説明

電子学習監督方法とシステム

【課題】 電子学習監督方法とシステム、及び、コンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。
【解決手段】 電子学習監督方法は、学習サーバにより実行され、以下の工程からなる。学習サーバは、学習クライアント端から、学習クライアント端が更に受けなければならない検査を表す学習事件を受信する工程と、検査画面を学習クライアント端に伝送する工程と、検査画面に相応する入力答案を受信する工程と、入力答案に基づいて、学習例外処理を実行する必要があるかどうか決定するか、或いは、時間切れになっても、上述の入力答案を検出しない時、学習例外処理を実行する工程とを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子学習技術に関するものであって、特に、電子学習監督方法とシステム、及び、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
公知の電子学習システムは、特に、インターネット上で電子学習サービスの環境を提供するもので、少なくとも一つの電子学習サーバを提供し、各種電子化内容を提供する。学習者は、ブラウザによりネット上でこれらの電子化内容を閲覧することができる。しかし、電子学習サーバは、受動的にしか電子化内容を使用者に提供せず、使用者がまじめに学習しているかを監督することができないので、学習者が居眠りやチャットに夢中であると、電子学習効果が低下する。
【0003】
よって、電子学習監督システムと方法を提供し、効果的に、使用者の学習状態を検知し、電子学習効果を向上させる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電子学習監督システムと方法を提供し、効果的に、使用者の学習状態を検知し、電子学習効果を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するため、本発明の電子学習監督方法は、学習サーバと学習クライアント端により実行される。その工程は、学習サーバは、学習クライアント端から、学習クライアント端が更に検査を受けなければならないことを表す学習事件を受信する工程と、学習サーバは、検査画面を学習クライアント端に伝送する工程と、検査画面に相応する入力答案を受信する工程と、学習サーバは、入力答案に基づいて、学習例外処理を実行する必要があるかどうか決定するか、或いは、時間切れになっても、上述の入力答案を検出しない時、学習サーバが学習例外処理を実行する工程と、からなる。
【0006】
この方法は、更に、学習クライアント端がソフトハードウェア信号を検出する工程と、学習クライアント端は、検出したソフトハードウェア信号に基づいて、学習事件を学習サーバに伝送するかどうか決定する工程と、を含む。この方法は、学習事件を学習サーバに伝送するかを決定する工程中、更に、学習クライアント端がソフトハードウェア信号の内容と学習事件規則ベース中の多数の学習事件規則を比較し、学習事件規則は、検出したソフトハードウェア信号が一定条件に符合する時、更に、検査を受けなければならない情報を保存する工程と、学習クライアント端が検出したソフトハードウェア信号の内容が、学習事件規則ベース中の任意の学習事件規則に符合する時、学習事件を学習サーバに伝送する工程と、を含む。
【0007】
この方法は、更に、学習サーバは、受信した学習事件とシミュレーション教室規則ベース中の多数のシミュレーション教室規則を比較し、シミュレーション教室規則は、現在提供されている電子課程内容に対し、検出した学習事件が一定条件に符合する時、更に、使用者の学習状態を検査しなければならない情報を保存する工程と、学習サーバが検出した学習事件の内容がシミュレーション教室規則ベース中の任意のシミュレーション教室規則に符合する時、検査画面を学習クライアント端に伝送する工程と、を含む。
【0008】
この方法は、更に、学習サーバは受信した入力答案が、検査画面に相応する正確な答案か検査し、もし否であれば、学習サーバは学習例外処理を実行する。
【0009】
本発明の実施例は、コンピュータプログラムを保存するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を開示し、コンピュータプログラムは、学習サーバ、或いは、学習クライアント端中にロードされ、学習サーバ、或いは、学習クライアント端に、上述の電子学習監督方法を実行させる。
【0010】
本発明の電子学習監督システムは、学習サーバと学習クライアント端からなる。学習サーバは学習クライアント端に結合され、学習クライアント端から、学習クライアント端が更に受けなければならない検査を表す学習事件を受信する工程と、検査画面を学習クライアント端に伝送する工程と、検査画面に相応する入力答案を受信する工程と、入力答案に従って、学習例外処理を実行する必要があるか決定する工程と、からなる。
【0011】
学習クライアント端は、更に、ソフトハードウェア信号を検出し、検出したソフトハードウェア信号に従って、学習事件を学習サーバに伝送するかどうか決定する。学習クライアント端は、更に、ソフトハードウェア信号の内容と学習事件規則ベースの多数の学習事件規則を比較し、検出したソフトハードウェア信号の内容が学習事件規則ベース中の任意の学習事件規則に符合する場合、学習事件を学習サーバに伝送する。学習事件規則は、検出したソフトハードウェア信号が一定条件に符合する時、更に、受けなければならない検査情報を保存することができる。
【0012】
学習サーバは、更に、受信した学習事件とシミュレーション教室規則ベース中の多数のシミュレーション教室規則を比較し、検出した学習事件の内容がシミュレーション教室規則ベース中の任意のシミュレーション教室規則に符合する場合、検査画面を学習クライアント端に伝送する。シミュレーション教室は、現在提供している電子課程内容に対し、検出した学習事件が一定条件に符合する時、使用者の学習状態を更に検査する情報を保存する。
【0013】
学習サーバは、更に、受信した入力答案が検査画面に相応する正確な答案かどうか検出し、否であれば、学習例外処理を実行する。
【0014】
検査画面は、少なくとも一つの提示図形を含み、使用者の答えの提示情報と入力答案フィールドを提示し、この提示図形は、図形識別演算法で、検査画面に相応する正確な答案を自動的に識別できない図形である。学習例外処理は、現在再生する電子学習課程を停止するか、或いは、電子学習課程の前の章節に戻る。
【発明の効果】
【0015】
本発明の電子学習監督システムと方法により、効果的に、使用者の学習状態を検知し、電子学習効果を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例による電子学習監督システムのインターネット構造を示す図である。
【図2】本発明の実施例による電子学習監督システム中、パソコンに応用するハードウェア構造を示す図である。
【図3】本発明の実施例による電子学習監督システムのソフトウェア構造を示す図である。
【図4】本発明の実施例による範例の検証画面を示す図である。
【図5】本発明の実施例による範例の検証画面を示す図である。
【図6】本発明の実施例による範例の検証画面を示す図である。
【図7】本発明の実施例による電子学習監督方法のフローチャートである。
【図8】本発明の実施例による電子学習監督のコンピュータ読み取り可能記憶媒体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の実施例による電子学習監督システム10のインターネット機構を示す図である。好ましい状況下で、インターネット機構は、パソコン11と13を有する。パソコン11、13は、ワイヤードコネクション、ワイヤレス、或いは、ワイヤーコネクションとワイヤレスの混合方式で連接される。本技術を熟知する者なら分かるように、パソコン11、13間の連結は、多数の仲介ノードによるもので、例えば、アクセスポイント、ベースステーション、ハブ、ブリッジ、ルータ、或いは、その他のインターネット通信を処理できる仲介ノードである。パソコン11は、学習サーバの役割を果たし、各種電子学習内容を提供する。パソコン13は、学習クライアントの役割を果たし、パソコン11が提供する電子学習内容を取得する。
【0018】
図2は、本発明の実施例による電子学習監督システム10中、パソコン11と13に応用したハードウェア機構図であり、処理ユニット21、メモリ22、記憶装置23、出力装置24、入力装置25、通信装置26、を有し、バス27により連結される。この他、本技術を熟知するものなら分かるように、このシステムは、その他のコンピュータシステムの形態上に実施でき、例えば、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース、或いは、プログラム化可能な家庭用電化製品、インターネットコンピュータ、ミニコンピュータ、大型ホスト、及び、類似の設備である。処理ユニット21は、単一のCPU(中央処理装置)、或いは、並列処理環境に関する多数の並行処理ユニットを含む。メモリ22は、ROM(リード オンリ メモリ)、フラッシュROM、及び/又は、RAM(ランダム アクセス メモリ)を含み、処理ユニット21が実行するプログラムモジュール、及び、データを保存する。一般に、プログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント等で、電子学習監督功能を実行する。本発明は、分散式演算環境において実行でき、パソコン11と13中の演算作業も、インターネットに接続された遠隔処理設備により実行される。分散式環境中、パソコン11、13の功能の実行は、本地、及び、複数の遠隔コンピュータシステムにより共同完成する。記憶装置23は、ハードディスク、ソフトディスク、光ディスク装置、或いは、フラッシュディスクで、ハードディスク、ソフトディスク、光ディスク、フラッシュディスク中に保存されたプログラムモジュール、及び/又はデータを読み取る。
【0019】
図3は、本発明の実施例による電子学習監督システム10のソフト機構を示す図で、それぞれ、学習サーバ11と学習クライアント端13の二部分である。学習クライアント端13は、学習事件識別規則ベース331、学習事件識別モジュール332、事件伝送モジュール333、ソフトハードディスク情報監督モジュール334、検証画面受信モジュール335、及び、答案生成モジュール337、からなる。学習サーバ11は、事件受信モジュール311、学習行為評価モジュール312、シミュレーション教室規則ベース313、人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール315、答案検証モジュール317、及び、課程例外処理モジュール319、を含む。
【0020】
電子学習監督システム10中の学習クライアント端13は、繰り返し、各種ソフトハードウェア信号を検知し、これらのソフトハードウェア信号に基づいて、事前に定義する学習事件を識別すると共に、識別した学習事件を学習サーバ11に伝送する。ソフトハードウェア情報監督モジュール334は、継続して、多数の各種ソフトハードウェアに関する信号を検出すると共に、これら検出した信号を、電子学習課程が終了するまで事件識別モジュール332に伝送する。例えば、これらの信号は使用者の学習状態を表し、マウスが移動していない時間、スクリーン中の現在最上層に位置するウィンドウ名称、キーボードが信号を受信していない時間、或いは、類似の情報などである。学習事件規則ベース331は、多数の事前に決定した学習事件規則を保存し、各学習事件規則は、事前に定義する一学習事件を表し、検出した信号が一定条件に符合する時、使用者の学習状態を検査する情報を保存する。学習事件規則は、規則テンプレート、規則で発生する前例(antecedent)、或いは、結果の最大、或いは、最小数量条件(predicates)、信号項目値の関係、信号項目値の演算方程式、及び/又は、以上の組み合わせにより表示される。例えば、学習事件規則は、マウスの未移動時間が30分を超過する時、使用者の学習状態を検査する情報を保存する。学習事件規則は、現在最上層に位置するウィンドウ名称が、
“MSNメッセンジャー”、“YAHOOメッセンジャー”、或いは、その他であることを表す時、及び、マウスの未移動時間が1分以上である時、使用者の学習状態を検査する情報を保存する。学習事件識別モジュール332は継続して、ソフトハードウェア情報監督モジュール334から伝送される信号を受信し、学習事件規則ベース331中に保存された規則と比較し、受信した信号が規則を満たすかどうか判断し、識別した学習事件規則ベース331中に事前に定義された学習事件を表すか、そうでなければ、使用者は、学習サーバ11が提供する電子学習課程に集中して取り組んでいることを表す。続いて、学習事件識別モジュール332は、識別した学習事件を事件伝送モジュール332に伝送する。事件伝送モジュール332は、識別した学習事件を学習サーバ11中の事件受信モジュール311に伝送するのを担う。
【0021】
学習サーバ11が提供する電子課程内容は相同ではないので、異なる電子課程内容に対し、更に人間コンピュータインタラクティブ検証が必要か検査する。よって、電子学習監督システム10中の学習サーバ11は繰り返し識別した学習事件を受信し、これらの学習事件に従って、更に人間コンピュータインタラクティブ検証が必要か決定する。シミュレーション教室規則ベース313は、現在提供される電子課程内容に対し、複数の事前に決定したシミュレーション教室規則を保存し、各シミュレーション教室規則は、受信した学習事件が一定条件に符合する時、使用者の学習状態を検査する情報を保存する。シミュレーション教室規則は、規則テンプレート、規則で発生する前例、或いは、結果の最大、或いは、最小数量条件、信号項目値の関係、信号項目値の演算方程式、及び/又は、以上の組み合わせにより表示される。事件受信モジュール311は、受信した学習事件を学習行為評価モジュール312に伝送する。学習行為評価モジュール312は、継続して、事件受信モジュール311より伝送された学習事件を受信すると共に、シミュレーション教室規則ベース313中に保存された各規則を比較し、受信した学習事件が任意の規則を満足させるか判断し、そうであれば、使用者が更に人間コンピュータインタラクティブ検証を受ける必要があることを表し、そうでなければ、使用者は、学習サーバ11が提供する電子学習課程に集中して取り組んでいることを表す。続いて、学習行為評価モジュール312は、使用者が更に人間コンピュータインタラクティブ検証を受ける必要があると検出した時、人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール315を駆動して、後続の人間コンピュータインタラクティブ検証を実行する。ここで注意すべきことは、提供される電子課程内容は更に学習行為を評価する必要がない時、事件受信モジュール311は人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール315を直接駆動して、後続の人間コンピュータインタラクティブ検証を実行する必要がないことである。
【0022】
電子学習監督システム10中の学習サーバ11は、続いて、人間コンピュータインタラクティブ検証を実行し、電子学習課程全体を停止するか、或いは、この課程の前の章節に戻るかどうかを決定する。人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール315は、検証画面を生成し、学習クライアント端13中の検証画面受信モジュール335に伝送する。この検証画面中、少なくとも一つの提示図形を含み、使用者が提供する答案の提示情報、及び、入力答案のフィールドを示す。この提示図形は、使用者により正確な答案を識別されるが、各種図形識別演算法(例えば、光学式文字認識、OCR)により自動的正確な答案を識別することができない。図4、図5、及び、図6は、本発明の実施例による範例検証画面40、50、60を示す。図4を参照すると、検証画面40中に提示図形41を含み、使用者の“図形中に出現する文字を入力する”の提示情報43、及び、入力答案のフィールド45を示す。このパターンの正確な答案は、wentai@iii.org.twで、且つ、この提示図形中の各文字(character)は数個の異なる形態の曲解により、各種図形識別演算法により自動的に正確な答案を識別することが難しい。図5を参照すると、検証画面50中に8個の提示図形51a〜51hがあり、使用者の“左の図形を下方の答案領域にドラッグすると共に、線の太さによって分類する”提示情報53、及び、入力答案のフィールド55、を示し、答案フィールド中に、二つの類別フレームを有する。使用者は、もし、この画面の正確な答案を生成する場合、提示図形51a〜51dを、同一の類別フレームにドラッグし、51e〜51hをもう一つの類別フレームにドラッグする。図6を参照すると、検証画面60中、4個の提示図形61a〜61dを含み、使用者の“左の四枚の図を表す単語を選択する”の提示情報63、及び、入力答案のフィールド65を示し、答案フィールド中に含まれるプルダウンメニューは、使用者に一つの単語を選択させる。使用者は、この画面の正確な答案を生成する場合、入力答案フィールド65中の単語“baby”を選択する。
【0023】
答案生成モジュール337は、検証画面受信モジュールにおいて、検証画面を受信した後、この検証画面を出力装置15(図1で示される)で表示し、使用者が入力装置16(図1で示される)により入力される答案を待つ。入力された答案を受信した後、答案生成モジュール337は、受信した答案を学習サーバ11中の答案検証モジュール317に伝送する。答案検証モジュール317は、受信した答案と前に伝送された検証画面に関する正確な答案を比較し、両者が一致するか決定する。もし一致する場合、答案検証モジュール317は課程例外処理モジュール319を駆動することにより電子学習課程全体を停止するか、或いは、この課程の前の章節に戻る。ここで注意すべきことは、答案検証モジュール317が、事前に決定した超過時間に達しても、答案生成モジュール337から伝送される答案を何一つ受信していない場合も、課程例外処理モジュール319を駆動して、電子学習課程全体を停止するか、或いは、この課程の前の章節に戻ることである。
【0024】
図7は、本発明の実施例による電子学習監督方法のフローチャートである。フローチャートは二個の領域に分けられ、左は学習クライアント端13により実行される工程、右は学習サーバ11により実行される工程で、可読性を増す。
【0025】
まず、工程611において、学習クライアント端13は、各種ソフトハードウェアに関する信号を検出し、この工程の詳細は、ソフトハードウェア情報監督モジュール334(図3で示される)中の相関説明を参考にする。工程631において、検出された信号により、更に検証が必要な学習事件が存在するか決定し、工程633の処理を実行するか、そうでなければ、工程611に戻って、継続して信号を検出する。工程631の詳細は、学習事件識別モジュール332(図3で示される)と学習事件規則ベース331(図3で示される)中の相関説明を参照する。工程633において、決定された学習事件を学習サーバ11に伝送する。
【0026】
工程711において、学習サーバ11は学習事件を受信する。工程731において、受信された学習事件により、更に、人間コンピュータインタラクティブ検証が必要か決定し、工程733の処理を実行するか、そうでなければ、工程711に戻って、継続して、その他の学習事件を受信する。工程711の詳細は、シミュレーション教室規則ベース313(図3で示される)と学習行為評価モジュール312(図3で示される)中の相関説明を参照する。工程733において、検証画面を生成して、学習クライアント端13に伝送する。この工程の詳細は、人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール315(図3で示される)中の相関説明を参照する。
【0027】
工程651において、学習クライアント端13は検証画面を受信する。工程653において、使用者から入力された答案を受信するのを待ち、この工程の詳細は、答案生成モジュール337(図3で示される)中の相関説明を参考にする。工程655において、入力された答案を学習サーバ11に伝送する。
【0028】
工程751において、学習サーバ11は入力された答案を受信する。工程753において、入力された答案が正確かどうか検証し、工程755の処理を実行する。工程753の詳細は、答案検証モジュール317(図3で示される)中の相関説明を参照する。工程755において、電子学習課程全体を停止するか、この課程の前の章節に戻る。
【0029】
図8は、本発明の実施例による電子学習監督のコンピュータ読み取り可能記憶媒体を示す図である。この記憶媒体80は、コンピュータプログラム820を保存し、上述の電子学習監督方法を実現する。本発明の方法とシステム、或いは、特定の形態、或いは、その部分は、プログラムコードの形態、例えば、ハードディスク、ソフトディスク、或いは、その他の機器により読み取りが可能な記憶媒体を含む。プログラムコードが機器、例えば、コンピュータにより、ロード、且つ、実行された時、この機器は、本発明の装置に参与する。本発明の方法と装置は、プログラムコードの形態で、伝送媒体、電線、ケーブル、光ファイバー、或いは、いかなる伝送形態により伝送され、プログラムコードが機器、例えば、コンピュータにより受信、ロード、且つ、実行される時、この機器は本発明の装置に参与する。一般用途の処理ユニット実作時、プログラムコード結合処理器は、操作が特定ロジック回路に類似する独特の装置を提供する。
【0030】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
【符号の説明】
【0031】
10 電子学習監督システム
11 パソコン/学習サーバ
13 パソコン/学習クライアント端
21 処理ユニット
22 メモリ
23 保存装置
24 出力装置
25 入力装置
26 通信装置
27 バス
311 事件受信モジュール
312 学習行為評価モジュール
313 シミュレーション教室ベース
315 人間コンピュータインタラクティブ検証モジュール
317 答案検証モジュール
319 課程例外処理モジュール
331 学習事件識別規則ベース
332 学習事件識別モジュール
333 検証画面受信モジュール
334 ソフトハードウェア情報監督モジュール
335 検証画面受信モジュール
337 答案生成モジュール
40、50、60 検証画面
41、51a〜51h、61a〜61d 提示図形
43、53、63 提示情報
45、55、65 入力答案フィールド
80 記憶媒体
820 電子学習監督コンピュータプログラム


【特許請求の範囲】
【請求項1】
学習サーバと学習クライアント端により実行され、
前記学習サーバは、前記学習クライアント端から、前記学習クライアント端が更に受けなければならない検査を表す学習事件を受信する工程と、
前記学習サーバは、前記受信した学習事件とシミュレーション教室規則ベース中の多数のシミュレーション教室規則を比較し、前記シミュレーション教室規則は、現在提供されている電子課程内容に対し、検出した学習事件が一定条件に符合する時、更に、使用者の学習状態を検査する情報を保存する工程と、
前記学習サーバが検出した前記学習事件の内容が前記シミュレーション教室規則ベース中の任意のシミュレーション教室規則に符合する時、検査画面を前記学習クライアント端に伝送する工程と、
前記検査画面に相応する入力答案を受信する工程と、
前記入力答案に基づいて、学習例外処理を実行する必要があるかどうか決定する工程と、時間切れになっても、前記学習サーバが上述の入力答案を検出しない時、前記学習例外処理を実行する工程とを実行する
ことを特徴とする電子学習監督方法。
【請求項2】
前記検査画面は、少なくとも一つの提示図形を含み、使用者の答えの提示情報と入力答案フィールドを提示し、前記提示図形は、図形識別演算法で、前記検査画面に相応する正確な答案を自動的に識別できない図形であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記学習サーバは、前記受信した入力答案が、前記検査画面に相応する正確な答案か検査する工程と、
もし否であれば、前記学習サーバは前記学習例外処理を実行する工程とを実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
電子学習監督システムであって、
学習クライアント端パソコン装置と、
前記学習クライアント端パソコン装置から、前記学習クライアント端が更に受けなければならない検査を表す学習事件を受信する入力装置と、検査画面を前記学習クライアント端パソコン装置に伝送する出力装置と、前記入力装置を介して前記学習クライアント端パソコン装置から伝送された前記検査画面に相応する入力答案を受信し、前記入力答案に従って、学習例外処理を実行する必要があるか決定する処理ユニットとを備えると共に、前記学習クライアント端パソコン装置に結合される学習サーバと、
からなり、
前記学習サーバは、前記受信した学習事件とシミュレーション教室規則ベースの多数のシミュレーション教室規則を比較し、検出した前記学習事件の内容が前記シミュレーション教室規則ベース中の任意のシミュレーション教室規則に符合する場合、前記検査画面を前記学習クライアント端に伝送し、前記シミュレーション教室は、現在提供している電子課程内容に対し、検出した学習事件が一定条件に符合する時、更に使用者の学習状態を検査する情報を保存する
ことを特徴とするシステム。
【請求項5】
前記検査画面は、少なくとも一つの提示図形を含み、使用者の答えの提示情報と入力答案フィールドを提示し、前記提示図形は、図形識別演算法で、前記検査画面に相応する正確な答案を自動的に識別できない図形であることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記学習サーバは、前記受信した入力答案が前記検査画面に相応する正確な答案かどうか検査し、そうでなければ、前記学習例外処理を実行することを特徴とする請求項4に記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−217862(P2010−217862A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−234671(P2009−234671)
【出願日】平成21年10月9日(2009.10.9)
【分割の表示】特願2006−166020(P2006−166020)の分割
【原出願日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(599064731)インスティチュート フォー インフォメイション インダストリ (24)
【氏名又は名称原語表記】INSTITUTE FOR INFORMATION INDUSTRY
【Fターム(参考)】