非表示の場合は(ステップS2301で「YES」)、ステップS2302へ進み、そうでなければ(ステップS2301で「NO」)、ステップS2303へ進む。
【0148】
ステップS2302では、イベント監視プログラムは、ウィンドウの表示を行い、ウィンドウ表示モードにして、ステップS2303へ進む。
【0149】
ステップS2303では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0150】
ステップS2304では、イベント監視プログラムは、ウィンドウが表示中か否かを判断して、ウィンドウが非表示中の場合は(ステップS2304で「YES」)、ステップS2303へ進み、そうでなければ(ステップS2304で「NO」)、ステップS2305へ進む。
【0151】
ステップS2305では、イベント監視プログラムは、ウィンドウを非表示にし、ウィンドウ非表示モードにして、ステップS2303へ進む。
【0152】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーで操作を行っているアプリケーションの表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面においてアプリケーションを非表示のものとすることができる。
【0153】
図20は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【0154】
ステップS2000では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。
【0155】
ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2006へ進み、アクティブ操作はステップS2001へ進み、非アクティブ操作はステップS2004へ進む。
【0156】
ステップS2001では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示モードでウォーターマーク表示中か否かを判断し、ウォーターマーク表示中の場合は(ステップS2001で「YES」)、ステップS2002へ進み、そうでなければ(ステップS2001で「NO」)、ステップS2003へ進む。
【0157】
ステップS2002では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク非表示の表示を行い、ウォーターマーク非表示モードにして、ステップS2003へ進む。
【0158】
ステップS2003では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0159】
ステップS2004では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示モードでウォーターマーク表示中か否かを判断し、ウォーターマーク表示中の場合は(ステップS2004で「YES」)、ステップS2003へ進み、そうでなければ(ステップS2004で「NO」)、ステップS2005へ進む。
【0160】
ステップS2005では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示の表示を行い、ウォーターマーク表示モードにして、ステップS2003へ進む。
【0161】
ステップS2006では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2003へ進む。
【0162】
また、図17で述べた処理をステップS2006で行うか、図17のステップS1704において図20で述べた処理を行うことにより、ウィンドウのアクティブ時・非アクティブ時の表示の切り替えを行うことができる。
【0163】
さらに、ステップS2002において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2005において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0164】
図24は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0165】
ステップS2400では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2406へ進み、アクティブ操作はステップS2401へ進み、非アクティブ操作はステップS2404へ進む。
【0166】
ステップS2401では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示モードで処理を行っているアプリケーションがアイコン表示中か否かを判断し、アイコン表示中の場合は(ステップS2401で「YES」)、ステップS2402へ進み、そうでなければ(ステップS2401で「NO」)、ステップS2403へ進む。
【0167】
ステップS2402では、ウィンドウ操作プログラムは、処理を行っているアプリケーションをノーマル表示にし、ノーマル表示モードにして、ステップS2403へ進む。
【0168】
ステップS2403では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0169】
ステップS2404では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示モードでアイコン表示中か否かを判断し、アイコン表示中の場合は(ステップS2404で「YES」)、ステップS2403へ進み、そうでなければ(ステップS2404で「NO」)、ステップS2405へ進む。
【0170】
ステップS2405では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示の表示を行い、アイコン表示モードにして、ステップS2403へ進む。
【0171】
ステップS2406では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2403へ進む。
【0172】
ステップS2402において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2005において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0173】
図21は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【0174】
ステップS2100では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2106へ進み、アクティブ操作はステップS2101へ進み、非アクティブ操作はステップS2104へ進む。
【0175】
ステップS2101では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断し、閲覧データが非表示の場合は(ステップS2101で「YES」)、ステップS2102へ進み、そうでなければ(ステップS2101で「NO」)、ステップS2103へ進む。
【0176】
ステップS2102では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データの表示を行い、表示モードにして、ステップS2103へ進む。
【0177】
ステップS2103では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0178】
ステップS2104では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断し、閲覧データが非表示中の場合は(ステップS2104で「YES」)、ステップS2103へ進み、そうでなければ(ステップS2104で「NO」)、ステップS2105へ進む。
【0179】
ステップS2105では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データを非表示にし、非表示モードにして、ステップS2103へ進む。
【0180】
ステップS2106では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2103へ進む。
【0181】
また、図19で述べた処理をステップS2106で行うか、図19のステップS1903において図21で述べた処理を行うことにより、ウィンドウのアクティブ時・非アクティブ時の表示の切り替えを行うことができる。
【0182】
さらに、ステップS2102において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2105において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0183】
なお、ステップS2105で非表示の場合は、何も操作しないようにしたが、「画面のハードコピーはできません」といった画面表示に差し替えることを行ってもよいことはいうまでもない。
【0184】
図22は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0185】
ステップS2200では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウの状態変更に関するか否かを判断する。ウィンドウの状態変更に関係しない操作は(ステップS2200で「NO」)、ステップS2206へ進み、ウィンドウの状態変更に関係する操作は(ステップS2200で「YES」)、ステップS2201へ進む。
【0186】
ステップS2201では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウのサイズ変更操作か否かを判断し、サイズ変更であれば(ステップS2201で「YES」)、ステップS2202へ進み、そうでなければ(ステップS2201で「YES」)、ステップS2203へ進む。
【0187】
ステップS2202では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウのフルサイズ化を行い、ステップS2203へ進む。
【0188】
ステップS2203では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの表示順変更操作か否かを判断し、表示順変更であれば(ステップS2203で「YES」)、ステップS2204へ進み、そうでなければ(ステップS2203で「NO」)、ステップS2205へ進む。
【0189】
ステップS2204では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの表示順を他のウィンドウより上に設定し、ステップS2205へ進む。
【0190】
ステップS2206では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの状態変更以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2205へ進む。
【0191】
ステップS2205では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0192】
このように、フルスクリーン表示で最大化表示を常に行うことによって、非アクティブ状態の場合の、画面のハードコピーを考慮する必要がなくなる。
【0193】
なお、ウィンドウサイズ又はウィンドウの表示位置を常に保持できる設定をユーザPC102のOSが持っている場合は、それを使用することでもよいことはいうまでもない。
【0194】
以上のように、本発明の好適な実施の形態によれば、ユーザの持つオブジェクト(画像データなど)を利用し、レイアウトされた電子アルバム情報を製本するシステムにおいて、本実施形態で示した方法を組み合わせて、専用アプリケーションの動作するOSが提供する画面のハードコピーをコントロールし、ネットワーク上での電子アルバム情報の閲覧時に画面のハードコピーをコントロールすることができる。
【0195】
また、ネットワーク上での電子アルバム情報の閲覧時に閲覧画面上にウォーターマークを表示するか、或いは、電子アルバム情報の閲覧時に閲覧画面上にウォーターマークを表示することによって、WYSIWYGでのプレビュー画面のハードコピーを利用したローカルでのプリントを制限できる。
【0196】
その結果、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページを不正に取得されたり、保存されたり、印刷されたりすることを防ぐことができるため、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページの著作権を保護することができる。
【0197】
そして、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページや当該ページを作成するためのアプリケーションを提供する事業者は、それらの提供の対価として電子アルバムの印刷にかかる費用を得ることができる。
【0198】
また、品質にこだわらないユーザを取り込むことができるため、競合するサービスに対して優位性を持つために専用アプリケーションで利用できるレイアウトデータにデザイナーによる高品質なレイアウトデザインを施した場合に、サービスの正規利用者にコスト負担を強いることを抑えることができる。
【0199】
また、レイアウトデータに著作権のあるキャラクターや画像を配置した場合にも、サービスの正規利用者にコスト負担を強いることを抑えるとともに、著作権を有効に保護することができる。
【0200】
<他の実施の形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0201】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0202】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0203】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0204】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0205】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0206】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成システムの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の好適な実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成装置の制御方法の処理フローを示す図である。
【図5】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラム削除を示す図である。
【図6】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図7】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120の閲覧画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120での閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図9】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120の閲覧画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120での閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図11】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図12】本発明の好適な実施の形態に係る専用ビューワ130Bの一例を示す図である。
【図13】本発明の好適な実施の形態に係る専用ビューワ130Bでの閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図14】本発明の好適な実施の形態に係るアップロード時クライアントでの閲覧方法指定の一例を示す図である。
【図15】本発明の好適な実施の形態に係るアップロード時のクライアントでの閲覧方法設定データの一例を示す図である。
【図16】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図17】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図18】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図19】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図20】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図21】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図22】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図23】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図24】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図25】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムのソフトウェアモジュールの構成の一例を示す図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子アルバム作成装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラに代表されるデジタル画像機器のサイズが縮小され、コストが低下している。これによって、これらのデジタル画像機器は、静止画像や動画像を撮影する電子機器として普及している。撮影された静止画像や動画像のデータ(以下「オブジェクト」という。)は、デジタル画像機器内のメモリに保存される。メモリに保存されたオブジェクトは、一般的には、ユーザのパーソナルコンピュータに内蔵された記録装置に保管されたり、CD−R等の外部記録メディアに保管されたりする。
【0003】
一方、パーソナルコンピュータを用いてオブジェクトを大量に保管することが容易にできるようになってきており、所望のオブジェクトを選択して、レイアウト編集した電子アルバム情報を保管する電子アルバム編集プログラムが登場している。
【0004】
また、インターネットを利用して電子アルバム情報を作成し、製本して商品を提供するプリントサービスプロバイダも登場している。プリントサービスプロバイダでは、電子アルバム情報を作成するための専用アプリケーションを提供している。このような専用アプリケーションでは、印刷メニューをなくし、ローカルでのプリント機能を提供しない代わりに、ネットワークを介したシームレスな操作によって、商品を提供している。
【特許文献1】特開平11−296336号公報(図4、段落番号0025及び0026)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、プリントサービスプロバイダから提供された専用アプリケーションが動作するユーザのオペレーティングシステム(OS)では、画面のハードコピーは制限されていない。従って、ネットワーク上で電子アルバム情報を閲覧する時にも、画面のハードコピーは制限されない。その結果、ユーザは、OSによって提供される画面イメージをハードコピーして画像データを取得し、ローカルでプリントすることができる。
【0006】
プリントサービスプロバイダは、ネットワークを介してユーザから製本の注文を受けて、高品質な商品を提供することを目的としているが、品質にこだわらないユーザは、プリントサービスプロバイダへ製本の注文をすることなくローカルでプリントするだけで済ますことになり得る。
【0007】
また、製本時の返品等のリスクを軽減させるために、作成した電子アルバム情報について、専用アプリケーション及びネットワーク上において、WYSUWYG(WhatYou See Is What You Get)でプレビュー画面の表示を行うことができる。近年の高精細ディスプレイの高機能化・低コスト化によって、プレビュー画面でも製本に近い画面で表示することができる。従って、高精細プリンタの高機能化・低コスト化によって、プレビュー画面のハードコピーで済ませるユーザも増えつつある。
【0008】
これに対し、特許文献1では、ハードコピーを禁止するタグを用いて、ネットワークを介してブラウザ上に表示された画面のハードコピーを制限する技術を開示している。しかしながら、特許文献1のようにタグを用いた方法では、タグを改竄することによってハードコピーの制限を回避することができるという問題がある。また、電子アルバム情報の作成専用アプリケーションにそのまま適用することができないという問題がある。そのため、専用アプリケーションで利用可能な電子アルバム情報のハードコピーを制限することが困難であった。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、電子アルバム情報の保存機能を制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の側面は、表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置の制御方法に係り、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御工程と、前記保存機能の実行指示の有無を監視する監視工程と、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第2の側面は、電子アルバム作成装置に係り、電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、を備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第3の側面は、電子アルバム情報を提供するサーバ装置と前記サーバ装置にネットワークを介して通信可能に接続されたユーザ端末とを有する電子アルバム作成システムに係り、前記ユーザ端末は、前記サーバ装置からダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の第4の側面は、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに係る。
【0014】
本発明の第5の側面は、コンピュータ可読記憶媒体に係り、上記のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、電子アルバム情報の保存機能を制御することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成システムの構成の一例を示す図である。この電子アルバム作成システムは、電子アルバム情報を提供するサーバ装置としてのコンテンツサイト105と、コンテンツサイト105にネットワークとしてのインターネット104を介して通信可能に接続されたユーザPC(パーソナルコンピュータ)102A、102Bと、で構成される。
【0017】
画像入力装置101は、イメージ情報である光学像を電気信号に変換して所定の画像処理を施した後、デジタル情報として記録・再生する。画像入力装置101としては、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、スキャナ等を用いてもよい。ユーザPC102A及び102Bは、ユーザが操作するユーザ端末である。データ転送用インターフェース103は、画像入力装置101で取得した画像データをユーザPC102Aへ転送する。データ転送用インターフェース103としては、例えばUSB(UniversalSerial Bus)やIEEE1394に代表される有線インターフェースやIrDA、Bluetoothに代表される無線インターフェースを用いてもよい。
【0018】
画像入力装置101からデータ転送用インターフェース103を介してユーザPC102Aへ転送された画像データは、ユーザPC102Aのハードディスクドライブ(HDD)209(図2を参照)に記憶される。画像入力装置101からユーザPC102Aへの画像データ転送は、例えば、以下の場合が挙げられる。ユーザPC102Aにインストールされたオペレーションシステム(OS)又は専用ソフトウエアからの命令に従って、画像入力装置101が記憶装置に格納された画像データを一括転送する場合と、画像入力装置101からユーザPC102Aに送られる転送コマンドに従って、ユーザPC102AのOS又は専用ソフトウエアが、ユーザPC102AのHDD209にデータ記録領域を確保して、画像入力装置101から画像データを受信する場合である。
【0019】
ユーザPC102Aは、インターネット104を利用した情報転送が可能な標準プロトコルを有するブラウザ120Aを動作させることができる。ユーザPC102Aは、ブラウザ120Aを動作させることによって、Hyper TextTransfer Protocol(HTTP)等のプロトコルを用いてフォトサイト105にアクセスして、Hyper Text Markup Language(HTML)やeXtensibleMarkup Language(XML)等の記述言語で作成されたWebページ情報を取得して解析し、ユーザPC102Aの表示部(ディスプレイ)上にWebページを表示させることができる。ユーザPC102Aは、ブラウザ120Aを動作させることによって、インターネット104を経由したコンテンツサイト105から、電子アルバム編集プログラム130A及びこれに使用可能なテンプレート、画像データ等をダウンロードすることができる。これによって、ユーザPC102Aでは、電子アルバム編集プログラム130Aを動作させることができる。また、ユーザPC102Aは、電子アルバム編集プログラム130Aで編集した電子アルバム情報を、インターネット104経由でコンテンツサイト105へアップロードすることができる。
【0020】
コンテンツサイト105は、ブラウザ120Aや電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム編集プログラム、テンプレート、画像データの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106によってコンテンツDB108から要求されたコンテンツの送信を行う。
【0021】
電子アルバム編集プログラム130Aは、画像入力装置101から取得され、ユーザPC102AのHDD209に記憶されたオブジェクトやコンテンツサイト105からダウンロードされたテンプレートやオブジェクトを使用して電子アルバム情報を作成することができる。
【0022】
電子アルバム編集プログラム130Aからコンテンツサイト105に対して電子アルバム情報のアップロードの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106は、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、コンテンツサイト105において固有の電子アルバム情報番号を電子アルバム情報に付与して、コンテンツDB108へアップロードされたデータをユーザと関連付けて保存する。
【0023】
アップロードされた電子アルバム情報は、ブラウザ120Aを利用してコンテンツサイト105経由でプリントサイト110にプリント注文を依頼することができる。コンテンツサイト105に対してブラウザ120Aからプリント注文の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、アップロードされているユーザと関連付けられた電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、プリント確認用の閲覧データをブラウザ120Aへ送信する。
【0024】
ユーザがブラウザ120Aでプリント確認用の閲覧データを確認し注文を行うと、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、ブラウザ120Aへ決済に必要なデータを送信する。ユーザがブラウザ120Aで決済情報を確認して、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107で決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0025】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、印刷装置としてのプリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、ユーザへ商品が発送される。なお、図1では、プリントサイト110を1つだけ図示したが、2つ以上存在してもよい。
【0026】
次に、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報をアップロードしたユーザ以外が、閲覧、プリント注文する方法について説明する。
【0027】
電子アルバム情報をコンテンツサイト105にアップロードしたユーザは、自分が閲覧を許可するユーザ(以下「閲覧ユーザ」という。)の氏名等の属性情報及びE−Mailアドレスを、ブラウザ120Aを介してコンテンツサイト105に通知する。
【0028】
コンテンツサイト105は、閲覧ユーザにコンテンツを公開する場合に、まず公開に必要なURL(Universal ResourceLocator)を生成する。
【0029】
この時、生成されるURLは、固有なアドレスであり、かつ、一意に予測不可能な乱数などを用いたものが割当てられる。例えば、「http://○○○.com/ContentsSite/Entry.cgi?BookID=AJNWDMF」などを用いることができる。このように、一意に予測不可能なURLを、以下「ランダムURL」という。)。コンテンツサイト105は、このようにして生成されたランダムURLを、必要であれば、閲覧に必要なパスワード情報を付加して、閲覧ユーザにインターネット104を介して、E−Mailで通知する。
【0030】
E−Mailを受け取った閲覧ユーザは、ユーザPC102Bからインターネット104にアクセスし、ブラウザ120BにE−Mailで通知されたランダムURLを入力することによって、電子アルバム情報をアップロードしたユーザが指定した電子アルバム情報を閲覧することができる。
【0031】
コンテンツサイト105に対してブラウザ120Bから閲覧の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してランダムURLやパスワードなどを確認し、公開されている電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、ブラウザ120Bへプリント確認用の閲覧データを送信する。
【0032】
閲覧ユーザがブラウザ120Bでプリント確認用の閲覧データを確認し注文を行うと、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が情報DB109を使用して登録情報などを確認し、ブラウザ120Bへ決済に必要なデータを送信する。
【0033】
閲覧ユーザがブラウザ120Bで決済情報を確認し、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0034】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、プリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、閲覧ユーザへ商品が発送される。
【0035】
また、ユーザPC102Bは、ブラウザ120Bを動作させることによって、インターネット104経由でコンテンツサイト105から、電子アルバム閲覧プログラム130Bをダウンロードすることができる。
【0036】
コンテンツサイト105では、ブラウザ120Bや電子アルバム閲覧プログラム130Bから閲覧の電子アルバム情報の要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、コンテンツDB108から要求の電子アルバム情報の送信を行う。
【0037】
ユーザPC102Bは、電子アルバム閲覧プログラム130Bを動作させることが可能である。また、ユーザPC102Bは、電子アルバム閲覧プログラム130Bで確認した電子アルバム情報を、インターネット104経由でコンテンツサイト105へプリント注文することができる。
【0038】
コンテンツサイト105は、決済モジュール107が情報DB109を使用し、電子アルバム閲覧プログラム130Bで実行した、ブラウザ120Bへ決済に必要なデータを送信する。
【0039】
ユーザがブラウザ120Bで決済情報を確認し、必要事項を入力すると、コンテンツサイト105では、決済モジュール107が決済を行い、コンテンツ管理モジュール106がプリントサイト110へ印刷要求を送信する。
【0040】
プリントサイト110では、コンテンツサイト105からの印刷要求に従って、プリンタ111で対象電子アルバム情報を印刷する。その後、製本が行われ、ユーザへ商品が発送される。
【0041】
図2は、本発明の好適な実施形態に係る電子アルバム作成装置としてのユーザPC102A、ユーザPC102Bの概略構成を示す図である。
【0042】
図2において、201は、表示部としてのCRTディスプレイ(Cathode Ray Tube)である。CRTディスプレイ201の表示画面には、例えば、編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。202はVRAMであり、CRTディスプレイ201の表示画面に表示するための画像が生成される。VRAM202で生成された画像データは、所定の規定に従ってCRTディスプレイ201に転送されて、CRTディスプレイ201に画像が表示される。203はビットムーブユニット(BMU)であり、例えば、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリ)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインタフェース211)との間のデータ転送を制御する。204はキーボードであり、文書等を入力するための各種キーを有する。205はポインティングデバイス(PD)であり、例えば、CRTディスプレイ201の表示画面上に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。206はCentralProcessing Unit(CPU)であり、Read Only Memory(ROM)207、Hard Disk Drive(HDD)209又はフレキシブルディスク(FDD)210に格納された制御プログラムに基づいて、CPU206に接続された各デバイスを制御する。207はROMであり、各種の制御プログラムやデータを保持する。208はRandomAccess Memory(RAM)であり、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。209はHDDである。HDD209は、ユーザPC102A内で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。例えば、HDD209には、ブラウザ120A、電子アルバム情報、電子アルバム編集プログラムなどが格納される。210はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)に代表されるフレキシブルディスクドライブであり、フレキシブルディスクに対するアクセスを制御する。211はネットワークインタフェース(NETI/F)であり、他の情報処理装置やプリンタ等とインターネット104を介して通信を行うことができる。212はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU206に対する制御プログラムの提供は、ROM207、HDD209、FDD210から行うこともできるし、ネットワークインタフェース211を介してインターネット104経由で他の情報処理装置等から行うこともできる。
【0043】
また、図25に本発明のユーザPC102A及び102Bにインストールされるイベント監視プログラムのソフトウェアモジュール構成2500を示す。ソフトウェアモジュール構成2500は、例えば、図2のHDD209等に格納されうる。ユーザPC102A及び102Bは、電子アルバムのページ画面をCRTディスプレイ201に表示するように制御する表示制御部2513と、CRTディスプレイ201に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能(ハードコピー)の実行指示の有無を監視する監視部2514と、監視部2514での監視結果に応じて、電子アルバムのページ画面がCRTディスプレイ201に表示されているときに前記保存機能を制限する保存機能禁止部2515と、を備える。保存機能禁止部2515は、例えば、電子アルバムのページ画面がCRTディスプレイ201に表示されているときに、CRTディスプレイ201の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行を禁止することができる。また、保存機能禁止部2515は、電子アルバムのページ画面にウォーターマークを表示するか否かを制御することもできる。
【0044】
図3は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面の一例を示す図である。
【0045】
300は、電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面である。ユーザは、操作画面300上で操作を行うことによって、電子アルバム情報の作成・保存を行うことができる。また、ユーザは、操作画面300上で操作を行うことによって、電子アルバム情報をインターネット104経由でコンテンツサイト105へアップロードすることができる。301は、編集・確認領域であり、WYSUWYGで操作を行っている電子アルバム情報をページ単位で表示する。例えば、図3では、電子アルバム情報の6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されている。6ページ目にはオブジェクトAとBが表示され、7ページ目にはオブジェクトCが表示されている。電子アルバム情報の各ページは、インターネット104経由でコンテンツサイト105からダウンロードされ、ユーザが選択したテンプレートに従って配置することができる。また、電子アルバム情報の各ページに配置できるオブジェクト数及び配置位置は、テンプレートを変えることによって、自由に変更することができる。302は、301に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。302では、301に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図3では、301に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、301に表示されているハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。303は、301で編集を行う際のオブジェクトの作業領域であり、ページ間でオブジェクトを差し替えたりする際に使用することができる。
【0046】
図7は、ユーザPC102Aで実行したブラウザ120A上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の一例を示す図である。また、閲覧ユーザPC102Bで実行したブラウザ120B上で、アップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合も図7と同様である。ブラウザを使用した電子アルバム情報の閲覧では、登録ユーザと閲覧ユーザとの間で違いはないので、以下の説明では両者を区別しない。
【0047】
700は、ブラウザ120を示す。701は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。702は、701に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。702では、701に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図7では、701に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、701に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。
【0048】
図8は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合のブラウザ120(クライアント側)とコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)における処理フローの一例を示す図である。
【0049】
ステップS801では、ユーザPC102のブラウザ120は、閲覧する電子アルバム情報の番号とページ番号を送信する。
【0050】
ステップS802では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS801で送信された電子アルバム情報の番号とページ番号を受信する。
【0051】
ステップS803では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS802で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS802で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はステップS802で受信したページ番号が電子アルバム情報にあるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS803で「NO」)ステップS804へ進み、受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS803で「YES」)ステップS806へ進む。
【0052】
ステップS804では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS801で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー画面をブラウザ120に送信する。
【0053】
ステップS805では、ブラウザ120は、ステップS804で送信されたエラー画面を受信して、ユーザPC102の画面上にエラー画面を表示する。
【0054】
ステップS806では、コンテンツ管理モジュール106は、閲覧画面を表示するためのプラグインをユーザPC102に送信する。
【0055】
ステップS807では、ブラウザ120は、ステップS806で送信されたプラグインを受信する。
【0056】
ステップS808では、ブラウザ120は、ステップS807で受信したプラグインを実行させる。ブラウザ120は、このプラグインを実行できなければ(ステップS808で「NO」)ステップS809へ進み、このプラグインを実行できれば(ステップS808で「YES」)ステップS810へ進む。
【0057】
ステップS809では、ブラウザ120は、エラー画面を表示する。
【0058】
ステップS810では、ブラウザ120は、閲覧データをコンテンツ管理モジュール106へ要求する。
【0059】
ステップS811では、コンテンツ管理モジュール106は、ブラウザ120からの閲覧データ要求を受信する。
【0060】
ステップS812では、コンテンツ管理モジュール106は、閲覧対象の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得して、閲覧データをブラウザ120に送信する。
【0061】
ステップS813では、ブラウザ120は、ステップS812で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102の画面上に閲覧データを表示する。
【0062】
図12は、閲覧ユーザPC102Bで実行した電子アルバム閲覧プログラム130Bによって、アップロードされた電子アルバム情報が表示されている場合の一例を示す図である。
【0063】
電子アルバム閲覧プログラムを使用した電子アルバム情報の閲覧では、登録ユーザと閲覧ユーザとの間で違いはないので、以下の説明では両者を区別しない。
【0064】
1200は、電子アルバム閲覧プログラムの表示画面を示す。1201は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。1202は、1201に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。1201に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図12では、1201に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、1201に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。また、電子アルバム閲覧プログラムは、電子アルバム編集プログラム130Aの編集機能を制限したものであってもよい。
【0065】
図13は、ユーザPC102Bで実行した電子アルバム閲覧プログラム130Bによって、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の電子アルバム閲覧プログラム130B(クライアント側)とコンテンツサイト105のコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)の処理フローの一例を示す図である。
【0066】
ステップS1301では、ユーザPC102Bは、ユーザPC102Bの電子アルバム閲覧プログラム(電子アルバム情報間閲覧ビューワ)130Bを実行する。電子アルバム閲覧プログラム130Bは、図示されていないが、コンテンツサイト105から取得することができる。
【0067】
ステップS1302では、ユーザPC102Bは、ユーザPC102Bの電子アルバム閲覧プログラム130Bで閲覧する電子アルバム情報の番号を送信する。
【0068】
ステップS1303では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1302で送信された電子アルバム情報の番号を受信する。
【0069】
ステップS1304では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1303で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1303で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報があるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS1304で「NO」)ステップS1305へ進み、取得した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS1304で「YES」)ステップS1307へ進む。
【0070】
ステップS1305では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1302で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー情報をユーザPC102Bに送信する。
【0071】
ステップS1306では、電子アルバム閲覧プログラム130Bは、ステップS1305で送信されたエラー情報を受信して、ユーザPC102Bの画面上にエラー情報を表示する。
【0072】
ステップS1307では、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108から閲覧対象の電子アルバム情報を取得して、閲覧データをユーザPC102Bに送信する。
【0073】
ステップS1308では、電子アルバム閲覧プログラム130Bは、ステップS1307で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102Bの画面上に閲覧データを表示する。
【0074】
次に、ユーザPC102A、ユーザPC102Bの制御方法について図4の処理フローを用いて説明する。
【0075】
ステップS401では、表示制御部2513が、HDD209等に格納された電子アルバム情報のページ画面をCRTディスプレイ201に表示するように制御する。
【0076】
ステップS402では、監視部2514が、CRTディスプレイ201に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する。
【0077】
ステップS403では、保存機能制御部2515が、監視部2514による監視結果に応じて、電子アルバム情報のページ画面がCRTディスプレイ201に表示された状態での前記保存機能を制御する。保存機能制御部2515は、OSが提供する画面のハードコピー(保存機能)の実行可否をコントロールする。
【0078】
イベント監視プログラムは、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、それぞれの実行時にOSが提供する画面のハードコピーを制御することができる。これらの電子アルバム編集プログラム、電子アルバム閲覧プログラム又はプラグインは、それぞれの実行時に、OSにイベントの監視プログラムを登録する。OSへのイベントの監視プログラムの登録は、OSで用意されているAPI(ApplicationProgram Interface)を使用することができる。Windows(登録商標)(Microsoft(登録商標)の製品)を一例に挙げると、イベント監視プログラムの関数を登録することによって、登録されたイベント監視プログラムの関数がイベント毎に呼び出される。
【0079】
図5は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS402の後に、それぞれのプログラムを終了させる時に、上述のように登録したイベント監視プログラムを削除する処理フローの一例を示す図である。
【0080】
ステップS500では、電子アルバム編集プログラム、電子アルバム閲覧プログラム又はプラグインによる編集又は閲覧を終了する。
【0081】
ステップS501では、OSに登録したイベント監視プログラムを削除する。OSに登録したイベント監視プログラムの削除は、OSで用意されているAPIを使用することができる。Windows(登録商標)を一例に挙げると、先に登録したイベント監視プログラムの関数を削除することによって、イベント毎の呼び出しはなくなる。それぞれ終了時に、アプリケーション又はプラグインはステップS501を行い、OSに対して図4で登録したイベントの監視プログラムを削除する。
【0082】
なお、図4のイベント監視プログラムの登録をプログラムの実行時とし、図5のイベント監視プログラムの削除をプログラムの終了時としたが、これに限定されない。例えば、WYSUWYGでの表示を行うとアルバムの編集に時間がかかる等の理由で、編集用画面表示と製本印刷確認用表示とを持つ場合では、編集用画面表示でイベント監視プログラムを登録せずに、WYSUWYGでの表示を行う製本印刷確認用表示を行う直前でイベント監視プログラムを登録してもよい。この場合、製本印刷確認用表示終了に合わせてイベント監視プログラムを削除すればよい。このように、画面のハードコピーを禁止したい画面表示の前後でイベント監視プログラムの登録を行ってもよい。また、イベント監視プログラムを削除する代りにイベント監視プログラムの動作を終了させてもよい。この場合、次にプログラムを実行する時には、イベント監視プログラムが既に登録されているので、イベント監視プログラムを起動するだけでよい。
【0083】
以上のように、電子アルバム編集プログラムの閲覧時に、ブラウザ120で実行されるプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、イベントの監視プログラムを登録及び削除することによって、OSが提供する画面のハードコピーをコントロールすることができる。
【0084】
なお、登録する監視プログラムは、後述するように必要に応じて機能を変更することができる。
【0085】
図9は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合の一例を示す図である。900は、ブラウザ120を示す。901は、閲覧対象の電子アルバム情報がWYSUWYGで表示される領域を示す。902は、901に表示されるページを指定するためのページ指定領域である。902では、901に現在表示されているページをハイライト表示することができる。例えば、図9では、901に6ページ目と7ページ目のページ画面が表示されていることがハイライト表示によって示されている。なお、901に表示されているページを示すハイライト表示は、ブリンクをさせる等の他の表示方法を用いてもよい。903は、閲覧対象の電子アルバム情報に合成されたウォーターマークを示す。なお、ウォーターマーク903の形態(文字や図形などを含む)としては、図9に示すものに限定されず、他の形態を用いてもよい。また、ウォーターマークの大きさや表示位置及個数等は、閲覧対象の電子アルバム情報上の著作物に合わせて調整されうる。さらに、ウォーターマークの色についても、例えば、仕上がりが困難とならないように反転表示させたり、他の色を用いたりしてもよい。
【0086】
図10は、ユーザPC102で実行したブラウザ120上で、コンテンツサイト105にアップロードされた電子アルバム情報を閲覧した場合のブラウザ120(クライアント側)とコンテンツ管理モジュール106(サーバ装置側)における処理フローの一例を示す図である。
【0087】
ステップS1001では、ユーザPC102のブラウザ120は、閲覧する電子アルバム情報の番号とページ番号を送信する。
【0088】
ステップS1002では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1001で送信された電子アルバム情報の番号とページ番号を受信する。
【0089】
ステップS1003では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1002で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報をコンテンツDB108から取得する。このとき、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1002で受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はステップS1002で受信したページ番号が電子アルバム情報にあるか否かを判断する。受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がない場合には(ステップS1003で「NO」)ステップS1004へ進み、受信した電子アルバム情報の番号の電子アルバム情報又はページ番号の電子アルバム情報がある場合には(ステップS1003で「YES」)ステップS1006へ進む。
【0090】
ステップS1004では、コンテンツ管理モジュール106は、ステップS1001で送信された情報に対応するデータがないことを示すエラー画面をブラウザ120に送信する。
【0091】
ステップS1005では、ブラウザ120は、ステップS1004で送信されたエラー画面を受信して、ユーザPC102のブラウザ120上にエラー画面を表示する。
【0092】
ステップS1006では、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108から閲覧対象の電子アルバム情報を取得して、ウォーターマークを合成した閲覧データをユーザPC102に送信する。
【0093】
ステップS1007では、ブラウザ120は、ステップS1006で送信された閲覧データを受信して、ユーザPC102の画面上に閲覧データを表示する。
【0094】
このように、閲覧データにウォーターマークを合成することによって、プラグインを用いないでブラウザ120上で画面のハードコピーができる場合であっても、ローカルでのプリントを制限することができる。
【0095】
図14は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの電子アルバム情報をコンテンツサイト105へアップロードする時の操作画面の一例を示す図である。1400は、電子アルバム編集プログラム130Aのアップロード時の操作画面である。1401は、閲覧時の表示方法を指定するための領域を示す。閲覧時の表示方法として、例えば、「何もしない」「薄いウォーターマーク」「濃いウォーターマーク」「画面のハードコピー時に非表示」のいずれかを選択することができる。1402は、電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム情報をアップロードするためのボタンを示す。
【0096】
図15は、ユーザPC102Aで実行できる電子アルバム編集プログラム130Aの電子アルバム情報送信時のデータを示す一例である。1501は、送信を行う電子アルバム情報を示す。1502は、図14で指定した閲覧時の表示の表示方法を示す。なお、不図示であるが、コンテンツサイト105では、電子アルバム編集プログラム130Aから電子アルバム情報のアップロードの要求が行われると、コンテンツ管理モジュール106が、情報DB109を使用してユーザ確認や登録情報などを確認し、電子アルバム情報にコンテンツサイト105において固有な電子アルバム情報番号を電子アルバム情報に付与して、コンテンツDB108へアップロードされたデータをユーザと関連付けて保存する。これと同時に、1502に設定されている閲覧方法を電子アルバム情報番号と関連付けて、コンテンツDB108へ保存する。
【0097】
図8に示すように、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグインの場合は、図8ステップS806でプラグインを送信する際に、コンテンツ管理モジュール106が、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法(図14を参照)を判断する。図14に示す閲覧方法が「何もしない」に設定されている場合は、プラグインを送信せずにステップS812に進むか、プラグインで登録するイベントの監視プログラムは何もしないイベントの監視プログラムとする。閲覧方法が「何もしない」以外に設定されている場合は、プラグインで登録するイベントの監視プログラムをそれにあった監視プログラムとする。
【0098】
図10に示すように、閲覧時にサーバ装置でウォーターマークを合成する場合には、図10のステップS1006でウォーターマークを合成する際に、コンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法を判断する。閲覧方法が「何もしない」に設定されている場合は、ウォーターマークを合成せずに閲覧データを送信する。閲覧方法が「何もしない」以外に設定されている場合は、ウォーターマークを閲覧方法に合わせて合成して閲覧データを送信する。
【0099】
図13に示すように、電子アルバム閲覧プログラムで閲覧を行う場合には、図13のステップS1307でコンテンツ管理モジュール106は、コンテンツDB108に保存されている閲覧方法を取得する。ここで取得した閲覧方法と閲覧データは、図15に示すような電子アルバム情報送信時のデータにして、電子アルバム閲覧プログラムへ送信される。電子アルバム閲覧プログラムは、ステップS1308で受け取った閲覧データを指定された閲覧方法に従って表示する。これによって、電子アルバム情報をアップロードしたユーザの意図に従って閲覧が行える。
【0100】
このように、本実施形態では、レイアウトデータに著作権のあるキャラクターや画像を配置したり、デザイナーによるレイアウトデザインを行ったりするなど、製本サービスの正規利用者に対して適正なコスト負担と著作権の保護を行うことができる。
【0101】
図6は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0102】
ステップS600では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報(実行指示)を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS600で「NO」)、ステップS601でユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS600で「YES」)、イベント処理を継続しない。このように、ステップS601での処理を行わないことによってイベントは無効扱いとなる。
【0103】
なお、不図示であるが、明示的にイベントに対する無効処理がOSによって指定されている場合は、その無効処理を実行することができる。Windows(登録商標)を一例として挙げると、イベント監視プログラムの関数内でイベント処理を継続するためのAPIが用意されており、このAPIを呼び出さなければイベントは正しく処理できない。従って、画面のハードコピーに関するイベントであれば、イベントを正常に動作させないように、イベント処理を継続するためのAPIを呼び出さずに処理を終了し、そうでなければ、イベント処理を継続するためのAPIを呼び出すことによって、イベントを正しく処理させることができる。また、画面のハードコピーに関するイベント以外では通常の処理となるので、画面のハードコピーに関するイベントの終了後は、元の通常動作を実行することができる。
【0104】
このように、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、イベント監視プログラムをOSに登録することによって、画面のハードコピーを防ぐことができる。
【0105】
なお、イベントを無効扱いにする再に、「画面のハードコピーはできません」といったメッセージボックスの表示を行ってもよい。
【0106】
図11は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0107】
ステップS1100では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報(実行指示)を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1100で「NO」)、イベント監視プログラムは、ステップS1101でユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1100で「YES」)、イベント監視プログラムは、ステップS1102で注文処理を実行する。
【0108】
このように、ステップS1102を行うことによってイベントは注文処理となる。なお、不図示であるが、明示的にイベントに対する無効処理がOSによって指定されている場合は、その無効処理を実行することができる。また、画面のハードコピーに関するイベント以外では通常の処理となるので、画面のハードコピーに関するイベントの終了後は、元の通常動作を実行することができる。
【0109】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーを印刷のような任意の処理に置き換えることが可能となる。
【0110】
図16は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0111】
ステップS1600では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1600で「NO」)、ステップS1601に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1600で「YES」)、ステップS1604へ進む。
【0112】
ステップS1601では、イベント監視プログラムは、ウォーターマークが表示中であるか否かを判断して、ウォーターマークが表示中の場合は、ステップS1602へ進み、そうでなければ、ステップS1603へ進む。
【0113】
ステップS1602では、イベント監視プログラムは、ウォーターマーク非表示の表示を行い、ウォーターマークを表示しないモード(以下「ウォーターマーク非表示モード」という。)にして、ステップS1603へ進む。
【0114】
ステップS1603では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0115】
ステップS1604では、イベント監視プログラムは、ウォーターマークが表示中であるか否かを判断して、ウォーターマークが表示中の場合は、ステップS1603へ進み、そうでなければ、ステップS1605へ進む。
【0116】
ステップS1605では、イベント監視プログラムは、ウォーターマーク表示の表示を行い、ウォーターマークを表示するモード(以下「ウォーターマーク表示モード」という。)にして、ステップS1603へ進む。
【0117】
このように、画面のハードコピーに関するイベントに合わせて、表示モードを切り替えることによって、後述する図17により画面のハードコピーに関するイベントに合わせて表示が切り替わり、画面のハードコピーに関するイベント終了後は元の通常表示が行われる。
【0118】
図17は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図16のイベント監視プログラムに対応したウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0119】
ステップS1700では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、画面の表示に関するか否かを判断する。
【0120】
画面の表示に関係しない操作であれば(ステップS1700で「NO」)、ステップS1704へ進み、表示に関係する操作であれば(ステップS1700で「YES」)、ステップS1701へ進む。
【0121】
ステップS1701では、ウィンドウ操作プログラムは、データを表示してステップS1702へ進む。
【0122】
ステップS1702では、ウィンドウ操作プログラムは、図16で設定されるウォーターマーク表示モードか否かを判断して、ウォーターマーク表示モードの場合は(ステップS1702で「YES」)、ステップS1703へ進み、そうでなければ(ステップS1702で「NO」)、ステップS1705へ進む。
【0123】
ステップS1703では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマークを表示する。
【0124】
ステップS1704では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS1705へ進む。
【0125】
ステップS1705では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0126】
なお、不図示ではあるが、ステップS1703で表示するウォーターマークの表示位置、サイズは表示を行うデータに合わせて調整される。また、ウォーターマーク表示だけでなく、印刷に耐えられない低解像度の表示に置き換えウォーターマークを表示することが可能である。
【0127】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることによって、画面のハードコピーで表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面をウォーターマーク表示のものとすることができる。
【0128】
図18は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0129】
ステップS1800では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ(ステップS1800で「NO」)、ステップS1801に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば(ステップS1800で「YES」)、ステップS1804へ進む。
【0130】
ステップS1801では、イベント監視プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断して、閲覧データが非表示の場合は(ステップS1801で「YES」)、ステップS1802へ進み、そうでなければ(ステップS1801で「NO」)、ステップS1803へ進む。
【0131】
ステップS1802では、イベント監視プログラムは、閲覧データの表示を行い、表示モードにして、ステップS1803へ進む。
【0132】
ステップS1803では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0133】
ステップS1804では、イベント監視プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断して、閲覧データが非表示中の場合は(ステップS1804で「YES」)、ステップS1803へ進み、そうでなければ(ステップS1804で「NO」)、ステップS1805へ進む。
【0134】
ステップS1805では、イベント監視プログラムは、閲覧データを非表示にし、非表示モードにして、ステップS1803へ進む。
【0135】
このように、画面のハードコピーに関するイベントに合わせて、表示モードを切り替えることによって、後述する図19により画面のハードコピーに関するイベントに合わせて表示が切り替わり、画面のハードコピーに関するイベント終了後は元の通常表示が行われる。
【0136】
図19は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図18のイベント監視プログラムに対応したウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0137】
ステップS1900では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、画面の表示に関するか否かを判断する。画面の表示に関係しない操作であれば(ステップS1900で「NO」)、ステップS1903へ進み、画面の表示に関係する操作であれば(ステップS1900で「YES」)、ステップS1901へ進む。
【0138】
ステップS1901では、ウィンドウ操作プログラムは、図18で設定される表示モードであるか否かを判断して、表示モードである場合は(ステップS1901で「YES」)、ステップS1902へ進み、そうでなければ(ステップS1901で「NO」)、ステップS1904へ進む。
【0139】
ステップS1902では、ウィンドウ操作プログラムは、データを表示する。
【0140】
ステップS1903では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS1904へ進む。
【0141】
ステップS1904では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0142】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーで表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面を非表示のものとすることができる。
【0143】
なお、ステップS1901で非表示の場合は、何も操作しないようにしたが、「画面のハードコピーはできません」といった画面表示に差し替えることを行ってもよい。
【0144】
また、非表示にする代わりに、印刷に耐えられない低解像度の表示に置き換えることが可能である。
【0145】
図23は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおいて、図4のステップS401及びS402をより詳細に示す処理フローの一例を示す図である。図4でユーザPC102のOSに登録されたイベント監視プログラムは、OSのイベントの度に呼び出される。
【0146】
ステップS2300では、イベント監視プログラムは、OSから通知されたイベント情報を監視し、画面のハードコピーに関するか否かを判断する。判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントでなければ、ステップS2301に進み、判断の結果、画面のハードコピーに関するイベントであれば、ステップS2304へ進む。
【0147】
ステップS2301では、イベント監視プログラムは、閲覧データを表示するアプリケーションのウィンドウが表示中か否かを判断して、ウィンドウが非表示の場合は(ステップS2301で「YES」)、ステップS2302へ進み、そうでなければ(ステップS2301で「NO」)、ステップS2303へ進む。
【0148】
ステップS2302では、イベント監視プログラムは、ウィンドウの表示を行い、ウィンドウ表示モードにして、ステップS2303へ進む。
【0149】
ステップS2303では、イベント監視プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0150】
ステップS2304では、イベント監視プログラムは、ウィンドウが表示中か否かを判断して、ウィンドウが非表示中の場合は(ステップS2304で「YES」)、ステップS2303へ進み、そうでなければ(ステップS2304で「NO」)、ステップS2305へ進む。
【0151】
ステップS2305では、イベント監視プログラムは、ウィンドウを非表示にし、ウィンドウ非表示モードにして、ステップS2303へ進む。
【0152】
このように、イベント監視プログラムでの処理を変えることにより、画面のハードコピーで操作を行っているアプリケーションの表示状態を変更することができ、画面のハードコピーで得られる画面においてアプリケーションを非表示のものとすることができる。
【0153】
図20は、電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【0154】
ステップS2000では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。
【0155】
ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2006へ進み、アクティブ操作はステップS2001へ進み、非アクティブ操作はステップS2004へ進む。
【0156】
ステップS2001では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示モードでウォーターマーク表示中か否かを判断し、ウォーターマーク表示中の場合は(ステップS2001で「YES」)、ステップS2002へ進み、そうでなければ(ステップS2001で「NO」)、ステップS2003へ進む。
【0157】
ステップS2002では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク非表示の表示を行い、ウォーターマーク非表示モードにして、ステップS2003へ進む。
【0158】
ステップS2003では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0159】
ステップS2004では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示モードでウォーターマーク表示中か否かを判断し、ウォーターマーク表示中の場合は(ステップS2004で「YES」)、ステップS2003へ進み、そうでなければ(ステップS2004で「NO」)、ステップS2005へ進む。
【0160】
ステップS2005では、ウィンドウ操作プログラムは、ウォーターマーク表示の表示を行い、ウォーターマーク表示モードにして、ステップS2003へ進む。
【0161】
ステップS2006では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2003へ進む。
【0162】
また、図17で述べた処理をステップS2006で行うか、図17のステップS1704において図20で述べた処理を行うことにより、ウィンドウのアクティブ時・非アクティブ時の表示の切り替えを行うことができる。
【0163】
さらに、ステップS2002において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2005において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0164】
図24は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0165】
ステップS2400では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2406へ進み、アクティブ操作はステップS2401へ進み、非アクティブ操作はステップS2404へ進む。
【0166】
ステップS2401では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示モードで処理を行っているアプリケーションがアイコン表示中か否かを判断し、アイコン表示中の場合は(ステップS2401で「YES」)、ステップS2402へ進み、そうでなければ(ステップS2401で「NO」)、ステップS2403へ進む。
【0167】
ステップS2402では、ウィンドウ操作プログラムは、処理を行っているアプリケーションをノーマル表示にし、ノーマル表示モードにして、ステップS2403へ進む。
【0168】
ステップS2403では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0169】
ステップS2404では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示モードでアイコン表示中か否かを判断し、アイコン表示中の場合は(ステップS2404で「YES」)、ステップS2403へ進み、そうでなければ(ステップS2404で「NO」)、ステップS2405へ進む。
【0170】
ステップS2405では、ウィンドウ操作プログラムは、アイコン表示の表示を行い、アイコン表示モードにして、ステップS2403へ進む。
【0171】
ステップS2406では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2403へ進む。
【0172】
ステップS2402において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2005において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0173】
図21は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【0174】
ステップS2100では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウのアクティブ操作に関するか否かを判断する。ウィンドウのアクティブ操作に関係しない操作は、ステップS2106へ進み、アクティブ操作はステップS2101へ進み、非アクティブ操作はステップS2104へ進む。
【0175】
ステップS2101では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断し、閲覧データが非表示の場合は(ステップS2101で「YES」)、ステップS2102へ進み、そうでなければ(ステップS2101で「NO」)、ステップS2103へ進む。
【0176】
ステップS2102では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データの表示を行い、表示モードにして、ステップS2103へ進む。
【0177】
ステップS2103では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0178】
ステップS2104では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データが表示中か否かを判断し、閲覧データが非表示中の場合は(ステップS2104で「YES」)、ステップS2103へ進み、そうでなければ(ステップS2104で「NO」)、ステップS2105へ進む。
【0179】
ステップS2105では、ウィンドウ操作プログラムは、閲覧データを非表示にし、非表示モードにして、ステップS2103へ進む。
【0180】
ステップS2106では、ウィンドウ操作プログラムは、表示以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2103へ進む。
【0181】
また、図19で述べた処理をステップS2106で行うか、図19のステップS1903において図21で述べた処理を行うことにより、ウィンドウのアクティブ時・非アクティブ時の表示の切り替えを行うことができる。
【0182】
さらに、ステップS2102において、ウィンドウ操作プログラムは、図4のイベント監視プログラム登録またはイベント監視プログラムの動作の開始を行い、ステップS2105において、図5のイベント監視プログラム削除またはイベント監視プログラムの動作の終了を行うことによって、アクティブでない場合の画面のハードコピーを自由にユーザが行えるようになる。
【0183】
なお、ステップS2105で非表示の場合は、何も操作しないようにしたが、「画面のハードコピーはできません」といった画面表示に差し替えることを行ってもよいことはいうまでもない。
【0184】
図22は電子アルバム編集プログラム、閲覧時にブラウザ120で実行するプラグイン又は電子アルバム閲覧プログラムにおけるウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図であるである。
【0185】
ステップS2200では、ウィンドウ操作プログラムは、OSから通知された操作情報を監視し、ウィンドウの状態変更に関するか否かを判断する。ウィンドウの状態変更に関係しない操作は(ステップS2200で「NO」)、ステップS2206へ進み、ウィンドウの状態変更に関係する操作は(ステップS2200で「YES」)、ステップS2201へ進む。
【0186】
ステップS2201では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウのサイズ変更操作か否かを判断し、サイズ変更であれば(ステップS2201で「YES」)、ステップS2202へ進み、そうでなければ(ステップS2201で「YES」)、ステップS2203へ進む。
【0187】
ステップS2202では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウのフルサイズ化を行い、ステップS2203へ進む。
【0188】
ステップS2203では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの表示順変更操作か否かを判断し、表示順変更であれば(ステップS2203で「YES」)、ステップS2204へ進み、そうでなければ(ステップS2203で「NO」)、ステップS2205へ進む。
【0189】
ステップS2204では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの表示順を他のウィンドウより上に設定し、ステップS2205へ進む。
【0190】
ステップS2206では、ウィンドウ操作プログラムは、ウィンドウの状態変更以外の必要なキーボードやマウス等の操作に関する処理を行い、ステップS2205へ進む。
【0191】
ステップS2205では、ウィンドウ操作プログラムは、ユーザPC102のOSによって指定されている方法で処理を行う。
【0192】
このように、フルスクリーン表示で最大化表示を常に行うことによって、非アクティブ状態の場合の、画面のハードコピーを考慮する必要がなくなる。
【0193】
なお、ウィンドウサイズ又はウィンドウの表示位置を常に保持できる設定をユーザPC102のOSが持っている場合は、それを使用することでもよいことはいうまでもない。
【0194】
以上のように、本発明の好適な実施の形態によれば、ユーザの持つオブジェクト(画像データなど)を利用し、レイアウトされた電子アルバム情報を製本するシステムにおいて、本実施形態で示した方法を組み合わせて、専用アプリケーションの動作するOSが提供する画面のハードコピーをコントロールし、ネットワーク上での電子アルバム情報の閲覧時に画面のハードコピーをコントロールすることができる。
【0195】
また、ネットワーク上での電子アルバム情報の閲覧時に閲覧画面上にウォーターマークを表示するか、或いは、電子アルバム情報の閲覧時に閲覧画面上にウォーターマークを表示することによって、WYSIWYGでのプレビュー画面のハードコピーを利用したローカルでのプリントを制限できる。
【0196】
その結果、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページを不正に取得されたり、保存されたり、印刷されたりすることを防ぐことができるため、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページの著作権を保護することができる。
【0197】
そして、電子アルバムに含まれる画像オブジェクトやテキストオブジェクト、それらを配置したページや当該ページを作成するためのアプリケーションを提供する事業者は、それらの提供の対価として電子アルバムの印刷にかかる費用を得ることができる。
【0198】
また、品質にこだわらないユーザを取り込むことができるため、競合するサービスに対して優位性を持つために専用アプリケーションで利用できるレイアウトデータにデザイナーによる高品質なレイアウトデザインを施した場合に、サービスの正規利用者にコスト負担を強いることを抑えることができる。
【0199】
また、レイアウトデータに著作権のあるキャラクターや画像を配置した場合にも、サービスの正規利用者にコスト負担を強いることを抑えるとともに、著作権を有効に保護することができる。
【0200】
<他の実施の形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0201】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0202】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0203】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0204】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0205】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0206】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成システムの構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の好適な実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム編集プログラム130Aの操作画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態に係る電子アルバム作成装置の制御方法の処理フローを示す図である。
【図5】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラム削除を示す図である。
【図6】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図7】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120の閲覧画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120での閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図9】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120の閲覧画面の一例を示す図である。
【図10】本発明の好適な実施の形態に係るブラウザ120での閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図11】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図12】本発明の好適な実施の形態に係る専用ビューワ130Bの一例を示す図である。
【図13】本発明の好適な実施の形態に係る専用ビューワ130Bでの閲覧の処理フローの一例を示す図である。
【図14】本発明の好適な実施の形態に係るアップロード時クライアントでの閲覧方法指定の一例を示す図である。
【図15】本発明の好適な実施の形態に係るアップロード時のクライアントでの閲覧方法設定データの一例を示す図である。
【図16】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図17】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図18】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図19】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図20】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図21】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図22】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図23】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図24】本発明の好適な実施の形態に係るウィンドウ操作プログラムの処理フローの一例を示す図である。
【図25】本発明の好適な実施の形態に係るイベント監視プログラムのソフトウェアモジュールの構成の一例を示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置の制御方法であって、
電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御工程と、
前記保存機能の実行指示の有無を監視する監視工程と、
前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記表示制御工程の前に、前記電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置からダウンロードするダウンロード工程を更に含み、
前記表示制御工程では、前記ダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記保存機能制御工程は、前記ダウンロードした電子アルバム情報の印刷要求を印刷装置に送信する印刷要求工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の制御方法
【請求項4】
前記監視工程での監視結果に応じて実行される処理の種類に関する情報を受信する受信工程を更に含み、
前記保存機能制御工程は、前記受信された処理の種類に関する情報に従って実行されることを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
【請求項5】
前記保存機能制御工程では、前記保存機能の実行を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項6】
前記保存機能制御工程は、
前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面に基づいて電子アルバム情報を作成する電子アルバム情報作成工程と、
前記作成された電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置へアップロードする電子アルバム情報アップロード工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項7】
前記保存機能制御工程は、前記アップロードされた電子アルバム情報の印刷要求を印刷装置に送信する印刷要求工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面にウォーターマークを付加した画面イメージを作成する画面イメージ作成工程と、
前記作成された画面イメージを表示部に表示するように制御する第2の表示制御工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項9】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面にウォーターマークを付加した画面イメージを作成する画面イメージ作成工程と、
前記作成された画面イメージを画像データとして保存する保存工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項10】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面を非表示にする非表示工程を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項11】
前記表示制御工程では、前記ページ画面を前記表示部に全画面表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項12】
前記ページ画面を表示するウィンドウがアクティブか否かを検知する検知工程と、
前記検知結果に応じて、前記ページ画面を非表示にする非表示工程と、
を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項13】
前記ページ画面を表示するウィンドウがアクティブか否かを検知する検知工程と、
前記検知結果に応じて、前記ページ画面をアイコン表示にするアイコン表示工程と、
を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項14】
前記ページ画面に基づいて電子アルバム情報を作成する電子アルバム情報作成工程と、
前記情報作成工程で作成された電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置へアップロードするアップロード工程と、
前記アップロードされた電子アルバム情報に対し、前記監視工程での監視結果に応じて実行される処理の種類を選択する選択工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項15】
電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、
前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、
を備えることを特徴とする電子アルバム作成装置。
【請求項16】
電子アルバム情報を提供するサーバ装置と前記サーバ装置にネットワークを介して通信可能に接続されたユーザ端末とを有する電子アルバム作成システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記サーバ装置からダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、
前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、
を備えることを特徴とする電子アルバム作成システム。
【請求項17】
請求項1乃至14のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項1】
表示部に表示された画面イメージを画像データとして保存する保存機能を有する電子アルバム作成装置の制御方法であって、
電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御工程と、
前記保存機能の実行指示の有無を監視する監視工程と、
前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記表示制御工程の前に、前記電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置からダウンロードするダウンロード工程を更に含み、
前記表示制御工程では、前記ダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を前記表示部に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記保存機能制御工程は、前記ダウンロードした電子アルバム情報の印刷要求を印刷装置に送信する印刷要求工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の制御方法
【請求項4】
前記監視工程での監視結果に応じて実行される処理の種類に関する情報を受信する受信工程を更に含み、
前記保存機能制御工程は、前記受信された処理の種類に関する情報に従って実行されることを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
【請求項5】
前記保存機能制御工程では、前記保存機能の実行を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項6】
前記保存機能制御工程は、
前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面に基づいて電子アルバム情報を作成する電子アルバム情報作成工程と、
前記作成された電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置へアップロードする電子アルバム情報アップロード工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項7】
前記保存機能制御工程は、前記アップロードされた電子アルバム情報の印刷要求を印刷装置に送信する印刷要求工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面にウォーターマークを付加した画面イメージを作成する画面イメージ作成工程と、
前記作成された画面イメージを表示部に表示するように制御する第2の表示制御工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項9】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面にウォーターマークを付加した画面イメージを作成する画面イメージ作成工程と、
前記作成された画面イメージを画像データとして保存する保存工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項10】
前記保存機能制御工程は、前記監視工程での監視結果に応じて、前記ページ画面を非表示にする非表示工程を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項11】
前記表示制御工程では、前記ページ画面を前記表示部に全画面表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項12】
前記ページ画面を表示するウィンドウがアクティブか否かを検知する検知工程と、
前記検知結果に応じて、前記ページ画面を非表示にする非表示工程と、
を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項13】
前記ページ画面を表示するウィンドウがアクティブか否かを検知する検知工程と、
前記検知結果に応じて、前記ページ画面をアイコン表示にするアイコン表示工程と、
を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項14】
前記ページ画面に基づいて電子アルバム情報を作成する電子アルバム情報作成工程と、
前記情報作成工程で作成された電子アルバム情報をネットワークを介してサーバ装置へアップロードするアップロード工程と、
前記アップロードされた電子アルバム情報に対し、前記監視工程での監視結果に応じて実行される処理の種類を選択する選択工程と、
を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
【請求項15】
電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、
前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、
を備えることを特徴とする電子アルバム作成装置。
【請求項16】
電子アルバム情報を提供するサーバ装置と前記サーバ装置にネットワークを介して通信可能に接続されたユーザ端末とを有する電子アルバム作成システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記サーバ装置からダウンロードした電子アルバム情報のページ画面を表示部に表示するように制御する表示制御部と、
前記表示部の画面イメージを画像データとして保存する保存機能の実行指示の有無を監視する監視部と、
前記監視部での監視結果に応じて、前記ページ画面が前記表示部に表示された状態での前記保存機能を制御する保存機能制御部と、
を備えることを特徴とする電子アルバム作成システム。
【請求項17】
請求項1乃至14のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項18】
請求項17に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2006−318206(P2006−318206A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−140003(P2005−140003)
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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