電子商取引システム
【課題】推薦文をユーザの支持で翻訳するようにして、ユーザにとって使いやすく、商品サイトにとって売り上げアップになり、推薦者及び翻訳者にとって手数料の向上になるシステムを提供する。
【解決手段】通信ネットワーク上でのオンラインショッピングを処理するショッピングサーバ105A〜105Bと、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバ104と、当該コンテンツサーバ104で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバ103とを備えた。
【解決手段】通信ネットワーク上でのオンラインショッピングを処理するショッピングサーバ105A〜105Bと、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバ104と、当該コンテンツサーバ104で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバ103とを備えた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、機械翻訳などの翻訳システムを利用した電子商取引システムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークにおいて翻訳システムを用いた例としては特許文献1がある。この特許文献1の「通信ネットワークによる多言語に翻訳された多言語情報提供の実施方法及びその通信システム並びに記録媒体」では、あるWebサイトを低コストかつスピーディに翻訳し、多言語のコンテンツを提供する方法が記述されている。
【0003】
同時に、Webページ内の広告も翻訳し、広告が表示された回数をカウントし、そのカウント数に応じて課金する仕組みも記されている。
【特許文献1】特開2002−123744
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、上記翻訳システムは、バナー広告タイプのものに対しては有効であるが、いわゆるアフィリエイト形式の広告に対しては対応できない。即ち、最近増えてきたタイプであって、ユーザが特定の商品を推薦文で紹介して、その商品が売れた場合に、その売り上げの一部をもらうことができるタイプである、アフィリエイト形式の広告には対応できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電子商取引システムは、上記課題を解決するためになされたもので、通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理する商取引処理部と、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動する推薦文処理部と、当該推薦文処理部で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳処理部とを備えたことを特徴とする。
【0006】
これにより、ユーザが商品等の購入をする際に上記推薦文を読み、気に入ればそのページとリンクされた商品等のサイトに移動して、その商品等の購入を行う。このとき、上記推薦文等がユーザの母国語でない場合は、上記ページから手動又は自動で上記推薦文等の翻訳を指示する。これにより、ユーザは、母国語の推薦文を読んで商品等の購入を検討する。この電子商取引システムは、1つのサーバで構築してもよく、それぞれの機能を複数のサーバに持たせてこれら複数のサーバで構築してもよい。
【0007】
複数のサーバで本発明の電子商取引システムを構築する場合は、通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理するショッピングサーバと、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバと、当該コンテンツサーバで上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバとを備えて構成する。
【発明の効果】
【0008】
これにより、ユーザが商品等の購入をする際に上記推薦文を読み、気に入ればそのページとリンクされた商品等のサイトに移動して、その商品等の購入を行う。このとき、上記推薦文等がユーザの母国語でない場合は、上記ページから手動又は自動で上記推薦文等の翻訳を指示する。これにより、ユーザは、母国語の推薦文を読んで商品等の購入を検討する。
【0009】
このようにして翻訳システムを利用することによって、推薦記事を色々な言語に翻訳し、電子商取引システムの取引量を増やすことができる。これにより、出品者は世界中から注文が増え、売り上げも増える。推薦者は、自己の推薦文を、他の言語を母国語とするユーザにも読んでもらえるようになるので、紹介料が増える。翻訳システム提供者は翻訳を通して注文があった場合に翻訳料をもらうことができる。このため、3者ともにメリットのあるシステムである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について説明する。本発明の電子商取引システムは、翻訳システムを利用して、ある言語で記述されている商品などの推薦文を他の言語に翻訳することによって、電子商取引サイトへのアクセス量の増大、ひいては取引量の増大を図るためのシステムである。
【0011】
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1に本実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す。この電子商取引システムは通信ネットワークを利用したシステムである。
【0012】
本実施形態の電子商取引システムは、ユーザ端末101A〜101Cと、ネットワーク102と、翻訳サーバ103と、コンテンツサーバ104と、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bと、決済サーバ106と、ショッピングサイトデータベース107と、商品データベース108A〜108Bと、顧客データベース109とを備えて構成されている。
【0013】
ユーザ端末101A〜101Cは、一般のユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の端末である。このユーザ端末101A〜101Cで、ネットワーク102を介して、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのショッピングサイトにアクセスして、各サイトに展示された商品やサービスを見たり、その商品等を購入したり、その商品等に対する推薦文を書いたりすることができる。
【0014】
ネットワーク102は、インターネットなどの通信ネットワークである。通信ネットワークには種々のものがあるが、ここでは通信ネットワークとしてインターネットを例に説明する。
【0015】
翻訳サーバ103は、文書やURLなどを受け取り、それを他の言語に翻訳して表示するためのサーバである。この翻訳サーバ103は、具体的にはユーザ端末101A〜101Cから書き込まれた推薦文等を他の言語に翻訳する。
【0016】
コンテンツサーバ104は、登録したユーザが、記事などを投稿して、ネット上に発信するためのサーバである。コンテンツサーバ104は、各ユーザに、各ユーザ専用のディスクスペースを割り当てる。各ユーザは、この自分専用のディスクスペースに商品等に対する推薦文を書き込む。
【0017】
多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、ショッピングサイトを制御するためのサーバである。上記ショッピングサイトは、出品者が画面上に商品やサービス等を掲載すると共に、購入者であるユーザがその商品等を購入するサイトである。上記多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、上記ショッピングサイトでの商品等の掲載処理やその商品等の購入処理等を制御する。この多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、英語、中国語、フランス語、日本語などのさまざまな言語で表示されたショッピングサイトを持っている。
【0018】
決済サーバ106は、商品の代金や広告料金の支払いなどの金銭の授受に関するやり取りを行うためのサーバである。この決済サーバ106では、上記ショッピングサイトでの商品等の購入に伴う代金の支払い処理と共に、翻訳の有無に応じて広告料のみ又は広告料と翻訳料の支払い処理を行う。
【0019】
ショッピングサイトデータベース107は、ショッピングサイトのURL等のデータが言語ごとに保存されているデータベースである。この例を図7に示す。このショッピングサイトデータベース107に保存されたデータは、翻訳サーバ103での翻訳処理の際に用いられる。
【0020】
商品データベース108A〜108Bは、各サイトで販売する商品等のデータを記録したデータベースである。この例を図10に示す。この商品データベース108A〜108Bに保存されたデータは、各多言語ショッピングサーバ105A〜105Bでの取引処理の際に用いられる。
【0021】
顧客データベース109は、ユーザに関するデータや翻訳サイトなどに支払うためのデータ等が保存されたデータベースである。この顧客データベース109に保存されたデータは、決済サーバ106での取引処理の際に用いられる。
【0022】
上記各サーバは、演算部、記憶部、入出力処理部等を備えた一般的なコンピュータで構成しうるものである。また、各データベースも、メモリ、ハードディスク等の記憶手段で構成することができる。即ち、通常のハードウエア構成を用いることができる。
【0023】
図2に、ユーザが、おすすめ商品についての推薦文を記述するときのフローを示す。
【0024】
まず、各ユーザは自己のユーザ端末101A〜101Cから多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスする。これに対してステップ201で、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスしたユーザが、初めてのログインか否かを判断する。ユーザが初めてのログインの場合は、ステップ202へ進む。ユーザがすでにユーザ登録を行っていれば、ステップ203へ進む。
【0025】
ステップ202では、ユーザ登録を行う。ユーザは、名前や振込先口座などを登録する。ステップ203では、ユーザが、IDとパスワードを入力して、ショッピングサーバにログインする。ステップ204では、ユーザが推薦する商品等を選択し、その商品等へリンクするためのコードや翻訳するためのコードを入手して、リンクを獲得する。
【0026】
ステップ205では、ユーザがコンテンツサーバ104の自分専用のディスクスペースに推薦文を入力する。ステップ206では、コンテンツサーバ104上の上記推薦文で推薦された商品へのリンクを張る。
【0027】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図17に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。
【0028】
この場合、各ユーザが自己のユーザ端末101A〜101Cから多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスすると、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bが、上記ステップ201〜ステップ204までの処理を行い、コンテンツサーバ104にその後の処理を指示する。コンテンツサーバ104では、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bからの指示に基づいてステップ205〜ステップ206までの処理を行う。
【0029】
なお、上記図2での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0030】
ユーザが記述した推薦文の表示例を図3に示す。図中の301は、ユーザ端末のディスプレイ上に表示されるウインドである。302A〜302Bは、画面に表示されている内容を翻訳するためのボタンである。このボタン302A〜302Bは、翻訳する言語の数に応じた個数だけ表示される。このボタン302A〜302Bをクリックすることで、図6のページ翻訳のフローがスタートする。
【0031】
303は、推薦者が推薦する商品について書いた推薦文である。304は、推薦する商品の画像データである。この画像データ304をクリックすると、その商品のサイトに移動できるように、画像データ304と商品サイトとがリンクされている。
【0032】
ここでは、英語と中国語と日本語の3カ国語が使用可能な言語として設定されている。このため、ボタン302A〜302Bは、現在の表示以外の2カ国語に合わせて、2つ表示されている。これらのボタン302A〜302Bを押すことによって、表示されたページ内の推薦文303が翻訳されて表示される。
【0033】
図3の推薦文の表示例のように表示するためにユーザが記述するデータの例を図4に示す。図中のデータの5行目から10行目までは、ボタン302A〜302Bを表示するための記述である。この記述法は例えば各ショッピングサイトから取得できるようにしておく。また、ユーザは推薦文のみを入力し、他のデータは、入力された推薦文に対応して自動的に出力させるようにプログラムしておいてもよい。
【0034】
ここでは、サイトが英語、日本語、中国語に対応しているため、ユーザが日本語で推薦文を書く場合は、英語および中国語のボタンを表示するためのコードが提示される。
【0035】
サイト画面に表示されているボタンをクリックすると
http://www.yakushite.get/je
というURLにジャンプするようになっている。
【0036】
12行目から14行目の[彼の音楽はよいです。私はこのCDを推薦します。]の部分は推薦文である。
【0037】
15行目の<a href=...>はショッピングサイトの該当する商品等のページに移動するためのものである。uid=123456という引数をつけることによって、どのユーザのページから移動してきたのかがわかる仕組みになっている。
【0038】
16行目の<img src=...>の部分はその商品等の写真などの画像を表示するためのものである。画像をクリックすると該当する商品等のページに移動するようになっている。
【0039】
これらのリンクや画像を表示するための記載方法は、ショッピングサイトにログインして商品を選択し、そこでソースを表示させてコピーする等によって入手する。
【0040】
上記推薦文を翻訳した結果を図5に示す。図中の501は、ユーザ端末101A〜101Cのディスプレイ上に表示されるウインドである。502A〜502Bは、画面に表示されている内容を翻訳するためのボタンである。ここでは、英日翻訳を行ったので、[English]ボタンが「日本語」ボタンに変わっている。503は、推薦者が推薦する商品について書いた推薦文を翻訳したものである。504は、推薦する商品の画像データである。この画像データ504をクリックすると、その商品のサイトに移動できるように、画像データ504と商品サイトとがリンクされている。
【0041】
上記推薦文のページを翻訳するときのフローを図6に示す。
【0042】
ユーザが画面のボタン302A〜302Bをクリックして翻訳を指示すると、まずステップ600で、翻訳結果を出力するための新しいページを作成する。次にステップ601で、ページ中の1つのタグを読み込む。タグでない通常の文書の場合は、次のタグが出現するまでを読み込む。次いでステップ602で、ステップ601の読み込み処理で読み込む情報があるか否かを判断する。読み込む情報がなければ終了する。ステップ601で読み込んだ情報があれば、ステップ603に進む。ステップ603では、読み込んだ情報がタグかどうかをチェックする。タグであればステップ606へ進む。タグでなければステップ604へ進む。
【0043】
ステップ604では、読み込んだ情報を翻訳サーバ103に指示して翻訳させる。次いで、ステップ605では、翻訳結果を新しいページに出力し、ステップ601へ戻る。
【0044】
一方、ステップ606では、読み込んだタグが取引サイトへのリンクかどうかを判断する。取引サイトへのリンクであればステップ610へ進み、取引サイトへのリンクでなければステップ607へ進む。
【0045】
ステップ607では、読み込んだタグが翻訳ボタンや翻訳リンクのためのタグかどうかを判断する。読み込んだタグが翻訳ボタンや翻訳リンクのためのタグであればステップ609へ進み、そうでなければステップ608へ進む。
【0046】
ステップ608では、読み込んだタグを、翻訳の必要のないものとして、新しいページにそのまま出力して、ステップ601へ戻る。
【0047】
ステップ609では、リンクを変換する。たとえば「http://www.yakushite.get/je」を「http://www.yakushite.get/ej」にすることにより、日英翻訳へのリンクを英日翻訳へのリンクに変更して、ステップ601へ戻る。同様に「http://www.yakushite.get/en.gif」という英語に変換するためのボタン302Aのイメージも「http://www.yakushite.get/ja.gif」という日本語に変換するためのボタン502Aに変更して、ステップ601へ戻る。
【0048】
一方、ステップ606で、読み込んだタグが取引サイトへのリンクと判断したときはステップ610で、翻訳される言語に応じてURLを変更する。具体的には、テーブル(図7参照)を参照して、翻訳される言語に応じてURLを変更する。次いで、ステップ611では、読み込んだタグに翻訳サイトの情報を付加して出力する。その後ステップ601へ戻る。
【0049】
ショッピングサイトデータベース107に保存されているテーブルの例を図7に示す。このテーブルには、それぞれのショッピングサイトの言語ごとのURLの情報が保存されている。何も書かれていないところは、そのサーバにはその言語のサイトがないことを示している。
【0050】
このテーブルを使って上記翻訳時にサイトの変換を行う。たとえば日本語から英語に翻訳する場合は、
http://***shop.co.jp/0123/は
http://***shop.com/0123/
に変換される。
【0051】
図8に、図4のデータを翻訳した結果を示す。5行目、6行目が日英翻訳へのリンクから、英日翻訳へのリンクに変更されている。
【0052】
また、15行目の<a href=...>の部分の引数にtid=01が追加されている。これは01番の翻訳サーバによって翻訳されたことを示している。そして、文章部分が日英翻訳されている。
【0053】
図10に商品データベース108A〜108Bの例を示す。このデータベース中の商品名はそのサイトで販売している商品の名前である。IDは商品を識別するために一意につけられた番号である。価格(円)は日本で販売するための価格である。価格($)はアメリカなどで販売するための価格である。料率はその商品が売れたときに推薦者に払う紹介料の、売り上げに対する割合である。
【0054】
図9にショッピングサイトにユーザから注文があった場合のフローを示す。
【0055】
まずステップ901で、受けた注文がユーザのサイト(推薦文のページ)を経由してきた注文かどうかを判断する。ユーザサイト経由の注文であればステップ902へ進み、そうでなければステップ905へ進む。
【0056】
ステップ902では、翻訳経由の注文かどうかを判断する。翻訳経由の注文であればステップ904へ進み、そうでなければステップ903へ進む。
【0057】
ステップ903では、翻訳経由の注文でないため、注文を受けた商品を推薦したユーザへ対価を支払う。具体的には、対価を決済サーバ106へ通知する。ユーザへ支払う対価は(商品の価格×料率)で計算される。決済サーバ106は、通知された対価を上記ユーザに支払う。次いで、ステップ905へ進む。
【0058】
ステップ904では、翻訳経由の注文であるため、注文を受けた商品に対して推薦文を書いたユーザおよびその推薦文を翻訳した翻訳サイトへ支払う対価を決済サーバ106へ通知する。翻訳サイトがユーザから広告料の20%をもらえる契約であれば、決済サーバ106は、ユーザへは(商品の価格×料率×80%)、翻訳サイトへは(商品の価格×料率×20%)を支払う。次いで、ステップ905へ進む。
【0059】
ステップ905では、注文した商品の取引に必要な処理を行う。この処理は一般的なショッピングサイトと同様の処理である。
【0060】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図18に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。なお、ユーザサイト経由の注文でない場合は、ユーザが直接多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスして注文しているため、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのみでの処理になる。
【0061】
そして、ユーザサイト経由の注文である場合は、まずユーザは、図示するように、自己のユーザ端末101A〜101Cからコンテンツサーバ104にアクセスして推薦文を読み、推薦する商品の画像データ304をクリックして多言語ショッピングサーバ105A〜105Bに移動して商品を購入する。このとき、コンテンツサーバ104の推薦文を翻訳する場合は、翻訳サーバ103に翻訳を指示する。これにより、推薦文が翻訳サーバ103で翻訳されて、表示される。
【0062】
多言語ショッピングサーバ105A〜105Bでは、ユーザサイト及び翻訳を経由しての注文である場合は、決済サーバ106に指示して、推薦文を掲載したユーザ及び翻訳者に対価を支払う。ユーザサイトのみを経由しての注文である場合は、決済サーバ106に指示して、推薦文を掲載したユーザに対価を支払う。
【0063】
なお、上記図9での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0064】
次に、英語を母国語とする人が日本語で書かれた推薦文のサイトから購入する場合の例を図11に示す。
【0065】
まず、ステップ1101で、ユーザが日本語で書かれたサイトを訪れる。このサイトでは、推薦文も日本語で書かれている。
【0066】
ステップ1102では、ユーザがサイトの画面を英語に翻訳するために、英語の翻訳ボタン302Aを押す。ステップ1103では、英語の翻訳ボタン302Aが押されることで、翻訳サーバ103が作動して、翻訳結果が画面に英語で表示される。
【0067】
ステップ1104では、ユーザがその説明を読んで商品に興味を持ったり、気に入った場合は商品サイトへのリンクを押す。
【0068】
ステップ1105では、英語ショッピングサイトの商品ページが表示されるので、その内容や価格を検討して、購入するかどうかを決定する。
【0069】
ステップ1106では、ユーザが商品を気に入れば、クレジットカード番号や配送先などの商品の代金の支払いと配送に必要な情報を入力する。
【0070】
ステップ1107では、ユーザが購入ボタンを押す。
【0071】
ステップ1108では、ショッピングサーバが配送処理や決済処理など、通常のオンラインショッピングに必要な処理を行う。
【0072】
ステップ1109では、商品を推薦した人および推薦文を翻訳した人(翻訳したサーバ)に対して対価を支払うための処理を行う。
【0073】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図19に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。
【0074】
まずユーザは、自己のユーザ端末101A〜101Cからコンテンツサーバ104にアクセスして日本語で推薦文の書かれたサイトから、英語への翻訳を指示する。これにより、コンテンツサーバ104が翻訳サーバ103に翻訳を指示して推薦文を英語に翻訳し、英語の推薦文を表示する。次いで、ユーザが、商品サイトへのリンクを押すことで、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのショッピングサイトに移動して、商品購入を指示すると、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bが、商取引の処理をすると共に、決済サーバ106に対価の支払いを指示する。決済サーバ106は、推薦文を掲載したユーザ及び翻訳者に対価を支払う。
【0075】
なお、上記図11での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0076】
また、中国語の場合も上記手順と同様である。
【0077】
以上により、各国のユーザが、特定の商品に対して母国語で推薦文を掲載することで、予め設定された言語で推薦文が読めるようになる。この結果、出品者は、世界中から注文が増え、売り上げも増える。推薦者は、自己の推薦文を、他の言語を母国語とするユーザにも読んでもらえるようになり、紹介料が増える。翻訳システム提供者は、他の言語を母国語とするユーザが増えることで、翻訳処理の回数が増えて翻訳料が増える。この結果、3者ともにメリットのあるシステムとなる。
【0078】
上記コンテンツサーバ104のページに、当該ページに記載された当該推薦文等を上記翻訳サーバ103に翻訳させる翻訳ボタンを備えたので、商品等を購入しようとするユーザは、容易に母国語の推薦部に翻訳することができる。
【0079】
上記コンテンツサーバ104のページに、商品等の画像データ304を表示すると共に当該部分をクリックすることで当該商品等のサイトに移動する画像データ304を備えたので、ユーザは、推薦文を読んで、その脇に画像データ304から推薦された商品サイトに容易に移動することができるようになる。
【0080】
上記コンテンツサーバ104の上記推薦文のページを通して商取引が行われたときに、上記推薦文を書き込んだ推薦者に報奨金を支払う報奨金支払処理機能(決済サーバ106)を備えたので、推薦者が報奨金を確実に受け取ることができる。
【0081】
上記コンテンツサーバ104の上記推薦文のページを翻訳して商取引が行われたときに、上記推薦文を翻訳した翻訳サイトに報奨金を支払う報奨金支払処理機能(決済サーバ106)を備えたので、翻訳サイトが報奨金を確実に受け取ることができる。
【0082】
上記翻訳サイトに支払われる報奨金が、翻訳しないで取引が行われたときに推薦者に支払われる報奨金の一部を配分するため、翻訳サイト及び推薦者に報奨金を公平に分けることができる。
【0083】
上記ページ内の推薦文等を翻訳する際に、当該ページ内の画像データを、指定した他の画像に変換するため、画像データも含めて読みやすくなり、利用しやすくなる。
【0084】
商取引サイトが対応している言語に応じて、上記推薦文を記述したページに表示する上記翻訳サーバへのリンクを生成するためのコードを、自動的に変更するため、推薦文の書き込みが容易になり、使いやすくなる。
【0085】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0086】
本実施形態の電子商取引システムの全体構成を図12に示す。本実施形態の電子商取引システムと第1実施形態の電子商取引システムとの違いは、コンテンツサーバ104を無くして、翻訳サーバ1203にその機能を持たせた点にある。他の構成は、符号が異なるが、その機能は上述した第1実施形態と同様である。
【0087】
これにより、翻訳サーバ1203がコンテンツサーバ104の機能を持つため、翻訳サーバ1203上に商品の推薦文を記述することができるようになると共に、推薦文を記述するページ1301に自動的に翻訳ボタン1302A〜Bを表示することができるようになる。
【0088】
このように、翻訳ボタン1302A〜Bはサイトが勝手につけてくれるので、推薦者は翻訳されることを意識することなく、商品の推薦文を記述することができる。
【0089】
推薦文の表示例を図13に示す。翻訳ボタン1302A〜Bなどの制御は翻訳サーバ1203側でやってくれるので、ユーザは図14に示すように、推薦文を記述するだけでよい。翻訳サイト上でユーザが図14のように入力すると、ボタンやその他ページを表示するために必要なタグなどは、翻訳サイト側で補完し、ページを表示する。これにより、ユーザは推薦文を簡単に記述することができる。
【0090】
この結果、本実施形態の翻訳サーバ1203は、ユーザが書いた推薦文1303を翻訳することにより、より多くの人にその商品をアピールすることができ、商取引サイトの売り上げが増加する。また推薦者もインセンティブが増え、電子商取引自体の活性化にもつながる。
【0091】
さらに、翻訳サーバ1203がコンテンツサーバ104の機能を持つため、ユーザは翻訳サーバ1203に推薦文を記述するだけで、ページ1301に自動的に翻訳ボタン1302A〜Bが表示されるため、ユーザにとって、推薦文の書き込みが容易になる。
【0092】
[変形例]
上記各実施形態では、翻訳したい言語を表示したボタンを押すことによってその言語に翻訳するようにしたが、ユーザからページ取得のリクエストがあったときに、そのユーザの言語の情報を取得して、推薦文を自動的にその言語に翻訳してから表示するようにしてもよい。
【0093】
また、上記各実施形態では、ショッピングサイトデータベースを翻訳サーバが持つようにしたが、翻訳のたびにショッピングサイトにネットワークを経由して問い合わせるようにしてもよい。その際に画像の情報も同時に問い合わせ、翻訳のときに画像データの情報も変更し、言語によって商品の画像を変えるようにしてもよい。
【0094】
また、上記各実施形態では、推薦文を記述する手段としてコンテンツサーバ104を用いたが、コンテンツサーバ104を使う代わりに、ユーザが自分のコンピュータをサーバとして、自分のコンピュータ(ユーザ端末101A〜101C)上で推薦文を記述してもよい。他のサーバに組み込んでもよい。
【0095】
また、上記各実施形態では、画像を表示して画像をクリックすることによってショッピングサイトに移動するようにしたが、画像は表示せずに、文章の部分にリンクを張ることによって、ショッピングサイトに移動するようにすることもできる。
【0096】
第1実施形態では、1ページに1つの商品だけを推薦する例にしたが、図15のように1ページに複数の商品の推薦文を書いても構わない。この場合は図16のように商品数だけ、ショッピングサーバへのリンクを記述する。翻訳サーバでは、この商品の数だけ、リンクの変換処理を行うことになる。
【0097】
上記各実施形態に係るこの電子商取引システムでは、それぞれの機能を複数のサーバに持たせて、これら複数のサーバで電子商取引システムを構築したが、1つのサーバで構築してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す構成図である。
【図2】ユーザがおすすめの商品等についての推薦文を記述するときのフローチャートである。
【図3】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図4】推薦文の記述例を示す模式図である。
【図5】推薦文の翻訳結果の例を示す模式図である。
【図6】推薦文が記述されたページの翻訳を示すフローチャートである。
【図7】ショッピングサイトデータベースの例を示す模式図である。
【図8】推薦文の翻訳例を示す模式図である。
【図9】ユーザが推薦文のページを経由し、適宜翻訳も経由する商取引の例を示すフローチャートである。
【図10】商品データベースの例を示す模式図である。
【図11】ユーザが日本語の推薦文のページを経由し、英語に翻訳して商取引をする例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す構成図である。
【図13】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図14】推薦文の記述例を示す模式図である。
【図15】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図16】複数商品についての推薦文の記述例を示す模式図である。
【図17】図2の処理の流れを示すシーケンスである。
【図18】図9の処理の流れを示すシーケンスである。
【図19】図11の処理の流れを示すシーケンスである。
【符号の説明】
【0099】
101A〜101C:ユーザ端末、102:ネットワーク、103:翻訳サーバ、104:コンテンツサーバ、105A〜105B:多言語ショッピングサーバ、106:決済サーバ、107:ショッピングサイトデータベース、108A〜108B:商品データベース、109:顧客データベース、301:ウインド、302A〜302B:ボタン、303:推薦文、304:画像データ、501:ウインド、502A〜502B:ボタン、503:推薦文、504:画像データ。
【技術分野】
【0001】
この発明は、機械翻訳などの翻訳システムを利用した電子商取引システムに関する。
【背景技術】
【0002】
通信ネットワークにおいて翻訳システムを用いた例としては特許文献1がある。この特許文献1の「通信ネットワークによる多言語に翻訳された多言語情報提供の実施方法及びその通信システム並びに記録媒体」では、あるWebサイトを低コストかつスピーディに翻訳し、多言語のコンテンツを提供する方法が記述されている。
【0003】
同時に、Webページ内の広告も翻訳し、広告が表示された回数をカウントし、そのカウント数に応じて課金する仕組みも記されている。
【特許文献1】特開2002−123744
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、上記翻訳システムは、バナー広告タイプのものに対しては有効であるが、いわゆるアフィリエイト形式の広告に対しては対応できない。即ち、最近増えてきたタイプであって、ユーザが特定の商品を推薦文で紹介して、その商品が売れた場合に、その売り上げの一部をもらうことができるタイプである、アフィリエイト形式の広告には対応できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電子商取引システムは、上記課題を解決するためになされたもので、通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理する商取引処理部と、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動する推薦文処理部と、当該推薦文処理部で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳処理部とを備えたことを特徴とする。
【0006】
これにより、ユーザが商品等の購入をする際に上記推薦文を読み、気に入ればそのページとリンクされた商品等のサイトに移動して、その商品等の購入を行う。このとき、上記推薦文等がユーザの母国語でない場合は、上記ページから手動又は自動で上記推薦文等の翻訳を指示する。これにより、ユーザは、母国語の推薦文を読んで商品等の購入を検討する。この電子商取引システムは、1つのサーバで構築してもよく、それぞれの機能を複数のサーバに持たせてこれら複数のサーバで構築してもよい。
【0007】
複数のサーバで本発明の電子商取引システムを構築する場合は、通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理するショッピングサーバと、上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバと、当該コンテンツサーバで上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバとを備えて構成する。
【発明の効果】
【0008】
これにより、ユーザが商品等の購入をする際に上記推薦文を読み、気に入ればそのページとリンクされた商品等のサイトに移動して、その商品等の購入を行う。このとき、上記推薦文等がユーザの母国語でない場合は、上記ページから手動又は自動で上記推薦文等の翻訳を指示する。これにより、ユーザは、母国語の推薦文を読んで商品等の購入を検討する。
【0009】
このようにして翻訳システムを利用することによって、推薦記事を色々な言語に翻訳し、電子商取引システムの取引量を増やすことができる。これにより、出品者は世界中から注文が増え、売り上げも増える。推薦者は、自己の推薦文を、他の言語を母国語とするユーザにも読んでもらえるようになるので、紹介料が増える。翻訳システム提供者は翻訳を通して注文があった場合に翻訳料をもらうことができる。このため、3者ともにメリットのあるシステムである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について説明する。本発明の電子商取引システムは、翻訳システムを利用して、ある言語で記述されている商品などの推薦文を他の言語に翻訳することによって、電子商取引サイトへのアクセス量の増大、ひいては取引量の増大を図るためのシステムである。
【0011】
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1に本実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す。この電子商取引システムは通信ネットワークを利用したシステムである。
【0012】
本実施形態の電子商取引システムは、ユーザ端末101A〜101Cと、ネットワーク102と、翻訳サーバ103と、コンテンツサーバ104と、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bと、決済サーバ106と、ショッピングサイトデータベース107と、商品データベース108A〜108Bと、顧客データベース109とを備えて構成されている。
【0013】
ユーザ端末101A〜101Cは、一般のユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の端末である。このユーザ端末101A〜101Cで、ネットワーク102を介して、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのショッピングサイトにアクセスして、各サイトに展示された商品やサービスを見たり、その商品等を購入したり、その商品等に対する推薦文を書いたりすることができる。
【0014】
ネットワーク102は、インターネットなどの通信ネットワークである。通信ネットワークには種々のものがあるが、ここでは通信ネットワークとしてインターネットを例に説明する。
【0015】
翻訳サーバ103は、文書やURLなどを受け取り、それを他の言語に翻訳して表示するためのサーバである。この翻訳サーバ103は、具体的にはユーザ端末101A〜101Cから書き込まれた推薦文等を他の言語に翻訳する。
【0016】
コンテンツサーバ104は、登録したユーザが、記事などを投稿して、ネット上に発信するためのサーバである。コンテンツサーバ104は、各ユーザに、各ユーザ専用のディスクスペースを割り当てる。各ユーザは、この自分専用のディスクスペースに商品等に対する推薦文を書き込む。
【0017】
多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、ショッピングサイトを制御するためのサーバである。上記ショッピングサイトは、出品者が画面上に商品やサービス等を掲載すると共に、購入者であるユーザがその商品等を購入するサイトである。上記多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、上記ショッピングサイトでの商品等の掲載処理やその商品等の購入処理等を制御する。この多言語ショッピングサーバ105A〜105Bは、英語、中国語、フランス語、日本語などのさまざまな言語で表示されたショッピングサイトを持っている。
【0018】
決済サーバ106は、商品の代金や広告料金の支払いなどの金銭の授受に関するやり取りを行うためのサーバである。この決済サーバ106では、上記ショッピングサイトでの商品等の購入に伴う代金の支払い処理と共に、翻訳の有無に応じて広告料のみ又は広告料と翻訳料の支払い処理を行う。
【0019】
ショッピングサイトデータベース107は、ショッピングサイトのURL等のデータが言語ごとに保存されているデータベースである。この例を図7に示す。このショッピングサイトデータベース107に保存されたデータは、翻訳サーバ103での翻訳処理の際に用いられる。
【0020】
商品データベース108A〜108Bは、各サイトで販売する商品等のデータを記録したデータベースである。この例を図10に示す。この商品データベース108A〜108Bに保存されたデータは、各多言語ショッピングサーバ105A〜105Bでの取引処理の際に用いられる。
【0021】
顧客データベース109は、ユーザに関するデータや翻訳サイトなどに支払うためのデータ等が保存されたデータベースである。この顧客データベース109に保存されたデータは、決済サーバ106での取引処理の際に用いられる。
【0022】
上記各サーバは、演算部、記憶部、入出力処理部等を備えた一般的なコンピュータで構成しうるものである。また、各データベースも、メモリ、ハードディスク等の記憶手段で構成することができる。即ち、通常のハードウエア構成を用いることができる。
【0023】
図2に、ユーザが、おすすめ商品についての推薦文を記述するときのフローを示す。
【0024】
まず、各ユーザは自己のユーザ端末101A〜101Cから多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスする。これに対してステップ201で、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスしたユーザが、初めてのログインか否かを判断する。ユーザが初めてのログインの場合は、ステップ202へ進む。ユーザがすでにユーザ登録を行っていれば、ステップ203へ進む。
【0025】
ステップ202では、ユーザ登録を行う。ユーザは、名前や振込先口座などを登録する。ステップ203では、ユーザが、IDとパスワードを入力して、ショッピングサーバにログインする。ステップ204では、ユーザが推薦する商品等を選択し、その商品等へリンクするためのコードや翻訳するためのコードを入手して、リンクを獲得する。
【0026】
ステップ205では、ユーザがコンテンツサーバ104の自分専用のディスクスペースに推薦文を入力する。ステップ206では、コンテンツサーバ104上の上記推薦文で推薦された商品へのリンクを張る。
【0027】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図17に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。
【0028】
この場合、各ユーザが自己のユーザ端末101A〜101Cから多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスすると、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bが、上記ステップ201〜ステップ204までの処理を行い、コンテンツサーバ104にその後の処理を指示する。コンテンツサーバ104では、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bからの指示に基づいてステップ205〜ステップ206までの処理を行う。
【0029】
なお、上記図2での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0030】
ユーザが記述した推薦文の表示例を図3に示す。図中の301は、ユーザ端末のディスプレイ上に表示されるウインドである。302A〜302Bは、画面に表示されている内容を翻訳するためのボタンである。このボタン302A〜302Bは、翻訳する言語の数に応じた個数だけ表示される。このボタン302A〜302Bをクリックすることで、図6のページ翻訳のフローがスタートする。
【0031】
303は、推薦者が推薦する商品について書いた推薦文である。304は、推薦する商品の画像データである。この画像データ304をクリックすると、その商品のサイトに移動できるように、画像データ304と商品サイトとがリンクされている。
【0032】
ここでは、英語と中国語と日本語の3カ国語が使用可能な言語として設定されている。このため、ボタン302A〜302Bは、現在の表示以外の2カ国語に合わせて、2つ表示されている。これらのボタン302A〜302Bを押すことによって、表示されたページ内の推薦文303が翻訳されて表示される。
【0033】
図3の推薦文の表示例のように表示するためにユーザが記述するデータの例を図4に示す。図中のデータの5行目から10行目までは、ボタン302A〜302Bを表示するための記述である。この記述法は例えば各ショッピングサイトから取得できるようにしておく。また、ユーザは推薦文のみを入力し、他のデータは、入力された推薦文に対応して自動的に出力させるようにプログラムしておいてもよい。
【0034】
ここでは、サイトが英語、日本語、中国語に対応しているため、ユーザが日本語で推薦文を書く場合は、英語および中国語のボタンを表示するためのコードが提示される。
【0035】
サイト画面に表示されているボタンをクリックすると
http://www.yakushite.get/je
というURLにジャンプするようになっている。
【0036】
12行目から14行目の[彼の音楽はよいです。私はこのCDを推薦します。]の部分は推薦文である。
【0037】
15行目の<a href=...>はショッピングサイトの該当する商品等のページに移動するためのものである。uid=123456という引数をつけることによって、どのユーザのページから移動してきたのかがわかる仕組みになっている。
【0038】
16行目の<img src=...>の部分はその商品等の写真などの画像を表示するためのものである。画像をクリックすると該当する商品等のページに移動するようになっている。
【0039】
これらのリンクや画像を表示するための記載方法は、ショッピングサイトにログインして商品を選択し、そこでソースを表示させてコピーする等によって入手する。
【0040】
上記推薦文を翻訳した結果を図5に示す。図中の501は、ユーザ端末101A〜101Cのディスプレイ上に表示されるウインドである。502A〜502Bは、画面に表示されている内容を翻訳するためのボタンである。ここでは、英日翻訳を行ったので、[English]ボタンが「日本語」ボタンに変わっている。503は、推薦者が推薦する商品について書いた推薦文を翻訳したものである。504は、推薦する商品の画像データである。この画像データ504をクリックすると、その商品のサイトに移動できるように、画像データ504と商品サイトとがリンクされている。
【0041】
上記推薦文のページを翻訳するときのフローを図6に示す。
【0042】
ユーザが画面のボタン302A〜302Bをクリックして翻訳を指示すると、まずステップ600で、翻訳結果を出力するための新しいページを作成する。次にステップ601で、ページ中の1つのタグを読み込む。タグでない通常の文書の場合は、次のタグが出現するまでを読み込む。次いでステップ602で、ステップ601の読み込み処理で読み込む情報があるか否かを判断する。読み込む情報がなければ終了する。ステップ601で読み込んだ情報があれば、ステップ603に進む。ステップ603では、読み込んだ情報がタグかどうかをチェックする。タグであればステップ606へ進む。タグでなければステップ604へ進む。
【0043】
ステップ604では、読み込んだ情報を翻訳サーバ103に指示して翻訳させる。次いで、ステップ605では、翻訳結果を新しいページに出力し、ステップ601へ戻る。
【0044】
一方、ステップ606では、読み込んだタグが取引サイトへのリンクかどうかを判断する。取引サイトへのリンクであればステップ610へ進み、取引サイトへのリンクでなければステップ607へ進む。
【0045】
ステップ607では、読み込んだタグが翻訳ボタンや翻訳リンクのためのタグかどうかを判断する。読み込んだタグが翻訳ボタンや翻訳リンクのためのタグであればステップ609へ進み、そうでなければステップ608へ進む。
【0046】
ステップ608では、読み込んだタグを、翻訳の必要のないものとして、新しいページにそのまま出力して、ステップ601へ戻る。
【0047】
ステップ609では、リンクを変換する。たとえば「http://www.yakushite.get/je」を「http://www.yakushite.get/ej」にすることにより、日英翻訳へのリンクを英日翻訳へのリンクに変更して、ステップ601へ戻る。同様に「http://www.yakushite.get/en.gif」という英語に変換するためのボタン302Aのイメージも「http://www.yakushite.get/ja.gif」という日本語に変換するためのボタン502Aに変更して、ステップ601へ戻る。
【0048】
一方、ステップ606で、読み込んだタグが取引サイトへのリンクと判断したときはステップ610で、翻訳される言語に応じてURLを変更する。具体的には、テーブル(図7参照)を参照して、翻訳される言語に応じてURLを変更する。次いで、ステップ611では、読み込んだタグに翻訳サイトの情報を付加して出力する。その後ステップ601へ戻る。
【0049】
ショッピングサイトデータベース107に保存されているテーブルの例を図7に示す。このテーブルには、それぞれのショッピングサイトの言語ごとのURLの情報が保存されている。何も書かれていないところは、そのサーバにはその言語のサイトがないことを示している。
【0050】
このテーブルを使って上記翻訳時にサイトの変換を行う。たとえば日本語から英語に翻訳する場合は、
http://***shop.co.jp/0123/は
http://***shop.com/0123/
に変換される。
【0051】
図8に、図4のデータを翻訳した結果を示す。5行目、6行目が日英翻訳へのリンクから、英日翻訳へのリンクに変更されている。
【0052】
また、15行目の<a href=...>の部分の引数にtid=01が追加されている。これは01番の翻訳サーバによって翻訳されたことを示している。そして、文章部分が日英翻訳されている。
【0053】
図10に商品データベース108A〜108Bの例を示す。このデータベース中の商品名はそのサイトで販売している商品の名前である。IDは商品を識別するために一意につけられた番号である。価格(円)は日本で販売するための価格である。価格($)はアメリカなどで販売するための価格である。料率はその商品が売れたときに推薦者に払う紹介料の、売り上げに対する割合である。
【0054】
図9にショッピングサイトにユーザから注文があった場合のフローを示す。
【0055】
まずステップ901で、受けた注文がユーザのサイト(推薦文のページ)を経由してきた注文かどうかを判断する。ユーザサイト経由の注文であればステップ902へ進み、そうでなければステップ905へ進む。
【0056】
ステップ902では、翻訳経由の注文かどうかを判断する。翻訳経由の注文であればステップ904へ進み、そうでなければステップ903へ進む。
【0057】
ステップ903では、翻訳経由の注文でないため、注文を受けた商品を推薦したユーザへ対価を支払う。具体的には、対価を決済サーバ106へ通知する。ユーザへ支払う対価は(商品の価格×料率)で計算される。決済サーバ106は、通知された対価を上記ユーザに支払う。次いで、ステップ905へ進む。
【0058】
ステップ904では、翻訳経由の注文であるため、注文を受けた商品に対して推薦文を書いたユーザおよびその推薦文を翻訳した翻訳サイトへ支払う対価を決済サーバ106へ通知する。翻訳サイトがユーザから広告料の20%をもらえる契約であれば、決済サーバ106は、ユーザへは(商品の価格×料率×80%)、翻訳サイトへは(商品の価格×料率×20%)を支払う。次いで、ステップ905へ進む。
【0059】
ステップ905では、注文した商品の取引に必要な処理を行う。この処理は一般的なショッピングサイトと同様の処理である。
【0060】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図18に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。なお、ユーザサイト経由の注文でない場合は、ユーザが直接多言語ショッピングサーバ105A〜105Bにアクセスして注文しているため、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのみでの処理になる。
【0061】
そして、ユーザサイト経由の注文である場合は、まずユーザは、図示するように、自己のユーザ端末101A〜101Cからコンテンツサーバ104にアクセスして推薦文を読み、推薦する商品の画像データ304をクリックして多言語ショッピングサーバ105A〜105Bに移動して商品を購入する。このとき、コンテンツサーバ104の推薦文を翻訳する場合は、翻訳サーバ103に翻訳を指示する。これにより、推薦文が翻訳サーバ103で翻訳されて、表示される。
【0062】
多言語ショッピングサーバ105A〜105Bでは、ユーザサイト及び翻訳を経由しての注文である場合は、決済サーバ106に指示して、推薦文を掲載したユーザ及び翻訳者に対価を支払う。ユーザサイトのみを経由しての注文である場合は、決済サーバ106に指示して、推薦文を掲載したユーザに対価を支払う。
【0063】
なお、上記図9での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0064】
次に、英語を母国語とする人が日本語で書かれた推薦文のサイトから購入する場合の例を図11に示す。
【0065】
まず、ステップ1101で、ユーザが日本語で書かれたサイトを訪れる。このサイトでは、推薦文も日本語で書かれている。
【0066】
ステップ1102では、ユーザがサイトの画面を英語に翻訳するために、英語の翻訳ボタン302Aを押す。ステップ1103では、英語の翻訳ボタン302Aが押されることで、翻訳サーバ103が作動して、翻訳結果が画面に英語で表示される。
【0067】
ステップ1104では、ユーザがその説明を読んで商品に興味を持ったり、気に入った場合は商品サイトへのリンクを押す。
【0068】
ステップ1105では、英語ショッピングサイトの商品ページが表示されるので、その内容や価格を検討して、購入するかどうかを決定する。
【0069】
ステップ1106では、ユーザが商品を気に入れば、クレジットカード番号や配送先などの商品の代金の支払いと配送に必要な情報を入力する。
【0070】
ステップ1107では、ユーザが購入ボタンを押す。
【0071】
ステップ1108では、ショッピングサーバが配送処理や決済処理など、通常のオンラインショッピングに必要な処理を行う。
【0072】
ステップ1109では、商品を推薦した人および推薦文を翻訳した人(翻訳したサーバ)に対して対価を支払うための処理を行う。
【0073】
以上の処理は、複数のサーバに亘るため、例えば図19に示すシーケンシスで、並行処理するようにしてもよい。
【0074】
まずユーザは、自己のユーザ端末101A〜101Cからコンテンツサーバ104にアクセスして日本語で推薦文の書かれたサイトから、英語への翻訳を指示する。これにより、コンテンツサーバ104が翻訳サーバ103に翻訳を指示して推薦文を英語に翻訳し、英語の推薦文を表示する。次いで、ユーザが、商品サイトへのリンクを押すことで、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bのショッピングサイトに移動して、商品購入を指示すると、多言語ショッピングサーバ105A〜105Bが、商取引の処理をすると共に、決済サーバ106に対価の支払いを指示する。決済サーバ106は、推薦文を掲載したユーザ及び翻訳者に対価を支払う。
【0075】
なお、上記図11での処理機能を1つのサーバに格納するように構成してもよい。
【0076】
また、中国語の場合も上記手順と同様である。
【0077】
以上により、各国のユーザが、特定の商品に対して母国語で推薦文を掲載することで、予め設定された言語で推薦文が読めるようになる。この結果、出品者は、世界中から注文が増え、売り上げも増える。推薦者は、自己の推薦文を、他の言語を母国語とするユーザにも読んでもらえるようになり、紹介料が増える。翻訳システム提供者は、他の言語を母国語とするユーザが増えることで、翻訳処理の回数が増えて翻訳料が増える。この結果、3者ともにメリットのあるシステムとなる。
【0078】
上記コンテンツサーバ104のページに、当該ページに記載された当該推薦文等を上記翻訳サーバ103に翻訳させる翻訳ボタンを備えたので、商品等を購入しようとするユーザは、容易に母国語の推薦部に翻訳することができる。
【0079】
上記コンテンツサーバ104のページに、商品等の画像データ304を表示すると共に当該部分をクリックすることで当該商品等のサイトに移動する画像データ304を備えたので、ユーザは、推薦文を読んで、その脇に画像データ304から推薦された商品サイトに容易に移動することができるようになる。
【0080】
上記コンテンツサーバ104の上記推薦文のページを通して商取引が行われたときに、上記推薦文を書き込んだ推薦者に報奨金を支払う報奨金支払処理機能(決済サーバ106)を備えたので、推薦者が報奨金を確実に受け取ることができる。
【0081】
上記コンテンツサーバ104の上記推薦文のページを翻訳して商取引が行われたときに、上記推薦文を翻訳した翻訳サイトに報奨金を支払う報奨金支払処理機能(決済サーバ106)を備えたので、翻訳サイトが報奨金を確実に受け取ることができる。
【0082】
上記翻訳サイトに支払われる報奨金が、翻訳しないで取引が行われたときに推薦者に支払われる報奨金の一部を配分するため、翻訳サイト及び推薦者に報奨金を公平に分けることができる。
【0083】
上記ページ内の推薦文等を翻訳する際に、当該ページ内の画像データを、指定した他の画像に変換するため、画像データも含めて読みやすくなり、利用しやすくなる。
【0084】
商取引サイトが対応している言語に応じて、上記推薦文を記述したページに表示する上記翻訳サーバへのリンクを生成するためのコードを、自動的に変更するため、推薦文の書き込みが容易になり、使いやすくなる。
【0085】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0086】
本実施形態の電子商取引システムの全体構成を図12に示す。本実施形態の電子商取引システムと第1実施形態の電子商取引システムとの違いは、コンテンツサーバ104を無くして、翻訳サーバ1203にその機能を持たせた点にある。他の構成は、符号が異なるが、その機能は上述した第1実施形態と同様である。
【0087】
これにより、翻訳サーバ1203がコンテンツサーバ104の機能を持つため、翻訳サーバ1203上に商品の推薦文を記述することができるようになると共に、推薦文を記述するページ1301に自動的に翻訳ボタン1302A〜Bを表示することができるようになる。
【0088】
このように、翻訳ボタン1302A〜Bはサイトが勝手につけてくれるので、推薦者は翻訳されることを意識することなく、商品の推薦文を記述することができる。
【0089】
推薦文の表示例を図13に示す。翻訳ボタン1302A〜Bなどの制御は翻訳サーバ1203側でやってくれるので、ユーザは図14に示すように、推薦文を記述するだけでよい。翻訳サイト上でユーザが図14のように入力すると、ボタンやその他ページを表示するために必要なタグなどは、翻訳サイト側で補完し、ページを表示する。これにより、ユーザは推薦文を簡単に記述することができる。
【0090】
この結果、本実施形態の翻訳サーバ1203は、ユーザが書いた推薦文1303を翻訳することにより、より多くの人にその商品をアピールすることができ、商取引サイトの売り上げが増加する。また推薦者もインセンティブが増え、電子商取引自体の活性化にもつながる。
【0091】
さらに、翻訳サーバ1203がコンテンツサーバ104の機能を持つため、ユーザは翻訳サーバ1203に推薦文を記述するだけで、ページ1301に自動的に翻訳ボタン1302A〜Bが表示されるため、ユーザにとって、推薦文の書き込みが容易になる。
【0092】
[変形例]
上記各実施形態では、翻訳したい言語を表示したボタンを押すことによってその言語に翻訳するようにしたが、ユーザからページ取得のリクエストがあったときに、そのユーザの言語の情報を取得して、推薦文を自動的にその言語に翻訳してから表示するようにしてもよい。
【0093】
また、上記各実施形態では、ショッピングサイトデータベースを翻訳サーバが持つようにしたが、翻訳のたびにショッピングサイトにネットワークを経由して問い合わせるようにしてもよい。その際に画像の情報も同時に問い合わせ、翻訳のときに画像データの情報も変更し、言語によって商品の画像を変えるようにしてもよい。
【0094】
また、上記各実施形態では、推薦文を記述する手段としてコンテンツサーバ104を用いたが、コンテンツサーバ104を使う代わりに、ユーザが自分のコンピュータをサーバとして、自分のコンピュータ(ユーザ端末101A〜101C)上で推薦文を記述してもよい。他のサーバに組み込んでもよい。
【0095】
また、上記各実施形態では、画像を表示して画像をクリックすることによってショッピングサイトに移動するようにしたが、画像は表示せずに、文章の部分にリンクを張ることによって、ショッピングサイトに移動するようにすることもできる。
【0096】
第1実施形態では、1ページに1つの商品だけを推薦する例にしたが、図15のように1ページに複数の商品の推薦文を書いても構わない。この場合は図16のように商品数だけ、ショッピングサーバへのリンクを記述する。翻訳サーバでは、この商品の数だけ、リンクの変換処理を行うことになる。
【0097】
上記各実施形態に係るこの電子商取引システムでは、それぞれの機能を複数のサーバに持たせて、これら複数のサーバで電子商取引システムを構築したが、1つのサーバで構築してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0098】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す構成図である。
【図2】ユーザがおすすめの商品等についての推薦文を記述するときのフローチャートである。
【図3】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図4】推薦文の記述例を示す模式図である。
【図5】推薦文の翻訳結果の例を示す模式図である。
【図6】推薦文が記述されたページの翻訳を示すフローチャートである。
【図7】ショッピングサイトデータベースの例を示す模式図である。
【図8】推薦文の翻訳例を示す模式図である。
【図9】ユーザが推薦文のページを経由し、適宜翻訳も経由する商取引の例を示すフローチャートである。
【図10】商品データベースの例を示す模式図である。
【図11】ユーザが日本語の推薦文のページを経由し、英語に翻訳して商取引をする例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る電子商取引システムの全体構成を示す構成図である。
【図13】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図14】推薦文の記述例を示す模式図である。
【図15】推薦文が記述されたページの表示例を示す模式図である。
【図16】複数商品についての推薦文の記述例を示す模式図である。
【図17】図2の処理の流れを示すシーケンスである。
【図18】図9の処理の流れを示すシーケンスである。
【図19】図11の処理の流れを示すシーケンスである。
【符号の説明】
【0099】
101A〜101C:ユーザ端末、102:ネットワーク、103:翻訳サーバ、104:コンテンツサーバ、105A〜105B:多言語ショッピングサーバ、106:決済サーバ、107:ショッピングサイトデータベース、108A〜108B:商品データベース、109:顧客データベース、301:ウインド、302A〜302B:ボタン、303:推薦文、304:画像データ、501:ウインド、502A〜502B:ボタン、503:推薦文、504:画像データ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理する商取引処理部と、
上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動する推薦文処理部と、
当該推薦文処理部で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳処理部とを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項2】
通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理するショッピングサーバと、
上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバと、
当該コンテンツサーバで上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバとを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項3】
請求項2に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバのページに、当該ページに記載された当該推薦文等を上記翻訳サーバに翻訳させる翻訳ボタンを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項4】
請求項2または3に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバのページに、商品等の画像を表示すると共に当該部分をクリックすることで当該商品等のサイトに移動する画像データを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項5】
請求項2ないし4のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバの上記推薦文のページを通して商取引が行われたときに、上記推薦文を書き込んだ推薦者に報奨金を支払う報奨金支払処理機能を備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項6】
請求項2ないし5のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバの上記推薦文のページを翻訳して商取引が行われたときに、上記推薦文を翻訳した翻訳サイトに報奨金を支払う報奨金支払処理機能を備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項7】
請求項6に記載の電子商取引システムにおいて、
上記翻訳サイトに支払われる報奨金が、翻訳しないで取引が行われたときに推薦者に支払われる報奨金の一部を配分することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項8】
請求項2ないし7のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記ページ内の推薦文等を翻訳する際に、当該ページ内の画像データを指定した画像に変換することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項9】
請求項2ないし8のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
商取引サイトが対応している言語に応じて、上記推薦文を記述したページに表示する上記翻訳サーバへのリンクを生成するためのコードを自動的に変更することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項10】
請求項2ないし9のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記翻訳サーバ上に上記コンテンツサーバの機能も持たせて、上記推薦文を表示するページに自動的に翻訳ボタンを表示させることを特徴とする電子商取引システム。
【請求項1】
通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理する商取引処理部と、
上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動する推薦文処理部と、
当該推薦文処理部で上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳処理部とを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項2】
通信ネットワーク上での商品やサービスの購入等のオンラインショッピングを処理するショッピングサーバと、
上記商品等とリンクさせたページに当該商品等についての推薦文を書き込むと共に上記ページでの指示により当該商品等のサイトに移動するコンテンツサーバと、
当該コンテンツサーバで上記推薦文が記述されたページからの手動又は自動の指示によって当該ページに記載された当該推薦文等を翻訳する翻訳サーバとを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項3】
請求項2に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバのページに、当該ページに記載された当該推薦文等を上記翻訳サーバに翻訳させる翻訳ボタンを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項4】
請求項2または3に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバのページに、商品等の画像を表示すると共に当該部分をクリックすることで当該商品等のサイトに移動する画像データを備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項5】
請求項2ないし4のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバの上記推薦文のページを通して商取引が行われたときに、上記推薦文を書き込んだ推薦者に報奨金を支払う報奨金支払処理機能を備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項6】
請求項2ないし5のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記コンテンツサーバの上記推薦文のページを翻訳して商取引が行われたときに、上記推薦文を翻訳した翻訳サイトに報奨金を支払う報奨金支払処理機能を備えたことを特徴とする電子商取引システム。
【請求項7】
請求項6に記載の電子商取引システムにおいて、
上記翻訳サイトに支払われる報奨金が、翻訳しないで取引が行われたときに推薦者に支払われる報奨金の一部を配分することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項8】
請求項2ないし7のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記ページ内の推薦文等を翻訳する際に、当該ページ内の画像データを指定した画像に変換することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項9】
請求項2ないし8のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
商取引サイトが対応している言語に応じて、上記推薦文を記述したページに表示する上記翻訳サーバへのリンクを生成するためのコードを自動的に変更することを特徴とする電子商取引システム。
【請求項10】
請求項2ないし9のいずれか1項に記載の電子商取引システムにおいて、
上記翻訳サーバ上に上記コンテンツサーバの機能も持たせて、上記推薦文を表示するページに自動的に翻訳ボタンを表示させることを特徴とする電子商取引システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2007−172060(P2007−172060A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−365062(P2005−365062)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)国等の委託研究の成果に係る特許出願(平成17年度独立行政法人情報通信研究機構「民間基盤技術研究促進制度多言語標準文書処理システムの研究開発」委託研究、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受けるもの)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)国等の委託研究の成果に係る特許出願(平成17年度独立行政法人情報通信研究機構「民間基盤技術研究促進制度多言語標準文書処理システムの研究開発」委託研究、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受けるもの)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】
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