説明

電子回覧システム,管理サーバおよび電子回覧プログラム

【課題】複数の電子回覧方式の中から適した方式を選択する。
【解決手段】回覧対象電子ファイルが作成されると、その回覧対象電子ファイルからファイル情報(重要度など)が抽出されて管理サーバ20に通知され、管理サーバ20において、そのファイル情報と当該管理サーバ20の動作状況(記憶部の空き容量および処理部の負荷)との少なくとも一方に応じた電子回覧方式が複数種類の電子回覧方式の中から選択され、選択された電子回覧方式に従った電子回覧が回覧対象利用者端末10Bによって実行される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して相互に通信可能に接続された複数の利用者端末と、
該ネットワークを介して該複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバとを備え、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
該管理サーバが前記回覧対象電子ファイルを各回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第1方式と、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式とが含まれており、
該利用者端末もしくは該管理サーバが、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段を備えて構成され、
該管理サーバが、
前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ記憶部の空き容量が所定容量以上である場合には前記第1方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ前記記憶部の空き容量が所定容量未満である場合には前記第2方式を選択する電子回覧方式選択手段と、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする、電子回覧システム。
【請求項2】
ネットワークを介して相互に通信可能に接続された複数の利用者端末と、
該ネットワークを介して該複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバとを備え、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式と、
各回覧対象利用者端末が前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第3方式とが含まれており、
該利用者端末もしくは該管理サーバが、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段を備えて構成され、
該管理サーバが、
前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ処理部の負荷が所定レベル未満である場合には前記第2方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ前記処理部の負荷が所定レベル以上である場合には前記第3方式を選択する電子回覧方式選択手段と、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする、電子回覧システム。
【請求項3】
該抽出手段が、前記ファイル情報として、前記回覧対象電子ファイルの内容の重要度を抽出することを特徴とする、請求項1または2記載の電子回覧システム。
【請求項4】
該抽出手段が、前記重要度として、前記回覧対象電子ファイルの内容における、特定の個人を識別可能な個人情報要素の数を抽出することを特徴とする、請求項3記載の電子回覧システム。
【請求項5】
該抽出手段が、前記重要度として、前記回覧対象電子ファイルの内容における、予め設
定された特定の用語の有無または数を抽出することを特徴とする、請求項3記載の電子回覧システム。
【請求項6】
前記管理サーバは、前記記憶部の空き容量または前記処理部の負荷を検知する動作状況検知手段を備える、ことを特徴とする、請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載の電子回覧システム。
【請求項7】
該管理サーバが、
前記ファイル情報が所定レベル以上の回覧対象電子ファイルを監視対象ファイルと判定する監視対象ファイル判定手段と、
該監視対象ファイル判定手段によって当該回覧対象電子ファイルが前記監視対象ファイルであると判定された場合に、その旨を、当該回覧対象電子ファイルを作成した利用者端末に通知する通知手段とをさらに備えて構成されていることを特徴とする、請求項3〜請求項6のいずれか一項に記載の電子回覧システム。
【請求項8】
該管理サーバが、
前記ファイル情報が所定レベル以上の回覧対象電子ファイルを監視対象ファイルと判定する監視対象ファイル判定手段と、
該監視対象ファイル判定手段によって当該回覧対象電子ファイルが前記監視対象ファイルであると判定された場合に、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を禁止する回覧禁止手段をさらに備えて構成されていることを特徴とする、請求項3〜請求項7のいずれか一項に記載の電子回覧システム。
【請求項9】
ネットワークを介して複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバであって、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
該管理サーバが前記回覧対象電子ファイルを各回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第1方式と、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式とが含まれており、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段と、
前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ記憶部の空き容量が所定容量以上である場合には前記第1方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ前記記憶部の空き容量が所定容量未満である場合には前記第2方式を選択する電子回覧方式選択手段と、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする、管理サーバ。
【請求項10】
ネットワークを介して複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバであって、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式と、
各回覧対象利用者端末が前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第3方式とが含まれており、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段と、
前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ処理部の負荷が所定レベル未満である場合には前記第2方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ前記処理部の負荷が所定レベル以上である場合には前記第3方式を選択する電子回覧方式選択
手段と、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする、管理サーバ。
【請求項11】
ネットワークを介して複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバとして、コンピュータを機能させる電子回覧プログラムであって、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
該管理サーバが前記回覧対象電子ファイルを各回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第1方式と、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式とが含まれており、
該管理サーバにおいて、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段、
前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ記憶部の空き容量が所定容量以上である場合には前記第1方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル以上であり且つ前記記憶部の空き容量が所定容量未満である場合には前記第2方式を選択する電子回覧方式選択手段、および、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段として、
該管理サーバを構成するコンピュータを機能させることを特徴とする、電子回覧プログラム。
【請求項12】
ネットワークを介して複数の利用者端末と相互に通信可能に接続され、回覧対象電子ファイルの電子回覧を管理する管理サーバとして、コンピュータを機能させる電子回覧プログラムであって、
前記電子回覧方式として、少なくとも、
各回覧対象利用者端末が前記管理サーバからの宛先情報に従って前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第2方式と、
各回覧対象利用者端末が前記回覧対象電子ファイルを次の回覧対象利用者端末へ送信して電子回覧を行なう第3方式とが含まれており、
該管理サーバにおいて、
前記回覧対象電子ファイルの内容に関するファイル情報を抽出する抽出手段、
前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ処理部の負荷が所定レベル未満である場合には前記第2方式を選択する一方、前記ファイル情報が所定レベル未満であり且つ前記処理部の負荷が所定レベル以上である場合には前記第3方式を選択する電子回覧方式選択手段、および、
該電子回覧方式選択手段によって選択された電子回覧方式に従った、当該回覧対象電子ファイルの電子回覧を、前記回覧対象利用者端末に実行させる電子回覧制御を行なう電子回覧制御手段として、
該管理サーバを構成するコンピュータを機能させることを特徴とする、電子回覧プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−64413(P2009−64413A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−122758(P2008−122758)
【出願日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【特許番号】特許第4214267号(P4214267)
【特許公報発行日】平成21年1月28日(2009.1.28)
【出願人】(592112938)クオリティ株式会社 (121)
【Fターム(参考)】