説明

電子掲示板システム

【課題】運営コストを低減することが可能な電子掲示板システムを提供する。
【解決手段】電気通信回線に接続され、画像認証用コードを入力し、情報が入力可能になる電子掲示板システムは、電子掲示板に表示させる情報を入力する入力手段と、入力手段で情報を入力する際に、表示手段に画像認証用のコードを表示する制御手段と、入力手段で入力されたコードと、表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段と、ユーザが特定のユーザ識別子を用いて電子掲示板に入力した場合には、記憶手段にユーザ識別子毎に入力回数を計数する計数手段を備える。制御手段は、判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが電子掲示板に情報を入力可能にし、計数手段に計数されたユーザ識別子毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、画像認証コードを入力しなくてもユーザが電子掲示板に情報を入力可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子掲示板システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットなどのネットワーク上で複数のユーザ間で所定のテーマに関して情報交換を行うサービスとして電子掲示板がウェブサイト形態で提供されている。従来の電子掲示板システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007‐94848号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、電子掲示板システムでは、誰でも自由にコメント(情報)を入力できる。例えば、電子掲示板のある発言や行動に反応して、多数の閲覧者がコメントを集中的に大量に入力する状態である炎上が発生することもある。このため、電子掲示板システムの運営管理者は、炎上を防ぐために、電子掲示板システムのコメントを一定の頻度で監視する必要があり、運営コストがかかる。そのため、運営コストを減少する仕組みを開発することが求められていた。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するために、運営コストを低減することが可能な電子掲示板システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、電気通信回線に接続され、画像認証用コードを入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムであって、ユーザの操作に基づいて電子掲示板に表示させる情報を入力する入力手段と、ユーザが前記入力手段で情報を入力する際に、表示手段に前記画像認証用のコードを表示する制御手段と、前記入力手段で入力されたコードと、前記表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段と、ユーザが特定のユーザ識別子を用いて電子掲示板に入力した場合には、記憶手段に前記ユーザ識別子毎に入力回数を計数する計数手段とを備え、前記制御手段は、前記判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にし、前記計数手段に計数された前記ユーザ識別子毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、前記画像認証コードを入力しなくてもユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にすることを特徴とする電子掲示板システムである。
【0007】
請求項2の発明は、電気通信回線に接続され、ユーザが携帯情報端末を用いて画像認証用コードを入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムであって、ユーザが前記携帯情報端末で情報を入力する際に、前記携帯情報端末の表示手段に前記画像認証用のコードを表示させるデータを送信する制御を行う制御手段と、前記携帯情報端末で入力されたコードと、前記表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段と、記憶手段に前記携帯情報端末毎に入力回数を計数する計数手段とを備え、前記制御手段は、前記判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にし、前記計数手段に計数された前記携帯情報端末毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、前記画像認証コードを入力しなくてもユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にすることを特徴とする電子掲示板システムであってもよい。
【0008】
上記発明によれば、電子掲示板システムに特定のユーザ識別子(固定ハンドル名、略してコテハン)又は、携帯情報端末(携帯電話やiPhone(登録商標)の様なスマートフォンやiPad(登録商標)のようなPDA)で入力(投稿)が行われた場合には、入力回数を計数する。さらに、例えば、一定期間毎でのコテハンや携帯情報端末の入力回数に応じた称号をユーザに付与する。これにより、コテハンや携帯情報端末で多数入力する優良ユーザのロイヤリティを高めることが可能になる。さらに、称号が一定レベル以上になった場合には、画像認証コードの入力が不要となり、優良ユーザにとって使い易い電子掲示板システムとなる。
【0009】
一方、当然悪意を持った荒らし目的のユーザがコテハンなどで書込みを行う場合(可能性)もある。しかし、不正な書き込みについては、ロイヤリティの高い上位レベル(称号)のボランティアの優良ユーザが通報スレッドに連絡をしてくれる可能性が高まり、管理者は1日1回の作業などの少ない回数の作業で悪意のある書き込みをほとんど削除可能となり、監視コストを減少することができる。
【0010】
さらに、悪意を持ったユーザは、仮に、一定レベル以上称号で、画像認証コードが不要になっていたとしても、管理者が入力を削除することで、一定期間の入力数が減少するため、悪意を持ったユーザのレベルは低下し、再び投稿時に画像認証コードの入力が必須となり、悪意のある書き込みを行うことが困難になる。
【0011】
一方、コンピュータからコテハンで投稿しない、いわゆる名無しで投稿をしている場合には、レベルが上がらない為、投稿時に常に画像認証コードの入力が必須となる。結果として、以下の効果が期待でき、電子掲示板システムの監視に要する運用コスト(人件費)を大幅に軽減する事ができる。
【0012】
1.悪意をもって電子掲示板システムを荒らす人間の減少
1)常に画像認証コードの入力が必要となり、荒らす人間にとって使いづらい電子掲示板システムとなり、いわゆる粘着荒らしが定着し辛くなる。
2)プログラムによる自動投稿(荒らし)を防止できる。
【0013】
2.優良ユーザ(コテハン)の増加
1)画像認証コードの入力が不要で、不便を感じる事無く快適に書込みをする事ができる。
2)ネットの住人は、気にいったサイトがあれば口コミでユーザがサイトを広めてくれる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、運営コストを低減することが可能な電子掲示板システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明にかかる電子掲示板システムの概要を示す概要図である。
【図2】本発明にかかる電子掲示板システムに用いられるテーブルを説明する説明図である。
【図3】本発明にかかる電子掲示板システムに用いられるテーブルを説明する説明図である。
【図4】本発明にかかる電子掲示板システムに用いられる処理フローを説明するフロー図である。
【図5】本発明にかかる電子掲示板システムで表示される表示画面を示す説明図である。
【図6】本発明にかかる電子掲示板システムで表示される表示画面を示す説明図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
[システムの概要]
図1は、本発明にかかる電子掲示板システムの概要を示す概要図である。図1に示すように、電子掲示板システムは、サーバ100と、サーバ100とインターネット回線300を介して接続されたコンピュータ200とを備えたシステムである。
【0017】
サーバ100は、電子掲示板システムを実行するためのプログラムやBBS_BASEやUSER_LEVEL等の各種テーブルを記憶した記憶部120、記憶部120に記憶されたプログラムに基づいて処理を行う処理部140、管理者によって指示が入力可能な操作部160、処理部140からの処理に応じて各種画面を表示する表示部180を備える。
【0018】
また、コンピュータ200は、CPUやメモリやハードディスクなどを有する本体部220、ユーザがコメントなどを投稿する際に用いるキーボード260、電子掲示板システムに投稿された発言などが表示されるディスプレイ280を備える。
【0019】
なお、本実施形態において、コンピュータ200は、Windows(登録商標)搭載のコンピュータだけではなく、Linux(登録商標)などの他のオペレーションシステムや、iPhone(登録商標)、iPad(登録商標)などの携帯可能なデバイスであってもよい。
【0020】
なお、本実施形態において、操作部160は、キーボードであるが、本発明は、これに限定されず、例えば、タッチパネルなど他の入力可能なデバイスであってもよい。
【0021】
なお、本実施形態において、ユーザが入力するデバイスとして、キーボード260で記載されているが、本発明は、これに限定されず、例えば、タッチパネルなど他の入力可能なデバイスであってもよい。
【0022】
[テーブルの構成]
図2は、本発明にかかる電子掲示板システムに用いられる掲示板テーブル(BBS_BASE)を説明する説明図である。図2に示すように、掲示板テーブルには、カテゴリ番号(大)、カテゴリ番号(中)、スレッド番号、スレッド名称、投稿番号、名前、メールアドレス、内容、IPアドレス、ホスト名、投稿日時という情報が記憶される。カテゴリ番号(大)には、INTEGER型のデータが記憶される。カテゴリ番号(中)には、INTEGER型のデータが記憶される。スレッド番号には、INTEGER型のデータが記憶される。スレッド名称には、VARCHAR型のデータが記憶される。投稿番号には、INTEGER型のデータが記憶される。名前には、VARCHAR型のデータが記憶される。メールアドレスには、VARCHAR型のデータが記憶される。内容には、VARCHAR型のデータが記憶される。IPアドレスには、VARCHAR型のデータが記憶される。ホスト名には、VARCHAR型のデータが記憶される。投稿日時には、DAYTIME型のデータが記憶される。
【0023】
図3は、本発明にかかる電子掲示板システムに用いられるユーザレベル管理テーブル(USER_LEVEL)を説明する説明図である。図3に示すように、ユーザレベル管理テーブルには、投稿時の名前、トリップ生成した名前、投稿回数、称号(レベル)、更新日時という情報が記憶される。投稿時の名前には、VARCHAR型のデータが記憶される。トリップ生成した名前には、VARCHAR型のデータが記憶される。投稿回数には、INTEGER型のデータが記憶される。称号(レベル)には、VARCHAR型のデータが記憶される。更新日時には、DAYTIME型のデータが記憶される。
【0024】
なお、本発明におけるトリップ生成した名前とは、トリップ機能によって生成された名前である。このトリップ機能とは、第三者によるユーザのなりすましを防ぐ機能であり、名前欄に「名前#任意の文字列」と入力する事により、投稿後の名前が「名前+暗号化された文字列」と表示される。
【0025】
例えば、「山田太郎#Yamatyan」と入力し書き込みした場合、表示画面上では、「山田太郎+cM6p6AgBaM」と表示される。仮に、第三者が名前欄に「山田太郎+cM6p6AgBaM」と入力したとしても、「山田太郎−cM6p6AgBaM」と表示されることによって偽物であることがわかる機能である。
【0026】
さらに、投稿時にトリップ付きの名前で書き込みを行っているとレベル(称号)が上がる仕組みとなっており、そして一定レベル以上になれば画像認証コードを入力しなくても投稿を行うことができる。
【0027】
なお、以上のように、コテハン入力の実施形態を記載してきたが、本発明はこれに限定されず、携帯情報端末の機器情報を送信することによって、コテハン入力の代わりにしてもよい。この場合、名前毎の入力回数ではなく、携帯情報端末毎の入力回数を記憶し、その入力回数に応じて、レベル(称号)が上がる仕組みとなっており、そして一定レベル以上になれば画像認証コードを入力しなくても投稿を行うことができる。
【0028】
[システムの処理]
図4は、本発明にかかる電子掲示板システムに用いられる処理フローを説明するフロー図である。サーバ100は、インターネット回線300を介して、画像認証コードを含む電子掲示板の表示データをコンピュータ200に送信する。コンピュータ200は、受信した表示データに基づきディスプレイ280に電子掲示板を表示する。
【0029】
ユーザは、キーボード260を用いて、ディスプレイ280に表示された認証コード、名前(固定ハンドル付き)、及び本文などを入力する。この認証コード、名前データ、及び本文データなどを含む各種データはインターネット回線300を介して、サーバ100に送信される。サーバ100の処理部140は、各種データを受信し、ステップS10の処理を開始する。このように、キーボード260は、ユーザの操作に基づいて電子掲示板に表示させる情報を入力する入力手段の一例である。このように、処理部140は、ユーザが入力手段で情報を入力する際に、表示手段に画像認証用のコードを表示する制御手段埜市例である。
【0030】
ステップS10において、処理部140は、受信した名前データ及び本文データのデータ型がVARCHAR型であるかチェックする処理を行う。処理部140は、受信した各データのデータ型がVARCHAR型の場合、ステップS30に処理を移し、異なるデータ型の場合には、処理を中止する。
【0031】
ステップS20において、処理部140は、画像認証コードが入力されているか(画像認証コードデータを受信したか)チェックする処理を行う。処理部140は、入力されていると判断した場合には、ステップS30に処理を移し、入力されていると判断しない場合には、ステップS40に処理を移す。
【0032】
ステップS30において、処理部140は、入力された画像認証コードが正しいかチェックする処理を行う。処理部140は、正しく入力されていると判断した場合には、ステップS50に処理を移し、入力されていると判断しない場合には、処理を中止する。このように、処理部140は、入力手段で入力されたコードと、表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段の一例である。
【0033】
ステップS40において、処理部140は、記憶部120に記憶されたユーザレベル管理テーブルを参照し、投稿者のレベル(称号)は画像認証コードをスキップできるレベルに達しているかチェックする処理を行う。処理部140は、レベルに達していると判断した場合には、ステップS50に処理を移し、レベルに達していると判断しない場合には、処理を中止する。
【0034】
ステップS50において、処理部140は、投稿された内容を記憶部120の掲示板テーブルへ記憶し、本処理を終了する。このように、処理部140は、判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが電子掲示板に情報を入力可能し、計数手段に計数されたユーザ識別子毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、画像認証コードを入力しなくてもユーザが電子掲示板に情報を入力可能にする制御手段の一例である。
【0035】
また、一定間隔(例えば、1時間毎や1日毎や1週間毎など
)に投稿回数に応じたユーザレベルの集計更新を行う場合、処理部120は、掲示板テーブル(BBS_BASE)に投稿された内容(投稿回数)を元にユーザレベルを集計し、ユーザレベル管理テーブル(USER_LEVEL)に格納する。このように、処理部140は、ユーザが特定のユーザ識別子を用いて電子掲示板に入力した場合には、記憶手段にユーザ識別子毎に入力回数を計数する計数手段の一例である。
【0036】
また、書き込みが行われたスレッドをユーザが閲覧した場合、処理部120は、掲示板テーブル(BBS_BASE)とユーザレベル管理テーブル(USER_LEVEL)を結合し、投稿内容と称号を画面に表示する。
【0037】
[表示画面の説明]
図5は、本発明にかかる電子掲示板システムによってコンピュータ200に表示される表示画面を示す説明図である。図5に示すように、掲示板に投稿された投稿が、固定ハンドルで投稿した場合には、一定時間毎に自動で称号が付与される。また、画面下部に表示されるように、入力領域には、名前入力領域と、画像認証コード入力領域がある。名前入力領域は、入力が任意ではあるが、トリップ付きのコテハンで名前が入力された場合には、一定時間毎に称号(レベル)が表示される。また、画像認証コードは、画面に表示されている画像認証コードを入力する。ただし、名前入力領域に、称号が名人レベル以上のトリップ付きのコテハンで入力する場合には、画像認証コードの入力は不要である。
【0038】
図6は、本発明にかかる電子掲示板システムによってコンピュータ200に表示される表示画面を示す説明図である。図6に示すように、投稿者の名前や、名前が表示されている場合には、称号が表示されている。
【0039】
このように、電子掲示板システムにコテハンで入力が行われた場合には、入力回数を計数し、一定期間毎でのコテハンの入力回数に応じた称号をユーザに付与する。これにより、コテハンで入力する優良ユーザのロイヤリティを高めることが可能になる。さらに、称号が一定レベル以上(グランドマスター)になった場合には、画像認証コードの入力が不要となり、優良ユーザにとっては使い易くなる。
【0040】
この時に、当然悪意を持った荒らし目的のユーザがコテハンで書込みを行う場合(可能性)もある。しかし、不正な書き込みについては、ロイヤリティの高い上位レベル(称号)のボランティアの優良ユーザが通報スレッドに連絡をしてくれる可能性が高まり、管理者は1日1回の作業で悪意のある書き込みをほとんど削除可能となり、監視コストを減少することができる。
【0041】
さらに、悪意を持った投稿者は、仮に、一定レベル以上称号で、画像認証コードが不要になっていたとしても、投稿が削除され、一定期間内の投稿数(入力数)が減少するため、称号(ユーザ)レベルは低下する。このため、再び投稿時に画像認証コードの入力が必須となり、悪意を持った投稿者が、入力を行うことが困難になる。
【0042】
一方、コテハンで投稿せず名無しで投稿をしている場合には、レベルが上がらないため、投稿時に常に画像認証コードの入力が必須となる。結果として、悪意のある投稿数を減少するとともに、優良ユーザを増加することができるため、電子掲示板システムの監視に要する運用コスト(人件費)を大幅に軽減する事ができる。
【0043】
[別例]
本発明は、以下のようなものでもあってもよい。
電気通信回線に接続され、画像認証用コードを入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、
受信した名前データ及び本文データのデータ型が所定のデータ型かチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信したかチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信した場合、受信した画像認証コードが正しいかチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信していない場合、ユーザテーブルを参照し、画像認証コードの入力が不要なユーザか否かをチェックするステップと、
受信した画像認証コードが正しい場合、又は、画像認証コードが不要な投稿者の場合、受信した名前データ及び本文データを掲示板テーブルに記憶するステップと、
一定間隔にユーザ毎の入力回数を計数し、画像認証コードの入力が必要か不要か設定するステップとを備える電子掲示板用のプログラムであってもよい。
【0044】
また、本発明は、以下のようなものでもあってもよい。
電気通信回線に接続され、携帯情報端末を用いて入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムに用いられるプログラムであって、
受信した携帯情報端末データ及び本文データのデータ型が所定のデータ型かチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信したかチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信した場合、受信した画像認証コードが正しいかチェックするステップと、
画像認証コードデータを受信していない場合、携帯情報端末テーブルを参照し、画像認証コードの入力が不要な携帯情報端末からの入力か否かをチェックするステップと、
受信した画像認証コードが正しい場合、又は、画像認証コードが不要な投稿者の場合、受信した携帯情報端末データ及び本文データを掲示板テーブルに記憶するステップと、
一定間隔に携帯情報端末毎の入力回数を計数し、画像認証コードの入力が必要か不要か設定するステップとを備える電子掲示板用のプログラムであってもよい。
【符号の説明】
【0045】
100 サーバ
120 記憶部
140 処理部
160 操作部
180 表示部
200 コンピュータ
220 本体
260 キーボード
280 ディスプレイ
300 インターネット回線


【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気通信回線に接続され、画像認証用コードを入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムであって、
ユーザの操作に基づいて電子掲示板に表示させる情報を入力する入力手段と、
ユーザが前記入力手段で情報を入力する際に、表示手段に前記画像認証用のコードを表示する制御手段と、
前記入力手段で入力されたコードと、前記表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段と、
ユーザが特定のユーザ識別子を用いて電子掲示板に入力した場合には、記憶手段に前記ユーザ識別子毎に入力回数を計数する計数手段とを備え、
前記制御手段は、
前記判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にし、
前記計数手段に計数された前記ユーザ識別子毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、前記画像認証コードを入力しなくてもユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にすることを特徴とする電子掲示板システム。
【請求項2】
電気通信回線に接続され、ユーザが携帯情報端末を用いて画像認証用コードを入力することにより、情報が入力可能になる電子掲示板システムであって、
ユーザが前記携帯情報端末で情報を入力する際に、前記携帯情報端末の表示手段に前記画像認証用のコードを表示させるデータを送信する制御を行う制御手段と、
前記携帯情報端末で入力されたコードと、前記表示手段で表示された画像認証用のコードが一致するか判定する判定手段と、
記憶手段に前記携帯情報端末毎に入力回数を計数する計数手段とを備え、
前記制御手段は、
前記判定手段が一致すると判定した場合には、ユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にし、
前記計数手段に計数された前記携帯情報端末毎の入力回数が所定回数を超えた場合には、前記画像認証コードを入力しなくてもユーザが前記電子掲示板に情報を入力可能にすることを特徴とする電子掲示板システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−8665(P2012−8665A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142116(P2010−142116)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【出願人】(510175311)Net Solution株式会社 (1)
【Fターム(参考)】